JPH0440926B2 - - Google Patents

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JPH0440926B2
JPH0440926B2 JP60240785A JP24078585A JPH0440926B2 JP H0440926 B2 JPH0440926 B2 JP H0440926B2 JP 60240785 A JP60240785 A JP 60240785A JP 24078585 A JP24078585 A JP 24078585A JP H0440926 B2 JPH0440926 B2 JP H0440926B2
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Norio Ito
Kenji Matsumoto
Hiroshi Yamagai
Yukio Hayashi
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Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sanken Electric Co Ltd
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Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sanken Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば蓄電池等の電圧変動要因を有
する直流電源の電圧をブースタコンバータで補償
して負荷に供給するブースタ電源装置に関し、更
に詳細には、ブースタコンバータの過電流保護方
式に関する。
〔従来の技術〕
停電時等において、電圧変動要因を有する蓄電
池電源から負荷に規定範囲内の電圧を供給する方
式として次のものが知られている。
(イ) 蓄電池の直列セル数を、その出力電圧の低下
と共に逐次電磁接触器で切替えて増やす端電池
方式。
(ロ) 蓄電池と負荷との間に挿入されているシリコ
ンドロツパを電磁接触器で短絡してその電圧ド
ロツプを減少させるSID方式。
(ハ) 電圧補償用DC/DCコンバータ(以下ブース
タコンバータと呼ぶ)を設け、この出力電圧を
直流入力電圧に重畳するブースタ電源方式。
本発明は上記のブースタ電源方式に係わるもの
である。従来のブースタ電源方式を第4図で説明
すると、商用交流電源1に電圧変動要因を有する
直流電源2が接続されている。この直流電源2は
整流回路とこれにより充電されるバツクアツプ用
蓄電池とから成り、ブースタコンバータ装置3を
介して負荷4に接続されている。ブースタコンバ
ータ装置3は、変動要因を有する直流電源電圧Vi
をこの出力電圧Vpで昇圧補償して負荷4に規定
範囲内の電圧VLを供給するものである。第4図
の例では、ブースタコンバータ装置3は、4台の
ブースタコンバータユニツト3A1,3A2,3
A3,3A4から成る第1のブースタコンバータ群
3Aと、2台のブースタコンバータユニツト3
B1,3B2から成る第2のブースタコンバータ群
3Bとを有する。各群3A,3Bの各ブースタコ
ンバータユニツト3A1〜3A4,3B1及び3B2
直流入力端子は直流電源2に夫々接続され、直流
出力端子は互いに並列接続されて直流電源2の下
端と負荷4の下端との間に接続されている。
5は電流検出器であり、負荷4に流れる全電流
を検出するように、2つのブースタコンバータ群
3A,3Bの出力ラインに接続されている。6は
過電流検出回路であり、電流検出器5の出力に基
づいて過電流状態を検出する。なお、この過電流
検出回路6の過電流検出レベルは、ブースタコン
バータ装置3を過電流から保護することが出来る
レベルに設定されている。7は電磁接触器から成
る開閉器であり、ブースタコンバータ群3A,3
Bの出力端子間に接続され、過電流検出回路6の
過電流検出信号に応答して閉状態となり、ブース
タコンバータ群3A,3Bに流れる電流を遮断
