JPH11161560A - 記憶装置のアドレス正否判定装置およびアドレス正否判定方法 - Google Patents

記憶装置のアドレス正否判定装置およびアドレス正否判定方法

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JPH11161560A
JPH11161560A JP9324078A JP32407897A JPH11161560A JP H11161560 A JPH11161560 A JP H11161560A JP 9324078 A JP9324078 A JP 9324078A JP 32407897 A JP32407897 A JP 32407897A JP H11161560 A JPH11161560 A JP H11161560A
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JP9324078A
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Hiroyuki Shibata
宏之 柴田
Sakae Mashima
栄 間嶋
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶装置のアドレス正否判定装置およびアド
レス正否判定方法に関し,情報処理装置から指示される
入力アドレスに基づいて実際に記憶装置にアクセスする
指定アドレスのエラーを検出することを目的とする。 【解決手段】 入力アドレスに基づいて記憶装置にアク
セスする指定アドレスを生成するアドレス制御部と,入
力アドレスを基にしてエラー検出コードを生成するエラ
ー検出コード生成部と,指定アドレスにエラー検出コー
ドと書き込みデータを一組にして書き込みをする書き込
み制御部と,指定アドレスに書き込まれているエラー検
出コードと書き込まれているデータを一組にして読み出
しをする読み出し制御部と,入力アドレスと読み出し制
御部により読み出されたエラー検出コードを入力し,記
憶装置に実際にアクセスされた指定アドレスの正否を判
定し,エラーがある場合にエラー信号を出力するアドレ
ス正否判定部とを備える構成をもつ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,記憶装置のアドレ
ス指定の誤りを検出するアドレス正否判定装置およびア
ドレス正否判定方法に関するものである。
【0002】記憶装置の大容量化にともない,アドレス
指定の誤りによるデータ処理への影響が無視できなくな
っている。そのため,記憶装置に指定されたアドレスの
正否を効果的に判定する装置もしくは方法が必要とされ
ている。
【0003】
【従来の技術】従来の記憶装置のアドレスの正否判定
は,図6に示されるようにアドレスにパリティを付加
し,記憶装置にアドレスが指定される以前にアドレスパ
リティチェック回路を設けてアドレスの正否を判定して
いた。
【0004】図6は従来のアドレス正否判定装置を示
す。図6において,81はアドレス正否判定装置であ
る。
【0005】82はアドレスレジスタであって,入力ア
ドレス(情報処理装置から指示されるアドレス)を保持
するものである。83はパリティチェック回路であっ
て,入力アドレスの正否をチェックする回路である。
【0006】84はアドレスデコーダであって,入力ア
ドレスをもとに記憶装置85に入力アドレスをデコード
するものである(デコードされて実際に記憶装置85に
アクセスするアドレスを,以後指定アドレスと称す
る)。
【0007】85は記憶装置であって,アドレスデコー
ダ84から出力される指定アドレスにデータを保持する
ものである。図6の構成の動作を説明する。
【0008】情報処理装置で指定された入力アドレスが
アドレスレジスタ82に入力される。入力アドレスはパ
リティチェック用のパリティをもつ。アドレスデコーダ
84は入力アドレスをデコードして指定アドレスを生成
する。記憶装置85において,書き込み動作であれば指
定アドレスに書き込みデータが書き込まれる。また,読
み出し動作であれば,指定アドレスのデータが読み出さ
れる。
【0009】さらに,パリティチェック回路83は入力
アドレスとそのパリティを入力し,入力アドレスの正否
を判定する。パリティエラーがあればアドレスエラー信
号を出力する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のアドレス正否の
判定は,情報処理装置から指示される入力アドレスのチ
ェックであり,アドレスデコーダでデコードされた後の
指定アドレスの正否の判定ではなかった。そのため,パ
