JPH11163530A - 多層セラミック基板の製造方法 - Google Patents
多層セラミック基板の製造方法Info
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- JPH11163530A JPH11163530A JP9321856A JP32185697A JPH11163530A JP H11163530 A JPH11163530 A JP H11163530A JP 9321856 A JP9321856 A JP 9321856A JP 32185697 A JP32185697 A JP 32185697A JP H11163530 A JPH11163530 A JP H11163530A
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Abstract
やインダクタのような受動部品を内蔵する高密度の多層
セラミック基板を製造できるようにする。 【解決手段】 受動部品となるべき生の成形体ブロック
10g,11gを用意し、積層された複数のセラミック
グリーンシート2g〜8gおよび配線導体13〜18を
有し、内部に空間29,34が予め設けられ、空間2
9,34に成形体ブロック10g,11gが嵌め込まれ
た、生の複合積層体1gを用意し、この複合積層体1g
の積層方向における両端に位置する各主面上に、複合積
層体1gの焼成温度では焼結しないセラミックおよび焼
成工程において酸化され得る金属を含む生のシート状支
持体48,49を配置し、シート状支持体48,49で
挟んだ状態として収縮を抑えながら複合積層体1gをた
とえば1000℃以下の温度で焼成した後、未焼結のシ
ート状支持体48,49を除去する。
Description
基板の製造方法に関するもので、特に、たとえばコンデ
ンサ、インダクタ等の受動部品を内蔵した多層セラミッ
ク基板の製造方法に関するものである。
路基板をより多機能化、高密度化、高性能化するために
は、このような多層回路基板において、高精度の受動部
品を内蔵しながら、高密度に配線を施すことが有効であ
る。このように受動部品を内蔵した多層回路基板は、従
来、次のような種々の方法により製造されている。
板用グリーンシートに誘電体ペースト等を厚膜形成技術
により印刷した後、各グリーンシートを積層し圧着し、
次いで焼成することにより、多層セラミック基板内部に
部分的にコンデンサ等を内蔵する方法である。しかし、
この多層回路基板の製造方法には、次のような問題があ
る。 ペーストの膜厚のばらつきや印刷の位置ずれが比較
的大きいため、コンデンサの容量等の特性のばらつきも
比較的大きい。 圧着や焼成工程で、ペーストの変形が起こるため、
このことも容量等の特性のばらつきの原因となる。 印刷および積層を繰り返すに従って、印刷部の平面
性がより悪くなり、積層数を増やすことが困難であるた
め、コンデンサにあっては容量を大きくすることが難し
い。
板を製造しようとするものであって、上述の第1の方法
に類似しており、セラミック基板の表面にコンデンサ、
抵抗等を厚膜形成技術により多層に印刷する方法であ
る。しかし、この方法にも、 印刷パターンの位置ずれや膜厚のばらつきによる特
性のばらつき、 積層数の増加に制限があることによる容量の制約、 平面性の悪化 等、上述した第1の方法とほぼ同様の問題がある。
号公報に記載されるように、誘電体をシートの状態で多
層基板内部に内蔵させる方法で、この場合、基板と同じ
面積を有する誘電体シートを、基板用シートの間に挟み
込んで積層し、圧着した後、焼成することが行なわれ
る。これにより、容量等の特性のばらつきや、大容量化
に対する制約の問題は改善されるが、次のような問題に
遭遇する。 誘電体が基板内部に層状に配置されるため、設計の
自由度が低い。 信号のクロストーク等の問題が発生しやすい。
する方法として、低温焼成可能な複数の基板用グリーン
シートからなる基板用積層体の上下両面に、この基板用
積層体の焼成温度では収縮しないダミーグリーンシート
を圧着した後、これらを比較的低温で焼成し、後者のダ
ミーグリーンシートに由来する未焼結層を焼成後におい
て剥離除去する方法(たとえば特開平4−243978
号公報参照)や、この方法において焼成時に基板用積層
体の上下方向から加圧することをさらに行なう方法(た
とえば特表平5−503498号公報参照)がある。
−Y方向には収縮が生じにくいため、得られた基板の寸
法精度を高くできる。そのため、高密度の配線を施して
も断線するという問題が生じにくい利点がある。しか
し、これらの方法は、受動部品を基板内に内蔵させるも
のではない。再び、受動部品を内蔵した多層回路基板を
製造するための第4の方法として、たとえば特開平9−
92983号公報には、上述の基板のX−Y方向の収縮
を生じさせない方法とシートまたは厚膜の形で多層回路
基板内部に部分的にコンデンサを内蔵する方法とを組み
合わせた方法が開示されている。この方法は、受動部品
を内蔵した高密度配線の多層回路基板を製造するのに適
している。
部を形成する場合には、基板と同面積の誘電体層を設け
ることになるため、誘電体層が基板端面に露出する状態
になる。このため、誘電体層は、水分が浸透しないよう
に緻密であることが必要であるが、焼成時に基板の上下
方向から加圧することで、誘電体層は十分緻密化するこ
