JPH11166083A - ポリエチレン系樹脂組成物 - Google Patents

ポリエチレン系樹脂組成物

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JPH11166083A
JPH11166083A JP27704898A JP27704898A JPH11166083A JP H11166083 A JPH11166083 A JP H11166083A JP 27704898 A JP27704898 A JP 27704898A JP 27704898 A JP27704898 A JP 27704898A JP H11166083 A JPH11166083 A JP H11166083A
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芳人 佐々木
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孝司 長岡
Nobuhiro Toneaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剛性、衝撃強度、ESCR、耐ドローダウン
性、肉厚均一性等に優れ、流動性が良好で、高速成形性
に優れたポリエチレン系樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 (ア)ハイロードメルトフローレート
(HLMFR)が50〜200g/10分、(イ)キャ
ピログラフ190℃でのストランドの押出時間が24秒
以上、(ウ)HLMFR測定時のダイスウェルが90%
以上、(エ)HLMFR、密度(d)およびボトルにし
た時の定圧法での耐ストレスクラッキング性(ESC
R)が式(1)の関係を満たし、(オ)20μm厚フィ
ルムで、0.5mmφ以上のフィッシュアイが認められ
ず、0.1mm以上0.5mmφ以下のフィッシュアイが10
0個/0.1m2以下であるポリエチレン系樹脂組成物。 【数1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流動性、耐ドロー
ダウン性、肉厚均一性などの成形加工特性および剛性、
耐衝撃性、耐環境亀裂性(以下、ESCRと称する。)
などの製品特性に優れ、特に高速成形可能なハイサイク
ル中空成形に適したポリエチレン系樹脂組成物に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術およびその課題】ポリエチレン系樹脂の中
空成形、射出成形、インフレーション成形、押出成形に
おいては、一般に成形加工性、および物性の良好な材料
が求められている。特に洗剤、シャンプーおよびリンス
用容器、あるいは食用油等の食品用容器等として一般的
に使用されている中空ボトルには、成形加工性、物理的
特性および化学的特性にすぐれたポリエチレン樹脂が広
く用いられている。これらの中空ボトル用途において
は、特に剛性、耐落下衝撃強度およびESCR等の特性
に優れることが要求される。また、近年ではコストダウ
ンを図るため短時間でより多くのボトルの成形が可能な
樹脂が求められている。このような要求を満たすポリエ
チレン樹脂としては、密度が高く、分子量が比較的高く
かつ分子量分布が広いものが適している。
【0003】分子量が比較的高くかつ分子量分布の広い
ポリエチレンを製造する方法としてはチーグラー型触媒
による多段重合法などが知られている。しかしこの方法
によって製造されるポリマーは、ドローダウンし易いこ
と、成形時の樹脂発熱が大きいこと、複雑な形状のボト
ルの成形が困難であること等の欠点があり、高速での中
空成形には適しておらず、しかも落下衝撃強度が小さい
という欠点があった。
【0004】これらを改良する試みとして、例えば特開
昭59-196345号公報や特開昭60-36547号公報にはチーグ
ラー型触媒による多段重合法で得られたポリエチレンに
クロム系触媒で重合されたポリエチレンを配合する方法
が記載されている。これらによれば、落下衝撃強度、E
SCR等のバランスのとれたポリエチレン樹脂の製造が
可能であるが、樹脂の流動性を良くすることは困難であ
った。また、特開平5-311016号公報には同様の多段重合
法によるポリエチレンベースのインフレーションフイル
ム用樹脂組成物が提案されているが、ドローダウン特性
等がなお不十分であった。
【0005】また、流動性が悪い樹脂を押出機を用いて
押出す場合、押出機内での樹脂の剪断発熱が大きくなる
ため、中空成形時にダイから出る樹脂の温度が高くなり
金型で樹脂を充分に冷却する時間が長くなるために成形
速度を速くすることが困難であるという問題があった。
従って、本発明の課題は、剛性、衝撃強度およびESC
