JPH11166327A - 立体収容庫 - Google Patents

立体収容庫

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JPH11166327A
JPH11166327A JP35210097A JP35210097A JPH11166327A JP H11166327 A JPH11166327 A JP H11166327A JP 35210097 A JP35210097 A JP 35210097A JP 35210097 A JP35210097 A JP 35210097A JP H11166327 A JPH11166327 A JP H11166327A
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Yasuhisa Choshoin
泰久 長松院
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Abstract

(57)【要約】 【課題】収容部が多段に設けてある棟の側部に昇降台を
備えている立体収容庫において単位面積当りの収容台数
を増やすことにより、自動車等を収容する商用の立体収
容庫として、採算の問題等、需要者側の要求に十分に応
えることができるようにする。 【解決手段】立体収容庫(P) は、収容部(130)(140)が多
段に設けられ対峙して立設されている収容棟(1)(1a)
と、収容棟(1)(1a) 間を昇降可能な昇降台(2) と、収容
棟(1)(1a) の各収容部(130)(140)に収容してあり、収容
部(130)(140)と昇降台(2) との間で移動可能な積載パレ
ット(3) と、昇降台(2) を昇降させる昇降駆動手段と、
積載パレット(3) を移行させる移行駆動手段を備えてい
る。収容部(130)(140)には移行レール(132) が設けてあ
り、昇降台(2) には移行レール(241) が設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等を多段に収
容できる立体収容庫に関するものである。更に詳しく
は、収容部と積降ろし部の間で昇降台を介して積載パレ
ットを移動させることにより自動車等の入出庫ができる
ようにし、構造が比較的簡単で収容効率にも優れた立体
収容庫に関する。
【0002】
【従来技術】有料駐車場などでは、土地を有効利用する
ために、自動車を多段に収容できる立体車庫を導入する
ところが増えてきたが、従前の立体車庫は、タワービル
型のような大規模なものもあるが、二段の収容部を有す
るものが主流であった。その構造は、例えば支柱に沿っ
て昇降可能な積載パレットを備え、二台収容するときに
は、一台を積載パレットに載せて上昇させ、他の一台は
積載パレットの下方に収容するようにしたものである。
【0003】この構造のものは比較的安価につくること
ができるので、小規模な有料駐車場でも導入しやすいと
いう利点があったが、積載パレットを支柱に沿って昇降
させるという構造上、三段目以上の収容部を設けること
は、限られた設置面積では困難である。従って、単位設
置面積当りの収容効率は良いとはいえなかった。これを
解消する手段として、本発明者は特開平9−13731
号公報において「立体収容庫」を提案している。この立
体収容庫は、積載パレット昇降型の立体車庫と比較した
場合には収容効率に優れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記立体収容
庫には、次のような課題があった。すなわち、立体収容
庫には、自動車を昇降させる昇降台に対し、自動車を収
容する収容部を多段に備えた収容棟が一棟しか設けられ
ていないために、立体収容庫を商用とするには単位設置
面積当りの収容台数が少なく、採算の問題等、需要側の
要求に十分に応えることができなかった。また、昇降台
が片持ち型すなわち一方の端部のみを吊っているため
に、自動車等が積載された場合、昇降台及び昇降ガイド
部に無理な力がかかりやすく、耐久性や安全性の点で十
分とはいえなかった。
【0005】本発明は上記課題を解消するもので、収容
部が多段に設けてある棟の側部に昇降台を備えている立
体収容庫において、単位面積当りの収容台数を増やすこ
とにより、自動車等を収容する商用の立体収容庫とし
て、採算の問題等、需要者側の要求に十分に応えること
ができるようにすることを目的とする。また、昇降台及
