JPH11164558A - 交流電圧調整装置 - Google Patents

交流電圧調整装置

Info

Publication number
JPH11164558A
JPH11164558A JP9328175A JP32817597A JPH11164558A JP H11164558 A JPH11164558 A JP H11164558A JP 9328175 A JP9328175 A JP 9328175A JP 32817597 A JP32817597 A JP 32817597A JP H11164558 A JPH11164558 A JP H11164558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
power supply
transformer
main circuit
voltage regulator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9328175A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhiko Maeda
照彦 前田
Hiroshi Shioda
広 塩田
Ryuichi Morikawa
竜一 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP9328175A priority Critical patent/JPH11164558A/ja
Publication of JPH11164558A publication Critical patent/JPH11164558A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/30Reactive power compensation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで構成することができ、且つ、交流
電源電圧を高精度に調節することが可能な交流電圧調整
装置を提供する。 【解決手段】 インバータ主回路7を、制御部10によ
って与えられる制御信号に基づいて結合変圧器4の一次
巻線4aに交流電圧を出力し、制御部10は、電源電圧
検出器2及び出力電圧検出器5が検出する各交流電圧に
基づき、インバータ主回路7により結合変圧器4の二次
巻線4bに調整電圧を誘起させ、交流電源電圧に重畳す

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源として受電し
た交流電圧の変動を抑えて負荷に安定な交流電圧を供給
したり、或いは、受電した交流電圧とは異なる電位の交
流電圧を得るために用いられる交流電圧調整装置に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】電力会社より配電され
る交流電源を負荷に供給する場合、交流電源と負荷との
間には配電線路や配電用変圧器のインピーダンスが介在
するため、交流電源の電圧は負荷の増減により電流が変
化するのに応じて変動する。
【0003】例えば、負荷の変動が大きく配電電圧が規
定範囲に収まらなくなった場合には、変圧器のタップを
切り替えて対応する場合があるが、変圧器のタップ電圧
は離散的な値を取るため、配電電圧を、そのタップ電圧
の幅に応じて調整することしかできない。また、変圧器
の代わりに、インバータにより任意の交流電圧を得て負
荷に供給する方式もあるが、インバータは、同一容量の
変圧器に比して効率が低く、コストが高いという問題が
あった。
【0004】また、配電線路が単相3線式の場合は、2
系統の交流出力が必要であるため、電圧を調整する手段
が2組必要となり、その分コストを要するという問題が
あった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その第1の目的は、低コストで構成することがで
き、且つ、交流電源電圧を高精度に調節することが可能
な交流電圧調整装置を提供することにある。また、本発
明の第2の目的は、単相3線式の配電線路に対しても、
低コストで適用することができる交流電圧調整装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の交流電圧調整装置は、交流電源から
負荷への給電線路中に、二次巻線が直列介挿された結合
変圧器と、この結合変圧器の一次巻線に並列接続される
スイッチと、前記交流電源により給電される交流電圧に
基づいて作成した直流電圧を駆動用電源として、前記結
合変圧器の一次巻線に交流電圧を出力するインバータ主
回路と、前記負荷に対して出力される交流電圧を検出す
る出力電圧検出手段と、前記スイッチの開閉を制御する
と共に、前記出力電圧検出手段が検出する交流電圧に基
づいて前記インバータ主回路に制御信号を出力すること
により、前記交流電源電圧に重畳する調整電圧の制御を
行う制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】斯様に構成すれば、インバータ主回路は、
交流電源により給電される交流電圧に基づいて作成した
直流電圧を駆動用電源とし、制御手段によって与えられ
る制御信号に基づいて結合変圧器の一次巻線に交流電圧
を出力する。制御手段は、出力電圧検出手段が検出する
交流電圧に基づき、インバータ主回路によって結合変圧
器の二次巻線に誘起される交流電圧を、交流電源電圧に
重畳する調整電圧として制御する。即ち、インバータ主
回路が出力する交流電圧に基づき結合変圧器の二次巻線
に誘起される交流電圧を調整電圧とすることによって、
調整電圧のレベルを滑らかに変化させることができると
共に、調整電圧として供給する電圧範囲は交流電源電圧
の変動分と略同等の範囲になり、インバータ主回路の容
量を小さくすることができる。
【0008】また、制御手段は、結合変圧器の一次巻線
に並列接続されるスイッチを、インバータ主回路を動作
させる場合に開状態に制御することにより、インバータ
主回路の動作を開始させる前には、結合変圧器の一次巻
線はスイッチにより短絡される。従って、結合変圧器の
二次巻線に流れる交流電流によって一次側に誘起される
交流電流がインバータ主回路側に流れ込むことがなく、
電力損失を抑制すると共にインバータ主回路を保護する
ことができる。
【0009】この場合、請求項2に記載したように、交
流電源の電圧を検出する入力電圧検出手段を備え、制御
手段を、前記入力電圧検出手段が検出する交流電圧をも
参照して前記インバータ主回路に制御信号を出力する構
成としても良く、斯様な構成とすれば、制御手段は、結
合変圧器の二次巻線に交流電源電流が流れることによっ
て生じる損失をも加味して、調整電圧を制御することが
できる。
【0010】また、請求項3または4に記載したよう
に、スイッチを、常閉型の電磁接触器(請求項3)また
はノーマリオン型の半導体素子(請求項4)などによっ
て構成するのが好ましく、斯様に構成すれば、スイッチ
は、制御手段によって制御信号が与えられない状態にお
いて閉状態にあるので、制御手段は、インバータ主回路
の動作を開始させる前に、スイッチの開閉をアクティブ
に制御する必要がない。
【0011】また、請求項5に記載したように、スイッ
チに流れる電流を検出する電流検出手段を備え、制御手
段を、前記電流検出手段が検出する電流が略零となるよ
うにインバータ主回路に制御信号を出力した上でスイッ
チを開路する構成とするのが好適である。斯様に構成す
れば、スイッチは、自身に流れる電流が略零となってい
る状態において制御手段により開路されるので、結合変
圧器の二次側にサージ状の電圧が誘起されることとが抑
制されると共に、スイッチの容量を小さくすることがで
きる。
【0012】請求項6に記載したように、給電線路を単
相3線式として、結合変圧器を、一次巻線と2次巻線と
を二組有する単相変圧器で構成し、前記単相変圧器の2
つの二次巻線を、前記単相3線式給電線路の2つの電源
線に夫々直列介挿し、前記単相変圧器2つの一次巻線
