JPH11164561A - 直流電源装置および空気調和機 - Google Patents

直流電源装置および空気調和機

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JPH11164561A
JPH11164561A JP9324774A JP32477497A JPH11164561A JP H11164561 A JPH11164561 A JP H11164561A JP 9324774 A JP9324774 A JP 9324774A JP 32477497 A JP32477497 A JP 32477497A JP H11164561 A JPH11164561 A JP H11164561A
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JP
Japan
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reactor
power supply
cores
bottom plate
switching element
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JP9324774A
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Yukio Yokomizo
幸雄 横溝
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源力率改善のためにリアクタを短絡したとき
に発生する騒音をリアクタの簡単な構成により低減す
る。 【解決手段】交流電源からの交流を直流に整流する整流
回路と、整流回路からの直流を平滑するコンデンサと、
整流回路の交流入力側に直列に挿入され、巻線が巻き付
けられる一対のコア15,13同士をその突き合せ部の
溶接16により固着し、エアーギャップ18を形成して
いるリアクタ3と、スイッチング素子のオンのときに交
流電源をリアクタを介して短絡してこのリアクタに強制
的に通電する短絡回路と、交流電圧の半周期中所定の短
期間スイッチング素子をオンさせる制御手段とを具備
し、リアクタの一対のコア同士をエアーギャップにおい
て発生する騒音を軽減するようエアギャップを連結した
り、防音部材を設けたりする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交流電源からの交流
を直流に変換する直流電源装置およびこの直流電源装置
を用いた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、直流電源装置ではより多くの有
効電力を取り出すには、電源力率を改善することが有効
であり、このために簡易的に電源力率を改善する方法が
提案されている。また、電源力率を改善することによ
り、近年問題となりつつある電源の高調波電流を低減で
きる場合が多く、国内外の高調波電流規制にも対応する
ことができる。
【0003】このような直流電源装置の力率を改善する
従来の方法としては、例えば特開平2−299470号
に開示されたものがある。これは、交流入力電圧が零点
を通過した後の適当な短期間にのみスイッチイング素子
をオンして、交流電源の両端を、リアクタを介して、短
絡することにより、交流電源電流の導通期間を拡大し、
電源力率を改善している。
【0004】また、従来の他の電源力率の改善方法とし
ては、例えば、特開平7−7946号に開示されたもの
がある。これも同様に交流電圧の零点通過時刻から所定
の遅延時間後にスイッチング素子を所定時間オンするこ
とにより、電源力率を改善している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の力率改善方法はいずれも交流電圧の零点通過
時刻から適当な遅延時間後に所定時間、交流電源の両端
をリアクタを介して短絡し、これにより電流波形の導通
角を拡大して、電源力率を改善するものであるので、リ
アクタを短絡することにより、リアクタから「ジー」と
いうような不快な騒音が発生するという課題がある。
【0006】図14(a)は、この種の従来のリアクタ
101の一例の平面図、同図(b)は同図(a)のXIVB
−XIVB線切断部の端面図である。このリアクタ101は
ほぼI形状の複数の薄肉鋼板を板厚方向に積層してなる
下コア102上に、ほぼE形状の複数の薄肉鋼板を板厚
方向に積層してなる上コア103を突き合せ、その突き
合せ部の溶接(突き合せ溶接104)により固着してい
る。
【0007】この上コア103のE形溝内に嵌入された
環状の巻線105の内側の中央部にはエアーギャップ
(空隙)106が形成され、下コア102の外底面には
ほぼ矩形薄板状の底板107が溶接部108により固着
され、底板107の各取付穴109に図示しない取付ね
じを挿通して所要の取付筺体や機器に取り付けるように
なっている。
【0008】したがって、図14(b)に示すように巻
線105の通電時には磁気流れが巻線105回りに図中
破線109に示すように発生し、相互に対向する巻線1
