JPH11161688A - Cad装置 - Google Patents

Cad装置

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JPH11161688A
JPH11161688A JP9323506A JP32350697A JPH11161688A JP H11161688 A JPH11161688 A JP H11161688A JP 9323506 A JP9323506 A JP 9323506A JP 32350697 A JP32350697 A JP 32350697A JP H11161688 A JPH11161688 A JP H11161688A
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Application number
JP9323506A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Saito
義行 齊藤
Hiroshi Ikeda
浩 池田
Takeshi Nakayama
武司 中山
Yukihiro Fukumoto
幸弘 福本
Shinji Miura
伸治 三浦
Hiroichi Uemura
博一 植村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板の実装設計に係る部品の手動配置に
おいて、配置対象部品を配置すべき位置に移動させてい
くための画面操作を不要としたCAD装置を提供する。 【解決手段】 配置対象部品及び既に配置されている部
品に関する個々の部品情報111及び相互の接続情報1
13などの部品配置に関する情報を登録する外部記憶部
110と、その配置対象部品の最適な配置位置を算出
し、算出された配置位置に配置対象部品を表示すべく画
面の表示領域を変更することを制御する仮配置制御部1
23と、操作者の操作を受け付ける入力操作部130
と、部品配置状況を操作者に表示する表示部140と、
CAD装置内の作業用デ−タを一時保管する作業記憶部
150と、設計結果の図面やデ−タを出力印刷する出力
部160とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板の実装設
計を支援するCAD(Computer Aided Design)装置、
並びにそのような実装設計を支援するプログラムを記録
した記録媒体に関し、特に、対話的な部品配置の設計を
支援する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、回路基板の実装設計においてはC
AD装置の利用が不可欠となっている。一般に、実装設
計における部品配置には、予め準備された接続情報や部
品情報などに基づいてCAD装置が自動的に部品を配置
する自動配置と、設計者が表示画面を見ながら対話的に
部品を配置する手動配置とがある。
【0003】しかし、自動配置にも限界がある。多くの
設計仕様や回路特性などを満たす最適な配置位置が、自
動配置によって常に決定できるとは限らず、未配置部品
として残ってしまう場合や配置変更を要する場合が生じ
る。これらの場合には、設計者が表示画面を見ながらマ
ウス等を操作し、希望する位置に部品を配置する、いわ
ゆる手動配置を行う必要がある。従って、自動配置と手
動配置を併用することによって、作業効率を改善すると
共に、細部においても設計仕様を満たし得る実装設計を
実現しているのが実情である。
【0004】図18は、従来の対話的な手動配置におけ
るCAD装置の動作を説明するための図であり、自動配
置によっては配置位置を決定することができなかったた
めに未配置部品として残った場合、または、部品を全て
手動配置によって配置する場合で終盤に未配置部品とし
て残った場合に、手動配置によって、画面上の暫定的に
置かれた位置から希望する位置に移動させる様子を示し
ている。
【0005】本図には、未配置部品806が選択され、
暫定的に置かれた配置対象部品807を含む回路基板8
01の左上部分を表示させた画面802と、配置対象部
品807及び表示領域を右下方向に移動して表示させた
画面1801と、さらに右下方向に移動させ、その配置
対象部品807が目的とする位置(画面803の配置対
象部品807の位置)に置かれた場合の画面803が示
されている。また、画面802及び803には、自動配
置によって確定的に配置された部品805a〜eも示さ
れている。なお、画面802において配置対象部品80
7から出ている3本の破線808a〜cは、ネット情
報、即ち、この配置対象として選択した部品806と接
続されるべき接続先を示す情報を図示したものであり、
ここでは、右下の既配置部品805d,805eに接続
されるべきことが示されている。
【0006】上記のように、自動配置によっては配置さ
れなかった部品や最初から手動配置により部品の配置を
行う場合の手順を以下に示す。設計者は、まず、画面8
02において、未配置部品の一覧が表示されたメニュー
804等から配置したい部品806を選択すると、その
配置対象部品807が画面上に暫定的に配置され(又は
自動配置後に暫定的に配置され)、同時に、接続情報等
に基づくネット情報808a〜cも表示される。そし
て、設計者は、表示されたネット情報(破線)の方向等
を頼りにして、表示画面を画面802から画面1801
にスクロールしたり、ズームアップしたりすることで、
配線距離が最短となるような最適な配置位置(即ち、画
