JPH11164299A - 可変長符号復号装置 - Google Patents

可変長符号復号装置

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JPH11164299A
JPH11164299A JP33059997A JP33059997A JPH11164299A JP H11164299 A JPH11164299 A JP H11164299A JP 33059997 A JP33059997 A JP 33059997A JP 33059997 A JP33059997 A JP 33059997A JP H11164299 A JPH11164299 A JP H11164299A
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JP33059997A
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Inventor
Yoshihisa Nishigori
義久 錦織
Tetsuya Imamura
哲也 今村
Takayasu Miki
孝保 三木
Kenjiro Tsuda
賢治郎 津田
Teru Yoneyama
輝 米山
Takatoshi Nada
孝稔 名田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の可変長符号復号装置では、回路規模が大
きかったという課題があり、また、可変長復号の速度が
遅くならないようにするという課題があった。 【解決手段】高速シフト回路は、第1、第2、第3およ
び第4データストリームの可変長符号化されたMPEG
画像データのうち、各データストリームから最先の64
ビットづつのデータを、互いに異なるタイミングで順次
連続的に入力する。高速シフト回路が一つのデータスト
リームからのMPEG画像データを入力し、次に同じデ
ータストリームからのMPEG画像データを入力するま
でに、時分割可変長符号語復号回路は、そのデータスト
リームからの最先の符号語を可変長復号するとともに、
その最先の符号語の語長の情報を高速シフト回路に出力
する。そして、高速シフト回路は、復号された符号語と
同じ長さのMPEG画像データを、そのデータのデータ
ストリームについてシフトする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変長符号化され
たMPEG画像データ複数個を可変長復号する可変長符
号復号装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複数のデータストリームからのM
PEG画像データを復号し、パーソナルコンピュータ等
のディスプレイに複数の画像を表示することが行われて
いる。そのMPEG画像データのなかには、可変長符号
化されたデータが含まれており、その可変長符号化デー
タは、先ず可変長復号された後、画像に復号される。
【0003】以下に、このような従来の、可変長符号化
されたMPEG画像データ複数個を可変長復号する可変
長符号復号装置を図面を参照して説明する。
【0004】図8に、従来の可変長符号復号装置のブロ
ック図を示す。従来の可変長符号復号装置は、第1可変
長データ復号回路54、第2可変長データ復号回路5
5、第3可変長データ復号回路56、…、第n可変長デ
ータ復号回路57から構成され、それら可変長データ復
号回路それぞれは、シフト回路58および符号語復号回
路59を有している。
【0005】第1画像符号発生源6からの、可変長符号
化されたMPEG画像データは、第1MPEGデータ階
層構造復号回路10において、そのデータが動きベクト
ルと差分データからなるものかなど、データの画像のフ
ォーマットが解析されて、第1可変長データ復号回路5
4に入力される。
【0006】そして、第1可変長データ復号回路54
は、可変長符号化されたMPEG画像データを可変長復
号して情報源復号器群14に出力する。その可変長復号
については、後に説明する。
【0007】同様に、第2画像符号発生源7、第3画像
符号発生源8、…、第n画像符号発生源9からの、可変
長符号化されたMPEG画像データそれぞれは、第2M
PEGデータ階層構造復号回路11、第3MPEGデー
タ階層構造復号回路12、…、第nMPEGデータ階層
構造復号回路13において、データの画像のフォーマッ
トが解析されて、第2可変長データ復号回路55、第3
可変長データ復号回路56、…、第n可変長データ復号
回路57に入力される。
【0008】そして、第2可変長データ復号回路55、
第3可変長データ復号回路56、…、第n可変長データ
復号回路57それぞれは、可変長符号化されたMPEG
画像データを可変長復号して情報源復号器群14に出力
する。
【0009】その後、情報源復号器群14は、第1可変
長データ復号回路54、第2可変長データ復号回路5
5、第3可変長データ復号回路56、…、第n可変長デ
ータ復号回路57それぞれからの、可変長復号化MPE
G画像データを復号して、それぞれの可変長データ復号
回路からのデータに対応する画像を生み出す。
【0010】次に、それぞれの可変長データ復号回路が
行う可変長復号について、さらに説明する。
【0011】その説明のために、図6に、可変長データ
復号回路が入力する、可変長符号化されたMPEG画像
データの一例を示す。図6のA、B、CおよびDそれぞ
れは、n、m、l、oビットの可変長符号化された符号
語であり、連続しているものとする。
【0012】さて、可変長データ復号回路のシフト回路
58は、可変長符号化されたMPEG画像データの最大
語長を十分に蓄積できるだけの語長を入力し、一時蓄積
する。説明の便宜上、一時蓄積されるデータは、図6の
符号語A、B、CおよびDから構成されもであるとす
る。
【0013】それぞれの符号語は、何ビットの符号長で
あるかがわからないので、符号語復号回路59は、シフ
ト回路58が入力した可変長符号化データの最先の符号
語と、その符号語の語長とを、一意に区別可能な表を用
いて検出する。つまり、符号語復号回路59は、図6の
