JPH11164531A - ステータコイルのレーシング装置 - Google Patents
ステータコイルのレーシング装置Info
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- JPH11164531A JPH11164531A JP34213797A JP34213797A JPH11164531A JP H11164531 A JPH11164531 A JP H11164531A JP 34213797 A JP34213797 A JP 34213797A JP 34213797 A JP34213797 A JP 34213797A JP H11164531 A JPH11164531 A JP H11164531A
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Abstract
してレーシングニードルや給糸ノズルの動作を変化させ
ることができるステータコイルのレーシング装置を提供
する。 【解決手段】 第1サーボモータ18を有する第1駆動
装置により、揺動板23を介してレーシングニードル支
軸31及び給糸ノズル支持棒32を上下に揺動させる。
第2サーボモータ45を有する第2駆動装置により、レ
ーシングニードル支軸31を回動させる。第3サーボモ
ータ54を有する第3駆動装置により、レーシングニー
ドル支軸31を軸方向に進退動作させると共に、給糸ノ
ズル支持棒32を回動させ、給糸ノズル11を揺動させ
る。レーシングニードル13及び給糸ノズル11の上記
動作を協動させ、ステータコアを回動させつつレーシン
グすることにより、コイルエンドを糸でネット状に縛り
付ける。
Description
面から突出するコイル端部を糸で縛り付けて結束するた
めのステータコイルのレーシング装置に関する。
の選択された2つの溝を通ってループをなすように形成
されるが、そのときステータコアの両端面より突出した
部分が形成される。ステータコアの両端面より突出した
コイルエンドは、各種回転機械に装着されたときに回転
子やケーシングに接触したりする虞れがあるため、糸で
縛り付けて結束させるようにしている。この操作は、糸
を編むようにしてコイルエンドをネット状に縛り付ける
ことにより行われている。
し、10は、図示しないステータコアの端面から突出す
るコイルエンド、11は、糸12を繰り出す給糸ノズ
ル、13はレーシングニードルである。給糸ノズル11
は、図示しないステータコアの軸心に配置され、先端が
J字又はL字状に曲げられてコイルエンド10方向を向
いている。そして、図示しない駆動装置によって、レー
シングニードル13と共に上下に移動すると共に、図中
矢印A−Bで示すように揺動する。レーシングニードル
13は、先端がフック状をなし、給糸ノズル11と共に
上下に移動すると共に、軸方向に進退動作し、かつ、図
中矢印C−Dで示すように揺動する。
と、まず、図7(a)に示すように、給糸ノズル11の
先端がコイルエンド10の下方に位置した状態で、糸1
2は給糸ノズル11の先端とコイルエンド10との間に
張設されている。なお、実際の操作開始時には、糸12
は別のニードルによって所定の位置に引っ張られて張設
されるのであるが、ここではその詳細は省略することに
する。上記の状態で、レーシングニードル13がステー
タコアの半径方向内方に侵入し、コイルエンド10の下
方を通り抜けて、糸12に係合する位置まで至る。この
とき、給糸ノズル11は、矢印B方向に回動し、糸12
をレーシングニードル13の先端のフックに引き掛かり
やすくする。
ーシングニードル13がその先端のフックに糸12を引
き掛けて後退し、コイルエンド10の下方から糸12を
引張り出す。その後、レーシングニードル13は矢印C
方向に回動し、フックを上方に向ける。
ズル11及びレーシングニードル13が上方に移動し、
それぞれ糸12を引張り上げる。これにより、糸12の
ループR1が形成される。この状態でレーシングニード
ル13は矢印D方向に回動し、フックを再び側方に向け
る。また、給糸ノズル11は矢印A方向に回動し、レー
シングニードル13の先端が接触しない位置に糸12を
退避させる。
グニードル13が再びステータコアの半径方向内方に侵