面803における位置)まで配置対象部品807を移動
させる。このように、設計者は、対話的に配置設計を進
めることで、配置対象部品807の最適な配置位置を決
定することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
対話的な手動配置では、表示領域を移動するたび毎に表
示内容の描画のし直し、即ちリペイントにより作業が中
断するという問題が生じる。というのは、上記のよう
に、配置対象部品が暫定的に配置された位置と希望する
配置位置とが離れている場合には、設計者は、希望する
配置位置まで部品を移動させる必要がある。この場合
は、まず表示領域を移動させ、次に部品を移動させると
いう操作を繰り返すということが強いられる。この表示
領域を移動する場合、設計者が表示領域を希望する位置
に移動させ確定させると、CAD装置は、表示領域につ
いて表示内容の描画のし直し、即ちリペイントを実行す
る。従って、その間は設計者の作業が中断してしまうの
である。
【0008】また、従来の手動配置によれば、例えば、
配置したい位置に他の部品が既に配置されている場合に
は、配置対象部品の選択を解除し、既に配置されている
部品を一旦剥がして(他の位置に退避移動または未配置
部品として登録して)からでないと、新たな部品を同じ
位置に配置することができないために、スムーズな設計
作業が妨げられるという問題点もある。
【0009】そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みて
なされたものであり、回路基板の実装設計において、対
話的に部品配置を行う設計者の画面操作を最小限に抑え
ることを可能にするCAD装置を提供することを第1の
目的とする。また、本発明の第2の目的は、選択した部
品を配置する際に、配置したい領域に既に部品が配置さ
れている場合であっても、その配置領域を確保するため
に一旦配置対象部品の選択を解除し、既に配置されてい
る部品を取り除くという煩わしい操作を行う必要がない
CAD装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、回路基板への部品配置の設計を支援するC
AD装置であって、操作者から配置対象部品の指定を受
け付ける部品指定受付手段と、指定された配置対象部品
及び既に配置されている部品に関する個々の部品情報及
び相互の接続情報に基づいて、その配置対象部品につい
ての最適な配置位置に対応する表示画面上の表示位置を
算出する表示位置算出手段と、算出された表示位置に前
記配置対象部品を表示するように前記回路基板における
表示領域を特定する表示領域特定手段と、特定された表
示領域を画面に表示する表示手段とを備えることを特徴
とする。
【0011】これによって、対話的に操作する手動配置
を行う場合に、本発明に係るCAD装置は、選択された
配置対象部品について、配置設計しやすい表示位置を決
定し、表示領域を特定して表示するため、設計者は、画
面の移動及び表示に要する時間待ちから解放され、上記
第1の目的が達成される。また、上記課題を解決するた
めに本発明は、さらに、前記表示位置算出手段によって
表示位置が確定した配置対象部品が既に配置されている
他の部品と重なり合うか否かを判定する判定手段と、重
なり合うと判定された場合に、前記他の部品を未確定の
状態に戻す配置取消手段とを備え、前記表示手段は、前
記他の部品が未確定の状態に戻された後の前記表示領域
を画面に表示することを特徴とする。
【0012】これによって、対話的に操作する手動配置
を行う場合において、本発明に係るCAD装置は、選択
された配置対象部品が既に配置されている他の部品と重
なり合い、かつ、前記他の部品が引剥し可能な部品の場
合には、選択された配置対象部品を配置し、前記他の部
品を未確定の状態として画面に表示する。これにより、
設計者は、選択された配置対象部品の選択の解除、前記
他の部品の選択及び取り除き、配置対象部品の再選択及
び配置という操作から解放され、上記第2の目的が達成
される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るCAD装置の
実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は、実施形態1に係るCAD装置
100の機能ブロック図を示す。
【0014】本装置100は、回路基板の実装設計を支
援する装置であって、外部記憶部110、部品配置支援
部120、入力操作部130、表示部140、作業記憶
部150及び出力部160より構成される。外部記憶部
110は、例えばハードディスクで実現され、CAD装
置100によって対話的に手動配置を行う際に必要とな
る情報が記憶されており、また、設計の結果確定した情
報が記憶される。外部記憶部110には、部品情報11
1、部品形状情報112及び接続情報113などの情報
が格納されている。
【0015】以下では、外部記憶部110における上記
の3つの情報の内容について説明する。 1.部品情報 部品情報111とは、回路基板上のそれぞれの部品がど
のような部品名で、基板上のどの位置に実装されるかを
示す情報である。部品情報111の一例を図2(a)に示
す。部品情報111は、回路基板上のそれぞれの部品に
設計者が採番した番号である部品番号(図中の”IC
1、IC3”)と、当該部品に採用する製品の製品名を
表す部品名(図中の”MN700”)と、当該部品の基
