JPH11162597A - 無口金ランプ用ソケット、無口金ランプ装置および照明装置 - Google Patents

無口金ランプ用ソケット、無口金ランプ装置および照明装置

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JPH11162597A
JPH11162597A JP32737197A JP32737197A JPH11162597A JP H11162597 A JPH11162597 A JP H11162597A JP 32737197 A JP32737197 A JP 32737197A JP 32737197 A JP32737197 A JP 32737197A JP H11162597 A JPH11162597 A JP H11162597A
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lamp
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socket
coil spring
baseless
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JP32737197A
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Katsunori Sato
勝則 佐藤
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Moriyama Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】高い信頼性の得られる無口金ランプ用ソケッ
ト、これを用いた無口金ランプ装置および照明装置を提
供する。 【解決手段】ランプ支持部6、ランプの回りに形成した
鍔部7、配線基板Pを鍔部との間で挟持する挟持手段
8、先端が鍔部から配線基板側へ突出するコイルばね
9、およびコイルばね支持部を備え、基部から導出され
ているリード線3をコイルばねに接続してなり、配線基
板を挟持したときにコイルばねを配線基板のランドに接
触させるように構成されている。配線基板が剛性である
場合には、コイルばねの先端がランドに接触するように
し、フレキシブル配線基板の場合には、コイルばねの側
面で剛性基体の取付孔内面に添接された舌片のランドに
接触させるように構成することにより、良好な接続を得
ることができる。鍔部に凹窪部7aを形成し、凸条から
なる軸方向脱落防止手段7cと、鋸歯状突起からなる直
交方向脱落防止手段7dとを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無口金ランプ用ソケ
ット、これを用いた無口金ランプ装置および照明装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のメーターパネルには、スピード
メーター、タコメーターなどのメーター類の照明、ター
ンインディケーター表示灯、ハイビーム表示灯などの表
示、およびシートベルト警告灯、ハンドブレーキ警告灯
などの警告のために、小形の無口金ランプを多数使用し
ている。これらのランプは、ウエッジベース形電球と称
される無口金電球を中心として、一部発光ダイオードも
用いられ、合成樹脂製のソケットに装着されて点灯され
る。そして、ソケットは、剛性の配線基板またはフレキ
シブル配線基板に接続されることにより、点灯回路を形
成する。
【0003】自動車などの移動体においては、エンジン
作動中や走行時に継続して振動を発生するので、上記の
無口金電球や発光ダイオードなどの無口金ランプおよび
それらのソケットに極めて高い信頼性が長期間にわたっ
て要求される。
【0004】従来のこの種用途のソケットは、たとえば
実公平1−1983号公報に記載されているように、円
筒形のソケット本体を有し、このソケット本体の一端に
無口金電球の封止部が挿入されるランプ挿入孔を形成し
ている。ソケット本体の他端には、その外周に鍔部が形
成されており、この鍔部に対向して円筒部の外周に一対
の係止突起が形成されている。そして、鍔部と係止突起
との間で配線基板を挟持することにより、ソケットを配
線基板に機械的に装着するとともに、後述する接触片に
より配線基板に電気的に接続している。
【0005】接触片は、板金を打ち抜き、折り曲げて形
成されていて、その一対がランプ挿入孔内に予め収納さ
れている。そして、無口金電球をランプ挿入孔に挿入し
たときに、無口金電球の封止部を、その外側に折り曲
げ、かつ添接されたリード線の外側から挟持することに
より、無口金電球は接触片のリード線接続部に接続す
る。
【0006】一方、接触片は、リード線接続部と一体に
形成されて、鍔部の上面に延在する接続舌片を備えて
る。そして、上記したように配線基板にソケットを装着
した際に、接続舌片が配線基板のランドに接触し、接触
片が無口金電球に接触していることにより、無口金電球
は接触片のリード線接続部および接続舌片を介して配線
基板に接続される。
【0007】しかしながら、以上説明した無口金電球お
よびソケットからなる無口金電球装置は、板金を打ち抜
き、かつ折り曲げて形成する接触片を用いるために、加
工工数が多くなるために、高価になるという問題があ
る。
【0008】これに対して、実公昭60−35982号
公報などには、従来の接触片および接続舌片の機能を無
口金電球の外部導入線に付与しようとしている。すなわ
ち、無口金電球の外部導入線を鍔部の上面に沿って巻き
付けて、外部導入線を直接配線基板のランドに接触させ
ることによって所要の接続を得るようにしている。
【0009】さらに、特開平8−315937号公報に
おいては、上記と同様に外部導入線を巻き付けて接続す
るのに加えて、ソケット本体に弾性変形可能な引掛け爪
を配設して、ソケットを配線基板に形成した取付孔に圧
入しただけで、鍔部と引掛け爪との間に配線基板を挟持
するように構成している。
【0010】上記のように外部導入線を直接配線基板に
接触させて所要の接続を得ようとする試みは、部品点数
が減少するために、確かにコストを下げて安価にソケッ
トを提供できるようになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、外部導入線
を直接配線基板に接触させようとする従来の試みは、ウ
エッジベース形の無口金電球において高い信頼性を得る
ことができないために、実用されるに至っていない。
【0012】なぜならば、従来ウエッジベース形の無口
金電球においては、外部導入線に封着性の良好なジュメ
ット線が使用されており、このジュメット線は、弾力性
が少ないために、ソケットの鍔部に巻き付けても所要の
弾力性が得られないからである。
【0013】そこで、従来技術においては、外部導入線
を巻き付ける鍔部の該当部分に突部を形成することも提
案しているが、なお十分な弾力性を得るまでには至って
いない。
【0014】また、サブミニチュア形電球と称される超
小形の無口金電球のソケットにおいては、外部導入線を
巻き付けるソケット構造のものが実用化されているが、
それでも自動車用としては、十分な高い信頼性が得られ
ないとの理由により、実用化されていない。
