JPH11160529A - 光学フィルターおよびこれを備えた装置、熱線吸収フィルター、光ファイバー並びに眼鏡レンズ - Google Patents

光学フィルターおよびこれを備えた装置、熱線吸収フィルター、光ファイバー並びに眼鏡レンズ

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JPH11160529A
JPH11160529A JP9321604A JP32160497A JPH11160529A JP H11160529 A JPH11160529 A JP H11160529A JP 9321604 A JP9321604 A JP 9321604A JP 32160497 A JP32160497 A JP 32160497A JP H11160529 A JPH11160529 A JP H11160529A
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monomer
optical filter
optical
present
filter
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Hiroki Katono
浩樹 上遠野
Naoki Hayashi
直樹 林
Tomoyoshi Koizumi
智義 小泉
Katsuichi Machida
克一 町田
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Kureha Corp
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    • G02B1/04Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • G02B5/20Filters
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 近赤外領域の波長光を効率よくにカット
し、軽量で、成形・切削・研磨等の加工が容易な合成樹
脂製の光学フィルターを提供すること。 従来公知の
光学フィルターよりも、耐湿性および耐水性に優れた合
成樹脂製の光学フィルターを提供すること。 【解決手段】 下記一般式で表される単量体およびこれ
と共重合可能な単量体よりなる混合単量体を共重合して
得られる樹脂成分と、銅イオンを主成分とするイオン性
金属成分とを含有してなることを特徴とする。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学フィルターおよ
びその応用機器等に関し、さらに詳しくは、近赤外領域
の波長光を効率よくカットする、耐湿性および耐水性に
優れた合成樹脂製の光学フィルター、当該光学フィルタ
ーを備えてなる装置(カメラ・CCD撮像装置・赤外線
通信環境整備装置・プラズマディスプレイ装置)、熱線
吸収フィルター、光ファイバーおよび眼鏡レンズに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラやCCD撮像装置の測光用
フィルター(視感度補正用フィルター)として、特殊な
リン酸系ガラスに銅イオンが含有されたガラス製の光学
フィルターが用いられてきた。さらに、プラズマディス
プレイパネル(PDP)用のフィルターとしても、ガラ
ス製の光学フィルターが用いられている。
【0003】しかし、これらのガラス製の光学フィルタ
ーは、重く、例えば、大型のPDP用の光学フィルター
の重量は10kgを超えてしまう。また、ガラス製の光
学フィルターは、成形・切削・研磨等の加工が難しいと
いう製造上の問題があった。さらに、ガラス製の光学フ
ィルターは、吸湿性(吸水性)が大きく、経時的に白化
・失透現象を生じやすいという問題もあった。
【0004】上記のような問題を解決するための手段と
して、本発明者らは、リン酸基を含有する樹脂成分と、
銅イオンを主成分とするイオン性金属成分とを含有する
合成樹脂製の光学フィルターを提案している(特開願4
−242585号明細書,同5−82527号明細書,
同8−347449号明細書参照)。かかる合成樹脂製
の光学フィルターによれば、近赤外線領域の波長光を効
率よくカットすることができ、しかも、当該光学フィル
ターは、軽く、加工が容易で生産性に優れ、吸湿性(吸
水性)が小さいものである。
【0005】しかしながら、高湿度環境などで使用され
る光学フィルターに対しては、さらに優れた耐湿性(吸
湿性が小さいこと)および耐水性(吸水性が小さいこ