R等に優れ、耐ドローダウン性や肉厚均一性に優れ、し
かも流動性がよく高速成形性に優れたポリエチレン系樹
脂組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み鋭意検討
した結果、本発明者らは、特定の特性を有するポリエチ
レン系樹脂組成物が流動性に優れ、しかもESCRが良
く、高速成形性に優れることを見出し、さらにその様な
特性を有するポリエチレン系樹脂組成物は、マグネシウ
ム化合物系チーグラー型触媒を用いて得られる特定の分
子量分布を有するポリエチレンとフィリップス型触媒を
用いて得られるポリエチレンを組み合わせることにより
得られることを見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は下記(ア)〜(オ)の
条件を満足することを特徴とするポリエチレン系樹脂組
成物を提供するものである: (ア)ハイロードメルトフローレート(HLMFR)が
50〜200g/10分、(イ)キャピログラフ190
℃でのストランドの押出時間が24秒以上、(ウ)ハイ
ロードメルトフローレート(HLMFR)測定時のダイ
スウェルが90%以上、(エ)ハイロードメルトフロー
レート(HLMFR)(単位:g/10分)、密度
(d)(単位:g/cm3)およびボトルに成形した時
の定圧法での耐ストレスクラッキング性(ESCR)
(単位:時間)の以下の式(1)
【数2】 の関係にあり、(オ)20μm厚フィルムで、0.5mm
φ以上のフィッシュアイが認められず、0.1mm以上0.5
mmφ以下のフィッシュアイが100個/0.1m2以下で
ある。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
係るポリエチレン系樹脂の(ア)HLMFR(MFRの
10倍の21.6kgの荷重における流動性を示す。)の値
は50g/10分〜200g/10分であり、好ましく
は50g/10分〜150g/10分である。HLMF
Rが50g/10分未満では、ポリエチレン樹脂の流動
性が悪くなり、押出機内での樹脂の剪断発熱が大きくな
るため、中空成形時のダイにおける樹脂温度が高くなっ
てしまい、本発明の課題である高速成形ができなくな
る。
【0009】この理由の詳細は明らかではないが、
(1)樹脂の臨界剪断速度が高くなるため、押出量を多
くしても樹脂を安定して押出すことが可能であること、
(2)押出機内におけるスクリューバレル間での樹脂の
剪断発熱が小さくなり、ダイから出た樹脂温度が低くな
るためボトルを金型で冷却する時間を短縮でき、1ボト
ルを成形する時間が短くなる結果高速成形が可能となる
ことが考えられる。樹脂のHLMFRが200g/10
分を超えると耐ドローダウン性が著しく低下し、さらに
成形されたボトルのESCRおよび耐衝撃強度が低下し
てしまう。また、密度は好ましくは0.93〜0.96g/cm
3、より好ましくは0.933〜0.957g/cm3である。0.93
g/cm3未満では剛性が低すぎたり、0.96g/cm3
超える場合は耐衝撃性、ESCRが不良となるおそれが
ある。
【0010】本発明に係る樹脂は、(イ)キャピログラ
フによる190℃でのストランドの押出時間が24秒以
上のものである。ここで用いられるキャピログラフは、
内径が9.55mm、温度が190℃の金属製炉の最下部に
口径2.095m、口長8.02mmのオリフィスを設備したも
の(東洋精機(株)製)である。炉内に15gのペレッ
ト状樹脂を挿入し十分にエアー抜をした状態で190℃
に5分間保持した後、炉の上から速度50mm/分にて
降下するピストンにて樹脂を溶融押出し、押出された溶
融樹脂がオリフェス先端から先端より14cm下方へ到
達するまでの時間(ストランド押出時間)が24秒以上
必要である。この時間が24秒未満では、中空成型時の
加工特性が著しく低下してしまう。
【0011】本発明に係る樹脂は、(ウ)ハイロードメ
ルトフローレート(HLMFR)測定時のダイスウェル
が90%以上のものである。ここで、ダイスウェルはH
LMFR測定時の樹脂ストランドの径がオリフェス径に
対してどの程度大きくなったかを示す値であり、ダイス
ウェルの値が90%未満では、中空成型時の加工特性が
著しく低下してしまう。なお、このダイスウェルの値は
以下の式によって求められる。
【数3】ダイスウェル(%)=(ストランド径(mm)
−2.095)/2.095×100
【0012】本発明に係る樹脂は、(エ)ハイロードメ
ルトフローレート(HLMFR)の値(単位:g/10
分)、密度(d)(単位:g/cm3)およびボトルに
成形した時の定圧法での耐ストレスクラッキング性(E
SCR)(単位:時間)の関係が以下の式(1)の条件
を満たす必要がある。
【数4】