とを可能にしている。しかし、誘電体層の形状が制約さ
れることから、前述したような誘電体シートを用いる第
3の方法と同様、 誘電体が基板内部に層状に配置されるため、設計の
自由度が低い、 信号のクロストーク等の問題が発生しやすい、 等の問題に遭遇する。
電体部を形成する場合、誘電体部を形成する領域に対応
するように、基板用シートに凹部を設けておき、そこに
誘電体ペーストを充填するという工程を採用することも
ある。この場合、前述した第1の方法である厚膜法にお
いて遭遇した問題のうち、厚膜の位置ずれや基板用シー
ト圧着時の誘電体ペーストの変形等により生じ得る特性
のばらつきの問題は改善されるが、ペーストの厚みのば
らつきについては、小さくなるものの、依然として残
り、なお不十分である。また、誘電体部を積層構造とす
ることは難しいため、大容量を得にくいという問題も残
る。
X−Y方向には収縮をかなり小さくできるため、収縮の
ばらつきもこれに伴って小さくなり、基板の寸法精度を
比較的高くできる、という利点があるものの、収縮のば
らつきはあくまでも存在し、より高い寸法精度が要求さ
れる場合には、寸法精度が十分でない。より具体的に
は、通常、グリーンシートを焼結させると、収縮率は2
0%前後であり、その収縮のばらつきは、良く管理して
も、標準偏差で0.5%位であるのに対し、この方法で
は、収縮率を0.1%、そのばらつきを標準偏差で0.
05%程度にまで下げることができる。しかし、この収
縮ばらつきに相当する以上の寸法精度を要する高密度配
線を施すような場合には、この収縮ばらつきは十分小さ
いものではない。
は、主に、基板用グリーンシートの焼結温度では収縮し
ないダミーグリーンシート内に生成する気孔の分散性の
ばらつきに起因している。より詳細には、焼成工程にお
いて、室温から温度を上げて行き、グリーンシート内の
有機成分が分解、気化して脱離して行く過程、いわゆる
脱脂過程では、基板用グリーンシートおよびダミーグリ
ーンシートの各々内の有機成分があった箇所に空洞すな
わち気孔が生じ、基板用グリーンシートおよびダミーグ
リーンシートはともに多孔質構造になっている。さらに
温度を上げて行き、基板用グリーンシートが焼結し始め
ると、ダミーグリーンシートは、それ自身、基板焼結温
度では収縮しないが、基板面方向に収縮する力を基板用
グリーンシートから受ける。このとき、ダミーグリーン
シート内には、気孔によって与えられた空間があるた
め、ダミーグリーンシート内の粒子は、上述の収縮方向
にわずかに移動し、結果として、ダミーグリーンシート
は、基板用グリーンシートとともに、わずかに収縮す
る。
ーンシートから離した状態でダミーグリーンシートを焼
成した場合には、ダミーグリーンシートは、収縮する方
向への力を受けることがないので、ダミーグリーンシー
ト内の粒子が移動することはなく、したがって、その収
縮率も実質的に0%である。このように、ダミーグリー
ンシート内の粒子が基板用グリーンシートから収縮する
力を受けることにより起こす現象は、脱脂過程で生じる
気孔が与える空間すなわち移動できる余地があるために
もたらされるものである。しかしながら、ダミーグリー
ンシート内での気孔の分散状態は、わずかにばらついて
いるため、粒子の移動量もばらつき、したがって、ダミ
ーグリーンシートの収縮量がばらつくことになり、応じ
て、基板用グリーンシートの収縮量もばらつくことにな
る。
的は、上述した種々の問題を解決しようとすることであ
って、受動部品を内蔵するとともに、多機能化、高密度
化、高精度化が可能な多層セラミック基板の製造方法を
提供しようとすることである。
絶縁材料からなる積層された複数のセラミック層および
配線導体を有する積層体と、配線導体によって配線され
た状態で積層体に内蔵された受動部品とを備える、多層
セラミック基板を製造する方法に向けられ、上述した技
術的課題を解決するため、受動部品となるべき生のセラ
ミック機能材料を含む成形体ブロックを用意する工程
と、成形体ブロックに含まれるセラミック機能材料とは
異なるセラミック絶縁材料を含む積層された複数のセラ
ミックグリーンシートおよび配線導体を有し、内部に空
間が予め設けられ、当該空間に成形体ブロックが嵌め込
まれた、生の複合積層体を用意する工程と、この用意さ
れた生の複合積層体の積層方向における両端に位置する
各主面上に、生の複合積層体の焼成温度では焼結しない
セラミックおよび焼成工程において酸化され得る金属を
含む生のシート状支持体を配置する工程と、これらシー
ト状支持体で挟んだ状態で生の複合積層体を、酸素を含
む雰囲気中で焼成する工程と、次いで、未焼結のシート
状支持体を除去する工程とを備えることを特徴としてい
る。
いて、好ましくは、複合積層体は、1000℃以下の温
度で焼成される。上述のように、複合積層体が1000
℃以下の温度で焼成されるときには、シート状支持体
は、セラミックとして、たとえばアルミナまたはジルコ
ニアを含んで構成すればよい。
度で焼成されるときには、シート状支持体は、金属とし
て、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、
Cu、Zn、Si、Al、MoおよびWからなる群から
選ばれた少なくとも1種を含むことが好ましく、より好
ましくは、シート状支持体に含まれる金属/セラミック
の重量比は、0.1/99.9ないし10.0/90.
