JPH11163993A - 電話機接続用コネクタ - Google Patents

電話機接続用コネクタ

Info

Publication number
JPH11163993A
JPH11163993A JP32654297A JP32654297A JPH11163993A JP H11163993 A JPH11163993 A JP H11163993A JP 32654297 A JP32654297 A JP 32654297A JP 32654297 A JP32654297 A JP 32654297A JP H11163993 A JPH11163993 A JP H11163993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
main body
case
electronic device
telephone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP32654297A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Masashi Sugimoto
雅司 杉本
Yasuhiro Hiura
靖博 日浦
Tetsuji Tanaka
徹児 田中
Shigeki Sakai
茂樹 境
Yoshito Sakai
義人 酒井
Yuichiro Tsutsumi
祐一郎 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness System Technologies Research Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP32654297A priority Critical patent/JPH11163993A/ja
Publication of JPH11163993A publication Critical patent/JPH11163993A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、携帯電話機と電子機器との電
気的接続状態を保ちながら携帯電話機を電子機器側に安
定して支持する。 【解決手段】 パーソナルコンピュータ10等の電子機
器に携帯電話機Tを電気的に接続しながらその保持を行
うための電話機接続用コネクタ20。携帯電話機Tに接
続される本体コネクタ23等からなるコネクタ本体部
と、電子機器表面に固定される固定部50,60とを備
える。コネクタ本体部と固定部50,60とを相対移動
可能に構成して、コネクタ本体部と電子機器との離間距
離Hを調節できるようにする。また、コネクタ本体部の
本体コネクタ23をケース21内に表裏いずれの向きで
も収納できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータや電子手帳等の電子機器に携帯電話機を電気的に
接続しながらその保持を行うためのコネクタに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ等の電子
機器を用いて無線通信を行う手段として、当該電子機器
に携帯電話機を電気的に接続することが行われている。
これら電子機器と携帯電話機とを接続する構造として
は、次のようなものが知られている。
【0003】A)電子機器のカード挿入口にPCカード
を挿入し、このPCカードに設けられたコネクタに携帯
電話機側のコネクタを直結することにより、当該PCカ
ードを接続媒体として電子機器と携帯電話機とを接続す
る(例えば特開平8−101901号公報参照)。
【0004】B)両端にコネクタをもつ接続用ケーブル
を用い、このケーブルの一方のコネクタを上記PCカー
ドのコネクタに、他方のコネクタを上記携帯電話機のコ
ネクタにそれぞれ結合することにより、上記PCカード
及び接続用ケーブルを接続媒体として電子機器と携帯電
話機とを接続する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】A)のように携帯電話
機とPCカードとを直結する構造では、携帯電話機を単
独で使用する目的で上記PCカードから携帯電話機を取
り外す際や、再度携帯電話機をPCカードに結合する
際、その着脱のために携帯電話機に加えられる力がその
ままPCカードのコネクタや当該PCカードと結合され
る電子機器内端子に作用し、これらカードコネクタや機
器内端子が破損したり変形したりするおそれがある。ま
た、PCカードに携帯電話機を結合した状態で、携帯電
話機にかかる重力がそのまま上記カードコネクタ等に作
用するため、静的荷重によるカードコネクタ等の強度的
負担も大きい。
【0006】一方、B)のように携帯電話機と電子機器
との間に接続用ケーブルを介在させる構造では、携帯電
話機の着脱の際にPCカード側に荷重が加わるおそれは
ないが、携帯電話機が電子機器に対して自由に動く状
態、換言すれば、携帯電話機が電子機器側に全く支持さ
れない状態となるため、使用者が電子機器を操作する際
には、携帯電話機を電子機器以外の場所(例えばテーブ
ルや膝の上)に載せておかねばならず、使い勝手が悪
い。また、誤ってテーブル等から携帯電話機が落下し、
破損してしまうおそれもある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、電子機
器におけるPCカード等の電話機接続部に強度的負担を
かけることなく、携帯電話機と電子機器とを電気的に接
続しながら携帯電話機を良好に支持できる電話機接続用
コネクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、電子機器と携帯電話機とを電
気的に接続した状態で当該携帯電話機を上記電子機器側
に保持するための電話機接続用コネクタであって、上記
携帯電話機と結合可能に構成され、その結合状態で当該
携帯電話機と上記電子機器とを電線類を介して電気的に
接続するコネクタ本体部と、上記電子機器に固定される
固定部とを備えるとともに、これらコネクタ本体部と固
定部とを当該コネクタ本体部が上記電子機器の表面に対
して接離する方向に相対移動可能に連結し、かつ、その
相対移動可能な範囲内でコネクタ本体部と固定部との相
対位置が固定可能となるように構成したものである。
【0009】この構成によれば、コネクタ本体部を電子
機器に電気的に接続した状態(例えば、電線類端末に設
けられた電子機器接続用コネクタを電子機器側の接続部
に結合した状態)で、かつ、上記固定部を電子機器に固
定した状態で、コネクタ本体部に携帯電話機を結合する