を、夫々インバータ主回路の出力端子に並列に接続して
も良い。
【0013】斯様に構成すれば、1つの単相変圧器によ
って、単相3線式給電線路の2つの電源線には、夫々の
電源電圧極性に一致する極性の調整電圧を重畳すること
ができ、2つの電源線と中性線との間に夫々接続される
負荷の容量が不平衡である場合でも、各負荷にバランス
良く電流を供給することができる。
【0014】この場合、請求項7に記載したように、単
相3線式給電線路に介挿される絶縁変圧器を備え、単相
変圧器の二次巻線を、前記絶縁変圧器の二次側において
単相3線式給電線路の2つの電源線に夫々直列介挿する
構成とするのが好ましい。斯様に構成すれば、単相3線
式給電線路に絶縁変圧器を介挿することによって交流電
源側と負荷側との間が絶縁されるので、例えばインバー
タ主回路に故障が発生した場合などにおける短絡保護を
容易に行うことができる。
【0015】また、請求項8に記載したように、給電線
路を単相3線式として、結合変圧器の二次巻線を、前記
単相3線式給電線路の一方の電源線に直列介挿し、前記
単相3線式給電線路と負荷との間に介挿される絶縁変圧
器を備えた構成としても良く、斯様に構成すれば、請求
項7と同様の作用効果が得られる。
【0016】加えて、請求項9に記載したように、絶縁
変圧器の変圧比を、入力側電圧と出力側電圧との比に略
等しく設定すると良く、斯様に構成すれば、インバータ
主回路から出力される調整電圧の範囲を、交流電源電圧
の変動分に略等しくすることができ、電圧の調整制御を
容易に行うことができる。
【0017】請求項10に記載したように、負荷が設置
されている周囲の光量を検出する光センサを備え、制御
手段を、前記光センサが検出する光量が増加するのに応
じて負荷に対して出力される交流電圧を低下させるよう
に調整電圧を制御する構成としても良い。斯様に構成す
れば、例えば、負荷が照明装置などである場合に、その
照明装置が設置されている周囲の光量を光センサが検出
し、その光量が増加すると、制御手段は、照明装置に対
して出力される交流電圧を低下させるように調整電圧を
制御する。従って、昼間などの周囲が明るい場合には、
照明装置の照度を自動的に落として消費される電力量を
低減することができる。
【0018】また、請求項11に記載したように、時刻
を計時する計時手段を備え、制御手段を、前記計時手段
が計時する時刻に応じて調整電圧を制御する構成として
も良い。斯様に構成すれば、負荷が照明装置などである
場合に、制御手段が計時手段により計時される時刻に応
じて調整電圧を制御することにより、例えば、周囲が明
るい昼間の時間帯においては出力電圧を上昇させ、逆
に、夜間の時間帯においては出力電圧を低下させるよう
にすれば、周囲が明るさに応じて照明装置の照度が自動
的に調節され、消費される電力量を低減することができ
る。
【0019】請求項12に記載したように、結合変圧器
と絶縁変圧器とを同一の筐体に収容しても良い。斯様に
構成すれば、結合変圧器と絶縁変圧器とに同じ絶縁及び
冷却媒体を使用することができるので、絶縁及び冷却性
能を向上させることができ、また、全体を小形化するこ
とができる。
【0020】請求項13に記載したように、結合変圧器
とインバータ主回路及び制御手段とを同一の筐体に収容
すると共に、インバータ主回路を構成するスイッチング
素子及び制御手段を構成する部品が搭載された基板と
を、結合変圧器及びインバータ主回路の放熱部から熱的
に絶縁する構成としても良い。斯様に構成すれば、イン
バータ主回路を構成するスイッチング素子及び制御手段
を構成する部品の温度上昇を抑制し得て、インバータ主
回路及び制御手段をより長寿命化することができる。
【0021】請求項14に記載したように、負荷に対し
て出力される交流電圧を低下させたことに伴う省電力量
を算出可能に構成された省電力量算出手段を備えても良
い。斯様に構成すれば、ユーザは、省電力量がどれ位で
あるかを容易に把握することができ、最適な電力運用を
図ることができる。
【0022】請求項15に記載したように、省電力量算
出手段を、負荷の状態に応じて省電力量を算出する構成
としても良く、斯様に構成すれば、複数の異なる負荷が
接続されている場合でも、各負荷の消費電力特性などに
応じて省電力量を適正に算出することができる。
【0023】請求項16に記載したように、省電力量算
出手段を、電圧制御の停止時と動作時との消費電力量の
差に基づいて省電力量を算出する構成としても良く。斯
様に構成すれば、省電力量を容易に算出することができ
る。
【0024】請求項17乃至19に記載したように、制
御手段の機能が故障若しくは停止している場合に報知動
作を行う報知手段を備えるのが好ましく(請求項1
7)、具体的には、報知手段をランプ若しくはブザー
(請求項18)で構成し、または報知信号を外部に出力
する構成(請求項19)としたので、斯様に構成すれ
ば、制御手段の機能が故障若しくは停止した場合にユー
ザに報知を行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て図1乃至図3を参照して説明する。図1は、交流電圧
調整装置の電気的構成を示す機能ブロック図である。こ
の図1において、入力端子1a,1bは、図示しない商
用交流電源に接続されるものであり、入力端子1a,1
b間には、交流電源電圧を検出するための電源電圧検出
器(入力電圧検出手段)2が接続されている。
【0026】入力端子1aと母線(給電線路)3aとの
間には、結合変圧器4の二次巻線4bが直列に介挿され
ている。母線3aには、出力端子3cが接続されている
と共に、出力端子3dは、母線(給電線路)3bを介し
て入力端子1bに接続されている。母線3a,3b間に
は、出力電圧を検出するための出力電圧検出器(出力電
圧検出手段)5が接続されている。
【0027】また、母線3a,3b間には、交流電圧を
直流電圧に変換するコンバータ6の入力端子が接続され
ており、コンバータ6の出力端子は、インバータ主回路
7の直流母線7a,7b(図2参照)に接続されてい
る。インバータ主回路7は、4つのトランジスタT1,
T2,T3及びT4が単相ブリッジ接続されて構成され
ており、各トランジスタT1,T2,T3及びT4のコ
レクタ−エミッタ間には、夫々フリーホイールダイオー
ドD1,D2,D3及びD4が接続されている。また、
直流母線7a,7b間には、平滑コンデンサCが接続さ
れている。
【0028】トランジスタT1及びT2におけるエミッ
タ及びコレクタの共通接続点7c並びにトランジスタT
3及びT4におけるエミッタ及びコレクタの共通接続点
7dは、インバータ主回路7の出力端子であり、これら
の出力端子7c,7d間には、単相変圧器で構成される
結合変圧器4の一次巻線4aが接続されている。また、
一次巻線4aには、常閉型のスイッチ8が並列に接続さ
れており、そのスイッチ8の一端側には、スイッチ8が
閉路状態の場合に流れる電流を検出するための変流器
(電流検出手段)9が介挿されている。尚、結合変圧器
4の変圧比n1 は1より大に設定してある。
【0029】図3は、スイッチ8の電気的構成を示すも
のである。スイッチ8は、2つの静電誘導形トランジス
タ(SIT,図3においては、nチャネルの接合形FE
Tのシンボルで示す)8a,8bのソース(S)−ドレ
イン(D)が逆並列に接続されて構成されている。
【0030】静電誘導形トランジスタ8a,8bは、ノ
ーマリオン形の半導体素子であり、ゲートに負電圧のバ
イアスをかけることによって遮断状態となる。また、静
電誘導形トランジスタ8a,8bのゲートは共通に接続
されて、スイッチ8の制御端子8cに接続されている。
【0031】マイクロコンピュータを中心として構成さ
れる制御部(制御手段)10には、電源電圧検出器2及
び出力電圧検出器5の検出信号、及び変流器9の検出信
号が与えられるようになっており、制御部10は、これ
らをA/D変換して読み込むようになっている。
【0032】そして、制御部10は、変流器9からの検
出信号に基づいてスイッチ8の制御端子8cに制御信号