【0013】ESCRは、一般的に密度が高いほど、ま
たHLMFRが大きいほど弱い。式(1)の関係を満た
すためには、HLMFRの値が大きく、密度が高く、か
つESCRが強い必要がある。ここで、ESCRは図1
(a)に正面断面図、(b)に側面断面図を示す形状を
有する扁平型ボトル(容量380ml、重量29.7g〜3
0g)を成形して測定される。この成形ボトルは、ピン
チオフ長さ(H)40mm〜43mm、下バリ長さ45
mm〜49mm、ボトルの底面角部(c)の厚みが40
0〜600μmである。このボトル5本の各々にノニオ
ン系界面活性剤(日本油脂製NS210)33%水溶液
を100ml充填、密栓し、60℃のオーブンに入れ、
ボトル内部に0.35kg/cm3の圧力をかけた状態で、
ボトルにクラックが発生するまでの時間を測定し、5本
の平均値をその値とする。HLMFRと密度(d)との
関係式(1)の値は、好ましくは3000以上である。式
(1)の値が2500未満では、中空成形性、剛性、および
ESCR特性の良好なボトルを得ることができない。
【0014】さらに、本発明に係る樹脂は、(オ)20
μm厚フィルムにおいて、0.5mmφ以上のフィッシュ
アイが認められず、0.1mm以上0.5mmφ以下のフィッ
シュアイが100個/0.1m2以下である。0.1mm以上
0.5mmφ以下のフィッシュアイが100個/0.1m2
上の場合はボトルの外観不良が発生する。ここでフィッ
シュアイの測定は、通常のインフレーション成形により
200℃、45mmφの押出機、引き取り速度40m/
分、ブロー比3にて20μm厚に成形したフィルムにつ
いて、0.1m2あたりのフィッシュアイを目視にて計量す
るものである。
【0015】本発明に係るポリエチレン系樹脂組成物
は、上記(ア)〜(オ)の条件を満足していれば特に制
限はないが、例えばその様な条件を満たすポリエチレン
系樹脂組成物は以下に記すポリエチレン(A)およびポ
リエチレン(B)を組み合わせることにより得ることが
できる。なお、本発明においては、ポリエチレンはエチ
レンの単独重合体のほか、エチレンと他のα−オレフィ
ンとの共重合体を含む。ここで共重合体を構成する他の
α−オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、1
−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル1−ペンテン、
1―オクテン等が挙げられる。
【0016】ポリエチレン(A)は、マグネシウム化合
物系チーグラー型触媒を用いて得られる高分子量成分
(a1)と低分子量成分(a2)とからなる2成分系ポ
リエチレンである。この場合の高分子量成分(a1)は
ハイロードメルトフローレート(HLMFR)が0.2g
/10分〜1.5g/10分であり、低分子量成分(a
2)はメルトフローレート(MFR)が20g/10分
〜200g/10分が好ましい。
【0017】前記高分子量成分(a1)と低分子量成分
(a2)とからなる2成分系ポリエチレンは、塩化マグ
ネシウム担持型のチーグラー触媒を用い反応器で連続的
に製造する2段重合法により製造してもよいし、あるい
は別々に重合した後ブレンドする方法によって製造して
も差支えないが、両者の分散状態等を考慮すると2段重
合法によるものが好ましい。
【0018】これらの最も好適な製造方法の一つは、例
えば特開昭58-225105号公報に開示されている塩化マグ
ネシウム担持型のチーグラー触媒を用いてパイプループ
リアクター2基を直列に繋いだ重合装置において、前段
のリアクターで高分子量成分を、後段のリアクターにお
いて低分子量の成分を連続的にスラリー重合する方法で
ある。
【0019】ポリエチレン(A)の高分子量成分(a
1)のHLMFRは、好ましくは0.2/10分〜5g/
10分、より好ましくは0.5g/10分〜2g/10分
の範囲であり、重量平均分子量としては約25万〜65
万の範囲である。HLMFRが0.2g/10分未満では
成形されたボトルにフィッシュアイが多く発生するため
外観が損なわれるとともに、ボトル底面のピンチオフ部
の融着強度が著しく低下してしまい、5g/10分を超
えるとESCR特性が大幅に低下してしまうおそれがあ
る。
【0020】また、高分子量成分(a1)の密度は、好
ましくは0.92〜0.96g/cm3、より好ましくは0.92〜
0.95g/cm3である。密度が0.92g/cm3未満の場合
はボトルの剛性が悪くなってしまい、0.96g/cm3
超える場合はESCR特性が大幅に低下してしまうおそ
れがある。
【0021】ポリエチレン(A)中の低分子量成分(a
2)のメルトフローレート(荷重2.16kgでのメルトフロ
ーレート:以下MFRと略記する。)は好ましくは20
