JPH11163388A - 半導体光検出器及びその製造方法 - Google Patents

半導体光検出器及びその製造方法

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JPH11163388A
JPH11163388A JP9327503A JP32750397A JPH11163388A JP H11163388 A JPH11163388 A JP H11163388A JP 9327503 A JP9327503 A JP 9327503A JP 32750397 A JP32750397 A JP 32750397A JP H11163388 A JPH11163388 A JP H11163388A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲルマニウム単結晶層の形成時間を短縮し、
受光感度も高める。 【解決手段】 開示される半導体光検出器は、シリコン
基板41上に形成された埋込シリコン酸化膜42と、埋
込シリコン酸化膜42上に形成され、シリコン酸化膜か
らなり、素子形成領域を囲み、上面及び光入射方向の面
が開口した素子分離領域44と、素子分離領域44の開
口部44a近傍に形成されたn型シリコン領域43と、
n型シリコン領域43の側面から側壁部44bに向かっ
て順にエピタキシャル成長法により形成されたn+型シ
リコン層45、ゲルマニウム単結晶層46及びp+型シ
リコン層47と、p+型シリコン層47の側面と側壁部
44bとの間に形成されたp+型ポリシリコン層48
と、p+型ポリシリコン層48及びn型シリコン領域4
3のそれぞれの上面に形成されたアノード電極52及び
カソード電極53とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体光検出器
及びその製造方法に係り、詳しくは、シリコン基板上に
ゲルマニウムの光吸収層が形成された半導体光検出器及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信用の半導体光検出器として用いら
れるフォトダイオードは、一般に、光吸収層のバンドギ
ャップ(禁制帯幅)が狭いほど長波長領域での受光感度
が高くなるが、この長波長領域での受光感度は光吸収層
に使用される材料によって決定される。これは、光子
(フォトン)が光吸収層に入射することにより発生する
光電流の電子数のフォトン数に対する比を%表示した値
(量子効率)が大きいほど受光感度が高いが、半導体で
は、バンドギャップより大きな光子エネルギを有する光
しか吸収されないからである。このような光吸収層に使
用される材料としては、例えば、可視光から約0.9μ
mまでの波長帯ではシリコン(Si)が、1.0μm以
上のいわゆる長波長帯ではゲルマニウム(Ge)やイン
ジウム・ガリウム・砒素(InGaAs)がよく使用さ
れる。ところで、長波長帯に使用されるこれらの材料
は、一般に、シリコンに比べて高価であり、また製造プ
ロセスにかかる費用も高いため、完成品たるフォトダイ
オードが高価になってしまう。そこで、長波長帯でも充
分な受光感度を有するフォトダイオードを比較的低コス
トな通常のシリコン半導体の製造プロセスによって製造
することが要求される。この要求を満たすためには、シ
リコン基板上にゲルマニウム等の長波長帯に受光感度の
ある材料を光吸収層として直接形成することが考えられ
るが、一般に、これらの材料の格子定数とシリコンの格
子定数とに差(格子ミスフィット)があるので、シリコ
ン基板上にはゲルマニウム等を直接結晶成長させること
ができない。
【0003】上記問題を解決するための技術が、例え
ば、B. Jalali等により、"Si-Based Receivers for Opt
ical Data Links" (Journal of Lightwave Technology,
Vol.12, No. 6, June 1994 pp. 930-935)に開示されて
いる。図5は上記文献に開示された従来の半導体光検出
器の第1の構成例を示す概略断面図である。この半導体
光検出器は、n型シリコン基板1上に、シリコン単結晶
層2、光吸収層3、シリコン単結晶層4及びp型シリコ
ン層5が順次形成された、形状が台地(メサ;mesa)型
のフォトダイオードからなる。光吸収層3は、シリコン
層と、ゲルマニウムにシリコンが混入され、そのバンド
ギャップがシリコン層のバンドギャップより狭いシリコ
ン・ゲルマニウム混晶層とを交互に積層して構成されて
いる。これは以下に示す理由による。即ち、シリコン・
ゲルマニウム混晶層は、ゲルマニウムにシリコンが混入
されているため、ゲルマニウム単体の層よりはシリコン
層との格子ミスフィットが抑制されてはいるが、未だ格
子ミスフィットがあるため、結晶状態を良好に保ったま
まシリコン単結晶層2上に光吸収層として有効な膜厚の
シリコン・ゲルマニウム混晶層を形成できない。そこ
で、シリコン層とシリコン・ゲルマニウム混晶層とを交
互に積層することにより、光吸収層3の膜厚を厚くして
いるのである。
【0004】しかし、メサ型のフォトダイオードでは、
同一のシリコン基板上に他の回路素子と共に形成するこ
とが困難である。そこで、本出願人は、シリコン層とシ
リコン・ゲルマニウム混晶層とを交互に積層した光吸収
層をシリコン基板上に形成されたエピタキシャル層内に
埋設したプレーナ(planar)型(回路素子の各領域が同
一平面上に形成されている)のフォトダイオードからな
る半導体光検出器を提案し、特開平7−231113号
公報及び"A selective epitaxial SiGe/Si planar phot
odetector for Si-based OEICs" (1995 IEDM Technical
Digest, Dec. 1995, pp. 583-586)に開示した。図6は
上記文献に開示された従来の半導体光検出器の第2の構
成例を示す概略断面図である。この半導体光検出器は、
以下に示す工程によって製造される。まず、シリコン基
板11上に、埋込シリコン酸化膜12、n型埋込層1
3、n型エピタキシャル層14を順次形成した後、n型
エピタキシャル層14内にその側壁がシリコン酸化膜1
5で覆われた溝16を形成する。次に、シリコン酸化膜
等をマスクとして選択エピタキシャル成長法により、溝
16の底面にシリコン層とシリコン・ゲルマニウム混晶
層とを交互に積層した光吸収層17を埋設した後、光吸
収層17上にp型シリコン層18を形成すると共に、n
