JPH11165924A - シート用皺取り装置及び蛇行修正装置 - Google Patents

シート用皺取り装置及び蛇行修正装置

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JPH11165924A
JPH11165924A JP33686797A JP33686797A JPH11165924A JP H11165924 A JPH11165924 A JP H11165924A JP 33686797 A JP33686797 A JP 33686797A JP 33686797 A JP33686797 A JP 33686797A JP H11165924 A JPH11165924 A JP H11165924A
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昌宏 中川
Yoshihisa Iwamura
嘉尚 岩村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】直線状に走行するシートにローラを用いること
なく適用できるシート用皺取り装置及び蛇行修正装置。 【解決手段】シート用皺取り装置1は、シート走行通路
Dに対面して広がるように形成したガス案内面2a,3
aと、ガス案内面2a,3aの一方側縁から他方側縁に
向かつてガス案内面上を流れるガスGを噴出するための
吐出口2b,3bとを備えた浮揚用ノズル2,3を用
い、シート走行通路Dを横切る左方向の移動成分VLを
含むようにガスGがガス案内面2a上を流れる左側用浮
揚用ノズル2を左側に配置すると共に、右方向の移動成
分VRを含むようにガスGがガス案内面3a上を流れる
右側用浮揚用ノズル3を右側に配置したこと。蛇行修正
装置は、シートSが右側に蛇行するときには左側用浮揚
用ノズル2の吐出口2bの吐出風速を右側用浮揚用ノズ
ル3に比べて速くし、シートSが左側に蛇行するときに
は右側用浮揚用ノズル3の吐出口3bの吐出風速を左側
用浮揚用ノズル2に比べて速くすること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート走行通路を
走行する紙、プラスチツクフイルム又は金属箔等のシー
トに生じる皺を除去するためのシート用皺取り装置並び
に走行するシートに生じる蛇行を修正する蛇行修正装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、走行するシートに生じる皺を除去
する装置としては、シートに接触する筒部の外周面に螺
旋状溝を左右対称に凹設した溝付きローラ、又はシート
に接触する筒部を弓状に彎曲させた弓形ローラ等の特殊
なローラを用いたものがある。また、走行するシートに
生じる蛇行を修正する蛇行修正装置としては、シートに
接触する案内ローラをシート蛇行量に応じて移動させる
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のシート用皺取り
装置及び蛇行修正装置は、いずれもローラを用いるた
め、塗布液が未乾燥のシート等のようにローラ接触ので
きないシートに適用することが不可能である。更に、従
来のこれら装置は、シートがローラと接触するための接
触角度を必要とし、直線状に走行するシートに適用する
ことが不可能であつた。
【0004】そこで、本発明は、直線状に走行するシー
トにローラを用いることなく適用できるシート用皺取り
装置及び蛇行修正装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】直線状に走行するシート
をローラを用いることなく皺取りがきるようにするため
にシート請求項1記載の本発明が採用した手段は、シー
ト走行通路に対面して広がるように形成したガス案内面
と、ガス案内面の一方側縁から他方側縁に向かつてガス
案内面上を流れるガスを噴出するための吐出口とを備え
た浮揚用ノズルを用い、シート走行通路を横切る左方向
の移動成分を含むようにガスがガス案内面上を流れる左
側用浮揚用ノズルを左側に配置すると共に、シート走行
通路を横切る右方向の移動成分を含むようにガスがガス
案内面上を流れる右側用浮揚用ノズルを右側に配置した
ことを特徴とするシート用皺取り装置である。なお、シ
ート走行通路の両側の夫々に、左側用浮揚用ノズル及び
右側用浮揚用ノズルの一組又は複数組を配置することも
