JPH11163633A - 液体センサー用水晶発振回路 - Google Patents
液体センサー用水晶発振回路Info
- Publication number
- JPH11163633A JPH11163633A JP36337597A JP36337597A JPH11163633A JP H11163633 A JPH11163633 A JP H11163633A JP 36337597 A JP36337597 A JP 36337597A JP 36337597 A JP36337597 A JP 36337597A JP H11163633 A JPH11163633 A JP H11163633A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- oscillation circuit
- oscillation
- circuit
- crystal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】従来の水晶発振回路では、液体センサーとして
の水晶振動子を発振させるのは極めて困難又は不可能で
あった。水晶振動子を液体に浸しても安定な発振が継続
できる発振回路を提供するのが目的である。 【構成】発振回路は増幅器と帰還回路により構成される
のが基本原理であるから、本発明は、増幅回路の増幅を
上げる方法として、帰還回路の位相関係も考慮して、複
数奇数個の増幅回路と帰還回路から構成するものとし
た。
の水晶振動子を発振させるのは極めて困難又は不可能で
あった。水晶振動子を液体に浸しても安定な発振が継続
できる発振回路を提供するのが目的である。 【構成】発振回路は増幅器と帰還回路により構成される
のが基本原理であるから、本発明は、増幅回路の増幅を
上げる方法として、帰還回路の位相関係も考慮して、複
数奇数個の増幅回路と帰還回路から構成するものとし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は液体中で水晶センサー
を安定に発振させる発振回路に関する。
を安定に発振させる発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の水晶振動子を用いた発振回路は、
長い歴史を持ち、数々の安定な発振回路が開発され、実
用化されているのが現状である。これらに用いられる水
晶振動子は経年変化を防止するため、金属容器等に入れ
真空封じ又は不活性ガス封じを行っている。所が、主題
の場合、水晶振動子を液体センサーとして用いる場合
は、水晶振動子本体を液体に浸し各条件の下での周波数
の変化を測定するのが目的である。この場合水晶振動子
の実効抵抗は、空気中と液体中を比較すると、液体中の
実効抵抗値は空気中の実効抵抗値の約20倍以上にな
る。一般に、水晶振動子は電気的等価回路として表わす
ことが可能であり、図3に水晶振動子のシンボルと電気
的等価回路を示す。ここで示すR1が水晶振動子の電気
的な実効抵抗値であり、液体中では、この値が増大する
ことになる。従って、従来の水晶発振回路では安定な発
振は極めて困難である。
長い歴史を持ち、数々の安定な発振回路が開発され、実
用化されているのが現状である。これらに用いられる水
晶振動子は経年変化を防止するため、金属容器等に入れ
真空封じ又は不活性ガス封じを行っている。所が、主題
の場合、水晶振動子を液体センサーとして用いる場合
は、水晶振動子本体を液体に浸し各条件の下での周波数
の変化を測定するのが目的である。この場合水晶振動子
の実効抵抗は、空気中と液体中を比較すると、液体中の
実効抵抗値は空気中の実効抵抗値の約20倍以上にな
る。一般に、水晶振動子は電気的等価回路として表わす
ことが可能であり、図3に水晶振動子のシンボルと電気
的等価回路を示す。ここで示すR1が水晶振動子の電気
的な実効抵抗値であり、液体中では、この値が増大する
ことになる。従って、従来の水晶発振回路では安定な発
振は極めて困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の発振回路を用い
ると、水晶振動子(センサー用)を液体中に浸した途端
に発振停止となるのが常である。本発明は以上の欠点を
解決し、液体センサーとして安定な発振を行う発振回路
を提供するものである。
ると、水晶振動子(センサー用)を液体中に浸した途端
に発振停止となるのが常である。本発明は以上の欠点を
解決し、液体センサーとして安定な発振を行う発振回路
を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】従来の水晶発振回路は、
図4、図5にしめすものが一般的な基本回路である。液
体センサーの場合は、実効抵抗値が極めて大きいので、
この種の発振回路では発振は困難である。そのため増幅
器の増幅度を上げるため、複数奇数個の増幅器を直列に
接続した。一般に、図4、図5の基本回路では帰還回路
の入力は180度位相回転が無ければ発振は理論上不可
能であるから、この回路形式では、偶数個の増幅回路で
は発振は不能である。従って本発明では奇数個の増幅器
とした。この増幅回路に水晶振動子を含む帰還回路を接
続し発振回路を構成し、充分な発振強度を持つ液体セン
サー用水晶発振回路を完成させた。
図4、図5にしめすものが一般的な基本回路である。液
体センサーの場合は、実効抵抗値が極めて大きいので、
この種の発振回路では発振は困難である。そのため増幅
器の増幅度を上げるため、複数奇数個の増幅器を直列に
接続した。一般に、図4、図5の基本回路では帰還回路
の入力は180度位相回転が無ければ発振は理論上不可
能であるから、この回路形式では、偶数個の増幅回路で
は発振は不能である。従って本発明では奇数個の増幅器
とした。この増幅回路に水晶振動子を含む帰還回路を接
続し発振回路を構成し、充分な発振強度を持つ液体セン
サー用水晶発振回路を完成させた。
【0005】
【作用】従来の発振回路の発振可能な、水晶振動子側か
ら見た発振回路の負性抵抗は−200Ω〜−300Ωが
一般的であるが、本発明の発振回路の負性抵抗は−3k
Ω〜−5kΩ位までは充分確認出来た。従って、本回路
は液体センサー用として充分に安定な周波数を供給出来
る回路である。
ら見た発振回路の負性抵抗は−200Ω〜−300Ωが
一般的であるが、本発明の発振回路の負性抵抗は−3k
Ω〜−5kΩ位までは充分確認出来た。従って、本回路
は液体センサー用として充分に安定な周波数を供給出来
る回路である。
【0006】
【実施例】図1が本発明の液体センサー用発振回路の実
施例1である。この回路の増幅回路は、IC化されたイ
ンバーターを用いたものであり、インバーター3個を直
列に接続したものである。図2が本発明の液体センサー
用発振回路の実施例2である。この回路の増幅回路は、
トランジスターを用いた、3段増幅の発振回路である。