【0015】これに対して、ウエッジベース形電球と称
される無口金電球は、サブミニチュア形電球に比べる
と、定格消費電力が大きいから、点灯時に流れる電流も
大きいために、接触片および接続舌片の省略は一層困難
であった。
【0016】本発明は、板金を打ち抜き、かつ折り曲げ
て形成する接触片を用いることなく、しかも、リード線
を直接配線基板に接触することもなく、新規な構造の採
用により、無口金ランプがウエッジベース形であって
も、所要の高い信頼性の得られる無口金ランプ用ソケッ
ト、これらを用いた無口金ランプ装置および照明装置を
提供することを目的とする。
【0017】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の無口金
ランプ用ソケットは、基部から導出されているリード線
を備えた無口金ランプを支持するランプ支持部と;ラン
プ支持部の回りに形成された鍔部と;鍔部を配線基板に
当接した際に鍔部と協働して配線基板を挟持する挟持手
段と;先端が鍔部から配線基板側へ突出して配線基板の
ランドに圧接するとともに、無口金ランプのリード線が
接続されたコイルばねと;コイルばねの基端部を支持す
るコイルばね支持部と;を具備していることを特徴とし
ている。
【0018】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0019】無口金ランプについて「無口金ランプ」と
は、容器の中に発光部を収納してなり、容器に口金を装
着してないで、直接容器の基部からリード線を導出した
発光体を意味する。そして、白熱電球、放電ランプ、発
光ダイオードなどの各種発光体を包含する概念として理
解されるべきである。
【0020】「容器」とは、内部に発光部を収納する手
段を意味し、内部が中空であることを許容するが、必須
要件ではない。また、容器が中空の場合に、気密である
ことは許容されるが、必ずしも重要なことではない。発
光部の性質に応じて容器が中空か、さらに気密かは定め
ることができる。さらに、容器は、たとえば発光ダイオ
ードのようにその内部が透光性合成樹脂などによって完
全に充実しているものも許容する。
【0021】また、容器は、内部に収納する発光部から
放射された発光を外部に導出する機能を備えているもの
とするが、容器の全体が透光性である必要はない。所要
部分からの光導出が可能なものであればよい。
【0022】さらに、容器を構成する材質は上記の要件
を備えていれば、どのようなものでもよい。たとえば、
ガラス、セラミックスまたは合成樹脂などを用いること
ができる。
【0023】容器の「基部」とは、当該部分からリード
線が導出されている部分を意味する。 容器が気密な中
空である場合、基部は、リード線を気密に導入するため
の封止部を構成することができる。このように、基部が
封止部を構成する場合には、偏平なピンチシール部、ビ
ードガラスのマウントを用いるビードシール部などどの
ような封止構造であってもよい。偏平なピンチシール部
は、ウエッジベース形電球において採用されている封止
構造である。また、ビードシール部は、サブミニチュア
形電球において採用されている封止構造である。このこ
とは、本発明は、ウエッジベース形電球やサブミニチュ
ア形電球などに適応することができることを意味する。
【0024】「発光部」とは、外部導入線を経由して電
源から供給される電気エネルギーにより発光する手段を
意味している。たとえば、白熱電球を構成するフィラメ
ント、放電ランプを構成する電極および放電媒体など、
発光ダイオード素子などであることが許容される。白熱
電球や放電ランプの場合、小形化のためには、容器はそ
れ自体気密のバルブを構成することが好ましい。発光ダ
イオードの場合、前述のように容器は透光性合成樹脂の
充実したもので構成することができる。
【0025】「リード線」とは、容器の内部に収納され
ている発光部に容器の外部から電気エネルギーを供給す
るために、容器の基部から外部へ導出されている導電線
を意味する。容器が気密である場合、基部が封止部を構
成するので、リード線は気密性を阻害しないで導出され
る必要があり、少なくとも封止部を通過する部分にはジ
ュメット線などの封着性の良好な材質の封着用導電線を
用い、この封着用導電線をそのまま延長するか、材質の
異なるリード線を接続してリード線を構成する。
【0026】無口金ランプ用ソケットについて「ランプ
支持部」とは、無口金ランプを所要の状態に支持する機
能部分を意味し、たとえば無口金ランプを挿入して支持
する筒状部であったり、または無口金ランプを取り巻く
ように複数の囲壁片を配設してなるものなどであること
を許容する。また、無口金ランプをそのリード線を支持
することにより、ランプ支持部に対して支持する構成で
あるならば、ランプ支持部は底部のない構造であっても
よいし、反対に要すれば底部を備えていてもよい。
【0027】ランプ支持部に底面を形成する場合、リー
ド線挿通孔を底面に配設することができる。しかし、た
とえばランプ支持部に無口金ランプの軸方向に沿った縦
溝を形成してあれば、リード線挿通孔を形成しないで
も、リード線を縦溝を挿通してランプ支持部の外部へ導
出させることができる。
【0028】「鍔部」とは、ランプ支持部の回りに配設
されて配線基板に当接する機能部分を意味する。したが
って、軸回りに360゜一体に形成されている必要はな
く、要すれば適当数の切欠部などを放射状に、または放
射方向に対して適当な角度を付与して形成することで、
軸回りに複数に分断された鍔部であってもよい。たとえ
ば、鍔部の背面側に導出されたリード線を、さらに鍔部
の前面側へ移動させるために、鍔部に放射状の部分を含
み、さらに必要に応じて円周方向へ屈曲するスリットを
形成することができる。
【0029】以上のランプ支持部および鍔部は、少なく
ともこれらを絶縁性にして、適度の弾性を備えた合成樹
脂たとえばポリアミド樹脂(ナイロン66など)などに
より一体成形するのが好都合である。しかし、要すれば
複数の部品に分割して成形し、超音波溶接などにより、
一体化させることもできる。
【0030】「挟持手段」とは、鍔部と挟持手段との間
に配線基板を挟持するための手段である。なお、配線基
板がフレキシブル配線基板の場合には、フレキシブル配
線基板に添接された剛性基体をも挟持することにより、
無口金ランプ用ソケットを機械的に支持することができ
る。
【0031】既知の挟持手段としては、回動式と圧入式
とがあるが、本発明は基本的には、そのいずれの挟持手
段を採用してもよい。しかし、コイルばねの座屈が少な
いことから、圧入式の挟持手段が特に好適である。
【0032】回動式挟持手段を採用する場合には、配線
基板に形成する取付孔に連続して正対する一対の切欠溝
を形成するのが一般的である。そして、無口金ランプ用
ソケットを配線基板に装着するに際しては、一対の回動
式挟持手段を一対の切欠溝に挿入してから、ソケットを
停止するまで回動する。すると、回動式挟持手段が取付
孔の周縁に乗り上げ、鍔部との間で配線基板を挟持す
る。
【0033】挟持手段は、ランプ支持部および鍔部と一
体に合成樹脂により成形することができる。
【0034】また、無口金ランプの先端に向かって、鍔
部の次に挟持手段を配設すれば、無口金ランプ用ソケッ
トを配線基板の裏面側から装着(順挿入)することがで