0の範囲内に選ばれる。
る金属は、粉末の状態にあっても、あるいは、シート状
支持体が有機ビヒクルを含む場合には、この有機ビヒク
ルに含まれる樹脂において側鎖として含まれる有機金属
の状態にあってもよい。また、生の複合積層体の焼成工
程において、上方に位置するシート状支持体上に板状の
重りを載せることにより、10kg/cm2 以下の荷重を
与えることが好ましい。
品は、たとえばコンデンサまたはインダクタである。し
たがって、受動部品がコンデンサまたはインダクタであ
るときには、成形体ブロックとしては、焼結されたと
き、コンデンサまたはインダクタとなるものが用意され
る。なお、この発明に係る製造方法によって得られた多
層セラミック基板において内蔵される受動部品は、コン
デンサやインダクタ等の単体に限定されるものではな
く、これら単体の複合体、たとえばコンデンサ、インダ
クタを組み合わせたLC複合部品等であってもよい。
部導体を形成する積層構造を有するものが有利に適用さ
れる。また、成形体ブロックに含まれるセラミック機能
材料は、結晶化ガラス、またはガラスとセラミックとの
混合物を含むことが好ましい。また、複合積層体に備え
るセラミックグリーンシートに含まれるセラミック絶縁
材料は、ガラス、またはガラスとセラミックとの混合物
を含み、ガラス/セラミックの重量比は、100/0な
いし5/95の範囲内に選ばれることが好ましい。
Ag−Pt合金、Ag−Pd合金、およびAuからなる
群から選ばれた少なくとも1種を主成分とすることが好
ましい。
よる多層セラミック基板1を図解的に示す断面図であ
る。図2は、図1に示した多層セラミック基板1が与え
る等価回路図である。図1に示すように、多層セラミッ
ク基板1は、セラミック絶縁材料からなる積層された複
数のセラミック層2、3、4、5、6、7および8を有
する積層体9を備えている。積層体9の内部には、受動
部品としてのコンデンサ10、インダクタ11および抵
抗12が内蔵されている。また、積層体9は、これらコ
ンデンサ10、インダクタ11および抵抗12を配線す
るための配線導体13、14、15、16、17および
18を内部に備え、また、外表面上に外部端子導体19
aおよび19bを備えている。このようにして、多層セ
ラミック基板1は、図2に示すような回路を構成する。
は、次のように製造される。図3は、図1に示した多層
セラミック基板1の製造方法を説明するための断面図で
ある。図4は、図3に示した要素の一部を得るための方
法を説明するための断面図である。上述したコンデンサ
10となるべき生のセラミック機能材料を含むコンデン
サ用成形体ブロック10gおよびインダクタ11となる
べき生のセラミック機能材料を含むインダクタ用成形体
ブロック11gがそれぞれ用意される。
ラミック機能材料としてセラミック誘電体を含み、この
ようなセラミック誘電体を含む生の誘電体シート20を
介して多層の内部導体21が形成された積層構造を有し
ている。成形体ブロック10gの対向する端面には、端
子電極22および23がそれぞれ形成されている。内部
導体21は、周知の積層セラミックコンデンサにおける
内部電極と同様、一方の端子電極22に接続されるもの
と他方の端子電極23に接続されるものとが交互に配置
されている。
ラミック機能材料としてセラミック磁性体を含み、この
ようなセラミック磁性体を含む生の磁性体シート24を
介して多層の内部導体25が形成された積層構造を有し
ている。成形体ブロック11gの対向する端面には、端
子電極26および27がそれぞれ形成されている。多層
の内部導体25の各々は、たとえば各磁性体シート24
を貫通する貫通導体28によって接続されながら、全体
としてコイル状に延びる導電経路を構成している。
は、好ましくは、1000℃以下の温度で焼成可能なよ
うに構成される。そのため、まず、誘電体シート20お
よび磁性体シート24にそれぞれ含まれるセラミック機
能材料、すなわちセラミック誘電体およびセラミック磁
性体としては、たとえば、結晶化ガラス、またはガラス
とセラミックとの混合物が有利に用いられる。より具体
的には、誘電体シート20としては、チタン酸バリウム
にホウ珪酸系のガラスを少量混ぜた粉末と有機ビヒクル
とを混合して得られたセラミックスラリーをドクターブ
レード法によってシート状に成形したものを用いること
ができる。他方、磁性体シート24としては、ニッケル
亜鉛フェライトにホウ珪酸系のガラスを少量混ぜた粉末
と有機ビヒクルとを混合して得られたセラミックスラリ
ーをドクターブレード法によってシート状に成形したも
のを用いることができる。
23、内部導体25、端子電極26および27、ならび
に貫通導体28を形成するための導体としては、たとえ
ば、Ag、Ag−Pt合金、Ag−Pd合金、およびA
uからなる群から選ばれた少なくとも1種を主成分とす
る導電性ペーストが有利に用いられる。内部導体21お
よび25は、それぞれ、誘電体シート20および磁性体
シート24の各上に上述の導電性ペーストをスクリーン
印刷によって所定のパターンをもって付与することによ
って形成されることができる。
ため、上述したように、内部導体21が形成された所定
数の誘電体シート20および内部導体25が形成された
所定数の磁性体シート24をそれぞれ積層した後、圧着