g/10分〜200g/10分、より好ましくは50g
/10分〜160g/10分の範囲である。20g/1
0分未満であると、ポリエチレン樹脂組成物の流動性が
悪いため、成形時のダイにおける樹脂温度が高くなるお
それがあり、本発明の目的である高速成形が不可能とな
り、一方200g/10分を超えると、成形時の発煙量
が多くなり、さらにボトル底面のピンチオフ部の融着強
度が著しく低下してしまうおそれがある。
【0022】また、低分子量成分(a2)の密度は、好
ましくは0.92〜0.98g/cm3、より好ましくは0.93〜
0.97g/cm3である。0.92g/cm3未満の場合はボト
ルの剛性が悪くなり、0.98g/cm3を超えるものは製
造が困難となるおそれがある。
【0023】ポリエチレン(A)を構成する高分子量成
分と低分子量成分の割合は前者(a1)が5〜30重量
%未満、後者(a2)が95〜70重量%以上の範囲で
あり、好ましくは前者(a1)が10〜20重量%、後
者(a2)が90〜80重量%の範囲である。高分子量
成分(a1)の重量比率が5重量%未満であると、成形
品のESCRおよび耐衝撃強度が著しく低下してしま
う。また、30重量%以上となると、ポリエチレン樹脂
組成物の流動性が悪くなり、成形時のダイにおける樹脂
温度が高くなってしまい、本発明の課題である高速成形
が不可能となる。
【0024】本発明において、ポリエチレン(B)はフ
ィリップス型触媒を用い重合して得られるものであり、
そのHLMFRが好ましくは2g/10分〜20g/1
0分、より好ましくは5g/10分〜12g/10分で
あり、重量平均分子量としては約15万〜35万であ
る。密度は0.92〜0.96g/cm3、より好ましくは0.93
〜0.95g/cm3である。
【0025】ポリエチレン(B)のHLMFRが2g/
10分未満であると、ポリエチレン樹脂組成物の流動性
が低下してしまい、高速成形が実現されなくなるおそれ
がある。また、これを是正するためにはポリエチレン
(A)のメルトフローレートを高くする必要があるが、
高くするとポリエチレン樹脂組成物中にフィッシュアイ
が大量に発生してしまう。
【0026】ポリエチレン(B)のHLMFRが20g
/10分を超えると、成形されたボトルのESCRが大
幅に低下してしまうおそれがある。ポリエチレン(B)
の密度が0.92g/cm3未満であると成形されたボトル
の剛性が大幅に低下してしまい、密度が0.96g/cm3
を超えると成形されたボトルのESCRが大幅に低下し
てしまうおそれがある。
【0027】ポリエチレン(B)はフィリップス型触媒
を用いて重合されるが、このような重合体は、分子中に
長鎖の分岐があるため、高いHLMFRにおいても高い
溶融張力を示し、本発明に用いるのに最も好適な性質を
示す。なお、ここでいう長鎖の分岐は、13C−NMRに
より、J. Macromol. Sci., Rev. Macromol. Chem., Phy
s., C29(2-3), 201-317(1989)に記載の各ピークの帰属
を用いて定量することが可能である。この定量方法によ
るポリエチレン(B)成分の炭素1000個当たりの長鎖分
岐は0.05個以上が好ましく、さらに0.1個以上がより好
ましい。
【0028】前記ポリエチレン(B)を重合するフィリ
ップス型触媒は、無機物の担体にクロム化合物を担持し
たものである。フィリップス型触媒を用いない重合法で
得たポリエチレンを使用した場合には耐ドローダウン
性、ダイスウェル比、肉厚均一性が不良となってしまう
おそれがある。
【0029】本発明の樹脂組成物中のポリエチレン
(A)とポリエチレン(B)の配合割合は、ポリエチレ
ン(A)85重量%〜50重量%、ポリエチレン(B)
50〜15重量%の範囲が好ましい。ポリエチレン
(A)の比率が50重量%未満の場合(ポリエチレン
(B)の比率が50重量%を超える場合)、ESCR特
性が著しく低下し、85重量%を超える場合(ポリエチ
レン(B)の比率が15重量%未満の場合)は中空成形
時の耐ドローダウン性やスウェル特性が悪くなる。
【0030】本発明の樹脂組成物には、発明の目的を損
なわない限り、用途に応じて熱安定剤、酸化防止剤、帯
電防止剤などの添加剤あるいは顔料、充填剤あるいは他
の熱可塑性樹脂等を配合して用いても差し支えない。
【0031】
【実施例】以下、ポリエチレンの製造例、実施例および
比較例を挙げて本発明を具体的に説明するが、下記の例
により本発明は何等限定されるものではない。なお、実
施例および比較例において使用した試験法、中空成形機
および用語は以下の通りである。
【0032】MFR:ASTM D-1238に従い温度190
℃、荷重2.16kgで測定した。 HLMFR:ASTM D-1238に従い温度190℃、荷重21.