を与えると共に、電源電圧検出器2及び出力電圧検出器
5からの検出信号に基づいてインバータ主回路7を構成
するトランジスタT1,T2,T3及びT4の各ベース
に駆動信号(PWM信号)を与えるようになっている。
また、制御部10は、コンバータ6にも制御信号を与え
て、コンバータ6の動作を制御するようになっている。
【0033】次に、第1実施例の作用について説明す
る。制御部10に電源が投入される以前の状態では、コ
ンバータ6は動作を停止しており、インバータ主回路7
には駆動用電源は供給されていない。また、スイッチ8
は閉状態であり、結合変圧器4の一次巻線4aは、スイ
ッチ8によって交流的に短絡されている。従って、この
状態では、結合変圧器4の二次巻線4bに交流電源から
供給される交流電流が流れることにより、結合変圧器4
の一次巻線4aには誘起された交流電流が流れるが、そ
の電流は、スイッチ8により短絡されているループを流
れる。
【0034】ここで、もし、この状態でスイッチ8が開
路されていると、一次巻線4aに誘起された電流は、イ
ンバータ主回路7のフリーホイールダイオードD1及び
D4,D3及びD2の経路で流れて、平滑コンデンサC
を充電することになる。即ち、この場合は、負荷に供給
すべき電力のうち、平滑コンデンサCを充電する電流分
が損失となるのに加えて、平滑コンデンサCが充電され
続けることによって破壊に至るおそれがある。
【0035】従って、インバータ主回路7が動作を開始
する前は、結合変圧器4の一次巻線4aに誘起される交
流電流をスイッチ8で短絡したループに流すことによっ
て、二次巻線4bに交流電源電流が流れることにより生
じる損失は、二次巻線4bにおける漏れインピーダンス
に応じたものだけとなる。
【0036】そして、図示しない電源スイッチが投入さ
れることにより、制御部10に電源が供給されると、制
御部10は、先ずコンバータ6の動作を開始させる。コ
ンバータ6は、母線3a,3b間に供給されている交流
電源電圧を直流に変換した後、適当な電位の直流電圧を
生成して、インバータ主回路7に駆動用電源を供給す
る。
【0037】次に、制御部10は、変流器9からの検出
信号を参照してスイッチ8に流れている電流の大きさ及
び方向を判定し、その電流を打ち消して零にするような
逆方向の電流をスイッチ8に流すようにインバータ主回
路7を動作させる。そして、変流器9からの検出信号に
より、スイッチ8に流れている電流が略零になったこと
を確認した上で、制御端子8cに負電圧のバイアスを与
えてスイッチ8を開路する。
【0038】同時に、制御部10は、電源電圧検出器2
及び出力電圧検出器5の検出信号を参照して、母線3
a,3b間に供給されている出力電圧と設定電圧(例え
ば、100V)とを比較し、出力電圧が設定電圧になる
ように両者の差に相当する電圧が調整電圧として結合変
圧器4の二次巻線4bに誘起されて、交流電源電圧に重
畳されるようにインバータ主回路7を動作させ、50ま
たは60Hzの交流電圧を出力させる。
【0039】この場合、結合変圧器4の変圧比n1 は1
より大に設定してあるので、インバータ主回路7の出力
電圧は、目標とする調整電圧の1/n1 で良く、インバ
ータ主回路7の容量をそれ程大きくする必要はない。
【0040】また、制御部10は、調整電圧を交流電源
電圧に重畳するため、例えば、交流電源側にゼロクロス
点検出器(図示せず)などを設けることにより交流電源
電圧のゼロクロス点を検出し、調整電圧の位相が交流電
源電圧の位相と同相となるように制御する。尚、この場
合、電源電圧検出器2の検出信号を利用するようにして
も良い。
【0041】以上のように本実施例によれば、インバー
タ主回路7は、制御部10によって与えられる制御信号
に基づいて結合変圧器4の一次巻線4aに交流電圧を出
力し、制御部10は、出力電圧検出器5が検出する交流
電圧が設定電圧となるように、インバータ主回路7によ
り結合変圧器4の二次巻線4bに調整電圧を誘起させ、
交流電源電圧に重畳するようにした。
【0042】従って、インバータ主回路7が出力する交
流電圧に基づき、結合変圧器4の二次巻線4bに誘起さ
れる電圧を調整電圧とすることによって、調整電圧のレ
ベルを滑らかに変化させることができる。また、従来の
ようにインバータ主回路から直接出力される電圧を調整
された交流電源電圧とするものに比して、インバータ主
回路7の出力電圧に基づき調整電圧として供給する電圧
範囲は、交流電源電圧の変動分と略同等の範囲で良いの
で、インバータ主回路7の容量を極めて小さくすること
ができ、交流電圧調整装置を小型且つ低価格で構成する
ことができる。加えて、コンバータ6に供給する交流電
源を、負荷側(二次巻線4bを介挿した後の母線3a)
から取ることができる。
【0043】また、制御部10は、インバータ主回路7
の動作を開始させる時に常閉型のスイッチ8を開路させ
るので、インバータ主回路7の動作開始前は、結合変圧
器4の一次巻線4aに誘起される交流電流をスイッチ8
で短絡したループに流して、二次巻線4bに交流電源電
流が流れることにより生じる損失を、二次巻線4bにお
ける漏れインピーダンスに応じたものだけに抑制するこ
とができる。
【0044】更に、その場合に、制御部10は、スイッ
チ8に流れる電流を略零にした状態でスイッチ8を開路
するので、結合変圧器4の二次巻線4bにサージ電圧が
発生することを抑制できると共に、スイッチ8自体も大
電流に耐えるものを選択する必要がなく、容量の小さい
もので構成することができる。
【0045】加えて、本実施例によれば、スイッチ8を
静電誘導形トランジスタ8a,8bによって構成したこ
とにより、インバータ主回路7の動作を開始させる以前
の状態においては、制御部10から制御端子8cに制御
信号を与えずともスイッチ8は閉状態にある(ノーマリ
オン)ので、開閉制御を容易に行うことができる。ま
た、本実施例によれば、制御部10は、電源電圧検出器
2が検出する交流電源電圧をも参照するので、結合変圧
器4の二次巻線4bに交流電源電流が流れることにより
生じる損失分を加味して、調整電圧を制御することがで
きる。
【0046】図4は本発明の第2実施例の要部の構成を
示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を
付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明
する。図4は、主に結合変圧器4の一次巻線4a側を示
すものである。第2実施例では、第1実施例の変流器9
に代えて、2個の変流器(電流検出手段)11a,11
bが用いられている。
【0047】変流器11aは、スイッチ8と一次巻線4
aとの間に介挿されており、変流器11bは、スイッチ
8とインバータ主回路7の出力端子7dとの間に介挿さ
れている。そして、変流器11aは、スイッチ8が閉路
されている場合に形成されるループに流れる電流を検出
し、変流器11bは、その時にインバータ主回路7から
出力される電流を検出するようになっている。そして、
制御部10は、スイッチ8に流れる電流を、変流器11
a,11bの検出信号による差として検出するようにな
っている。その他の構成は、第1実施例と同様である。
【0048】以上のように構成された第2実施例によれ
ば、制御部10が、スイッチ8を開路する場合にスイッ
チ8に流れる電流を略零とする制御を行う場合に、変流
器11a,11bによる検出信号の差によって、スイッ
チ8に流れる電流を容易に検出することができる。
【0049】図5は、本発明を単相3線式の給電線路に
適用した場合の第3実施例を示すものであり、第1実施
例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下
異なる部分についてのみ説明する。入力端子1a,1b
は、単相3線式給電線路の電源線L1,L2に夫々接続
され、入力端子1nは、中性線Nに接続されるようにな
っている。従って、電圧検出器2は、電源線L1,L2
間の交流電圧(例えば、200V)を検出するようにな