符号語Aと、その符号語Aがnビットの語長であること
を検出する。
【0014】そして、符号語復号回路59は、最先の符
号語を可変長復号して、その可変長復号データを情報源
復号器群14に出力するとともに、出力データが何ビッ
トの符号長であったのかという情報を、シフト回路58
に出力する。すなわち、符号語復号回路59は、符号語
Aを可変長復号して情報源復号器群14に出力するとと
もに、出力データがnビットの語長のデータであったと
いう情報をシフト回路58に出力する。
【0015】その後、シフト回路58は、例えばnビッ
トという出力データの語長の情報に基づいて、その語長
分の可変長符号化データをMPEGデータ階層構造復号
回路から入力し、一時蓄積しているデータを例えばnビ
ット分シフトする。このシフトによりシフト回路58に
一時蓄積されるデータの先頭は、次の符号語、つまり図
6の符号語Bの先頭となる。
【0016】このように、可変長データ復号回路は、次
々と可変長符号化データの符号語を検出し、可変長復号
する。
【0017】しかしながら、従来の可変長符号復号装置
は、可変長符号化されたMPEG画像データ複数個それ
ぞれを、データ毎に可変長復号するため、複数の可変長
データ復号回路を必要とし、回路規模が大きいという欠
点がある。
【0018】そこで、その回路規模が大きいという欠点
を克服した可変長符号復号装置として以下の装置を仮に
考えてみる。
【0019】その装置とは、可変長データ復号回路を1
個のみ備えるものである。すなわち、上述したシフト回
路58および符号語復号回路59を1個づつ備えるもの
である。
【0020】そのシフト回路58は、第1MPEGデー
タ階層構造復号回路6、第2MPEGデータ階層構造復
号回路7、第3MPEGデータ階層構造復号回路8、
…、第nMPEGデータ階層構造復号回路9からの、可
変長符号化されたMPEG画像データそれぞれを時分割
で入力する。そして、符号語復号回路59は、複数のM
PEGデータ階層構造復号回路のうちのひとつからのデ
ータストリームについて、上述したような動作で最先の
符号語を可変長復号して出力する。さらに、シフト回路
58は、符号語復号回路59が出力したデータの語長
分、その出力データのストリームを、上述したようにシ
フトする。そのさい、処理されているデータストリーム
以外のデータストリームについては、なんらの処理も施
されない。その後、順次同様に、符号語復号回路59
は、他のMPEGデータ階層構造復号回路からのデータ
ストリームの最先の符号語を可変長復号して出力し、シ
フト回路58は、出力データの語長分、その出力データ
のストリームをシフトするというものである。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た仮に考えた可変長符号復号装置は、回路規模が大きい
という欠点を克服してはいるものの、可変長復号の速度
が遅いという欠点がある。つまり、符号語復号回路59
は、ひとつのMPEGデータ階層構造復号回路からのデ
ータを処理している間については、他のMPEGデータ
階層構造復号回路からのデータを処理しないという欠点
がある。
【0022】本発明は、従来の可変長符号復号装置は、
回路規模が大きかったという課題と、また、可変長復号
の速度が遅くならないようにするという課題とを考慮し
て、回路規模が小さく、可変長復号を高速で行う可変長
符号復号装置を提供することを目的とするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、可
変長符号化されたMPEG画像データを有する、複数の
ストリームから、それぞれのストリームからのデータ量
が所定の量となるように、前記MPEG画像データを、
時分割で順次連続的に入力する入力手段と、前記入力手
段から前記所定の量のMPEG画像データを入力して可
変長復号し、所定の復号語を可変長符号復号装置外部に
出力するとともに、その出力される復号語の長さの情報
を前記入力手段に出力する可変長復号化手段とを備え、
前記可変長復号化手段が前記所定の復号語を可変長符号
復号装置外部に出力するまでに、前記可変長復号化手段
は、その出力する復号語のMPEG画像データのストリ
ーム以外のストリーム全てから前記所定の量のMPEG
画像データを入力し、前記可変長復号化手段が前記所定
の復号語を可変長符号復号装置外部に出力するととも
に、その出力された復号語のMPEG画像データのスト
リームの次のストリームのMPEG画像データのうちの
所定の復号語を出力するまでに、前記入力手段は、前記
可変長復号化手段が最後に可変長符号復号装置外部に出
力した復号語のMPEG画像データのストリームと同じ
ストリームから、その出力された復号語の長さの情報を
利用してMPEG画像データを入力することを特徴とす
る可変長符号復号装置である。
【0024】本発明の可変長符号復号装置の入力手段と
しての高速シフト回路2は、従来の可変長符号復号装置
のシフト回路58に比べて、データのシフトを高速に行
うことができる。したがって、本発明の可変長符号復号
装置の可変長復号化手段が所定の復号語を可変長符号復
号装置外部に出力するとともに、前記入力手段は、その
出力された復号語のストリームと同じストリームから、
その復号語の復号される前の符号語の長さ分のMPEG
画像データをシフトし、入力することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0026】(実施の形態1)はじめに、本発明の実施
の形態1の可変長符号復号装置の構成を述べる。
【0027】図1に、本発明の実施の形態1の可変長符
号復号装置のブロック図を示す。本発明の実施の形態1
の可変長符号復号装置は、データ多重化回路1と、高速
シフト回路2と、時分割可変長符号語復号回路3と、多
重化データ分離回路4と、高速クロック回路5から構成
される。なお、高速シフト回路2および時分割可変長符
号語復号回路3それぞれは、さらにそれらを構成する構
成手段を備えている。
【0028】図2に、上述した可変長符号復号装置に加
えて、第1画像符号発生源6と、第2画像符号発生源7
と、第3画像符号発生源8と、第n画像符号発生源9