し、これを保護する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、この従来のブースタコンバータ装置は
次のような欠点を有する。装置の設置後、負荷が
増えたことによりブースタコンバータユニツトを
増設する必要が生じた場合には再度設計をやり直
し増設に見合った容量の大きな電流検出器、過電
流検出回路及び開閉器と交換しなければならず、
増設するのが困難であつた。また予め将来増設が
見込まれる場合には、増設後の容量を見込んで予
め大きな容量の電流検出器、過電流検出回路及び
開閉器を使用せねばならず、初期コストをかなり
高くしてしまうという欠点がり、更にまた過電流
検出回路の過電流設定レベルを設定し直さなけれ
ばならないという問題点もあった。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の如き問題点を解決するために、本発明の
ブースタ電源装置においては、複数のブースタコ
ンバータユニットが複数の群に分割され、群単位
に電流検出器、過電流検出回路、開閉器が設けら
れ、更に各群に負荷電流バイパス用ダイオードが
設けられている。また、ブースタコンバータユニ
ツトの少なくとも1つが過電流状態になつた時に
ブースタコンバータユニツトの全部を停止制御す
る回路も設けられている。上記各群の過電流検出
レベルは互いにほぼ等しく設定され、且つ各群の
バイパス用ダイオードの電流容量は互いに等しく
設定されている。上記停止制御のためにブースタ
コンバータユニツトの過電流を検出するレベル
は、開閉器が閉状態になる前にブースタコンバー
タユニツトを停止制御してバイパス用ダイオード
に電流を流すことができるように設定されてい
る。
〔作用〕
上記発明のブースタ電流装置において、過負荷
状態(過電流状態)が発生すると、停止制御回路
によつて各ブースタコンバータユニツトが停止制
御される。この結果、今迄ブースタコンバータの
出力で逆バイアスされてオフ状態にあつたバイパ
ス用ダイオードがオン状態に転換し、ここを通つ
て負荷電流が流れる。各群のバイパス用ダイオー
ドの電流容量がほぼ等しく設定されているので、
負荷電流は各群にほぼ均等に分割される。群過電
流検出回路によつて過電流が検出されると、各群
の開閉器(例えば電磁接触器)がオン制御され、
バイパス用ダイオードを流れていた負荷電流がダ
イオードよりも抵抗の小さい開閉器に移る。ここ
で重要なことは、各群のバイパス用ダイオードの
電流容量が同一に設定されているので、各群に含
まれるブースタコンバータユニツトの台数が同一
でなくても、ブースタコンバータユニツトが停止
制御された時には、各群にほぼ同一の負荷電流が
流れるということである。このため、各群の電流
検出器、及び過電流検出回路の検出レベルを同一
に設定することが可能になり、且つ同一に設定し
てもハンチング動作が生じない。従つて、ブース
タコンバータユニツトの台数が少ない群に、ブー
スタコンバータユニツトを増設してもその群の電
流検出器の交換、又は過電流検出レベルの設定変
更等を行うことが不要になる。
〔実施例〕
次に、第1図〜第3図により本発明の一実施例
に係わるブースタ電源装置を説明する。但し、第
1図で符号1〜4で示すものは、第4図で同一符
号で示すものと実質的に同一であるので、その説
明を省略する。
このブースタ電源装置は、第1及び第2のブー
スタコンバータ群3A,3Bに対応して第1及び
第2の群電流検出器5a,5b、第1及び第2の
群過電流検出回路6a,6b、第1及び第2の電
磁接触器から成る開閉器7a,7b、第1及び第
2のバイパス用ダイオードD1〜D4,D1′〜D4′を
有し、更にORゲート回路8と停止制御回路9を
有する。
第1及び第2の群電流検出器5a,5bは、第
1及び第2のブースタコンバータ群の電流回路に
接続され、各群の負荷電流を検出する。これ等の
群電流検出器5a,5bは、群のブースタコンバ
ータユニツトの台数に差があるにも拘らず、互い
にほぼ同一の電流容量を有する。第1及び第2の
群過電流検出回路6a,6bは、各群電流検出器
5a,5bの出力に応答し、この出力が群過電流
検出レベル以上か否かを検出するものであり、互
いに等しい群過電流検出レベルに設定されてい
る。