っている。尚、入力端子1nは、出力端子3nに直結さ
れている。
【0050】また、結合変圧器4の代わりに、2脚鉄心
に2つの一次巻線12Aa及び12Ba,2つの二次巻
線12Ab及び12Bbが巻装されている単相変圧器で
構成される結合変圧器12が使用されている。尚、これ
らの巻線12Aa,12Ba,12Ab及び12Bbは
全て同相に巻かれている。
【0051】二次巻線12Abは、入力端子1aと母線
3aとの間に直列介挿されており、二次巻線12Bb
は、入力端子1bと母線3bとの間に直列介挿されてい
る。また、一次巻線12Aa及び12Baは、インバー
タ主回路7の出力端子7c,7d間に並列に接続されて
いる。その他の構成は、第1実施例と同様である。
【0052】次に、第3実施例の作用について説明す
る。第3実施例において、制御部10は、出力電圧検出
器5により検出される出力電圧と設定電圧(例えば、2
00V)との差に応じて、インバータ主回路7を制御す
る。その他の作用は、基本的に第1実施例と同様であ
る。
【0053】この場合、例えば、電源線L1,L2間の
交流電圧が図5のような極性(L1(+),L2
(−))を示す時、インバータ主回路7からは、交流電
圧の極性が出力端子7c側が(−),7d側が(+)と
なるように出力される。すると、この時の結合変圧器1
2の各巻線12Aa,12Ba,12Ab及び12Bb
に流れる交流電流の方向は、図5中に矢印で示すように
なる。即ち、インバータ主回路7が出力する交流電圧に
よって二次巻線12Ab,12Bbに誘起される調整電
圧の極性が、夫々電源線L1,L2の電源電圧極性に一
致するようになる。
【0054】以上のように第3実施例によれば、2脚鉄
心に2つの一次巻線12Aa及び12Ba,2つの二次
巻線12Ab及び12Bbが全て同相に巻装されている
結合変圧器12を用いて、2つの二次巻線12Ab,1
2Bbを、夫々単相3線式給電線路の2つの電源線L
1,L2に直列介挿し、2つの一次巻線12Aa,12
Baを、インバータ主回路7の出力端子に並列に接続し
た。
【0055】従って、インバータ主回路7が出力する交
流電圧により二次巻線12Ab,12Bbに誘起される
調整電圧の極性を、夫々電源線L1,L2の電源電圧極
性に一致させて重畳することができるので、例えば、2
つの電源線L1,L2と中性線Nとの間に夫々接続され
る負荷の容量が不平衡である場合でも、各負荷にバラン
ス良く電流を供給することができる。
【0056】そして、1組のコンバータ6,インバータ
主回路7及び結合変圧器12からなる交流電圧調整装置
を単相3線式給電線路に適用することができるので、単
相3線式給電線路に適用するために、例えば、コンバー
タ,インバータ主回路及び結合変圧器を2組備える構成
や、1つのコンバータに対してインバータ主回路及び結
合変圧器を2組備える構成、或いは、1組のコンバータ
及びインバータ主回路に対して結合変圧器を2組備える
構成を採用する必要がなく、交流電圧調整装置を小形且
つ低価格で構成することができる。
【0057】図6は、本発明を単相3線式の給電線路に
適用した場合の第4実施例を示すものであり、第3実施
例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下
異なる部分についてのみ説明する。第4実施例では、第
3実施例における結合変圧器12は取り除かれている。
そして、インバータ主回路7の出力端子には、単相変圧
器で構成される結合変圧器13の一次巻線13aが接続
されており、その結合変圧器13の二次巻線13bは、
入力端子1aと母線3aとの間に直列介挿されている。
【0058】そして、母線3a,3bは、絶縁変圧器1
4の一次巻線14aに接続されている。絶縁変圧器14
は2つの二次巻線14b及び14cを備えており、二次
巻線14bは出力端子3c,3n間に接続され、二次巻
線14cは出力端子3d,3n間に接続されている。こ
の絶縁変圧器14の変圧比n2 は、交流電圧調整装置の
入力側電圧(交流電源電圧)と出力側電圧との比に略等
しくなるように設定されている。
【0059】通常、入力側電圧(L1−L2間電圧)
は、交流電源の給電線路におけるインピーダンスによっ
て電圧降下を生じており、必要とする出力側電圧(3c
−3d間電圧)よりも低いため、変圧比n2 は、両者の
比に合わせて1より大なる値に設定される。
【0060】次に、第4実施例の作用について説明す
る。制御部10がインバータ主回路7を動作させること
によって、調整電圧は、交流電圧調整装置の内部におい
ては単相3線式給電線路の電源線L1側にのみ重畳され
るが、その調整電圧が重畳された交流電源電圧は絶縁変
圧器14の一次巻線14aに印加されて、2つの二次巻
線14b及び14cに出力電圧として誘起される。従っ
て、平衡した単相3線の出力電圧が得られる。
【0061】以上のように構成された第4実施例によれ
ば、第3実施例と同様の効果が得られると共に、調整電
圧が重畳された交流電源電圧を、絶縁変圧器14を介し
て負荷に供給することにより、コンバータ6やインバー
タ主回路7などが短絡故障した場合における負荷側の保
護を容易に行うことができる。
【0062】また、第4実施例によれば、出力端子3c
−3n間,3d−3n間に夫々接続される負荷が不平衡
である場合でも、絶縁変圧器14の一次側において電流
を平衡状態にすることができるので、各電圧のバランス
を維持して中性線の電位を略零に保つことができる。
【0063】図7は、本発明の第5実施例を示すもので
あり、第3実施例と同一部分には同一符号を付して説明
を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。第5
実施例は、第3実施例の構成における交流電圧調整装置
の入力側に、絶縁変圧器15を配置したものである。
【0064】即ち、入力端子1a,1b間には、絶縁変
圧器15の一次巻線15aが接続されている。絶縁変圧
器15は、2つの二次巻線15b及び15cを備えてお
り、二次巻線15bの一端は母線3aに、他端は入力端
子1n(出力端子3n)に接続されている。また、二次
巻線15cの一端は母線3bに、他端は入力端子1nに
接続されている。尚、絶縁変圧器15の変圧比は、n2
に設定されている。その他の構成は第3実施例と同様で
ある。
【0065】以上のように構成された第5実施例によれ
ば、第3実施例と同様の作用効果が得られると共に、入
力側に絶縁変圧器15を配置したことによって、第4実
施例と同様に、故障発生時における負荷側の保護をも行
うことができると共に、負荷が不平衡である場合でも、
絶縁変圧器15の一次側で電流を平衡状態にすることが
できるので、各電圧のバランスを維持して中性線の電位
を略零に保つことができる。
【0066】図8及び図9は、本発明の第6実施例を示
すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付
して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明す
る。以上の第1乃至第5実施例における交流電圧調整装
置は、出力電圧が常に予め定められた設定値に維持され
るように制御するものであったが、第6実施例における
交流電圧調整装置は、条件に応じて出力電圧をアクティ
ブに変化させるように制御する構成となっている。
【0067】そのため、図8に示す機能ブロック図にお
いては、制御部10に代えて、外部より与えられる負荷
電圧指令Vo*に応じて出力電圧を変化させる制御部(制
御手段)10aが配設されている。また、出力端子3
c,3d間には負荷16が接続されている。その他の構
成は第1実施例と同様である。
【0068】図9には、図8に記載の負荷電圧指令Vo*
を作成する構成を示す。例えば、負荷16が照明装置で
ある場合、光センサ17により検出された光量Vo に応
じ、光量−負荷電圧変換部(制御手段)18は光量VP
が大きくなるほど負荷電圧Vo が小さくなるように負荷
電圧指令Vo*を変化させる。この負荷電圧指令Vo*を受
けて制御部10aにより負荷電圧Vo は負荷電圧指令V