きるし、反対に教示手段の次に鍔部を配設すれば、配線
基板の前面側から装着(逆挿入)することができる。本
発明は上記のいずれの形式であってもよい。
【0035】次に、「コイルばね」は、適当な導電性お
よびばね性を備えた金属たとえば燐青銅、真ちゅうまた
はステンレススチールなどからなり、その先端が鍔部か
ら配線基板側へ突出するようにコイルばね支持部によっ
て支持される。
【0036】コイルばねは、配線基板のランドに接触し
て導通を図るために機能する。配線基板のランドに接触
して導通を図る態様としては、先端でランドに接触する
態様、側面でランドに接触する態様および両者の併用の
いずれであってもよい。
【0037】コイルばねの先端でランドに接触する態様
は、剛性の配線基板に装着する場合に好適である。そし
て、この態様の場合には、コイルの圧縮が容易なように
ターン間に隙間のある圧縮コイルにするのがよい。
【0038】また、コイルばねの側面でランドに接触す
る態様は、フレキシブル配線基板に装着する場合に好適
である。この態様の場合には、圧入時にコイルが必要以
上に圧縮されないようにターン間の隙間を形成しない
か、隙間が少ないようなピッチで巻回したものが好都合
である。そして、ランドに接触する際に横方向へのばね
力が作用して良好な接触を形成する。
【0039】コイルばねは、同一径であってもよいし、
径が軸方向に変化していてもよい。たとえば、先端部を
先細りにすることにより、フレキシブル配線基板に対し
て、側面接触させやすくすることもできる。
【0040】コイルばねには、無口金ランプのリード線
が接続される。その接続の態様としては、溶接、圧接、
ろう付けなど適宜の接続手段によることができる。
【0041】コイルばね支持部は、コイルばねの適宜の
部分たとえば基端部を支持するもので、これにより同コ
イルの先端側をフリーにして、配線基板のランドへの接
続を容易かつ確実にするものである。
【0042】コイルばねを支持するための具体的な構造
については、既知の種々の支持手段を採用することがで
きるので、本発明においては特段限定しない。たとえ
ば、無口金ランプのリード線を鍔部に巻き付けなどによ
り固定し、リード線にコイルばねの基端部を溶接するこ
とにより、支持することができる。また、コイルばねの
基端部を接着剤によって固着することにより、支持する
こともできる。さらに、鍔部に形成した係止部にコイル
ばねの基端部を圧入することにより、支持することもで
きる。
【0043】作用について本発明の無口金ランプ用ソケ
ットは、無口金ランプのリード線をランプ支持部から鍔
部側へ導出してコイルばねに接続し、コイルばねを介し
て配線基板のランドに接続するので、振動や衝撃が加わ
ったときでもコイルは常にランドに追従して接触状態を
保つことができるから、配線基板との接続が確実で信頼
性の高いものになる。
【0044】また、本発明においては、配線基板が剛性
のものであれば、コイルばねの先端をランドに接触させ
ることにより、フレキシブル配線基板の場合には、コイ
ルばねの側面をランドに接触させることにより、良好な
接触が得られるので、いずれの配線基板にも対応させる
ことができる。
【0045】コイルばねの先端を配線基板のランドに接
触させる場合、コイルのほぼ1ターンにわたる接触長さ
を得ることができる。コイルばねの側面を配線基板のラ
ンドに接触させる場合、コイルばねの複数のターンをラ
ンドに接触させることができる。このため、本発明のコ
イルばねを介しての配線基板への接触は、接触抵抗が小
さく、振動や衝撃に対して常に安定しているから、長期
間過酷な状態で使用しても高い信頼性が得られる。
【0046】さらに、本発明においては、電気接続のた
めの金属部品としてはコイルばねを用意するだけでよい
ので、部品の構造が簡単であるとともに、組立が容易で
あるから、安価に提供することができる。
【0047】請求項2の発明の無口金ランプ用ソケット
は、請求項1記載の無口金ランプ用ソケットにおいて、
挟持手段は、ランプ支持部を配線基板の取付孔に挿入し
た際に配線基板に当接すると弾力に抗して変位し、配線
基板を通過したときに弾性により復帰することにより配
線基板に係合する圧入式挟持手段であることを特徴とし
ている。
【0048】圧入式挟持手段は、鍔部から起立する鍔部
と一体成形することができる。しかし、鍔部と別体をな
すものであってもよい。
【0049】また、圧入式挟持手段は、弾力性を有する
材料によって成形することにより、弾力を付与してもよ
いし、別体のばねを装着することにより、弾力を付与し
てもよい。
【0050】ところで、圧入式挟持手段を採用する場合
には、配線基板に対する挟持のための構造は多様にする
ことができる。たとえば、取付孔の周縁の適所に圧入式
挟持手段を圧入してもよいし、上記した切欠溝に圧入す
るようにすることもできる。さらに要すれば、取付孔と
は分離した挿入孔を形成して、その挿入孔に圧入するこ
ともできる。
【0051】圧入式挟持手段を採用する場合、配線基板
に対する位置決めをする配慮が必要である。取付孔に隣
接する切欠溝に圧入する場合および取付孔と分離した挿
入孔を形成している場合には、切欠溝および挿入孔自体
が位置決めを行う。取付孔に圧入する場合には、適当な
位置決めを行う必要があり、取付孔に連続する切欠溝が
ある場合には、当該切欠溝に挿入される凸部をランプ支
持部に形成することができる。
【0052】無口金ランプ用ソケットを配線基板から取
り外すには、圧入式挟持手段の係合状態を外部からドラ
イバなどを挿入して強制的に解除するように構成すれば
よい。 そうして、本発明においては、挟持手段として
圧入式挟持手段を採用しているので、コイルばねがソケ
ットの装着時に座屈するようなことがないので、良好で
信頼性の高い接続を得ることができる。
【0053】また、圧入式挟持手段を採用すると、回動
式挟持手段のときと比較して、配線基板の実装密度が高
くても作業が容易である。
【0054】請求項3の発明の無口金ランプ用ソケット
は、請求項2記載の無口金ランプ用ソケットにおいて、
挟持手段は、配線基板に形成された取付孔の周囲に連接
された切欠溝に係合することを特徴としている。
【0055】本発明においては、配線基板が取付孔に連
接する切欠溝を有する回動挟持手段用の構造であって
も、圧入式挟持手段を切欠溝に圧入するように構成して
いるので、配線基板の構成を変更することなく、そのま
ま使用することができる。もちろん、圧入式挟持手段が
切欠溝と協働して回動防止作用を行うので、無口金ラン
プ用ソケットが配線基板に対して不所望な回動をするよ
うなことはない。
【0056】したがって、構造の簡素化を図ることもで
きる。
【0057】請求項4の発明の無口金ランプ用ソケット
は、請求項2記載の無口金ランプ用ソケットにおいて、
ランプ支持部は、配線基板に形成された取付孔の周囲に
連接された切欠溝に係合する係合凸部を備えており;挟
持手段は、配線基板の取付孔の周縁に係合する;ことを
特徴としている。
【0058】本発明は、圧入式挟持手段の請求項3とは
異なる構成を提供するものである。すなわち、圧入式挟
持手段を切欠溝に圧入するのに代えてランプ支持部に係
合凸部を形成して、これを切欠溝に挿入する。圧入式挟
持手段は取付孔に圧入され、その取付孔の周縁に係合す