と、第1MPEGデータ階層構造復号回路10と、第2
MPEGデータ階層構造復号回路11と、第3MPEG
データ階層構造復号回路12と、第nMPEGデータ階
層構造復号回路13と、情報源復号器群14とを示す。
【0029】以下の説明の便宜上、先ず、第1画像符号
発生源6、第2画像符号発生源7、第3画像符号発生源
8、第n画像符号発生源9、第1MPEGデータ階層構
造復号回路10、第2MPEGデータ階層構造復号回路
11、第3MPEGデータ階層構造復号回路12および
第nMPEGデータ階層構造復号回路13を説明する。
【0030】第1画像符号発生源6、第2画像符号発生
源7、第3画像符号発生源8および第n画像符号発生源
9それぞれは、パーソナルコンピュータ等のディスプレ
イに表示される画像の、可変長符号化されたMPEG画
像データを発生する手段である。なお、実施の形態1で
は、nは4であるものとする。また、以下の説明の簡単
化のために、第1画像符号発生源6、第2画像符号発生
源7、第3画像符号発生源8および第n画像符号発生源
9からのデータストリームを、それぞれ第1データスト
リーム、第2データストリーム、第3データストリー
ム、第4データストリームとする。
【0031】第1MPEGデータ階層構造復号回路10
は、第1画像符号発生源6からの可変長符号化されたM
PEG画像データ、すなわち第1データストリームを入
力し、そのデータが動きベクトルと差分データからなる
ものかなど、データの画像のフォーマットを解析する手
段である。同様に、第2MPEGデータ階層構造復号回
路11、第3MPEGデータ階層構造復号回路12およ
び第nMPEGデータ階層構造復号回路13は、それぞ
れ第2、第3、第4データストリームの可変長符号化さ
れたMPEG画像データを入力し、データの画像のフォ
ーマットを解析する手段である。なお、実施の形態1で
は、nは4であるものとする。
【0032】さて、データ多重化回路1は、第1、第
2、第3および第4データストリームの可変長符号化さ
れたMPEG画像データを入力し、それら複数のデータ
ストリームのデータを多重化する手段である。また、デ
ータ多重化回路1は、高速クロック回路5からの高速ク
ロック信号を入力し、データの多重化を、その高速クロ
ック信号に基づいた高速度で行うものである。
【0033】高速シフト回路2は、データ多重化回路1
が入力した、第1、第2、第3および第4データストリ
ームの可変長符号化されたMPEG画像データのうち、
それぞれのデータストリームから最先の64ビットのデ
ータを、時分割で順次連続的に入力する手段である。そ
して、後述する時分割可変長符号語復号回路3の指示に
基づいて、データをシフトする手段である。そのシフト
については、可変長符号復号装置の動作を述べるさいに
詳述する。なお、高速シフト回路2は、図3に示すよう
に、1ビットシフト回路15、第1選択回路16、2ビ
ットシフト回路17、第2選択回路18、4ビットシフ
ト回路19、第3選択回路20、8ビットシフト回路2
1、第4選択回路22、16ビットシフト回路23、第
5選択回路24および制御回路25を備えている。それ
ら図3に示した、高速シフト回路2の各構成手段につい
ても、後に詳述する。
【0034】時分割可変長符号語復号回路3は、高速シ
フト回路2が入力した、第1、第2、第3および第4デ
ータストリームの可変長符号化されたMPEG画像デー
タそれぞれの最先の64ビットのデータについて、順
次、最先の符号語と、その符号語の語長を検出し、ま
た、その符号語を可変長復号する手段である。なお、時
分割可変長符号語復号回路3は、図4に示すように、第
1判定回路26、第1レジスタ27、第2判定回路2
8、第2レジスタ29、第3判定回路30、第3レジス
タ31、極性調整回路32、第4レジスタ33、第1フ
ラグメモリ34、第2フラグメモリ35、第3フラグメ
モリ36、第4フラグメモリ37、タイミング計測回路
38およびリセット信号発生回路39を備えている。そ
れら図4に示した、時分割可変長符号語復号回路3の各
構成手段についても、後に詳述する。
【0035】多重化データ分離回路4は、時分割可変長
符号語復号回路3からの、第1、第2、第3および第4
データストリームの可変長復号化されたデータを、それ
ぞれのデータストリーム毎に分離する手段である。
【0036】高速クロック回路5は、データ多重化回路
1のデータ入力および多重化と、高速シフト回路2のデ
ータ入力およびシフトと、時分割可変長符号語復号回路
3の可変長復号とを、高速度で行わせるための制御をす
る手段である。
【0037】なお、図2の情報源復号器群14は、可変
長符号復号装置の多重化データ分離回路4で分離され
た、データストリーム毎の可変長復号化データを、それ
ぞれ画像に復号する手段である。
【0038】次に、このような本発明の実施の形態1の
可変長符号復号装置の動作を述べる。
【0039】先ず、データ多重化回路1は、第1画像符
号発生源6、第2画像符号発生源7、第3画像符号発生
源8および第n画像符号発生源9それぞれからの、可変
長符号化されたMPEG画像データを、それぞれ第1M
PEGデータ階層構造復号回路10、第2MPEGデー
タ階層構造復号回路11、第3MPEGデータ階層構造
復号回路12または第nMPEGデータ階層構造復号回
路13を介して入力し、多重化する。なお、データ多重
化回路1は、高速クロック回路5からの高速クロック信
号に基づいた高速度で、データの多重化を行う。つま
り、データ多重化回路1は、第1、第2、第3および第
4データストリームのデータを、高速度で多重化する。
【0040】そして、高速シフト回路2は、データ多重
化回路1が入力した、第1、第2、第3および第4デー
タストリームの可変長符号化されたMPEG画像データ
のうち、それぞれのデータストリームから最先の64ビ
ットづつのデータを、時分割で順次連続的に入力する。
その入力を図5を参照してさらに説明する。図5は、第
1、第2、第3および第4データストリームそれぞれの
データが高速シフト回路2または時分割可変長符号語復
号回路3において所定の処理がなされるさい、その処理
がどのタイミングでなされるのかを示す図である。図5