び昇降ガイド部に無理な力がかかりにくいようにして、
耐久性や安全性を向上させることを目的とする。
【0006】
【目的を達成するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次の通りである。第1の発明に
あっては、収容部が多段に設けられ対峙して立設されて
いる収容棟と、上記収容棟間に設けられ、収容棟に沿っ
て昇降する昇降台と、上記収容棟の各収容部に収容して
あり、入庫の際には収容部から昇降台へ移行し、昇降台
と共に昇降して積降ろし部において収容物を積載して収
容部へ戻り、出庫の際には収容物を積載した状態で昇降
台へ移行し、積降ろし部において収容物を降ろして収容
部へ戻るようにしてある積載パレットと、を備えている
ことを特徴とする、立体収容庫である。
【0007】第2の発明にあっては、収容部が多段に設
けられ対峙して立設されている収容棟と、上記収容棟間
に設けられ、収容棟に沿って昇降する昇降台と、上記収
容棟の各収容部に収容してあり、各収容部と上記昇降台
との間で移動可能な積載パレットと、上記昇降台を昇降
させる昇降駆動手段と、上記積載パレットを移行させる
移行駆動手段と、を備えており、上記収容部は、上記積
載パレットを収容部の所定位置へ案内する案内手段と、
上記積載パレットを収容部の所定位置で固定する固定手
段と、を備えており、上記昇降台は、上記積載パレット
を上記収容部の案内手段側へ案内する案内手段と、上記
積載パレットを昇降台の所定位置に固定する固定手段
と、を備えていることを特徴とする、立体収容庫であ
る。
【0008】第3の発明にあっては、上記昇降台は、上
記収容棟にそれぞれ設けてある昇降ガイド部に沿って昇
降するようにしてあることを特徴とする、第1または第
2の発明に係る立体収容庫である。
【0009】(作用)立体収容庫に自動車等の収容物を
入庫するときには、昇降駆動手段によって、自動車の入
庫箇所となる収容部の高さまで昇降台を上昇または下降
させて停止させる。収容部の案内手段に載っている積載
パレットを、移行駆動手段によって収容部の案内手段か
ら昇降台の案内手段へ移行させ、固定手段により所定位
置に固定する。そして、昇降駆動手段によって昇降台を
昇降させ、積降ろし部に移動させる。
【0010】積降ろし部に停止した昇降台の積載パレッ
トの上に自動車を乗り入れる。昇降駆動手段によって、
積載パレットを取り出した上記収容部の高さまで昇降台
を上昇させる。固定手段を解除し、移行駆動手段によっ
て、自動車が載置された積載パレットを収容部の案内手
段上に移行させる。積載パレットが所定位置に移動した
ら収容部の固定手段により、積載パレットを固定する。
自動車を出庫するときには、自動車が積載された積載パ
レットを上記と同様にして積降ろし部に移動させ、自動
車を降ろす。そして、積載パレットを元の収容部に戻
し、収容しておく。
【0011】本発明に係る立体収容庫は、上記したよう
に自動車等を積載する移動可能な積載パレットを、収容
棟に多段に設けられた収容部と積降ろし部との間で移動
させることにより入出庫を行うことができる。また、一
台の昇降台に対して収容棟が複数設けてあるので、単位
面積当りの収容台数を増やすことができ、従来型の立体
収容庫を併設する場合と比較してコストも安価にでき
る。従って、自動車等を収容する商用の立体収容庫とし
て、採算の問題等、需要者側の要求に十分に応えること
ができる立体収容庫を提供することができる。
【0012】昇降台が、対峙して立設された収容棟にそ
れぞれ設けてある昇降ガイドに沿って昇降するようにし
てあるものにあっては、昇降台及び昇降台に積載される
自動車等の重量は、各昇降ガイド部にバランスよくかか
るようにすることができ、無理な力がかかりにくい。従
って、昇降台及び昇降ガイド部の耐久性と安全性が向上
する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明を図面に示した実施の形態
に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る立体
収容庫の実施の形態を示す正面図、図2は図1における
A−A断面図、図3は図2におけるB−B断面図、図4
は収容部と昇降台及び積載パレットの構造を示し、一方
の収容棟の図示を省略した要部斜視図である。なお、本
実施の形態の説明における「前後、左右」の用語は図1
を基準にして使用している。
【0014】符号Pは立体収容庫で、二棟の収容棟1、