尚、この実施例で用いた液体センサー用水晶振動子は振
動子電極の片方の電極は完全に絶縁されたものであるこ
とは当然である。
施例1である。この回路の増幅回路は、IC化されたイ
ンバーターを用いたものであり、インバーター3個を直
列に接続したものである。図2が本発明の液体センサー
用発振回路の実施例2である。この回路の増幅回路は、
トランジスターを用いた、3段増幅の発振回路である。
尚、この実施例で用いた液体センサー用水晶振動子は振
動子電極の片方の電極は完全に絶縁されたものであるこ
とは当然である。
【007】
【発明の効果】従来の水晶発振回路では、液体中の水晶
センサーを駆動するのは極めて困難であったが、本発明
の発振回路を使用すれば、発振回路の負性抵抗も充分に
大きく設計することが可能であり、液体中でも充分安定
な発振が可能である。
センサーを駆動するのは極めて困難であったが、本発明
の発振回路を使用すれば、発振回路の負性抵抗も充分に
大きく設計することが可能であり、液体中でも充分安定
な発振が可能である。
【図1】本発明の実施例1の基本回路を示す。
【図2】本発明の実施例2の基本回路を示す。
【図3】一般の水晶振動子のシンボルと電気的等価回路
を示す。
を示す。
【図4】水晶発振回路の基本回路である、コルピッツ発
振回路を示す。
振回路を示す。
【図5】水晶発振回路の基本回路である、ハートレイ発
振回路を示す。
振回路を示す。
Xtal:水晶振動子 R :抵抗 L :インダクタンス C :静電容量 Tr :トランジスター R1 :水晶振動子の等価実効抵抗 C1 :水晶振動子の等価静電容量 L1 :水晶振動子の等価インダクタンス C0 :水晶振動子の電極間容量
Claims (1)
- 【請求項1】 複数奇数個の増幅器と液体用水晶センサ
ーを含む帰還回路から構成する液体センサー用水晶発振
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36337597A JPH11163633A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 液体センサー用水晶発振回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36337597A JPH11163633A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 液体センサー用水晶発振回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11163633A true JPH11163633A (ja) | 1999-06-18 |
Family
ID=18479159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36337597A Pending JPH11163633A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 液体センサー用水晶発振回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11163633A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100432933B1 (ko) * | 2000-10-27 | 2004-05-28 | 니폰 프리시젼 서키츠 가부시키가이샤 | 발진회로 및 발진용 집적회로 |
US7046096B2 (en) | 2003-03-17 | 2006-05-16 | Seiko Epson Corporation | Oscillator circuit, oscillator circuit adjusting method, and mass measuring apparatus using oscillator circuit |
JP2007221197A (ja) * | 2006-02-14 | 2007-08-30 | Seiko Epson Corp | 発振回路 |
JP2009081859A (ja) * | 2007-09-05 | 2009-04-16 | Seiko Epson Corp | 発振器及び発振器を備えた電子機器 |
US7560999B2 (en) | 2006-03-28 | 2009-07-14 | Epson Toyocom Corporation | Oscillation circuit |
JP2012085280A (ja) * | 2010-09-14 | 2012-04-26 | Univ Of Yamanashi | 圧電振動回路 |
KR20170123891A (ko) * | 2016-04-29 | 2017-11-09 | 주식회사 서연이화 | 차량의 내장재 및 그 제조방법 |
-
1997
- 1997-11-25 JP JP36337597A patent/JPH11163633A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100432933B1 (ko) * | 2000-10-27 | 2004-05-28 | 니폰 프리시젼 서키츠 가부시키가이샤 | 발진회로 및 발진용 집적회로 |
US7046096B2 (en) | 2003-03-17 | 2006-05-16 | Seiko Epson Corporation | Oscillator circuit, oscillator circuit adjusting method, and mass measuring apparatus using oscillator circuit |
JP2007221197A (ja) * | 2006-02-14 | 2007-08-30 | Seiko Epson Corp | 発振回路 |
US7560999B2 (en) | 2006-03-28 | 2009-07-14 | Epson Toyocom Corporation | Oscillation circuit |
JP2009081859A (ja) * | 2007-09-05 | 2009-04-16 | Seiko Epson Corp | 発振器及び発振器を備えた電子機器 |
JP2012085280A (ja) * | 2010-09-14 | 2012-04-26 | Univ Of Yamanashi | 圧電振動回路 |
KR20170123891A (ko) * | 2016-04-29 | 2017-11-09 | 주식회사 서연이화 | 차량의 내장재 및 그 제조방법 |
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