の各ブロックは第1、第2、第3または第4データスト
リームそれぞれの64ビットのデータを意味するものと
し、t0、t1、t2、t3、…は、タイミング、つま
り時刻を示すものとする。図5に示すように、高速シフ
ト回路2は、先ず、第1データストリームの最先の64
ビットのデータをt0のタイミングで入力する。その後
同様に、第2、第3、第4データストリームの最先の6
4ビットのデータを、それぞれt1、t2、t3のタイ
ミングで入力する。ここで、図6に、t0のタイミング
で、高速シフト回路2が入力する、第1データストリー
ムの最先の64ビットの一例を示す。その64ビット
は、符号語A、B、CおよびDから構成されるものであ
り、符号語A、B、CおよびDそれぞれの語長は、n、
m、l、oビットであるものとする。
【0041】ところで、高速シフト回路2がt0のタイ
ミングで入力した、第1データストリームの最先の64
ビットのデータの最先の符号語は、何ビットの符号長の
符号語であるかがわからない。つまり、t0のタイミン
グでは、第1データストリームの最先の64ビットの最
先の符号語が図6の符号語Aであることと、その符号語
Aがnビットであることはわからない。
【0042】そこで、時分割可変長符号語復号回路3
は、その最先の符号語と、その符号語の語長とを、一意
に区別可能な表を用いて検出し、その最先の符号語を可
変長復号するとともに、その最先の符号語が何ビットの
語長であるのかという情報を高速シフト回路2に出力す
る。つまり、符号語Aを検出して可変長復号するととも
に、その符号語Aがnビットであるという情報を高速シ
フト回路2に出力する。それらの処理は、図5のタイミ
ングt1〜t3の間で行われる。そして、可変長復号化
された、第1データストリームの最先の符号語は、t4
のタイミングで多重化データ分離回路4に出力される。
【0043】同様に、時分割可変長符号語復号回路3
は、高速シフト回路2がt1、t2およびt3のタイミ
ングで入力した、第2、第3および第4データストリー
ムの最先の符号語と、その符号語の語長とを、一意に区
別可能な表を用いて検出し、その最先の符号語を可変長
復号するとともに、その最先の符号語が何ビットの語長
であるのかという情報を高速シフト回路2に出力する。
それらの処理は、第2データストリームについては図5
のタイミングt2〜t4の間で、第3データストリーム
については図5のタイミングt3〜t5の間で、第4デ
ータストリームについては図5のタイミングt4〜t6
の間で行われる。そして、第2データストリームの最先
の符号語はt5のタイミングで、第3データストリーム
の最先の符号語はt6のタイミングで、第4データスト
リームの最先の符号語はt7のタイミングで、それぞれ
多重化データ分離回路4に出力される。
【0044】次に、図5のタイミングt1〜t5の間で
行われる時分割可変長符号語復号回路3の動作、および
高速シフト回路2の動作を、図3および4を参照して、
さらに説明する。その説明をするために、可変長符号化
されたMPEG画像データの符号語1個づつは、最大1
6ビットまでのデータであるものとし、そのデータに
は、正負に関する極性データが含まれているものとす
る。
【0045】さて、t1のタイミングで、図4の、時分
割可変長符号語復号回路3の第1判定回路26は、上述
した一意に区別可能な表を用いて、第1データストリー
ムの最先の8ビットのデータのなかの符号語の有無を検
出し、符号語があればその符号語を可変長復号して第1
レジスタ27を介して第2判定回路28に出力するとと
もに、出力データが何ビットのデータであったのかとい
う情報を第1フラグメモリ34に出力する。第1フラグ
メモリ34は、そのビットの情報を図3の高速シフト回
路2の制御回路25に出力する。他方、符号語がなけれ
ば、第1判定回路26は、第1データストリームの最先
の8ビットのデータを、そのまま第1レジスタ27に出
力し、第1フラグメモリ34には、いかなる情報も出力
しない。第1レジスタ27は、タイミングt1の間、そ
の8ビットのデータを待機させた後、第2判定回路28
に出力する。
【0046】次に、t2のタイミングで、図4の、時分
割可変長符号語復号回路3の第2判定回路28は、以下
の動作を行う。t1のタイミングで第1判定回路26に
おいて、第1データストリームの最先の符号語が可変長
復号されておれば、第2判定回路28は、その最先の符
号語をそのまま第2レジスタ29に出力し、第1フラグ
メモリ34にはいかなる情報も出力しない。第2レジス
タ29は、タイミングt2の間、最先の符号語を待機さ
せた後、第3判定回路30に出力する。それに対して、
t1のタイミングで第1判定回路26において、第1デ
ータストリームの最先の符号語が可変長復号されていな
ければ、第2判定回路28は、上述した一意に区別可能
な表を用いて、第1データストリームの最先の12ビッ
トのデータのなかの符号語の有無を検出し、符号語があ
ればその符号語を可変長復号して第2レジスタ29を介
して第3判定回路30に出力するとともに、出力データ
が何ビットのデータであったのかという情報を第1フラ
グメモリ34に出力する。第1フラグメモリ34は、そ
のビットの情報を図3の高速シフト回路2の制御回路2
5に出力する。他方、符号語がなければ、第2判定回路
28は、第1データストリームの最先の12ビットのデ
ータを、そのまま第2レジスタ29に出力し、第1フラ
グメモリ34にはいかなる情報も出力しない。第2レジ
スタ29は、タイミングt2の間、その12ビットのデ
ータを待機させた後、第3判定回路30に出力する。
【0047】同じt2のタイミングで、図4の、時分割
可変長符号語復号回路3の第1判定回路26は、第2デ
ータストリームの最先の8ビットのデータのなかの符号
語の有無を検出し、符号語があればその符号語を可変長
復号して第1レジスタ27を介して第2判定回路28に
出力するとともに、出力データが何ビットのデータであ
ったのかという情報を第2フラグメモリ35に出力す
る。第2フラグメモリ35は、そのビットの情報を図3
の高速シフト回路2の制御回路25に出力する。他方、
符号語がなければ、第1判定回路26は、第2データス