6kgで測定した。 中空成形機:90mm径押出機付き中空成形機(ベクム
社製)を用い、シリンダー設定温度170℃、ダイ設定
温度200℃、金型温度20℃にて小型ボトルを成形し
た。
【0033】押出量:前記押出機に外径13mm、内径
10.5mmの中空成形用ダイを取り付け、スクリュー回転
数75rpmにおける時間当たりの押出量を測定した。 樹脂温度:前記押出量測定時のダイ出口における樹脂の
温度を、接触式樹脂温度計で測定した。
【0034】ドローダウン:前記押出量測定時に、パリ
ソンが110cm長になるまでの時間を測定し、パリソ
ンが10cm長になるまでの時間で除した値。 パリソンダイスウェル比:前記押出量測定時に、パリソ
ン長20cmになったときのパリソン径を測定し、ダイ
の外径で除した値。
【0035】ボトルESCR:前記押出機を用いて、図
1(a)に正面断面図、(b)に側面断面図を示す38
0ml容量の偏平型ボトル(重量30g)5本の各々に
ノニオン系界面活性剤(日本油脂製 NS210)33
%の水溶液100mlを充填、密栓し、60℃のオーブ
ンに入れ、ボトル内部に0.35kg/cm2の圧力をかけ
た状態で、ボトルにクラックが発生するまでの時間を測
定し、5本の平均値をとった。
【0036】ボトル外観:上記偏平型ボトルのフィッシ
ュアイおよびピンチオフ融着部の状態を観察し、以下の
基準で評価した。 ◎…非常に良好な状態、○…良好な状態、×…悪い状
態。
【0037】アイゾット(IZOD)衝撃強度:JIS K-
7110によるノッチ付きアイゾット衝撃強度を測定した。 ボトル成形時間:前記押出機を用いて、スクリュー回転
数75rpmにおいて380ml容量の偏平型ボトル
(重量30g)1本を成形するために必要な時間であ
る。
【0038】ピンチオフ融着部形状:成形されたボトル
の底面のピンチオフ部を垂直方向に切断し、その断面を
水平方向から観察し、ピンチオフ部の肉厚の最も薄い部
分と最も厚い部分の比率を測定し以下の基準で評価し
た。 ○…ピンチオフ部の肉厚の最も薄い部分と最も厚い部分
の比率が0.8以上、 ×…ピンチオフ部の肉厚の最も薄い部分と最も厚い部分
の比率が0.8未満。
【0039】ストランドの押出時間:内径が9.55mm、
温度190℃の金属製炉の最下部に口径2.095m、口長
8.02mmのオリフィスを設備した東洋精機(株)製のキ
ャピログラフを用い、炉内に15gのペレット状樹脂を
挿入し十分にエアー抜をした状態で190℃に5分間保
持した後、炉の上から速度50mm/分にて降下するピ
ストンにて樹脂を溶融押出し、押出された溶融樹脂がオ
リフェス先端から先端より14cm下方へ到達するまで
の時間を測定した。
【0040】ストランドダイスウェル(%):HLMF
R測定時の樹脂ストランドの径(mm)を測定し、オリ
フェス径(2.095mm)に対して何%大きくなったかを
算出した。 フィッシュアイレベル:インフレーション成形により2
00℃、45mmφの押出機、引き取り速度40m/
分、ブロー比3にて20μm厚に成形したフィルムにつ
いて、0.1m2あたりのフィッシュアイを目視にて計量し
た。
【0041】ポリエチレンの製造例 (1)ポリエチレン(A−1)の重合 2基のパイプループリアクターを直列に繋いだ2段重合
用リアクターにて、イソブタンを溶媒として、特開昭58
-225105号公報の実施例1の固体触媒成分の製造法に従
って調製した固体触媒成分(マグネシウム担持チグラー
触媒)を連続的に供給し、コモノマーとしてヘキセン−
1を用い重合を開始した。排出されたポリエチレンのイ
ソブタンスラリーは、常圧に戻すことによりイソブタン
を蒸発させ、乾燥し粉末とした。このようにして重合さ
れたポリエチレン(A−1)は、高分子量成分のHLM
FRが1.0g/10分、密度が0.925g/cm3、低分子
量成分のMFRが150g/10分、密度が0.957g/
cm3であり、高分子量成分と低分子量成分の重量比率
が15対85であった。生成した重合体のHLMFRは
390g/10分、密度は0.958g/cm3であった。な
お、重量比率の測定は、予め同条件で重合し、前段での
生成量を測定した後、再度同条件で前後段の重合を行な
い、全生成量から後段の生成量を求めた。また後段の重
合で得られた重合体のHLMFR(あるいはMFR)お