第1及び第2の開閉器7a,7bは、同一の電
流容量を有して各ブースタコンバータ群3A,3
Bの一対の出力ライン間に接続され、第1及び第
2の群過電流検出回路6a,6bのいずれの出力
にも応答する。
第1のバイパス用ダイオードD1〜D4は、4台
のブースタコンバータユニツト3A1〜3A4に対応
して4個設けられ、各ブースタコンバータユニツ
ト3A1〜3A4の出力ライン間に接続されている。
第2のブースタコンバータ群3Bにおける4個の
第2のバイパス用ダイオードD1′〜D4′の内の2個
のブースタ用ダイオードD1′,D2′は既に設置され
ているブースタコンバータユニツト3B1,3B2
の出力ライン間に接続され、残りの2台のブース
タ用ダイオードD3′,D4′は、増設予定のライン間
に接続されている。8個のバイパス用ダイオード
D1〜D4,D1′〜D4′はほぼ同一の電流容量を有す
る実質的に同一構造のダイオードであるので、互
いに並列接続された4個の第1のバイパス用ダイ
オードD1〜D4の合計の電流容量と、互いに並列
接続された4個の第2のバイパス用ダイオード
D1′〜D4′の合計の電流容量とはほぼ等しい。な
お、第1及び第2のバイパス用ダイオードD1
D4,D1′〜D4′の夫々の合計の電流容量は、第1及
び第2の過電流検出回路6a,6bの過電流検出
レベル以上である。
第2図は第1図のブースタコンバータユニツト
3A1及び停止制御回路を具体的に示すものであ
る。尚、他のブースタコンバータユニツト3A2
〜3A4,3B1,3B2も第2図に示すブースタコ
ンバータユニツト3A1と全く同一に構成されて
いる。第2図において、ブースタコンバータユニ
ツト3A1は、第1図の直流電源2の一端にその
一端が接続される出力トランス10の1次巻線1
1と、この1次巻線11の他端と第1図の直流電
源2の他端との間に接続されるトランジスタから
成るスイツチ素子12と、トランス10の2次巻
線13に接続された整流平滑回路14と、スイツ
チ素子12の制御回路15と、電流検出器16
と、第1及び第2の過電流検出回路17,18と
を備えている。
各部を更に詳しく説明すると、出力整流平滑回
路14は、整流用ダイオード19と、平滑用ダイ
オード20と、平滑用リアクトル21と、平滑用
コンデンサ22とから成り、出力電圧V0、出力
電流I0を送出する。
電流検出器16は、スイツチ素子12としての
トランジスタに直列に接続された変流器CTから
成り、出力トランス10の1次巻線11及びスイ
ツチ素子12に流れる電流波形に対応した波形を
出力する。なお、この電流検出器16の出力はブ
ースタコンバータユニツト3A1の出力電流I0に対
応している。
第1の過電流検出回路17は、比較器23と第
1の基準電圧源24とから成る。比較器23の反
転入力端子は電流検出器16に接続され、非反転
入力端子は基準電圧源24に接続されているの
で、第1の基準電圧源24から与えられる第1の
過電流検出レベルに対応する第1の基準電圧V1
よりも電流検出器16の出力が大きくなると、比
較器23は過電流を示す低レベル出力を送出す
る。
第2の過電流検出回路18は、比較器25と第
2の基準電圧源26とから成る。比較器25の非
反転入力端子は電流検出器16に接続され、反転
入力端子は第2の基準電圧源26に接続されてい
るので、第2の基準電圧源26から与えられる第
2の過電流検出レベルに対応する第2の基準電圧
V2よりも電流検出器16の出力が大きくなると、
比較器25は過電流を示す高レベル出力を送出す
る。
制御回路15は、電圧制御用誤差増幅器27
と、基準電圧源28と、比較器29と、三角波発
生器30と、駆動回路35と、3つのダイオード
31,32,33とから成る。誤差増幅器27の
非反転入力端子は負荷電圧検出ライン34によつ
て負荷4の一端に接続され、反転入力端子は基準
電圧源28に接続されているので、両入力の差に
対応した出力が比較器29の反転入力端子に入力
する。比較器29は、三角波発生器30から非反
転入力端子に供給される三角波と反転入力端子に
供給される誤差出力とを比較し、誤差出力よりも
三角波電圧が高い期間に対応して高レベルの出力
パルスを発生する。この高レベルの出力パルスが