ことにより、このコネクタ本体部及び電線類を介して携
帯電話機を電子機器に接続することができるとともに、
携帯電話機を電子機器表面に沿わせた状態で、この携帯
電話機を電話機接続用コネクタを介して電子機器側に安
定して支持することができる。しかも、上記コネクタ本
体部と固定部を相対移動させることにより、このコネク
タ本体部を電子機器表面に対して自由に接離させること
ができるため、このコネクタ本体部に結合される携帯電
話機の形状、大きさが変わっても、これに応じてコネク
タ本体部と電子機器表面との離間距離を調節することに
より、携帯電話機の形状、大きさにかかわらず、携帯電
話機を電子機器表面に近接する安定した状態で支持する
ことができる。
【0010】このようなコネクタ本体部の位置調節を可
能にする具体的な構造としては、例えば、上記コネクタ
本体部と固定部のいずれか一方に両者の相対移動方向に
並ぶ複数の第1係合部を設け、他方に任意の第1係合部
と係合可能な第2係合部を設けたものが、好適である。
この構造では、コネクタ本体部と固定部との相対位置
を、第2係合部が各第1係合部と係合する複数の位置の
中から自由に選択できる。
【0011】上記第1係合部及び第2係合部を設けた構
造としては、例えば、上記固定部に、この固定部とコネ
クタ本体部との相対移動方向に延びる複数本の脚部と、
これら脚部同士を当該脚部と略直交する方向に連結する
連結部とで構成し、この連結部を上記第2係合部とする
一方、上記コネクタ本体部に、各脚部をその長手方向に
スライド可能に保持する複数の脚保持部と、これら脚保
持部の間の領域で上記第2係合部と平行に延びる複数の
第1係合部とを設けたものが、好適である。この構造で
は、上記相対移動方向に延びる複数の脚部をコネクタ本
体部の脚保持部でスライド可能に保持することにより、
当該相対移動方向を安定させることができ、しかも、こ
れら脚部同士を略直交する方向に連結する形状の連結部
を第2係合部とすることにより、この第2係合部とコネ
クタ本体部側の第1係合部との係合領域を大きくとって
高い係合力を確保することができる。
【0012】上記固定部は、その全体が一体に形成され
たものでもよいが、この固定部を、上記電子機器に固定
される第1固定部と、上記コネクタ本体部に連結される
第2固定部とに分割し、かつ、この第2固定部を上記第
1固定部に対して着脱可能に構成すれば、第1固定部は
電子機器に固定したまま、この第1固定部に対する第2
固定部の着脱によってコネクタ本体部を電子機器に対し
て手軽に着脱することができる。
【0013】この場合、上記第1固定部を上記電子機器
の表面に沿って固定される扁平状とし、この第1固定部
の表面に第2固定部を着脱可能に係止する係止部を設け
るようにすれば、第1固定部を電子機器の表面に固定し
たままであっても電子機器の取扱いに邪魔にならず、し
かも、この第1固定部の表面にコネクタ本体部側の第2
固定部を簡単に着脱することができる。
【0014】上記各コネクタにおいて、上記コネクタ本
体部に、このコネクタ本体部に結合される携帯電話機を
電子機器と反対の側から押えるばね部材を設ければ、比
較的大型の携帯電話機であっても、より安定した状態で
支持することができる。
【0015】この場合、上記ばね部材を、上記コネクタ
本体部に結合される携帯電話機と接触可能な使用位置
と、この使用位置から退避する退避位置との間で移動可
能にコネクタ本体部に取付けるようにすれば、このばね
部材を上記退避位置に退避させた状態で、このばね部材
が障害となることなく携帯電話機とコネクタ本体部との
結合作業を容易に行うことができ、その結合作業後に上
記ばね部材を使用位置へ移動させることにより、このば
ね部材を携帯電話機に接触させることができる。
【0016】上記コネクタ本体部は、例えばそのハウジ
ング全体が一体成形されたものであってもよいが、この
コネクタ本体部を、本体コネクタと、この本体コネクタ
を収納するケースとに分割し、このケースに上記固定部
を連結するようにすれば、上記本体コネクタには既存の
コネクタを使用しながら、この本体コネクタにケースを
介して固定部を付設できることとなり、汎用性が高ま
る。
【0017】この場合、上記ケースに上記本体コネクタ
が裏表いずれの向きでも収納可能となるように構成すれ
ば、携帯電話機側のコネクタ(すなわち本体コネクタに
連結されるコネクタ)が携帯電話機本体に対していずれ
の向きに固定されていても、この向きに応じて上記ケー
ス内での本体コネクタの向きを決めることにより、携帯
電話機を好みの向きで電子機器側に支持することができ
る。
【0018】なお、このようにケース内に上記本体コネ
クタが裏表いずれの向きでも収納可能となるようにした
構造は、上述のようにコネクタ本体部と固定部とが相対
移動可能に構成されているコネクタ以外のコネクタに適
用しても、有効である。
【0019】上記本体コネクタとケースの具体的な構造
としては、本体コネクタの表面と裏面の少なくとも一方
に起伏を与える一方、上記ケースを上記本体コネクタを
表裏両側から挟む表側ケース部分と裏側ケース部分とに
分割して当該ケース部分の内側形状を上記本体コネクタ
の起伏部分と嵌合する形状とし、この本体コネクタを上
記両ケース部分が挟み込んだ状態で上記嵌合によりケー
ス内に本体コネクタが固定されるようにしたものが、好
適である。このようにすれば、特別な固定具を用いるこ
となく本体コネクタをケース内に固定することができ
る。
【0020】上記本体コネクタには種々のものを用いる
ことができるが、携帯電話機を電子機器側により安定し
た状態で支持するには、携帯電話機との結合状態をロッ
クするロック機能を備えたコネクタを用いることが、よ
り好ましい。この場合、上記本体コネクタを、携帯電話
機との結合状態をロックするためのロック部及び外部か
ら押圧操作を受ける被操作部を有し、この被操作部の押
圧操作によって上記ロック部がロック位置と非ロック位
置とに切換えられるロック機能付コネクタとし、この本
体コネクタを携帯電話機との結合方向に移動可能に上記
ケース内に収容し、かつ、上記携帯電話機に向かう方向
に付勢するとともに、この付勢力により本体コネクタが
押し出された状態では上記ロック部を上記非ロック位置
に切換え、上記付勢力に抗して本体コネクタがケース内
に押し込まれた状態では上記ロック部を上記ロック位置
に切換えるべく当該本体コネクタの被操作部を操作する
ように上記ケースを構成し、上記ロック部が上記ロック
位置に切換えられるまでケース内に押し込まれた位置で
本体コネクタを係止し、この係止位置からさらに本体コ
ネクタがケースの奥へ押し込まれた時に上記係止を解除