トリームの最先の8ビットのデータを、そのまま第1レ
ジスタ27に出力し、第2フラグメモリ35には、いか
なる情報も出力しない。第1レジスタ27は、タイミン
グt2の間、その8ビットのデータを待機させた後、第
2判定回路28に出力する。
【0048】同様に、t3のタイミングで、図4の、時
分割可変長符号語復号回路3の第3判定回路30は、以
下の動作を行う。t1またはt2のタイミングで第1判
定回路26または第2判定回路28において、第1デー
タストリームの最先の符号語が可変長復号されておれ
ば、第3判定回路30は、その最先の符号語をそのまま
第3レジスタ31に出力し、第1フラグメモリ34には
いかなる情報も出力しない。第3レジスタ31は、タイ
ミングt3の間、最先の符号語を待機させた後、極性調
整回路32に出力する。それに対して、t1またはt2
のタイミングで、第1データストリームの最先の符号語
が可変長復号されていなければ、第3判定回路30は、
第1データストリームの最先の16ビットのデータのな
かの符号語を検出し、その符号語を可変長復号して第3
レジスタ31を介して極性調整回路32に出力するとと
もに、出力データが何ビットのデータであったのかとい
う情報を第1フラグメモリ34に出力する。第1フラグ
メモリ34は、そのビットの情報を図3の高速シフト回
路2の制御回路25に出力する。
【0049】また、同じt3のタイミングで、図4の、
時分割可変長符号語復号回路3の第2判定回路28は、
上述したt2のタイミングで、第1データストリームの
データに対して行った動作と同様の動作を、第2データ
ストリームのデータに対して行う。ただし、その場合の
フラグメモリは、第2フラグメモリ35に対応する。
【0050】さらに同じt3のタイミングで、図4の、
時分割可変長符号語復号回路3の第1判定回路26は、
上述したt1のタイミングで、第1データストリームの
データに対して行った動作と同様の動作を、第3データ
ストリームのデータに対して行う。ただし、その場合の
フラグメモリは、第3フラグメモリ36に対応する。
【0051】その後、t4のタイミングで、図4の、時
分割可変長符号語復号回路3の極性調整回路32は、タ
イミングt4までに可変長復号化され終わっている第1
データストリームの最先の符号語の正負に関する極性の
データにしたがって、その可変長復号化されたデータを
正または負にして、第4レジスタ33を介して多重化デ
ータ分離回路4に出力する。それと同じt4のタイミン
グで、タイミング計測回路38は、可変長復号化された
データが多重化データ分離回路4に出力されたという情
報をリセット信号発生回路39に出力し、リセット信号
発生回路39は、第1フラグメモリ34をリセットす
る。
【0052】同じt4のタイミングで、図4の、時分割
可変長符号語復号回路3の第3判定回路30、第2判定
回路28および第1判定回路26それぞれは、上述した
t3、t2またはt1のタイミングで、第1データスト
リームのデータに対して行った動作と同様の動作を、そ
れぞれ第2、第3、第4データストリームのデータに対
して行う。ただし、その場合のフラグメモリは、それぞ
れ第2フラグメモリ35、第3フラグメモリ36、第4
フラグメモリ37に対応する。
【0053】ところで、図1の高速シフト回路2は、タ
イミングt1〜3までの間に、図4の第1フラグメモリ
34から、第1データストリームの最先の符号語が何ビ
ットのデータであったのかという情報を入力する。つま
り、図6の符号語Aがnビットであったという情報を入
力する。その情報に基づいて、その最先の符号語の次の
符号語が第1データストリームの最先の符号語となるよ
うに、いいかえると、図6の符号語Bが第1データスト
リームの最先の符号語となるように、t4のタイミング
で、高速シフト回路2は、第1データストリームのデー
タをシフトさせる。そのシフトともに、高速シフト回路
2は、第1データストリームのデータが64ビットにな
るように、データ多重化回路1からデータを入力する。
つまりnビット分のデータを入力する。以下に、高速シ
フト回路2が行うシフトを、図3の高速シフト回路2の
ブロック図を参照して説明する。
【0054】図3の第1選択回路16、第2選択回路1
8、第3選択回路20、第4選択回路22および第5選
択回路24それぞれは、1ビットシフト回路15、2ビ
ットシフト回路17、4ビットシフト回路19、8ビッ
トシフト回路21、16ビットシフト回路23それぞれ
を使用するか否かを指示する回路である。その指示は、
制御回路25の制御に基づくものである。また、1ビッ
トシフト回路15、2ビットシフト回路17、4ビット
シフト回路19、8ビットシフト回路21および16ビ
ットシフト回路23それぞれは、各データストリーム
を、それぞれ1ビット、2ビット、4ビット、8ビッ
ト、16ビットシフトさせる回路である。制御回路25
は、第1選択回路16、第2選択回路18、第3選択回
路20、第4選択回路22または第5選択回路24それ
ぞれを制御して、1ビットシフト回路15、2ビットシ
フト回路17、4ビットシフト回路19、8ビットシフ
ト回路21、16ビットシフト回路23それぞれを使用
するか否かを判断する回路である。
【0055】さて、制御回路25は、タイミングt1〜
3までの間に、上述したように、第1フラグメモリ34
から、第1データストリームの最先の符号語、つまり出
力データである符号語Aがnビットのデータであったと
いう情報を入力する。その情報に基づいて、制御回路2
5は、第1選択回路16、第2選択回路18、第3選択
回路20、第4選択回路22、第5選択回路24の全部
または一部を介して、その出力データの語長に相当する
ビット数となるように、1ビットシフト回路15、2ビ
ットシフト回路17、4ビットシフト回路19、8ビッ
トシフト回路21、16ビットシフト回路23の全部ま
たは一部を動作させて、第1データストリームをシフト
させる。例えば、出力データが15ビットのデータであ
った場合、t4のタイミングで、制御回路25は、第1
選択回路16、第2選択回路18、第3選択回路20お
よび第4選択回路22を介して、1ビットシフト回路1
5、2ビットシフト回路17、4ビットシフト回路19
