JPH11166242A - 地下空間構築方法および地下空間構築時の支保工構造 - Google Patents

地下空間構築方法および地下空間構築時の支保工構造

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JPH11166242A
JPH11166242A JP9332848A JP33284897A JPH11166242A JP H11166242 A JPH11166242 A JP H11166242A JP 9332848 A JP9332848 A JP 9332848A JP 33284897 A JP33284897 A JP 33284897A JP H11166242 A JPH11166242 A JP H11166242A
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JP
Japan
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pile
underground space
building
girder
ground
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JP9332848A
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Isamu Tsujino
勇 辻野
Masakazu Fujita
雅一 藤田
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TSUJINO KENSETSU KK
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TSUJINO KENSETSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、既存の建物の下に地下空間を構築
するための地下空間構築方法に関し、既存の建物を移動
することなく、簡易な設備で地下空間を構築することが
できる地下空間構築方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 地盤上に立設された既存の建物の下部
に、水平方向に沿って受桁を配置する受桁配置工程と、
建物の周囲の地盤に、鉛直方向に向けて杭を打設する杭
打設工程と、杭と受桁とを連結する受桁連結工程と、建
物の下部の地盤を、山留めを行いながら掘削して地下空
間を形成する掘削工程とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既存の建物の下に
地下空間を構築するための地下空間構築方法および地下
空間構築時の支保工構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、規制緩和により、地下室等を設置
する一般住宅が増えており、これに伴い、既存の建物の
下に、地下室あるは駐車場等の地下空間を構築したいと
いう要望が増大している。
【0003】従来、既存の建物の下に地下空間を構築す
るための地下空間構築方法として、例えば、特許205
6500号公報等に開示されているものが知られてい
る。図21は、この種の地下空間構築方法を示してお
り、先ず、既存の建物1の周囲に沿って、地盤3上に突
出する複数の杭5が打設される。次に、建物1の基礎1
aに、杭5を挿通して複数のセンターホールジャッキ7
が固定され、各センターホールジャッキ7が、敷地内に
設置されたジャッキアップコントロール装置9に接続さ
れる。
【0004】そして、ジャッキアップコントロール装置
9の制御により、建物1が水平を保持しながら上昇され
る。この後に、例えば、杭5を親杭として利用するか、
新たに親杭打ち横矢板工法により、親杭の間に横矢板を
配置して山留めを行いながら地盤3が掘削される。そし
て、床面,壁面および天井に、コンクリートが打設さ
れ、コンクリートの養生後に、内装が行われ、地下室等
の地下空間が完成する。
【0005】ここで、壁面にコンクリートを打設する際
には、一般に、図22に示すように、親杭11の内側に
せき板13が配置され、親杭11とせき板13との間に
鉄筋15が配筋されるコンクリート打設空間17が形成
される。そして、親杭11とせき板13との固定は、支
保用の単管パイプ19およびコンクリート打設空間17
内に配置されるフォームタイ形式のセパレータ21によ
り行われる。