よび密度は、単独のリアクターで重合した各成分を混合
し予め検量線を作製しておき、これにより求めた。
【0042】(2)ポリエチレン(A−2)の重合 高分子量成分と低分子量成分の重量比率が25対75と
なるようにした以外は、ポリエチレン(A−1)と同様
に重合を行なった。生成した重合体のHLMFRは25
0g/10分、密度は0.956g/cm3であった。
【0043】(3)ポリエチレン(A−3)の重合 高分子量成分と低分子量成分の重量比率が35対65と
なるようにした以外は、ポリエチレン(A−1)と同様
に重合を行なった。生成した重合体のHLMFRは16
0g/10分、密度は0.953g/cm3であった。
【0044】(4)ポリエチレン(A−4)の重合 高分子量成分と低分子量成分の重量比率が0対100と
なるようにした以外は、ポリエチレン(A−1)と同様
に重合を行なった。生成した重合体のMFRは150g
/10分、密度は0.957g/cm3であった。
【0045】(5)ポリエチレン(A−5)の重合 高分子量成分のHLMFRが0.7g/10分、密度が0.9
23g/cm3、高分子量成分と低分子量成分の重量比率
を25対75とした以外は、ポリエチレン (A−1)
と同様に重合を行なった。生成した重合体のHLMFR
は104g/10分、密度は0.954g/cm3であった。
【0046】(6)ポリエチレン(A−6)の重合 高分子量成分のHLMFRが0.15g/10分、密度が0.
922g/cm3、低分子量成分のMFRが300g/10
分、密度が0.960g/cm3で、高分子量成分と低分子量
成分の重量比率を15対85とした以外は、ポリエチレ
ン(A−1)と同様に重合を行なった。生成した重合体
のHLMFRは200g/10分、密度は0.958g/c
3であった。
【0047】(7)ポリエチレン(A−7)の重合 高分子量成分のHLMFRが6g/10分、密度が0.92
8g/cm3、低分子量成分のMFRが15g/10分、
密度が0.956g/cm3、高分子量成分と低分子量成分の
重量比率を25対75とした以外は、ポリエチレン(A
−1)と同様に重合を行なった。生成した重合体のHL
MFRは230g/10分、密度は0.955g/cm3であ
った。
【0048】(8)ポリエチレン(B−1)の重合 パイプループリアクター内で、イソブタンを溶媒とし
て、三酸化クロムをシリカに担持させたフィリップス触
媒を焼成して得た触媒のヘキサンスラリーを連続的に供
給し、ヘキセン−1をコモノマーとして重合を開始し
た。排出されたポリエチレンのイソブタンスラリーは、
常圧に戻すことによりイソブタンを蒸発させ、乾燥し粉
末とした。このようにして得られた重合体のHLMFR
は6.2g/10分、密度は0.938/cm3であった。また
長鎖分岐数は0.2個/1000炭素であった。
【0049】(9)ポリエチレン(B−2)の重合 HLMFRが16.1g/10分、密度が0.938g/cm3
なるようにした以外は、ポリエチレン(B−1)と全く
同様に重合を行なった。また長鎖分岐数は0.2個/1000
炭素であった。
【0050】(10)ポリエチレン(B−3)の重合 ポリエチレン(A−1)と同様の触媒とリアクターを用
い、HLMFRが6.5/10分、密度が0.938g/cm3
の共重合体を得た。
【0051】実施例1 前述したポリエチレン(A−1)とポリエチレン(B−
1)とを重量比率70対30で混合し、ついでこの混合
物に酸化防止剤として、ウルトラノックス626を30
0ppm、帯電防止剤として花王(株)製エレクトロス
トリッパーEAを1250ppm、塩素捕捉剤としてステア
リン酸カルシウム400ppmを添加し、ヘンシェルミ
キサーで十分混合した後、この混合物を(株)日本製鋼
所製CIMで240℃で押出し、さらに一軸押出機で押
出ペレタイズし、ポリエチレン組成物を製造した。この
ポリエチレン樹脂組成物のストランド押出時間、ストラ
ンドダイスウェル、HLMFRを測定した。またこのポ
リエチレン樹脂組成物を前記成形条件で成形したときの
成形特性およびESCRを始め各種物性を測定した。ボ
トル成形時間は6.8秒/本であった。これらの結果を表
1に示す。表1から明らかなように、中空成形性、物性
とも良好であった。
【0052】実施例2 ポリエチレン(A)としての高分子量成分と低分子量成