るように構成している。
【0059】取付孔の切欠溝に連接していない部分の円
周角は大きいので、圧入式挟持手段がコイルばねの両側
に隣接して配設されるように、圧入式挟持手段を複数組
たとえば2組合計4個に配設することにより、一層安定
した無口金ランプ用ソケットの装着と電気的接続を実現
することができる。
【0060】請求項5の発明の無口金ランプ用ソケット
は、請求項1ないし4のいずれか一記載の無口金ランプ
用ソケットにおいて、コイルばね支持部は、鍔部に形成
されコイルばねの少なくとも基端部を収納する凹窪部、
コイルばねの軸方向への脱落を防止する軸方向脱落防止
手段、およびコイルばねの軸と直交する方向への脱落を
防止する直交方向脱落防止手段を備えていることを特徴
としている。
【0061】本発明においては、コイルばねの適当な弾
力を配線基板のランドに作用させるため、鍔部に凹窪部
を形成して、その凹窪部内にコイルばねの少なくとも基
端部を収納する。ここで、少なくとも基端部を収納する
とは、基端部だけを収納してもよいし、基端部および中
間部を収納してもよいという意味である。所要の弾力を
作用させるのに必要なコイルばねの長さと、コイルばね
の許容される鍔部からの突出長との調和を、凹窪部の深
さを適当に設定することにより、図ることができる。
【0062】また、本発明においては、コイルばねの取
り付けを確実にするため、コイルばねの軸方向およびこ
れと直交する方向への脱落を防止するそれぞれの脱落防
止手段を配設している。
【0063】請求項6の発明の無口金ランプ用ソケット
は、請求項5記載の無口金ランプ用ソケットにおいて、
軸方向脱落防止手段は、凹窪部の両側面から一体に成形
されて突出した一対の凸条であることを特徴としてい
る。
【0064】本発明においては、軸方向脱落防止手段を
上記のように構成したことにより、コイルばねを横方向
からスライドさせて凹窪部内に圧入するだけで組立でき
る。これにより、軸方向脱落防止手段の凸条に対向する
コイルターン間が凸条に当接した際に弾力に抗して開い
て凸条を受け入れる結果、上記ターン間に凸条が介在す
ることにより、コイルばねは軸方向に脱落できなくな
る。
【0065】したがって、本発明によれば、コイルばね
を凹窪部内に横方向からスライドして圧入するだけで組
立ることができる。
【0066】請求項7の発明の無口金ランプ用ソケット
は、請求項5または6記載の無口金ランプ用ソケットに
おいて、直交方向脱落防止手段は、凹窪部の底面に形成
された鋸歯状突起であることを特徴としている。
【0067】本発明においては、直交方向脱落防止手段
を上記のように構成したことにより、コイルばねを横方
向から凹窪部内にスライドして圧入するだけで組立でき
る。そして、コイルばねが軸方向に対して直交する方向
へ脱落するのを防止することができる。すなわち、コイ
ルばねをスライドさせると、コイルばねの基端部が鋸歯
状突起の斜面に沿って移動して斜面に登り、やがて斜面
を登りきると、再び凹窪部の底面に落ちる。その落ちた
位置がコイルばねの所定の組立位置である。そして、こ
の位置でコイルばねが軸方向脱落防止手段によって軸方
向への移動が抑止されていれば、直交方向脱落防止手段
は鋸歯状突起であるから、直交方向へは脱落できない。
【0068】請求項8の発明の無口金ランプ用ソケット
は、請求項5ないし7のいずれか一記載の無口金ランプ
用ソケットにおいて、無口金ランプのリード線は、凹窪
部およびコイルばねの間に挟持されることによりコイル
ばねに圧接して接続されていることを特徴としている。
【0069】本発明においては、コイルばねにリード線
を接続するのに好適な構成を提供するものである。すな
わち、リード線を凹窪部とコイルばねとの間に挟持する
ことにより、無口金ランプ用ソケットの配線基板への装
着状態において、常時接続が確実になる方向にリード線
にコイルばねが圧接している。
【0070】本発明において、リード線とコイルばねと
の接続は溶接、ろう付け、圧接などどのような態様であ
ってもよい。上記溶接やろう付けの場合に、リード線と
の接続が何らかの原因で外れてもリード線に対してコイ
ルばねが圧接しているので、所要の接続は維持される。
【0071】請求項9の発明の無口金ランプ用ソケット
は、請求項8記載の無口金ランプ用ソケットにおいて、
鋸歯状突起は、その一対が小間隔を隔てて形成されてお
り;無口金ランプのリード線は、一対の鋸歯状突起の間
に通線されている;ことを特徴としている。
【0072】本発明は、簡単な組立を提供することがで
きる。すなわち、ランプ支持部に支持させた無口金ラン
プのリード線を凹窪部の底面に形成された一対の鋸歯状
突起の間に延在させ、次にコイルばねを凹窪部に横方向
からスライドさせて圧入すれば、コイルばねの取り付け
と、リード線およびコイルばねの接続とが完了する。
【0073】一対の鋸歯状突起の間隔をリード線が横に
不所望にずれない程度の寸法に設定することにより、リ
ード線の定置位置を規定することができるから、リード
線を延在させる作業が容易になる。
【0074】請求項10の発明の無口金ランプ用ソケッ
トは、請求項5ないし9のいずれか一記載の無口金ラン
プ用ソケットにおいて、ランプ支持部は、リード線挿通
孔を形成した底部を備え;鍔部は、凹窪部に近接した位
置で、かつリード線挿通孔に連通しているとともにリー
ド線を鍔部の裏面側から凹窪部内へ移動可能なリード線
挿通溝を備えている;ことを特徴としている。
【0075】本発明における組立手順について以下説明
する。
【0076】まず、無口金ランプをランプ支持部に支持
させると、リード線がリード線挿通孔に挿入されて背面
側へ導出される。
【0077】次に、リード線を掴んで鍔部の裏面に沿っ
て回動させて鍔部に形成したリード線挿通溝に対向さ
せ、リード線をリード線挿通溝を通過させて鍔部の前面
側へ導出する。
【0078】鍔部の前面側へ導出したら、再び鍔部の面
に沿って回動させて凹窪部の上に導く。
【0079】さらに、リード線を凹窪部の底面の一対の
鋸歯状突起の間に定置する。
【0080】最後に、コイルばねを凹窪部の横からスラ
イドさせて圧入すると、組立が完了する。
【0081】本発明は、上述したようにリード線の移動
およびコイルばねの装着動作が簡単にできるから、組立
が容易になるので、組立機による自動組立化に好適であ
る。
【0082】請求項11の発明の無口金ランプ用ソケッ
トは、請求項1ないし10のいずれか一記載の無口金ラ
ンプ用ソケットにおいて、コイルばねは、その先端が配
線基板のランドに圧接して配線基板に接続することを特
徴としている。
【0083】本発明は、剛性のある配線基板に対して好
適な無口金ランプ用ソケットを規定している。
【0084】請求項12の発明の無口金ランプ用ソケッ
トは、請求項1ないし10のいずれか一記載の無口金ラ
ンプ用ソケットにおいて、コイルばねは、剛性基体にフ
レキシブル配線基板を添接するとともに剛性基板に形成
した取付孔の内面に沿って延在するフレキシブル配線基
板のランドに、その側面で圧接して接続することを特徴
としている。
【0085】本発明において、コイルばねは剛性基板に
形成した取付孔の内面に沿って延在するフレキシブル配
線基板のランドに接触しながら圧入されるので、コイル
ばねが座屈しないで、しかもスムーズに挿入されるよう