入し、コイルエンド10の上方を通り抜けて、糸12に
係合する位置まで至る。このとき、給糸ノズル11は、
矢印B方向に回動し、糸12をレーシングニードル13
に接触させてレーシングニードル13の先端のフックに
引き掛かりやすくする。
ーシングニードル13を後退させてその先端のフックに
糸12を引き掛け、ループR1を通して糸12を引張り
出し、新たなループR2を形成する。その後、レーシン
グニードル13は矢印D方向に回動し、フックを下方に
向ける。
ズル11及びレーシングニードル13が再び下方に移動
し、それぞれ糸12を下方に引張り出す。その結果、糸
12のループR2は、コイルエンド10の下方に引張り
寄せられる。
ステータコアの半径方向内方に侵入し、以後、同図
(a)からの操作を繰り返すことにより、糸12の絡み
付けがなされ、それと同時にレーシング操作位置を割出
すようにステータコアを回動させることにより、コイル
エンド10の全体を網目状に包むように糸12を絡み付
けることができる。
た後、糸12を結び付ける操作を行うが、この操作は、
例えば本出願人による特開平2−214445号に記載
された方法等で行われている。
装置に関しては、前記本出願人による特開平2−214
445号の他、いくつかの出願がなされているが、従来
のレーシング装置は、いずれも一つの駆動源からカムや
リンクを介して、給糸ノズル11、レーシングニードル
13の全ての動作を連動させる構造をなしていた。
には、レーシングニードル13の回動動作のみをサーボ
モータで行い、給糸ノズル11の動作やレーシングニー
ドル13の他の動作は、十字アームを備えた駆動手段に
よって連動するようにした装置が開示されている。
タコアのコイルエンド10の高さは、場所によって変化
するのに対し、従来のレーシング装置では、コイルエン
ド10の全周を同じ動作でレーシングするため、部分的
に糸12が弛んだところが生じる場合があった。また、
レーシングニードル13の回動角や回動タイミングも一
定のため、コイルエンド10の形状の部分的な変化によ
って糸12がレーシングニードル13から外れることも
あった。更に、ステータコアの積厚や、コイルエンドの
長さや、コイルの線数等が変更されると、カムやリンク
等を取り替えて、レーシングニードルや給糸ノズルの動
きを調整し直さなければならず、作業性が悪いと共に、
取扱いに熟練を要するという問題があった。
れたレーシング装置は、レーシングニードル13の回動
動作をサーボモータで行うので、レーシング操作中にレ
ーシングニードル13の回動角や回動タイミングを変化
させたりすることは可能となったが、その他の部分は、
従来の装置と同様に一つの駆動源から連動させる構造を
なしているので、ステータコアのコイルエンド10の高
さの部分的な変化等に対応することはできなかった。
ドの高さ等の部分的な変化に対応して糸をより緊密に縛
り付けることができ、レーシングニードルからの糸の外
れ等もできるだけ防止できるようにしたステータコイル
のレーシング装置を提供することにある。
め、本発明のステータコイルのレーシング装置は、フレ
ームに一端を枢支された上下一対の揺動板と、各揺動板
を上下に揺動させる第1駆動装置と、各揺動板に軸方向
に進退可能でかつ回動可能に支持されたレーシングニー
ドル支軸と、前記レーシングニードル支軸とほぼ平行に
各揺動板に回動可能に支持された給糸ノズル支持棒と、
前記レーシングニードル支軸を回動させる第2駆動装置
と、前記レーシングニードル支軸を前後に進退動作させ
ると共に、前記給糸ノズル支持棒を回動させる第3駆動
装置と、前記レーシングニードル支軸の先端に取付けら
れたレーシングニードルと、前記給糸ノズル支持棒の先
端から前記レーシングニードル方向に向けて延出された
給糸ノズルと、ステータコアを保持して所定角度ずつ回
動させるインデックス手段を有するステータコア設置台
とを備え、前記第1駆動装置、第2駆動装置及び第3駆
動装置の駆動源が、それぞれ別々の、回転角制御可能な
モータであることを特徴とする。
1サーボモータと、この第1サーボモータにより回動す
るネジ軸と、このネジ軸に螺合して前記ネジ軸の回動に
よって昇降するスライドブロックと、前記揺動板を前記
スライドブロックに枢支させる支軸とで構成されている
ことが好ましい。
