JPH11165970A - エレベータの巻上機 - Google Patents

エレベータの巻上機

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JPH11165970A
JPH11165970A JP33147697A JP33147697A JPH11165970A JP H11165970 A JPH11165970 A JP H11165970A JP 33147697 A JP33147697 A JP 33147697A JP 33147697 A JP33147697 A JP 33147697A JP H11165970 A JPH11165970 A JP H11165970A
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elevator
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孝 永山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発生する騒音を抑え小形・軽量化を図ることの
できるエレベータの巻上機を得ること。 【解決手段】取付台14の上面に軸受台9A,9Bを立設
し、この軸受台9A,9Bで回転軸1Aの両側を支持す
る。この回転軸1Aには、軸受台9A,9Bの間の位置
に綱車2Aを挿入し、軸受台9Aの左側にスパイダ6を
挿入する。このスパイダ6の円筒部の外周に固定子鉄心
4aを挿入する。軸受台9Aの左側には、一対の鉄心押
え板7を立設し、この鉄心押え板7の間で固定子鉄心10
を挟み、鉄心押え7の間に溶接した継ぎ板7で固定子鉄
心10の外周を支える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの巻上
機に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来のロープトラクション式の
エレベータの巻上機の一例を示す図で、ギアレスの場合
を示す図である。図11において、図示しない平面図では
長方形に溝形鋼材の突き合せ溶接で形成された取付台14
の上面には、左右端に軸受台9Bが立設され、ボルトで
取付台14に固定されている。
【0003】これらの軸受台9Bには、回転軸1Fの両
端が遊嵌し、軸受8Bを介して両側が支えられている。
回転軸1Fの左端には、詳細省略した速度検出器33が設
置されている。
【0004】回転軸1Fには、回転子鉄心4が中央左側
に圧入され、この回転子鉄心4の外周に軸方向に形成さ
れた各スロットには、ロータバー5が挿入され、これら
のロータバー5の両端は、環状の短絡環5aでろう付さ
れている。
【0005】回転子鉄心4の中央右側には、綱車2Aが
回転軸1Fに圧入され、この綱車2Aの外周に形成され
た複数の溝には、主索3の上端が巻装されている。これ
らの主索3は図示しない昇降路を垂下し、片側には図示
しないかごが、他側には同じくつり合いおもりが吊り下
げられている。
【0006】取付台14には、フレーム28Aが下端の支え
13Bを介して載置され、図示しないボルトで取付台14に
固定されている。フレーム28Aの内周には、環状の打抜
鉄心を重ねた固定子鉄心30が圧入され、この固定子鉄心
30の両側の外周側に添設された環状の鉄心押え31でフレ
ーム28Aに固定されている。
【0007】固定子鉄心30の内周に軸方向に形成された
図示しないスロットには、固定子コイル15が挿入されて
いる。この結果、これらの回転軸1F,固定子鉄心4,
固定子鉄心30とロータバー5及び固定子コイル15など
で、かご形の誘導電動機を構成している。なお、フレー
ム28Aの両側に設けたカバーは省略している。
【0008】この誘導電動機の固定子15は、昇降路の上
端の機械室に設置された図示しない制御盤に組み込まれ
たインバータ電源から電力が供給され、このインバータ