および8ビットシフト回路21を動作させて、第1デー
タストリームを、15ビット分シフトさせる。
【0056】次に、t5のタイミングで、図4の、時分
割可変長符号語復号回路3の第1判定回路26は、上述
したt1のタイミングで、第1データストリームのデー
タに対して行った動作と同様の動作を、シフトされた第
1データストリームのデータに対して行う。
【0057】同じt5のタイミングで、図4の、時分割
可変長符号語復号回路3の極性調整回路32は、タイミ
ングt4までに可変長復号化され終わっている第2デー
タストリームの最先の符号語の正負に関する極性のデー
タにしたがって、その可変長復号化されたデータを正ま
たは負にして、第4レジスタ33を介して多重化データ
分離回路4に出力する。それと同じt5のタイミング
で、タイミング計測回路38は、可変長復号化されたデ
ータが多重化データ分離回路4に出力されたという情報
をリセット信号発生回路39に出力し、リセット信号発
生回路39は、第2フラグメモリ35をリセットする。
【0058】また同じt5のタイミングで、図4の、時
分割可変長符号語復号回路3の第3判定回路30および
第2判定回路28それぞれは、上述したt3またはt2
のタイミングで、第1データストリームのデータに対し
て行った動作と同様の動作を、それぞれ第3、第4デー
タストリームのデータに対して行う。ただし、その場合
のフラグメモリは、それぞれ第3フラグメモリ36、第
4フラグメモリ37に対応する。
【0059】ところで、図1の高速シフト回路2は、タ
イミングt2〜4までの間に、図4の第2フラグメモリ
35から、第2データストリームの最先の符号語が何ビ
ットのデータであったのかという情報を入力する。その
情報に基づいて、その最先の符号語の次の符号語が第2
データストリームの最先の符号語となるように、t5の
タイミングで、高速シフト回路2は、第2データストリ
ームのデータをシフトさせる。そのシフトは、t4のタ
イミングで、図3の高速シフト回路2が第1データスト
リームのデータをシフトさせたように行われる。そのシ
フトとともに、高速シフト回路2は、第2データストリ
ームのデータが64ビットになるように、データ多重化
回路1からデータを入力する。
【0060】t6のタイミング以降同様にして、可変長
符号復号装置は、図5に示すように、第1データストリ
ームにt1〜t4まで行う処理を、そのt1〜t4に相
当するサイクルで、各タイミングにおいて、各データス
トリームのデータの最先の符号語を可変長復号し、出力
し、また、各データストリームのデータをシフトさせ
る。
【0061】(実施の形態2)本発明の実施の形態2の
可変長符号復号装置の構成をその動作とともに述べる。
【0062】本発明の実施の形態2の可変長符号復号装
置の構成は、本発明の実施の形態1の可変長符号復号装
置の構成と同様であるが、高速シフト回路2の構成およ
び動作と、時分割可変長符号語復号回路3の動作のみが
異なる。また、実施の形態1では、可変長符号化された
MPEG画像データの符号語1個づつは最大16ビット
までのデータであるものとしたが、実施の形態2では、
符号語1個づつは最大32ビットまでのデータであるも
のとする。これらのことから、実施の形態2では、高速
シフト回路2の構成手段および動作と、時分割可変長符
号語復号回路3の動作のみを説明する。
【0063】図7に、実施の形態2の可変長符号復号装
置の高速シフト回路2のブロック図を示す。その高速シ
フト回路2は、2ビットシフト回路17、4ビットシフ
ト回路19、6ビットシフト回路40、8ビットシフト
回路21、10ビットシフト回路41、12ビットシフ
ト回路42、14ビットシフト回路43、16ビットシ
フト回路23、18ビットシフト回路44、20ビット
シフト回路45、22ビットシフト回路46、24ビッ
トシフト回路47、26ビットシフト回路48、28ビ
ットシフト回路49、30ビットシフト回路50、32
ビットシフト回路51、第6選択回路52、1ビットシ
フト回路15、第7選択回路53、および制御回路25
を備えている。
【0064】2ビットシフト回路17、4ビットシフト
回路19、8ビットシフト回路21、16ビットシフト
回路23、1ビットシフト回路15および制御回路25
それぞれは、実施の形態1で説明したものと同じもので
ある。6ビットシフト回路40、10ビットシフト回路
41、12ビットシフト回路42、14ビットシフト回
路43、18ビットシフト回路44、20ビットシフト
回路45、22ビットシフト回路46、24ビットシフ
ト回路47、26ビットシフト回路48、28ビットシ
フト回路49、30ビットシフト回路50、32ビット
シフト回路51それぞれは、各データストリームを、そ
れぞれ6ビット、10ビット、12ビット、14ビッ
ト、18ビット、20ビット、22ビット、24ビッ
ト、26ビット、28ビット、30ビット、32ビット
シフトさせる回路である。第6選択回路52は、上述し
た複数のビットシフト回路のうちの、いずれのビットシ
フト回路を使用するのかを指示する回路である。第7選
択回路53は、1ビットシフト回路15を使用するか否
かを指示する回路である。それら第6選択回路52およ
び第7選択回路53の指示は、制御回路25の制御に基
づくものである。制御回路25は、第6選択回路52を
制御して、1ビットシフト回路15以外の、上述した複
数のビットシフト回路のうちの、いずれのビットシフト
回路を使用するのかを判断する回路である。また、制御
回路25は、第7選択回路53を制御して、1ビットシ
フト回路15を使用するのかを判断する回路でもある。
【0065】さて、高速シフト回路2が各データストリ
ームをシフトするまでに、制御回路25は、対応するデ
ータストリームを何ビットシフトするのかという情報を
入力する。つまり時分割可変長符号語復号回路3からの
出力データが何ビットのデータであったのかという情報
を入力する。
【0066】出力データのビット数が偶数である場合、
出力データのビット数の情報に基づいて、制御回路25
は、第6選択回路52を介して、その出力データの語長
に相当するビット数と同じのビット数のビットシフト回