タと、この第2サーボモータの回動により前記レーシン
グニードル支軸を回動させる連動手段とで構成されてい
ることが好ましい。
ータと、この第3サーボモータの回動により前記給糸ノ
ズル支持棒を回動させる連動手段と、前記第3サーボモ
ータの回動により前記レーシングニードル支軸を軸方向
移動させる連動手段とで構成されていることが好まし
い。
なモータとしては、上記サーボモータの他に、ステッピ
ングモータ等を使用することもできる。
揺動板を上下に揺動させることにより、この揺動板に支
持されたレーシングニードル支軸及び給糸ノズル支持棒
を揺動させ、それらに連結されたレーシングニードル及
び給糸ノズルを上下に移動させることができる。この移
動量は、回転角制御可能なモータを駆動源とする第1駆
動装置によって他の駆動装置とは独立して制御できるの
で、ステータコイルの高さの部分的な変化等に応じて変
化させることができる。
る第2駆動装置も、前記第1駆動装置とは別の回転角制
御可能なモータを駆動源とするので、レーシングニード
ル支軸の回動角や回動タイミングを、コイルエンドの高
さ等の形状変化に応じて変化させることができる。
ニードル支軸を前後に進退動作させて、レーシングニー
ドルをステータコアの半径方向に進退動作させると共
に、給糸ノズル支持棒を回動させ、給糸ノズル支持棒の
先端に連接された給糸ノズルを揺動させることができ
る。また、これらの駆動も前記第1駆動装置及び前記第
2駆動装置とは別の回転角制御可能なモータを駆動源と
するので、レーシングニードル支軸の軸方向移動量及び
給糸ノズルの揺動角度を、コイルエンドの高さ等の形状
変化に応じて変化させることができる。
動源が、それぞれ別々の、回転角制御可能なモータから
なるので、全ての操作をNC(数値制御)化して行うこ
とができ、ステータコアの積厚や、コイルエンドの長さ
や、コイルの線数等の変更があったとき、NCのプログ
ラムを変更するだけで対応することができ、カムやリン
クの変更等の作業が必要なくなるので、誰でも簡単に操
作できると共に、作業性が著しく向上する。
コイルのレーシング装置の一実施形態が示されている。
図1はレーシングニードル及び給糸ノズルの駆動部を示
す正面図、図2はレーシングニードル及び給糸ノズルの
駆動部を示す平面図、図3はレーシングニードル及び給
糸ノズルの駆動部の要部を示す正面図、図4はレーシン
グニードル及び給糸ノズルの駆動部の要部を示す側面
図、図5はレーシングニードル及び給糸ノズルを省略し
て示す装置全体の正面図、図6はレーシングニードル及
び給糸ノズルを省略して示す装置全体の平面図である。
れた支柱15上に、テーブルテーブル17が架設され
て、フレームが構成されている。基台14の下面及びテ
ーブル17の上面には第1サーボモータ18がそれぞれ
設置されており、支柱15に沿って上下から対向して延
出された一対のボールネジ19をそれぞれ回動させるよ
うになっている。これらのボールネジ19には、支柱1
5に沿って移動可能なスライドブロック20がそれぞれ
螺合している。なお、図2の21はスライドブロック2
0を貫通し、昇降ガイドとなるガイド棒である。
5、26が上下に向けて取付けられ、これらの支持板2
5、26に支軸22を介して揺動板23の一端がそれぞ
れ枢支されている。これらの揺動板23の中間には、ロ
ーラ軸24が取付けられ、ローラ軸24は前記スライド
ブロック20の端部に嵌合し、スライドブロック20の
上下移動に伴って上下移動するようになっている。この
ため、揺動板23は、第1サーボモータ18の作動によ
りスライドブロック20が上下移動すると、支軸22を
中心に揺動動作する。
3には、支軸27を介してレーシングニードル支軸ホル
ダ28が枢支されると共に、支軸29を介して給糸ノズ
ル支軸ホルダ30が枢支されている。レーシングニード
ル支軸ホルダ28にはレーシングニードル支軸31が回
転可能かつ軸方向移動可能に保持され、給糸ノズル支軸
ホルダ30には給糸ノズル支軸32が回転可能に保持さ
れている。レーシングニードル支軸31の先端には、先
端がフック状をなすレーシングニードル13が取付けら
れ、給糸ノズル支軸32の先端にはレーシングニードル
13方向にほぼ直角に延出され、先端がレーシングニー
ドル13の軸心に向けてJ字状に屈曲した給糸ノズル1