【0006】また、補強のために、地下空間の縦横にサ
ポート23が配置される。そして、コンクリート打設空
間17にコンクリート25が打設する際に、コンクリー
ト25の重量によりせき板13に掛かる側圧が、セパレ
ータ21により支持される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の地下空間構築方法では、既存の建物を持ち上
げた後に、地盤3を掘削するため、センターホールジャ
ッキ7およびジャッキアップコントロール装置9等の大
きな設備が必要になり、敷地が狭い場合には、設備の設
置が困難になり、地下空間を構築できないという問題が
あった。
【0008】また、既存の建物を持ち上げなくてはなら
ないため、水道管およびガス管等の既存設備の遮断工事
等が必要になるという問題があった。さらに、従来の地
下空間構築時の支保工構造では、コンクリート打設空間
17に打設されるコンクリート25中に、セパレータ2
1が埋設されてしまうため、セパレータ21とコンクリ
ート25との間の僅かな隙間と通って、地下水が侵入す
るという問題があった。
【0009】また、図23に示すように、セパレータ2
1に止水ゴム27を取り付けた場合にも、止水ゴム27
とコンクリート25とを隙間なく密着することは難し
く、地下水の侵入を完全に防止することは困難であっ
た。本発明は、かかる従来の問題点を解決するためにな
されたもので、既存の建物を移動することなく、簡易な
設備で地下空間を構築することができる地下空間構築方
法,および地下水の侵入を確実に防止することができる
地下空間構築時の支保工構造を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の地下空間構築
方法は、地盤上に立設された既存の建物の下部に、水平
方向に沿って受桁を配置する受桁配置工程と、前記建物
の周囲の前記地盤に、鉛直方向に向けて杭を打設する杭
打設工程と、前記杭と前記受桁とを連結する受桁連結工
程と、前記建物の下部の前記地盤を、山留めを行いなが
ら掘削して地下空間を形成する掘削工程とを有すること
を特徴とする。
【0011】請求項2の地下空間構築方法は、請求項1
記載の地下空間構築方法において、前記杭打設工程にお
ける前記杭の打設を、前記受桁に作用する前記建物の重
量を利用して行うことを特徴とする。請求項3の地下空
間構築方法は、請求項1または請求項2記載の地下空間
構築方法において、前記掘削工程における前記地盤の掘
削を、前記建物に近接する前記地盤の一部を開口して行
うことを特徴とする。
【0012】請求項4の地下空間構築時の支保工構造
は、山留め壁の内側に、側壁用のコンクリート打設空間
が形成されるように複数のせき板を配置してなる地下空
間構築時の支保工構造において、前記せき板の内側に、
前記コンクリート打設時に前記せき板にかかる側圧を受
ける支柱を上下方向に配置するとともに、地下空間の床
面に前記支柱の下端を支持する支持部を形成してなるこ
とを特徴とする。
【0013】(作用)請求項1の地下空間構築方法で
は、建物の下部に配置される受桁と、建物の周囲の地盤
に打設される杭とが連結され、受桁を介して建物が杭に
支持され、この状態で、建物の下部の地盤が掘削され
る。このため、既存の建物を移動することなく、地下空
間が構築される。
【0014】請求項2の地下空間構築方法では、受桁に
作用する建物の重量を利用して、杭の打設が行われるた
め、ジャッキ等の簡易な設備により、杭を打設すること
が可能にされる。このため、従来、山留め工事を行うこ
とができず、地下空間を構築できなかった狭い敷地にお
いても、容易に山留め工事を行うことが可能にされる。
【0015】請求項3の地下空間構築方法では、建物に
近接する地盤の一部を開口して、地盤の掘削が行われる
ため、狭い敷地においても、容易に地下空間が構築され
る。請求項4の地下空間構築時の支保工構造では、せき
板にかかるコンクリート打設時の側圧が、せき板の内側
に配置され下端を床面の支持部に支持した支柱により、
確実に受けとめられるため、地盤と地下空間とが、側壁
により完全に分離され、地下空間への地下水の侵入が確
実に防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の地下空間構築方法
の一実施形態(請求項1ないし請求項3に対応する)を
図面を用いて詳細に説明する。この実施形態では、図1
および図2に示すように、隣地31および道路33に囲
まれた地盤35上に立設されている既存の建物37の下