と)が要求されつつある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情に基いてなされたものである。本発明の第1の目
的は、近赤外領域の波長光(700〜1000nm)を
効率よくにカットし、軽量で、成形・切削・研磨等の加
工が容易な合成樹脂製の光学フィルターを提供すること
にある。本発明の第2の目的は、従来公知の光学フィル
ターよりも、耐湿性および耐水性に優れた合成樹脂製の
光学フィルターを提供することにある。本発明の第3の
目的は、近赤外線の吸収特性、耐湿性および耐水性に優
れた光学フィルターを受光素子のための視感度補正フィ
ルターとして備えてなるカメラを提供することにある。
本発明の第4の目的は、近赤外線の吸収特性、耐湿性お
よび耐水性に優れた光学フィルターをCCDのための視
感度補正フィルターとして備えてなる撮像装置を提供す
ることにある。本発明の第5の目的は、近赤外線の吸収
特性、耐湿性および耐水性に優れた光学フィルターをノ
イズカットフィルターとして備えてなる赤外線通信環境
整備装置を提供することにある。本発明の第6の目的
は、近赤外線の吸収特性、耐湿性および耐水性に優れた
光学フィルターをパネル前面に配置してなるプラズマデ
ィスプレイ装置を提供することにある。本発明の第7の
目的は、近赤外線の吸収特性、耐湿性および耐水性に優
れた熱線吸収フィルターを提供することにある。本発明
の第8の目的は、近赤外線の吸収特性、耐湿性および耐
水性に優れた光学ファイバーを提供することにある。本
発明の第9の目的は、近赤外線の吸収特性(白内障発症
の抑制効果)、耐湿性および耐水性に優れた眼鏡レンズ
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光学フィルター
は、下記一般式で表される単量体(以下、「特定のリン
酸基含有単量体」ともいう。)およびこれと共重合可能
な単量体(以下、「共重合性単量体」ともいう。)より
なる混合単量体を共重合して得られる樹脂成分と、この
樹脂成分に溶解された、銅イオンを主成分とするイオン
性金属成分とを含有してなることを特徴とする。
【0008】
【化2】
【0009】本発明のカメラは、受光素子のための視感
度補正フィルターとして、上記の光学フィルター(本発
明の光学フィルター)が搭載されていることを特徴とす
る。本発明の撮像装置は、CCDのための視感度補正フ
ィルターとして、上記の光学フィルター(本発明の光学
フィルター)が搭載されていることを特徴とする。本発
明の赤外線通信環境整備装置は、ノイズカットフィルタ
ーとして、上記の光学フィルター(本発明の光学フィル
ター)が使用されていることを特徴とする。本発明のプ
ラズマディスプレイ装置は、上記の光学フィルター(本
発明の光学フィルター)がパネル前面に配置されてなる
ことを特徴とする。本発明の熱線吸収フィルターは、上
記の光学フィルター(本発明の光学フィルター)からな
ることを特徴とする。本発明の光ファイバーは、上記の
光学フィルター(本発明の光学フィルター)からなるこ
とを特徴とする。本発明の光ファイバーは、上記の光学
フィルター(本発明の光学フィルター)が採光部に設け
られていることを特徴とする。本発明の眼鏡レンズは、
上記の光学フィルター(本発明の光学フィルター)から
なることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の光学フィルターは、特定のリン酸基含有
単量体および共重合性単量体よりなる混合単量体の共重
合体である樹脂成分中に、銅イオンを主成分とするイオ
ン性金属成分が添加含有されてなる合成樹脂製の光学フ
ィルターである。そして、本発明の光学フィルターは、
これを構成する樹脂成分が、疎水性の高いリン酸基含有
単量体(特定のリン酸基含有単量体)を使用して合成さ
れる点に特徴を有するものである。
【0011】本発明の光学フィルターを構成する樹脂成
分を得るための混合単量体には、必須成分として特定の
リン酸基含有単量体が用いられる。上記一般式で表すよ
うに、特定のリン酸基含有単量体は、後述する銅イオン
と結合可能なリン酸基を分子構造中に有しおり、得られ
る樹脂成分にイオン性金属成分の溶解性を付与すること
ができる。そして、リン酸基を介して銅イオンを保持し
てなる共重合体は、近赤外領域に特徴ある光吸収特性を
示すものとなる。なお、本発明において、「リン酸基」
とは、「PO(OH)n −」(nは1または2であ
る。)で表される基を意味するものとする。
【0012】更に、特定のリン酸基含有単量体の分子構
造中において、アルキレンオキサイド基(−Cp 2p
−:p=3〜18)を介して、ラジカル重合性の官能基