電源の電圧と周波数によって回転速度と起動・停止が制
御され、かごは所定の階床から所定の階床へと移動す
る。
【0009】図12は、図11と異なる従来のエレベータの
巻上機の一例を示す正面図で、図12と異なるところは、
誘導電動機の特に回転軸の左側の支持構造で、他は図11
と同一である。
【0010】すなわち、フレーム28Bの左側面には、軸
受ブラケット32の外周右側に形成された嵌合部が挿入さ
れ、複数のボルトでフレーム28Bに固定されている。軸
受ブラケット32の中心には、軸受8Bが挿入され、この
軸受8Bは、回転軸1Gの左端にあらかじめ圧入されて
いる。この回転軸1Gの左端には、速度検出器33の回転
子側が固定されている。
【0011】軸受ブラケット32の左側面には、軸受押え
32aが添設され、軸受8Bの外輪は、軸受押え32aの右
側面に突設された嵌合部の端面で押圧されている。軸受
ブラケット32の左側面には、速度検出器33の固定子側が
固定されている。
【0012】このように構成されたエレベータの巻上機
においては、図11で示した巻上機と比べて、固定子鉄心
が圧入されるフレーム28の内周面と、回転軸1Gを支え
るブラケット32の嵌合部が挿入される嵌合部の内周面の
加工を同一工程で行う。したがって、回転子鉄心の外周
と固定子鉄心の内周面との同軸度の精度が上がる長所が
ある。
【0013】ところで、特に大都市の中心部に建設され
るビルは、地価に見合って高層化され、それに伴いその
ビルに設置されるエレベータは高速となる。また、かご
の利用者の輸送力を上げるために大形化され、それに伴
い、巻上機の容量も大きくなっている。
【0014】一方、エレベータの運転に伴って巻上機な
どから発生する騒音の低減化が要求され、大形化と高速
化と相矛盾する低騒音化の要請に応えなければならな
い。さらに、エレベータの据付工事を容易にするため
に、巻上機の小形化と軽量化が要求されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図11及び図
12に示した巻上機においては、固定子のコイル15で発生
する回転磁界と回転子のロータバー5との間に働く電磁
力によって、図13に示すように固定子鉄心4が僅かに歪
み、その位置も移動するので振動する。
【0016】このうち、(a)は、停止中は一点鎖線の
真円であった固定子鉄心が前後方向に長い長円となった
例を示し、(b)は、電動機の極数によって 120°間隔
で凸凹が発生した状態を、さらに(c)は90°間隔で凸
凹が発生した状態を示す。
【0017】この振動で発生する騒音は、容量の増加に
よって電動機が大形化すれば大きくなり、昇降路を経て
かごの内部だけでなく、昇降路に隣接した居室などにも
壁を伝って伝播する。
【0018】このため、図11,12で示したフレーム28
A,28Bの厚みを厚くして振幅を減らすことも考えられ
るが、すると電動機の重量が増えるので据付工期を短縮
するための軽量化の要請に応えられない。
【0019】そのため、減速機を省いてこの減速機の歯
車の噛み合いで発生する騒音を解消し、可変電圧可変周
波数のインバータ電源で誘導電動機を制御するギアレス
エレベータが採用され、騒音だけでなく、省エネルギー
と巻上機の軽量化が図られているが、高速・高階床・大
形化するかごで増加する騒音に対して、更なる低騒音化
が要請される。そこで、本発明の目的は、発生する騒音
を抑え小形・軽量化を図ることのできるエレベータの巻
上機を得ることである。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
のエレベータの巻上機は、取付台に立設された一対の軸
受台と、この軸受台に片側と他側が支持され片側の軸端
が片側の軸受台から突出した回転軸と、この回転軸に挿
入され一対の軸受台の間に設けられた綱車と、回転軸の
軸端に挿入された回転子と、取付台に支持部材を介して
支持され回転子と嵌合する固定子とを備えたことを特徴
とする。