部に、例えば、地下室,駐車場等の地下空間39が構築
される。
【0017】また、この実施形態では、受桁配置工程,
杭打設工程,受桁連結工程,および掘削工程が、順次行
われ、地下空間39が構築される。すなわち、先ず、受
桁配置工程では、図3に示すように、建物37の土台3
7aを支えている布基礎41の一部が、所定間隔を置い
て取り除かれ、複数の挿通部41aが形成される。
【0018】次に、図4および図5に示すように、各挿
通部41aを挿通して、例えば、H形鋼等からなり、建
物37の両側に突出する長さの受桁43が、水平方向に
沿って配置される。次に、杭打設工程では、先ず、図6
に示すように、布基礎41の挿通部41aの下方の地盤
35が、約80〜100cmの深さまで掘削35aされ
る。
【0019】そして、例えば、長さが掘削された深さよ
り短い鋼管等からなる杭45が、鉛直方向に向けて配置
される。さらに、受桁43の下には、鋼板47が配置さ
れ、この鋼板47と杭45との間に、油圧式のジャッキ
49が配置される。そして、ジャッキ49が伸張され、
建物37の下部37bに掛かる上方に向けた押圧力の反
力により、杭45が地盤35に圧入される。
【0020】すなわち、建物37の重量を利用すること
により、杭45は容易に圧入される。次に、図7に示す
ように、ジャッキ49が伸張前の状態に戻され、ジャッ
キ49と杭45との間に駒51が配置され、再びジャッ
キ49が伸張される。そして、ジャッキ49の伸縮およ
び駒51の配置が繰り返され、杭45が所定の深さまで
圧入される。
【0021】この後に、杭45の上端に次の杭45の下
端が溶接53される。そして、上述したように、ジャッ
キ49により、杭45の圧入が繰り返され、溶接53さ
れて長尺になった杭45が、所定の深さまで圧入され
る。次に、受桁連結工程では、図8および図9に示すよ
うに、受桁43の下部に、この受桁43の配置方向と直
角に向けて延在する断面コ字状の受桁55が配置され
る。
【0022】また、この受桁55の下部には、杭45に
隣接する補強用のブラケット材57が配置される。そし
て、受桁55,ブラケット材57および杭45が相互に
溶接53され、受桁43,55およびブラケット材57
を介して、建物37が杭45により支持される。
【0023】次に、掘削工程では、先ず、図10に示す
ように、建物37に隣接するドライエリア部59の周囲
に、所定間隔をおいて、例えば、H形鋼等からなる親杭
61が圧入される。この際に、親杭61の圧入は、上述
した杭打設工程と同様にして、建物37の重量を利用し
て行われる。
【0024】この後に、ドライエリア部59を掘削しな
がら、横矢板63が設置されて、山留めが行われる。さ
らに、図11に示すように、ドライエリア部59から建
物37の下方の地盤35が掘削され、同時に、親杭61
の圧入および横矢板63による山留めが行われ、地盤3
5が所定の深さまで掘削される。
【0025】ここで、杭45が圧入されている地盤35
の山留めは、杭45の間に横矢板63を配置することに
より行われる。すなわち、図12および図13に示すよ
うに、先ず、掘削により露出された杭45の側面に、長
手方向に沿って、横断面L字状のL形鋼65が溶接され
る。次に、L形鋼65と杭45との間に形成される隙間
67に、横矢板63の一端が挟持され、山留めが行われ
る。
【0026】そして、図14および図15に示すよう
に、順次、地下空間39の周囲を掘削しれながら、横矢
板63が設置され、建物37の下に地下空間39が構築
される。以上のように構成された地下空間構築方法で
は、建物37の下部37bに配置される受桁43と、建
物37の周囲の地盤35に打設される杭45とを連結
し、受桁43を介して、建物37を杭45により支持し
た状態で、建物37の下方の地盤35を掘削したので、
既存の建物37を移動することなく、地下空間39を構
築することができる。
【0027】このため、既存の建物37を移動するため
の大型の機械等が不要になり、容易に地下空間39を構
築することができる。また、受桁43に作用する建物3
7の重量を利用して、杭45の圧入を行ったので、ジャ
ッキ49等の簡易な設備により、杭45を圧入すること
ができる。このため、従来、山留め工事を行うことがで
きず、地下空間39を構築できなかった狭い敷地におい
ても、容易に山留め工事を行い、地下空間39を構築す
ることができる。
【0028】そして、建物37に近接するドライエリア
部59の一部を開口して、地盤35の掘削を行ったの
で、狭い敷地においても、容易に建物37の下方の地盤