o*に等しくなるように制御される。
【0069】これにより、負荷16である照明装置が発
する光量と、交流電圧調整装置の出力によらない太陽な
どから得られる光量との相互作用で決定される室内等の
光量の変動を低減することができるとともに、昼間等で
光量が十分にある場合における照明器具の消費電力量を
減らすことができる。
【0070】図10は、図8の構成中の負荷電圧指令V
o*を作成する構成部分の他の例を示す第7実施例であ
る。時計(計時手段)19により刻まれる現在時刻Tに
対して、時刻−負荷電圧指令変換部(制御手段)20に
より予め設定された時間帯と現在時刻Tを比較し、現在
時間帯に応じた負荷電圧指令Vo*を出力する。この負荷
電圧指令Vo*を受けて制御部10aにより負荷電圧Vo
は負荷電圧指令Vo*に等しくなるように制御される。こ
れにより、時間帯に応じて適切な電圧を負荷に供給で
き、負荷で消費される不必要な電力を低減することなど
が可能になる。
【0071】本発明の全体的な配置構成の例を第8実施
例として図11及び図12を参照して説明する。例え
ば、図7に示す第5実施例に用いられる絶縁変圧器15
としては、安価であるという理由から油入変圧器が広く
使用されている。絶縁変圧器15は通常キュービクルに
収納されるが、収納される機器はコンパクト性が要求さ
れる。そこで、第8実施例では、鉄心と巻線で構成され
る絶縁変圧器中身15Cと交流電圧調整装置の結合変圧
器中身12Cとを同一筐体21に収納し、絶縁油などの
絶縁・冷却媒体22に含侵させる。
【0072】図12に示すように、結合変圧器中身12
Cにはブッシングなど外部端子taを介してインバータ
主回路7などが接続され、前述のような電圧調整機能を
果たす。一般に結合変圧器12は絶縁変圧器15の数%
の容量と小さいため、乾式タイプが使用され、大きなス
ペースを占める。第8実施例のように、結合変圧器12
に絶縁変圧器15と同じ絶縁・冷却媒体22を使用し、
同一筐体21内に収納することにより、絶縁と冷却性能
が向上でき、交流電圧調整装置全体をコンパクトにでき
る。
【0073】また、変圧器12及び15を一体構造にす
ることにより、設置が容易に行なえる。さらに、結合変
圧器12は中身12Cを露出させていないので、別置き
の乾式変圧器と比べて、騒音を低減できる。上記は油入
変圧器に適応する場合について述べたが、SFガス絶
縁変圧器など、他の絶縁、冷却媒体を用いた変圧器に適
応しても同様な効果が得られる。
【0074】図13は本発明の第9実施例を示すもので
ある。一般に、モータドライブを行なうインバータは、
モータの寿命に合わせて基本設計されており、通常の寿
命は10年未満である。一方変圧器など受電システムに使
用される機器には数十年の寿命が期待されている。この
ように、本発明が適応される分野は受電システム分野で
あるので、本発明の交流電圧調整装置は市販されている
インバータと比べて、長い寿命が要求される。
【0075】交流電圧調整装置の寿命は、インバータ主
回路7や制御部10aを構成する部品の使用時の温度に
より大きく影響を受ける。従って、これらの部品を擁す
る部分には、極力他からの熱の侵入を抑制する必要があ
る。
【0076】第9実施例では、図13に示すように、電
圧制御用の結合変圧器12の中身12Cとインバータ主
回路7及び制御部10aとを同一の筐体21に収納し、
インバータ主回路7のスイッチング素子及び制御部10
aの制御基板23部分を筐体21の外部で囲うことによ
り、インバータ主回路7の例えばヒートシンクなどの放
熱部24と結合変圧器12からの熱放射と熱対流を制御
基板23部分が受けないようにする。
【0077】斯様に構成することにより、主な熱の放出
場所である放熱部24と結合変圧器12からの熱の侵入
によるインバータ主回路7のスイッチング素子及び制御
基板23部分の温度上昇を防ぎ、インバータ主回路7及
び制御部10aの寿命を延ばすことができる。
【0078】図14は本発明の第10実施例を示すもの
である。近年環境問題による省エネルギーの要求は全世
界、全人類の要求で有り、様々な取り組みが行われてお
り、世界中で、エネルギーの消費量を管理する動きにあ
る。
【0079】このような時代の中で、各電力需要家が省
エネルギー量を、言い換えれば節電量を把握することは
重要なことである。節電量を把握していれば、季節、電
源電圧、天候などと節電量の関連性、設備を稼動するの
に必要な最低電力量、また照明、エアコンなど快適に過
すに必要な電力量から、節電の目標値をキープしつつ快
適で、最適な電力運用を図ることができる。
【0080】図14に示す回路構成では、本発明による
交流電圧調整装置25に開閉器26を介して負荷16が
接続される。この場合の消費電力は、例えば照明負荷で
あれば略電圧の2乗に比例する。本発明の交流電圧調整
装置25を使用することにより節電される電力Pは以下
の式で表すことができる。 P=P0 ×(V0 /V1 )−1 P0 :使用時の消費電力 V0 :電源電圧 V1 :負荷電圧
【0081】P0 、V0 、V1 は交流電圧調整装置25
で容易に測定ができるので、節電量は計算回路(省電力
量算出手段)を組むことにより求められる。上記の式は
負荷の消費電力が2乗で比例する場合の式であるが、n
乗で比例する負荷の場合には、(V0 /V1
を(V0 /V1 )に変更すれば計算できる。こ
の節電量(省電力量)を自装置及び外部に出力し、更に
はコンピュータ制御の入力として用いることにより、節
電の目標値をキープしつつ、快適で最適な電力運用を図
ることができる。
【0082】さて、負荷16には様々なものが有り、例
えばモータである場合は電源電圧を少し変えても消費電
力は余り変化しない。このように、負荷16の種類によ
り節電量は違ってくる。図14において、負荷16は開
閉器26により選択的に接続される。この選択はコント
ローラ27により行なわれており、コントローラ27の
信号情報を交流電圧調整装置25に取込み、稼動してい
る負荷16の情報を入力する。
【0083】交流電圧調整装置25は各負荷16の消費
電力が何乗で増加するかの情報を持っており、その負荷
情報と対比することによって、全体としての節電量を算
出できる。このように、異なる負荷16を合わせて運転
する場合においても、容易に節電量を算出することがで
きる。
【0084】図15は本発明の第11実施例であり、節
電量を算出する他の構成を示すものである。図15にお
いて、負荷16は交流電圧調整装置25により電源が供
給される。通常の使用状態において負荷量の変動が殆ど
ないことを確認後、負荷電圧を制御し、制御前後の電力
量の差から節電量を算出する。
【0085】電圧の変更は、例えば負荷16が照明装置
である場合には、照明の明るさが急激に変化することに
より人に悪影響を与えないように、緩やかに変化させ
る。これらの算出には僅かの時間しか必要とせず、一定
時間毎に算出を行い、算出した間の節電量は運転電圧、
負荷電力及び前後の算出した節電量より推定する。この
ように節電量は容易に算定できる。
【0086】この様に、交流電圧調整装置に節電機能を
持たせた場合、電圧調整機能が故障しても、略電源電圧
VS に等しい電圧を負荷16に出力できるので、節電は
できないが負荷16の運転は故障前と全く変わらず続け
ることができる。
【0087】本発明は上記しかつ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。スイッチは、静電誘導形トランジス
タのようなノーマリオン型の半導体素子によって構成す
るものに限らず、例えば、常閉型の電磁接触器で構成し
ても良い。また、スイッチは、必ずしも常閉型のものに
限らず、インバータ主回路の動作開始前は、制御手段が
スイッチを閉状態とするようにアクティブに制御を行う
ようにしても良い。例えば、2つのNPN形トランジス
タのエミッタ−コレクタを逆並列に接続し、インバータ
主回路の動作開始前は、共通に接続された両トランジス
タのベースに制御手段がハイレベルの信号を出力して導