【0021】また、特に請求項2に対応する発明のエレ
ベータの巻上機は、回転子が外周に挿着されるスパイダ
を回転子の片側の軸端に挿入したことを特徴とする。ま
た、特に請求項3に対応する発明のエレベータの巻上機
は、取付台に支え部を介して立設された一対の鉄心押え
と、この鉄心押えを結合し固定子鉄心の外周に添設され
る複数の継ぎ部材とで支持部材を構成したことを特徴と
する。
【0022】また、特に請求項4に対応する発明のエレ
ベータの巻上機は、回転軸の軸端に挿入され内周に複数
の永久磁石が配置さえた有底筒状のフレームで回転子を
構成したことを特徴とする。
【0023】また、特に請求項5に対応する発明のエレ
ベータの巻上機は、取付台の片側に回転軸の軸方向に直
線案内部を形成し、支持部材の下部に直線案内部に嵌合
する案内嵌合部を形成したことを特徴とする。
【0024】また、特に請求項6に対応する発明のエレ
ベータの巻上機は、回転子のフレームの中心部に軸受を
挿着し、片側が取付台に支持された固定子鉄心の軸の他
端を軸受で支承したことを特徴とする。
【0025】また、特に請求項7に対応する発明のエレ
ベータの巻上機は、回転子のフレームの内側の遊嵌する
固定子が外周に挿着されるスパイダを片側の軸受台の片
側に固定したことを特徴とする。
【0026】また、特に請求項8に対応する発明のエレ
ベータの巻上機は、回転子フレームの開口側に、固定子
鉄心の外周と係合する案内具を設けたことを特徴とす
る。また、特に請求項9に対応する発明のエレベータの
巻上機は、回転軸の軸端に同軸連結部を形成し、回転子
のフレームの中心部に、同軸連結部と嵌合するボス側連
結部を形成したことを特徴とする。
【0027】さらに、請求項10に対応する発明のエレベ
ータの巻上機は、綱車のボス部と外周の間に環状の凹部
を形成し、片側の軸受台の綱車側に、この綱車の凹部に
遊嵌する凸部を形成し、この凸部の固定子側に、この固
定子のコイルの一端が遊嵌する凹部を形成したことを特
徴とする。
【0028】このような手段によって、請求項1に対応
する発明では、固定子から取付台に伝達される振動を、
支持部材によって減衰させる。また、特に請求項2に対
応する発明では、回転子から綱車及び取付台に伝達され
る振動を、スパイダによって減衰させる。
【0029】また、特に請求項3に対応する発明では、
固定子から取付台に伝達される振動を、継ぎ部材によっ
て減衰させる。また、特に請求項4に対応する発明にお
いては、回転子から綱車及び取付台に伝達される振動
を、フレームの底部で減衰させる。
【0030】また、特に請求項5に対応する発明におい
ては、固定子の組込や分解時には、案内嵌合部を介して
支持部材を移動させる。また、特に請求項6に対応する
発明においては、固定子鉄心の軸の両側を支持して、固
定子鉄心の軸の片側の支持部を軽量化する。
【0031】また、特に請求項7に対応する発明では、
固定子から綱車及び取付台に伝達される振動を、スパイ
ダの底部によって減衰させるとともに、軸方向の長さを
短縮する。また、特に請求項8に対応する発明では、回
転子の組込や分解時には、案内具を介して回転子フレー
ムを移動させる。
【0032】また、特に請求項9に対応する発明では、
回転子の組込や分解時には、回転子をボス側連結部を介
して移動させる。さらに、特に請求項10に対応する発明
では、綱車及び片側の軸受台と固定子の対向側の一部を
嵌合させて軸方向の外径を減らす。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエレベータの巻上
機の一実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本
発明のエレベータの巻上機の第1の実施形態を示す図
で、従来の技術で示した図11及び図12に対応する図であ
る。また、図2は、図1の左側面図である。
【0034】図1及び図2において、従来の技術で示し
た図11と異なるところは、回転子側を支える軸受台の位