工程に付されることが好ましく、この圧着工程では、た
とえば、水圧プレスで200kg/cm2 の圧力が付与
される。
となるべきセラミック絶縁材料を含むセラミックグリー
ンシート2g、3g、4g、5g、6g、7gおよび8
gが用意される。これらセラミックグリーンシート2g
〜8gに含まれるセラミック絶縁材料は、上述した成形
体ブロック10gまたは11gに含まれるセラミック機
能材料とは異なっている。
gには、それぞれ、上述したコンデンサ用成形体ブロッ
ク10gおよびインダクタ用成形体ブロック11gを設
けるための、また、前述した抵抗12、配線導体13〜
18、ならびに外部端子導体19aおよび19bを設け
るための加工または処置が予め施されている。より詳細
には、コンデンサ用成形体ブロック10gを内蔵させる
ための空間29となるべき一連の貫通孔30、31、3
2および33、ならびにインダクタ用成形体ブロック1
1gを内蔵させるための空間34となるべき一連の貫通
孔35、36、37および38が、それぞれ、セラミッ
クグリーンシート4g、5g、6gおよび7gに予め設
けられている。
貫通孔39、40、41、42、43および44が、そ
れぞれ、セラミックグリーンシート2g、3g、4g、
5g、6gおよび7gに予め設けられている。また、配
線導体15を設けるための貫通孔45がセラミックグリ
ーンシート3gに予め設けられている。また、配線導体
18を設けるための一連の貫通孔46および47が、そ
れぞれ、セラミックグリーンシート2gおよび3gに予
め設けられている。そして、これらの貫通孔39〜47
内には、配線導体13、15および18となるべき導電
性ペーストが付与される。
は、外部端子導体19aおよび19bとなるべき各導電
性ペーストが、貫通孔39および46内の各導電性ペー
ストにそれぞれ接続されるようにスクリーン印刷等によ
り付与される。また、セラミックグリーンシート3gに
は、配線導体16および17となるべき各導電性ペース
トが、貫通孔45および47内の各導電性ペーストにそ
れぞれ接続されるようにスクリーン印刷等により付与さ
れる。また、抵抗12となるべき厚膜抵抗体が、配線導
体16および17となるべき各導電性ペースト間を連結
するように付与される。厚膜抵抗体を形成するための抵
抗体ペーストとしては、たとえば、酸化ルテニウムにホ
ウ珪酸系ガラスを少量混ぜた粉末と有機ビヒクルとを混
合したものが有利に用いられる。
は、配線導体14となるべき導電性ペーストが、セラミ
ックグリーンシート2g〜8gが積層されたとき、貫通
孔44内の導電性ペーストに接続され、かつ空間29お
よび34内に向かって露出するように、すなわち成形体
ブロック10gおよび11gの端子電極23および27
に接続されるように、スクリーン印刷等により付与され
る。
端子導体19aおよび19bを与える導電性ペーストと
しては、Ag、Ag−Pt合金、Ag−Pd合金、およ
びAuからなる群から選ばれた少なくとも1種を主成分
とするものが有利に用いられる。このようなセラミック
グリーンシート2g〜8gに含まれるセラミック絶縁材
料としては、好ましくは、1000℃以下の温度で焼成
可能なものが用いられ、たとえば、ガラス、またはガラ
スとセラミックとの混合物が用いられる。この場合、ガ
ラス/セラミックの重量比は、100/0ないし5/9
5の範囲内に選ばれる。ガラス/セラミックの重量比が
5/95より小さいと、焼成可能な温度が1000℃よ
り高くなるためである。焼成可能な温度が高くなると、
前述した配線導体13〜18等の材料の選択幅が狭くな
るので好ましくない。
ト2g〜8gとしては、ホウ珪酸系のガラス粉末とアル
ミナ粉末と有機ビヒクルとを混合して得られたセラミッ
クスラリーをドクターブレード法によってシート状に成
形したものを用いることができる。このような材料系の
セラミックグリーンシート2g〜8gは、800〜10
00℃程度の比較的低温で焼成することができる。
10gおよび11gならびにセラミックグリーンシート
2g〜8gを用いて、焼成されたときに多層セラミック
基板1となる生の複合積層体1gが以下のように製造さ
れる。まず、セラミックグリーンシート4g〜7gが、
図4に示すように、予め積層される。次いで、空間29
および34に、それぞれ、成形体ブロック10gおよび
11gが嵌め込まれる。このとき、端子電極22、2
3、26および27は、空間29または34の各々の開
口から露出している。次いで、たとえば500kg/c
m2 の水圧プレスを用いての圧着工程が実施され、セラ
ミックグリーンシート4g〜7gが圧着される。これに
よって、セラミックグリーンシート4g〜7g間の密着
性が高められるとともに、成形体ブロック10gおよび
11gと空間29および34の内周面とがそれぞれ密着
する状態になる。
ト4g〜7gの上下に、セラミックグリーンシート2g
および3gならびに8gがそれぞれ積層され、これによ
って、生の複合積層体1gが得られる。この複合積層体
1gの状態において、貫通孔39〜44内の導電性ペー
ストは、一連の配線導体13を形成するとともに、配線
導体14に接続され、また、貫通孔45内の導電性ペー
ストは、成形体ブロック10gの端子電極22に接続さ
れ、貫通孔46および47内の導電性ペーストは、一連