型エピタキシャル層14上にn型シリコン層19を形成
する。このようにプレーナ型とすることにより、半導体
集積回路の回路素子とフォトダイオードとを同一のシリ
コン基板上に容易に形成できるので、長波長帯に対応し
た、いわゆるSi−OEIC(Opto-Electric Integrat
ed Circuits)を容易に実現できる。
【0005】しかし、上記シリコン層とシリコン・ゲル
マニウム混晶層とを交互に積層した光吸収層17の構造
では、シリコン層とシリコン・ゲルマニウム混晶層とを
何回も交互に積層するため、製造に時間がかかってしま
う。そこで、シリコン基板上に光吸収層としてゲルマニ
ウム単結晶を形成する技術が特表昭61−500466
号公報に開示されている。図7は上記文献に開示された
従来の半導体光検出器の第3の構成例を示す概略断面図
である。この半導体光検出器は、シリコン基板21上
に、シリコン・ゲルマニウム混晶層22、n型ゲルマニ
ウム層23、ゲルマニウム単結晶層24、p型ゲルマニ
ウム層25が順次形成されたフォトダイオードからな
る。シリコン・ゲルマニウム混晶層22は、シリコン基
板21上からその表面に向けて、ゲルマニウム濃度を徐
々に増加させていき、最終的にゲルマニウム濃度が10
0%となるように形成している。このようにシリコン・
ゲルマニウム混晶層22を形成することにより、格子ミ
スフィットに影響されずに、n型ゲルマニウム層23及
びゲルマニウム単結晶層24を結晶成長させることがで
きる。また、シリコン・ゲルマニウム混晶層22も、ゲ
ルマニウム濃度が徐々に変化するので、結晶成長が容易
である。
【0006】しかし、上記のようにゲルマニウム濃度を
徐々に変化させつつシリコン・ゲルマニウム混晶層22
を形成するには、手間と時間がかかってしまう。そこ
で、本出願人は、上記シリコン・ゲルマニウム混晶層2
2を形成することなく、シリコン基板上に直接ゲルマニ
ウム単結晶層を結晶成長させる技術を提案し、特願平9
−070933号に開示した。図8は上記文献に開示さ
れた従来の半導体光検出器の第4の構成例を示す概略断
面図である。この半導体光検出器は、以下に示す工程に
よって製造される。まず、シリコン基板31内にその側
壁がシリコン酸化膜32で覆われた溝33を形成する。
次に、シリコン酸化膜に対して選択的に、溝33の底面
に、膜厚の薄いゲルマニウム層及び膜厚の極めて薄いシ
リコン・ゲルマニウム混晶層(いずれも図示略)をそれ
ぞれ形成した後、アニール処理することにより、シリコ
ン基板31とゲルマニウム層との界面にのみ転位が局在
し、ゲルマニウム層内部には貫通転位(膜厚方向に貫い
た転位)が残存しないので、表面が平坦で、完全にシリ
コン基板31との格子ミスフィットに起因する歪が緩和
(格子緩和)したゲルマニウム層がシリコン基板31上
に形成される。この後、シリコン酸化膜に対して選択的
に、ゲルマニウム層上に所望の膜厚のゲルマニウム単結
晶層34を光吸収層として形成する。次に、ゲルマニウ
ム単結晶層34上にp型シリコン層35を形成すると共
に、シリコン基板31上にn型シリコン層36を形成し
た後、シリコン基板31に、その中央部にコア部37を
有する光ファイバ38を固定するための光ファイバ固定
溝39を形成することにより、光ファイバ固定溝39に
固定された光ファイバ38の一端から出射された光が図
8に矢印で示す横方向からゲルマニウム単結晶層34へ
入射される導波路型のフォトダイオードが完成する。こ
のようにゲルマニウム単結晶層34の側面方向から光を
入射する構造にするのは、光ファイバ38の固定とゲル
マニウム単結晶層34への位置合わせが容易だからであ
る。以上の構成によれば、ゲルマニウム濃度を徐々に変
化させつつシリコン・ゲルマニウム混晶層を形成するこ
となく、ゲルマニウム単結晶層を結晶成長させることが
できると共に、シリコン基板31の他の部分に上記半導
体光検出器を駆動するためのドライバ回路を形成するこ
とにより、Si−OEICを容易に実現できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光通信に用
いられる長波長帯の光のうち、一般に良く使用される波
長が1.3μm帯の光は、ゲルマニウム単結晶層中の通
過距離が約3μmであれば、ゲルマニウム単結晶層によ
り100%近く吸収される。したがって、光を膜厚方向
からゲルマニウム単結晶層へ入射する場合には、ゲルマ
ニウム単結晶層の膜厚も約3μmであれば良い。ところ
が、上記特願平9−070933号に開示された従来の
第4の構成例による半導体光検出器の製造方法において
は、図8に示すように、光をゲルマニウム単結晶層34
の側面方向から入射する構造であるので、光吸収効率を
100%近くにするためには、ゲルマニウム単結晶層3
4の膜厚はコア部37の直径と略等しい必要がある。波
長が1.3μm帯の光を伝搬するのに通常使用されるシ
ングルモード光ファイバのコア部の直径は約10μmで
あるから、ゲルマニウム単結晶層34の膜厚も約10μ
mにする必要があり、ゲルマニウム単結晶層34の形成
時間が非常に長くなり、ゲルマニウム単結晶層34の形
成工程のスループット(throughput;所定時間内に処理
する仕事量)を著しく低下させてしまう。そこで、ゲル
マニウム単結晶層34の膜厚を薄くすることが考えられ
るが、そうすると、今度は光吸収効率の低下に伴って受
光感度が低下してしまう。即ち、ゲルマニウム単結晶層
の形成時間の短縮と受光感度の向上とは、両立できない
という問題があった。
【0008】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、ゲルマニウム単結晶層の形成時間を短縮できる
と共に、受光感度も向上させることができる半導体光検
出器及びその製造方法を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明に係る半導体光検出器は、シリ
コン基板上に形成された下層シリコン酸化膜と、上記下
層シリコン酸化膜上に形成され、素子形成領域を囲み、
少なくとも素子形成領域と接する面にシリコン酸化膜が
形成され、上面及び光入射方向の面が開口した素子分離
領域と、上記素子形成領域において、上記素子分離領域
の光入射方向の開口部近傍に形成された第1導電型シリ
コン領域と、上記素子形成領域において、上記第1導電
型シリコン領域の側面から上記開口部と面対称の位置に
ある上記素子分離領域の面に向かって順にエピタキシャ
ル成長法により形成された第1導電型高濃度シリコン