ある。本発明にあつては、シート走行通路を直線状(直
線状とは、走行方向に沿つて若干波状となるものも含
む)に走行するシートと各浮揚用ノズルのガス案内面上
を流れるガスとが接触することにより、左側用浮揚用ノ
ズルの左方向の移動成分を含むガスの流れでシート左側
を左方向へ引張ると共に、右側用浮揚用ノズルの右方向
の移動成分を含むガスの流れでシート右側を右方向へ引
張ることになり、シートに発生している皺をこの左右方
向の引張りで除去することができる。
【0006】取扱を容易にするために請求項2記載の本
発明が採用した手段は、前記シート走行通路を横切る左
右方向の中央部で、前記左側用浮揚用ノズルと前記右側
用浮揚用ノズルとを接合して一本のノズルとしたものを
用いる請求項1記載のシート用皺取り装置である。本発
明にあつては、左側用浮揚用ノズルと右側用浮揚用ノズ
ルとを一本のノズルとしてあるため、取扱を容易にでき
る。
【0007】皺取り能力を増大させるために請求項3記
載の本発明が採用した手段は、前記左側用浮揚用ノズル
は、ガスがガス案内面上を前記左側にのみ向かつて流れ
るものであり、前記右側用浮揚用ノズルは、ガスがガス
案内面上を前記右側にのみ向かつて流れるものである請
求項1又は2記載のシート用皺取り装置である。なお、
左側用浮揚用ノズルの複数本を適宜間隔を設けて配置す
ると共に、右側用浮揚用ノズルの複数本(左側用浮揚用
ノズルの本数と同数)を適宜間隔を設けて配置すること
もある。更に、シート走行通路の両側の夫々に、左側用
浮揚用ノズル及び右側用浮揚用ノズルの一組又は複数組
を配置することもある。本発明にあつては、左側用浮揚
用ノズルのガスを左方向にのみ流すため、シート左側を
左方向へ引張る力が大きくなり、更に右側用浮揚用ノズ
ルのガスを右方向にのみ流すため、シート右側を右方向
へ引張る力が大きくなり、シートに発生している皺をこ
の左右方向の大きな引張り力で除去できる。
【0008】直線状に走行するシートをローラを用いる
ことなく蛇行修正がきるようにするために請求項4記載
の本発明が採用した手段は、シート走行通路に対面して
広がるように形成したガス案内面と、ガス案内面の一方
側縁から他方側縁に向かつてガス案内面上を流れるガス
を噴出するための吐出口とを備えた浮揚用ノズルを用
い、シート走行通路を横切る左方向の移動成分を含むよ
うにガスがガス案内面上を流れる左側用浮揚用ノズルを
左側に配置すると共に、シート走行通路を横切る右方向
の移動成分を含むようにガスがガス案内面上を流れる右
側用浮揚用ノズルを右側に配置し、シート走行通路を走
行するシートの蛇行状態を検知する検知装置を設け、検
知装置の検知信号に基づいてノズルの吐出口から吐出す
るガスの風速を制御する制御装置を設け、制御装置は、
シートが右側に蛇行するときには左側用浮揚用ノズルの
吐出口の吐出風速を右側用浮揚用ノズルに比べて速く
し、シートが左側に蛇行するときには右側用浮揚用ノズ
ルの吐出口の吐出風速を左側用浮揚用ノズルに比べて速
くすることを特徴とするシート用蛇行修正装置である。
なお、シート走行通路の両側の夫々に、左側用浮揚用ノ
ズル及び右側用浮揚用ノズルの一組又は複数組を配置す
ることもある。本発明にあつては、シート走行通路を直
線状(直線状には、走行方向に沿つて若干波状となるも
のも含む)に走行するシートと各浮揚用ノズルのガス案
内面上を流れるガスとが接触することにより、シートが
右側に蛇行すると左側用浮揚用ノズルの左方向の移動成
分を含む速いガスの流れでシート左側を左方向へ引張る
と共に、シートが左側に蛇行すると右側用浮揚用ノズル
の右方向の移動成分を含む速いガスの流れでシート右側
を右方向へ引張ることになり、シートに発生している蛇
行を修正できる。
【0009】蛇行修正の能力を増大させるために請求項
5記載の本発明が採用した手段は、前記左側用浮揚用ノ
ズルは、ガスがガス案内面上を前記左側にのみ向かつて
流れるものであり、前記右側用浮揚用ノズルは、ガスが
ガス案内面上を前記右側にのみ向かつて流れるものであ
る請求項4記載のシート用蛇行修正装置である。なお、
左側用浮揚用ノズルの複数本を適宜間隔を設けて配置す
ると共に、右側用浮揚用ノズルの複数本(左側用浮揚用
ノズルの本数と同数)を適宜間隔を設けて配置すること
もある。更に、シート走行通路の両側の夫々に、左側用
浮揚用ノズル及び右側用浮揚用ノズルの一組又は複数組
を配置することもある。本発明にあつては、左側用浮揚