リティチェック回路83のチェック結果が正しいとされ
ていても,アドレスデコーダ84でエラーが発生すると
指定アドレスが入力アドレスで指示されたアドレスと異
なり,正しいアドレスにデータを書き込み,あるいは正
しいアドレスからデータが読み出すとはかぎらなかっ
た。そのような場合には正しいデータを読み出していな
いのでエラーであるが,入力アドレスのパリティチェッ
クは正しいとされているので,そのエラーは原因を特定
することが困難であった。
【0011】本発明は,情報処理装置から指示される入
力アドレスは共通であるか,読み出しあるいは書き込み
の一方(もしくは双方)において指定アドレスにエラー
を生じているために,正しいデータが読み出されていな
い場合を検出する記憶装置のアドレス正否判定装置およ
びアドレス正否判定方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は,記
憶装置への書き込みもしくは読み出しを指示する入力ア
ドレスに基づいて記憶装置にアクセスする指定アドレス
を生成するアドレス制御部と,入力アドレスを基にして
エラー検出コードを生成するエラー検出コード生成部
と,アドレス制御部で生成された指定アドレスにエラー
検出コードと書き込みデータを一組にして書き込みをす
る書き込み制御部と,アドレス制御部で生成された指定
アドレスに書き込まれているエラー検出コードと書き込
まれているデータを一組にして読み出しをする読み出し
制御部と,入力アドレスと読み出し制御部により読み出
されたエラー検出コードを入力し,記憶装置に実際にア
クセスされた指定アドレスの正否を判定し,エラーがあ
る場合にエラー信号を出力するアドレス正否判定部とを
備えるようにした。
【0013】本発明の請求項3は,記憶装置への書き込
みもしくは読み出しを指示する入力アドレスに基づいて
記憶装置にアクセスする指定アドレスを生成するアドレ
ス制御部と,アドレス制御部で生成された指定アドレス
に入力アドレスのパリティと書き込みデータを一組にし
て書き込みをする書き込み制御部と,アドレス制御部で
生成された指定アドレスに書き込まれているパリティと
書き込まれているデータを一組にして読み出しをする読
み出し制御部と,入力アドレスのパリティと読み出し制
御部により読み出されたパリティを入力して比較し,パ
リティが異なる場合にエラー信号を出力するパリティ比
較器を備えるようにした。
【0014】本発明の請求項4は,記憶装置への書き込
みもしくは読み出しを指示する入力アドレスに基づいて
記憶装置にアクセスする指定アドレスを生成するアドレ
ス制御部と,アドレス制御部で生成された指定アドレス
に入力アドレスのパリティと書き込みデータを一組にし
て書き込みをする書き込み制御部と,アドレス制御部で
生成された指定アドレスに書き込まれているパリティと
書き込まれているデータを一組にして読み出しをする読
み出し制御部と,入力アドレスのパリティと読み出し制
御部により読み出されたパリティを入力し,パリティチ
ェックをし,パリティチェック結果を出力するパリティ
チェック回路を備えるようにした。
【0015】本発明の請求項5は,記憶装置への書き込
みもしくは読み出しを指示する入力アドレスに基づいて
記憶装置にアクセスする指定アドレスを生成し,入力ア
ドレスを基にして生成されたエラー検出コードと書き込
みデータを一組にして指定アドレスに書き込み,記憶装
置の指定アドレスに書き込まれているエラー検出コード
と書き込みデータを一組にして読み出し,入力アドレス
もしくは入力アドレスのパリティと読み出されたエラー
検出コードを入力し,記憶装置に実際にアクセスされた
指定アドレスの正否を判定するアドレス正否判定方法で
ある。
【0016】図1は本発明の請求項1の基本構成を示す
ものである。1はアドレス正否判定装置であって,記憶
装置2に実際にアクセスされるアドレスである指定アド
レスの正否を判定するものである。
【0017】2は記憶装置である。アドレス正否判定装
置において,11はアドレス制御部であって,情報処理
装置側から指定される入力アドレスをもとに記憶装置2
にアクセスする指定アドレスを生成し,記憶装置2への
アドレス制御を行うものである。
【0018】12はエラー検出コード生成部であって,
入力アドレスに対してエラー検出コードを生成するもの
である。13は書き込み制御部であって,エラー検出コ
ード生成部12の生成したエラー検出コードおよび書き
込みデータを一組にして記憶装置の指定アドレスに書き
込む制御を行うものである。
【0019】14は読み出し制御部であって,指定アド
レスに書き込まれた一組のエラーコードと書き込みデー