板上における座標(図中の”(XIC1,YIC1)、(XIC3,Y
IC3)”)と、当該部品が実装面の”オモテ面(0)”
か”ウラ面(1)”かを示す配置面(図中の”0”)
と、当該部品の基準辺が基板の基準辺となす角度を表す
配置角度(図中の”0”)、及び部品が未配置(0)か
配置済み(1)かを示す配置状況フラグなどの情報を有
する。
【0016】なお、自動配置では配置しきれず、未配置
部品として残った場合の部品情報111の一例を図4に
示す。本図では、配置状況フラグの値が”0”の部品が
未配置部品であることを示している。また、一旦配置済
みとなった部品であっても、配置設計の変更などによ
り、配置対象部品となった場合は、当該配置状況フラグ
の値が”0”となる。 2.部品形状情報 部品形状情報112とは、実装する部品の固有の外形を
表す情報である。部品形状情報112の一例を図2(b)
に示す。部品形状情報112は、実装する部品の製品名
を表す部品名と、部品原点に対する相対座標である外形
座標と、当該部品が有する端子数、及び各端子の部品原
点に対する相対座標である端子相対座標などの情報を有
する。
【0017】図3(a)及び図3(b)は、部品原点、外形
座標、端子相対座標及び部品の中心座標について、詳細
な具体例を示した図である。図3(a)に示すように、部
品原点301は、部品300の上部左隅をいい、ここを
相対座標上(0,0)とする。外形座標は、部品の外形
を部品原点に対する相対座標で表したものであり、本例
では、部品の4隅301〜304の座標で表現してい
る。
【0018】端子相対座標は、各端子の中央点の座標を
部品原点に対する相対座標で表したものであり、本例で
は、図3(b)に示すように各端子番号毎にX座標及びY
座標の情報を有する。部品の中心座標は、本例では、相
対する対角線上の端子(図では、1番端子305及び4
番端子306)の中間点の座標を求め、これを部品の中
心座標(図中の”Xc,Yc”)とする。 3.接続情報 接続情報113とは、端子間の論理的な接続を表す情報
である。接続情報113の一例を図2(c)に示す。接続
情報113は、設計者によって回路基板上の各配線箔に
命名された名称であるネット名(図中の”A”)、及び
当該配線箔によって接続される端子の情報(図中の”I
C1−1、R20−1、IC3−5”)からなる。この
後者の端子の情報は、当該端子の属する部品の部品番号
と当該端子の端子番号によって表される。図2(c)に示
す表は、その右側の図2(d)に示す図と対応している。
本図では、”A”というネット名の配線箔が走り、この
配線箔によって、IC1の1番端子と抵抗R20の1番
端子及びIC3の5番端子が接続されていることを示
す。
【0019】外部記憶部110に記憶されている情報の
内容についてはこれまでとし、CAD装置の各機能につ
いての説明を再開する。部品配置支援部120は、本C
AD装置100が有する実装設計支援機能のうち、部品
配置に関する設計を支援するものであり、自動配置支援
部121と手動配置支援部122より構成され、さら
に、手動配置支援部122の一機能として初期表示制御
部123を有する。
【0020】自動配置支援部121は、予め登録された
接続情報や部品情報などに基づいて、設計者と対話する
ことなく条件に合致した部品の配置をするための制御を
行う。手動配置支援部122は、自動配置支援部121
が配置しきれなかった未配置部品や配置位置の変更が必
要な場合などであって、設計者が対話的に部品を配置す
る場合に、設計者の操作を支援するための機能を提供
し、当該操作に伴う判断の補助を行う。
【0021】初期表示制御部123は、本発明の特徴的
な構成要素の一つであり、手動配置における設計者の煩
わしい操作を軽減し、効率的な設計作業を実現するた
め、選択された配置対象部品の最適な初期表示位置及び
初期表示角度及び初期表示面を算出し、その配置対象部
品を表示させる表示領域を特定するための制御を行う。
ここで、初期表示とは、手動配置によって配置対象部品
を配置する場合に、設計者の画面操作を簡略化させるた
めの表示であって、配置対象部品が選択されると、予め
記憶されていた接続情報や部品情報に基づいて、自動的
に配置対象部品の配置されるべき位置に対応する画面上
の表示位置を定め、その配置対象部品を含む表示領域を
特定して表示させることをいう。
【0022】なお、一般に設計者は、表示された配置対
象部品の表示位置が配置に適切であると判断した場合
は、”配置キー”などの入力操作を行うことによって、
表示位置に表示されている配置対象部品の配置の確定を
行う。以下では、初期表示制御部123における初期表
示位置決定機能、初期表示角度決定機能、初期表示面決
定機能、表示領域特定機能について説明する。 1.初期表示位置決定機能 初期表示位置決定機能は、初期表示制御部123が、配
置対象部品の接続先の各接続端子の基板座標より、配置
対象部品が配置されるべき最適な基板上の配置位置に対
応する画面上の表示位置を算出する機能である。
【0023】図5は、初期表示位置決定機能における初
期表示位置を算出するための一例を示す図である。ま
た、図11は、本機能に係る処理の流れを示すフローチ
ャートである。初期表示制御部123は、設計者によっ
て未配置部品メニュー(図には示されていない)から選
択された配置対象部品501に関する接続情報113、
部品情報111及び部品形状情報112に基づいて、配
置対象部品の接続先の部品(506、507)の接続端
子(図中の3つの端子(503〜505))の基板座標