用ノズルのガスを左方向にのみ流すため、シート左側を
左方向へ引張る力が大きくなり、右側用浮揚用ノズルの
ガスを右方向にのみ流すため、シート右側を右方向へ引
張る力が大きくなり、シートに発生している蛇行をこの
大きな引張りで修正できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るシート用皺取
り装置(以下、「本発明皺取り装置」という)及びシー
ト用蛇行修正装置(以下、「本発明蛇行修正装置」とい
う)を図面に示す実施の形態に基づいて説明する。
【0011】(第1の実施の形態)図1は本発明皺取り
装置の第1の実施の形態を示すものであり、同図(A)
は平面図、同図(B)は同図(A)のC−C線で断面し
た拡大図である。本発明皺取り装置1は、左側用浮揚用
ノズル2及び右側用浮揚用ノズル3を備えている。各ノ
ズル2(3)は、本体2c(3c)が中空の箱状に形成
され、シート走行通路Dに対面して広がるように形成し
たガス案内面2a(3a)と、ガス案内面2a(3a)
の長手の一方側縁(前側縁)から長手の他方側縁(後側
縁)に向かつてガス案内面2a(3a)上を流れるガス
Gを噴出するためのスリツト状の吐出口2b(3b)と
を備え、ガス案内面2a(3a)上を流れるガスGのマ
イナス静圧により、シート走行通路Dを走行するシート
Sをガス案内面2a(3a)側へ引き寄せ、シートSを
浮揚状態で支持するようにしてある。左側用浮揚用ノズ
ル2及び右側用浮揚用ノズル3は、スリツト状の吐出口
2b及び3bを同一長さ寸法とし、同風速で同風量のガ
スを吐出するようにしてある。各ノズル2(3)は、特
公昭60−1257号公報の第13図又は特開昭47−
10592号公報の第4図若しくは第5図に示されたも
のを採用することができる。
【0012】前記左側用浮揚用ノズル2は、シート走行
通路Dを直交して横切る左右方向(矢符F方向)に対し
て吐出口2bの長手方向が角度E(例えば、E=3〜1
5°(好ましくは5〜10°))で傾斜するように配置
してあり、ガス案内面2a上を風速V(例えば、V=5
〜50m/秒)で流れるガスGが左方向の移動成分VL
を含むようにようにしてある。前記右側用浮揚用ノズル
3は、左右方向に対して吐出口3bの長手方向が同角度
Eで傾斜するように配置してあり、ガス案内面3a上を
同風速Vで流れるガスGが右方向の移動成分VRを含む
ようにようにしてある。両ノズル2,3は、ガス案内面
2a(3a)のガスGが流れる下流側となる他方側縁
(後側縁)寄りの板状部の左右方向全域に、多数の通気
孔2c(3c)を設け、ガスGがノズル2,3から板状
部の裏面側へ円滑に離反するようにすることもある。
【0013】本発明皺取り装置1は、シート走行通路D
の左右方向の中央部Daと対面する箇所で、左側用浮揚
用ノズル2と右側用浮揚用ノズル3とを接合して一本の
ノズルとし、各ノズル2,3の本体2c,3cの内部を
通気可能に連通してある。本発明皺取り装置1は、ガス
案内面2a(3a)を除く適所(例えば、底面箇所)に
ガス供給口4を設けると共に、ガス供給口4と外部の送
風機等からなるガス供給装置5とをダクト6で接続して
ある。ガス供給装置5から送られた空気等のガスGは、
各ノズル2,3の本体2c,3cの内部に導かれ、各吐
出口2b,3bからガス案内面2a(3a)に向かつて
吐出する。本発明皺取り装置1は、左側用浮揚用ノズル
2と右側用浮揚用ノズル3とを接合することなく、別個
独立にして前記角度Eを変更できるように配置すること
もある。
【0014】本発明皺取り装置1は、各吐出口2b,3
bから吐出したガスGがガス案内面2a,3a上を流れ
るときにシートSと接触し、左側用浮揚用ノズル2の左
方向の移動成分VLを含むガスGの流れでシート左側を
左方向へ引張ると共に、右側用浮揚用ノズル3の右方向
の移動成分VRを含むガスの流れでシート右側を右方向
へ引張ることになり、直線状に走行するシートSに発生
している皺(例えば、走行方向に長い縦皺)をこの左右
方向の引張り力で除去することができる。
【0015】本発明皺取り装置1は、図2に示す如く、
熱処理装置8に設けられることもある。熱処理装置8
は、ケーシング10の内部を貫通するシート走行通路D
の上下の中央寄りに、1本又は複数本の本発明皺取り装
置1を配置すると共に、シート走行通路Dの上下の前後
両側に、1本又は複数本の浮揚用ノズル9を夫々配置し