する係止手段をケースに設けるようにすれば、携帯電話
機と本体コネクタとの結合及び切離しのための操作をき
わめて容易にすることができる。
【0021】すなわち、この構成において、本体コネク
タが付勢力で押し出された状態から、この本体コネクタ
に携帯電話機を押付けるようにしながら両者の結合操作
を行えば、本体コネクタのロック部がそれまでの非ロッ
ク位置からロック位置に切換えられ、両コネクタの結合
状態が自動的にロックされるとともに、その位置で係止
手段により本体コネクタがケース側に係止されることに
なる(結合完了)。その後、さらに携帯電話機を本体コ
ネクタ側に押付ければ、係止手段による係止が解除さ
れ、上記付勢力で本体コネクタが逆向きに押し出される
ため、本体コネクタのロック部は上記ロック位置から非
ロック位置に戻り、この本体コネクタと携帯電話機とが
切離し可能な状態に自動的に復帰する。従って、携帯電
話機をコネクタ本体部側に押付けるだけの簡単な操作
で、携帯電話機とコネクタ本体部との結合及び切離しが
できることとなる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
〜図11に基づいて説明する。なお、以下の実施形態で
は、電子機器としてノート型のパーソナルコンピュータ
10を示すが、本発明は、その他の電子機器であって携
帯電話機が接続されるもの、例えば電子手帳や携帯用ナ
ビゲータに携帯電話機を接続する際にも好適に利用でき
るものである。
【0023】図1に示すパーソナルコンピュータ10
は、開閉可能な蓋11を有し、本体の側面にはカード挿
入口12が設けられている。このカード挿入口12に
は、PCカード14が着脱可能に挿入され、その挿入状
態でカード内回路とパーソナルコンピュータ10内の回
路とが電気的に接続されるようになっている。
【0024】上記PCカード14の外側端面にはカード
側コネクタ(電子機器側の接続部)が設けられ、このカ
ード側コネクタに電子機器接続用コネクタ16が着脱可
能に結合されるようになっている。この電子機器接続用
コネクタ16はケーブル(電線類)18を介して本発明
にかかる電話機接続用コネクタ20のコネクタ本体部に
接続されており、そのコネクタ本体部に携帯電話機T尾
端の電話機側コネクタTC(図8参照)が結合されるこ
とにより、携帯電話機Tが電話機接続用コネクタ20、
ケーブル18、電子機器接続用コネクタ16、及びPC
カード14を接続媒体としてパーソナルコンピュータ1
0の内部回路に電気的に接続されるようになっている。
【0025】なお、本発明にいう「電線類」は上記ケー
ブル18に限らず、電子機器接続用コネクタ16と電話
機接続用コネクタ20のコネクタ本体部とをフレキシブ
ルな状態で接続するものであればよく、例えば通常の電
線や、フラットケーブルといった特殊形状をもつケーブ
ルであってもよい。
【0026】図2等に示すように、上記電話機接続用コ
ネクタ20のコネクタ本体部は、上記ケーブル18が接
続された本体コネクタ23と、この本体コネクタ23を
収納するケース21とを備えている。
【0027】本体コネクタ23の上端には、嵌合部(携
帯電話機との結合部)23aが設けられ、この嵌合部2
3aと、携帯電話機Tの尾端に設けられた電話機側コネ
クタTCとが嵌合することにより、この電話機側コネク
タTCが本体コネクタ23を介して上記ケーブル18に
接続されるようになっている。
【0028】図4に示すように、本体コネクタ23のハ
ウジング内左右両側部には、前後方向(同図では上下方
向)に延びる板ばね23jが設けられている。この板ば
ね23jは、その後端部(図4では下端部)がコネクタ
ハウジング側に固定され、上端部が自由端部とされてお
り、当該自由端部に外向きのロック用爪23pが突設さ
れている。これらのロック用爪23pは、電話機側コネ
クタTCの内側面に形成された凹部内に嵌まり込んでコ
ネクタ結合状態をロックする略三角形状に設定されてい
る。板ばね23jの中段部には外向きに突出する被操作
部23bが設けられ、この被操作部23bの外側前端部
分には、後方に向かうに従って広がるテーパー面23n
が形成されている。
【0029】なお、この図3では、便宜上、上記嵌合部
23aの図示を省略している。
【0030】上記板ばね23jの下端部近傍には、略円
板状の板ばね規制部23kが設けられ、この板ばね規制
部23kと板ばね23jの下端部とが当接した状態で当
該当接個所を支点に板ばね23jがコネクタ中央側に撓
み変形できるようになっている。そして、板ばね23j
が無変形の状態(図4の実線の状態)では、コネクタハ
ウジング両側面に設けられた貫通孔23mを通じて被操
作部23bがコネクタハウジングの両外側に突出し、か
つ、両ロック用爪23pが嵌合部23aの両側面から側
方に突出するのに対し、これらロック用爪23pが内側
に押されて板ばね23jが同方向に撓み変形すると(同
図二点鎖線)、両ロック用爪23pが嵌合部23aの両
側面よりも内側に没入するようになっている。
【0031】また、この本体コネクタ23のコネクタハ
ウジングの後部上下面は、図8に示すように、後方に向
かうに従って上下に広がるテーパー面Ttとされてい
る。さらに、このコネクタハウジングの形状は、図8の
水平面に関して面対称な図形とされており、この本体コ
ネクタ23を表裏いずれの向きにもコネクタ収納凹部2
1aに嵌入でき、かつ、ケース21内に収めることが可
能となっている。
【0032】ケース21は、下ケース(裏側ケース部
分)21Aと上ケース(表側ケース部分)21Bとに分
割され、かつ、下ケース21Aの一側部に上ケース21
Bの一側部がヒンジ部21mを介して開閉可能に連結さ
れている。
【0033】下ケース21Aには、上向きに開口するコ
ネクタ収納凹部21aが形成され、このコネクタ収納凹
部21a内に本体コネクタ23の嵌合部23a以外の部
分がそのまま嵌入されるようになっている。この下ケー
ス21Aの左右両側壁の前部には、本体コネクタ23の
被操作部23bを側方へ開放する切欠21qが形成さ
れ、下ケース21Aの後端部中央には、本体コネクタ2
3からのケーブル18をケース外へ導出するためのケー
ブル挿通孔21dが設けられている。この下ケース21
Aにおいて、上記ヒンジ部21mと反対側の側部には、
係止凹部21pが設けられるとともに、上向きに開口す
る位置決め孔21uが形成されている。
【0034】一方、上ケース21Bにおいて、上記ヒン
ジ部21mと反対側の端部には、上記被係止凹部21p
に係合可能な被係止凸部21nと、上記位置決め孔21
uに嵌入可能な位置決め突起21tとが形成され、この
上ケース21Bの裏面(図2及び図3の状態では上面)