05間に発生する磁気流れは相互に逆向きになる。この
ために、上記電源力率改善のためにリアクタ101に流
れるリアクタ電流が急変すると、エアーギャップ106
の付近にインパルス的な力が発生するので、図14
(b)中一点鎖線で示す交番的な振動110が上,下コ
ア103,102に発生する。
【0009】その結果、上,下コア103,102の外
表面が激しく振動し、この外表面から騒音が放射され
る。また、この振動の一部が底板107を介して図示し
ない取付筺体ないし機器を振動させ、二次的な騒音を放
射させることもある。
【0010】図15(a)はこのようなリアクタ101
に流れる電流IRと上コア103の振動加速度Vとの相
対関係を表わしており、リアクタ短絡時のリアクタ電流
IRの急変111が発生すると、図中白矢印で示すよう
に大きな振動が発生し、騒音を発生させる。この振動な
いし騒音は、図15(b)で示すようにリアクタ101
を上記電源力率改善に使用せずに、単にリアクタ101
に電流を通電したときのリアクタ電流IR0 に対する上
コア103の振動加速度V0 ないし騒音よりも非常に大
きいことを示している。
【0011】また、リアクタ101のエアーギャップ1
06を臨む両端面106a,106bは自由端であるの
で、特に、この両端面の振動が大きく、騒音も大きい。
【0012】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、電源力率改善のためにリアクタ
を短絡したときに発生する騒音をリアクタの簡単な構成
により低減することができる直流電源装置および空気調
和機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の直流電源装置
は、交流電源からの交流を直流に整流する整流回路と、
この整流回路からの直流を平滑するコンデンサと、上記
整流回路の交流入力側あるいは直流出力側に直列に挿入
され、積層鋼板からなり巻線が巻き付けられる一対のコ
ア同士の突き合せ部分の一部に空隙を設けているリアク
タと、スイッチング素子のオンのときに上記交流電源を
上記リアクタを介して短絡してこのリアクタに強制的に
通電する短絡回路と、上記交流電圧の半周期中の所定の
短期間に上記スイッチング素子をオンさせる制御手段
と、を具備し、上記リアクタの下端部に底板を設け、上
記空隙を連結する手段を設けた。
【0014】この発明によれば、電源交流の半周期中の
所定期間は短絡回路のスイッチング素子が制御手段によ
りオンされるので、この交流電源の出力側両端がリアク
タと短絡回路を介して短絡される。このために、リアク
タが強制的に通電されるので、入力電圧<キャパシタ電
圧の区間においてもリアクタに電気エネルギーを蓄積さ
せることができ、交流電源の電気導通角を拡大させるこ
とができる。したがって、リアクタの大型化を招かずに
力率改善と高調波低減とを共に図ることができる。
【0015】また、リアクタの短絡時に一対のコアのエ
アーギャップ(空隙)を臨む両端面が振動しようとする
が、これらエアーギャップの両端面同士が締結されてい
るので、これらエアーギャップ部の振動が防止ないし低
減されるうえに、一対のコア同士の連結力がさらに増強
されているので、コア全体の振動が防止ないし低減さ
れ、騒音も防止ないし低減される。
【0016】請求項2の直流電源装置は、交流電源から
の交流を直流に整流する整流回路と、この整流回路から
の直流を平滑するコンデンサと、上記整流回路の交流入
力側あるいは直流出力側に直列に挿入され、積層鋼板か
らなり巻線が巻き付けられる一対のコア同士の突き合せ
部分の一部に空隙を設けているリアクタと、スイッチン
グ素子のオンのときに上記交流電源を上記リアクタを介
して短絡してこのリアクタに強制的に通電する短絡回路
と、上記交流電圧の半周期中の所定の短期間に上記スイ
ッチング素子をオンさせる制御手段と、を具備し、上記
突き合せ部分と平行になるように、上記リアクタの上端
部に補強板を設け、下端部に底板を設け、補強板と底板
を連結することで上下コアを締結する締結部材を設け
た。
【0017】この発明によれば、一対のコア同士を、こ
れらの突き合せ部の溶接により連結するうえに、さら
に、これら一対のコア同士をも締結部材により連結して
いるので、一対のコアの連結力をさらに増強させること
ができるうえに、特にリアクタ全体の結束力が増強され
る。このために、リアクタの外表面の振動が一層低減さ
れるので、外部へ放射される騒音を一層低減させること
ができる。
【0018】また、一対のコア同士を強固に締結しても
エアギャップを有しており、これらコアの磁気回路に影
響を与えることがないので、磁気回路の設計変更を不要
にすることができる。
【0019】請求項3の直流電源装置は、交流電源から
の交流を直流に整流する整流回路と、この整流回路から
の直流を平滑するコンデンサと、上記整流回路の交流入
力側あるいは直流出力側に直列に挿入され、積層鋼板か
らなり巻線が巻き付けられる一対のコア同士の突き合せ
部分の一部に空隙を設けているリアクタと、スイッチン
グ素子のオンのときに上記交流電源を上記リアクタを介
して短絡してこのリアクタに強制的に通電する短絡回路