置で、電動機と綱車の間に軸受台を立設している。すな
わち、右側に綱車2Aが圧入された回転軸1Aの左側
は、取付台14の中央やや左側に立設された軸受台9Aに
軸受8Aを介して支えられ、この軸受8Aの左側に段付
小径部を形成している。
【0035】この段付小径部には、断面が略U字状のス
パイダ6の右側が圧入され、図示しないキーを介して固
定されている。このスパイダ6の大径部の外周には、回
転子4を構成する回転子鉄心4aが圧入され、この回転
子鉄心4aの外周に対して軸方向に形成されたスロット
にロータバー5が挿入され、これらのロータバー5の両
端は、短絡環5aでろう付されている。
【0036】取付台14の左端には、左側面図を図2で示
す一対の鉄心押え7が下部の取付部7bの下端の脚部13
Aを介して立設されている。これらの鉄心押え7は、対
向面に環状に配置された継ぎ板7aを介して溶接で結合
され、さらに対向面側に固定子16の固定子鉄心10が挿入
され溶接で固定されている。
【0037】鉄心押え板7の中心部には、固定子コイル
の両端が突き出る円形の穴があらかじめ形成されてお
り、脚部13Aの下端面は切削加工で平面となっている。
この脚部に上方から挿入されたボルトで取付台14に固定
されている。
【0038】このように構成されたエレベータの巻上機
においては、固定子鉄心10の外周側の側面に設けられた
鉄心押え7を介して、固定子鉄心10の振動が取付台14に
伝達されるため、この取付台14に伝播された振動を減衰
させることができる。
【0039】また、脚部13Aが鉄心押え7の下部に設け
られているので、固定子鉄心10の下部が中立点として作
用して、固定子鉄心10で発生した振動は、鉄心押え7の
上部と左右の振動と変位となって放出されるので、取付
台14に伝播する振動を減らすことができる。
【0040】さらに、回転子で発生した振動も、スパイ
ダ6の基部において上下,左右が互いに打ち消し合っ
て、軸部に伝達する振動を減らすことができる。図3
は、本発明のエレベータの巻上機の第2の実施形態を示
す図で、第1の実施形態で示した図1に対応し、特に請
求項5に対応し、取付台と脚部の下端のみが僅かに異な
る。
【0041】すなわち、図3に示した取付台14Aは、左
端が僅かに延長されており、詳細省略した案内部支え14
aとなっている。この案内部支え14aの上面と取付台14
Aの左端の上面には、一対の案内レール14bが図示しな
い平面図では平行に設けられ、鉄心押え板7の下端の脚
部13Aの下面には、案内レール14bの上部と嵌合する嵌
合部が形成されている。
【0042】このように構成されたエレベータの巻上機
においては、三相誘導電動機の固定側を図3の矢印Aに
示すように回転子側に挿入又は回転子側から引き出す場
合には、吊り上げ具が不要となるので、作業が容易で、
エレベータの据付と、保守・点検時間を短縮することが
できる。
【0043】図4は、本発明のエレベータの巻上機の第
3の実施形態を示す図で、特に請求項4に対応し、前述
した実施形態で示した図1及び図3に対応する図であ
る。図4において、前述した実施形態と異なるとろろ
は、電動機の構成を外側回転子(アウタロータ)形とし
たことである。
【0044】すなわち、回転軸1Bの左端には、アウタ
ロータとなる有底筒状のフレーム18の底部18aの中心部
が挿入され、大形の軸受ナットとキーを介して固定され
ている。
【0045】このフレーム18の内周の左端には、複数の
永久磁石19が等間隔に配置されフレーム18に固定されて
いる。一方、取付台14Aの左端上部に設けられた案内レ
ール14bには、角柱状の支持台9Cの左端のベース板の
下面に形成された案内部が嵌合し、矢印Bに示すように
左右に移動自在となっている。
【0046】支持台9Cの上部には、固定軸20Aの基端
が圧入され、この固定軸20Aの右端には、固定子鉄心24
が圧入され、固定軸20Aの右端面に添設された押え板と
ボルトで固定軸20Aに固定されている。