層、ゲルマニウム単結晶層及び第2導電型高濃度シリコ
ン層と、上記第2導電型高濃度シリコン層の側面と上記
開口部と面対称の位置にある上記素子分離領域の面との
間に形成された第2導電型高濃度ポリシリコン層と、上
記第2導電型高濃度ポリシリコン層及び上記第1導電型
シリコン領域のそれぞれの上面に形成された第1及び第
2の電極とを備えてなることを特徴としている。なお、
この請求項1記載の発明において、第1導電型及び第2
導電型とは、n型又はp型を表しており、第1導電型を
n型とした場合には、第2導電型がp型となり、この場
合、第1の電極がアノード電極、第2の電極がカソード
電極となる。これに対して、第1導電型をp型とした場
合には、第2導電型がn型となり、この場合、第1の電
極がカソード電極、第2の電極がアノード電極となる。
導電型については、以下の請求項記載の発明においても
同様であり、電極については、請求項7記載の発明にお
いて同様である。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の半
導体光検出器に係り、上記ゲルマニウム単結晶層の上記
光入射方向と平行な方向の長さは、上記開口部から入射
される所定波長の光を略完全に吸収可能な長さであるこ
とを特徴としている。
【0011】請求項3記載の発明に係る半導体光検出器
は、シリコン基板上に形成された下層シリコン酸化膜
と、上記下層シリコン酸化膜上の素子形成領域を光入射
方向と直交する方向から挟むように対向して囲み、少な
くとも素子形成領域と接する面にシリコン酸化膜が形成
され、上面、上記光入射方向の面及び上記光入射方向と
面対称の位置にある面が開口した素子分離領域と、上記
素子形成領域において、上記素子分離領域の光入射方向
の開口部近傍に形成された第1の第1導電型シリコン領
域と、上記素子形成領域において、上記第1の第1導電
型シリコン領域の側面から上記素子形成領域の中央部に
向かって順にエピタキシャル成長法により形成された第
1の第1導電型高濃度シリコン層、第1のゲルマニウム
単結晶層及び第1の第2導電型高濃度シリコン層と、上
記素子形成領域において、上記光入射方向の開口部と面
対称の位置にある開口部近傍に形成された第2の第1導
電型シリコン領域と、上記素子形成領域において、上記
第2の第1導電型シリコン領域の側面から上記素子形成
領域の中央部に向かって順にエピタキシャル成長法によ
り形成された第2の第1導電型高濃度シリコン層、第2
のゲルマニウム単結晶層及び第2の第2導電型高濃度シ
リコン層と、上記素子形成領域の中央部に、上記第1及
び第2の第2導電型高濃度シリコン層と接して形成され
た第2導電型高濃度ポリシリコン層と、上記第2導電型
高濃度ポリシリコン層並びに上記第1及び第2の第1導
電型シリコン領域のそれぞれの上面に形成された第1乃
至第3の電極とを備えてなることを特徴としている。な
お、この請求項3記載の発明において、第1導電型をn
型、第2導電型をp型とした場合、第1の電極がアノー
ド電極、第2及び第3の電極がカソード電極となる。こ
れに対して、第1導電型をp型、第2導電型をn型とし
た場合、第1の電極がカソード電極、第2及び第3の電
極がアノード電極となる。電極については、請求項9記
載の発明において同様である。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載の半
導体光検出器に係り、上記第1及び第2のゲルマニウム
単結晶層の上記光入射方向と平行な方向の長さの和は、
上記光入射方向の開口部から入射される所定波長の光を
略完全に吸収可能な長さであることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1に
記載の半導体光検出器に係り、上記素子形成領域の上記
光入射方向に直交する2方向の長さは、上記光入射方向
の開口部に対向して設置される光ファイバのコア部の径
に略等しいことを特徴としている。
【0013】また、請求項6記載の発明に係る半導体光
検出器の製造方法は、シリコン基板上に、下層シリコン
酸化膜、第1導電型シリコン領域及び上層シリコン酸化
膜を順次形成する第1の工程と、素子形成領域を囲み、
少なくとも素子形成領域と接する面にシリコン酸化膜が
形成され、光入射方向の面が開口した素子分離領域を、
上記第1導電型シリコン領域の表面から上記下層シリコ
ン酸化膜に達するまで形成する第2の工程と、上記素子
分離領域の開口部と面対称の位置にある面近傍の第1導
電型シリコン領域の表面に形成された上層シリコン酸化
膜の一部を除去して第1のコンタクトホールを形成する
第3の工程と、上記第1のコンタクトホールを介して、
上記第1導電型シリコン領域の一部を、上記光入射方向
と直交する方向に上記下層シリコン酸化膜に達するまで
エッチングした後、上記光入射方向と平行な方向にエッ
チングして除去し、空洞部を形成する第4の工程と、上
記第1のコンタクトホールを介して、上記空洞部の上記
第1導電型シリコン領域が露出した部分から上記素子分
離領域の開口部と面対称の位置にある面に向かって、そ
れぞれ所定膜厚の第1導電型高濃度シリコン層、ゲルマ
ニウム単結晶層及び第2導電型高濃度シリコン層を、シ
リコン酸化膜に対して選択的に順次エピタキシャル成長
させる第5の工程と、上記第1のコンタクトホールを介
して、上記空洞部の残りの部分に第2導電型高濃度ポリ
シリコン層を形成する第6の工程と、上記素子分離領域
の開口部近傍の第1導電型シリコン領域の表面に形成さ
れた上層シリコン酸化膜の一部を除去して第2のコンタ
クトホールを形成する第7の工程と、上記第1及び第2
のコンタクトホール並びにその周辺の上層シリコン酸化
膜上に第1及び第2の電極を形成する第8の工程とを備
えてなることを特徴としている。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項6記載の半
導体光検出器の製造方法に係り、上記第5の工程では、
上記ゲルマニウム単結晶層の上記光入射方向と平行な方
向の長さが、上記開口部から入射される所定波長の光を
略完全に吸収可能な長さとなるように、上記ゲルマニウ
ム単結晶層を形成することを特徴としている。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項6又は7記
載の半導体光検出器の製造方法に係り、上記第5の工程
では、上記ゲルマニウム単結晶層は、膜厚の薄いゲルマ
ニウム層及び膜厚の極めて薄いシリコン・ゲルマニウム
混晶層を順に形成し、それらをアニール処理した後に形