路を動作させて、対応するデータストリームを、出力デ
ータのビット数分シフトさせる。その場合、制御回路2
5は、1ビットシフト回路15を用いない。例えば、出
力データが16ビットのデータであった場合、制御回路
25は、第6選択回路52を介して、16ビットシフト
回路23を動作させて、対応するデータストリームを、
16ビットシフト分させる。
【0067】他方、出力データのビット数が奇数である
場合、出力データのビット数の情報に基づいて、制御回
路25は、先ず、第6選択回路52を介して、その出力
データの語長のビット数より1小さいビット数に相当す
るビット数と同じのビット数のビットシフト回路を動作
させて、対応するデータストリームを、出力データの語
長のビット数より1小さいビット数分シフトさせる。次
に、制御回路25は、第7選択回路53を介して1ビッ
トシフト回路15を動作させ、さらに1ビット分シフト
する。例えば、出力データが17ビットのデータであっ
た場合、制御回路25は、先ず、第6選択回路52を介
して16ビットシフト回路23を動作させて、対応する
データストリームを16ビットシフト分し、次に、第7
選択回路53を介して1ビットシフト回路15を動作さ
せて、さらに1ビット分シフトし、合計で17ビットシ
フトする。
【0068】他方、時分割可変長符号語復号回路3の構
成は、図4に示し、実施の形態1で述べた構成と同様で
ある。しかしながら、実施の形態1での各符号語が最大
16ビットまでであったのに対し、実施の形態2での各
符号語は最大32ビットまでのデータであるので、時分
割可変長符号語復号回路3の動作が異なる。
【0069】つまり、図4の、時分割可変長符号語復号
回路3の第1判定回路26は、各データストリームの最
先の16ビットのデータのなかの符号語の有無を検出
し、符号語があれば最先の符号語を可変長復号して第1
レジスタ27を介して第2判定回路28に出力する。他
方、符号語がなければ、第1判定回路26は、各データ
ストリームの最先の16ビットのデータを、そのまま第
1レジスタ27に出力する。
【0070】同様に、時分割可変長符号語復号回路3の
第2判定回路28は、各データストリームの最先の24
ビットのデータのなかの符号語の有無を検出し、符号語
があれば最先の符号語を可変長復号して第2レジスタ2
9を介して第3判定回路30に出力する。他方、符号語
がなければ、第2判定回路28は、各データストリーム
の最先の24ビットのデータを、そのまま第2レジスタ
29に出力する。
【0071】さらに同様に、時分割可変長符号語復号回
路3の第3判定回路30は、各データストリームの最先
の32ビットのデータのなかの最先の符号語を検出し、
その符号語を可変長復号して第3レジスタ31を介して
極性調整回路32に出力する。また、第1判定回路2
6、第2判定回路28および第3判定回路30それぞれ
は、最先の可変長復号化された符号語を出力するととも
に、出力データが何ビットのデータであったのかという
情報を、第1データストリームのデータに対しては第1
フラグメモリ34、第2データストリームのデータに対
しては第2フラグメモリ35、第3データストリームの
データに対しては第3フラグメモリ36、第4データス
トリームのデータに対しては第4フラグメモリ37に、
それぞれ出力する。各フラグメモリは、そのビットの情
報を図3の高速シフト回路2の制御回路25に出力す
る。
【0072】なお、本発明の入力手段として高速シフト
回路2、可変長復号化手段として時分割可変長符号語復
号回路3を用いた。
【0073】また、上述した実施の形態では、データス
トリームの数は4であるものとしたが、データストリー
ムの数は4に限らず、複数でありさえすればよい。要す
るに、高速シフト回路2および時分割可変長符号語復号
回路3は、以下に示すようなものでありさえすればよ
い。すなわち、高速シフト回路2は、先ず、複数のデー
タストリームの可変長符号化されたMPEG画像データ
の最先の64ビットづつのデータを、互いに異なるタイ
ミングで順次連続的に入力する。高速シフト回路2が一
つのデータストリームからのMPEG画像データを入力
し、次に同じデータストリームからのMPEG画像デー
タを入力するまでに、時分割可変長符号語復号回路3
は、そのデータストリームからの最先の符号語を可変長
復号するとともに、その最先の符号語の語長の情報を高
速シフト回路2に出力する。そして、時分割可変長符号
語復号回路3が復号語を出力するとともに、高速シフト
回路2は、復号された符号語と同じ長さのMPEG画像
データを、そのデータのデータストリームについてシフ
トする。
【0074】また、実施の形態1では、可変長符号化さ
れたMPEG画像データの符号語1個づつは最大16ビ
ットまでのデータであるものとし、実施の形態2では、
符号語1個づつは最大32ビットまでのデータであるも
のとしたが、それら符号語1個づつの最大語長は、16
ビットや32ビットに限るものではない。
【0075】また、実施の形態1では、高速シフト回路
2は、各データストリームから最先の64ビットを入力
するとしたが、64ビットに限らず、高速シフト回路2
は、各データストリームから、それぞれのストリームか
らのデータ量が所定の量となるように、データ入力しさ
えすればよい。
【0076】また、第1判定回路26、第2判定回路2
8、第3判定回路30それぞれは、実施の形態1では、
各データストリームの最先の8ビット、12ビット、1
6ビットのデータのなかの符号語の有無を検出し、符号
語があればその符号語を可変長復号し、実施の形態2で
は、各データストリームの最先の16ビット、24ビッ
ト、32ビットのデータのなかの符号語の有無を検出
し、符号語があればその符号語を可変長復号するとし
た。しかしながら、第1判定回路26、第2判定回路2
8、第3判定回路30それぞれは、上述したものに限ら
ず、要するに、互いに異なる長さのデータのなかの符号
語の有無を検出し、符号語があればその符号語を可変長
復号しさえすればよい。また、判定回路の数は、第1判
定回路26、第2判定回路28、第3判定回路30の3
に限らず、複数でありさえすればよい。
【0077】さらに、高速シフト回路2は、上述した実