を検出し(ステップS961)、それらの基板座標から
重心502を算出して、これを初期表示位置として決定
する(ステップS962)。
【0024】従って、初期表示位置の基板座標(XIN
I,YINI)は、以下の2式により算出される。ここで、
配置対象部品が接続される接続先の端子の全数をnと
し、i番目の接続端子の基板座表を(Xi,Yi)とす
る。
【0025】
【数1】
【0026】
【数2】
【0027】2.初期表示角度決定機能 初期表示角度決定機能は、初期表示制御部123が、配
置対象部品とこれに接続する各接続端子間とのマンハッ
タン距離の総和が最小になるように、配置対象部品の基
板上の配置角度(画面上の表示角度も同一である)を算
出する機能である。
【0028】ここで、マンハッタン距離について、図6
(b)を用いて説明する。本図では、部品610の第4端
子611と部品612の第2端子613が接続されてい
る。この場合の、2端子間のX座標とY座標の和をマン
ハッタン距離という(図では、”XM+YM”)。図6
(a)は、初期表示角度決定機能における初期表示角度を
算出するための一例を示す図である。また、図12は、
本機能に係る処理の流れを示すフローチャートである。
【0029】図6(a)では、選択された配置対象部品6
01の第7端子604と第8端子605が、それぞれ配
置済みの部品603の第4端子606と第3端子607
に接続されている。初期表示角度は、本図の例では、配
置対象部品601の端子(604、605)とこれに接
続する部品603の端子(606、607)間におい
て、接続情報113、部品情報111及び部品形状情報
112に基づいて、マンハッタン距離の総和が最小とな
るような配置対象部品の配置角度(即ち、表示角度)を
決定することにより求める(ステップS971〜ステッ
プS978)。ここで、部品の配置角度は、図3(a)に
示すように、部品中心307を中心として左回りに回転
した角度で規定する。
【0030】図6(a)の場合は、配置対象部品601を
その部品中心602を中心として、左に90度回転した
場合が、マンハッタン距離の総和が最小となることが推
測できる。 3.初期表示面決定機能 初期表示面決定機能は、初期表示制御部123が、配置
対象部品について最適な基板上の配置面に対応する画面
上の表示面を決定する機能である。
【0031】初期表示制御部123は、配線情報113
及び部品情報111によって、配置対象部品が接続され
る部品について、オモテ面とウラ面でその部品数を計数
し、その部品数が多い面を初期表示面と決定する。 4.表示領域特定機能 表示領域特定機能は、上記初期表示位置決定機能や初期
表示角度決定機能などで定められた表示位置や表示角度
などに応じて、配置対象部品の表示領域を特定する機能
である。
【0032】図7は、表示領域特定機能における表示領
域の特定方法について説明するための図である。本図で
は、基板原点708及び画面原点709を図に示すよう
に規定する。本図は、回路基板701の左上部の配置対
象部品704を含む画面702から、同基板右下部の配
置対象部品705を含む画面703に表示領域を変更す
る場合の画面の様子を示している。本図の例では、算出
された配置対象部品の初期表示位置706と画面703
の画面中心707を一致させている。また、画面サイズ
は、配置対象部品705のx軸方向の寸法(本図では、
Wp)の10倍を画面幅WDとし、この画面幅WDと画面
のタテヨコ比によって画面長LDを決定する。従って、
初期表示位置706及び配置対象部品705のx軸方向
の寸法に基づいて、表示領域の特定を行うことができ
る。
【0033】以上で、初期表示制御部の各機能について
の説明を終え、図1における機能ブロックについての説
明に戻る。入力操作部130は、例えば、ポインティン
グデバイスやキーボードなどであり、手動配置支援部1
22及び初期表示制御部123の機能を利用して対話的
に手動配置を行う場合に、設計者の入力するデ−タを受
け付けるものである。
【0034】表示部140は、例えば、CRTなどであ
り、手動配置支援部122及び初期表示制御部123の
機能を利用して対話的に手動配置を行う際の、部品配置
状況や必要なデータを画面に表示させるためのものであ
る。作業記憶部150は、例えば、VRAM(Video RA
M)やRAMなどであり、手動配置支援部122及び初
期表示制御部123の機能を利用して対話的に手動配置
を行う場合の配置設計途中の画像データや計算結果を一
時的に保持しておくための記憶装置である。
【0035】出力部160は、例えば、XYプロッタや
ラインプリンタなどであり、手動配置支援部122及び
初期表示制御部123の機能を利用して対話的に手動配
置を行った結果である部品配置図面やデータリストを出
力させるためのものである。次に、以上のように構成さ
れる実施形態1に係るCAD装置の動作について説明す
る。
【0036】図8は、本CAD装置100によって、回
路基板の実装設計を行った場合における画面の遷移の様
子を示す図である。ここでは便宜上、部品配置につい
て、以下のような具体的な場合を想定した。回路基板の
実装設計において自動配置を実施したが、未配置部品8
06が残った。この未配置部品806は、回路基板の”
オモテ面”の既配置部品805d及び805eに接続さ
れ、”ウラ面”に接続されるべき部品はない。また、配
置したい領域は配置スペースにゆとりがあり、特に部品
を回転して配置させる必要はない。
【0037】本実施形態は、図8に示すように、設計者