成することを特徴としている。
【0016】請求項9記載の発明に係る半導体光検出器
の製造方法は、シリコン基板上に、下層シリコン酸化
膜、第1導電型シリコン領域及び上層シリコン酸化膜を
順次形成する第1の工程と、素子形成領域を光入射方向
と直交する方向から挟むように対向して囲み、少なくと
も素子形成領域と接する面にシリコン酸化膜が形成さ
れ、上記光入射方向の面及び上記光入射方向と面対称の
位置にある面が開口した素子分離領域を、上記第1導電
型シリコン領域の表面から上記下層シリコン酸化膜に達
するまで形成する第2の工程と、上記素子形成領域中央
部の第1導電型シリコン領域の表面に形成された上層シ
リコン酸化膜の一部を除去して第1のコンタクトホール
を形成する第3の工程と、上記第1のコンタクトホール
を介して、上記第1導電型シリコン領域の一部を、上記
光入射方向と直交する方向に上記下層シリコン酸化膜に
達するまでエッチングした後、上記光入射方向と平行な
方向にエッチングして除去し、空洞部を形成する第4の
工程と、上記第1のコンタクトホールを介して、上記空
洞部の上記光入射方向の開口部近傍の上記第1導電型シ
リコン領域が露出した部分から上記素子形成領域中央部
に向かって、それぞれ所定膜厚の第1の第1導電型高濃
度シリコン層、第1のゲルマニウム単結晶層及び第1の
第2導電型高濃度シリコン層を、シリコン酸化膜に対し
て選択的に順次エピタキシャル成長させると共に、上記
空洞部の上記光入射方向の開口部と面対称の位置にある
開口部近傍の上記第1導電型シリコン領域が露出した部
分から上記素子形成領域中央部に向かって、それぞれ所
定膜厚の第2の第1導電型高濃度シリコン層、第2のゲ
ルマニウム単結晶層及び第2の第2導電型高濃度シリコ
ン層を、シリコン酸化膜に対して選択的に順次エピタキ
シャル成長させる第5の工程と、上記第1のコンタクト
ホールを介して、上記空洞部の残りの部分に第2導電型
高濃度ポリシリコン層を形成する第6の工程と、上記素
子分離領域の上記光入射方向の開口部近傍及び上記光入
射方向の開口部と面対称の位置にある開口部近傍の第1
導電型シリコン領域の表面に形成された上層シリコン酸
化膜の一部を除去して第2及び第3のコンタクトホール
を形成する第7の工程と、上記第1乃至第3のコンタク
トホール並びにその周辺の上層シリコン酸化膜上に第1
乃至第3の電極を形成する第8の工程とを備えてなるこ
とを特徴としている。
【0017】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
半導体光検出器の製造方法に係り、上記第5の工程で
は、上記第1及び第2のゲルマニウム単結晶層の上記光
入射方向と平行な方向の長さの和が、上記光入射方向の
開口部から入射される所定波長の光を略完全に吸収可能
な長さとなるように、上記第1及び第2のゲルマニウム
単結晶層を形成することを特徴としている。
【0018】また、請求項11記載の発明は、請求項9
又は10記載の半導体光検出器の製造方法に係り、上記
第5の工程では、上記第1及び第2のゲルマニウム単結
晶層は、膜厚の薄いゲルマニウム層及び膜厚の極めて薄
いシリコン・ゲルマニウム混晶層を順に形成し、それら
をアニール処理した後に形成することを特徴としてい
る。
【0019】請求項12記載の発明は、請求項6乃至1
1のいずれか1に記載の半導体光検出器の製造方法に係
り、上記第1の工程では、上記素子形成領域の上記光入
射方向に直交する2方向の長さが上記光入射方向の開口
部に対向して設置される光ファイバのコア部の径に略等
しくなるように、上記第1導電型シリコン領域を形成す
ることを特徴としている。
【0020】
【作用】この発明の構成によれば、光吸収層を構成する
ゲルマニウム単結晶層を光入射方向と平行な方向にエピ
タキシャル成長させているので、入射光を略完全に吸収
するゲルマニウム単結晶層の形成時間を短縮できると共
に、受光感度も向上させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 A.第1の実施例 図1(a)は、この発明の第1の実施例である半導体光
検出器の構成を示す概略平面図、図1(b)は、図1
(a)のA−A断面図である。この半導体光検出器は、
シリコン基板41の表面全面に、埋込シリコン酸化膜4
2及び膜厚約10μmのn型シリコン領域43が順次形
成されているSOI(Silicon On Insulator)構造であ
る。そして、シリコン酸化膜からなり、図1(b)に矢
印で示す光入射方向及び上面を開口したコ字状の素子分
離領域44が、基板表面から埋込シリコン酸化膜42に
達するまで形成されている。この素子分離領域44によ
って囲まれた素子形成領域において、開口部44aから
側壁部44bに向かって(図1(b)の右側から左側に
向かって)、n型シリコン領域43、n+型シリコン層
45、ゲルマニウム単結晶層46、p+型シリコン層4
7及びp+型ポリシリコン層48が順に形成されてい
る。ゲルマニウム単結晶層46の光の入射方向と平行な
方向の長さは、約3μmである。また、n型シリコン領
域43の表層部には、後述するカソード電極53とオー
ミックコンタクトするために、電極取り出し用のn+
拡散層49が形成されている。
【0022】そして、n型シリコン領域43、素子分離
領域44、n+型シリコン層45、ゲルマニウム単結晶
層46、p+型シリコン層47、p+型ポリシリコン層4
8及びn+型拡散層49の表面全面には、シリコン酸化
膜50が形成されている。p+型ポリシリコン層48及
びn+型拡散層49のそれぞれの表面に形成されたシリ
コン酸化膜50の一部が除去されてコンタクトホール5
1及び512が形成されており、これらのコンタクトホ
ール511及び512並びにその周辺のシリコン酸化膜5
0上にアルミニウムからなるアノード電極52及びカソ
ード電極53が形成されている。これにより、n型シリ
コン領域43及びn+型シリコン層45と、ゲルマニウ
ム単結晶層46と、p+型シリコン層47並びにp+型ポ
リシリコン層48とがpinフォトダイオードを構成し
ている。なお、各層の導電型を逆にすると共に、極性を
逆に構成してももちろん良い。そして、光ファイバは、
図8に示す構造と同様に、シリコン基板41に光ファイ
バを固定するための光ファイバ固定溝を形成して固定す
ることが望ましい。これにより、図示せぬ光ファイバの
一端から出射された光は、図1(b)に矢印で示す方向
から入射され、ゲルマニウム単結晶層46中を伝搬中に
ほとんど吸収され、光電流に変換される。