1aと、この収容棟1、1a間で昇降する昇降台2を備
えている。収容棟1と収容棟1aは、昇降台2を中心と
して対象構造であるので、ここでは収容棟1の構造を詳
細に説明し、収容棟1aの構造については説明を省略す
る。なお、収容棟1aを示した図面においては、収容棟
1と同一または同等箇所には、基本的に同一の符号を付
して示す。収容棟1は鉄骨で枠組されたフレーム10を
備えている。フレーム10には四本の支柱が設けてあ
る。これら支柱は、フレーム10外側(図1において左
側)の二本の支柱11と、内側の二本のガイド支柱12
からなる。
【0015】各支柱11と各ガイド支柱12の間には、
二段目に当たる棚枠13と三段目に当たる棚枠14が水
平に掛け渡して設けてある。また、各支柱11と各ガイ
ド支柱12の最上部には天枠15が同様に設けてある。
これにより、フレーム10の内部には、一段目に第1収
容部100、二段目に第2収容部130、三段目に第3
収容部140が設けてある。また、第2収容部130と
第3収容部140の側部には補強部材131、141が
X状に設けてある。
【0016】ガイド支柱12の上端部には支持台120
が設けてある。支持台120の内側には回転軸121が
軸受122を介して軸支してある。回転軸121の両端
部寄りには吊りスプロケット123が設けてある。ま
た、回転軸121のうち後部側の吊りスプロケット12
3近傍にはギヤ124が設けてある。ギヤ124は、天
枠15に固定された昇降駆動手段を構成するモーターM
1により駆動され、回転軸121は正逆方向に回転する
ようにしてある。
【0017】支持台120のうち、回転軸121の左側
には回転軸125が軸受122を介して軸支してある。
回転軸125の両端部寄りには押えスプロケット126
が設けてある。また、各支柱11の上端部には支持台1
10が設けてある。支持台110には回転軸111が軸
受112を介して軸支してある。回転軸111の両端部
寄りには吊りスプロケット113が設けてある。
【0018】両側の吊りスプロケット123、押えスプ
ロケット126、及び吊りスプロケット113には、左
右方向に吊りチェーンC1、C2が回し掛けてある。吊
りチェーンC1、C2は吊りスプロケット123の上側
から押えスプロケット126の下側へ回すことにより、
その張力を利用して各スプロケットから外れにくいよう
にしてある。なお、吊りチェーンC1、C2は、上記各
吊りスプロケットやモーターM1と共に昇降駆動手段を
構成している。
【0019】吊りチェーンC1、C2の外側の先端部に
は、鉄板状のバランスウエイト16が取り付けてある。
バランスウエイト16は、断面コ状の支柱11の向かい
合わせにした開放部114(図3参照)間に昇降可能に
嵌め入れてあり、支柱11から左右方向には外れないよ
うになっており、安定して昇降するようにしてある。ま
た、吊りチェーンC1、C2の内側の先端部には、昇降
台2が取り付けてある。昇降台2は、収容棟1と収容棟
1aの間に位置している。昇降台2の構造については後
述する。
【0020】第2収容部130と第3収容部140に対
応する棚枠13、14には、それぞれ積載パレット3が
載置収容されている(図4参照)。積載パレット3は前
部両端部が一部切り欠かれたほぼ長方形の板状体である
積載板30を備えている。積載板30は、各収容部13
0、140にほぼ収まる大きさに形成されている。積載
板30の底面の四箇所には、走行車輪31を備えてい
る。積載板30の内側の前後端部に設けてある切欠部3
2の内端部には、係止片33が前後側へ張り出して設け
てある。
【0021】そして、積載パレット3は、棚枠13、1
4に左右方向に平行に並設してある案内手段である二本
の移行レール132に各走行車輪31を載せ、移行レー
ル132に沿って左右方向に移動可能に載置されてい
る。なお、積載パレット3の左端面には、固定手段を構
成する電磁石34が二箇所に設けてある。電磁石34
は、移行レール132の左端部に設けてある磁着片13
3に接面するようにしてある。
【0022】上記昇降台2は、H型鋼であるガイド支柱
12に沿って、上記したように収容棟1と収容棟1aの
間で昇降できるようにしてある。昇降台2は、ほぼ長方
形に枠組された基台20を備えている。基台20の左右
側の前後両端部には、収容棟1、1aの上記ガイド支柱
12に昇降可能に嵌め込まれるスライダー21が設けて
ある(図4では収容棟1a側のスライダーは図示を省略
している)。各スライダー21の内部には、内側の下部