と、上記交流電圧の半周期中の所定の短期間に上記スイ
ッチング素子をオンさせる制御手段と、を具備し、上記
リアクタは、その一対のコアの外表面に、弾性体を介し
て遮音体を取り付けている。
【0020】この発明によれば、一対のコア自体に発生
する振動は殆ど低減しないが、一対のコアの外表面に発
生した振動を弾性体と遮音体により減衰させることがで
きるので、リアクタの外表面から外部へ放射される騒音
をさらに低減することができる。
【0021】請求項4の直流電源装置は、交流電源から
の交流を直流に整流する整流回路と、この整流回路から
の直流を平滑するコンデンサと、上記整流回路の交流入
力側あるいは直流出力側に直列に挿入され、積層鋼板か
らなり巻線が巻き付けられる一対のコア同士の突き合せ
部分の一部に空隙を設けているリアクタと、スイッチン
グ素子のオンのときに上記交流電源を上記リアクタを介
して短絡してこのリアクタに強制的に通電する短絡回路
と、上記交流電圧の半周期中の所定の短期間に上記スイ
ッチング素子をオンさせる制御手段と、を具備し、上記
リアクタは、その一対のコアの一方に固定される底板
を、このコアの固定側一面の面積よりも小さく、かつ弾
性を有する細板状の底板に形成している。
【0022】この発明によれば、一対のコアの一方に接
触して固定される底板がこのコアの固定側一面の面積よ
りも小さく、かつ弾性を有する細板状であるので、その
分、底板が一方のコアに接触する接触面積を減少させる
ことができるうえに、弾性により振動を減衰させること
ができる。このために、一方のコアから底板に伝達され
る振動を低減することができるので、底板から、これに
取り付けられる取付筺体ないし機器への振動伝達を低減
して騒音を低減することができる。
【0023】請求項5の直流電源装置は、上記短絡回路
に、電流の急変を抑制するフィルター素子を設けた。
【0024】この発明によれば、請求項1〜4のいずれ
か1項記載の発明の作用効果に加えて、一対のコアの振
動はその巻線に流れる電流の急変により主に発生する
が、その電流の急変をフィルター素子により緩和するの
で、一対のコアの振動ないし騒音をさらに一段と低減す
ることができる。
【0025】請求項6の直流電源装置は、一対のコアの
空隙を連結する部分は、接着剤により連結され、または
接着剤を併用して連結されている。
【0026】この発明によれば、請求項1〜5のいずれ
か1項記載の発明の作用効果に加えて、これら各発明に
よるコアの各連結部を接着剤により連結し、あるいは接
着剤を併用して連結するので、これら連結作業が容易に
なるうえに、接着剤によっても振動を減衰させることが
できるので、コアの振動ないし騒音をさらに低減するこ
とができる。
【0027】請求項7の直流電源装置は、交流を直流に
変換するコンバータ装置と、このコンバータ装置で変換
された直流を可変電圧、可変周波数の交流に変換して圧
縮機駆動電動機または送風機駆動電動機に供給するイン
バータ装置と、を備えた空気調和機において、前記コン
バータ装置として請求項1ないし請求項6のいずれか1
項に記載の直流電源装置を用いている。
【0028】この発明によれば、直流電源装置の力率改
善により高力率運転が可能なので空気調和機の消費電力
の低減、最大能力の向上が図れる。さらには、この空気
調和機に、低振動低騒音のリアクタを組み付けた直流電
源装置を設けているので、この空気調和機の騒音ないし
振動の低減が可能である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
図13を参照して説明する。なお、これらの図中、同一
または相当部分には同一符号を付している。
【0030】図1は本発明の第1の実施形態に係る直流
電源装置1の電子回路図である。この直流電源装置1は
商用電源等の交流電源2の一方の出力端にリアクタ3の
一端を直列に接続している。このリアクタ3の他端は、
4個のダイオードからなり、導通方向を一方向に揃えて
いる第1のダイオードブリッジ4と、全波整流器の一端
を構成している第2のダイオードブリッジ5のそれぞれ
の一方の入力端に接続されている。第1,第2のダイオ
ードブリッジ4,5のそれぞれの他方の入力端は交流電
源2の他方の出力端に接続されている。第2のダイオー
ドブリッジ5の出力端には一対の倍電圧電解コンデンサ
6a,6bと平滑コンデンサ7とを介して負荷8を接続
するようになっている。
【0031】一方、第1のダイオードブリッジ4の両出
力端は例えばバイポーラトランジスタ、IGBT,MO
SFETなどからなるスイッチング素子9のコレクタと
エミッタ間に接続され、このスイッチング素子9がオン
したときに、第1のダイオードブリッジ4とリアクタ3
を介して交流電源2の出力側の両端を短絡する短絡回路
になるよう構成している。
【0032】スイッチング素子9のゲートはマイクロプ
ロセッサ等よりなる制御手段10に接続され、この制御
手段10によってスイッチング素子9がオンオフ制御さ
れるようになっている。
【0033】制御手段10はスイッチング素子9を駆動
する短絡素子駆動手段10aと、スイッチング素子9に
後述する力率改善パルスを与える駆動信号生成手段10