通状態にしておき、インバータ主回路の動作を開始させ
る時は、ベースにロウレベルの信号を出力して遮断状態
にする構成とすることも可能である。
【0088】コンバータ6は、結合変圧器の二次巻線を
介挿する手前側、即ち、交流電源荷は位置して、インバ
ータ主回路7の駆動用電源を生成するようにしても良
い。コンバータ6は、制御部10によって動作制御され
るものに限らず、常に自律的に動作するものであっても
良い。絶縁変圧器の変圧比は、必ずしも入力側電圧と出
力側電圧との比に略等しく設定する必要はない。制御部
10がスイッチ8を開路する場合に、スイッチ8に流れ
る電流を略零にする制御は必要に応じて行えば良く、変
流器9または11a,11bも必要に応じて設ければ良
い。交流電圧調整装置としては、出力電圧を交流電源の
定格電圧と等しくなるように調整するものに限らず、定
格電圧を昇圧或いは降圧した出力電圧を得るように調整
するものでも良い。省電力量算出手段の機能は、制御部
10または10aに持たせても良い。
【0089】電圧を制御する目的で本発明の交流電圧調
整装置を使用する場合は、不足電圧及び過電圧が負荷1
6に加わらないように、短時間に負荷の運転を中止する
必要がある。本装置の電源電圧、電源電流、負荷電圧、
負荷電流及び、制御信号などの入力信号を基に、電圧調
整機能が故障している状態か、停止している状態を判別
し、装置または装置の周辺に取り付けたランプやブザー
(報知手段)などにより状態を報知する構成にすると良
い。これにより、本装置を節電機能として使用する場合
は、本装置が故障状態であっても、元電源を切ることな
く、交流電圧調整装置が故障しているのか又は停止して
いるのかを管理人(ユーザ)が認知し、適切に対処する
ことができる。
【0090】また、制御機能が故障している状態か、或
いは停止している状態を判別し、その判別結果信号を出
力することによりコンピュータなどの様々な管理制御シ
ステムに情報を伝達する構成(報知手段)としても良
い。本装置を過電圧、不足電圧の対策としての電圧制御
機能に使用する場合、各構成要素の短時間過負荷耐量か
らしばらくの間の過電圧及び不足電圧の状態で運転が可
能である。本装置はこの過負荷耐量に従って運転される
が、決められた時間内に負荷を少なくして本装置を保護
する必要がある。本装置の状態信号を外部出力し、管理
制御システムに情報を伝達することにより、管理制御シ
ステムが負荷を少なくするなどの制御を行ない、効率よ
く本装置と負荷を運用することができる。
【0091】
【発明の効果】本発明は以上説明した通りであるので、
以下の効果を奏する。請求項1記載の交流電圧調整装置
によれば、結合変圧器の二次巻線を交流電源から負荷へ
の給電線路中に直列介挿し、インバータ主回路が出力す
る交流電圧に基づき二次巻線に誘起される交流電圧を調
整電圧として交流電源電圧に重畳することによって、調
整電圧のレベルを滑らかに変化させることができると共
に、調整電圧として供給する電圧範囲は交流電源電圧に
変動分と略同等になるので、インバータ主回路の容量を
小さくすることができる。また、制御手段が、結合変圧
器の一次巻線に並列接続されるスイッチをインバータ主
回路を動作させる場合に閉状態から開状態に制御するこ
とにより、インバータ主回路の動作開始前には、結合変
圧器の一次巻線側に誘起される交流電流がインバータ主
回路側に流れ込むことがなく、電力損失を抑制すると共
にインバータ主回路を保護することができる。
【0092】請求項2記載の交流電圧調整装置によれ
ば、制御手段は、入力電圧検出手段が検出する交流電圧
をも参照してインバータ主回路に制御信号を出力するの
で、結合変圧器の二次巻線に交流電源電流が流れること
によって生じる損失をも加味して、調整電圧を制御する
ことができる。
【0093】請求項3または4記載の交流電圧調整装置
によれば、スイッチを、常閉型の電磁接触器(請求項
3)またはノーマリオン型の半導体素子(請求項4)と
したので、スイッチは、制御手段から制御信号が与えら
れない状態において閉状態にあるので、制御手段は、イ
ンバータ主回路の動作を開始させる前にスイッチの開閉
をアクティブに制御する必要がなく、制御が容易とな
る。
【0094】請求項5記載の交流電圧調整装置によれ
ば、制御手段は、電流検出手段が検出する電流が略零と
なるようにインバータ主回路に制御信号を出力した上で
スイッチを開路するので、結合変圧器の二次側にサージ
状の電圧が誘起されることとが抑制されると共に、スイ
ッチの容量を小さくすることができる。
【0095】請求項6記載の交流電圧調整装置によれ
ば、単相変圧器の2つの二次巻線を単相3線式給電線路
の2つの電源線に夫々直列介挿し、単相変圧器2つの一
次巻線を、夫々インバータ主回路の出力端子に並列に接
続したので、1つの単相変圧器によって、単相3線式給
電線路の2つの電源線には夫々の電源電圧極性に一致す
る極性の調整電圧を重畳することができ、2つの電源線
と中性線との間に夫々接続される負荷の容量が不平衡で
ある場合でも、各負荷にバランス良く電流を供給するこ
とができる。
【0096】請求項7記載の交流電圧調整装置によれ
ば、単相変圧器の二次巻線を、単相3線式給電線路に介
挿される絶縁変圧器の二次側において、単相3線式給電
線路の2つの電源線に夫々直列介挿したので、交流電源
側と負荷側との間が絶縁されることにより、例えばイン
バータ主回路に故障が発生した場合などにおける短絡保
護を容易に行うことができる。
【0097】請求項8記載の交流電圧調整装置によれ
ば、結合変圧器の二次巻線を単相3線式給電線路の一方
の電源線に直列介挿し、単相3線式給電線路と負荷との
間に絶縁変圧器を介挿したので、請求項6と同様の効果
が得られる。
【0098】請求項9記載の交流電圧調整装置によれ
ば、絶縁変圧器の変圧比を、入力側電圧と出力側電圧と
の比に略等しく設定したので、インバータ主回路から出
力される調整電圧の範囲を、交流電源電圧の変動分に略
等しくすることができ、電圧の調整制御を容易に行うこ
とができる。
【0099】請求項10記載の交流電圧調整装置によれ
ば、例えば、負荷が照明装置などである場合に、その照
明装置が設置されている周囲の光量を光センサが検出
し、その光量が増加すると、制御手段は、照明装置に対
して出力される交流電圧を低下させるように調整電圧を
制御するので、昼間などの周囲が明るい場合には、照明
装置の照度を自動的に落として、必要以上に消費される
電力量を低減することができる。
【0100】請求項11記載の交流電圧調整装置によれ
ば、負荷が照明装置などである場合に、制御手段が計時
手段により計時される時刻に応じて調整電圧を制御する
ことにより、例えば、周囲が明るい昼間の時間帯におい
ては出力電圧を上昇させ、逆に、夜間の時間帯において
は出力電圧を低下させるようにして、周囲の明るさに応
じて照明装置の照度が自動的に調節され、時間に応じて
必要な電力量が変動する負荷については、不必要に消費
される電力量を低減することができる。
【0101】請求項12記載の交流電圧調整装置によれ
ば、結合変圧器と絶縁変圧器とを同一の筐体に収容した
ので、結合変圧器と絶縁変圧器とに同じ絶縁及び冷却媒
体を使用することができ、絶縁及び冷却性能を向上させ
ることができる。また、設置スペースを小さくし得て、
設置を簡単にすると共に、騒音をも少なくすることがで
きる。
【0102】請求項13記載の交流電圧調整装置によれ
ば、結合変圧器とインバータ主回路及び制御手段とを同
一の筐体に収容すると共に、インバータ主回路を構成す
るスイッチング素子及び制御手段を構成する部品が搭載
された基板とを、結合変圧器及びインバータ主回路の放
熱部から熱的に絶縁したので、インバータ主回路を構成
するスイッチング素子及び制御手段を構成する部品の温
度上昇を抑制し得て、インバータ主回路及び制御手段を
より長寿命化することができる。
【0103】請求項14記載の交流電圧調整装置によれ
ば、負荷に対して出力される交流電圧を低下させたこと
に伴う省電力量を算出可能に構成された省電力量算出手
段を備えたので、省電力量がどれ位であるかを容易に把