側にローラー22が設けてあり、外側の上部側の前後壁
にそれぞれローラー23が設けてある。そして、各スラ
イダー21はローラー22が、ガイド支柱12の前部壁
に沿って設けられた昇降ガイド部を構成するガイド部材
127に内側から当接するように、また、各ローラー2
3がガイド支柱12の前部壁の後面に当接するようにし
て嵌め込まれている。
【0023】基台20の前後端寄りの上面側には、左右
方向に設けられた連結部材24、24が平行に設けられ
ている。各連結部材24の右端部には、回転軸25が前
後に配置された軸受26を介して軸支してある。回転軸
25のうち軸受26内側にはスプロケット27が設けて
ある。なお、回転軸25は後で説明する連結部材240
を回転可能に貫通させてある(図4参照)。各連結部材
24の左端部には、それぞれ軸受26が取り付けてあ
り、軸受26の回転軸内側にはスプロケット28が取り
付けてある。そして、前後両側のスプロケット27、2
8間には、移行駆動手段を構成する移行チェーンC3、
C4が左右方向に無端状に回し掛けてある。基台20の
右側後部には、回転軸25をダイレクトドライブするモ
ーターM2が設けてある。なお、モーターM2は正逆回
転し、移行チェーンC3、C4を往復周動させる。
【0024】移行チェーンC3、C4の内側部には、ス
プロケット27、28間で移動する係止具29がそれぞ
れ内側へ突出して設けてある。係止具29は、左右方向
に所要の間隔をおいて固定された挟み部材290、29
0からなり、両挟み部材290の位置を上記積載パレッ
ト3の係止片33を挟んで位置するよう合せることによ
り、上下方向に通り抜けが可能である。また、係止片3
3と係止具29の高さを合わせたときには、係止具29
の左右方向の移動に伴って、係止片33がいずれか一方
の挟み部材290で押され、積載パレット3が左右方向
に移動する。
【0025】各連結部材24の内方には連結部材24
0、240が平行に設けてある。連結部材240は連結
部材24より高い位置に設けてあり、上記したように回
転軸25が回転可能に貫通させてある。連結部材240
の上面部には、上記棚枠13、14に設けてある移行レ
ール132に対応する案内手段である移行レール241
が全幅にわたり設けてある。各移行レール241は、移
行レール132と同じ高さになったときに、移行レール
132とほぼ隙間がないように連続し、積載パレット3
の移行がスムーズにできるようにしてある。また、各移
行レール241には、それぞれ二箇所に上記車輪31が
はまり込む凹部242が設けてある。
【0026】各移行レール241の内方には、収容棟1
aに収容される積載パレット3aを移行させる移行チェ
ーンC5、C6が設けてある。すなわち、前後に所要間
隔で並設された連結部材243、244の左右端部側に
は軸受26が取り付けてある。連結部材243、244
は上記連結部材24と同じ高さになるよう設けてある。
左側の軸受26間には、前後方向に回転軸25aが軸支
されている。移行チェーンC5、C6の中間部には回転
軸25aをダイレクトドライブするモーターM3が設け
てある。なお、モーターM3は正逆回転し、移行チェー
ンC5、C6を往復周動させる。
【0027】回転軸25aのうち軸受26内方にはスプ
ロケット27aが取り付けてある。また、右側の軸受2
6の回転軸にはそれぞれ内方にスプロケット28aが取
り付けてある。そして、上記移行チェーンC5、C6は
スプロケット27a、スプロケット28a間に左右方向
に回し掛けてある。移行チェーンC5、C6には、移行
チェーンC3、C4と同様にスプロケット27a、28
a間で移動する挟み部材290、290からなる係止具
29がそれぞれ設けてある。なお、収容棟1aの収容部
130、140に収容される積載パレット3aは、移行
チェーンC5、C6に設けられた係止具29で移行方向
に挟まれる係止片33aの間隔が、移行チェーンC5、
C6の間隔に対応して前後方向に狭くなっている点を除
いては、上記積載パレット3と同様の構造を有してい
る。
【0028】また、収容棟1aには、上記収容棟1と同
様の構造によってバランスウエイト16が設けられてお
り、自動車を積載した場合にも、昇降台2がほぼ水平な
状態で昇降できるようにしている。なお、上記バランス
ウエイト16の重さは、双方で積載パレット3または積
載パレット3aが載置されている状態の昇降台2よりや
や軽くなるよう設定されている。また、吊りチェーンC
1、C2の長さは昇降台2が第1収容部の最下部まで下