1が取付けられている。この給糸ノズル11の先端か
ら、レーシング糸が導出されるようになっている。
は、円筒35、36がボール嵌合してなる前後移動用ホ
ルダ37が装着されている。この場合、円筒35は、ニ
ードル前後駆動用伸縮アーム38の先端に、軸39を介
して枢着されており、円筒36は、レーシングニードル
支軸31に固着されている。そして、ニードル前後駆動
用伸縮アーム38の基部をなすニードル前後用駆動軸5
3が図2中の矢印Eで示す如く回動すると、ニードル前
後駆動用伸縮アーム38、円筒35、36を介して、レ
ーシングニードル支軸31が軸方向に移動する。なお、
過度な力が作用すると、円筒35と円筒36のボール嵌
合が外れ、レーシングニードル支軸31に無理な力が作
用しないようになっている。なお、ニードル前後用駆動
軸53の駆動機構については後述することにする。
スプライン31aをなし、この外周にレーシングニード
ル支軸31の軸方向移動を許容した状態で従動プーリ4
0が装着されている。更に、基台14、テーブル17に
それぞれ取付けられたガイドフレーム41、42を介し
て、昇降ブロック43、44が昇降可能に支持され、こ
れらの昇降ブロック43、44に第2サーボモータ45
がそれぞれ取付けられている。そして、第2サーボモー
タ45の駆動軸に装着された駆動プーリ46と前記従動
プーリ40との間にタイミングベルト47が張設され、
第2サーボモータ45の作動により駆動プーリ46、タ
イミングベルト47を介して従動プーリ40が回動し、
これにスプライン嵌合するレーシングニードル支軸31
が回動するようになっている。
降ブロック43、44に取付けられた軸受48に支持さ
れ、その部分に揺動アーム49がほぼ直角に取付けられ
ている。また、基台14とテーブル17との間には、給
糸ノズル揺動用駆動軸50が貫通配置されており、その
上下にクランク51がそれぞれ設けられている。そし
て、揺動アーム49とクランク51とを自在継手を介し
てリンク52が連結している。このため、給糸ノズル揺
動用駆動軸50と共にクランク51が図2中の矢印Fで
示す如く回動すると、リンク52を介して揺動アーム4
9が揺動し、給糸ノズル支軸32が回動するようになっ
ている。
下部には第3サーボモータ54が設置されており、その
駆動軸に取付けられた駆動プーリ55と、前記ニードル
前後用駆動軸53に取付けられた従動プーリ56と、前
記給糸ノズル揺動用駆動軸50に取付けられた従動プー
リ57との間に、タイミングベルト58が張設されてい
る。したがって、第3サーボモータ54の作動により、
ニードル前後用駆動軸53、給糸ノズル揺動用駆動軸5
0がそれぞれ回動し、レーシングニードル支軸31及び
レーシングニードル13の軸方向移動と、給糸ノズル支
軸32及び給糸ノズル11の回動とが同期してなされる
ようになっている。
の駆動部の側方には、ステータコア60の支持部が配置
されている。すなわち、基台14上には、支持台61が
設置され、これに回転軸62が挿通保持され、この回転
軸62の上端には、回転テーブル63が回転可能に支持
されている。回転テーブル63上には、ステータコア6
0を設置する設置台64が周方向に所定間隔で回転可能
に装着されており、この設置台64の外周はギヤ65を
なしている。設置台64がレーシング操作を受ける所定
箇所にあるとき、その設置台64のギヤ65に歯合可能
なギヤ66を有するスライド回転軸67が支持台61を
貫通して配置されており、スライド回転軸67の下部に
は小径ギヤ68と大径ギヤ69とが所定間隔をおいて装
着されている。また、スライド回転軸67の下方には、
エアシリンダ70が配置されており、その作動ロッド7
1が回転継手72を介してスライド回転軸67と連結さ
れている。
を介して第4サーボモータ74が設置されており、その
駆動ギヤ75は、スライド回転軸67の大径ギヤ69に
常時歯合している。更に、回転軸62の下端にはギヤ7
6が装着されている。エアシリンダ70の作動により、
スライド回転軸67が上方に移動すると、上方のギヤ6
6が設置台64のギヤ65に歯合し、そのときには、下
方の小径ギヤ68はギヤ76から外れる。したがって、
この状態で、第4サーボモータ74が回転すると、駆動
ギヤ75、大径ギヤ69、スライド回転軸67、ギヤ6