の配線導体18を形成するとともに、成形体ブロック1
1gの端子電極26に接続される。また、成形体ブロッ
ク10gおよび11gの端子電極23および27は、配
線導体14に接続される。
焼成温度では焼結しないセラミックおよび焼成工程にお
いて酸化され得る金属を含む生のシート状支持体48お
よび49がさらに用意される。前述したように、成形体
ブロック10gおよび11gならびにセラミックグリー
ンシート2g〜8gがともに1000℃以下の温度で焼
成可能であるならば、これらを複合した生の複合積層体
1gが1000℃以下の温度で焼成可能であるというこ
とであるので、シート状支持体48および49の材料
は、1000℃では焼結しないものであればよい。シー
ト状支持体48および49として、たとえば、アルミナ
またはジルコニア等のセラミック粉末と金属粉末と有機
ビヒクルとを混合して得られたセラミックスラリーをド
クターブレード等によってシート状に成形されたものが
有利に用いられる。
金属は、上述のように、金属粉末の状態で含ませるほ
か、有機ビヒクル中の樹脂において側鎖として含まれる
有機金属の状態であってもよい。また、シート状支持体
48および49に含まれる金属としては、Sc、Ti、
V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、S
i、Al、MoおよびWからなる群から選ばれた少なく
とも1種を含むことが好ましく、また、シート状支持体
48および49に含まれる金属/セラミックの重量比
は、0.1/99.9ないし10.0/90.0の範囲
内に選ばれることがなお好ましい。
に含まれる金属は、空気中での焼成工程において、10
00℃以下で酸化し、膨張する。これにより、脱脂過程
においてシート状支持体48および49中に生じ得る気
孔が充填され、シート状支持体48および49中のセラ
ミック粒子の移動し得る余地が閉ざされる。その結果、
シート状支持体48および49は、収縮する方向に力を
受けても、そこに含まれるセラミック粒子が移動できな
いため、実質的に収縮しない。
場合には、脱脂過程で生じる気孔のため、シート状支持
体はわずかに収縮し、また、気孔の分散性にわずかなば
らつきがあるため、その収縮量にばらつきが生じる。こ
れに対して、この実施形態のように、適当量の金属を含
ませた場合には、気孔の分散性にわずかなばらつきがあ
っても、気孔は金属の酸化物で充填されるため、結果と
して、シート状支持体48および49の収縮がなくな
り、応じてばらつきもなくなる。
の原因となる有機物としての樹脂の存在する箇所に選択
的に金属を位置させておくことが効果的である。この点
に鑑みれば、シート状支持体48および49において結
合材として機能する有機ビヒクルに含まれる樹脂に有機
金属の側鎖として、このような金属を含ませておくこと
がより好ましいと言える。
金属/セラミックの重量比が、前述のように、好ましく
は、0.1/99.9ないし10.0/90.0の範囲
内に選ばれるのは、この範囲より金属の量が少ないと、
金属の酸化物が気孔を十分に充填することが困難とな
り、他方、この範囲より金属の量が多いと、金属の酸化
膨張量が気孔の体積を上回り、シート状支持体48およ
び49の多孔質構造が壊れてしまうからである。
49は、生の複合積層体1gの積層方向における両端に
位置する各主面、すなわち上下の主面上に配置される。
そして、生の複合積層体1gは、シート状支持体48お
よび49とともに、圧着される。この圧着には、たとえ
ば1000kg/cm2 の圧力の水圧プレスが適用され
る。
ト状支持体48および49で挟まれた状態で、酸素を含
む雰囲気中、たとえば、空気中、900℃の温度で焼成
される。この焼成工程において、上方に位置するシート
状支持体48上に板状の重り(図示せず。)を載せるこ
とにより、10kg/cm2 以下の荷重をかけることが好
ましい。この荷重により、焼成工程で、複合積層体1g
が、わずかに反ったりすると言うように、不所望にも変
形してしまうことを避けることができるからである。な
お、このような効果は、荷重が10kg/cm2 を超えて
も、10kg/cm2 の場合と実質的に同じであるため、
10kg/cm2 を超える荷重は不必要である。
gおよび11gが焼成され、それぞれ、焼結状態のコン
デンサ10およびインダクタ11となるとともに、セラ
ミックグリーンシート2g〜8gが焼成され、焼結状態
の複数のセラミック層2〜8を有する積層体9となり、
それゆえ、全体として焼結状態にある多層セラミック基
板1が得られる。
ート状支持体48および49は未焼結であるので、容易
に剥離除去することができ、冷却後において、シート状
支持体48および49が除去され、それによって、所望
の多層セラミック基板1を取り出すことができる。上述
のシート状支持体48および49は、焼成工程におい
て、実質的な収縮を生じない。前述したように、シート
状支持体48および49に含まれる金属が、焼成工程に
おいて、酸化し、膨張することによって、脱脂過程にお
いて生じ得る気孔が充填され、シート状支持体48およ
び49中のセラミック粒子の移動し得る余地が閉ざされ
るためである。したがって、これらシート状支持体48
および49に挟まれた複合積層体1gの焼成時のX−Y