【0023】次に、図1に示す半導体光検出器の製造方
法について、図2及び図3を参照しつつ、順を追ってそ
の製造工程を説明する。まず、シリコン基板41の表面
全面に、埋込シリコン酸化膜42、n型シリコン領域4
3及びシリコン酸化膜50を順次形成した後、図2
(a)に示すように、図中右方向だけを開口したコ字状
の素子分離領域44を、基板表面から埋込シリコン酸化
膜42に達するまで形成する。次に、pinフォトダイ
オードのカソード電極53(図1参照)を形成すべき部
分に対応したn型シリコン領域43の表層部にリンをイ
オン注入することにより、n+型拡散層49を形成する
(図2(a)参照)。次に、シリコン酸化膜50のpi
nフォトダイオードのアノード電極52を形成すべき部
分を除去してコンタクトホール511を形成する。
【0024】次に、同図(b)に示すように、コンタク
トホール511を介して、n型シリコン領域43の一部
を、まず、光の入射方向と直交する方向に埋込シリコン
酸化膜42に達するまで異方性のドライエッチングした
後、光の入射方向と平行な方向に等方性のドライエッチ
ング又はウェットエッチングして除去し、空洞部54を
形成する。n型シリコン領域43を光の入射方向と平行
な方向へどの程度エッチングするのかは、後述するゲル
マニウム単結晶層46の膜厚に依存する。次に、同図
(c)に示すように、コンタクトホール511を介し
て、空洞部54のn型シリコン領域43及びn+型拡散
層49が露出した部分から素子分離領域44の側壁部4
4bに向かって(同図(c)の右側から左側に向かっ
て)、膜厚0.1μmのn+型シリコン層45、膜厚
3.0μmのゲルマニウム単結晶層46及び膜厚0.1
μmのp+型シリコン層47を、シリコン酸化膜に対し
て選択的に順次エピタキシャル成長させる。なお、n+
型シリコン層45、ゲルマニウム単結晶層46及びp+
型シリコン層47の各膜厚は、光の入射方向と平行な方
向に測った膜厚である。また、ゲルマニウム単結晶層4
6は、上記特願平9−070933号に開示された方法
で形成する。
【0025】次に、図3(a)に示すように、CVD
(Chemical Vapor Deposition)法により、基板全面に
+型ポリシリコン層を形成した後、シリコン酸化膜5
0上に形成されたp+型ポリシリコン層をドライエッチ
ングによりエッチバックすることにより、空洞部54の
残りの部分にp+型ポリシリコン層48を形成する。一
般に、CVD法によって形成されたp+型ポリシリコン
層は、段差被覆性(ステップカバレッジ: step coverag
e)が良好であるので、空洞部54程度の深さ(約10
μm)であれば容易に埋め込むことができる。次に、同
図(b)に示すように、シリコン酸化膜50のpinフ
ォトダイオードのカソード電極53を形成すべき部分を
除去してコンタクトホール512を形成した後、同図
(c)に示すように、コンタクトホール511及び512
並びにその周辺のシリコン酸化膜50上にアルミニウム
からなるアノード電極52及びカソード電極53を形成
する。
【0026】以上説明したように、この例の構成では、
光吸収層を構成するゲルマニウム単結晶層46をシリコ
ン基板41の表面に対して垂直方向ではなく、水平方
向、即ち、光が入射される方向と平行な方向に、膜厚が
3μmとなるようにエピタキシャル成長させている。し
たがって、この半導体光検出器を波長が1.3μm帯の
光通信に用いた場合には、図1(b)の右側から入射さ
れた光は、ゲルマニウム単結晶層46において略100
%吸収される。また、光ファイバのコア部の一端と接す
るn型シリコン領域43の膜厚を、同波長帯の光を伝搬
するのに通常使用される光ファイバのコア部の直径約1
0μmと略同じに厚さに形成しているので、このn型シ
リコン領域43の奥行き(図1(a)における縦方向の
長さ)も約10μmとすれば、ゲルマニウム単結晶層4
6の光入射方向に対する断面積は右コア部の断面積と略
等しくなり、光ファイバとフォトダイオードとの結合効
率が従来より向上する。さらに、従来の半導体光検出器
においては、ゲルマニウム単結晶層の下部にカソード領
域又はアノード領域が形成されていたので、ゲルマニウ
ム単結晶層の下部から基板表面まで電極を引き出すため
に用いる金属の引き出し寄生抵抗が高かったが、上記実
施例の構造においては、p+型ポリシリコン層48及び
n型シリコン領域43の表面にコンタクトホール511
及び512を介して直接アノード電極52及びカソード
電極53を形成しているので(同図(b)参照)、右引
き出し寄生抵抗も小さくなる。
【0027】B.第2の実施例 次に、第2の実施例について説明する。図4(a)は、
この発明の第2の実施例である半導体光検出器の構成を
示す概略平面図、図4(b)は、図4(a)のB−B断
面図である。この半導体光検出器は、シリコン基板61
の表面全面に、埋込シリコン酸化膜62及び膜厚約10
μmのn型シリコン領域63が順次形成されているSO
I構造である。なお、n型シリコン領域63は、以下の
説明及び図4においては説明の便宜のために別々の符号
631,632が付されているが、形成過程で埋込シリコ
ン酸化膜62の表面全面に同時に形成される。シリコン
酸化膜からなり、図4(a)に矢印で示す光が入射する
方向と直交する方向に矩形状の素子分離領域641,6
2が、基板表面から埋込シリコン酸化膜62に達する
まで形成されている。これら素子分離領域641と素子
分離領域642とによって挟まれた素子形成領域におい
て、光の入射方向に開口した開口部75aから上記素子
形成領域中央部に向かって(同図(b)の右側から左側
に向かって)、n型シリコン領域631、n+型シリコン
層651、ゲルマニウム単結晶層661及びp+型シリコ
ン層671が順に形成されると共に、開口部75aと面
対称の位置にある開口部75bから上記素子形成領域中
央部に向かって(同図(b)の左側から右側に向かっ
て)、n型シリコン領域632、n+型シリコン層6
2、ゲルマニウム単結晶層662及びp+型シリコン層
672が順に形成されている。また、素子形成領域中央
部には、p+型ポリシリコン層68が形成されている。
ゲルマニウム単結晶層661,662の光の入射方向と平
行な方向の長さは、共に約1.5μmである。また、n
型シリコン領域631,632の表層部には、後述するカ
ソード電極731及び732とオーミックコンタクトする
ために、電極取り出し用のn+型拡散層691,692
形成されている。
【0028】そして、n型シリコン領域631,632