が画面802の中の未配置部品メニュー804より部品
806を選択すると、配置設計に適した位置に配置対象
部品を表示すべく、初期表示制御部123が画面803
を特定し、表示させる手段を提供するものである。な
お、表示画面802では、回路基板801のうち左上部
分を表示し、既配置部品805a〜cが配置されている
例が示されている。また、表示画面803では、既配置
部品805d、eとの接続関係に基づき、配置対象部品
807が配置されるべき位置付近に、自動的に表示領域
を移動させ、配置対象部品を表示させた例を示す。
【0038】図9は、実施形態1を実施した場合のCA
D装置100内の処理の流れを示すフローチャートであ
る。なお、図の中の初期表示面決定処理(ステップS9
50)、初期表示位置決定処理(ステップS960)及
び初期表示角度決定処理(ステップS970)の詳細に
ついては、それぞれ図10、図11及び図12のフロー
チャートに示されている。
【0039】まず最初に、部品配置支援部120により
CADが開始され、実装設計に必要な各種データ(例え
ば、部品情報、部品形状情報、接続情報など)が外部記
憶装置110に記憶されると(ステップS900)、こ
れらの情報に基づき自動配置支援部121によって自動
配置が実行される(ステップS910)。しかし、自動
配置では対応しきれない配置漏れ部品が生じるため、配
置漏れ部品の検出を行い未配置部品として登録する(ス
テップS920)。
【0040】次に、手動配置支援部122によって、手
動配置モードが開始されると(ステップS930)、設
計者は、画面に表示された未配置部品メニュー804の
中から、配置の対象とする部品806を選択する(ステ
ップS940)。その後、初期表示制御部123は、配
置対象部品807を配置すべき配置面に対応する初期表
示面を決定し(ステップS950)、配置対象部品80
7の配置すべき配置位置に対応する初期表示位置、及び
配置すべき配置角度に対応する初期表示角度を算出する
(ステップS960、ステップS970)。
【0041】初期表示位置および初期表示角度の算出
後、初期表示制御部123は、配置対象部品807の表
示位置を決定し、表示領域を変更・特定して(ステップ
S980)、配置対象部品807を表示する。なお、選
択された配置対象部品807に関して、既配置部品(8
05d,805e)との接続関係を示すネット情報80
8a〜cも併せて表示される。
【0042】その後設計者は、最終的な配置対象部品8
07の配置位置を決定し、その配置位置を登録すべく、
CAD装置100に指示する(ステップS990)。最
後に、部品配置支援部120は、他に配置対象の部品が
なければ(ステップS995)、CADを終了する。図
10は、図9における初期表示面決定処理(ステップS
950)の詳細フローチャートである。設計者によって
配置対象部品807が選択されると、接続情報113に
基づいて、配置対象部品が接続される既配置部品の部品
数を回路基板のオモテ面とウラ面で計数し(ステップ9
51)、その部品数が多い面を初期表示面と決定する
(ステップS952)。
【0043】図11は、図9における初期表示位置決定
処理(ステップS960)の詳細フローチャートであ
る。最初に、接続情報113、部品情報111及び部品
形状情報112に基づいて、選択された配置対象部品8
07の接続先の全ての接続端子の基板座標を検出する
(ステップS961)。これは、接続情報113より配
置対象部品807が属するネットを全て抽出し、当該ネ
ットに属する部品及びその接続端子に対して、部品情報
111の部品の基板座標及び部品形状情報112の端子
相対座標より、配置対象部品807に係る全接続端子の
基板座標を求めるということにより可能となる。
【0044】次に、全接続端子の基板座標より、これら
の重心を求め、これを初期表示位置とする(ステップS
962、数1及び数2)。図12は、図9における初期
表示角度決定処理(ステップS970)の詳細フローチ
ャートである。初期表示角度を算出する手順としては、
まず、初期表示位置(つまり、表示角度が0度)でのマ
ンハッタン距離の総和を計算し、LM0とする(ステップ
S971、ステップS972)。つまり、配置対象部品
807と接続する既配置部品の接続端子の基板座標を接
続情報113、部品情報111及び部品形状情報112
より求め、さらに、配置対象部品807側の接続端子の
基板座標を初期表示位置及び部品形状情報112の端子
相対位置より求めて、個々のマンハッタン距離を算出
し、総和を求める。
【0045】次に、表示角度を90度、180度、27
0度に回転させ、それぞれのマンハッタン距離の総和を
求め、それぞれの値を比較する。比較の結果、マンハッ
タン距離の総和が小さい場合LM0を更新し、マンハッタ
ン距離の総和が最小となった角度を初期表示角度に決定
する(ステップS973〜ステップS978)。以上に
より、回路基板の実装設計において、対話的に部品を配
置する手動配置を行う場合では、操作者は、配置したい
部品を選択するだけで最適な位置に配置対象部品が表示
されるので、最適な部品配置位置を探すための画面の表
示領域を変更するという煩雑な操作から開放され、効率
的な配置設計が可能となる。
【0046】なお、初期表示角度決定処理において、部
品の配置角度を90度単位で回転させたが、それ以外の
角度で回転させて実施してもよいことは勿論である。 (実施の形態2)図13(a)は、実施形態2に係るCA
D装置1300の機能ブロック図を示す。この実施形態