bとを有し、この駆動信号生成手段10bの入力側には
例えばフォトカプラ、カレントトランスなどからなるゼ
ロクロス検出手段11が接続されている。このゼロクロ
ス検出手段11の入力側は交流電源1の出力端に接続さ
れている。これにより、このゼロクロス検出手段11は
交流電源2の交流電圧、すなわち図2で示すような正弦
波の交流電源電圧ACが零点、すなわちゼロクロス点O
Xを通過する時点を検出し、この検出信号を制御手段1
0の駆動信号生成手段10bに供給するものである。
【0034】駆動信号生成手段10bは直流電源装置1
の力率改善と高調波低減の目的のために、ゼロクロス点
OXから所定期間経過後毎に所定幅の力率改善パルスP
aをスイッチング素子9に与えることにより、交流電圧
の半周期中の所定の短期間にスイッチング素子9をオン
オフ制御するものである。
【0035】したがって、これらの力率改善パルスPa
が制御手段10によりスイッチング素子9に与えられる
と、このスイッチング素子9がオン状態に駆動し、これ
により第1のダイオードブリッジ4とリアクタ3を介し
て交流電源2の出力側両端が短絡する。この結果、第1
のダイオードブリッジ4とリアクタ3を介して交流電源
2が短絡されることにより、リアクタ3に電気エネルギ
ーが効率的に蓄積されるので、電源力率の改善と高調波
低減とを共に図ることができる。
【0036】すなわち、交流電源2からの交流電圧はリ
アクタ3を介して第2のダイオードブリッジ5と倍電圧
電解コンデンサ6a,6bからなる倍電圧整流回路に供
給されて倍電圧整流される。この直流はさらに平滑コン
デンサ7により平滑されてから負荷8に供給される。一
方、交流電源2からの交流電圧がゼロクロス点OXを通
過すると、このゼロクロス点OXの通過がゼロクロス検
出手段11により検出され、この検出信号により制御手
段10が駆動される。
【0037】これにより、制御手段10の駆動信号生成
手段10は、交流電圧のゼロクロス点OX通過後毎に図
2で示す力率改善パルスPaを短絡素子駆動手段10a
を介してスイッチング素子9に与える。
【0038】スイッチング素子9は力率改善パルスPa
に対応してオン状態に駆動する。このために、第1のダ
イオードブリッジ4とリアクタ3を介して交流電源2の
両端が短絡する。これにより、力率改善パルスPaに応
答してスイッチング素子9がリアクタ3を介して交流電
源2を短絡し、入力電圧<キャパシタ電圧の区間におい
てもリアクタ3が通電されて電気エネルギーを蓄積させ
ることができる。このために、交流電源2の電気導通角
が拡大され、直流電源装置1の電源力率を改善すると共
に、高調波を低減することができる。図2中電流波形I
rは力率改善パルスPaにより力率が改善されたときの
電流波形を示し、電流波形I0 は力率改善前の電流波形
を示す。
【0039】しかし、力率改善後の電流波形Irに示す
ように、力率改善パルスPaによってリアクタ3が短絡
された後に、リアクタ3の短絡が解放されて短絡電流が
オフになると、電流急変αによりリアクタ3に騒音が発
生する。
【0040】そこで、本発明では次に述べるようにリア
クタ3の構造自体を防振ないし防音構造に構成して防振
ないし低騒音を図っている。
【0041】図3〜図6はリアクタ3における上,下コ
ア15,13のエアーギャップ18を臨む両端15a,
13a同士を連結する場合の種々の実施形態をそれぞれ
示しており、図3(a)は本発明の第1の実施形態に係
るリアクタ3の構成を示す平面図、同図(b)は同図
(a)の側面図、同図(c)は同図(a)のIIIC−IIIC
切断部の端面図である。このリアクタ3は、ほぼ長方形
板状本体の各矩形状角部を横方向に一体に突設してなる
底板12上に、例えばほぼI形状の複数の薄肉鋼板を板
厚方向に積層してなる下コア13を溶接部4により固着
している。
【0042】さらに、この下コア13上には、例えば、
ほぼE形状の複数の薄肉鋼板を板厚方向に積層してなる
上コア15を突き合せ、その突き合せ部の溶接(突き合
せ溶接16)により固着している。この上コア15のE
形溝内には環状の巻線17が嵌入されて装着されてい
る。この巻線16の中央側の上,下コア15,13の中
央部にはエアーギャップ18が形成されている。底板1
2の各取付穴19には図示しない取付ねじを挿通して所
要の取付筺体や機器に取り付けるようになっている。
【0043】そして、図3(c)に示すように、連結用
ねじ20を底板12に設けた底穴12aから下コア13
の底面側に設けた凹部13cと凹部13cから両端部1
3aに貫通する貫通穴13bと上コア15の両端部15
aに設けたねじ穴15cに挿入し連結することにより、
上,下コア15,13のエアーギャップ18を臨む両端
部15a,13a同士をこれら両端部15a,13a同
士を堅く固定している。
【0044】このために、リアクタ電流の急変等により
上,下コア15,13全体に振動が発生しても、従来特
に振動ないし騒音の大きかったエアーギャップ18を臨
む両端部(エアーギャップ両端部)15a,13a同士
は連結用ねじ20により固定されているうえに、この連
結用ねじ20により上,下コア15,13同士の連結力