35を掘削することができる。図16および図17は、
本発明の地下空間構築時の支保工構造の一実施形態(請
求項4に対応する)を示している。
【0029】図において、例えば、親杭打ち横矢板工法
等により掘削された地下空間39の底部には、鉄筋コン
クリートからなる耐圧盤71が打設されている。地下空
間39の周囲には、山留め壁73の内側に沿って、せき
板75が配置され、せき板75と山留め壁73との間の
空間に、側壁用のコンクリート打設空間77が形成され
ている。
【0030】このコンクリート打設空間77には、鉄筋
79が配筋されている。せき板75に隣接する地下空間
39の内側には、所定間隔をおいて、例えば、単管パイ
プ等からなる縦端太79が、上下方向に向けて配置され
ている。また、せき板75から所定間隔をおいた内側に
は、例えば、鋼管等からなり横断面四角形形状の支柱8
1が、上下方向に向けて複数配置されている。
【0031】この支柱81の下端81aは、耐圧盤71
に形成される箱抜き穴71aに挿入され、楔82により
固定されている。支柱81の側面には、横断面L字状の
係止部材83が、支柱81から突出して固定されてい
る。各支柱81の間には、水平方向に向けて、例えば、
単管パイプ等からなる横端太85が配置され、横端太8
5の両端が係止部材83に係止されている。
【0032】そして、せき板75が、横端太85および
縦端太79を介して、支柱81により支持されている。
また、支柱81には、補強用のサポート87が固定され
ている。上述した地下空間構築時の支保工構造では、コ
ンクリート打設空間77に打設されるコンクリート89
の重量により、せき板75が地下空間39の内側に向け
て押圧され、この押圧力が、横端太85および縦端太7
9を介して支柱81を押圧する。
【0033】そして、支柱81に掛かる押圧力は、耐圧
盤71の箱抜き穴71aに固定されている支柱81の下
端81aにより、確実に受け止められ、コンクリート打
設空間77に打設されたコンクリート89の養生が行わ
れる。また、打設されたコンクリート89により、山留
め壁73と地下空間39とが、完全に分離される。
【0034】以上のように構成された地下空間構築時の
支保工構造では、せき板75に掛かるコンクリート打設
時の側圧を、せき板75の内側に配置され、下端81a
を耐圧盤71の箱抜き穴71aに固定した支柱81によ
り、確実に受け止められる構造にしたので、山留め壁7
3側の地盤35と地下空間39とを、コンクリート打設
空間77により完全に分離することができ、地下空間3
9への地下水の侵入を確実に防止することができる。
【0035】なお、上述した地下空間構築方法では、布
基礎41を土台とする建物37の下方に、地下空間39
を構築した例について述べたが、本発明はかかる実施形
態に限定されるものではなく、例えば、図18に示すよ
うに、ベタ基礎91に挿通部91aを形成することによ
り、ベタ基礎91を土台とする建物37の下方に地下空
間を構築しても良い。
【0036】また、上述した地下空間構築方法では、油
圧式のジャッキ49を用いて杭45を地盤35に圧入し
た例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定
されるものではなく、例えば、図19に示すように、回
転圧入機93を用いて杭45を地盤35に圧入しても良
い。そして、上述した地下空間構築時の支保構造では、
支柱81の下部81aを耐圧盤71の箱抜き穴71aに
支持した例について述べたが、本発明はかかる実施形態
に限定されるものではなく、例えば、図20に示すよう
に、横断面L字状のアングル部材93により、支柱81
を耐圧盤71に固定しても良い。
【0037】さらに、上述した地下空間構築方法では、
杭45および親杭61の圧入を、ジャッキ49を使用し
て行った例について述べたが、本発明はかかる実施形態
に限定されるものではなく、例えば、敷地が広く建柱車
等の大型機械が使用可能であれば、これらの機械を使用
して圧入しても良い。
【0038】
【発明の効果】請求項1の地下空間構築方法では、建物
の下部に配置される受桁と、建物の周囲の地盤に打設さ
れる杭とを連結し、受桁を介して建物を杭により支持し
た状態で、建物の下部の地盤を掘削したので、既存の建
物を移動することなく、地下空間を構築することができ
る。
【0039】請求項2の地下空間構築方法では、受桁に
作用する建物の重量を利用して、杭の打設を行ったの
で、ジャッキ等の簡易な設備により、杭を打設すること
ができる。このため、従来、山留め工事を行うことがで