分の重量比率を25対75となるように製造条件を変更
したポリエチレン(A−2)を用いた以外は全て実施例
1と同様にしてポリエチレン組成物を得た。成形特性お
よび物性を表1に示す。表1に示されている様に、中空
成形性、物性とも良好であった。またこのときのボトル
成形時間は7.8秒/本であった。
【0053】実施例3 ポリエチレン(A−2)とポリエチレン(B−1)との
配合の重量比率を80対20とした以外は実施例2と同
様にしてポリエチレン組成物を製造した。成形特性およ
び物性を表1に示す。表1から明らかな様に、中空成形
性、物性とも良好であった。またこのときのボトル成形
時間は7.2秒/本であった。
【0054】実施例4 ポリエチレン(A−2)とポリエチレン(B−1)との
配合の重量比率を60対40とした以外は実施例2と同
様にしてポリエチレン組成物を製造した。成形特性およ
び物性を表1に示す。表1から明らかな様に、中空成形
性、物性とも良好であった。またこのときのボトル成形
時間は9.0秒/本であった。
【0055】比較例1 ポリエチレン(A)としての高分子量成分と低分子量成
分の重量比率が35対65となるように製造条件を変更
したポリエチレン(A−3)を用いた以外は全て実施例
1と同様にしてポリエチレン組成物を製造した。成形特
性および物性を表2に示す。表2から明らかな様に、中
空成形性は実用上問題はなかったが、式(1)を満足せ
ず、ESCRが悪く、また樹脂温度が240℃と高くな
ったために、ボトル成形時間は10.0秒/本と長くなっ
た。
【0056】比較例2 ポリエチレン(A)を高分子量成分と低分子量成分の重
量比率が0対100となるように製造したポリエチレン
(A−4)を用いた以外は全て実施例1と同様にしてポ
リエチレン組成物を製造した。成形特性および物性を表
2に示す。表2から明らかな様に、ストランド押出時
間、ストランドダイスウェル、および式(1)の関係を
満足せず、耐ドローダウン性が低く、中空成形性が悪く
なった。また成形したボトルのボトルESCR、および
アイゾット衝撃強度が低下した。またボトル外面にフィ
ッシュアイが発生し、ボトル底面のピンチオフ融着部の
形状も悪くなった。ボトル成形時間は6.1秒/本であっ
た。
【0057】比較例3 ポリエチレン(A−2)とポリエチレン(B−1)との
配合の重量比率を40対60とした以外は実施例2と同
様にしてポリエチレン組成物を製造した。成形特性およ
び物性を表2に示す。表2に示す様に、組成物のHLM
FRが低く、中空成形性、物性とも良好であり、実用上
問題はなかったが、樹脂温度が242℃と高くなったた
めに、ボトル成形時間は10.3秒/本と長くなった。
【0058】比較例4 ポリエチレン(B)のHLMFRが16.1g/10分とな
るように重合条件を変更したポリエチレン(B−2)を
用いた以外は比較例3と同様にしてポリエチレン組成物
を製造した。成形特性および物性を表2に示す。表から
明らかな様に、これらは式(1)を満足せず、樹脂組成
物のHLMFRが58g/10分、密度が0.948g/c
3となり、樹脂温度も226℃と低く抑えることがで
きたが、成形したボトルのボトルESCRおよびアイゾ
ット衝撃強度が著しく低下してしまった。ボトル成形時
間は8.9秒/本であった。
【0059】比較例5 高分子量成分のHLMFRが0.7g/10分、密度が0.9
23g/cm3、高分子量成分と低分子量成分の重量比率
が25対75のポリエチレン(A−5)と、ポリエチレ
ン(B−1)とを重量比率95対5で混合し、実施例1
に示したポリエチレン組成物の製造方法と同じ方法でポ
リエチレン組成物を製造した。成形特性および物性を表
2に示す。表から明らかな様に、ストランド押出時間、
ストランドダイスウェルの値は本発明樹脂組成物の要件
の範囲を外れており、耐ドローダウン性が低く、中空成
形性、融着部形状が悪くなった。
【0060】比較例6 ポリエチレン(B)成分としてチグラー系触媒で重合し
たポリエチレン(B−3)を用いた以外は実施例2と全
く同様に行なった。成形特性および物性を表2に示す。
表から明らかな様に、ストランド押出時間、ストランド
ダイスウェルの値は本発明で要求される範囲を外れ、耐
ドローダウン性が低く、中空成形性が悪くなった。
【0061】比較例7 ポリエチレン(A)の高分子量成分のHLMFRを0.15