【0047】固定子鉄心24の外周に軸方向に形成された
スロットには、固定子コイル15が挿入されている。この
ように構成されたエレベータの巻上機においても、固定
子コイル15に供給される可変電可変周波数の電力によっ
て、固定子鉄心24と永久磁石19との間に発生した回転磁
界に伴い、フレーム18は同期電動機の回転子として回転
し、綱車2Aも回転する。
【0048】また、図13で述べたようにフレーム18の左
端は変形するが、フレーム18の底部18aでは、中立点と
なって、回転軸1Bやこの回転軸1Bを支える軸受台9
A,9Bへの伝播を抑制することができる。
【0049】同じく、固定子鉄心24も図13で述べたよう
に変形するが、固定軸20Aにおいては互いに打ち消され
て、支持台9Cの下端のベース板を経て取付台14Aに伝
達する振動を減らすことができる。
【0050】図5は、本発明のエレベータの巻上機の第
4の実施形態を示す図で、前述した実施形態で示した図
1,図3及び図4に対応する図である。図5において、
特に図4と異なるとことろは、フレーム18の左端に対し
て、フランジ18aの右側の嵌合部を挿入し、フレーム18
の左端に複数のボルトで固定したことである。
【0051】この場合には、フレーム18のなかで鋼性が
比較的低く、しかも振動するフレーム18の開口側をフラ
ンジ18aによって強化し鋼性を上げることができるの
で、図13に示した変形を抑え、振動を抑えて騒音を減ら
すことができる。
【0052】図6は、本発明のエレベータの巻上機の第
5の実施形態を示す図で、特に請求項6に対応し、特に
図4及び図5に対応する図である。図6において、図4
及び図5と異なるところは、フレーム18Aと固定軸20B
の構造である。
【0053】すなわち、フレーム18Aの底部18bの中心
部には、円筒状の凸部18cが突設され、この凸部18cの
内周には、小形の軸受8Cが挿入されている。一方、固
定子鉄心24が圧入された回転軸20Bの右端の小径部は、
軸受8Cに圧入され、この結果、回転軸20Bの右端は、
軸受8Cを支持するフレーム18Aの凸部18c及びこのフ
レーム18Aに左端が圧入された回転軸1Cを介して、こ
の回転軸1Cとともに中央部の軸受台9Aに支えられて
いる。
【0054】固定子鉄心24に圧入された固定軸20Bの左
端は、支持台9Dの上端に圧入され、この支持台9D
は、取付台14に固定されている。この場合には、固定子
鉄心24などで構成する固定子は、左側の支持台9Dと右
側の軸受8Cを支持する支持台9Aによって左右端を支
持されるので、固定軸20Bと支持台9Dを小形・軽量化
することができる。
【0055】図7は、本発明のエレベータの巻上機の第
6の実施形態を示す図で、特に請求項7に対応し、特
に、図4,図5及び図6に対応し、これらの図4,図5
及び図6と同様に外側回転子形であるが、回転子と固定
子の支持位置を左右逆としている。
【0056】すなわち、回転軸1Dの中間部を軸受を介
して支持する軸受台9Eの上端の左側面には、円筒状の
凸部が形成されている。この凸部は、左端面とこの左端
面に隣接する外周面が切削加工されて後述する嵌合部8
aを形成している。
【0057】この嵌合部8aには、略有底筒状の固定子
スパイダ26の右端に形成された嵌合部が添設され、複数
本のボルトで嵌合部8aに固定されている。固定子スパ
イダ26の外周には、固定子鉄心24が左側から圧入され、
固定子スパイダ26の左端に添設された環状の押え板と図
示しないボルトで固定されている。
【0058】回転軸1Dの左端には、略Σ字状の回転子
フレーム25の中心部が図示しないキーを介して圧入さ
れ、大形の座金とボルトで固定されている。回転子フレ
ーム25の外周部の内面には、複数の永久磁石19が等ピッ
チで配置され固定されている。
【0059】このように構成されたエレベータの巻上機
においては、図4〜図6で示した外側回転子形の誘導電
動機と比べて軸方向の長さを短くすることができるの