にコイルのターン間に隙間がないか、隙間があっても比
較的小さく形成したものが好適である。
【0086】また、コイルばねの先端部にテーパー部を
形成することにより、圧入が容易になる。
【0087】本発明は、フレキシブル配線基板に対して
好適な無口金ランプ用ソケットを規定している。
【0088】請求項13の発明の無口金ランプ用ソケッ
トは、請求項12記載の無口金ランプ用ソケットにおい
て、ランプ支持部は、コイルばねに対向する位置にコイ
ルばねの横方向への偏位を許容する縦溝を備えているこ
とを特徴としている。
【0089】本発明においては、フレキシブル配線基板
のランドに対して、コイルばねが横方向から接触して良
好な接続を得るために、コイルばねがその弾力に抗して
横方向へ偏位しながらランドに接触できるように構成し
たものである。コイルばねが横方向へ偏位した際にコイ
ルばねが縦溝内に収納される。
【0090】なお要すれば、コイルばねがフレキシブル
配線基板のランドと無口金ランプとの間に挟持されるよ
うに構成することにより、一層強い圧接力をランドに作
用するように構成することもできる。
【0091】請求項14の発明の無口金ランプ用ソケッ
トは、請求項1ないし13のいずれか一記載の無口金ラ
ンプ用ソケットにおいて、ランプ支持部は、その内部に
無口金ランプの基部の偏平形状部を実質的に回動不能に
支持する回動抑止部を備えていることを特徴としてい
る。
【0092】回動抑止部は、無口金ランプの基部の偏平
形状部を実質的に回動不能にすることができれば、どの
ような構造であってもよい。たとえば、偏平形状部が回
動しよとすると、偏平形状部に当接して、その回動を阻
止するが、偏平形状部の挿入は許容するような突部を形
成することができる。
【0093】なお、ここで実質的に回動不能にすると
は、リード線に重大なストレスが作用しない範囲で多少
動くのは許容されるという意味である。
【0094】無口金ランプ用ソケットのランプ支持部に
無口金ランプが回動できるように支持されていると、無
口金ランプを強制的に回動させると、リード線にストレ
スが作用して切断したり、配線基板との接触が悪影響を
受ける恐れがある。
【0095】したがって、無口金ランプはソケットに対
して回動不能に支持されていることが好ましい。
【0096】本発明においては、偏平形状部を回動不能
に支持することにより、無口金ランプは回動不能になる
とともに、そのための構造が簡単になる。
【0097】偏平形状部は、ガラス製の気密な容器すな
わちバルブをピンチシールにより封止する場合に形成す
ることができる。また、ピンチシールの場合、ウエッジ
ベース形無口金電球のように、中央に排気管が配設さ
れ、その両脇が偏平に成形された構造であることを許容
する。なお、排気管の外端部は、排気管を用いて容器内
部を排気し、所定の封入物を封入後にチップオフされ
る。
【0098】さらに、偏平形状部は、バルブのピンチシ
ール部に限定するものではなく、たとえば合成樹脂製の
内部が充実した容器を成形により形成してもよいし、ま
た内部が中空であるが気密ではない容器に偏平形状部を
形成することもできる。
【0099】さらにまた、偏平形状部は、基部の全部ま
たは一部に形成することができる。一部の場合には、基
部の端部に形成するのが好ましい。ウエッジベース形電
球のように、偏平形状部のランプ軸方向の途中にランプ
軸と直交する溝を形成することができるが、当該溝を形
成しなくてもよい。
【0100】そうして、本発明においては、偏平形状部
は、これを無口金ランプをソケットに挿入する際に回動
抑止のために利用することができる。
【0101】また、容器がガラス製の気密のもので、ピ
ンチシール部を構成している場合には、一般的にビード
シールより信頼性が高い封止を得ることができる。
【0102】請求項15の発明の無口金ランプ装置は、
基部から導出されたリード線を備えた無口金ランプと;
無口金ランプを装着した請求項1ないし14のいずれか
一記載の無口金ランプ用ソケットと;を具備しているこ
とを特徴としている。
【0103】「無口金ランプ装置」とは、上記から理解
できるように無口金ランプをソケットに装着してなるも
のを意味する。
【0104】本発明は、請求項1ないし15の構成およ
び作用を備えている。
【0105】請求項16の発明の照明装置は、取付孔お
よび取付孔に連接するランドを備えた配線基板と;取付
孔に装着された請求項15記載の無口金ランプ装置と;
を具備していることを特徴としている。
【0106】本発明において、照明装置は無口金ランプ
を用いて照明、表示または警告などを行う計器パネルを
備えた自動車などの移動体を始め、各種電気機器、機械
装置などの各種機器に適応する。
【0107】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0108】図1は、本発明の無口金ランプ用ソケット
に装着する無口金ランプの一例を示す正面図である。
【0109】図2は、同じく側面図である。
【0110】各図において、1は容器、2はフィラメン
ト、3はリード線、4はアンカーワイヤ、5はビードガ
ラスである。
【0111】容器1は、T5サイズの有底ガラス管の開
口端を封止して、従来のT5形ウエッジベース形無口金
電球の長さ15mmより短い長さ13.2mm(いずれ
も排気管の先端部を除外した部分のサイズである。)に
形成されており、容器主体部1aおよび基部1bからな
る。
【0112】容器主体部1aは、従来のT5形のウエッ
ジベース形の無口金電球と長さが同一サイズに形成さ
れ、内部が中空な気密容器を構成している。容器主体部
1aの内部は排気され、希ガスが封入されている。
【0113】基部1bは、従来のT5形のウエッジベー
ス形の無口金電球より短いサイズの封止部により構成さ
れていて、中央に排気管1b1およびその両脇に偏平形
状部1b2、1b2が配設されてなる。偏平形状部1b
2、1b2は、ピンチシールにより形成されている。排
気管1b1の外端部はチップオフされている。
【0114】フィラメント2は、タングステン製の一重
コイルからなり、一対のリード線3の先端に継線され、
中間をアンカーワイヤ4に支持されて容器1内に封入さ
れている。
【0115】一対のリード線3およびアンカーワイヤ4
はビードガラス5によって所定の位置関係に支持されて
いる。
【0116】リード線3は、ジュメット線などの封着性
金属からなり、基部1bの偏平形状部1b2、1b2に
おいて、容器1に気密に封着され、内端部は容器内1内
に延在している。
【0117】図3は、本発明の無口金ランプ用ソケット
および無口金ランプ装置の第1の実施形態を示す正面図
である。
【0118】図4は、同じく中央断面側面図である。
【0119】図5は、同じく平面図である。
【0120】図6は、本発明の無口金ランプ用ソケット
の第1の実施形態を示す平面図である。
【0121】図7は、同じく底面図である。
【0122】図において、Lは無口金ランプ、Sは無口
金ランプ用ソケット、Pは配線基板で、これらは照明装
置を構成する。
【0123】無口金ランプLは、図1および図2に示す
無口金ランプと同一構造であるから、同一部分には同一
符号を付して説明は省略する。
【0124】無口金ランプ用ソケットSは、合成樹脂た
とえばポリアミド樹脂であるナイロン66の成形体から