握することができ、最適な電力運用を図ることができ
る。
【0104】請求項15記載の交流電圧調整装置によれ
ば、省電力量算出手段は、負荷の状態に応じて省電力量
を算出するので、複数の異なる負荷が接続されている場
合でも、各負荷の消費電力特性などに応じて省電力量を
適正に算出することができる。
【0105】請求項16記載の交流電圧調整装置によれ
ば、省電力量算出手段は、電圧制御の停止時と動作時と
の消費電力量の差に基づいて省電力量を算出するので、
省電力量を容易に算出することができる。
【0106】請求項17乃至19に記載の交流電圧調整
装置によれば、制御手段の機能が故障若しくは停止して
いる場合に報知動作を行う報知手段を備え(請求項1
7)、具体的には、報知手段をランプ若しくはブザー
(請求項18)で構成し、または、報知信号を外部に出
力する構成(請求項19)としたので、制御手段の機能
が故障若しくは停止した場合にユーザに報知することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における電気的構成を示す
【図2】インバータ主回路の詳細な電気的構成を示す図
【図3】スイッチの詳細な電気的構成を示す図
【図4】本発明の第2実施例を示す要部の電気的構成図
【図5】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図6】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図7】本発明の第5実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第6実施例を示す図1相当図
【図9】負荷電圧指令Vo*を作成する構成を示す機能ブ
ロック図
【図10】本発明の第7実施例を示す図9相当図
【図11】本発明の第8実施例を示す全体的な配置構成
【図12】機能ブロック図
【図13】本発明の第9実施例における、各放熱部分を
冷却するための構成を示す図
【図14】本発明の第10実施例における全体構成を示
す機能ブロック図
【図15】本発明の第11実施例を示す図14相当図
【符号の説明】
2は電源電圧検出器(入力電圧検出手段)、3a及び3
bは母線(給電線路)、4は結合変圧器、4aは一次巻
線、4bは二次巻線、5は出力電圧検出器(出力電圧検
出手段)、7はインバータ主回路、8はスイッチ、8a
及び8bは静電誘導形トランジスタ(半導体素子)、9
は変流器(電流検出手段)、10及び10aは制御部
(制御手段)、11a及び11bは変流器(電流検出手
段)、12は結合変圧器、12Aa及び12Baは一次
巻線、12Ab及び12Bbは二次巻線、12Cは結合
変圧器中身、13は結合変圧器、13aは一次巻線、1
3bは二次巻線、14は絶縁変圧器、15は絶縁変圧
器、15Cは絶縁変圧器中身、16は負荷、17は光セ
ンサ、18は光量−負荷電圧変換部(制御手段)、19
は時計(計時手段)、20は時刻−負荷電圧指令変換部
(制御手段)、21は筐体、23は制御基板(基板)、
24は放熱部を示す。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源から負荷への給電線路中に、二
    次巻線が直列介挿された結合変圧器と、 この結合変圧器の一次巻線に並列接続されるスイッチ
    と、 前記交流電源により給電される交流電圧に基づいて作成
    した直流電圧を駆動用電源として、前記結合変圧器の一
    次巻線に交流電圧を出力するインバータ主回路と、 前記負荷に対して出力される交流電圧を検出する出力電
    圧検出手段と、 前記スイッチの開閉を制御すると共に、前記出力電圧検
    出手段が検出する交流電圧に基づいて前記インバータ主
    回路に制御信号を出力することにより、前記交流電源電
    圧に重畳する調整電圧の制御を行う制御手段とを備えた
    ことを特徴とする交流電圧調整装置。
  2. 【請求項2】 交流電源の電圧を検出する入力電圧検出
    手段を備え、 制御手段は、前記入力電圧検出手段が検出する交流電圧
    をも参照して前記インバータ主回路に制御信号を出力す
    ることを特徴とする請求項1記載の交流電圧調整装置。
  3. 【請求項3】 スイッチは、常閉型の電磁接触器で構成
    されていることを特徴とする請求項1または2記載の交
    流電圧調整装置。
  4. 【請求項4】 スイッチは、ノーマリオン型の半導体素
    子によって構成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の交流電圧調整装置。
  5. 【請求項5】 スイッチに流れる電流を検出する電流検
    出手段を備え、 制御手段は、前記電流検出手段が検出する電流が略零と
    なるようにインバータ主回路に制御信号を出力した上で
    スイッチを開路することを特徴とする請求項1乃至4の
    何れかに記載の交流電圧調整装置。
  6. 【請求項6】 給電線路は、単相3線式であり、 結合変圧器は、一次巻線と2次巻線とを二組有する単相
    変圧器で構成され、 前記単相変圧器の2つの二次巻線は、前記単相3線式給
    電線路の2つの電源線に夫々直列介挿され、 前記単相変圧器の2つの一次巻線は、夫々インバータ主
    回路の出力端子に並列に接続されていることを特徴とす
    る請求項1乃至5の何れかに記載の交流電圧調整装置。
  7. 【請求項7】 単相3線式給電線路に介挿される絶縁変
    圧器を備え、 単相変圧器の二次巻線は、前記絶縁変圧器の二次側にお
    いて、単相3線式給電線路の2つの電源線に夫々直列介
    挿されていることを特徴とする請求項6記載の交流電圧
    調整装置。
  8. 【請求項8】 給電線路は、単相3線式であり、 結合変圧器の二次巻線は、前記単相3線式給電線路の一
    方の電源線に直列介挿され、 前記単相3線式給電線路と負荷との間に介挿される絶縁
    変圧器を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れ
    かに記載の交流電圧調整装置。
  9. 【請求項9】 絶縁変圧器の変圧比は、入力側電圧と出
    力側電圧との比に略等しく設定されていることを特徴と
    する請求項7または8記載の交流電圧調整装置。
  10. 【請求項10】 負荷が設置されている周囲の光量を検
    出する光センサを備え、 制御手段は、前記光センサが検出する光量が増加するの
    に応じて、負荷に対して出力される交流電圧を低下させ
    るように調整電圧を制御することを特徴とする請求項1
    乃至9の何れかに記載の交流電圧調整装置。
  11. 【請求項11】 時刻を計時する計時手段を備え、 制御手段は、前記計時手段が計時する時刻に応じて調整
    電圧を制御することを特徴とする請求項1乃至9の何れ
    かに記載の交流電圧調整装置。
  12. 【請求項12】 結合変圧器と絶縁変圧器とを同一の筐
    体に収容することを請求項7乃至9の何れかに記載の交
    流電圧調整装置。
  13. 【請求項13】 結合変圧器とインバータ主回路及び制
    御手段とを同一の筐体に収容すると共に、インバータ主
    回路を構成するスイッチング素子及び制御手段を構成す
    る部品が搭載された基板とを、結合変圧器及びインバー
    タ主回路の放熱部から熱的に絶縁したことを特徴とする
    請求項1乃至12の何れかに記載の交流電圧調整装置。
  14. 【請求項14】 負荷に対して出力される交流電圧を低
    下させたことに伴う省電力量を算出可能に構成された省
    電力量算出手段を備えたことを特徴とする請求項10ま
    たは11記載の交流電圧調整装置。
  15. 【請求項15】 省電力量算出手段は、負荷の状態に応
    じて省電力量を算出することを特徴とする請求項14記
    載の交流電圧調整装置。
  16. 【請求項16】 省電力量算出手段は、電圧制御の停止