りたときに、バランスウエイト16が支柱11の最上部
まで上昇するように設定されている。
【0029】(作用)図1ないし図4を参照して立体収
容庫Pの作用を説明する。立体収容庫Pの収容棟1の第
3収容部140に自動車を入庫するときには、次のよう
に行なう。 (1)モーターM1が作動し、自動車を収容する箇所で
ある第3収容部140が設けてある棚枠14の高さまで
昇降台2を上昇させる。このとき、昇降台2の移行チェ
ーンC3、C4に設けてある係止具29はスプロケット
28近傍の左端部まで移動させてあり、棚枠13の第2
収容部130に収容してある積載パレット3の係止片3
3を挟み部材290、290で左右方向に挟むようにし
てすり抜ける。また、停止位置では、移行レール132
と移行レール241の高さは同じになっており、係止具
29は積載パレット3の係止片33と同じ高さにあっ
て、挟み部材290で係止片33を左右から挟む位置
(接してはいない)に位置している。
【0030】(2)電磁石34による磁着片133との
磁着を解除し、モーターM2が作動して移行チェーンC
3、C4を駆動し、係止具29を右方へ移動させる。こ
れに伴い、積載パレット3は右方へ移動し、棚枠14の
移行レール132から昇降台2の移行レール241へ移
行し、各車輪31が移行レール241の凹部242には
まり込んで昇降台2上に簡易的に固定される。なお、こ
の際の積載パレット3の固定をより確実にするために、
電磁石による磁着等の他の固定手段を併用することは任
意である。
【0031】(3)モーターM1が作動し、積載パレッ
ト3を載せた昇降台2を一階まで下降させる。そして、
自動車を積載パレット2上に乗り入れ、車止めなどを使
用して固定する。 (4)モーターM1が作動し、昇降台2を上記積載パレ
ット3を取り出した棚枠14の高さまで上昇させる。
【0032】(5)モーターM2が作動し、移行チェー
ンC3、C4の係止具29が左方へ移動し、積載パレッ
ト3は自動車を載せたまま、棚枠14の移行レール13
2へ移行する。そして、積載パレット3は、電磁石34
を磁着片133に磁着させて棚枠14に固定される。な
お、移行チェーンC3、C4は積載パレット3を移行さ
せた後、逆転して10mm程度移動し、挟み部材29
0、290の中間部に係止片33が位置するようにす
る。これは、昇降台2の昇降時の係止片33に対する係
止具29のすり抜けを確実に行うためである。また、昇
降台2はその位置で待機するが、一階で待機するように
してもよい。
【0033】上記操作により、自動車を棚枠14の第3
収容部140に収容することができる。また、自動車を
出庫する場合は、上記した積載パレット3を一階まで下
ろす操作と同様に行なえばよい。一段目の第1収容部1
00については、昇降台2は使用せず、図1において前
後方向から直接に入出庫を行なう。なお、自動車を収容
棟1a側の収容部130、140に入出庫する場合は、
移行チェーンC5、C6によって積載パレット3aを移
行させるという点を除いては、上記した収容棟1側の収
容部130、140に入出庫する場合とほぼ同様に行わ
れる。
【0034】本実施の形態では、収容棟1、1aが三階
構造でそれ程高くないために、昇降台2は積載パレット
3を収容した高さまたは一階で待機させるようにしても
問題はない。しかし、収容棟1、1aを、例えば十台ず
つ収容可能なような高層構造にする場合は、昇降台2の
昇降距離を短くして迅速な入出庫ができるように、昇降
台2を高さ方向の中間位置である五階と六階の間で待機
させるようにすることもできる。
【0035】本明細書で使用している用語と表現は、あ
くまでも説明上のものであって、なんら限定的なもので
はなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等
価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の
技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明に係る立体収容庫は、自動車等を積載する
移動可能な積載パレットを、収容棟に多段に設けられた
収容部と積降ろし部との間で移動させることにより入出
庫を行うことができる立体収容庫において、一台の昇降
台に対して収容棟が複数設けてあるので、単位面積当り
の収容台数を増やすことができ、従来型の立体収容庫を
併設する場合と比較してコストも安価にできる。従っ