には、上記本体コネクタ23のテーパー面Tt(すなわ
ち上側に隆起する面)が嵌まり込む凹部21bが形成さ
れている。そして、上記下ケース21Aのコネクタ収納
凹部21aに本体コネクタ23を嵌め込んだ状態で、上
ケース21Bを閉じ、その位置決め突起21tを位置決
め孔21uに嵌入するとともに、被係止凸部21nを係
止凹部21pに係合することにより、このケース21の
閉状態がロックされるとともに、図8に示すように本体
コネクタ23の後部の両テーパー面Ttが上ケース21
Bの凹部21b及び下ケース21Aの凹部21aに嵌ま
り込むことにより、本体コネクタ23の前後方向の移動
が規制される(すなわちケース21内に本体コネクタ2
3が固定される)ようになっている。
【0035】さらに、この電話機接続用コネクタ20
は、第1固定部50と、左右一対の第2固定部60とか
らなる固定部を備え、この固定部を介して上記コネクタ
本体部がパーソナルコンピュータ10の適所に取付けら
れるようになっている。
【0036】第1固定部50は、扁平状(図では板状)
をなし、その裏側面が適当な手段(図10及び図11に
示す例では両面粘着テープ51)によってパーソナルコ
ンピュータ10の適所表面(図例では蓋11の外面)に
固定されている。この第1固定部50の表側面には、上
記コネクタ本体部の前後方向と直交する方向に延びる一
対の凹溝54が形成されている。各凹溝54は、図8に
示すような略T字状の断面形状を有し、その一方の端部
(図2では奥側端部)が側壁52によって塞がれ、他方
の端部(図2では手前側端部)が開放されている。この
実施の形態では、図1に示すように蓋11を開いた状態
で上記側壁52が下に位置する向きで、第1固定部50
が蓋11の表面に固定されている。
【0037】各第2固定部60は、コネクタ本体部の厚
み方向(図2では上下方向)に延びる一対の脚部62が
前後方向に並べて設けられ、これらの脚部62の中間部
同士が連結部64を介して脚部並び方向に連結された略
H字状をなしている。両脚部62の下端には、上記凹溝
54の断面形状と略合致する形状(すなわち略T字状)
の嵌合部66が形成され、これらの嵌合部66が各凹溝
54に対して側壁52と反対の側から嵌入されることに
より、第2固定部60が第1固定部50に係脱可能に係
止されるようになっている。また、各連結部64の裏面
には、この連結部64に沿って延びる突条(第1係合
部)64aが形成されている(図6)。
【0038】一方、前記コネクタ本体部の下ケース21
の両側面には、その厚み方向(図2等では上下方向)に
延びる前後一対の脚保持溝21rが形成されるととも
に、これら脚保持溝21rの間に、前後方向に延びる多
数の係合溝(第2係合部)21sが上記厚み方向に並べ
て設けられている。各脚保持溝21r及び前記脚部62
は、互いに長手方向に嵌合可能な異形断面形状(図例で
はT字状)を有しており、当該嵌合によって各脚部62
が脚保持溝21rにスライド可能に保持されるととも
に、両脚部62間の連結部64の突条64aが任意の係
合溝21rに係合することにより、その係合位置に第2
固定部60とケース21との相対位置が固定されるよう
になっている。
【0039】上記上ケース21Bには、ばね取付部70
が前後方向にスライド可能に取付けられ、このばね取付
部70に板ばね(ばね部材)72が固定されている。
【0040】具体的に、上記上ケース21Bの中央部に
は、前方に開放された略矩形状の切欠21vが形成さ
れ、この切欠21vを左右から囲む内壁面に、ケース2
1の前後方向に延びる左右一対の案内溝21wが形成さ
れている。これに対し、ばね取付部70は、上記切欠2
1v内に配設可能な板状とされ、その左右両側面に前後
に延びる突条20cが形成されている。そして、これら
の突条20cが上記案内溝21wに前方から差し込まれ
ることにより、ばね取付部70が前後方向にスライド可
能な状態で上ケース21Bに保持されている。
【0041】このばね取付部70の厚み方向(図8では
上下方向)の中間部には、前方(同図左方)に開放され
た扁平状の溝70aが形成され、この溝70aの中間部
分に段部70bが形成されている。これに対し、板ばね
72の基端部(同図では右側端部)には被係止爪72a
が折起こされ、上記溝70a内に上記板ばね72の基端
部が前方(図8では左方)から差し込まれるとともに、
当該基端部の被係止爪72aが上記段部70bに係合さ
れることにより、板ばね72がばね取付部70に固定さ
れている。
【0042】この板ばね72の先端部は、下方に凸とな
る形状の接触部72bとされている。そして、図8に示
すようにばね取付部70及び板ばね72が最も後退した
位置(退避位置)にある状態では、上記板ばね72と干
渉することなく携帯電話機Tの電話機側コネクタTCと
本体コネクタ23の嵌合部23aとの結合が行われる一
方、この結合状態からばね取付部70及び板ばね72が
最前端位置(接触位置)まで前進することにより、図1
に示すように上記携帯電話機Tの厚みが大きい場合に限
って、その表側面(同図では上側面)に上記接触部72
bが接触するようになっている。
【0043】次に、この電話機接続用コネクタ20の取
付要領も含めた使用要領を説明する。
【0044】 ケース21を開き、下ケース21Aの
コネクタ収納凹部21a内に本体コネクタ23を嵌め込
む。このとき、本体コネクタ23の表側面、裏側面のい
ずれを上に向けるかは、相手方の携帯電話機Tにおける
電話機側コネクタTCの向きに合わせて決める。例え
ば、図1に示すように携帯電話機Tをその表側面(表示
部等が存在する面)が外側を向く状態で支持したい場合
には、この向きにある携帯電話機Tの電話機側コネクタ
TCと本体コネクタ23とが結合可能となる向きで当該
本体コネクタ23を下ケース21Aのコネクタ収納凹部
21a内に嵌め込む。この嵌め込みを終えてからケース
21を閉じ(すなわち被係止取付部21nと係止凹部2
1pとを係合し)、ケース21内に本体コネクタ23を
固定する。
【0045】 第1固定部50をパーソナルコンピュ
ータ10の蓋11の表面の適所に粘着テープ等の手段で
固定し、この第1固定部50の凹溝54に、ケース21
側に連結されている左右の第2固定部60の嵌合部66
を所定の方向から(図1のように蓋11が開いている状
態では上から)嵌入する。これにより、蓋11に第1固
定部50及び第2固定部60を介してケース21が取付
けられた状態となる。
【0046】 第2固定部60の突条64aとケース
21の係合溝21sとの係合力に抗してケース21を第
2固定部60に対して脚部62の長手方向に強制的にス
ライドさせ、上記突条64aが適当な係合溝21sと係
