JPH11162207A - 車両用前照灯 - Google Patents

車両用前照灯

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JPH11162207A
JPH11162207A JP9331745A JP33174597A JPH11162207A JP H11162207 A JPH11162207 A JP H11162207A JP 9331745 A JP9331745 A JP 9331745A JP 33174597 A JP33174597 A JP 33174597A JP H11162207 A JPH11162207 A JP H11162207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
vehicle
moving mechanism
shafts
holding plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP9331745A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Futami
隆 二見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の光源の移動により配光特性を切換える
構成とした前照灯においては、移動時に光源が傾いて所
望の配光特性の形状が得られなかったり、強度に不足し
信頼性が保てないなどの問題点を生じていた。 【解決手段】 本発明により、位置移動機構4は、垂直
方向の上下に光源3を挟んで配置された2つの軸41、
42と、軸41、42と共に回動する同長の2つのアー
ム43、44と、アーム43、44のそれぞれの前端に
軸支される光源保持板45とから成る平行リンクとして
構成されている車両用前照灯としたことで、傾きを生じ
ることなく後方と下方とへの光源3の移動を可能とし、
加えて、多数のアーム41、42で光源保持板45を支
持されるものとし、強度の向上を可能として課題を解決
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車など車両に用
いられる前照灯に関するものであり、詳細には例えばメ
タルハライド放電灯が光源として採用されるなど、近接
する2箇所にすれ違いビーム用光源と走行ビーム用光源
とを設けることが不可能なものとなり、1つの光源の位
置を移動させることですれ違いビーム配光と走行ビーム
配光とを切換える構成とした前照灯に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の放電灯を光源とする前照灯90に
おけるすれ違いビームと走行ビームとを切換えるときの
構成としては、例えば特開平8―111101号公報に
示されるものがあり、図4に要部を再録して示すよう
に、放電灯91を上方に支点92aが設けられ垂直方向
に沿い配置されたレバー92にバーナー91aが略光軸
Z上に位置する、すれ違いビーム位置として取付けてお
き、走行ビームに切換えるときには、支点92aを回動
の中心としてレバー92をモータ或いはソレノイドなど
の駆動装置94で後方に所定角αだけ回転させ、放電灯
91の位置をすれ違いビーム位置から反射鏡93に対し
て後方および下方に移動させて走行ビーム位置とするも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の構成においては、第一には、走行ビーム位置と
したときにバーナー91aに前下がりの傾きを生じるも
のとなるので、反射鏡93に反射された後の光像にも形
状変化を生じ、必ずしも予測した形状の走行ビーム配光
と成らず、性能的に不充分なものと成る問題点を生じて
いる。
【0004】また、第二には、駆動装置94の動作方向
が前後方向と成るので、前照灯90全体としての奥行寸
法が大きくなり、車両への取付けが困難となる問題点を
生じ、更に、第三には、放電灯91が1つの支点92a
により支持されているので機械的な強度に不足し、例え
ば放電灯91の交換などで僅かな外部応力でガタなどを
生じて配光特性の狂いを生じ、信頼性に欠けるなどの問
題点も生じている。
【0005】加えて、前記支点92a、駆動装置94を
反射鏡93に直接に取付けを行うと、例えば駆動装置9
4を駆動したときの応力が反射鏡93にも伝わるものと
なり、この応力により反射鏡93が変形して配光特性の
形状が変化する問題点も生じるものとなり、これらの点
の解決が課題とされていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記した従来
の課題を解決するための具体的な手段として、1つの反
射鏡に対し光源に位置移動機構を設けることで、1つの
光源で走行ビーム配光とすれ違いビーム配光とを得る構
成とされた車両用前照灯において、前記位置移動機構
は、この車両用前照灯の車両への取付状態における垂直
方向の上下に前記光源を挟んで配置された2つの軸と、
前記軸のそれぞれを中心として共に回動する同長の2つ
のアームと、前記アームのそれぞれの前端に軸支される
光源保持板とから成る平行リンク装置で構成されている
ことを特徴とする車両用前照灯を提供することで課題を