2では、配置対象部品と既に配置されている他の部品と
の配置位置が競合する場合に、当該配置位置における部
品の置き換え及びその表示を自動化することが実現され
る。
【0047】CAD装置1300は、前記CAD装置1
00に比べ、外部記憶装置110に部品引剥し可否フラ
グ1301が追加されている。図13(b)に、部品引剥
し可否フラグの内容の一例を示す。部品引剥し可否フラ
グ1301は、部品配置の設計を行う際に、原則として
固定とする部品なのか、配置状況によっては配置位置の
変更が有り得る部品なのかを示すフラグであり、その内
容は、0(引剥し不可)又は1(引剥し可)の何れかの
値となる。
【0048】なお、部品引剥し可否フラグ1301は、
一般に実装設計の開始時までに登録されるべき情報であ
る。図14は、配置対象部品807が、初期表示位置で
表示され、既配置部品1401と配置位置が競合し、重
なって表示されている様子を示す。この場合、既配置部
品1401が、他の位置に移動できる部品であれば、既
配置部品1401を未配置部品として登録(即ち、未配
置部品メニューにリエントリーする)し、配置対象部品
807を初期表示位置に配置させることができる。この
場合、未配置部品となった既配置部品1401に配置対
象部品としての選択権を与え、部品配置の設計操作を継
続させることとする。
【0049】図15は、前記CAD装置1300内の処
理の流れを示すフローチャートである。実施形態1と異
なる点は、主に配置部品置換処理(ステップS150
0)の部分である。初期表示制御部123は、初期表示
位置決定処理(ステップS960)の後、表示領域特定
処理(ステップS980)を行い、配置対象部品807
と既配置部品1401の配置位置が競合した場合で、既
配置部品1401が配置位置の変更が可能か否かを部品
引剥し可否フラグ1301によって判断し、部品の引剥
しが可能な場合のみ、自動的に配置対象部品807と既
配置部品1401の部品を置き換えて表示する(ステッ
プS1500)。その後、初期表示制御部123は、引
剥した部品がある場合は(ステップS1510)、引剥
し部品を未配置部品として登録し、かつ、配置対象部品
に指定する(ステップS1520)。一方、引剥し部品
が無く手動配置を継続する場合で(ステップS99
5)、配置対象部品として選択されている部品がある場
合は(ステップS1530)、再度、当該部品を配置す
るための指示を待つ(ステップS990)。
【0050】図16は、図15における表示部品置換処
理(ステップS1500)の詳細フローチャートであ
る。まず、初期表示制御部123は、配置対象部品80
7と競合する既配置部品の有無を判定し(ステップS1
501)、競合する既配置部品がある場合は、その既配
置部品が引剥し可能な部品であれば、既配置部品140
1を引剥して未配置部品として登録し(ステップS15
03)、その後、配置対象部品807の配置位置を確定
させ、部品情報111に登録する(ステップS150
4)。
【0051】図17は、配置対象部品と競合する既配置
部品があるか否かを判定する方法の一例を示す。本例で
は、初期表示制御部123は、配置対象部品1701の
周囲に配置禁止域1702を設定し、配置禁止域をも含
めて既配置部品1703との競合の有無を判定する。本
例の場合の配置禁止域1702は、配置対象部品170
1のサイズ(LxW)に対して、(2Lx1.5W)の範
囲とした。
【0052】以上のように、実施形態2に係るCAD装
置により、配置対象部品と既配置部品の配置位置が競合
する場合であっても、部品引剥し可否フラグに基づい
て、配置部品の置き換えの判断及びその実施が自動化さ
れるので、操作者は、競合する既配置部品を一旦取り除
くという煩雑な操作から開放され、効率的な配置設計が
可能となる。
【0053】なお、本実施例では、配置禁止域を(2L
x1.5)としたが、これ以外の方法により配置禁止域
を規定しても良い。最後に、本発明に係るCAD装置
は、汎用のコンピュータシステム上で実行されるプログ
ラムとして実現できることは言うまでもない。従って、
本発明に係るCADプログラムをCD−ROM等の記録
媒体に格納し配布することは可能である。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るCAD装置は、操作者から配置対象部品の指定を
受け付ける部品指定受付手段と、指定された配置対象部
品及び、既に配置されている部品に関する個々の部品情
報及び相互の接続情報に基づいて、その配置対象部品に
ついての最適な配置位置に対応する表示画面上の表示位
置を算出する表示位置算出手段と、算出された表示位置
に前記配置対象部品が表示されるように前記回路基板に
おける表示領域を特定する表示領域特定手段と、特定さ
れた表示領域を画面に表示する表示手段とを備える。
【0055】これにより、操作者が配置対象部品を指定
するだけで、その部品は配置に最適な基板位置に対応す
る表示位置に表示されるので、配置対象部品を配置すべ
き最適な配置位置を画面の表示領域を変更しながら探す
という煩わしい操作から解放され、効率的な部品配置の
設計が可能となる。ここで、前記CAD装置はさらに、
前記表示位置算出手段によって前記配置対象部品の表示
位置が算出された後に前記接続情報に基づいてその配置
対象部品にかかる全ての配線パターンの長さの総和が最
小となるようにその配置対象部品の表示角度を算出する
表示角度算出手段を備え、前記表示手段は、算出された