6、ギヤ65を介して設置台64が回動し、ステータコ
ア60をインデックスさせることができる。これと反対
に、エアシリンダ70の作動により、スライド回転軸6
7が下方に移動すると、上方のギヤ66は、設置台64
のギヤ65から外れ、下方の小径ギヤ68がギヤ76に
歯合する。したがって、この状態で、第4サーボモータ
74が回転すると、駆動ギヤ75、大径ギヤ69、スラ
イド回転軸67、小径ギヤ68、ギヤ76、回転軸62
を介して回転テーブル63が回転し、ステータコア60
を設置する設置台64が回動し、レーシングステーショ
ンへのステータコア60の入れ換えがなされる。
設置台64の下方には、基台14の下部に設置されたエ
アシリンダ80により昇降動作するガイド筒81が配置
されており、レーシング操作の際にステータコア60内
に挿入され、レーシングニードル13、給糸ノズル11
のガイドをなす。図示を省略したが、ガイド筒81の周
壁には、軸方向に沿ったスリットが形成され、このスリ
ットを通してレーシングニードル13が出入りするよう
になっている。
ータコア60のコイルエンド10に対して、前記図7に
示した手順で糸12の縛り付けを行うものである。
1、レーシングニードル13がコイルエンド10に対し
て、下方位置又は上方位置に配置されるように、互いに
同期して上下移動する。この上下移動は、第1サーボモ
ータ18によってボールネジ19が回動し、スライドブ
ロック20が昇降動作して、ローラ軸24を介して揺動
板23が揺動し、この揺動板23にレーシングニードル
支軸ホルダ28、給糸ノズル支軸ホルダ30を介して保
持されたレーシングニードル支軸31、給糸ノズル支軸
32が揺動することによりなされる。そして、第1サー
ボモータ18の作動は、NC化することによって自由に
変化させることができるので、給糸ノズル11、レーシ
ングニードル13の上方及び下方への移動量をコイルエ
ンド10の高さ等に応じて部分的に変化させることがで
き、糸12を緊密に縛り付けることができる。また、糸
12がレーシングニードル13から外れることを防止す
ることができる。
ル13が矢印C−D方向に回動する。この動作は、第2
サーボモータ45が回動して駆動プーリ46、タイミン
グベルト47、従動プーリ40を介してレーシングニー
ドル支軸31が回動することによりなされる。この第2
サーボモータ45の作動も、NC化することによって自
由に変化させることができるので、コイルエンド10の
形状に応じてレーシングニードル13の回動角度や回動
のタイミングを部分的に変化させることができ、それに
よってレーシングの途中で糸12がレーシングニードル
13から外れることをより確実に防止することができ
る。
ル13が軸方向に進退動作すると共に、給糸ノズル11
が矢印A−B方向に揺動する。この動作は、第3サーボ
モータ54が作動して、駆動プーリ55、タイミングベ
ルト58を介して、従動プーリ56及びニードル前後用
駆動軸53と、従動プーリ57及び給糸ノズル揺動用駆
動軸50とが回動することによりなされる。すなわち、
図2に示したように、ニードル前後用駆動軸53が回動
すると、ニードル前後駆動用伸縮アーム38が回動し、
前後移動用ホルダ37を介してレーシングニードル支軸
31及びレーシングニードル13が軸方向に進退動作す
る。また、給糸ノズル揺動用駆動軸50が回動すると、
クランク51が回動し、リンク52、揺動アーム49を
介して、給糸ノズル支軸32及び給糸ノズル11が回動
動作する。上記2つの動作は、第3サーボモータ54の
作動によって同期してなされるが、給糸ノズル11の揺
動とレーシングニードル13の進退動作は、糸12をレ
ーシングニードル13先端のフックに引き掛けたりする
ため、協動してなされるものであり、同期してなされる
方がむしろ好ましい。
いつつ、ステータコア60を所定の速度で回動させて、
コイルエンド10の全周を糸12で縛り付けるのである
が、このステータコア60の回動(インデックス)は、
エアシリンダ70によりスライド回転軸67を上昇さ
せ、ギヤ66と設置台64のギヤ65とを歯合させた状
態で、第4サーボモータ74を作動させることによりな
される。すなわち、第4サーボモータ74が作動する
と、前述したように、駆動ギヤ75、大径ギヤ69、ス