なり、ランプ支持部6、鍔部7、挟持手段8およびコイ
ルばね9を備えている。
【0125】ランプ支持部6は、有底の筒状部6a、筒
状部6aの底部に形成された一対のリード線挿通孔6
b、6bおよび筒状部6aの内底部近傍に配設された回
動抑止部6cからなる。そして、筒状部6aは、後述す
る挟持手段8に対向する部分が切除されている。
【0126】リード線挿通孔6bは、後述するリード線
挿通溝7bに連通している。
【0127】回動抑止部6cは、無口金ランプLの偏平
形状部1b2の偏平面のみを通過可能とする一体成形の
一対の突出部により構成されている。
【0128】鍔部7は、ランプ支持部6の回りに一体成
形により形成されている。鍔部7の前面の軸対称位置に
開口する一対の凹窪部7a、7aおよび一対のリード線
挿通溝7b、7bが形成されている。
【0129】凹窪部7aの両内側面には一対の軸方向脱
落防止手段7c、7cが、底面には一対の直交方向脱落
防止手段7d、7dが、それぞれ形成されている。
【0130】軸方向脱落防止手段7cは、放射方向に延
在する凸条からなる。
【0131】直交方向脱落防止手段7dは、鍔部7の周
縁から中心方向へ向かって高くなる鋸歯状突起からな
る。各直交方向脱落防止手段7dは、鍔部7の円周方向
に互いに若干離間している。
【0132】一方、リード線挿通溝7b、7bは、凹窪
部7aの近傍において鍔部7を放射方向に2分割するよ
うに形成されている。さらに、リード線挿通溝7bは、
凹窪部7aと筒状部6aとの間まで延長している。
【0133】挟持手段8は、その一対が鍔部7の前面か
ら離間対向して一体に起立している。そして、各挟持手
段8は、脚部8a、テーパー面8bおよび係止段部8c
からなる。
【0134】脚部8aは、鍔部7の前面から直角に起立
していて、材料の弾力に抗して変形可能に構成されてい
る。
【0135】テーパー面8bは、鍔部4の外周側に面し
て先端から脚部8aに向かって突出している。
【0136】係止段部8cは、テーパー面8bの突出側
端部に形成されている。そして、鍔部7の前面と挟持手
段8の係止段部8cとの間で配線基板Pを挟持するよう
に構成されている。
【0137】コイルばね9は、その基端部および中間部
が凹窪部7a内に収納され、基端部が軸方向脱落防止手
段7b、7bに係止されて凹窪部7aに固定されてい
る。そして、コイルばね9の先端部が鍔部7から軸方向
に突出している。
【0138】ところで、ランプ支持部6に挿入されて支
持された無口金ランプLは、そのリード線3がリード線
挿入孔6bに挿通され、折曲されて鍔部7のリード線挿
通溝7bに導かれ、さらにリード線挿通溝7bを通過し
て、凹窪部7aの直交方向脱落防止手段7d、7dの間
に導かれる。次に、リード線3の上からコイルばね9が
圧接状態で取り付けられる。
【0139】なお、図6および図7は、理解を容易にす
るために、無口金ランプのリード線3のみを図示してい
る。
【0140】配線基板Pは、図5に示すように、円形の
取付孔10と一対の切欠溝11、11を形成していて、
さらに図の裏面側に点線により示す位置にランド12を
形成している。なお、図示を省略したが、ランド12は
電源に接続する。
【0141】次に、無口金ランプLを装着した無口金ラ
ンプ用ソケットSすなわち無口金ランプ装置を配線基板
Pに装着する手順について説明する。
【0142】まず、無口金ランプ装置を配線基板Pの裏
面側に位置させて、その挟持手段8、8を切欠溝11、
11に対向させてから、無口金ランプ用ソケットSのラ
ンプ支持部6を配線基板Pの取付孔10に圧入する。す
ると、挟持手段8のテーパー面8bが切欠溝11の外周
端に当接するが、さらに押圧されることにより、テーパ
ー面8bが外周端に摺接しながら脚部8aが変形して逃
げる。やがて、テーパー面8bが外周端を乗り越える
と、変形していた脚部8aが弾力により復帰するため、
係止段部8cが切欠溝11の外周端に係止する。このと
き鍔部7は、配線基板Pの裏面に当接する。すなわち、
無口金ランプ用ソケットSは、これを配線基板Pの取付
孔10に圧入するだけで配線基板Pに装着することがで
きる。
【0143】ところで、無口金ランプ用ソケットSを配
線基板Pに装着すると、コイルばね9は、その先端が配
線基板Pの裏面のランド12に圧接して接続される。
【0144】図8は、本発明の無口金ランプ用ソケット
および無口金ランプ装置の第2の実施形態を示す正面図
である。
【0145】図9は、同じく中央断面側面図である。
【0146】図10は、同じく平面図である。
【0147】図11は、本発明の無口金ランプ用ソケッ
トの第2の実施形態を示す平面図である。
【0148】図12は、同じく底面図である。
【0149】図13は、図11のXII−XII'線に沿う断
面図である。
【0150】図において、図3ないし図7と同一部分に
ついては同一符号を付して説明は省略する。
【0151】本実施形態は、主として挟持手段の構成が
異なる。
【0152】すなわち、各コイルばね9の両側にそれぞ
れ一対合計4個の挟持手段8’、8’を配設している。
また、挟持手段8’は、図10に示すように配線基板P
の取付孔10に係止することにより、鍔部7と協働して
配線基板Pを挟持する。
【0153】さらに、ランプ支持部6’の各切欠溝11
に対向する部分に係合凸部6dを形成して、無口金ラン
プ用ソケットSを配線基板Pに装着した際に、係合凸部
6dが配線基板Pの切欠溝11に係合するように関係付
けている。
【0154】このため、配線基板Pに対する無口金ラン
プ用ソケットSの回動を防止することができる。
【0155】上記構成に伴って、ランプ支持部6’は、
実施形態における筒状部6aに代えて、底板部6eおよ
び4個の起立体6f、6f、6g、6gを備えている。
【0156】起立体6fは、凹窪部7aに対向する位置
に配設されている。
【0157】また、起立体6gは、凹窪部7a、7a間
を結ぶ直線に対して直交する位置に配設されている。
【0158】したがって、起立体6f、6fと6g、6
gとは、無口金ランプLを包囲する。
【0159】そうして、本実施形態においては、取付孔
10の回りに分散配置された4個の挟持手段8’と鍔部
7とによって配線基板Pを挟持するので、装着された無
口金ランプ用ソケットSが不所望に動くことがない。
【0160】また、各コイルばね9の両側に一対の挟持
手段8’、8’が配設されているため、コイルばね9の
位置で配線基板Pが強固に挟持され、コイルばね9のラ
ンド12に対する接触が安定し、信頼性の高い接続が得
られる。
【0161】次に、フレキシブル配線基板に装着するの
に好適な本発明の第3の実施形態について図19ないし
図21に基づいて説明するが、その前にフレキシブル配
線基板を以下図14ないし図18を参照して説明する。
【0162】図14は、フレキシブル配線基板の要部正
面図である。
【0163】図15は、同じく背面図である。
【0164】図16は、同じく断面図である。
【0165】図において、P’はフレキシブル配線基
板、13は剛性基体である。
【0166】フレキシブル配線基板P’は、ポリエステ
ル樹脂などのフィルムを基体として形成したもので、取
付孔10’、切欠溝11’およびランド12’を備えて
いる。さらに、フレキシブル配線基板P’は、取付孔1