表示位置と表示角度に従って前記配置対象部品を表示す
る。
【0056】これにより、操作者は、どのような配置角
度にすれば配線パターンの総和を最小にできるかを検討
する必要がなくなるので、効率的な部品配置の設計が可
能となる。また、前記表示位置算出手段は、前記回路基
板の両面を表示対象として前記表示位置を算出する。
【0057】これにより、操作者は、どの面に部品を配
置すれば最適な部品配置となるかという検討を表示画面
上で簡略化してできるため、両面実装基板に対する効率
的な部品配置の設計が可能となる。なお、前記CAD装
置はさらに、前記表示位置算出手段によって表示位置が
算出された配置対象部品が既に配置されている他の部品
と重なり合うか否かを判定する判定手段と、重なり合う
と判定された場合に、前記他の部品の配置を未確定な状
態に戻す配置取消手段とを備え、前記表示手段は、前記
他の部品の配置が未確定の状態に戻された後の前記表示
領域を画面に表示する。
【0058】これにより、操作者は、配置位置が競合す
る既に配置されている他の部品を取り除く操作なく配置
対象部品を配置することができ、加えて、配置が未確定
の状態に戻った他の部品について継続して配置設計が可
能となるため、既に配置した部品の再配置に伴う煩わし
い設計作業が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、実施形態1に係るCAD装置10
0の機能を示すブロック図である。
【図2】図2(a)は、外部記憶部110のうち、部品情
報111の内容の一例を示す図である。図2(b)は、外
部記憶部110のうち、部品形状情報112の内容の一
例を示す図である。図2(c)は、外部記憶部110のう
ち、接続情報113の内容の一例を示す図である。図2
(d)は、外部記憶部110のうち、接続情報113のネ
ットに関する具体例を示す図である。
【図3】図3(a)は、部品形状情報112のうち、端子
相対座標の内容を説明するための具体例を示す図であ
る。図3(b)は、部品形状情報112のうち、端子相対
座標の内容の一例をまとめた表である。
【図4】外部記憶部110のうち、部品情報111を部
品の配置設計で使用した場合の一例を示す図である。
【図5】実施形態1における初期表示位置を算出する方
法の一例を示す図である。
【図6】実施形態1における初期表示角度を算出する方
法の一例を示す図である。
【図7】算出された仮配置位置に基づいて表示領域を特
定する方法の一例を示す図である。
【図8】実施形態1を実施した場合の表示画面の遷移の
様子を示した図である。
【図9】実施形態1を実施した場合のCAD装置内の処
理の流れを示すフローチャートである。
【図10】図9におけるステップS950の初期表示面
決定処理の詳細を示すフローチャートである。
【図11】図9におけるステップS960の初期表示位
置決定処理の詳細を示すフローチャートである。
【図12】図9におけるステップS970の初期表示角
度決定処理の詳細を示すフローチャートである。
【図13】図13(a)は、実施形態2に係るCAD装置
1300の機能を示すブロック図である。図13(b)
は、部品引剥し可否フラグ1301の内容の一例を示す
図である。
【図14】実施形態2を実施した場合であって、配置部
品が競合する場合の表示画面の様子を示す図である。
【図15】実施形態2を実施した場合のCAD装置内の
処理の流れを示すフローチャートである。
【図16】図15におけるステップS1500の配置部
品置換処理の詳細を示すフローチャートである。
【図17】図16におけるステップS1501の配置対
象部品と競合する既配置部品の有無の判定方法の具体例
を示す図である。
【図18】従来の手動配置を行う場合の表示画面の遷移
の様子を示す図である。
【符号の説明】
100 実施形態1におけるCAD装置 110 外部記憶部 111 部品情報 112 部品形状情報 113 接続情報 120 部品配置支援部 121 自動配置支援部 122 手動配置支援部 123 初期表示制御部 130 入力操作部 140 表示部 300 部品例 301 部品外形を表す原点(部品原点) 302 部品外形を表す相対位置 303 部品外形を表す相対位置 304 部品外形を表す相対位置 305 部品例300における第1端子の相対位
置 306 部品例300における第4端子の相対位
置 307 部品例300における部品中心 501 配置対象部品 502 配置対象部品501の初期表示位置 503 配置対象部品501が接続する部品の接
続端子 504 配置対象部品501が接続する部品の接
続端子 505 配置対象部品501が接続する部品の接
続端子 506 配置対象部品501が接続する部品 507 配置対象部品501が接続する部品 601 配置対象部品 602 配置対象部品601の初期表示位置 603 配置対象部品601が接続する既配置部
品 604 配置対象部品601の接続端子 605 配置対象部品601の接続端子 606 既配置部品603の接続端子 607 既配置部品603の接続端子 608 配置対象部品601と既配置部品603
とのネット情報 609 配置対象部品601と既配置部品603