ライド回転軸67、ギヤ66、ギヤ65を介して設置台
64及びステータコア60が回動する。
ボモータを駆動源として行うようにしたので、各動作を
ステータコア60のコイルエンド10の形状に応じて設
定されたプログラムによりNC化することにより、コイ
ルエンド10の形状に適した条件でレーシングを行うこ
とが可能となり、コイルエンド10をより緊密に縛り付
けることができる。また、糸12がレーシングニードル
13から外れることを防止することができる。
ンドの長さが変更された場合でも、NCのプログラムを
変更するだけで、給糸ノズル11、レーシングニードル
13の上下移動量、レーシングニードル13の回動角度
及びタイミング、レーシングニードル13の軸方向移動
量及び給糸ノズル11の揺動角度等を直ちに変更するこ
とができるので、カムやリンクの交換、調整等の作業が
必要なくなり、作業性を飛躍的に高めることができ、作
業員の熟練も要求されないですむ。
ステータコアのコイルエンドの形状に適合するように、
レーシングニードル及び給糸ノズルの動作を部分的に変
化させることができ、それによってコイルエンドをより
緊密に縛り付けることができると共に、糸がレーシング
ニードルから外れることをより確実に防止できる。
るので、ステータコアの積厚やコイルエンドの長さが変
更されても、プログラムを変更するだけで対応すること
ができ、作業性を高めると共に、熟練を必要とせずに誰
でも操作できるようにすることができる。
ーシング装置におけるレーシングニードル及び給糸ノズ
ルの駆動部を示す正面図である。
及び給糸ノズルの駆動部を示す平面図である。
及び給糸ノズルの駆動部の要部を示す正面図である。
及び給糸ノズルの駆動部の要部を示す側面図である。
及び給糸ノズルを省略して示す装置全体の正面図であ
る。
及び給糸ノズルを省略して示す装置全体の平面図であ
る。
手順を示す説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 フレームに一端を枢支された上下一対の
揺動板と、 各揺動板を上下に揺動させる第1駆動装置と、 各揺動板に軸方向に進退可能でかつ回動可能に支持され
たレーシングニードル支軸と、 前記レーシングニードル支軸とほぼ平行に各揺動板に回
動可能に支持された給糸ノズル支持棒と、 前記レーシングニードル支軸を回動させる第2駆動装置
と、 前記レーシングニードル支軸を前後に進退動作させると
共に、前記給糸ノズル支持棒を回動させる第3駆動装置
と、 前記レーシングニードル支軸の先端に取付けられたレー
シングニードルと、 前記給糸ノズル支持棒の先端から前記レーシングニード
ル方向に向けて延出された給糸ノズルと、 ステータコアを保持して所定角度ずつ回動させるインデ
ックス手段を有するステータコア設置台とを備え、 前記第1駆動装置、第2駆動装置及び第3駆動装置の駆
動源が、それぞれ別々の回転角制御可能なモータである
ことを特徴とするステータコイルのレーシング装置。 - 【請求項2】 前記第1駆動装置は、第1サーボモータ
と、この第1サーボモータにより回動するネジ軸と、こ
のネジ軸に螺合して前記ネジ軸の回動によって昇降する
スライドブロックと、前記揺動板を前記スライドブロッ
クに枢支させる支軸とで構成されている請求項1記載の
ステータコイルのレーシング装置。 - 【請求項3】 前記2駆動装置は、第2サーボモータ
と、この第2サーボモータの回動により前記レーシング
ニードル支軸を回動させる連動手段とで構成されている
請求項1又は2記載のステータコイルのレーシング装
置。 - 【請求項4】 前記第3駆動装置は、第3サーボモータ
と、この第3サーボモータの回動により前記給糸ノズル
支持棒を回動させる連動手段と、前記第3サーボモータ
の回動により前記レーシングニードル支軸を軸方向移動
させる連動手段とで構成されている請求項1〜3のいず
れか1つに記載のステータコイルのレーシング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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1997
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