方向すなわちセラミックグリーンシート2g〜8gの主
面方向の収縮は有利に抑制されることができる。そのた
め、多層セラミック基板1の寸法精度をより高くするこ
とができ、たとえば配線導体13〜18をもって微細で
高密度な配線を施しても断線するなどの問題をより生じ
にくくすることができる。実験によれば、コンデンサ1
0、インダクタ11および抵抗12は、それぞれ、設計
どおりの特性を示すことが確認されている。
抑制されるので、複合積層体1gを焼成して、成形体ブ
ロック10gおよび11gならびにセラミックグリーン
シート2g〜8gを同時焼成するにあたり、これら成形
体ブロック10gおよび11gならびにセラミックグリ
ーンシート2g〜8gの各収縮挙動を互いに一致させる
ことがより容易になり、したがって、成形体ブロック1
0gおよび11gならびにセラミックグリーンシート2
g〜8gのそれぞれの材料の選択の幅をさらに広げるこ
とができる。
して説明したが、この発明の範囲内において、その他、
種々の変形が可能である。たとえば、図示した多層セラ
ミック基板1において採用された回路設計は、この発明
のより容易な理解を可能とする一典型例にすぎず、この
発明は、その他、種々の回路設計を有する多層セラミッ
ク基板においても等しく適用することができる。
サやインダクタの単体に限定されず、たとえばLC複合
部品の成形体ブロックとすることもできる。また、上述
した実施形態では、成形体ブロック10gおよび11g
を嵌め込むための空間29および34は、セラミックグ
リーンシート4g〜7gにそれぞれ設けられた貫通孔3
0〜33および35〜38によって形成されたが、成形
体ブロックの大きさや形状によっては、特定のセラミッ
クグリーンシートに設けられた凹部によって成形体ブロ
ックを嵌め込むための空間が形成されてもよい。
ミック基板の製造方法によれば、多層セラミック基板に
備える複数のセラミック層および配線導体を有する積層
体に内蔵された受動部品は、積層体内に埋め込まれた生
のセラミック機能材料を含む成形体ブロックが積層体の
焼成と同時に一体焼結されたものによって構成されるの
で、受動部品自身が有する特性は、成形体ブロックを得
た段階で実質的に決定され、また、成形体ブロックに潜
在している特性は、焼結後においても実質的に維持され
ることになる。したがって、成形体ブロックを適正に製
造しさえすれば、多層セラミック基板に内蔵される受動
部品の特性が設計どおりのものとなり、そのため、多層
セラミック基板全体としても、それを安定した品質をも
って供給することができるようになる。このことから、
多機能化、高密度化、高精度化、高性能化された多層セ
ラミック基板を容易に実現することができる。
層体の内部に完全に埋め込まれた状態となるので、耐湿
性等の耐環境性の高い多層セラミック基板を得ることが
できる。また、この発明によれば、受動部品が多層セラ
ミック基板内において3次元的に配置され得るので、設
計の自由度が高められるとともに、信号のクロストーク
等の問題を有利に回避することができる。
部品となるべき生のセラミック機能材料を含む成形体ブ
ロックが用意され、この生の成形体ブロックを埋め込ん
だ生の複合積層体が焼成されるので、予め焼成された受
動部品を埋め込んだ状態で焼成する場合に比べて、焼成
時の収縮挙動を厳しく管理する必要がなくなり、積層体
となるべきセラミックグリーンシートにおいて使用でき
る材料の選択の幅を広げることができる。
において、受動部品となるべき成形体ブロックを嵌め込
むための空間が予め設けられているので、得られた多層
セラミック基板の平面性を良好に維持することができ
る。したがって、配線導体の不所望な変形や断線を生じ
にくくすることができるので、特性のばらつきを生じさ
せないようにしながら、高い寸法精度をもって高密度な
配線を行なうことが可能となり、また、多層セラミック
基板に備えるセラミック層の積層数を問題なく増やすこ
とができ、結果として、多層セラミック基板の高性能化
を図ることが容易になる。
の積層方向における両端に位置する各主面上に、生の複
合積層体の焼成温度では焼結しないセラミックおよび焼
成工程において酸化され得る金属を含む生のシート状支
持体を配置しながら、生の複合積層体が焼成されるの
で、シート状支持体に含まれる金属が、焼成工程におい
て、酸化し、膨張することによって、脱脂過程において
生じ得る気孔を有利に充填し、シート状支持体中のセラ
ミック粒子の移動し得る余地を閉ざすこととなって、シ
ート状支持体は、焼成工程において、実質的な収縮を生
じず、そのため、これらシート状支持体に挟まれた複合
積層体の焼成時のX−Y方向の収縮が抑制される。した
がって、多層セラミック基板の寸法精度をより高くする
ことができ、微細で高密度な配線を施しても断線するな
どの問題をさらに生じにくくすることができる。また、
上述のように、X−Y方向の収縮が抑制されるので、複
合積層体を焼成して、成形体ブロックとセラミックグリ
ーンシートとを同時焼成するにあたり、これら成形体と
セラミックグリーンシートとの各収縮挙動を互いに一致
させることがより容易になり、したがって、成形体とセ
ラミックグリーンシートとのそれぞれの材料の選択の幅
をさらに広げることができる。