0’の一から取付孔10’内に突出する舌片14を形成
するとともに、舌片14にもランドを形成している。
【0167】剛性基体13は、フレキシブル配線基板
P’に添接されるもので、フレキシブル配線基板P’の
取付孔10’および切欠溝11’と同一形状で、かつ、
これらに正対する取付孔13a、切欠溝13bを備える
とともに、取付孔13aの周縁に起立壁13cを形成し
ている。
【0168】ところで、フレキシブル配線基板P’は、
その名称のとおり任意に屈曲させて使用できるため、配
線装置の小形化に貢献するとして、各種電気機器におい
て多用されている。自動車の計器パネルにおいても、上
記の理由から多用されている。
【0169】しかし、フレキシブル配線基板P’を用い
る場合には、この配線基板P’自体機械的支持力が弱い
ために、直接無口金ランプ用ソケットをフレキシブル配
線基板P’に装着できないので、機械的に強度のある剛
性基体13をフレキシブル配線基板P’に添接させるの
が一般的である。そして、フレキシブル配線基板P’の
舌片14を剛性基体13の取付孔13aの内壁に沿って
起立させるように構成している。
【0170】そうして、剛性基体13の取付孔13aに
無口金ランプ用ソケットを装着すると同時に、フレキシ
ブル配線基板P’のランド12’および舌片14のラン
ドのいずれか一方または両方に無口金ランプ用ソケット
の接触片が接触して電気的接続が行われるようになって
いる。
【0171】図17は、本発明の無口金ランプ用ソケッ
トおよび無口金ランプ装置の第3の実施形態を示す正面
図である。
【0172】図18は、同じく中央断面側面図である。
【0173】図19は、本発明の無口金ランプ用ソケッ
トの第3の実施形態を示す平面図である。
【0174】図20は、同じく底面図である。
【0175】図21は、本発明の無口金ランプ用ソケッ
トおよび無口金ランプ装置の第3の実施形態の配線基板
への装着状態を示す中央断面側面図である。
【0176】図において、図1ないし図7と同一部分に
ついては同一符号を付して説明は省略する。
【0177】本実施形態は、図14ないし図16に示す
フレキシブル配線基板P’に装着できるように構成して
いる点で異なる。
【0178】すなわち、ランプ支持部6”の筒状部6
a”には、その軸方向に沿って一対の縦溝6d、6dが
筒状部6a”の対角線方向に形成されている。
【0179】コイルばね9’は、縦溝6dに対向すると
ともに無口金ランプLおよび配線基板P’の取付孔1
0’の内縁の間に位置するように配設され、少なくとも
先端部および中間部が密巻きされ、さらに先端部は先細
に形成されている。
【0180】ランプ支持部6”の底部は閉塞されてお
り、無口金ランプLのリード線3は、縦溝6hから外部
へ導出されるようになっている。
【0181】そうして、無口金ランプ用ソケットSをフ
レキシブル配線基板P’の裏面側から取付孔10’およ
び13aに挿入すると、コイルばね9’は、その弾力に
抗して偏位しながら舌片14のランドに側面で圧接す
る。このとき、コイルばね9’は、縦溝6h内に退避す
るので、挿入の妨げにならない。このとき、縦溝6h
は、コイルばねの座屈を防止するように作用する。
【0182】
【発明の効果】請求項1ないし14の各発明によれば、
鍔部から配線基板側へ先端が突出するようにコイルばね
を設けて、コイルばねに無口金ランプのリード線を接続
し、コイルばねを配線基板のランドに接触させて接続す
るように構成したことにより、構造が簡単でありなが
ら、接触長さを十分に確保できるとともに、常にコイル
ばねの弾力が配線基板のランドに作用して圧接状態が維
持されるため、接配線基板に対する接続が確実で、高い
信頼性を有する無口金ランプ用ソケットを提供すること
ができる。
【0183】請求項2の発明によれば、加えて挟持手段
が圧入式挟持手段であることにより、配線基板に対する
装着時にコイルばねが座屈しにくいとともに必要に応じ
て回動式挟持手段用に形成された取付孔および一対の切
欠溝を備えた配線基板に対しても装着が可能な無口金ラ
ンプ用ソケットを提供することができる。
【0184】請求項3の発明によれば、加えて圧入式挟
持手段が取付孔に連接された切欠溝に係合することによ
り、回動式挟持手段用に形成された取付孔および切欠溝
を備えた配線基板に装着する無口金ランプ用ソケットを
提供することができる。
【0185】請求項4の発明によれば、加えて取付孔の
周縁に係合する圧入式挟持手段およびランプ支持部に切
欠溝に係合する係合凸部を、それぞれ備えたことによ
り、回動式挟持手段用に形成された取付孔および切欠溝
を備えた配線基板に装着する無口金ランプ用ソケットを
提供することができる。
【0186】請求項5の発明によれば、加えて鍔部に形
成した凹窪部にコイルばねを収納するとともにコイルば
ねの軸方向脱落防止手段および直交方向脱落防止手段を
備えたことにより、所要の弾力を作用させるのに必要な
長さのコイルばねを所要の突出長にするとともにコイル
ばねが不所望に脱落しにくい無口金ランプ用ソケットを
提供することができる。
【0187】請求項6の発明によれば、加えてコイルば
ねの軸方向脱落防止手段を凹窪部の両側面から一体に突
出させた一対の凸条によって形成したことにより、コイ
ルばねの組立が容易な無口金ランプ用ソケットを提供す
ることができる。
【0188】請求項7の発明によれば、加えて直交方向
脱落防止手段を凹窪部の底面の鋸歯状突起により形成し
たことにより、コイルばねの組立が容易な無口金ランプ
用ソケットを提供することができる。
【0189】請求項8の発明によれば、加えて無口金ラ
ンプのリード線を鍔部に形成した凹窪部とコイルばねと
の間に挟持したことにより、リード線とコイルばねとの
接続が容易な無口金ランプ用ソケットを提供することが
できる。
【0190】請求項9の発明によれば、加えてコイルば
ねの直交方向脱落防止手段を構成している一対の鋸歯状
突起の間に無口金ランプのリード線を通線したことによ
り、リード線の位置を容易に規制する無口金ランプ用ソ
ケットを提供することができる。
【0191】請求項10の発明によれば、加えてランプ
支持部の底部に形成したリード線挿通孔に挿通したリー
ド線を鍔部の裏面側から凹窪部内へ移動可能なリード線
挿通溝を形成したことにより、組立が容易で、自動組立
が可能な無口金ランプ用ソケットを提供することができ
る。
【0192】請求項11の発明によれば、加えてコイル
ばねの先端が配線基板のランドに圧接して接続すること
により、コイルのほぼ1ターンまでの長さにわたる接触
を行って確実で、信頼性の高い接続を得られる無口金ラ
ンプ用ソケットを提供することができる。
【0193】請求項12の発明によれば、加えて剛性基
板の取付孔の内面に沿って延在するフレキシブル配線基
板のランドにコイルばねの側面で接触することにより、
フレキシブル配線基板を損傷しにくくて確実で信頼性の
高い接続を得る無口金ランプ用ソケットを提供すること
ができる。
【0194】請求項13の発明によれば、加えてランプ
支持部にコイルばねの偏位を許容する縦溝を形成したこ
とにより、フレキシブル配線基板に接触しながら圧入さ
れる際にコイルばねが座屈しにくい無口金ランプ用ソケ
ットを提供することができる。
【0195】請求項14の発明によれば、加えて無口金