て、自動車等を収容する商用の立体収容庫として、採算
の問題等、需要者側の要求に十分に応えることができる
立体収容庫を提供することができる。
【0037】(b)昇降台が、対峙して立設された収容
棟にそれぞれ設けてある昇降ガイドに沿って昇降するよ
うにしてあるものにあっては、昇降台及び昇降台に積載
される自動車等の重量は、各昇降ガイド部にバランスよ
くかかるようにすることができ、無理な力がかかりにく
い。従って、昇降台及び昇降ガイド部の耐久性と安全性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る立体収容庫の実施の形態を示す正
面図。
【図2】図1におけるA−A断面図。
【図3】図2におけるB−B断面図。
【図4】収容部と昇降台及び積載パレットの構造を示
し、一方の収容棟の図示を省略した要部斜視図。
【符号の説明】
P 立体収容庫 1、1a 収容棟 10 フレーム 11 支柱 110 支持台 111 回転軸 112 軸受 113 吊りスプロケット 114 開放部 12 ガイド支柱 120 支持台 121 回転軸 122 軸受 123 吊りスプロケット M1 モーター 124 ギヤ 125 回転軸 126 押えスプロケット 127 ガイド部材 C1、C2 吊りチェーン 13、14 棚枠 15 天枠 100 第1収容部 130 第2収容部 140 第3収容部 131、141 補強部材 132 移行レール 133 磁着片 16 バランスウエイト 2 昇降台 20 基台 21 スライダー 22、23 ローラー 24 連結部材 240 連結部材 241 移行レール 242 磁着片 243、244 連結部材 25 回転軸 26 軸受 27、28 スプロケット 27a、28a スプロケット C3、C4 移行チェーン M2 モーター 29 係止具 290 挟み部材 3、3a 積載パレット 30 積載板 31 走行車輪 32 切欠部 33、33a 係止片 34 電磁石 C5、C6 移行チェーン M3 モーター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容部(130)(140)が多段に設けられ対峙
    して立設されている収容棟(1)(1a) と、 上記収容棟(1)(1a) 間に設けられ、収容棟(1)(1a) に沿
    って昇降する昇降台(2) と、 上記収容棟(1)(1a) の各収容部(130)(140)に収容してあ
    り、入庫の際には収容部(130)(140)から昇降台(2) へ移
    行し、昇降台(2) と共に昇降して積降ろし部において収
    容物を積載して収容部(130)(140)へ戻り、出庫の際には
    収容物を積載した状態で昇降台(2) へ移行し、積降ろし
    部において収容物を降ろして収容部(130)(140)へ戻るよ
    うにしてある積載パレット(3) と、を備えていることを
    特徴とする、立体収容庫。
  2. 【請求項2】 収容部(130)(140)が多段に設けられ対峙
    して立設されている収容棟(1)(1a) と、 上記収容棟(1)(1a) 間に設けられ、収容棟(1)(1a) に沿
    って昇降する昇降台(2) と、 上記収容棟(1)(1a) の各収容部(130)(140)に収容してあ
    り、各収容部(130)(140)と上記昇降台(2) との間で移動
    可能な積載パレット(3) と、 上記昇降台(2) を昇降させる昇降駆動手段と、 上記積載パレット(3) を移行させる移行駆動手段と、を
    備えており、 上記収容部(130)(140)は、 上記積載パレット(3) を収容部(130)(140)の所定位置へ
    案内する案内手段と、 上記積載パレット(3) を収容部(130)(140)の所定位置で
    固定する固定手段と、を備えており、 上記昇降台(2) は、 上記積載パレット(3) を上記収容部(130)(140)の案内手
    段側へ案内する案内手段と、 上記積載パレット(3) を昇降台(2) の所定位置に固定す
    る固定手段と、を備えていることを特徴とする、 立体収容庫。
  3. 【請求項3】 上記昇降台(2) は、上記収容棟(1)(1a)
    にそれぞれ設けてある昇降ガイド部に沿って昇降するよ
    うにしてあることを特徴とする、 請求項1または2記載の立体収容庫。
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