合した位置で止める。すなわち、第1固定部50及び第
2固定部60が固定されている蓋11の表面とケース2
1との離間距離H(図10)を調節する。この離間距離
Hは、上記ケース21に収容された本体コネクタ23に
携帯電話機Tの電話機側コネクタTCが結合された状態
で、この携帯電話機Tの裏面と蓋11の表面との間に図
9に示すような微小すき間80ができる(すなわち携帯
電話機Tと蓋11とが近接する)ような距離に調節す
る。従って、上記本体コネクタ23との結合位置からの
厚み方向の突出量が小さい携帯電話機Tを結合する場合
には、図8や図9に示すようにケース21を蓋11側に
近付け、逆に上記突出量が大きい携帯電話機Tを結合す
る場合には、図10に示すようにケース21を蓋11か
ら離して携帯電話機Tと蓋11との干渉を避けるように
する。
【0047】 カード挿入口12にPCカード14を
差し込むとともに、本体コネクタ23から導出されてい
るケーブル18の端末の電子機器側コネクタ16を上記
PCカード14のカード側コネクタに結合する。なお、
このと前記及びとは順序が入れ替わってもよい。
【0048】 本体コネクタ23の嵌合部23aと携
帯電話機Tの電話機側コネクタTCとを嵌合する。これ
により、携帯電話機Tは、本体コネクタ23、ケーブル
18、電子機器用コネクタ16、及びPCカード14を
介してパーソナルコンピュータ10の内部回路に電気的
に接続されるとともに、電話機接続用コネクタ20を媒
介として蓋11側に安定して支持される。しかも、上述
のケース21と蓋11との離間距離Hを調節することに
より、携帯電話機Tの形状や大きさにかかわらず、当該
携帯電話機Tの裏面を蓋11の表面に近接させることが
できるため、安定した、しかも場所をとらないコンパク
トな状態で携帯電話機Tの保持ができる。また、上記本
体コネクタ23とPCカード14とはフレキシブルなケ
ーブル18を介して接続されているので、本体コネクタ
23に対する携帯電話機Tの着脱の際に加えられる操作
力がPCカード14側に伝達されるおそれがない。
【0049】さらに、の状態で、ばね取付部70及び
板ばね72を退避位置から接触位置まで前進させるよう
にすれば、図10に示すように携帯電話機Tの表側面に
板ばね72の接触部72bが近接し、もしくは図11に
示すように板ばね72の変形を伴いながら携帯電話機T
の表側面に接触部72bが圧接するので、特に図11に
示すような大型の携帯電話機Tを接続する場合にも、こ
の携帯電話機Tを安定して保持することが可能になる。
【0050】また、この実施の形態では、電話機接続用
コネクタ20を使用しない場合、第1固定部50は蓋1
1に残したまま、その凹溝54から第2固定部60の嵌
合部66を抜き取ることにより、この第2固定部60と
コネクタ本体部とをパーソナルコンピュータ10から簡
単に取り外すことができるため、例えば固定部全体を一
体にした場合に比べ、取外し作業が簡便になる。しか
も、上記第1固定部50は蓋11の表面に沿う扁平状と
されているので、この第1固定部50を残してもパーソ
ナルコンピュータ10の使用の邪魔とはならない。ま
た、この第1固定部50の凹溝54の方向を携帯電話機
Tの着脱の方向と略直交する方向としているので、当該
着脱操作の際に誤って第2固定部60の嵌合部66が凹
溝54から抜けてしまうおそれがない。
【0051】次に、第2の実施の形態を図12〜図19
に基づいて説明する。
【0052】この実施の形態では、本体コネクタ23及
びこれを収納するケース21が被収納部20Aとされ、
さらに、この被収納部20A全体を収納するアウターケ
ース20Bが備えられており、このアウターケース20
Bに前記第1の実施の形態で示した構造と同等の構造で
第2固定部60が連結されている。さらに、上記被収納
部20Aは、携帯電話機Tの着脱操作に応じて自動的に
コネクタ同士の結合のロック及びロック解除の切離しが
行われるモジュールとして構成されている。
【0053】具体的に、図15〜図19に示すようにケ
ース21が立直した状態で説明すると、当該ケース21
の前壁上側中央部には、上下に延びるコネクタ係止ピン
(係止手段)24が取付けられ、このコネクタ係止ピン
24は、その上端部24a及び下端部24bがケース奥
側(図2では左側)に屈曲する略コ字状とされている。
ケース21の前壁中央には前向きに開口する孔21iが
設けられ、この孔21iに上記コネクタ係止ピン24の
上端部24aが前側から嵌入されることにより、この上
端部24aを中心としてコネクタ係止ピン24全体が回
動可能にケース21に取付けられている。このケース2
1の前壁には、上記孔21iを中心とする円弧と略同形
状の貫通穴21hが形成され、この貫通穴21hを通じ
てコネクタ係止ピン24の下端部24bがケース21の
内側空間内に突出している。また、当該前壁の上記孔2
1iの近傍部分には、上記コネクタ係止ピン24の回動
範囲をV字状に規制する回動規制突起21gが形成され
るとともに、コネクタ係止ピン24の抜けを阻止するた
めの抜け止めピン28が固定されている。
【0054】一方、本体コネクタ23の前面中央には、
前記コネクタ係止ピン24の下端部24bが前方から侵
入可能な凹溝27が形成されている。この凹溝27は、
上下に延びる直線溝27aと、この直線溝27aの上端
とつながり、略ハート状の凸部23fを取り囲む形状を
もつループ溝27bとからなっている。そして、本体コ
ネクタ23がケース21の奥に侵入する(すなわち降下
する)に従って上記コネクタ係止ピン24の下端部24
bが直線溝27aからループ溝27bの左側を通って上
記凸部23fの中央窪み部Pに至り(図17〜図1
9)、さらに、この中央窪み部Pから上記下端部24b
が外れた状態で本体コネクタ23が逆行する(すなわち
上昇する)に従って上記下端部24bがループ溝27b
の右側を通って直線溝27a内に戻るように、ループ溝
27bの形状が設定されている。
【0055】なお、図16〜図19においてChは、電
話機側コネクタTCの内側面に形成された凹部であり、
この凹部Ch内にロック用爪23pが嵌まり込むことに
より、本体コネクタ23と電話機側コネクタTCとの結
合状態がロックされるようになっている。
【0056】上記本体コネクタ23からは下方に左右一
対のロッド23dが延設され、各ロッド23dの周囲に
嵌められた圧縮コイルばね26によって本体コネクタ2
3全体がケース21内で上方に付勢されている。また、
各ロッド23dは上記ケース21の各ロッド挿通孔21
eに挿通可能となっている。
【0057】ケース21の左右両側壁内側面上端には、
その下方の部分よりも中央側に迫るコネクタ操作部21
kが形成されている。そして、上記圧縮コイルばね26