で、搬送・据付が容易となる。
【0060】図8は、本発明のエレベータの巻上機の第
7の実施形態を示す図で、特に請求項8に対応し、特に
図7に対応する図である。図8において、図7と異なる
ところは、回転子フレーム25の右端に対して複数個の案
内ローラ27を突設し、回転子フレーム25の組込みと分解
時には、案内ローラ27を固定子鉄心24の外周に転動させ
ることで、保守・点検を容易としたことである。
【0061】この場合には、回転子フレーム25の組込時
や分解作業中において、永久磁石19と固定子鉄心24との
間に働く吸引力によって、永久磁石19に吸引された固定
子鉄心24の外周面との摺動摩擦抵抗による作業性の低下
を解消することができる。
【0062】図9は、本発明のエレベータの巻上機の第
8の実施形態を示す図で、特に請求項9に対応し、特に
図7及び図8に対応する図である。図9において、前述
した図7及び図8と異なるところは、この図7及び図8
で示した回転軸の左端に対して細目おねじを形成し、こ
の細目おねじと螺合する細目めねじを回転子フレーム25
Aのボス部の中心に形成したことである。
【0063】回転軸1Eの左端にめねじ部を介して螺合
された回転子フレーム25Aは、大形の座金とボルトを介
して回転子軸1Eに固定される。この場合には、回転子
フレーム25Aのボス部の右端を回転子軸1Eの左端に僅
かに螺合させた後は、図9の矢印に示すように回転させ
ることで、組立することができるので、組立が容易とな
り、分解作業も同様に容易となる。
【0064】なお、上記実施例において、回転軸1Dと
フレーム25との同軸嵌合は、双方にスプライン溝を形成
して行ってもよい。図10は、本発明のエレベータの巻上
機の第9の実施形態を示す図で、特に請求項10に対応
し、前述した実施形態で示した図7〜図9に対応する図
である。
【0065】図10において、特に図7と異なるところ
は、軸受台9Fと綱車の形状で、他は、図7と同一であ
る。すなわち、図10に示した軸受台9Fには、下部の固
定子コイル15の右端と対置する部分に対して、図示しな
い左側面図では回転軸1Eの中心を中心とする弧状の凹
部9bが形成されている。
【0066】さらに、軸受台9Fの右側面には、回転軸
1Eの軸心を中心とする弧状の凸部9cが形成されてい
る。一方、回転軸1Eの右側に圧入された綱車2Bに
は、中心部のボス部の外周に放射状に複数のリブ2aが
形成され、このリブ2aはボス部の幅と比べて狭く、こ
の結果、前述した凸部9cに対向する凹部を形成してい
る。
【0067】このように構成されたエレベータの巻上機
においては、軸受台9Fの中間部の右側面に突設された
凸部の頂部を、綱車2Bに形成された凹部に遊嵌した状
態となって、相互の取付位置を近接させることができる
ので、巻上機の軸方向の長さを減らすことができ、搬送
・搬入や据付作業を容易に行うことができる。さらに、
昇降路の上端に形成される機械室の所要占有面積の条件
を緩和することもできる。
【0068】
【発明の効果】以上、請求項1に対応する発明によれ
ば、取付台に立設された一対の軸受台と、この軸受台に
片側と他側が支持され片側の軸端が片側の軸受台から突
出した回転軸と、この回転軸に挿入され一対の軸受台の
間に設けられた綱車と、回転軸の軸端に挿入された回転
子と、取付台に支持部材を介して支持され回転子と嵌合
する固定子とを備えることで、固定子から取付台に伝達
される振動を、支持部材によって減衰させたので、発生
する騒音を抑え小形・軽量化を図ることのできるエレベ
ータの巻上機を得ることができる。
【0069】また、特に請求項2に対応する発明によれ
ば、回転子が外周に挿着されるスパイダを回転子の片側
の軸端に挿入したことで、回転子から綱車及び取付台に
伝達される振動を、スパイダによって減衰させたので、
発生する騒音を抑え小形・軽量化を図ることのできるエ
レベータの巻上機を得ることができる。
【0070】また、特に請求項3に対応する発明によれ