自体を増強させているので、振動を大幅に防止ないし低
減して、騒音を大幅に防止ないし低減することができ
る。
【0045】図4は本発明の第2の実施形態に係るリア
クタ3Aの縦断面図である。このリアクタ3Aは上,下
コア15,13のエアーギャップ18を臨む両端部15
a,13aの一方、例えば15aを楔状尖端15bに形
成し、この楔状尖端15bを一方のエアーギャップ平端
面13aに強く圧接させた状態で、上,下コア15,1
3同士を突き合せ溶接部16で溶接固着することによ
り、エアーギャップ両端部15a,13a同士を連結す
る点に特徴がある。
【0046】したがって、このリアクタ3Aによって
も、第1の実施形態と同様に、上,下コア15,13の
エアーギャップ両端部15a,13a同士を強固に連結
しているので、これら両端部15a,13aの振動を特
に低減して騒音を低減することができる。
【0047】図5は、本発明の第3の実施形態に係るリ
アクタ3Bの縦断面図である。このリアクタ3Bは上,
下コア15,13のエアーギャップ18に高剛性のスペ
ーサ21を密に介在させることにより、このエアーギャ
ップ18を臨む両端部15a,13a同士を強固に連結
している点に特徴がある。
【0048】したがって、このリアクタ3Bによって
も、第1の実施形態と同様に、上,下コア15,13の
エアーギャップ両端部15a,13aを強固に連結して
いるので、これら両端部15a,13aの振動を特に低
減して騒音を低減することができる。
【0049】図6は本発明の第4の実施形態に係るリア
クタ3Cの縦断面図である。このリアクタ3Cは巻線1
7が嵌入される上コア15の一対の嵌入溝15c,15
dと巻線17との狭隘な間隙内に、例えば断面形状がほ
ぼコの字状の図中左右一対の固定用梁22a,22bを
密に嵌入させて固定し、さらにこれら固定用梁22a,
22bの図中L字状下端面を、下コア13の平坦なエア
ーギャップ端面13a上に強く当接させた状態で上,下
コア15,13を溶接により固着することにより、上下
コア15,13の両エアーギャップ15a,13a同士
を強固に連結している点に特徴がある。
【0050】したがって、このリアクタ3Cによって
も、第1の実施形態と同様に、上,下コア15,13の
エアーギャップ両端部15a,13a同士を強固に連結
しているので、これら両端部15a,13aの振動を特
に低減して騒音を低減することができる。
【0051】図7〜図9は上,下コア15,13の外表
面同士を連結した各実施形態を示しており、図7(a)
は本発明の第5の実施形態に係るリアクタ3Dの縦断面
図、図7(b)は同リアクタ3Dの側面図である。
【0052】このリアクタ3Dは図7(b)に示すよう
に上記底板12を、その奥行方向の長さが、これよりも
大きい大形底板12aに置換し、この大形底板12aを
下コア13の図中下溶接部23により固定する一方、上
コア15の図中上面上に、若干厚肉の上補強板24を溶
接部25により固着し、大形底板12aと上補強板24
が上下コア15,13の突き合せ面と平行になるように
大形底板12aの各角部の挿通穴に締結ボルト26をそ
れぞれ挿通し、上補強板24を貫通させ、これらボルト
26の各挿通先端部にナット27をそれぞれ締め付ける
ことにより、上コア15と下コア13とを締結し、その
締結力を増強させている点に特徴がある。
【0053】このリアクタ3Dによれば、上,下コア1
5,13の外表面に固着した上補強板24と大形底板1
2aとを締結することにより、これら上,下コア15,
13の締結力を増強させているので、これら上,下コア
15,13の外表面の振動を低減させることができ、騒
音を低減することができる。
【0054】また、一対のコア同士を強固に締結しても
エアギャップを有しており、これらコアの磁気回路に影
響を与えることがないので、磁気回路の設計変更を不要
にすることができる。
【0055】図8(a)は本発明の第6の実施形態に係
るリアクタ3Eの縦断面図、同図(b)は同リアクタ3
Eの側断面図である。このリアクタ3Eは上,下コア1
5,13の外面に、有蓋角筒状のカバー28を密に外嵌
し、このカバー28の開口端を底板12上に固着した点
に特徴がある。
【0056】図8(b)に示すように、カバー28の図
中左右側面に、巻線17の左右両端部を挿通せしめる左
右一対の挿通孔29a,29bを穿設し、巻線17の左
右両突出端部を挿通孔29a,29bから外部へ突出さ
せているが、この突出端部を除く上,下コア15,13
の天面,左右,前後側面の殆どの外表面をカバー28に
より密に被覆し、かつ上,下コア15,13同士を堅く
締結しているので、上,下コア15,13の締結力を増
強させることができる。
【0057】このために、上,下コア15,13の外表
面の振動を低減して騒音を低減することができる。
【0058】図9(a)は本発明の第7の実施形態に係
るリアクタ3Fの縦断面図、同図(b)は同リアクタ3
Fの側断面図である。このリアクタ3Fは、上,下コア
15,13の外表面に、複数の弾性体30を介して有蓋
角筒状の遮音体31を密に外嵌し、この遮音体31の開
口下端を底板12上に溶接等により固着している点に特