ランプの偏平形状部を実質的に回動不能にする回動抑止
部を形成したことにより、無口金ランプが不所望に回動
してリード線にストレスを作用させない無口金ランプ用
ソケットを提供することができる。
【0196】請求項15の発明によれば、請求項1ない
し14の発明の効果を有する無口金ランプ装置を提供す
ることができる。
【0197】請求項16の発明によれば、請求項1ない
し14の効果を有する照明装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無口金ランプ用ソケットに装着する無
口金ランプの一例を示す正面図
【図2】同じく側面図
【図3】本発明の無口金ランプ用ソケットおよび無口金
ランプ装置の第1の実施形態を示す正面図
【図4】同じく中央断面側面図
【図5】同じく平面図
【図6】同じく本発明の無口金ランプ用ソケットの第1
の実施形態を示す平面図
【図7】同じく底面図
【図8】本発明の無口金ランプ用ソケットおよび無口金
ランプ装置の第2の実施形態を示す正面図
【図9】同じく中央断面側面図
【図10】同じく平面図
【図11】本発明の無口金ランプ用ソケットの第2の実
施形態を示す平面図
【図12】同じく底面図
【図13】図11のXII−XII'線に沿う断面図
【図14】フレキシブル配線基板の要部正面図
【図15】同じく背面図
【図16】同じく断面図
【図17】本発明の無口金ランプ用ソケットおよび無口
金ランプ装置の第3の実施形態を示す正面図
【図18】同じく中央断面正面図
【図19】本発明の無口金ランプ用ソケットの第3の実
施形態を示す平面図
【図20】同じく底面図
【図21】本発明の無口金ランプ用ソケットおよび無口
金ランプ装置の第3の実施形態の配線基板への装着状態
を示す中央断面側面図
【符号の説明】
1b2…偏平形状部 3…リード線 6…ランプ支持部 6a…筒状部 6b…リード線挿通孔 6c…回動抑止手段 7…鍔部 7a…凹窪部 7b…リード線挿通溝 7c…軸方向脱落防止手段 7d…直交方向脱落防止手段 8…挟持手段 8a…脚部 8b…テーパー面 8c…係止段部 9…コイルばね L…無口金ランプ S…無口金ランプ用ソケット

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基部から導出されているリード線を備えた
    無口金ランプを支持するランプ支持部と;ランプ支持部
    の回りに形成された鍔部と;鍔部を配線基板に当接した
    際に鍔部と協働して配線基板を挟持する挟持手段と;先
    端が鍔部から配線基板側へ突出して配線基板のランドに
    圧接するとともに、無口金ランプのリード線が接続され
    たコイルばねと;コイルばねを支持するコイルばね支持
    部と;を具備していることを特徴とする無口金ランプ用
    ソケット。
  2. 【請求項2】挟持手段は、ランプ支持部を配線基板の取
    付孔に挿入した際に配線基板に当接すると弾力に抗して
    変位し、配線基板を通過したときに弾性により復帰する
    ことにより配線基板に係合する圧入式挟持手段であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の無口金ランプ用ソケッ
    ト。
  3. 【請求項3】挟持手段は、配線基板に形成された取付孔
    の周囲に連接された切欠溝に係合することを特徴とする
    請求項2記載の無口金ランプ用ソケット。
  4. 【請求項4】ランプ支持部は、配線基板に形成された取
    付孔の周囲に連接された切欠溝に係合する係合凸部を備
    えており;挟持手段は、配線基板の取付孔の周縁に係合
    する;ことを特徴とする請求項2記載の無口金ランプ用
    ソケット。
  5. 【請求項5】コイルばね支持部は、鍔部に形成されコイ
    ルばねの少なくとも基端部を収納する凹窪部、コイルば
    ねの軸方向への脱落を防止する軸方向脱落防止手段、お
    よびコイルばねの軸と直交する方向への脱落を防止する
    直交方向脱落防止手段を備えていることを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれか一記載の無口金ランプ用ソケ
    ット。
  6. 【請求項6】軸方向脱落防止手段は、凹窪部の両側面か
    ら一体に成形されて突出した一対の凸条であることを特
    徴とする請求項5記載の無口金ランプ用ソケット。
  7. 【請求項7】直交方向脱落防止手段は、凹窪部の底面に
    形成された鋸歯状突起であることを特徴とする請求項5
    または6記載の無口金ランプ用ソケット。
  8. 【請求項8】無口金ランプのリード線は、凹窪部および
    コイルばねの間に挟持されることによりコイルばねに圧
    接して接続されていることを特徴とする請求項5ないし
    7のいずれか一記載の無口金ランプ用ソケット。
  9. 【請求項9】鋸歯状突起は、その一対が小間隔を隔てて
    形成されており;無口金ランプのリード線は、一対の鋸
    歯状突起の間に通線されている;ことを特徴とする請求
    項8記載の無口金ランプ用ソケット。
  10. 【請求項10】ランプ支持部は、リード線挿通孔を形成
    した底部を備え;鍔部は、凹窪部に近接した位置で、か
    つリード線挿通孔に連通しているとともにリード線を鍔
    部の裏面側から凹窪部内へ移動可能なリード線挿通溝を
    備えている;ことを特徴とする請求項5ないし9のいず
    れか一記載の無口金ランプ用ソケット。
  11. 【請求項11】コイルばねは、その先端が配線基板のラ
    ンドに圧接して配線基板に接続することを特徴とする請
    求項1ないし10のいずれか一記載の無口金ランプ用ソ
    ケット。
  12. 【請求項12】コイルばねは、剛性基体にフレキシブル
    配線基板を添接するとともに剛性基板に形成した取付孔
    の内面に沿って延在するフレキシブル配線基板のランド
    に、その側面で圧接して接続することを特徴とする請求
    項1ないし10のいずれか一記載の無口金ランプ用ソケ
    ット。
  13. 【請求項13】ランプ支持部は、コイルばねに対向する
    位置にコイルばねの横方向への偏位を許容する縦溝を備
    えていることを特徴とする請求項12記載の無口金ラン
    プ用ソケット。
  14. 【請求項14】ランプ支持部は、その内部に無口金ラン
    プの基部の偏平形状部を実質的に回動不能に支持する回
    動抑止部を備えていることを特徴とする請求項1ないし
    13のいずれか一記載の無口金ランプ用ソケット。
  15. 【請求項15】基部から導出されたリード線を備えた無
    口金ランプと;無口金ランプを装着した請求項1ないし
    14のいずれか一記載の無口金ランプ用ソケットと;を
    具備していることを特徴とする無口金ランプ装置。
  16. 【請求項16】取付孔および取付孔に連接するランドを
    備えた配線基板と;取付孔に装着された請求項15記載
    の無口金ランプ装置と;を具備していることを特徴とす
    る照明装置。
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