てある。浮揚用ノズル9は、左右方向Fへ直線状に延び
るガスの吐出口9bを平行に二本備えた公知のもの(例
えば、特公昭54−38525号公報の第1図乃至第3
図に示されたもの若しくは特公昭58−44945号公
報の第5図に示されたもの)、又は左右方向Fへ直線状
に延びるガスの吐出口を1本備えた公知のもの(例え
ば、特公昭60−1257号公報の第13図若しくは特
開昭47−10592号公報の第4図や第5図に示され
たもの)が適宜採用される。各本発明皺取り装置1及び
各浮揚用ノズル9は、ケーシング10の内部に設けたダ
クト10,10に接続してある。
【0016】熱処理装置8は、ケーシング10の外部又
は内部に、循環フアン及び加熱装置等からなる加熱ガス
発生装置(図示略)を設けてあり、加熱ガス発生装置で
発生した加熱ガスをダクト7,7を介して各本発明皺取
り装置1及び各浮揚用ノズル9に供給するようにしてあ
る。各本発明皺取り装置1は、吐出口2b,3bから吐
出する加熱ガスで、シートSを浮揚状態に支持しつつ熱
処理すると共に、シートSの皺を除去する。各浮揚用ノ
ズル9は、各吐出口9bから吐出したガスで、シートS
を浮揚状態に支持しつつ熱処理する。シートSから離反
した加熱ガスは、ケーシング10の内部を通過すると共
に、ケーシング10の還流口10a,10a等とを介し
て加熱ガス発生装置にリターンする。
【0017】(第2の実施の形態)図3は本発明皺取り
装置の第2の実施の形態を示すものであり、同図(A)
は平面図、同図(B)は同図(A)のC−C線で断面し
た拡大図である。本発明皺取り装置11は、左側用浮揚
用ノズル12及び右側用浮揚用ノズル13を備えてい
る。各ノズル12(13)は、本体12c(13c)が
中空の箱状に形成され、シート走行通路Dに対面して広
がるように形成したガス案内面12a(13a)と、ガ
ス案内面12a(13a)の長手の一方側縁から長手の
他方側縁に向かつてガス案内面12a(13a)上を流
れるガスGを噴出するためのスリツト状の吐出口12b
(13b)とを備え、ガス案内面12a(13a)上を
流れるガスGのマイナス静圧により、シート走行通路D
を走行するシートSをガス案内面12a(13a)側へ
引き寄せ、シートSを浮揚状態で支持するようにしてあ
る。左側用浮揚用ノズル12は、ガスGがガス案内面1
2a上を左側にのみ向かつて流れるものであり、右側用
浮揚用ノズル13は、ガスGがガス案内面13a上を右
側にのみ向かつて流れるものである。左側用浮揚用ノズ
ル12及び右側用浮揚用ノズル13は、スリツト状の吐
出口12b及び13bを同一長さ寸法とし、同風速で同
風量のガスを吐出するようにしてある。なお、各ノズル
12(13)は、特公昭60−1257号公報の第13
図又は特開昭47−10592号公報の第4図若しくは
第5図に示されたものを採用することができる。
【0018】各ノズル12(13)は、ガス案内面2a
(3a)を除く適所にガス供給口14を設けると共に、
ガス供給口14と外部の送風機等からなるガス供給装置
(図示略)とをダクト16で接続してある。ガス供給装
置から送られた空気等のガスGは、各ノズル12,13
の本体12c,13cの内部に導かれ、各吐出口12
b,13bからガス案内面12a(13a)に向かつて
吐出する。なお、各ノズル12,13は、シートSの左
右幅の変更に伴い、配置する位置を左右方向へ連動して
又は個別に変更できるようにすることもある。
【0019】本発明皺取り装置11は、各ノズル12,
13の吐出口12b,13bから吐出したガスGがガス
案内面12a,13a上を風速V(例えば、V=5〜5
0m/秒)で流れるときにシートSと接触することによ
り、シートSの耳端寄りを左右外側へ大きな力で引張る
ことになり、シートSに発生している皺(例えば、走行
方向に長い縦皺)をこの左右方向の引張り力で除去する
ことができる。
【0020】図4は別態様を示すものであり、2本の左
側用浮揚用ノズル12を隣接させて平行に配置すると共
に、2本の右側用浮揚用ノズル13を隣接させて平行に
配置したものであり、前記図3に示すものに比べて、シ
ートSの耳端寄りを左右外側へ引張る力を大きくしてあ
る。図5は更に別態様を示すものであり、シート走行通
路Dの上下の夫々に、2本の左側用浮揚用ノズル12を
隣接させて平行に配置すると共に、2本の右側用浮揚用
ノズル13を隣接させて平行に配置したものであり、シ