素子分離領域641,642、n+型シリコン層651,6
2、ゲルマニウム単結晶層661,662、p+型シリコ
ン層671,672、p+型ポリシリコン層68並びにn+
型拡散層691,692の表面全面には、シリコン酸化膜
70が形成されている。p+型ポリシリコン層68並び
にn+型拡散層691,692のそれぞれの表面に形成さ
れたシリコン酸化膜70の一部が除去されてコンタクト
ホール711〜713が形成されており、これらのコンタ
クトホール711〜713及びその周辺のシリコン酸化膜
70上にアルミニウムからなるアノード電極72並びに
カソード電極731及び732が形成されている。これに
より、n型シリコン領域631及びn+型シリコン層65
1と、ゲルマニウム単結晶層661と、p+型シリコン層
671並びにp+型ポリシリコン層68とがpinフォト
ダイオードを構成すると共に、n型シリコン領域632
及びn+型シリコン層652と、ゲルマニウム単結晶層6
2と、p+型シリコン層672並びにp+型ポリシリコン
層68とがpinフォトダイオードを構成している。な
お、各層の導電型を逆にすると共に、極性を逆に構成し
てももちろん良い。そして、光ファイバは、図8に示す
構造と同様に、シリコン基板61に光ファイバを固定す
るための光ファイバ固定溝を形成して固定することが望
ましい。これにより、図示せぬ光ファイバの一端から出
射された光は、図4(b)に矢印で示す方向から入射さ
れ、ゲルマニウム単結晶層661中を伝搬中に略50%
が吸収されて光電流に変換されると共に、p+型ポリシ
リコン層68ではほとんど吸収されずに通過し、ゲルマ
ニウム単結晶層662中を伝搬中に残りの略50%が吸
収されて光電流に変換される。
【0029】次に、図4に示す半導体光検出器の製造方
法について、順を追ってその製造工程を説明する。ま
ず、シリコン基板61の表面全面に、埋込シリコン酸化
膜62、n型シリコン領域63及びシリコン酸化膜70
を順次形成した後、図4(a)に矢印で示す光が入射す
る方向と直交する方向に矩形状の素子分離領域641
642を、基板表面から埋込シリコン酸化膜62に達す
るまで形成する。次に、2つのpinフォトダイオード
のカソード電極731及び732(図4参照)を形成すべ
き部分に対応したn型シリコン領域631,632の表層
部にリンをイオン注入することにより、n+型拡散層6
1,692を形成する。次に、シリコン酸化膜70の2
つのpinフォトダイオードの共通のアノード電極72
を形成すべき部分を除去してコンタクトホール711
形成する。
【0030】次に、コンタクトホール711を介して、
n型シリコン領域63の一部を、まず、光の入射方向と
直交する方向に埋込シリコン酸化膜62に達するまで異
方性のドライエッチングした後、光の入射方向と平行な
方向に等方性のドライエッチング又はウェットエッチン
グして除去し、空洞部を形成する。n型シリコン領域6
3を光の入射方向と平行な方向へどの程度エッチングし
てn型シリコン領域631,632とするのかは、後述す
るゲルマニウム単結晶層661,662の膜厚に依存す
る。次に、コンタクトホール711を介して、空洞部の
n型シリコン領域631及びn+型拡散層691が露出し
た部分から素子形成領域中央部に向かって(図4の右側
から左側に向かって)、膜厚0.1μmのn+型シリコ
ン層651、膜厚1.5μmのゲルマニウム単結晶層6
1及び膜厚0.1μmのp+型シリコン層67を、シ
リコン酸化膜に対して選択的に順次エピタキシャル成長
させると共に、空洞部のn型シリコン領域63及びn
+型拡散層692が露出した部分から素子形成領域中央部
に向かって(図4の左側から右側に向かって)、膜厚
0.1μmのn+型シリコン層652、膜厚1.5μmの
ゲルマニウム単結晶層662及び膜厚0.1μmのp+
シリコン層672を、シリコン酸化膜に対して選択的に
順次エピタキシャル成長させる。なお、n+型シリコン
層651,652、ゲルマニウム単結晶層661,662
びにp+型シリコン層671,672の各膜厚は、光の入
射方向と平行な方向に測った膜厚である。また、ゲルマ
ニウム単結晶層661,662は、上記特願平9−070
933号に開示された方法で形成する。
【0031】次に、CVD法により、基板全面にp+
ポリシリコン層を形成した後、シリコン酸化膜70上に
形成されたp+型ポリシリコン層をドライエッチングに
よりエッチバックすることにより、空洞部の残りの部分
にp+型ポリシリコン層68を形成する。次に、シリコ
ン酸化膜70の2つのpinフォトダイオードのカソー
ド電極731及び732を形成すべき部分を除去してコン
タクトホール712及び713を形成した後、コンタクト
ホール711〜713及びその周辺のシリコン酸化膜70
上にアルミニウムからなるアノード電極72並びにカソ
ード電極732及び733を形成する。
【0032】以上説明したように、この例の製造方法で
は、光吸収層を構成するゲルマニウム単結晶層661
662がそれぞれ対応する開口部75a及び75b側か
ら同時に素子形成領域中央部に向かってエピタキシャル
成長させている。したがって、この半導体光検出器を波
長が1.3μm帯の光通信に用いた場合には、図4
(b)の右側から入射された光は、膜厚が共に約1.5
μmの2つのゲルマニウム単結晶層661,662を通過
することにより、略100%吸収される。これにより、
ゲルマニウム単結晶層661,662の形成時間を上記し
た第1の実施例における形成時間より半分の時間に短縮
できる。
【0033】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述
の実施例においては、素子分離領域44、641,642
をシリコン酸化膜で構成する例を示したが、これに限定
されない。これらの素子分離領域は、少なくとも素子形
成領域と接する側にシリコン酸化膜が形成されていれば
良く、その他の部分はポリシリコン層で構成しても良
い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、光吸収層を構成するゲルマニウム単結晶層を光
入射方向と平行な方向にエピタキシャル成長させている
ので、入射光を略完全に吸収するゲルマニウム単結晶層
の形成時間を短縮できると共に、受光感度も向上させる
ことができる。また、この発明の構成によれば、第1乃
至第3の電極を第2導電型高濃度ポリシリコン層及び第
1導電型シリコン領域の上面に形成しているので、電極
引き出用の寄生抵抗が小さい。さらに、請求項5及び1