きず、地下空間を構築できなかった狭い敷地において
も、容易に山留め工事を行うことができる。
【0040】請求項3の地下空間構築方法では、建物に
近接する地盤の一部を開口して、地盤の掘削を行ったの
で、狭い敷地においても、容易に建物の下の地盤を掘削
することができる。請求項4の地下空間構築時の支保工
構造では、せき板にかかるコンクリート打設時の側圧
を、せき板の内側に配置され下端を床面の支持部に支持
した支柱により、確実に受けとめられる構造にしたの
で、地盤と地下空間とを、側壁により完全に分離するこ
とができ、地下空間への地下水の侵入を確実に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地下空間構築方法の地下空間を横から
見た状態を示す説明図である。
【図2】図1の地下空間を上から見た状態を示す説明図
である。
【図3】布基礎に挿通部を形成した状態を示す断面図で
ある。
【図4】建物の下部に受桁を配置した状態を示す断面図
である。
【図5】図4の要部の詳細を示す断面図である。
【図6】ジャッキにより杭を圧入している状態を示す断
面図である。
【図7】ジャッキと杭との間に駒を配置して杭を圧入し
ている状態を示す断面図である。
【図8】受桁と杭とを固定する状態を示す断面図であ
る。
【図9】図8を別の角度からみた断面図である。
【図10】ドライエリア部の掘削を行う状態を示す説明
図である。
【図11】地下空間の周囲に順次山留めを行う状態を示
す説明図である。
【図12】杭と横矢板とをL形鋼で接続した状態を示す
断面図である。
【図13】杭と横矢板とをL形鋼で接続した状態を示す
側面図である。
【図14】地下空間の周囲に順次山留めを行う状態を示
す説明図である。
【図15】地下空間の掘削が完了した状態を示す説明図
である。
【図16】本発明の地下空間構築時の支保工構造の一実
施形態を示す断面図である。
【図17】図16の要部の詳細を示す断面図である。
【図18】ベタ基礎に挿通部を形成した例を示す断面図
である。
【図19】杭を回転圧入機により地盤に圧入する状態を
示す断面図である。
【図20】支柱をアングル部材により耐圧盤に固定した
例を示す断面図である。
【図21】従来の地下空間構築方法を示す斜視図であ
る。
【図22】従来の地下空間構築時の支保工構造を示す断
面図である。
【図23】図22の要部の詳細を示す断面図である。
【符号の説明】
35 地盤 37 建物 37b 下部 39 地下空間 43 受桁 45 杭 71 耐圧盤(床面) 71a 箱抜き穴(支持部) 73 山留め壁 75 せき板 77 コンクリート打設空間 81 支柱 81a 下端

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤上に立設された既存の建物の下部
    に、水平方向に沿って受桁を配置する受桁配置工程と、 前記建物の周囲の前記地盤に、鉛直方向に向けて杭を打
    設する杭打設工程と、 前記杭と前記受桁とを連結する受桁連結工程と、 前記建物の下部の前記地盤を、山留めを行いながら掘削
    して地下空間を形成する掘削工程と、 を有することを特徴とする地下空間構築方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の地下空間構築方法におい
    て、 前記杭打設工程における前記杭の打設を、前記受桁に作
    用する前記建物の重量を利用して行うことを特徴とする
    地下空間構築方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の地下空間
    構築方法において、 前記掘削工程における前記地盤の掘削を、前記建物に近
    接する前記地盤の一部を開口して行うことを特徴とする
    地下空間構築方法。
  4. 【請求項4】 山留め壁の内側に、側壁用のコンクリー
    ト打設空間が形成されるように、複数のせき板を配置し
    てなる地下空間構築時の支保工構造において、 前記せき板の内側に、前記コンクリート打設時に前記せ
    き板にかかる側圧を受ける支柱を上下方向に配置すると
    ともに、地下空間の床面に前記支柱の下端を支持する支
    持部を形成してなることを特徴とする地下空間構築時の
    支保工構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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