タを一組にして読み出すものである。図1の構成の動作
を説明する。
【0020】書き込みにおいて,アドレス制御部11は
入力アドレスを基に記憶装置2にアクセスする指定アド
レスを生成する。エラー検出コード生成部12は入力ア
ドレスを基にエラー検出コードを生成する。エラー検出
コードと書き込みデータは一組にされて記憶装置2の指
定アドレスに書き込まれる。
【0021】読み出しにおいて,アドレス制御部11は
入力アドレスをもとに指定アドレスを生成する。読み出
し制御部14は指定アドレスに書き込まれているエラー
検出コードと書き込みデータを一組にして読み出す。そ
して,アドレス正否判定部15は情報処理装置から指示
された入力アドレスと指定アドレスから読み出されたエ
ラー検出コードを入力し,エラーの有無,あるいはエラ
ーのあるアドレスのビット位置を求め,判定結果として
外部装置(図示せず)に出力する。
【0022】次に本発明の動作を図2により具体的に説
明する。本発明は,同じ入力アドレスに対して読み出し
と書き込みの一方(もしくは双方)において指定アドレ
スの生成にエラーを生じた場合を検出するものである
が,図2では書き込みにおいて正しい指定アドレスが生
成されたが,読み出しにおいて指定アドレスにエラーを
生じた場合を例として,図1の基本構成の動作を説明す
る。
【0023】図2において,図1と同じ参照番号は同じ
部分を表す。21はアドレスA(入力アドレスA)であ
って,情報処理装置から指示された入力アドレスであ
る。
【0024】22はアドレスA(入力アドレスA)であ
って,アドレス正否判定部15に入力される入力アドレ
スを表す。23はデータAであって,情報処理装置から
書き込みを指示された書き込みデータを表す。
【0025】24はエラー検出コードAであって,入力
アドレスをもとにエラー検出コード生成部12で生成さ
れ,書き込み制御部13に取り込まれたエラー検出コー
ドAを表す。
【0026】25はデータAで,書き込み制御部13に
取り込まれた書き込みデータを表す。26はアドレスA
(指定アドレスA)であって,入力アドレスAをもとに
正しく生成された指定アドレスAを表す。
【0027】27はエラー検出コードAであって記憶装
置2の指定アドレスAに書き込まれたエラー検出コード
Aである。28はデータAであって,記憶装置2の指定
アドレスAに書き込まれた書き込みデータを表す。
【0028】31は入力アドレスAを基に指定アドレス
Aを生成すべきところを誤って指定アドレスBを生成し
たアドレス生成エラーを表す。32はアドレスB(指定
アドレスB)であって,入力アドレスAを誤って生成さ
れた指定アドレスBである。
【0029】33はエラー検出コードBであり,情報処
理装置側から指示された入力アドレスB(図示せず)を
もとに生成され,記憶装置2の指定アドレスBに保持さ
れたたエラー検出コードである。
【0030】34はデータBであって,情報処理装置か
ら入力アドレスBに書き込みを指示され,指定アドレス
Bに書き込まれたデータである。33’は指定アドレス
B(32)から読み出されたエラー検出コードBを表
す。34’はデータBであって,指定アドレスBから読
み出された読み出しデータを表す。
【0031】35はエラー検出コードBであって,読み
出し制御部14で指定アドレスBから読み出され,アド
レス正否判定部15に入力されるエラー検出コードBを
表す。
【0032】図2の構成の動作を説明する。入力アドレ
スA(21)によりアドレスA(26)へデータA(2
3)を書き込む指令が情報処理装置側から与えられる。
入力アドレスA(21)はアドレス制御部11に入力さ
れる。そして,アドレス制御部11は指定アドレスA
(26)を生成する。エラー検出コード生成部12は入
力アドレスAを基にエラー検出コードAを生成する。書
き込み制御部13は書き込みデータであるデータA(2
3)とエラー検出コードAを入力し,一組にして記憶装
置2の指定アドレスA(26)に書き込む。
【0033】次に,情報処理装置から入力アドレスA
(21)が指定されて,アドレスA(指定アドレスA)
に書き込まれているデータA(28)を読み出す指令が
与えられる。アドレス制御部11は入力アドレスA(2
1)を入力するが変換を誤り,指定アドレスB(32)
を生成する。読み出し制御部14は指定アドレスB(3
2)に書き込まれているエラー検出コードB(33)と
データB(34)を読み出し,出力する。読み出しを指
示された入力アドレスA(22)と指定アドレスB(3
2)から読み出されたエラー検出コードB(35)がア
ドレス正否判定部15に入力される。アドレス正否判定