2記載の発明の構成によれば、素子形成領域の光入射方
向に直交する2方向の長さは、光入射方向の開口部に対
向して設置される光ファイバのコア部の径に略等しいの
で、ゲルマニウム単結晶層の光入射方向に対する断面積
は光ファイバのコア部の断面積と略等しくなり、光ファ
イバとの結合効率が従来より向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例である半導体光検出器
の構成を示す概略図であり、(a)は平面図、(b)は
(a)のA−A断面図である。
【図2】同実施例における半導体光検出器の製造方法を
示す工程図である。
【図3】同実施例における半導体光検出器の製造方法を
示す工程図である。
【図4】この発明の第2の実施例である半導体光検出器
の構成を示す概略図であり、(a)は平面図、(b)は
(a)のB−B断面図である。
【図5】従来の半導体光検出器の第1の構成例を示す概
略断面図である。
【図6】従来の半導体光検出器の第2の構成例を示す概
略断面図である。
【図7】従来の半導体光検出器の第3の構成例を示す概
略断面図である。
【図8】従来の半導体光検出器の第4の構成例を示す概
略断面図である。
【符号の説明】
41,61 シリコン基板 42,62 埋込シリコン酸化膜(下層シリコン酸化
膜) 43,631,632 n型シリコン領域(第1導電型シ
リコン領域) 44,641,642 素子分離領域 44a 開口部 44b 側壁部 45,651,652+シリコン層(第1導電型高濃
度シリコン層) 46,661,662 ゲルマニウム単結晶層 47,671,672+シリコン層(第2導電型高濃
度シリコン層) 48,68 p+ポリシリコン層(第2導電型高濃度ポ
リシリコン層) 50,70 シリコン酸化膜(上層シリコン酸化膜) 511,512,711〜713 コンタクトホール 52,72 アノード電極(第1の電極) 53,731,732 カソード電極(第2,第3の電
極) 54 空洞部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上に形成された下層シリコ
    ン酸化膜と、 前記下層シリコン酸化膜上に形成され、素子形成領域を
    囲み、少なくとも素子形成領域と接する面にシリコン酸
    化膜が形成され、上面及び光入射方向の面が開口した素
    子分離領域と、 前記素子形成領域において、前記素子分離領域の光入射
    方向の開口部近傍に形成された第1導電型シリコン領域
    と、 前記素子形成領域において、前記第1導電型シリコン領
    域の側面から前記開口部と面対称の位置にある前記素子
    分離領域の面に向かって順にエピタキシャル成長法によ
    り形成された第1導電型高濃度シリコン層、ゲルマニウ
    ム単結晶層及び第2導電型高濃度シリコン層と、 前記第2導電型高濃度シリコン層の側面と前記開口部と
    面対称の位置にある前記素子分離領域の面との間に形成
    された第2導電型高濃度ポリシリコン層と、 前記第2導電型高濃度ポリシリコン層及び前記第1導電
    型シリコン領域のそれぞれの上面に形成された第1及び
    第2の電極とを備えてなることを特徴とする半導体光検
    出器。
  2. 【請求項2】 前記ゲルマニウム単結晶層の前記光入射
    方向と平行な方向の長さは、前記開口部から入射される
    所定波長の光を略完全に吸収可能な長さであることを特
    徴とする請求項1記載の半導体光検出器。
  3. 【請求項3】 シリコン基板上に形成された下層シリコ
    ン酸化膜と、 前記下層シリコン酸化膜上の素子形成領域を光入射方向
    と直交する方向から挟むように対向して囲み、少なくと
    も素子形成領域と接する面にシリコン酸化膜が形成さ
    れ、上面、前記光入射方向の面及び前記光入射方向と面
    対称の位置にある面が開口した素子分離領域と、 前記素子形成領域において、前記素子分離領域の光入射
    方向の開口部近傍に形成された第1の第1導電型シリコ
    ン領域と、 前記素子形成領域において、前記第1の第1導電型シリ
    コン領域の側面から前記素子形成領域の中央部に向かっ
    て順にエピタキシャル成長法により形成された第1の第
    1導電型高濃度シリコン層、第1のゲルマニウム単結晶
    層及び第1の第2導電型高濃度シリコン層と、 前記素子形成領域において、前記光入射方向の開口部と
    面対称の位置にある開口部近傍に形成された第2の第1
    導電型シリコン領域と、 前記素子形成領域において、前記第2の第1導電型シリ
    コン領域の側面から前記素子形成領域の中央部に向かっ
    て順にエピタキシャル成長法により形成された第2の第
    1導電型高濃度シリコン層、第2のゲルマニウム単結晶
    層及び第2の第2導電型高濃度シリコン層と、 前記素子形成領域の中央部に、前記第1及び第2の第2
    導電型高濃度シリコン層と接して形成された第2導電型
    高濃度ポリシリコン層と、 前記第2導電型高濃度ポリシリコン層並びに前記第1及
    び第2の第1導電型シリコン領域のそれぞれの上面に形
    成された第1乃至第3の電極とを備えてなることを特徴
    とする半導体光検出器。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2のゲルマニウム単結晶
    層の前記光入射方向と平行な方向の長さの和は、前記光
    入射方向の開口部から入射される所定波長の光を略完全
    に吸収可能な長さであることを特徴とする請求項3記載
    の半導体光検出器。
  5. 【請求項5】 前記素子形成領域の光入射方向に直交す
    る2方向の長さは、前記光入射方向の開口部に対向して
    設置される光ファイバのコア部の径に略等しいことを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の半導体光
    検出器。
  6. 【請求項6】 シリコン基板上に、下層シリコン酸化
    膜、第1導電型シリコン領域及び上層シリコン酸化膜を
    順次形成する第1の工程と、 素子形成領域を囲み、少なくとも素子形成領域と接する
    面にシリコン酸化膜が形成され、光入射方向の面が開口
    した素子分離領域を、前記第1導電型シリコン領域の表
    面から前記下層シリコン酸化膜に達するまで形成する第
    2の工程と、 前記素子分離領域の開口部と面対称の位置にある面近傍