解決するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る車両
用前照灯1を要部で示すものであり、この車両用前照灯
1は基本的には1つの反射鏡2に対し、放電灯などとし
た1つの光源3が設けられ、この光源3を位置移動機構
4で移動させることで、走行ビーム配光とすれ違いビー
ム配光とを得るものである点は従来例のものと同様であ
る。尚、車両用前照灯1には上記以外にハウジングおよ
びレンズなどが設けられているが、本発明の要旨の部分
ではないので、ここでの図示と説明は省略する。
【0008】ここで、本発明においては、前記位置移動
機構4を図2にも模式的に示すように、この車両用前照
灯1の車両への取付状態における垂直方向の上下に前記
光源を挟んで配置された2つの軸41、42と、前記軸
41、42のそれぞれを中心として共に回動する2つの
アーム43、44と、前記アーム43、44の先端に軸
支される光源保持板45とで構成するものである。
【0009】このときに、前記アーム43、44は同じ
長さとされると共に、前記光源保持板45を軸支すると
きのお互いの先端間の間隔を前記軸41、42間の間隔
と同一にして平行リンクとし、前記軸41、42に回動
を行うときにも前記光源保持板45は垂直を保つものと
している。
【0010】加えて本発明では、前記軸41、42の何
れか一方、例えば軸41には、この軸41に一方向への
回動力を与えるためのステッピングモータ、ソレノイド
などによる駆動装置5と、前記駆動装置5とは反対の方
向への回動力を常に与えているスプリング6とが設けら
れている。尚、この実施形態においては軸41にソレノ
イド51が接続されたレバー41aを設け回動力を与え
る例で示してある。
【0011】このときに、軸41に与える回動力は駆動
装置5の側が大きいものとされ、駆動装置5が駆動され
たときには一方向への回動力が与えられ、駆動装置5の
駆動が停止されたときにのみスプリング6による反対方
向への回動力が与えられるものとされている。また、前
記位置移動機構4の光源保持板45には取付孔45aが
設けられて光源3が交換自在として取付けられるものと
されている。
【0012】よって、本発明においても、駆動装置5を
駆動することで光源3がすれ違いビーム配光が得られる
位置から走行ビーム配光が得られる位置へ、或いは、そ
の逆に移動するものとなる。従って、すれ違いビーム配
光で走行することが通常である近年の交通状況下では、
駆動装置5を駆動しない状態ですれ違いビーム配光が得
られる位置としておき、使用頻度の低い走行ビーム配光
側で駆動するものとしておく方が消費電力の低減の面で
有利となる。
【0013】また、本発明では、前記軸41、42を基
板7に軸支して位置移動機構4の保持を行わせるもので
あり、同時に前記駆動装置5、スプリング6も前記基板
7上に保持される。また、本発明においては、基板7は
適宜に切込部7aなどが設けられ(図1参照)て、前記
位置移動機構4、駆動装置5、スプリング6の保持を行
うと共にエーミング部材を兼ねるものとされている。そ
して、前記基板7の前記位置移動機構4などが取付けら
れたのとは反対側の面には反射鏡2が取付けられてい
る。
【0014】次いで、上記の構成とした本発明の車両用
前照灯1の作用および効果について説明する。先ず位置
移動機構4については、光源保持板45は軸41、42
を回動の中心とし、アーム43、44の長さを半径とす
る円弧運動を行うものであるので、前記アーム43、4
4の長さと、軸41、42の回動の始点と終点とを調整
すれば、光源3の反射鏡2に対する後方と下方とへの移
動量を設定できるものとなる。
【0015】上記を具体的に説明すれば、この実施形態
においては、光源3のすれ違いビーム配光から走行ビー
ム配光への切換時の反射鏡2に対する後方と下方とへの
望ましい移動量は、後方へ3.2mm、下方へ1.5mmで
ある。この条件を満足させるべく、この実施形態では図
3に示すようにアーム43(44)の長さを20mmに設
定すると共に、アーム43(44)が垂直から20°傾
いた位置を始点Pとし、この状態ですれ違いビーム配光
が得られる位置となるように光源3は光源保持板45に
取付けられている。
【0016】そして、走行ビームへの切換を行うときに
は軸41(42)を10°回転させてアーム43(4
4)が垂直から30°傾いた終点Qに位置させる。この
ようにすることで、光源保持板45は始点Pから終点Q
に移動する間に、後方へ3.2mm、下方へ1.5mmだけ
移動するものとなり、即ち、すれ違いビーム配光から走
行ビーム配光への切換が行われる。
【0017】このときに、前記光源保持板45は位置移
動機構4による平行リンクの一部であるので、上記の移
動を行う際にも傾きを生じることはなく垂直の状態を保
つものとなり、従って、光源3にも傾きを与えず、配光
特性の形状に乱れを生じることがない。また、光源保持
板45は、1対のアーム43、44により支持されてい
るので、例えば上記の移動時の応力、或いは、光源3交
換時の外部応力によっても変形を生じない充分な強度を
有するものとなる。
【0018】また、上記位置移動機構4は本発明によ
り、基板7の一方の面に設けられているので、この基板