ダイオード31と駆動回路35とを介してスイツ
チ素子12としてのトランジスタのベースに供給
され、スイツチ素子12がオン制御される。従つ
て、スイツチ素子12のオン・オフ周期は三角波
の周期に一致する。過電流状態でない場合には、
ダイオード32,33はオフに保たれ、第1及び
第2の過電流検出回路17,18はスイツチ素子
12のオン・オフ制御に無関係である。
第1の過電流検出回路17の出力ラインはダイ
オード33を介して比較器29の出力ラインに接
続されている。第2の過電流検出回路18の出力
ラインは、ORゲート回路8を介して停止制御回
路9の入力端子に接続されている。停止制御回路
9は、ブースタコンバータユニツト3A1〜3B2
の動作を停止させる回路であり、前段の比較器2
5の出力の低レベルから高レベルへの転換即ち第
2の過電流検出レベルよりも出力電流I0が大きく
なつたことを示す出力でトリガされ、一定時間
(例えば数秒)だけ低レベルの停止制御信号を送
出する単安定マルチバイブレータから成る。な
お、この停止制御回路9は単安定マルチバイブレ
ータから成るタイマ構成とせずに、例えば、フリ
ツプフロツプで構成し、第2の過電流検出回路8
の過電流検出信号でセツトされ、これにより停止
制御信号を出力し、しかる後、リセツトすること
により停止制御を終了させる様に構成してもよ
い。停止制御回路9にはORゲート回路8を介し
て、第1図の全部のブースタコンバータユニツト
3A1〜3B2の第2の過電流検出回路の出力が入
力する。また、この停止制御回路9の出力は、全
部のブースタコンバータユニツト3A1〜3A4
3B1,3B2に供給される。従つて、いずれか1
台のブースタコンバータユニツトが過電流状態に
なると、全部のブースタコンバータユニツト3
A1〜3B2が停止する。
次に、過電流時の動作を説明する。今、負荷電
流ILが第3図に示す第1の電流値I1以下であると
すれば、電源電圧Viにブースタコンバータ出力電
圧V0が加えられたほぼ一定の出力電圧Vi+V0
得られる。即ち、昇圧補償された規定の負荷電圧
VLが得られる。一方、負荷電流ILが過電流レベル
I1になると、ブースタコンバータユニツト3A1
3A4,3B1,3B2の夫々の出力電流I0が第1の
過電流検出回路17における第1の過電流検出レ
ベル以上になり、第1の過電流検出回路17の出
力が低レベルになる。この結果、ダイオード33
が導通状態となり、制御パルス形成用の比較器2
9の出力ラインがダイオード33と比較器23と
を介して低レベル状態となり、制御パルスの幅が
制限される。このため、スイツチ素子12のオン
期間が短かくなり、出力電圧V0が第3図に示す
如く垂下する。この様に第1の過電流検出回路1
7によつて出力電圧V0が垂下制御されても、ス
イツチ素子12の蓄積時間、及び制御回路の動作
遅れ等のために、出力電圧V0は零にはならず、
バイパス用ダイオードD1〜D4,D1′〜D4′の逆バ
イアスは維持される。このため、ブースタコンバ
ータユニツト3A1〜3A2,3B1,3B2を通つて
負荷電流が流れ続け、負荷電流が増大すれば出力
電運流I0も増大する。負荷電流ILが第3図に示す
I2になると、ブースタコンバータユニツトの出力
電流I0もこれに対応して増大し、ブースタコンバ
ータユニツト3A1〜3A4,3B1,3B2の1部又
は全部の出力電流I0が第2の過電流検出レベル以
上になり、比較器25の出力が高レベルに転換
し、停止制御回路9がトリガされ、ここから低レ
ベルの停止制御信号が出力する。従つて、比較器
29から高レベルの制御パルスが発生しても、ダ
イオード32を介して停止制御回路9に流れ込
み、スイツチ素子12には供給されない。この結
果、停止制御回路9が低レベル状態の期間は、全
部のブースタコンバータユニツト3A1〜3A4
3B1,3B2が停止状態になる。これにより、ブ
ースタコンバータユニツト3A1〜3B2の出力電
圧V0が零になり、バイパス用ダイオードD1〜D4
D1′〜D4′の逆バイアスが解除され、これ等が導通
状態になる。バイパス用ダイオードD1〜D4
D1′〜D4′は同一の電気特性を有するものであるか
ら、第1のブースタコンバータ群3Aの4個のバ