g/10分と低くし、低分子量成分のMFRを300g
/10分と高くしたポリエチレン(A−6)を用いた以
外は、実施例1と全く同様に行なった。成形特性および
物性を表2に示す。表から明らかな様に、フィッシュア
イレベルが高く、ボトル外観および融着部形状が不良で
あった。
【0062】比較例8 ポリエチレン(A)の高分子量成分のHLMFRを6g
/10分と高くし、低分子量成分のMFRを15g/1
0分と低くしたポリエチレン(A−7)を用いた以外
は、実施例2と全く同様に行なった。成形特性および物
性を表2に示す。この樹脂組成物は式(1)を満足せ
ず、ボトルESCRが不良であった。
【0063】
【表1】
【0064】
【表2】
【0065】
【発明の効果】本発明のポリエチレン樹脂組成物は、流
動性が良好であり、中空成形時のダイから出る樹脂の発
熱が小さく高速成形が可能であり、耐ドローダウン性や
肉厚均一性が良好であり、かつ成形されたボトルの剛
性、耐衝撃性、ESCRなどの製品特性に優れていると
いう特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ESCRを測定するために用いる偏平型ボト
ルの正面断面図(a)および側面断面図(b)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長岡 孝司 大分県大分市大字中ノ洲2番地 日本ポリ オレフィン株式会社大分工場技術部内 (72)発明者 刀祢明 信弘 大分県大分市大字中ノ洲2番地 日本ポリ オレフィン株式会社大分工場技術部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(ア)〜(オ)の条件を満足するこ
    とを特徴とするポリエチレン系樹脂組成物: (ア)ハイロードメルトフローレート(HLMFR)が
    50〜200g/10分、(イ)キャピログラフ190
    ℃でのストランドの押出時間が24秒以上、(ウ)ハイ
    ロードメルトフローレート(HLMFR)測定時のダイ
    スウェルが90%以上、(エ)ハイロードメルトフロー
    レート(HLMFR)(単位:g/10分)、密度
    (d)(単位:g/cm3)およびボトルに成形した時
    の定圧法での耐ストレスクラッキング性(ESCR)
    (単位:時間)が式(1) 【数1】 の関係にあり、(オ)20μm厚フィルムで、0.5mm
    φ以上のフィッシュアイが認められず、0.1mm以上0.5
    mmφ以下のフィッシュアイが100個/0.1m2以下で
    ある。
  2. 【請求項2】 マグネシウム化合物系チーグラー型触媒
    を用いて得られる高分子量成分(a1)と低分子量成分
    (a2)とからなる2成分系ポリエチレン(A)85重
    量%〜50重量%と、フィリップス型触媒を用いて得ら
    れるポリエチレン(B)50重量%〜15重量%とから
    なり、(1)前記2成分系ポリエチレン(A)の高分子量
    成分(a1)のハイロードメルトフローレート(HLM
    FR)が0.2g/10分〜5g/10分、密度が0.92〜
    0.96g/cm3であり、低分子量成分(a2)のメルト
    フローレート(MFR)が20g/10分〜200g/
    10分、密度が0.92〜0.98g/cm3であり、かつ高分
    子量成分(a1)と低分子量成分(a2)の割合が前者
    (a1)5〜30重量%未満、後者(a2)95〜70
    重量%以上の範囲であり、(2)フィリップス型触媒を用
    いて得られるポリエチレン(B)のハイロードメルトフ
    ローレート(HLMFR)が2g/10分〜20g/1
    0分、密度が0.92〜0.96g/cm3である請求項1記載
    のポリエチレン系樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 前記マグネシウム化合物系チーグラー型
    触媒を用いて得られる2成分系ポリエチレン(A)が2
    段重合法によるものである請求項2に記載のポリエチレ
    ン系樹脂組成物。
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