7の強度を適宜なものとしておくことで、基板7の他の
一方の面に取付けられている反射鏡2に駆動装置5など
の応力が伝わるのを防止でき、反射鏡2に変形が生じる
のを防止できるものとなる。更には、前記駆動装置5の
動作方向、即ち、最も寸法が長い方向を垂直若しくは水
平として取付けることが可能な構成となるので、車両用
前照灯1全体としての奥行寸法も短縮が可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、位
置移動機構は、この車両用前照灯の車両への取付状態に
おける垂直方向の上下に前記光源を挟んで配置された2
つの軸と、前記軸のそれぞれを中心として共に回動する
同長の2つのアームと、前記アームのそれぞれの前端に
軸支される光源保持板とから成る平行リンクとして構成
されている車両用前照灯とし、加えて、位置移動機構、
駆動装置およびスプリングは、エーミング部材を兼ねる
基板に取付けられ、この基板を介して反射鏡の取付けが
行われている車両用前照灯とすることで、第一には、位
置移動機構の平行リンクにより、傾きを生じることなく
後方と下方とに光源の移動を可能とし、切換を行った後
の配光特性にも形状の狂いなどを生じないものとして、
この種の車両用前照灯の性能向上に極めて優れた効果を
奏するものである。
【0020】また第二には、上記の構成としたことで、
光源保持板は、例えば1対と複数のアームで支持される
ものとなり、従来例のものに比較して強度が向上する。
従って、動作時の応力、或いは、光源の交換など外部応
力が加わった場合にも精度の維持が確実に行われ、信頼
性の向上に窮めて優れた効果を奏するものとなる。
【0021】更に第三には、上記の構成により駆動装置
の軸を垂直などとして取付けを可能とし、車両用前照灯
全体としての奥行寸法を短縮し、車両への取付性、整合
性を向上させる効果を奏し、第四には、位置移動機構と
反射鏡とを基板の表裏面に分割したことで反射鏡の位置
移動機構の動作時の応力による変形も防止し、一層の性
能向上に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両用前照灯の実施形態を要部
の部分で示す斜視図である。
【図2】 同じ実施形態の位置移動機構を模式的に示す
説明図である。
【図3】 同じ実施形態の位置移動機構の作用を示す説
明図である。
【図4】 従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1……車両用前照灯 2……反射鏡 3……光源 4……位置移動機構 41、42……軸 41a……レバー 43、44……アーム 45……光源保持板 45a……取付孔 5……駆動装置 6……スプリング 7……基板 7a……切込部 P……始点 Q……終点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの反射鏡に対し光源に位置移動機構
    を設けることで、1つの光源で走行ビーム配光とすれ違
    いビーム配光とを得る構成とされた車両用前照灯におい
    て、前記位置移動機構は、この車両用前照灯の車両への
    取付状態における垂直方向の上下に前記光源を挟んで配
    置された2つの軸と、前記軸のそれぞれを中心として共
    に回動する同長の2つのアームと、前記アームのそれぞ
    れの前端に軸支される光源保持板とから成る平行リンク
    として構成されていることを特徴とする車両用前照灯。
  2. 【請求項2】 前記アームには、このアームを一方向に
    回動させる駆動装置と、反対方向に回動させるスプリン
    グとが設けられ、前記駆動装置は駆動されないときには
    前記スプリングにより、前記光源保持板に前記走行ビー
    ム配光、又は、すれ違いビーム配光の何れか一方に対す
    る定位置が与えられていることを特徴とする請求項1記
    載の車両用前照灯。
  3. 【請求項3】 前記位置移動機構、駆動装置およびスプ
    リングは、エーミング部材を兼ねる基板に取付けられ、
    該基板を介して前記反射鏡の取付けが行われていること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用前照
    灯。
JP9331745A 1997-12-02 1997-12-02 車両用前照灯 Pending JPH11162207A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100440401B1 (ko) * 2001-07-10 2004-07-15 주식회사 성산 자동차용 전조등의 빔 전환장치
DE102007026262A1 (de) * 2007-06-05 2008-12-11 Hella Kgaa Hueck & Co. Leuchteinheit für Fahrzeuge

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100440401B1 (ko) * 2001-07-10 2004-07-15 주식회사 성산 자동차용 전조등의 빔 전환장치
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