イパス用ダイオードD1〜D4を流れる電流の合計
と、第2のブースタコンバータ群3Bの4個のバ
イパス用ダイオードD1′〜D4′を流れる電流の合計
とがほぼ同一になる。即ち、バイパス用ダイオー
ドD1〜D4,D1′〜D4′が導通する前は、第1のブ
ースタコンバータ群3Aの電流が第2のブースタ
コンバータ群3Bの電流の2倍であるが、バイパ
ス用ダイオードD1〜D4,D1′〜D4′が導通した後
は、互いに等しくなる。
負荷電流ILが更に増え第3図のI3になると、第
1及び第2の群過電流検出回路6a,6bのいず
れか一方又は両方が群過電流検出レベル以上であ
ることを示す信号を送出し、第1及び第2の開閉
器7a,7bが同時に開閉状態になる。この結
果、今までバイパス用ダイオードD1〜D4,D1′〜
D4′に流れていた電流が抵抗の小さい開閉器7a,
7bに移行する。開閉器7a,7bはほぼ同一の
内部抵抗を有するので、負荷電流ILを1/2ずつ分
担する。開閉器7a,7bが閉状態になれば、ブ
ースタコンバータユニツト3A1〜3A2、3B1
3B2は勿論のことバイパス用ダイオードD1〜D4
D1′〜D4′にも電流が流れないので、これ等が過電
流から保護される。
ところで、第1図の回路からもし本発明に係わ
るバイパス用ダイオードD1〜D4,D1′〜D4′を除
去し、且つ増設を見込んで第1及び第2の過電流
検出回路6a,6bの過電流検出レベルを同一に
設定したとすれば、ハンチング状態が生じる。こ
れを詳しく説明すると、ブースタコンバータユニ
ツト3A1〜3A4,3B1及び3B2が動作中には第
1のブースタコンバータ群3Aに第2のブースタ
コンバータ群3Bの2倍の電流が流れるので、過
電流状態の時にまず第1の過電流検出回路6aに
より過電流が検出され、第1及び第2の開閉器7
a,7bが閉状態になる。これにより、第1及び
第2の開閉器7a,7bが負荷電流を1/2ずつ分
担するため、第1の開閉器7a及び電流検出器5
aの電流が減少し、第1の過電流検出回路6aか
らの過電流検出信号の送出が停止し、開閉器7
a,7bが開状態になる。従つて、再びブースタ
コンバータユニツト3A1〜3A4,3B1及び3B2
に負荷電流が流れるが、過電流状態が解消されて
いなければ、再び過電流検出信号が発生し、開閉
器7a,7bが閉じる。つまり、開閉器7a,7
bの開閉の繰返し動作(ハンチング動作)が生じ
る。なお、この様なハンチング動作は、第1図の
回路でブースタコンバータユニツト3A1〜3A4
3B1及び3B2に対応させてバイパス用ダイオー
ドD1〜D4,D1′及びD2′のみを設け、D3′とD4′とを
設けない場合にも生じる。これに対して、本発明
に従う第1図の回路では、第1及び第2のブース
タコンバータ群3A,3Bに同一電流容量のバイ
パス用ダイオードD1〜D4,D1′〜D4′が接続され
ているので、電流分担が等しくなり、ハンチング
動作が生じない。
第1図の回路で、ブースタコンバータ装置3に
よつて昇圧が行われていない時には、ブースタコ
ンバータユニツト3A1〜3A4,3B1及び3B2
停止制御され、バイパス用ダイオードD1〜D4
D1′〜D4′を介して負荷電流が供給される。この状
態から過電流状態に至ると、前述と同様に開閉器
7a,7bが閉じてバイパス用ダイオードD1
D4,D1′〜D4′が保護される。なお、図示されてい
ないが、開閉器7a,7bが閉じた時に過電流状
態を示す警報を発生する回路が設けられている。
負荷需要が増大して増設が必要になつた時に
は、第2のブースタコンバータ群3Bにブースタ
コンバータユニツトを追加する。この時、電流検
出器5b、過電流検出器6b、開閉器7b等の交
換又は設定変更は不要である。第1図ではブース
タコンバータユニツトを2台まで追加可能である
が、更に増設したい場合には、第3のブースタコ
ンバータ群、第3の電流検出器、第3の過電流検
出回路、及び第3の開閉器を設置すればよい。
〔変形例〕
本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、変形可能なものである。例えば、第1及び第
2の群の4つのバイパス用ダイオードD1〜D4
D1′〜D4′を夫々1個のダイオードに置き換えるこ