とのネット情報 610 部品例 611 部品例610の接続端子 612 部品例 613 部品例612の接続端子 701 回路基板 702 表示画面(表示領域変更前) 703 表示画面(表示領域変更後) 704 配置対象部品(表示領域変更前) 705 配置対象部品(表示領域変更後) 706 算出された初期表示位置 707 表示画面703の画面中心 708 基板原点 709 画面原点 801 回路基板 802 表示画面(未配置部品の選択時) 803 表示画面(実施形態1の実施時) 804 未配置部品メニュー 805a〜e 既配置部品 806 未配置部品 807 配置対象部品 808a〜c ネット情報 1300 実施形態2におけるCAD装置 1301 部品引剥し可否フラグ 1401 配置位置が競合する既配置部品 1701 配置対象部品 1702 配置対象部品の有する配置禁止域 1703 配置位置が競合する既配置部品 1801 表示画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福本 幸弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 三浦 伸治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 植村 博一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板への部品配置の設計を支援する
    CAD装置であって、 操作者から配置対象部品の指定を受け付ける部品指定受
    付手段と、 指定された配置対象部品及び既に配置されている部品に
    関する個々の部品情報及び相互の接続情報に基づいて、
    その配置対象部品についての最適な配置位置に対応する
    表示画面上の表示位置を算出する表示位置算出手段と、 算出された表示位置に前記配置対象部品を表示するよう
    に前記回路基板における表示領域を特定する表示領域特
    定手段と、 特定された表示領域を画面に表示する表示手段とを備え
    ることを特徴とするCAD装置。
  2. 【請求項2】 前記CAD装置はさらに、前記表示位置
    算出手段によって、前記配置対象部品の表示位置が算出
    された後に前記接続情報に基づいてその配置対象部品に
    かかる全ての配線パターンの長さの総和が最小となるよ
    うに、その配置対象部品の表示角度を算出する表示角度
    算出手段を備え、 前記表示手段は、算出された表示位置と表示角度に従っ
    て前記配置対象部品を表示することを特徴とする請求項
    1記載のCAD装置。
  3. 【請求項3】 前記表示位置算出手段は、前記回路基板
    の両面を表示対象として前記表示位置を算出することを
    特徴とする請求項2記載のCAD装置。
  4. 【請求項4】 前記CAD装置はさらに、前記表示手段
    によって表示された配置対象部品の配置を確定させるか
    否かの指示を操作者から受け付ける配置確定受付手段
    と、 配置を確定させる場合に、前記配置対象部品が既に配置
    されている他の部品と重なり合うか否かを判定する判定
    手段と、 重なり合うと判定された場合に、前記他の部品の配置を
    未確定な状態に戻す配置取消手段とを備え、 前記表示手段は、前記他の部品の配置が未確定の状態に
    戻された後の前記表示領域を画面に表示することを特徴
    とする請求項3記載のCAD装置。
  5. 【請求項5】 前記CAD装置はさらに、前記配置取消
    手段によって配置が未確定の状態にされた前記他の部品
    を新たな配置対象部品として前記表示位置算出手段によ
    る算出、前記表示領域特定手段による特定、前記表示手
    段による表示を繰り返させる繰り返し制御手段を備える
    ことを特徴とする請求項4記載のCAD装置。
  6. 【請求項6】 回路基板への部品配置の設計を支援する
    CADプログラムを記録した記録媒体であって、 前記プログラムは、 操作者から配置対象部品の指定を受け付ける部品指定受
    付ステップと、 指定された配置対象部品及び既に配置されている部品に
    関する個々の部品情報及び相互の接続情報に基づいて、
    その配置対象部品の最適な配置位置に対応する表示画面
    上の表示位置を算出する表示位置算出ステップと、 算出された表示位置に前記配置対象部品を表示するよう
    に前記回路基板における表示領域を特定する表示領域特
    定ステップと、 特定された表示領域を画面に表示する表示ステップとを
    コンピュータに実行させることを特徴とする記録媒体。
JP9323506A 1997-11-25 1997-11-25 Cad装置 Pending JPH11161688A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100403312B1 (ko) * 2001-07-06 2003-10-30 주식회사 동호에이텍 반도체 리드 프레임의 자동설계방법
US7240318B2 (en) 2000-10-03 2007-07-03 Fujitsu Limited Placement/net wiring processing system
WO2012114523A1 (ja) * 2011-02-25 2012-08-30 富士通株式会社 設計装置、設計方法、及び設計プログラム
JP2018180675A (ja) * 2017-04-05 2018-11-15 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム

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