部15は入力アドレスA(22)とエラー検出コードB
(35)をもとに指定アドレスに誤りがあることを検出
する。あるいは誤りのある箇所(ビット)を判定し,判
定結果として出力する。
【0034】なお,請求項3,請求項4の発明は,エラ
ー検出コード生成部はなく,書き込み制御部が入力アド
レスのパリティをエラー検出コードとして書き込みデー
タと一組にして書き込むようにしたものである。そし
て、請求項3の発明では入力アドレスのパリティと指定
アドレスから読み出されたパリティを比較し,指定アド
レスの正否を判定するようにしたものである。また,請
求項4の発明は,入力アドレスと指定アドレスから読み
出されたパリティをもとに。パリティチェックをするこ
とにより指定アドレスの正否を判定するようにしたもの
である。
【0035】また,請求項5の発明は,上記の発明を方
法発明として構成したものである。上記のように,本発
明によれば,読み出しもしくは書き込みにおいて生じた
指定アドレスのエラーを検出することが可能になり,記
憶装置のエラーを容易に検出することができ,記憶装置
の信頼性を向上させることが可能になる。また,本発明
によればエラー原因の解析を容易に行うことが可能にな
る。
【0036】
【発明の実施の形態】図3は本発明の実施の形態1であ
る。図3において,50はアドレス正否判定装置であ
る。
【0037】51はアドレスレジスタであって,入力ア
ドレスを保持するものである。入力アドレスはパリティ
をもつ。52はECCコード生成回路であって,ECC
コード(エラー検出およびエラー箇所の指示もしくはエ
ラー訂正をするエラー検出コード)を生成するものであ
る。
【0038】53はパリティチェック回路であって,入
力アドレスのパリティをチェックするものである。54
は書き込み制御部である。
【0039】55はアドレスデコーダであって,入力ア
ドレスをデコードして指定アドレスを生成するものであ
る。58は指定アドレスに書き込まれたECCコードで
ある。
【0040】59は指定アドレスに書き込まれた書き込
みデータである。60は読み出し制御部であって,指定
アドレスのECCコード58と書き込みデータ59を読
み出すものである。
【0041】61はECCコードチェック回路であっ
て,読み出されたECCコードと入力アドレスを入力し
て,読み出されたアドレスの誤りの有無を判定するもの
である。ECCコードのビット数に応じて,シングルビ
ットエラーのみの検出信号,マルチビットエラーの検出
信号,あるいはマルチビットエラーのエラービットを指
示するシンドロームを生成するものである。
【0042】図3の構成の動作を説明する。書き込みに
おいて,情報処理装置から入力アドレスが指示されて書
き込みデータが送られてくる。入力アドレスはアドレス
レジスタ51に保持される。パリティチェック回路53
はアドレスとパリティを入力し,入力アドレスのパリテ
ィチェックをする。パリティチェック回路53はパリテ
ィエラーがあればアドレスエラー信号を外部装置に出力
する。
【0043】アドレスデコーダ55は入力アドレスをデ
コードして指定アドレスを生成する。また,ECCコー
ド生成回路52はアドレスを入力し,入力されたアドレ
スに対するECCコードを生成する。書き込み制御部5
4はECCコードと書き込みデータを一組にして指定ア
ドレスに書き込む。
【0044】次に,情報処理装置側から入力アドレスが
指示されて読み出しの指示が与えられる。入力アドレス
はアドレスレジスタ51に保持される。パリティチェッ
ク回路53は入力アドレスのパリティチェックをする。
パリティチェック回路53はパリティエラーがあれはア
ドレスエラー信号を外部装置に出力する。
【0045】アドレスデコーダ55は入力アドレスをデ
コードして指定アドレスを生成する。読み出し制御部6
0は指定アドレスのECCコードと書き込みデータを一
組にして読み出す。ECCコードチェック回路61は情
報処理装置から指示された入力アドレスと読み出された
ECCコードを入力し,読み出されたデータのアドレス
(指定アドレス)に誤りがないかどうかを判定する。判
定はECCコードのビット数に応じて,1ビットエラー
の検出信号,マルチビットエラーの検出信号,もしくは
シンドロームを生成し,外部装置に出力する。また,読
み出しデータは外部装置に出力される。
【0046】図4は本発明の実施の形態2である。図4
において,図3と共通な番号は共通部分を示す。63は
パリティ比較器であって,入力アドレスのパリティと読
み出されたパリティを比較するものである。
【0047】71は指定アドレスに書き込まれたパリテ
ィである。72は指定アドレスにパリティ71と組にし