徴がある。
【0059】このリアクタ3Fによれば、コア自体に発
生する振動は殆ど低減しないが、上,下コア15,13
の外表面からの振動を、弾性体30により吸収すると共
に遮音体31により遮音するので、騒音を低減すること
ができる。
【0060】図10(a)は本発明の第8の実施形態に
係るリアクタ3Gの縦断面図、同図(b)は同図(a)
で示す弾性底板33の平面図、同図(c)は同図(b)
のXC−XC線断面図である。このリアクタ3Gは上記
底板12を、これが固定される下コア13の外底面の面
積よりも小さく、かつ弾性を有する弾性底板33に置換
した点に特徴がある。
【0061】図10(b)に示すように、この弾性底板
33は、図中前後一対の細帯状板の端板34a,34b
の対向内側縁部に、例えばほぼH形状の弾性を有する左
右一対の細板35,36の各内側縦部35a,36aの
長手(縦)方向両端部を溶接により固着する一方、各外
側縦部35b,36bの長手(縦)方向両端部を下コア
13の外底面側にほぼ矩形状に突出するように突設させ
て下コア13の外底面と接触する接触部35c,36c
をそれぞれ形成している。
【0062】したがって、このリアクタ3Gによれば、
通電時振動する下コア13の外底面に接触する弾性底板
33の接触部が各細板35,36の小形の接触部35
c,36cであるので、接触面積が狭いうえに、各細板
35,36自体の面積も狭いので、両端板34a,34
bの取付穴21に取り付けられる取付筺体や取付機器
(図示せず)への振動伝達を低減することができる。
【0063】図11は図3(a)〜(c)で示す本発明
の第1の実施形態に係るリアクタ3の底板12を、第7
の実施形態に係る弾性底板33に置換してなる第9の実
施形態における上コア15の振動Vaとリアクタ電流I
Raとの相対関係を示しており、この振動加速度Vaが
図15で示す従来例の振動加速度Vよりも顕著に低減し
ている状態を示している。なお、上記各実施形態は適宜
組み合せてもよく、さらに、各リアクタ3,3A〜3G
の締結部を接着剤により締結してもよく、あるいは接着
剤を併用して締結してもよい。
【0064】図12は本発明の第10の実施形態に係る
直流電源装置1Aの電子回路図である。この直流電源装
置1Aはリアクタ3の巻線17の一端と短絡回路4の一
端とを電気的に接続する線路4aの途中と、短絡回路4
の他端と交流電源2の他端とを接続する線路4bの途中
の一方、または両方に、これら線路4a,4bに流れる
電流の急変を緩和するフィルター素子37を介在させた
点に特徴がある。
【0065】したがって、この直流電源装置1Aによれ
ば、リアクタ3の巻線17を流れるリアクタ電流の急変
をフィルター素子37により緩和することができるの
で、このリアクタ電流の急変によるリアクタ3の振動を
低減し、騒音を低減することができる。
【0066】図13は上述した本発明の各実施形態に係
る直流電源装置1または1Aを具備した空気調和機41
の実施形態の構成を示すブロック図である。この空気調
和機41は交流を直流に変換するコンバータ装置として
の直流電源装置1または1Aと、この直流電源装置1ま
たは1Aから出力された直流を可変電圧、可変周波数の
交流に変換して圧縮機駆動電動機に供給するインバータ
装置とを備えている。ここに使用した直流電源装置1ま
たは1Aは、図1または図12に例示したものの応用で
あり、これら図中の制御手段10として、ベースドライ
ブ電源43とホトカプラ44とゼロクロス検出器45お
よび室外制御部46を有するものである。また、負荷8
の代りに、インバータ装置42を介して、圧縮機駆動電
動機47が接続されている。そして、リアクタ3には上
述した各実施形態に係る防音手段または防振手段を設け
ている。
【0067】この空気調和機41は室内機と室外機とで
なり、室内機を交流電源に接続する構成になっている。
そして、室内機においては交流電源48から、ノイズフ
ィルタ49を介して、室内制御部50に動作電力を供給
するようになっている。室内制御部50にはリモコン装
置51からの指令を受信する受信部52、室内温度を検
出する温度センサ53、表示部54、図示省略の室内熱
交換器を通して風を室内に循環させる室内ファン55、
吹出し空気の方向を変えるルーバ56が接続されてい
る。
【0068】一方、室外機においても、ノイズフィルタ
49を介して、交流電源48から室外制御部46および
圧縮機駆動電動機47に動作電力を供給するようになっ
ている。この場合、ノイズフィルタ49の負荷側に電流
値検出器57が設けられ、その検出信号が室外制御部4
6に入力される。また、ノイズフィルタ49の負荷側の
交流電圧を監視して、ゼロクロス点を検出するゼロクロ
ス検出器45が設けられ、その検出信号が室外制御部4
6に入力される。室外制御部46には、さらに、室外熱
交換器の温度を検出する温度センサ58、運転モードに
応じて冷媒の循環方向を変える四方弁59、図示省略の
室外熱交換器に風を送り込む室外ファン60とが接続さ
れている。また、室外制御部46は室内制御部50と送
受信してインバータ装置42を制御すると共に、ホトカ
プラ44にパルス電流を供給してスイッチング素子9で