れる金属として、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Fe、
Co、Ni、Cu、Zn、Si、Al、MoおよびWか
らなる群から選ばれた少なくとも1種を含むものが用い
られ、また、金属/セラミックの重量比が、0.1/9
9.9ないし10.0/90.0の範囲内に選ばれる
と、金属は、1000℃以下の焼成温度によって酸化さ
れ、また、この金属の酸化物によって過不足なく気孔を
充填することがより容易になる。
に含まれる金属を、シート状支持体のための結合材とし
て機能する有機ビヒクルに含まれる樹脂に有機金属の側
鎖として含ませておくと、気孔の原因となる樹脂の存在
する箇所に選択的に金属を位置させておくことができる
ので、気孔を金属の酸化物で充填するのに、より効果的
である。
するとき、上方に位置するシート状支持体上に板状の重
りを載せることにより、10kg/cm2 以下の荷重をか
けるようにすると、この荷重により、焼成工程で、複合
積層体が、わずかに反ったりすると言うように、不所望
にも変形してしまうことを有利に避けることができる。
べき成形体ブロックが多層の内部導体を形成する積層構
造を有していると、たとえば、受動部品がコンデンサで
あるときには、高容量を得ることができ、受動部品がイ
ンダクタであるときには、高インダクタンスを得ること
ができる。また、この発明において、成形体ブロックに
含まれるセラミック機能材料が、結晶化ガラス、または
ガラスとセラミックとの混合物を含んでいたり、複合積
層体に備えるセラミックグリーンシートに含まれるセラ
ミック絶縁材料が、ガラス、またはガラスとセラミック
との混合物を含むとともに、このガラス/セラミックの
重量比が、100/0ないし5/95の範囲内に選ばれ
ていたりすると、たとえば1000℃といった比較的低
温で、複合積層体を焼成することが可能になる。そのた
め、配線導体として、Ag、Ag−Pt合金、Ag−P
d合金、およびAuからなる群から選ばれた少なくとも
1種を主成分とするものが問題なく使用できるようにな
る。また、前述したシート状支持体に含まれるセラミッ
クとしては、比較的入手が容易で化学的に安定なアルミ
ナまたはジルコニアを用いることができるようになる。
板1を図解的に示す断面図である。
価回路図である。
を説明するためのもので、多層セラミック基板1を製造
するために用意されるセラミックグリーンシート2g〜
8g、成形体ブロック10gおよび11g、ならびにシ
ート状支持体48および49を示す断面図である。
7gと成形体ブロック10gおよび11gとを互いに分
離して示す断面図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 セラミック絶縁材料からなる積層された
複数のセラミック層および配線導体を有する積層体と、
前記配線導体によって配線された状態で前記積層体に内
蔵された受動部品とを備える、多層セラミック基板を製
造する方法であって、 前記受動部品となるべき生のセラミック機能材料を含む
成形体ブロックを用意し、 前記セラミック機能材料とは異なるセラミック絶縁材料
を含む積層された複数のセラミックグリーンシートおよ
び前記配線導体を有し、内部に空間が予め設けられ、当
該空間に前記成形体ブロックが嵌め込まれた、生の複合
積層体を用意し、 前記生の複合積層体の積層方向における両端に位置する
各主面上に、前記生の複合積層体の焼成温度では焼結し
ないセラミックおよび焼成工程において酸化され得る金
属を含む生のシート状支持体を配置し、 前記シート状支持体で挟んだ状態で前記生の複合積層体
を、酸素を含む雰囲気中で焼成し、 次いで、未焼結の前記シート状支持体を除去する、各工
程を備える、多層セラミック基板の製造方法。 - 【請求項2】 前記複合積層体は、1000℃以下の温
度で焼成される、請求項1に記載の多層セラミック基板
の製造方法。 - 【請求項3】 前記シート状支持体は、前記セラミック
として、アルミナまたはジルコニアを含む、請求項2に
記載の多層セラミック基板の製造方法。 - 【請求項4】 前記シート状支持体は、前記金属とし
て、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、
Cu、Zn、Si、Al、MoおよびWからなる群から
選ばれた少なくとも1種を含む、請求項2または3に記
載の多層セラミック基板の製造方法。 - 【請求項5】 前記シート状支持体に含まれる前記金属
/前記セラミックの重量比は、0.1/99.9ないし
10.0/90.0の範囲内に選ばれる、請求項4に記
載の多層セラミック基板の製造方法。 - 【請求項6】 前記シート状支持体に含まれる前記金属
は、粉末の状態にある、請求項4または5に記載の多層
セラミック基板の製造方法。 - 【請求項7】 前記シート状支持体は、さらに、樹脂を
含む有機ビヒクルを含み、前記シート状支持体に含まれ
る前記金属は、前記樹脂において側鎖として含まれる有
機金属の状態にある、請求項4または5に記載の多層セ
ラミック基板の製造方法。 - 【請求項8】 前記生の複合積層体の焼成工程におい
て、上方に位置する前記シート状支持体上に板状の重り
を載せることにより、10kg/cm2 以下の荷重を与え