とができる。また、停止制御回路9による停止制
御を第2図の比較器29の入力側で行つてもよ
い。また、ブースタコンバータユニツトの出力ラ
インに電流検出器を接続し、これによつて検出し
た出力電流I0を停止制御のための第2の過電流検
出回路18に入力させる様にしてもよい。また、
第1図において、第1及び第2のブースタコンバ
ータ群3A,3Bに3台ずつブースタコンバータ
ユニツトを配置し、各群に1台ずつ増設するよう
にしてもよい。
〔発明の効果〕
上述から明らかな如く、本発明によれば、複数
の群の間にブースタコンバータユニツトの台数の
差があつても、予めバイパス用ダイオードの電流
容量が同一とされ、且つこのバイパス用ダイオー
ドに電流が流れた後に開閉器を閉状態にするよう
に構成されているため、ブースタコンバータユニ
ツトを増設しても、ブースタコンバータ群に対応
する過電流検出回路、及び開閉器等の設計のやり
なおし、調整等が不要である。また、新しいブー
スタコンバータ群を追加する場合も、既存の群と
同様なものを並列接続するのみでよい。従つて、
コンバータユニツトの増設を極めて容易、且つ経
済的に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係わるブースタ電源
装置を示すブロツク図、第2図は第1図の一部を
詳しく示す回路図、第3図は第1図の装置の負荷
電流と負荷電圧との関係を示す特性図、第4図は
従来のブースタ電源装置を示すブロツク図であ
る。 1……商用交流電源、2……直流電源、3……
ブースタコンバータ装置、3A,3B……第1及
び第2のブースタコンバータ群、3A1〜3A4
3B1,3B2……ブースタコンバータユニツト、
5a,5b……電流検出器、6a,6b……過電
流検出回路、7a,7b……開閉器、D1〜D4
D1′〜D4′……バイパス用ダイオード、4……負
荷。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 互いに並列接続された複数のブースタコンバ
    ータユニットから成るブースタコンバータ群が直
    流電源と負荷との間に複数接続され、且つ前記各
    ブースタコンバータ群が互いに並列に接続されて
    いるブースタ電源装置において、 前記ブースタコンバータ群に流れる電流を検出
    するための群電流検出器と、前記群電流検出器の
    出力に基づいて前記ブースタコンバータ群の過電
    流を検出する群過電流検出回路と、負荷電流をバ
    イパスさせるためのバイパス用ダイオードと、前
    記バイパス用ダイオードを選択的に短絡するため
    の開閉器とを前記各ブースタコンバータ群に対応
    させて夫々設け、 前記各群過電流検出回路の過電流検出レベルを
    互いにほぼ等しく設定し、 前記各バイパス用ダイオードの電流容量を前記
    群過電流検出回路の過電流検出レベルに対応する
    負荷電流値以上にすると共に、互いにほぼ等しく
    設定し、 前記各バイパス用ダイオードを前記各ブースタ
    コンバータ群の出力ライン間に夫々接続し、 前記各開閉器を前記各バイパス用ダイオードに
    並列に接続し、且つ前記各過電流検出回路のいず
    れの過電流検出信号にも応答して閉状態になるよ
    うに前記各過電流検出回路に関係づけ、 少なくとも1台の前記ブースタコンバータユニ
    ツトにブースタコンバータユニツト過電流検出回
    路を設け、 前記ブースタコンバータユニツト過電流検出回
    路から発生する過電流検出を示す信号に応答して
    前記各ブースタコンバータ群の全部のブースタコ
    ンバータユニツトを停止制御する回路を設け、 前記ブースタコンバータユニツト過電流検出回
    路の過電流検出レベルを、前記群過電流検出回路
    による過電流検出に基づいて前記開閉器を閉状態
    にするよりも前に前記停止制御回路から停止制御
    信号を発生させることができるような値に設定し
    たことを特徴とするブースタ電源装置。
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