ートSの耳端寄りを左右外側へ引張る力を更に大きくし
てある。
【0021】(第3の実施の形態)図6は本発明蛇行修
正装置の実施の形態を示すものであり、浮揚用ノズルの
配置を平面的に示すと共に制御装置等を模式的に示すも
のである。本発明蛇行修正装置21は、左側用浮揚用ノ
ズル12及び右側用浮揚用ノズル13を備えている。各
ノズル12(13)は、前記第2の実施の形態と実質的
に同一であり、左側用浮揚用ノズル12は、吐出口12
bから吐出したガスGがガス案内面12a上を左側にの
み向かつて流れるものであり、右側用浮揚用ノズル13
は、吐出口13bから吐出したガスGがガス案内面13
a上を右側にのみ向かつて流れるものである。
【0022】本発明蛇行修正装置21は、シート走行通
路Dを走行するシートSの蛇行状態を検知する検知装置
22を設けると共に、検知装置22の検知信号に基づい
てノズル12,13の吐出口12b,13bから吐出す
るガスの風速Vを制御する制御装置23を設けてある。
検知装置22は、公知のものが用いられ、シートSに対
して接触する接触方式又は接触しない非接触式が適宜選
択される。制御装置23は、ガス供給装置5から供給さ
れるガスを分岐する分岐箱24と、分岐箱24の分岐口
24a,24bの開口面積を調節する調節ダンパー25
と、調節ダンパー25の位置を操作するサーボモータ等
からなるダンパー操作具26と、ダンパー操作具26に
操作信号を出力する操作回路27とを備えている。制御
装置23は、検知装置22からシートSが右側に蛇行す
る検知信号を受けたときには、左側用浮揚用ノズル12
の吐出口12bの吐出風速を右側用浮揚用ノズル13に
比べて速くするように、逆にシートSが左側に蛇行する
検知信号を受けたときには、右側用浮揚用ノズル13の
吐出口13bの吐出風速Vを左側用浮揚用ノズル12に
比べて速くするように、分岐口24a,24bの開口面
積を調節ダンパー25で調節する。
【0023】本発明蛇行修正装置21は、シート走行通
路Dを前から後ろに向かつて直線状に走行するシートS
と各浮揚用ノズル12,13のガス案内面12a,13
a上を流れるガスとが接触し、もしシートSが右側に蛇
行すると左側用浮揚用ノズル12の左方向に進む速いガ
スの流れでシート左側を左方向へ引張り、逆にシートS
が左側に蛇行すると右側用浮揚用ノズル12の右方向に
進む速いガスの流れでシート右側を右方向へ引張ること
になり、シートに発生している蛇行を修正することがで
きる。
【0024】なお、本発明蛇行修正装置21は、図4又
は図5に示す如く、複数本の浮揚用ノズル12,13を
配置して、ノズル12,13から吐出したガスでシート
の両耳端側を外側へ引張る力を大きくすることも可能で
ある。
【0025】(第4の実施の形態)図7は本発明蛇行修
正装置の別の実施の形態を示すものであり、浮揚用ノズ
ルの配置を平面的に示すと共に制御装置等を模式的に示
すものである。本実施の形態が前記第3の実施の形態と
異なる所は、浮揚用ノズルに、浮揚用ノズル2,3を用
いことである。浮揚用ノズル2,3は、前記第1の実施
の形態と実質的に同一であり、各ノズル2,3は個別に
ダクト6,6に接続してある。本発明蛇行修正装置31
は、シート走行通路Dを前から後ろに向かつて直線状に
走行するシートSと各浮揚用ノズル2,3のガス案内面
2a,3a上を流れるガスとが接触し、もしシートSが
右側に蛇行すると左側用浮揚用ノズル2の左方向の移動
成分VLを含む速いガスの流れでシート左側を左方向へ
引張り、逆にシートSが左側に蛇行すると右側用浮揚用
ノズル2の右方向の移動成分VRを含む速いガスの流れ
でシート右側を右方向へ引張ることになり、シートに発
生している蛇行を修正することができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の本発明皺取り装置は、従
来不可能とされていたローラ接触のできないシートや直
線状に走行するシートに対する皺取りができる優れた効
果を有する。請求項2記載の本発明皺取り装置は、左側
用浮揚用ノズルと右側用浮揚用ノズルとを一本のノズル
にして取扱を容易にしてあるため、施工や保守点検等図
が容易となる。請求項3記載の本発明皺取り装置は、シ
ートに発生している皺を左右方向の大きな引張り力で除
去するため、確実な皺取りができる。
【0027】請求項4記載の本発明蛇行修正装置は、従
来不可能とされていたローラ接触のできないシートや直