る、請求項1ないし7のいずれかに記載の多層セラミッ
ク基板の製造方法。 - 【請求項9】 前記成形体ブロックとして、焼結された
とき、コンデンサまたはインダクタとなるものが用意さ
れる、請求項1ないし8のいずれかに記載の多層セラミ
ック基板の製造方法。 - 【請求項10】 前記成形体ブロックは、多層の内部導
体を形成する積層構造を有する、請求項1ないし9のい
ずれかに記載の多層セラミック基板の製造方法。 - 【請求項11】 前記成形体ブロックに含まれる前記セ
ラミック機能材料は、結晶化ガラス、またはガラスとセ
ラミックとの混合物を含む、請求項2ないし10のいず
れかに記載の多層セラミック基板の製造方法。 - 【請求項12】 前記複合積層体に備えるセラミックグ
リーンシートに含まれる前記セラミック絶縁材料は、ガ
ラス、またはガラスとセラミックとの混合物を含み、ガ
ラス/セラミックの重量比は、100/0ないし5/9
5の範囲内に選ばれる、請求項2ないし11のいずれか
に記載の多層セラミック基板の製造方法。 - 【請求項13】 前記配線導体または前記内部導体は、
Ag、Ag−Pt合金、Ag−Pd合金、およびAuか
らなる群から選ばれた少なくとも1種を主成分とする、
請求項2ないし12のいずれかに記載の多層セラミック
基板の製造方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09321856A JP3129261B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 多層セラミック基板の製造方法 |
US09/140,705 US6241838B1 (en) | 1997-09-08 | 1998-08-26 | Method of producing a multi-layer ceramic substrate |
EP98116824A EP0901316B1 (en) | 1997-09-08 | 1998-09-04 | Method of producing a multi-layer ceramic substrate accomodating a passive component |
DE69837134T DE69837134T2 (de) | 1997-09-08 | 1998-09-04 | Herstellung eines mehrschichtigen keramischen Substrats mit einem passiven Bauelement |
KR1019980036996A KR100317469B1 (ko) | 1997-09-08 | 1998-09-08 | 다층세라믹기판의제조방법 |
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JPH11163530A true JPH11163530A (ja) | 1999-06-18 |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005521231A (ja) * | 2001-06-26 | 2005-07-14 | インテル・コーポレーション | 垂直方向接続のキャパシタを有する電子アセンブリ及びその製造方法 |
JP2007073728A (ja) * | 2005-09-07 | 2007-03-22 | Murata Mfg Co Ltd | 多層セラミック基板およびその製造方法ならびに電子部品 |
US7243424B2 (en) | 2004-02-27 | 2007-07-17 | Tdk Corporation | Production method for a multilayer ceramic substrate |
US7417196B2 (en) | 2004-09-13 | 2008-08-26 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Multilayer board with built-in chip-type electronic component and manufacturing method thereof |
US8383533B2 (en) | 2009-01-07 | 2013-02-26 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Low-temperature sintering ceramic material and ceramic substrate |
US8802998B2 (en) | 2007-09-10 | 2014-08-12 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Ceramic multilayer substrate and method for producing the same |
-
1997
- 1997-11-25 JP JP09321856A patent/JP3129261B2/ja not_active Expired - Fee Related
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