の弾発力で本体コネクタ23が一定以上上昇している状
態(例えば図16の状態)では、その被操作部23bが
ケース21側のコネクタ操作部21kと当接して内側に
押圧されるようになっている。
【0058】そして、このケース21内での本体コネク
タ23のセット位置は、次の作用が得られるように設定
されている。
【0059】まず、本体コネクタ20に携帯電話機Tを
アプローチする前の状態では、ケース21内における本
体コネクタ23は、圧縮コイルばね26の弾発力で図1
6に示すような最上端位置まで押し上げられ、その両被
押圧部23bがケース21側のコネクタ操作部21kに
押されてロック用爪23pが没入した状態となってい
る。
【0060】この状態から、図17に示すように上記嵌
合部23aを電話機側コネクタTC内に嵌入するように
しながら携帯電話機Tを押し下げると、この携帯電話機
Tとともに本体コネクタ23が圧縮コイルばね26の弾
発力に抗してケース21内を下降し、両被押圧部23b
が両コネクタ操作部21kから下方に離脱した時点で解
放され、両ロック用爪23pが電話機側コネクタTCの
凹部Ch内に嵌まり込み、このようなロック状態で本体
コネクタ23は図18に示す最下端位置に到達する。こ
の位置では、初期状態で直線溝27a内に位置していた
コネクタ係止ピン下端部24bがループ溝27bの左側
部分を通って凸部23fの窪み部分Pの近傍まで到達し
ている。
【0061】この最下端位置から携帯電話機Tの押し込
み力を解除すると、圧縮コイルばね26の弾発力で本体
コネクタ23が僅かに上昇し、図19に示すように上記
コネクタ係止ピン下端部24bがループ溝27bに案内
されながら凸部23fの窪み部分Pに嵌まり込む位置で
止まる。これにより、本体コネクタ23はコネクタ係止
ピン24を介してケース21側に係止された状態とな
り、携帯電話機Tと本体コネクタ20との結合が完了す
る。
【0062】この状態から携帯電話機Tをさらに押し下
げて本体コネクタ23を降下させると、コネクタ係止ピ
ン下端部24bは窪み部分Pから外れてループ溝27b
によりその右側部分へ案内される。すなわち、係止が解
除される。従って、この状態から押し下げ力を解除する
と、圧縮コイルばね26の弾発力により、上記下端部2
4bがループ溝27bの右側部分を通って直線溝27a
に戻るようにしながら本体コネクタ23が上昇する。こ
れにより、被操作部23bが再びコネクタ操作部21k
に押圧操作され、ロック用爪23pが没入する。従っ
て、この状態で本体コネクタ20から携帯電話機Tをそ
のまま取り上げることができる。
【0063】すなわち、この実施の形態にかかる構造で
は、携帯電話機Tを押し下げるだけの簡単な操作で、ロ
ック及びロック解除を行うことが可能となっている。
【0064】その他、本発明は次のような実施の形態を
とることも可能である。
【0065】(1) 本発明では、電子機器に固定部を固定
するための具体的な手段を問わず、上記粘着テープの
他、ボルトによる締結等で当該固定を行ってもよい。ま
た、固定部を固定する位置は図1等に示したような蓋1
1に限らず、電子機器の形状等に応じて携帯電話機Tの
保持に適した箇所に適宜設定すればよい。
【0066】(2) 前記実施形態では、PCカード14の
カード側コネクタに電子機器接続用コネクタ16が結合
されるもの、換言すれば、電子機器接続用コネクタ16
が結合される電話機接続部がPCカード14に設けられ
ているものを示したが、パーソナルコンピュータ10の
本体に直接電話機接続部が設けられているもの、すなわ
ち、パーソナルコンピュータ10の本体に直接電子機器
接続用コネクタ16が接続されるものであってもよい。
【0067】(3) 前記コネクタ本体部は、そのコネクタ
ハウジングが一体に形成されたものであってもよい。た
だし、前記各実施形態で示したように本体コネクタ23
をケース21やアウターケース20Bに収容し、これら
のケースに固定部を連結するようにすれば、本体コネク
タ23には既存のものをそのまま使用することが可能で
あり、汎用性及び量産性を高めることが可能になる。
【0068】(4) コネクタ本体部と固定部との相対位置
を固定する手段は、上記のような突条64aと複数の係
合溝21sとの係合に限らず、例えばねじ止めや固定ピ
ンの挿入等によって行うことも可能である。
【0069】
【発明の効果】以上のように本発明は、電子機器と携帯
電話機とを電気的に接続するためのコネクタ本体部と、
電子機器に固定される固定部とを、当該コネクタ本体部
が上記電子機器の表面に対して接離する方向に相対移動
可能に連結し、かつ、その相対移動可能な範囲内でコネ
クタ本体部と固定部との相対位置が固定可能となるよう
に構成したものであるので、コネクタ本体部を電子機器
に電気的に接続しながら、電子機器側に強度的負担をか
けることなく携帯電話機を電子機器側に支持できる。し
かも、上記コネクタ本体部と固定部との相対位置を調節
することにより、携帯電話機の形状、大きさにかかわら
ず、携帯電話機を電子機器表面に近接する安定した、か
つコンパクトな状態で支持できる効果がある。
【0070】また本発明は、上記携帯電話機と結合して
電子機器に電気的に接続する本体コネクタと、この本体
コネクタを収納し、上記電子機器に固定されるケースと
を備えるとともに、このケースに上記本体コネクタが裏
表いずれの向きでも収納可能となるように構成したもの
であるので、携帯電話機側のコネクタの向きにかかわら
ず、携帯電話機を好ましい向きで電子機器側に支持する
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる電話機接続
用コネクタの使用状態を示す斜視図である。
【図2】上記電話機接続用コネクタの分解斜視図であ
る。
【図3】上記電話機接続用コネクタのケースを開いた状
態を示す斜視図である。
【図4】上記電話機接続用コネクタの本体コネクタの一
部断面平面図である。
【図5】上記本体コネクタが下ケースのコネクタ収納凹
部に嵌め込まれている状態を示す平面図である。
【図6】上記電話機接続用コネクタの断面正面図であ
る。
【図7】上記電話機接続用コネクタの側面図である。
【図8】上記電話機接続用コネクタと携帯電話機とが結
合された状態を示す断面側面図である。
【図9】上記電話機接続用コネクタと携帯電話機とが結
合された状態を示す側面図である。
【図10】図8の状態よりもパーソナルコンピュータの
蓋からケースまでの距離を大きくした状態を示す側面図
である。
【図11】図10に示す携帯電話機よりも大型の携帯電
話機が上記電話機接続用コネクタに結合された状態を示