施の形態では、1ビットや4ビット等の所定のビット数
のデータを、それぞれのデータストリーム毎に、シフト
させるビットシフト回路を複数個有するものであるとし
たが、高速シフト回路2は、上述した1ビットや4ビッ
ト等のビット数に限らず、要するに、所定のビット数の
データを、それぞれのデータストリーム毎に、シフトさ
せるビットシフト回路を複数個有しさえすればよい。
【0078】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、回路規模が小さく、可変長復号を高速で
行う可変長符号復号装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の可変長符号復号装置のブ
ロック図
【図2】本発明の実施の形態の可変長符号復号装置の動
作を説明するための図
【図3】本発明の実施の形態1の可変長符号復号装置の
高速シフト回路のブロック図
【図4】本発明の実施の形態の可変長符号復号装置の時
分割可変長符号語復号回路のブロック図
【図5】本発明の実施の形態の可変長符号復号装置の高
速シフト回路および時分割可変長符号語復号回路の動作
を説明するための図
【図6】可変長符号化データの一例を示す図
【図7】本発明の実施の形態2の可変長符号復号装置の
高速シフト回路のブロック図
【図8】従来の可変長符号復号装置のブロック図、およ
び、その可変長符号復号装置の動作を説明するための図
【符号の説明】
1 データ多重化回路 2 高速シフト回路 3 時分割可変長符号語復号回路 4 多重化データ分離回路 5 高速クロック回路 6 第1画像符号発生源 7 第2画像符号発生源 8 第3画像符号発生源 9 第n画像符号発生源 10 第1MPEGデータ階層構造復号回路 11 第2MPEGデータ階層構造復号回路 12 第3MPEGデータ階層構造復号回路 13 第nMPEGデータ階層構造復号回路 14 情報源復号器群 15 1ビットシフト回路 16 第1選択回路 17 2ビットシフト回路 18 第2選択回路 19 4ビットシフト回路 20 第3選択回路 21 8ビットシフト回路 22 第4選択回路 23 16ビットシフト回路 24 第5選択回路 25 制御回路 26 第1判定回路 27 第1レジスタ 28 第2判定回路 29 第2レジスタ 30 第3判定回路 31 第3レジスタ 32 極性調整回路 33 第4レジスタ 34 第1フラグメモリ 35 第2フラグメモリ 36 第3フラグメモリ 37 第4フラグメモリ 38 タイミング計測回路 39 リセット信号発生回路 40 6ビットシフト回路 41 10ビットシフト回路 42 12ビットシフト回路 43 14ビットシフト回路 44 18ビットシフト回路 45 20ビットシフト回路 46 22ビットシフト回路 47 24ビットシフト回路 48 26ビットシフト回路 49 28ビットシフト回路 50 30ビットシフト回路 51 32ビットシフト回路 52 第6選択回路 53 第7選択回路 54 第1可変長データ復号回路 55 第2可変長データ復号回路 56 第3可変長データ復号回路 57 第n可変長データ復号回路 58 シフト回路 59 符号語復号回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津田 賢治郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 米山 輝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 名田 孝稔 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変長符号化されたMPEG画像データを
    有する、複数のストリームから、それぞれのストリーム
    からのデータ量が所定の量となるように、前記MPEG
    画像データを、時分割で順次連続的に入力する入力手段
    と、 前記入力手段から前記所定の量のMPEG画像データを
    入力して可変長復号し、所定の復号語を可変長符号復号
    装置外部に出力するとともに、その出力される復号語の
    長さの情報を前記入力手段に出力する可変長復号化手段
    とを備え、 前記可変長復号化手段が前記所定の復号語を可変長符号
    復号装置外部に出力するまでに、前記可変長復号化手段
    は、その出力する復号語のMPEG画像データのストリ
    ーム以外のストリーム全てから前記所定の量のMPEG
    画像データを入力し、 前記可変長復号化手段が前記所定の復号語を可変長符号
    復号装置外部に出力するとともに、その出力された復号
    語のMPEG画像データのストリームの次のストリーム
    のMPEG画像データのうちの所定の復号語を出力する
    までに、前記入力手段は、前記可変長復号化手段が最後
    に可変長符号復号装置外部に出力した復号語のMPEG
    画像データのストリームと同じストリームから、その出
    力された復号語の長さの情報を利用してMPEG画像デ
    ータを入力することを特徴とする可変長符号復号装置。
  2. 【請求項2】前記可変長復号化手段は、異なる語長の符
    号語を可変長復号する復号回路を複数個有し、それら複
    数個の復号回路それぞれは、同一のタイミングに、互い
    に異なるストリームからの前記所定の量のMPEG画像
    データを可変長復号することを特徴とする請求項1記載
    の可変長符号復号装置。
  3. 【請求項3】前記入力手段は、異なる長さのMPEG画
    像データをシフトするシフト回路を複数個有し、前記可
    変長復号化手段が前記所定の復号語を可変長符号復号装
    置外部に出力するさいに、前記入力手段は、前記複数個
    のシフト回路の全部または一部を利用して、前記所定の
    復号語の語長分のMPEG画像データをシフトすること
    を特徴とする請求項1または2記載の可変長符号復号装
    置。
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