ば、取付台に支え部を介して立設された一対の鉄心押え
と、この鉄心押えを結合し固定子鉄心の外周に添設され
る複数の継ぎ部材とで支持部材を構成することで、固定
子から取付台に伝達される振動を、継ぎ部材によって減
衰させたので、発生する騒音を抑え小形・軽量化を図る
ことのできるエレベータの巻上機を得ることができる。
【0071】また、特に請求項4に対応する発明によれ
ば、回転軸の軸端に挿入され内周に複数の永久磁石が配
置さえた有底筒状のフレームで回転子を構成すること
で、回転子から綱車及び取付台に伝達される振動を、フ
レームの底部で減衰させたので、発生する騒音を抑え小
形・軽量化を図ることのできるエレベータの巻上機を得
ることができる。
【0072】また、特に請求項5に対応する発明によれ
ば、取付台の片側に回転軸の軸方向に直線案内部を形成
し、支持部材の下部に直線案内部に嵌合する案内嵌合部
を形成することで、固定子の組込や分解時には、案内嵌
合部を介して支持部材を移動させたので、発生する騒音
を抑え小形・軽量化を図ることができ、保守・点検の容
易なエレベータの巻上機を得ることができる。
【0073】また、特に請求項6に対応する発明によれ
ば、回転子のフレームの中心部に軸受を挿着し、片側が
取付台に支持された固定子鉄心の軸の他端を軸受で支承
することで、固定子鉄心の軸の両側を支持して、固定子
鉄心の軸の片側の支持部を軽量化したので、発生する騒
音を抑え小形・軽量化を図ることのできるエレベータの
巻上機を得ることができる。
【0074】また、特に請求項7に対応する発明によれ
ば、回転子のフレームの内側の遊嵌する固定子が外周に
挿着されるスパイダを片側の軸受台の片側に固定するこ
とで、固定子から綱車及び取付台に伝達される振動を、
スパイダの底部によって減衰させるとともに、軸方向の
長さを短縮したので、発生する騒音を抑え小形・軽量化
を図ることのできるエレベータの巻上機を得ることがで
きる。
【0075】また、特に請求項8に対応する発明によれ
ば、回転子フレームの開口側に、固定子鉄心の外周と係
合する案内具を設けることで、回転子の組込や分解時に
は、案内具を介して回転子フレームを移動させたので、
発生する騒音を抑え小形・軽量化を図ることができ、保
守・点検の容易なエレベータの巻上機を得ることができ
る。
【0076】また、特に請求項9に対応する発明によれ
ば、回転軸の軸端に同軸連結部を形成し、回転子のフレ
ームの中心部に、同軸連結部と嵌合するボス側連結部を
形成することで、回転子の組込や分解時には、回転子を
ボス側連結部を介して移動させたので、発生する騒音を
抑え小形・軽量化を図ることができ、保守・点検の容易
なエレベータの巻上機を得ることができる。
【0077】さらに、請求項10に対応する発明によれ
ば、綱車のボス部と外周の間に環状の凹部を形成し、片
側の軸受台の綱車側に、この綱車の凹部に遊嵌する凸部
を形成し、この凸部の固定子側に、この固定子のコイル
の一端が遊嵌する凹部を形成することで、綱車及び片側
の軸受台と固定子の対向側の一部を嵌合させて軸方向の
外径を減らしたので、発生する騒音を抑え小形・軽量化
を図ることのできるエレベータの巻上機を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータの巻上機の第1の実施形態
を示す図。
【図2】図1の左側面図。
【図3】本発明のエレベータの巻上機の第2の実施形態
を示す図。
【図4】本発明のエレベータの巻上機の第3の実施形態
を示す図。
【図5】本発明のエレベータの巻上機の第4の実施形態
を示す図。
【図6】本発明のエレベータの巻上機の第5の実施形態
を示す図。
【図7】本発明のエレベータの巻上機の第6の実施形態
を示す図。
【図8】本発明のエレベータの巻上機の第7の実施形態
を示す図。
【図9】本発明のエレベータの巻上機の第8の実施形態
を示す図。
【図10】本発明のエレベータの巻上機の第9の実施形
態を示す図。
【図11】従来のエレベータの巻上機の一例を示す図。