す側面図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態にかかる電話機接
続用コネクタの使用状態を示す斜視図である。
【図13】図12に示す電話機接続用コネクタの斜視図
である。
【図14】図13に示す電話機接続用コネクタの被収納
部をアウターケースに収納する前の状態を示す斜視図で
ある。
【図15】図14に示す被収納部の断面側面図である。
【図16】上記被収納部において本体コネクタが最も上
昇している状態を示す断面平面図である。
【図17】上記被収納部において本体コネクタと携帯電
話機との結合が開始した状態を示す断面平面図である。
【図18】上記被収納部において本体コネクタが最も下
降した状態を示す断面平面図である。
【図19】上記被収納部において本体コネクタがケース
側に係止された状態を示す断面平面図である。
【符号の説明】
10 パーソナルコンピュータ(電子機器) 11 蓋 16 電子機器接続用コネクタ 18 ケーブル(電線類) 20 電話機接続用コネクタ 20B アウターケース 21 ケース 21A 下ケース(裏側ケース部分) 21B 上ケース(表側ケース部分) 21k コネクタ操作部 21r 脚保持溝 21s 係合溝(第1係合部) 23 本体コネクタ 23b 被操作部 23p ロック用爪(ロック部) 24 コネクタ係止ピン(係止部材) 26 圧縮コイルばね(付勢手段) 50 第1固定部 54 凹溝 60 第2固定部 62 脚部 64 連結部 66 嵌合部 72 板ばね T 携帯電話機 TC 電話機側コネクタ
フロントページの続き (72)発明者 杉本 雅司 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 日浦 靖博 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 田中 徹児 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 境 茂樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 酒井 義人 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 堤 祐一郎 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器と携帯電話機とを電気的に接続
    した状態で当該携帯電話機を上記電子機器側に保持する
    ための電話機接続用コネクタであって、上記携帯電話機
    と結合可能に構成され、その結合状態で当該携帯電話機
    と上記電子機器とを電線類を介して電気的に接続するコ
    ネクタ本体部と、上記電子機器に固定される固定部とを
    備えるとともに、これらコネクタ本体部と固定部とを当
    該コネクタ本体部が上記電子機器の表面に対して接離す
    る方向に相対移動可能に連結し、かつ、その相対移動可
    能な範囲内でコネクタ本体部と固定部との相対位置が固
    定可能となるように構成したことを特徴とする電話機接
    続用コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電話機接続用コネクタに
    おいて、上記電線類の端末に、上記電子機器側の接続部
    と着脱可能に接続される電子機器接続用コネクタを設け
    たことを特徴とする電話機接続用コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電話機接続用コ
    ネクタにおいて、上記コネクタ本体部と固定部のいずれ
    か一方に両者の相対移動方向に並ぶ複数の第1係合部を
    設け、他方に任意の第1係合部と係合可能な第2係合部
    を設けたことを特徴とする電話機接続用コネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電話機接続用コネクタに
    おいて、上記固定部に、この固定部とコネクタ本体部と
    の相対移動方向に延びる複数本の脚部と、これら脚部同
    士を当該脚部と略直交する方向に連結する連結部とで構
    成し、この連結部を上記第2係合部とする一方、上記コ
    ネクタ本体部に、各脚部をその長手方向にスライド可能
    に保持する複数の脚保持部と、これら脚保持部の間の領
    域で上記第2係合部と平行に延びる複数の第1係合部と
    を設けたことを特徴とする電話機接続用コネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の電話機
    接続用コネクタにおいて、上記固定部を、上記電子機器
    に固定される第1固定部と、上記コネクタ本体部に連結
    される第2固定部とに分割し、かつ、この第2固定部を
    上記第1固定部に対して着脱可能に構成したことを特徴
    とする電話機接続用コネクタ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の電話機接続用コネクタに
    おいて、上記第1固定部を上記電子機器の表面に沿って
    固定される扁平状とし、この第1固定部の表面に第2固
    定部を着脱可能に係止する係止部を設けたことを特徴と
    する電話機接続用コネクタ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の電話機
    接続用コネクタにおいて、上記コネクタ本体部に、この
    コネクタ本体部に結合される携帯電話機を電子機器表面
    と反対の側から押えるばね部材を設けたことを特徴とす
    る電話機接続用コネクタ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の電話機接続用コネクタに
    おいて、上記ばね部材を、上記コネクタ本体部に結合さ
    れる携帯電話機と接触可能な使用位置と、この使用位置
    から退避する退避位置との間で移動可能にコネクタ本体
    部に取付けたことを特徴とする電話機接続用コネクタ。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の電話機
    接続用コネクタにおいて、上記コネクタ本体部を、本体
    コネクタと、この本体コネクタを収納するケースとに分
    割し、このケースに上記固定部を連結したことを特徴と
    する電話機接続用コネクタ。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の電話機接続用コネクタ