て書き込まれた書き込みデータである。
【0048】図4の構成の動作を説明する。書き込みに
おいて,情報処理装置から入力アドレスが指示されて書
き込みデータが送られてくる。入力アドレスはアドレス
レジスタ51に保持される。入力アドレスはパリティを
持ち,パリティチェック回路53は入力アドレスのパリ
ティチェックをする。パリティチェック回路53はパリ
ティエラーがあればアドレスエラー信号1を外部装置に
出力する。
【0049】アドレスデコーダ55は入力アドレスをデ
コードして指定アドレスを生成する。また,書き込み制
御部54は,入力アドレスのパリティと書き込みデータ
を一組にして指定アドレスに書き込む。
【0050】次に,情報処理装置側から入力アドレスが
指示されて読み出しの指示が与えられる。入力アドレス
はアドレスレジスタ51に保持される。パリティチェッ
ク回路53は入力アドレスのパリティチェックをする。
パリティチェック回路53はパリティエラーがあればア
ドレスエラー信号を外部装置に出力する。
【0051】アドレスデコーダ55は入力アドレスをデ
コードして指定アドレスを生成する。読み出し制御部6
0は指定アドレスに書き込まれているパリティと書き込
みデータを一組にして読み出す。パリティ比較器63は
情報処理装置側から指示された入力アドレスのパリティ
と読み出されたパリティを比較し,一致しなければアド
レスエラー信号2を外部装置に出力する。また,読み出
しデータは外部装置に出力される。
【0052】図5は本発明の実施の形態3である。図5
において,図3と共通な番号は共通部分を示す。53’
はパリティチェック回路Aであって,入力アドレスのパ
リティチェックをするものである。
【0053】64はパリティチェック回路Bであって,
入力アドレスと読み出されたパリティを入力して,パリ
ティチェックを行うものである。71は指定アドレスに
書き込まれたパリティである。
【0054】72は指定アドレスにパリティ71と組に
して書き込まれた書き込みデータである。図4の構成の
動作を説明する。
【0055】書き込みにおいて,情報処理装置から入力
アドレスが指示されて書き込みデータが送られてくる。
入力アドレスはアドレスレジスタ51に保持される。入
力アドレスはパリティを持ち,パリティチェック回路A
53’は入力アドレスのパリティチェックをする。パリ
ティチェック回路A53’はパリティエラーがあれはア
ドレスエラー信号1を外部装置に出力する。
【0056】アドレスデコーダ55は入力アドレスをデ
コードして指定アドレスを生成する。また,書き込み制
御部54は入力アドレスのパリティと書き込みデータを
一組にして指定アドレスに書き込む。
【0057】次に,情報処理装置側から入力アドレスが
指示されて読み出しの指示が与えられる。入力アドレス
はアドレスレジスタ51に保持される。パリティチェッ
ク回路A53’は入力アドレスのパリティチェックをす
る。パリティチェック回路A53’はパリティエラーが
あればアドレスエラー信号を外部装置に出力する。
【0058】アドレスデコーダ55は入力アドレスをデ
コードして指定アドレスを生成する。読み出し制御部6
0は指定アドレスに書き込まれているパリティと書き込
みデータを一組にして読み出す。パリティチェック回路
B64は情報処理装置から指示された入力アドレスと読
み出されたパリティを入力しパリティチェックをする。
パリティエラーがあれば,アドレスエラー信号2を外部
装置に出力する。また,読み出しデータは外部装置に出
力される。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば,読み出しもしくは書き
込みにおいて,実際に記憶装置にアクセスされる指定ア
ドレスのエラーを検出することが可能になり,情報処理
装置から指示される入力アドレスは正常であるが,実際
に読み出されたデータは情報処理装置から指示されたデ
ータでないエラーを容易に検出することができる。その
ため,本発明によれば,記憶装置の信頼性を向上させる
ことが可能になり,また,エラー原因の解析を容易に行
うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の基本構成の動作説明図である。
【図3】本発明の実施の形態1を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態2を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態3を示す図である。
【図6】従来のアドレス正否判定装置を示す図である。
【符号の説明】