【図12】従来のエレベータの巻上機の図11と異なる一
例を示す図。
【図13】従来のエレベータの巻上機の作用を示す説明
図。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D,1E,1F…回転軸、2A,
2B…綱車、3…主索、4…回転子、4a…回転子鉄
心、5…ロータバー、6…スパイダ、7…鉄心押え板、
7a…継ぎ板、8A,8B,8C…軸受、9A,9B…
軸受台、9C,9D…支持台、10,24…固定子鉄心、13
A,13B…脚部、14A,14B…取付台、15…固定子コイ
ル、16…固定子、18,18A,25…フレーム、19…永久磁
石、20A,20B…固定軸、26…固定子スパイダ、27…案
内ローラ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付台に立設された一対の軸受台と、こ
    の軸受台に片側と他側が支持され片側の軸端が片側の前
    記軸受台から突出した回転軸と、この回転軸に挿入され
    前記一対の軸受台の間に設けられた綱車と、前記回転軸
    の軸端に挿入された回転子と、前記取付台に支持部材を
    介して支持され前記回転子と嵌合する固定子とを備えた
    エレベータの巻上機。
  2. 【請求項2】 前記回転子が外周に挿着されるスパイダ
    を前記回転子の前記片側の軸端に挿入したことを特徴と
    する請求項1に記載のエレベータの巻上機。
  3. 【請求項3】 前記取付台に支え部を介して立設された
    一対の鉄心押えと、この鉄心押えを結合し固定子鉄心の
    外周に添設される複数の継ぎ部材とで前記支持部材を構
    成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    エレベータの巻上機。
  4. 【請求項4】 前記回転軸の軸端に挿入され内周に複数
    の永久磁石が配置さえた有底筒状のフレームで前記回転
    子を構成したことを特徴とする請求項1に記載のエレベ
    ータの巻上機。
  5. 【請求項5】 前記取付台の片側に前記回転軸の軸方向
    に直線案内部を形成し、前記支持部材の下部に前記直線
    案内部に嵌合する案内嵌合部を形成したことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のエレベータ
    の巻上機。
  6. 【請求項6】 前記回転子のフレームの中心部に軸受を
    挿着し、片側が前記取付台に支持された前記固定子鉄心
    の軸の他端を前記軸受で支承したことを特徴とする請求
    項4又は請求項4に記載のエレベータの巻上機。
  7. 【請求項7】 前記回転子のフレームの内側の遊嵌する
    前記固定子が外周に挿着されるスパイダを前記片側の軸
    受台の片側に固定したことを特徴とする請求項4乃至請
    求項6のいずれかに記載のエレベータの巻上機。
  8. 【請求項8】 前記回転子フレームの開口側に、前記固
    定子鉄心の外周と係合する案内具を設けたことを特徴と
    する請求項7に記載のエレベータの巻上機。
  9. 【請求項9】 前記回転軸の軸端に同軸連結部を形成
    し、前記回転子のフレームの中心部に、前記同軸連結部
    と嵌合するボス側連結部を形成したことを特徴とする請
    求項7に記載のエレベータの巻上機。
  10. 【請求項10】 前記綱車のボス部と外周の間に環状の
    凹部を形成し、前記片側の軸受台の前記綱車側に、この
    綱車の前記凹部に遊嵌する凸部を形成し、この凸部の前
    記固定子側に、この固定子のコイルの一端が遊嵌する凹
    部を形成したことを特徴とする請求項7乃至請求項9の
    いずれかに記載のエレベータの巻上機。
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