    において、上記ケースに上記本体コネクタが裏表いずれ
    の向きでも収納可能となるように構成したことを特徴と
    する電話機接続用コネクタ。
  11. 【請求項11】 電子機器と携帯電話機とを電気的に接
    続した状態で当該携帯電話機を上記電子機器側に保持す
    るための電話機接続用コネクタであって、上記携帯電話
    機と結合可能に構成され、その結合状態で当該携帯電話
    機と上記電子機器とを電気的に接続する本体コネクタ
    と、この本体コネクタを収納し、上記電子機器に固定さ
    れるケースとを備えるとともに、このケースに上記本体
    コネクタが裏表いずれの向きでも収納可能となるように
    構成したことを特徴とする電話機接続用コネクタ。
  12. 【請求項12】 請求項8〜11のいずれかに記載の電
    話機接続用コネクタにおいて、本体コネクタの表面と裏
    面の少なくとも一方に起伏を与える一方、上記ケースを
    上記本体コネクタを表裏両側から挟む表側ケース部分と
    裏側ケース部分とに分割して当該ケース部分の内側形状
    を上記本体コネクタの起伏部分と嵌合する形状とし、こ
    の本体コネクタを上記両ケース部分が挟み込んだ状態で
    上記嵌合によりケース内に本体コネクタが固定されるよ
    うにしたことを特徴とする電話機接続用コネクタ。
  13. 【請求項13】 請求項8〜11のいずれかに記載の電
    話機接続用コネクタにおいて、上記本体コネクタを、携
    帯電話機との結合状態をロックするためのロック部及び
    外部から押圧操作を受ける被操作部を有し、この被操作
    部の押圧操作によって上記ロック部がロック位置と非ロ
    ック位置とに切換えられるロック機能付コネクタとし、
    この本体コネクタを携帯電話機との結合方向に移動可能
    に上記ケース内に収容し、かつ、上記携帯電話機に向か
    う方向に付勢するとともに、この付勢力により本体コネ
    クタが押し出された状態では上記ロック部を上記非ロッ
    ク位置に切換え、上記付勢力に抗して本体コネクタがケ
    ース内に押し込まれた状態では上記ロック部を上記ロッ
    ク位置に切換えるべく当該本体コネクタの被操作部を操
    作するように上記ケースを構成し、上記ロック部が上記
    ロック位置に切換えられるまでケース内に押し込まれた
    位置で本体コネクタを係止し、この係止位置からさらに
    本体コネクタがケースの奥へ押し込まれた時に上記係止
    を解除する係止手段をケースに設けたことを特徴とする
    電話機接続用コネクタ。
JP32654297A 1997-11-27 1997-11-27 電話機接続用コネクタ Withdrawn JPH11163993A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32654297A JPH11163993A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 電話機接続用コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32654297A JPH11163993A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 電話機接続用コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11163993A true JPH11163993A (ja) 1999-06-18

Family

ID=18189002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32654297A Withdrawn JPH11163993A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 電話機接続用コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11163993A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7512397B2 (en) Battery cover assembly
US7309253B2 (en) Battery cover fixing mechanism and battery cover and housing assembly
US7445510B2 (en) Surface contact card holder
US20080042448A1 (en) Battery cover latching assembly and portable electronic device using the same
US20060286847A1 (en) Sim card holder
JP2001285431A (ja) 携帯機器における内蔵バッテリー保持構造
JP3612632B2 (ja) 携帯電話機用車載アダプタ
JP2000308113A (ja) スマートカードのためのリーダ、および電気通信機器
KR100678198B1 (ko) 휴대 단말기의 배터리팩 락킹 장치
JP4247702B2 (ja) カード保持装置およびそれを備えた携帯端末機
JPH11163993A (ja) 電話機接続用コネクタ
JP4119626B2 (ja) 無線電話機用充電装置
JPH1188485A (ja) 電子機器への携帯電話機の取付構造
JP2009064174A (ja) 携帯端末
JPH1188487A (ja) 電子機器用電話機ホルダー
JP2011155608A (ja) 充電台及び携帯端末
JPH11224731A (ja) 電話機接続用コネクタ
JP3471760B2 (ja) カードコネクタ
JPH1188486A (ja) 電子機器用電話機ホルダー
JP3100201U (ja) バックカートリッジ連結構造体
KR20060110960A (ko) 휴대 단말기의 배터리 커버 록킹장치
JPH11265238A (ja) 電子機器への携帯電話機の接続装置
JPH0635508Y2 (ja) 電子機器の筐体
KR100511313B1 (ko) 내장형 배터리를 구비한 이동단말기
JP3978399B2 (ja) 携帯電話機用アダプタ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050201