    時と動作時との消費電力量の差に基づいて、省電力量を
    算出することを特徴とする請求項14記載の交流電圧調
    整装置。
  17. 【請求項17】 制御手段の機能が故障若しくは停止し
    ている場合に、報知動作を行う報知手段を備えたことを
    特徴とする請求項1乃至16の何れかに記載の交流電圧
    調整装置。
  18. 【請求項18】 報知手段は、ランプ若しくはブザーで
    構成されていることを特徴とする請求項17記載の交流
    電圧調整装置。
  19. 【請求項19】 報知手段は、報知信号を外部に出力す
    るように構成されていることを特徴とする請求項17記
    載の交流電圧調整装置。
JP9328175A 1997-11-28 1997-11-28 交流電圧調整装置 Pending JPH11164558A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9328175A JPH11164558A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 交流電圧調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9328175A JPH11164558A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 交流電圧調整装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11164558A true JPH11164558A (ja) 1999-06-18

Family

ID=18207325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9328175A Pending JPH11164558A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 交流電圧調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11164558A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007244195A (ja) * 2001-03-07 2007-09-20 Matsushita Ecology Systems Co Ltd 節電装置およびその運転方法
JP2010541525A (ja) * 2007-09-26 2010-12-24 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 電力供給システム
WO2011138827A1 (ja) * 2010-05-06 2011-11-10 トヨタ自動車株式会社 電源制御システム
CN106300277A (zh) * 2016-08-31 2017-01-04 苏州迈力电器有限公司 高频逆变器短路保护控制电路
JP2017158406A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 トヨタ自動車株式会社 ゲート電圧制御装置
CN107872060A (zh) * 2016-09-27 2018-04-03 新能动力(北京)电气科技有限公司 一种交流稳压装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007244195A (ja) * 2001-03-07 2007-09-20 Matsushita Ecology Systems Co Ltd 節電装置およびその運転方法
JP2010541525A (ja) * 2007-09-26 2010-12-24 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 電力供給システム
WO2011138827A1 (ja) * 2010-05-06 2011-11-10 トヨタ自動車株式会社 電源制御システム
JP2017158406A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 トヨタ自動車株式会社 ゲート電圧制御装置
CN107154724A (zh) * 2016-03-04 2017-09-12 丰田自动车株式会社 栅极电压控制装置
CN107154724B (zh) * 2016-03-04 2019-10-15 丰田自动车株式会社 栅极电压控制装置
CN106300277A (zh) * 2016-08-31 2017-01-04 苏州迈力电器有限公司 高频逆变器短路保护控制电路
CN107872060A (zh) * 2016-09-27 2018-04-03 新能动力(北京)电气科技有限公司 一种交流稳压装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9696734B2 (en) Active power stealing
US4695738A (en) Energy management system
US20020122323A1 (en) Overvoltage-protective device for power system, AC/DC converter and DC/DC converter constituting the power system
CA2750887C (en) System and method for limiting losses in an uninterruptible power supply
US7068524B2 (en) Generator
US20140286058A1 (en) Undervoltage protection circuit, undervoltage protection method and switching power supply
JP2004248488A (ja) モーター電源供給装置
US20190237993A1 (en) Method Of Controlling An Uninterruptible Power Supply System To Optimize Component Life
JPH11164558A (ja) 交流電圧調整装置
US20080055795A1 (en) Power supply start-up circuit for a trip unit and circuit interrupter including the same
US5740027A (en) Trip device for an electric powered trip unit
JPH11164559A (ja) 交流電圧調整装置
KR102212166B1 (ko) 지중 송배전 선로에 설치가 용이하고 방수/방진 기능이 개선된 고출력 전원 공급장치기
JPH10225126A (ja) 電源装置
JP2002262557A (ja) スイッチングレギュレータの保護回路
KR102369617B1 (ko) 지중 송배전 선로에 설치가 용이하고 방수/방진 기능이 개선된 고출력 전원 공급장치용 전원용 변류기
KR20060093983A (ko) 역률 조절기능을 구비한 트로이덜 전력절감기
JPH01227664A (ja) インバータ回路の保護方式及び保護装置
JPH0440926B2 (ja)
JPH0754984Y2 (ja) 自動電圧調整トランス
KR200356564Y1 (ko) 자동전압조절 기능이 구비된 트로이덜 3상 전력 절감기
JP2003134668A (ja) 太陽光発電装置及びその制御方法
KR200371153Y1 (ko) 트로이덜 코일을 이용한 폐회로 권선식 무접점 릴레이제어 전력 절감기
JP2004040857A (ja) 無停電電源装置
JP2024018293A (ja) ハイブリッド型蓄電システム