あるトランジスタQ1をオン操作する構成になってい
る。
【0069】このように構成された空気調和機41の実
施形態の概略動作について以下に説明する。まず、リモ
コン装置51から運転開始、運転モード、室内設定温
度、室内ファンの風速、風向等の指令が受信部52を介
して室内制御部50に加えられる。これに応じて室内制
御部50は運転状態等を表示部54に表示し、室内ファ
ン55およびルーバ56の駆動制御を実行すると共に、
設定温度と室内温度との偏差に応じて圧縮機駆動電動機
47を駆動する電源周波数(以下圧縮機周波数という)
を演算し、運転モード信号と併せて圧縮機周波数信号を
室外制御部46に送信する。
【0070】室外制御部46は運転モード信号に応じて
四方弁59を励磁(または非励磁)状態とし、圧縮機周
波数に従ってインバータ装置42を制御し、室外ファン
60を駆動すると共に、温度センサ58の検出信号等に
よって四方弁59を制御して除霜運転等を行なう。ま
た、室外制御部46は電流値検出器57による電流検出
値が予め設定された制限値を超えないように、圧縮機周
波数の補正等も行なう。さらに、室外制御部46は直流
電源装置を構成するリアクタ3に対する強制通電制御を
も実行する。室外制御部46はこの強制通電制御によっ
て、電源高周波の低減および力率の向上を図るようにな
っている。
【0071】このように空気調和機41に適用すること
により、室外機の騒音を低減でき、さら、圧縮機47の
電源の力率が改善され消費電力を低減することが可能で
ある。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る直流電
源装置は、交流電源の両端をリアクタを介して短絡する
ことによりリアクタの大型化を招かずに力率改善と高調
波低減とを共に図ることができる。また、リアクタの短
絡時に、その一対のコアのエアーギャップを臨む両端面
が振動しようとするが、これらエアーギャップの両端面
同士を連結しているので、これらエアーギャップ部の振
動を低減させるうえに、一対のコア同士の締結力をさら
に増強させているので、コア全体の振動を防止ないし低
減し、騒音も防止ないし低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る直流電源装置の
電子回路図。
【図2】図1で示す直流電源装置の交流電源の交流電源
電圧波形と、力率改善パルス波形とリアクタ電流波形と
を示すタイムチャート。
【図3】(a)は図1で示すリアクタの平面図、(b)
は同図(a)の側面図、(c)は同図(a)のIIIC−II
IC線切断部の端面図。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るリアクタの縦断
面図。
【図5】本発明の第3の実施形態に係るリアクタの縦断
面図。
【図6】本発明の第4の実施形態に係るリアクタの縦断
面図。
【図7】(a)は本発明の第5の実施形態に係るリアク
タの縦断面図、(b)は同図(a)で示すリアクタの側
面図。
【図8】(a)は本発明の第6の実施形態に係るリアク
タの縦断面図、(b)は同図(a)で示すリアクタの側
断面図。
【図9】(a)は本発明の第7の実施形態に係るリアク
タの縦断面図、(b)は同図(a)で示すリアクタの側
断面図。
【図10】(a)は本発明の第8の実施形態に係るリア
クタの縦断面図、(b)は同図(a)で示す弾性底板の
平面図、(c)は同図(b)のXC−XC線断面図。
【図11】本発明の第9の実施形態に係るリアクタの振
動とリアクタ電流との相対関係を示す図。
【図12】本発明の第10の実施形態に係る直流電源装
置の電子回路図。
【図13】本発明の第11の実施形態に係る空気調和機
の構成図。
【図14】(a)は従来のリアクタの平面図、(b)は
同図(a)のXIVB−XIVB線断面図。
【図15】(a)は図14で示す従来のリアクタを有す
る直流電源装置において、電源力率改善のために当該リ
アクタを介して電源の両端を短絡したときのリアクタの
電流と振動加速度とを示す図、(b)は図14で示す従
来のリアクタを有する直流電源装置において、電源力率
改善を行なわないときの当該リアクタの電流と振動加速
度とを示す図。
【符号の説明】
1,1A 直流電源装置 3,3A,3B,3C,3D,3E,3F,3G リア
クタ 4 第1のダイオードブリッジ 5 第2のダイオードブリッジ 6a,6b 倍電圧電解コンデンサ 9 スイッチング素子 10 制御手段 11 ゼロクロス検出手段 12 リアクタの底板 13 リアクタの下コア 14,16 リアクタの溶接部 15 リアクタの上コア 17 リアクタの巻線 18 リアクタのエアーギャップ 20 連結用ねじ 21 スペーサ 22a,22b 固定用梁 23,25 溶接部 24 上補強板 26 締結ボルト 28 カバー 30 弾性体 31 遮音体 33 弾性底板 35,36 細板 37 フィルター素子 41 空気調和機 Pa 力率改善パルス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源からの交流を直流に整流する整
    流回路と、この整流回路からの直流を平滑するコンデン