    の第1導電型シリコン領域の表面に形成された上層シリ
    コン酸化膜の一部を除去して第1のコンタクトホールを
    形成する第3の工程と、 前記第1のコンタクトホールを介して、前記第1導電型
    シリコン領域の一部を、前記光入射方向と直交する方向
    に前記下層シリコン酸化膜に達するまでエッチングした
    後、前記光入射方向と平行な方向にエッチングして除去
    し、空洞部を形成する第4の工程と、 前記第1のコンタクトホールを介して、前記空洞部の前
    記第1導電型シリコン領域が露出した部分から前記素子
    分離領域の開口部と面対称の位置にある面に向かって、
    それぞれ所定膜厚の第1導電型高濃度シリコン層、ゲル
    マニウム単結晶層及び第2導電型高濃度シリコン層を、
    シリコン酸化膜に対して選択的に順次エピタキシャル成
    長させる第5の工程と、 前記第1のコンタクトホールを介して、前記空洞部の残
    りの部分に第2導電型高濃度ポリシリコン層を形成する
    第6の工程と、 前記素子分離領域の開口部近傍の第1導電型シリコン領
    域の表面に形成された上層シリコン酸化膜の一部を除去
    して第2のコンタクトホールを形成する第7の工程と、 前記第1及び第2のコンタクトホール並びにその周辺の
    上層シリコン酸化膜上に第1及び第2の電極を形成する
    第8の工程とを備えてなることを特徴とする半導体光検
    出器の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第5の工程では、前記ゲルマニウム
    単結晶層の前記光入射方向と平行な方向の長さが、前記
    開口部から入射される所定波長の光を略完全に吸収可能
    な長さとなるように、前記ゲルマニウム単結晶層を形成
    することを特徴とする請求項6記載の半導体光検出器の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第5の工程では、前記ゲルマニウム
    単結晶層は、膜厚の薄いゲルマニウム層及び膜厚の極め
    て薄いシリコン・ゲルマニウム混晶層を順に形成し、そ
    れらをアニール処理した後に形成することを特徴とする
    請求項6又は7記載の半導体光検出器の製造方法。
  9. 【請求項9】 シリコン基板上に、下層シリコン酸化
    膜、第1導電型シリコン領域及び上層シリコン酸化膜を
    順次形成する第1の工程と、 素子形成領域を光入射方向と直交する方向から挟むよう
    に対向して囲み、少なくとも素子形成領域と接する面に
    シリコン酸化膜が形成され、前記光入射方向の面及び前
    記光入射方向と面対称の位置にある面が開口した素子分
    離領域を、前記第1導電型シリコン領域の表面から前記
    下層シリコン酸化膜に達するまで形成する第2の工程
    と、 前記素子形成領域中央部の第1導電型シリコン領域の表
    面に形成された上層シリコン酸化膜の一部を除去して第
    1のコンタクトホールを形成する第3の工程と、 前記
    第1のコンタクトホールを介して、前記第1導電型シリ
    コン領域の一部を、前記光入射方向と直交する方向に前
    記下層シリコン酸化膜に達するまでエッチングした後、
    前記光入射方向と平行な方向にエッチングして除去し、
    空洞部を形成する第4の工程と、 前記第1のコンタクトホールを介して、前記空洞部の前
    記光入射方向の開口部近傍の前記第1導電型シリコン領
    域が露出した部分から前記素子形成領域中央部に向かっ
    て、それぞれ所定膜厚の第1の第1導電型高濃度シリコ
    ン層、第1のゲルマニウム単結晶層及び第1の第2導電
    型高濃度シリコン層を、シリコン酸化膜に対して選択的
    に順次エピタキシャル成長させると共に、前記空洞部の
    前記光入射方向の開口部と面対称の位置にある開口部近
    傍の前記第1導電型シリコン領域が露出した部分から前
    記素子形成領域中央部に向かって、それぞれ所定膜厚の
    第2の第1導電型高濃度シリコン層、第2のゲルマニウ
    ム単結晶層及び第2の第2導電型高濃度シリコン層を、
    シリコン酸化膜に対して選択的に順次エピタキシャル成
    長させる第5の工程と、 前記第1のコンタクトホールを介して、前記空洞部の残
    りの部分に第2導電型高濃度ポリシリコン層を形成する
    第6の工程と、 前記素子分離領域の前記光入射方向の開口部近傍及び前
    記光入射方向の開口部と面対称の位置にある開口部近傍
    の第1導電型シリコン領域の表面に形成された上層シリ
    コン酸化膜の一部を除去して第2及び第3のコンタクト
    ホールを形成する第7の工程と、 前記第1乃至第3のコンタクトホール並びにその周辺の
    上層シリコン酸化膜上に第1乃至第3の電極を形成する
    第8の工程とを備えてなることを特徴とする半導体光検
    出器の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第5の工程では、前記第1及び第
    2のゲルマニウム単結晶層の前記光入射方向と平行な方
    向の長さの和が、前記光入射方向の開口部から入射され
    る所定波長の光を略完全に吸収可能な長さとなるよう
    に、前記第1及び第2のゲルマニウム単結晶層を形成す
    ることを特徴とする請求項9記載の半導体光検出器の製
    造方法。
  11. 【請求項11】 前記第5の工程では、前記第1及び第
    2のゲルマニウム単結晶層は、膜厚の薄いゲルマニウム
    層及び膜厚の極めて薄いシリコン・ゲルマニウム混晶層
    を順に形成し、それらをアニール処理した後に形成する
    ことを特徴とする請求項9又は10記載の半導体光検出
    器の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の工程では、前記素子形成領
    域の前記光入射方向に直交する2方向の長さが前記光入
    射方向の開口部に対向して設置される光ファイバのコア
    部の径に略等しくなるように、前記第1導電型シリコン
    領域を形成することを特徴とする請求項6乃至11のい
    ずれか1に記載の半導体光検出器の製造方法。
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