線状に走行するシートに対する蛇行修正ができる優れた
効果を有する。請求項5記載の本発明蛇行修正装置は、
シートに発生している蛇行を左右方向の大きな引張りで
修正するため、確実な蛇行修正ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明皺取り装置の第1の実施の形態を示すも
のであり、同図(A)は平面図、同図(B)は同図
(A)のC−C線で断面した拡大図である。
【図2】本発明皺取り装置を備えた熱処理装置を示すも
のであり、同図(A)は左側面図、同図(B)は下半分
を示す平面図である。
【図3】本発明皺取り装置の第2の実施の形態を示すも
のであり、同図(A)は平面図、同図(B)は同図
(A)のC−C線で断面した拡大図である。
【図4】本発明皺取り装置の第2の実施の形態の別態様
を示す断面した拡大図である。
【図5】本発明皺取り装置の第2の実施の形態の更に別
態様を示す断面した拡大図である。
【図6】本発明蛇行修正装置の第3の実施の形態を示す
ものであり、浮揚用ノズルの配置を平面的に示すと共に
制御装置等を模式的に示すものである。
【図7】本発明蛇行修正装置の第4の実施の形態を示す
ものであり、浮揚用ノズルの配置を平面的に示すと共に
制御装置等を模式的に示すものである。
【符号の説明】
2,12…左側用浮揚用ノズル、3,13…右側用浮揚
用ノズル、2a,3a,12a,13a…ガス案内面、
2b,3b,12b,13b…吐出口、D…シート走行
通路、S…シート、VL,VR…移動成分、22…検知
器、23…制御装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート走行通路に対面して広がるように
    形成したガス案内面と、ガス案内面の一方側縁から他方
    側縁に向かつてガス案内面上を流れるガスを噴出するた
    めの吐出口とを備えた浮揚用ノズルを用い、シート走行
    通路を横切る左方向の移動成分を含むようにガスがガス
    案内面上を流れる左側用浮揚用ノズルを左側に配置する
    と共に、シート走行通路を横切る右方向の移動成分を含
    むようにガスがガス案内面上を流れる右側用浮揚用ノズ
    ルを右側に配置したことを特徴とするシート用皺取り装
    置。
  2. 【請求項2】 前記シート走行通路を横切る左右方向の
    中央部で、前記左側用浮揚用ノズルと前記右側用浮揚用
    ノズルとを接合して一本のノズルとしたものを用いる請
    求項1記載のシート用皺取り装置。
  3. 【請求項3】 前記左側用浮揚用ノズルは、ガスがガス
    案内面上を前記左側にのみ向かつて流れるものであり、
    前記右側用浮揚用ノズルは、ガスがガス案内面上を前記
    右側にのみ向かつて流れるものである請求項1又は2記
    載のシート用皺取り装置。
  4. 【請求項4】 シート走行通路に対面して広がるように
    形成したガス案内面と、ガス案内面の一方側縁から他方
    側縁に向かつてガス案内面上を流れるガスを噴出するた
    めの吐出口とを備えた浮揚用ノズルを用い、シート走行
    通路を横切る左方向の移動成分を含むようにガスがガス
    案内面上を流れる左側用浮揚用ノズルを左側に配置する
    と共に、シート走行通路を横切る右方向の移動成分を含
    むようにガスがガス案内面上を流れる右側用浮揚用ノズ
    ルを右側に配置し、シート走行通路を走行するシートの
    蛇行状態を検知する検知装置を設け、検知装置の検知信
    号に基づいてノズルの吐出口から吐出するガスの風速を
    制御する制御装置を設け、制御装置は、シートが右側に
    蛇行するときには左側用浮揚用ノズルの吐出口の吐出風
    速を右側用浮揚用ノズルに比べて速くし、シートが左側
    に蛇行するときには右側用浮揚用ノズルの吐出口の吐出
    風速を左側用浮揚用ノズルに比べて速くすることを特徴
    とするシート用蛇行修正装置。
  5. 【請求項5】 前記左側用浮揚用ノズルは、ガスがガス
    案内面上を前記左側にのみ向かつて流れるものであり、
    前記右側用浮揚用ノズルは、ガスがガス案内面上を前記
    右側にのみ向かつて流れるものである請求項4記載のシ
    ート用蛇行修正装置。
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