1:アドレス正否判定装置 2:記憶装置 11:アドレス制御部 12:エラー検出コード生成部 13:書き込み制御部 14:読み出し制御部 15:アドレス正否判定部 16:判定結果出力部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶装置への書き込みもしくは読み出し
    を指示する入力アドレスに基づいて記憶装置にアクセス
    する指定アドレスを生成するアドレス制御部と,入力ア
    ドレスを基にしてエラー検出コードを生成するエラー検
    出コード生成部と,アドレス制御部で生成された指定ア
    ドレスにエラー検出コードと書き込みデータを一組にし
    て書き込みをする書き込み制御部と,アドレス制御部で
    生成された指定アドレスに書き込まれているエラー検出
    コードと書き込まれているデータを一組にして読み出し
    をする読み出し制御部と,入力アドレスと読み出し制御
    部により読み出されたエラー検出コードを入力し,記憶
    装置に実際にアクセスされた指定アドレスの正否を判定
    し,エラーがある場合にエラー信号を出力するアドレス
    正否判定部とを備えたことを特徴とするアドレス正否判
    定装置。
  2. 【請求項2】 エラー検出コード生成部はECCコード
    生成回路であり,エラー検出コードはECCコードであ
    り,アドレス正否判定部はECCコードチェック回路で
    あることを特徴とする請求項1に記載のアドレス正否判
    定装置。
  3. 【請求項3】 記憶装置への書き込みもしくは読み出し
    を指示する入力アドレスに基づいて記憶装置にアクセス
    する指定アドレスを生成するアドレス制御部と,アドレ
    ス制御部で生成された指定アドレスに入力アドレスのパ
    リティと書き込みデータを一組にして書き込みをする書
    き込み制御部と,アドレス制御部で生成された指定アド
    レスに書き込まれているパリティと書き込まれているデ
    ータを一組にして読み出しをする読み出し制御部と,入
    力アドレスのパリティと読み出し制御部により読み出さ
    れたパリティを入力して比較し,パリティが異なる場合
    にエラー信号を出力するパリティ比較器を備えたことを
    特徴とするアドレス正否判定装置。
  4. 【請求項4】 記憶装置への書き込みもしくは読み出し
    を指示する入力アドレスに基づいて記憶装置にアクセス
    する指定アドレスを生成するアドレス制御部と,アドレ
    ス制御部で生成された指定アドレスに入力アドレスのパ
    リティと書き込みデータを一組にして書き込みをする書
    き込み制御部と,アドレス制御部で生成された指定アド
    レスに書き込まれているパリティと書き込まれているデ
    ータを一組にして読み出しをする読み出し制御部と,入
    力アドレスのパリティと読み出し制御部により読み出さ
    れたパリティを入力してパリティチェックをするパリテ
    ィチェック回路を備えたことを特徴とするアドレス正否
    判定装置。
  5. 【請求項5】 記憶装置への書き込みもしくは読み出し
    を指示する入力アドレスに基づいて記憶装置にアクセス
    する指定アドレスを生成し,入力アドレスを基にして生
    成されたエラー検出コードと書き込みデータを一組にし
    て指定アドレスに書き込み,記憶装置の指定アドレスに
    書き込まれているエラー検出コードと書き込みデータを
    一組にして読み出し,入力アドレスもしくは入力アドレ
    スのパリティと読み出されたエラー検出コードを入力
    し,記憶装置に実際にアクセスされた指定アドレスの正
    否を判定するアドレス正否判定方法。
JP9324078A 1997-11-26 1997-11-26 記憶装置のアドレス正否判定装置およびアドレス正否判定方法 Withdrawn JPH11161560A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017220272A (ja) * 2016-06-06 2017-12-14 ルネサスエレクトロニクス株式会社 メモリマクロおよび半導体集積回路装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017220272A (ja) * 2016-06-06 2017-12-14 ルネサスエレクトロニクス株式会社 メモリマクロおよび半導体集積回路装置

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