    サと、上記整流回路の交流入力側あるいは直流出力側に
    直列に挿入され、積層鋼板からなり巻線が巻き付けられ
    る一対のコア同士の突き合せ部分の一部に空隙を設けて
    いるリアクタと、スイッチング素子のオンのときに上記
    交流電源を上記リアクタを介して短絡してこのリアクタ
    に強制的に通電する短絡回路と、上記交流電圧の半周期
    中の所定の短期間に上記スイッチング素子をオンさせる
    制御手段と、を具備し、上記リアクタの下端部に底板を
    設け、上記空隙を連結する手段を設けたことを特徴とす
    る直流電源装置。
  2. 【請求項2】 交流電源からの交流を直流に整流する整
    流回路と、この整流回路からの直流を平滑するコンデン
    サと、上記整流回路の交流入力側あるいは直流出力側に
    直列に挿入され、積層鋼板からなり巻線が巻き付けられ
    る一対のコア同士の突き合せ部分の一部に空隙を設けて
    いるリアクタと、スイッチング素子のオンのときに上記
    交流電源を上記リアクタを介して短絡してこのリアクタ
    に強制的に通電する短絡回路と、上記交流電圧の半周期
    中の所定の短期間に上記スイッチング素子をオンさせる
    制御手段と、を具備し、上記突き合せ部分と平行になる
    ように、上記リアクタの上端部に補強板を設け、下端部
    に底板を設け、補強板と底板を連結することで上下コア
    を締結する締結部材を設けたことを特徴とする直流電源
    装置。
  3. 【請求項3】 交流電源からの交流を直流に整流する整
    流回路と、この整流回路からの直流を平滑するコンデン
    サと、上記整流回路の交流入力側あるいは直流出力側に
    直列に挿入され、積層鋼板からなり巻線が巻き付けられ
    る一対のコア同士の突き合せ部分の一部に空隙を設けて
    いるリアクタと、スイッチング素子のオンのときに上記
    交流電源を上記リアクタを介して短絡してこのリアクタ
    に強制的に通電する短絡回路と、上記交流電圧の半周期
    中の所定の短期間に上記スイッチング素子をオンさせる
    制御手段と、を具備し、上記リアクタは、その一対のコ
    アの外表面に、弾性体を介して遮音体を取り付けている
    ことを特徴とする直流電源装置。
  4. 【請求項4】 交流電源からの交流を直流に整流する整
    流回路と、この整流回路からの直流を平滑するコンデン
    サと、上記整流回路の交流入力側あるいは直流出力側に
    直列に挿入され、積層鋼板からなり巻線が巻き付けられ
    る一対のコア同士の突き合せ部分の一部に空隙を設けて
    いるリアクタと、スイッチング素子のオンのときに上記
    交流電源を上記リアクタを介して短絡してこのリアクタ
    に強制的に通電する短絡回路と、上記交流電圧の半周期
    中の所定の短期間に上記スイッチング素子をオンさせる
    制御手段と、を具備し、上記リアクタは、その一対のコ
    アの一方に固定される底板を、このコアの固定側一面の
    面積よりも小さく、かつ弾性を有する細板状の底板に形
    成していることを特徴とする直流電源装置。
  5. 【請求項5】 上記短絡回路に、電流の急変を抑制する
    フィルター素子を設けたことを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の直流電源装置。
  6. 【請求項6】 一対のコアの空隙を連結する部分は、接
    着剤により連結され、または接着剤を併用して連結され
    ていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に
    記載直流電源装置。
  7. 【請求項7】 交流を直流に変換するコンバータ装置
    と、このコンバータ装置で変換された直流を可変電圧、
    可変周波数の交流に変換して圧縮機駆動電動機または送
    風機駆動電動機に供給するインバータ装置と、を備えた
    空気調和機において、前記コンバータ装置として請求項
    1ないし請求項6のいずれか1項に記載の直流電源装置
    を用いたことを特徴とする空気調和機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2468131C1 (ru) * 2008-09-29 2012-11-27 Панасоник Корпорэйшн Стиральная машина барабанного типа
JP2014204032A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 三菱電機株式会社 コイル装置
CN104425107A (zh) * 2013-08-26 2015-03-18 珠海格力电器股份有限公司 电抗器的固定结构及使用其的空调器
JPWO2021240657A1 (ja) * 2020-05-26 2021-12-02
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