であるアクリロイルオキシ基またはメタクリロイルオキ
シ基が結合されているため、当該特定のリン酸基含有単
量体は極めて共重合性にとみ、種々の単量体との共重合
を行うことが可能となる。
【0013】ここで、特定のリン酸基含有単量体におけ
るアルキレンオキサイド基の炭素数(p)は、3〜18
とされ、好ましくは3〜6とされる。この炭素数(p)
が3以上であることによって、当該リン酸基含有単量体
は、高い疎水性を示すようになり、この結果、得られる
共重合体(更に最終的に得られる光学フィルター)にお
ける耐湿性および耐水性を向上させることができる。ま
た、この炭素数(p)が18以下であることによって、
当該リン酸基含有単量体は、共重合性単量体との相溶性
が向上し、得られる共重合体(更に最終的に得られる光
学フィルター)は、十分な機械的強度を有するものとな
る。
【0014】また、アルキレンオキサイド基の繰り返し
数(m)は1〜10の整数とされる。このmの値が10
を超える場合には、得られる共重合体の硬度が大幅に低
下し、光学フィルターとしての実用性に欠けたものとな
る。
【0015】また、水酸基の数(n)は、光学フィルタ
ーの成形法や使用目的に応じて1または2のいずれかの
値を選択すればよい。nの値が2であるとき、すなわ
ち、リン原子に結合したラジカル重合性の官能基の数が
1である特定のリン酸基含有単量体は、銅イオンとの結
合性が大きいものとなる。一方、nの値が1である特定
のリン酸基含有単量体、すなわち、前記官能基の数が2
である特定のリン酸基含有単量体は架橋重合性を有する
ものとなる。従って、本発明の光学フィルターを、熱可
塑性樹脂の一般的な成形加工法である射出成形法或いは
押出成形法により製造する場合には、nの値が2である
特定のリン酸基含有単量体を用いることが好ましい。た
だし、光学フィルターの成形法はこれらに限定されるも
のではない。
【0016】このように、光学フィルターの性能、成形
法および使用目的に応じてnの値を選択することができ
るが、nの値が1である特定のリン酸基含有単量体と、
nの値が2である特定のリン酸基含有単量体とを併用す
ることが好ましく、特に、これら2種類の特定のリン酸
基含有単量体を、それぞれがほぼ等量となる割合で用い
る場合には、当該混合単量体への銅塩(光学フィルター
に銅イオンを導入するために用いる塩)の溶解性が向上
するので好ましい。
【0017】樹脂成分を得るための混合単量体には、前
記特定のリン酸基含有単量体とともに、共重合体性単量
体が含有されている。特定のリン酸基含有単量体と共重
合性単量体との共重合によって得られる共重合体は、吸
湿性が小さく、光学フィルターに要求される硬度条件を
満足するものとなり、このような共重合体によれば、形
状保持性に優れた成形物を得ることができる。
【0018】斯かる共重合性単量体は、(1)特定のリ
ン酸基含有単量体と均一に溶解混合すること、(2)特
定のリン酸基含有単量体とのラジカル共重合性が良好で
あること、(3)光学的に透明な共重合体が得られるこ
と、を満足するものであれば特に限定されるものではな
い。
【0019】これらの共重合性単量体の具体例として
は、単官能アクリレートまたは単官能メタクリレート類
(例えばメチルアクリレート、メチルメタクリレート、
エチルアクリレート、エチルメタクリレート、n−プロ
ピルアクリレート、n−プロピルメタクリレート、n−
ブチルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソ
ブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、n−
ヘキシルアクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、
n−オクチルアクリレート、n−オクチルメタクリレー
ト等のアルキルアクリレートやアルキルメタクリレー
ト、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレー
ト、2ヒドロキシエチルアクリレート、2ヒドロキシエ
チルメタクリレート、2ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、2ヒドロキシプロピルメタクリレート、2ヒドロキ
シブチルアクリレート、2ヒドロキシブチルメタクリレ
ート等の変性アルキルアクリレートや変性アルキルメタ
クリレート等)、多官能アクリレートまたは多官能メタ
クリレート類(例えばエチレングリコールジアクリレー
ト、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレン
グリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメ
タクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレー
ト、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ポリプ
ロピレングリコールジアクリレート、ポリプロピレング
リコールジメタクリレート、1,3ブチレングリコール
ジアクリレート、1,3ブチレングリコールジメタクリ
レート、1,4ブタンジオールジアクリレート、1,4
ブタンジオールジメタクリレート、1,6ヘキサンジオ
ールジアクリレート、1,6ヘキサンジオールジメタク
リレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ネ
オペンチルグリコールジメタクリレート、2ヒドロキシ
1,3ジメタクリロキシプロパン、2,2ビス〔4−
(メタクリロキシエトキシ)フェニル〕プロパン、2ヒ
ドロキシ1アクリロキシ3メタクリロキシプロパン、ト
リメチロールプロパントリメタクリレート、トリメチロ
ールプロパントリアクリレート、ペンタエリトリットト
リアクリレート、ペンタエリトリットトリメタクリレー
ト、ペンタエリトリットテトラアクリレート、ペンタエ
リトリットテトラメタクリレート等)、アクリル酸、メ
タクリル酸、2メタクリロイルオキシエチルコハク酸、
2メタクリロイルオキシエチルフタル酸等のカルボン
酸、スチレン、αメチルスチレン、クロルスチレン、ジ
ブロムスチレン、メトキシスチレン、ジビニルベンゼ
ン、ビニル安息香酸、ヒドロキシメチルスチレン、トリ
ビニルベンゼン等の芳香族ビニル化合物を挙げることが
できる。これらの化合物は、単独で、或いは2種以上混
合して共重合性単量体を構成してもよい。
【0020】樹脂成分を得るための混合単量体中におい
て、特定のリン酸基含有単量体と共重合性単量体との使
用割合は、「特定のリン酸基含有単量体:共重合性単量
体(重量)」が3:97〜80:20の範囲にあること
が好ましい。特定のリン酸基含有単量体の割合が3重量
%未満である場合には、光フィルターとして好適な光吸
収特性が発現されにくい。一方、この割合が80重量%
を超える場合には、得られる共重合体が、要求される硬
度条件を満足できない柔軟なものとなりやすい。
【0021】樹脂成分である共重合体は、特定のリン酸
基含有単量体と、共重合性単量体とよりなる混合単量体
をラジカル重合させて得られる。ラジカル重合方法とし
ては特に限定されるものではなく、通常のラジカル重合
開始剤を用いる、塊状(キャスト)重合法、懸濁重合
法、乳化重合法、溶液重合法等の公知の方法を使用する
ことができる。
【0022】本発明の光学フィルターは、上記の樹脂成
分と、銅イオンを主成分とするイオン性金属成分とを含
有してなるものである。このイオン性金属成分は、前記
樹脂成分中に含有されたリン酸基との相互作用により近
赤外領域の波長光を効率よく吸収する作用を有するもの
である。ここで、「銅イオンを主成分とする」とは、全
てのイオン性金属成分に対して銅イオンの占める割合が
80重量%以上であることを意味する。具体的には、2
価の銅イオンと、他の金属イオンとが、前記割合を満足
する条件で含有されてなるイオン性金属成分である。銅
イオンの割合が80重量%未満である場合には、得られ
る光学フィルターが近赤外領域の波長光を効率よく吸収
するものとならない。
【0023】光学フィルターに銅イオンを導入するため
の銅塩としては、種々のものを用いることができ、その
一例を示せば、酢酸銅、塩化銅、ギ酸銅、ステアリン酸
銅、安息香酸銅、エチルアセト酢酸銅、ピロリン酸銅、
ナフテン酸銅、クエン酸銅等の無水物や水和物を挙げる
ことができる。なお、これらの化合物のみに限定される
ものではない。
【0024】また、他の金属によりイオン性金属成分と
しては、ナトリウム、カリウム、カルシウム、鉄、マン
ガン、コバルト、マグネシウム、ニッケル等を目的に応
じて用いることができる。
【0025】本発明の光学フィルターにおいて、銅イオ
ンを主成分とするイオン性金属成分の含有割合として
は、樹脂成分である共重合体100重量部に対して0.
1〜25重量部であることが好ましく、更に好ましくは
0.2〜20重量部である。この割合が0.1重量部未
満である場合には、近赤外領域の波長光を効率よく吸収
することができず、一方、25重量部を超える場合に
は、金属塩(光学フィルターにイオン性金属成分を導入
するために用いる塩)が、混合単量体や共重合体中に均
一に分散されにくくなる。また、本発明の光学フィルタ
ーにおける銅イオンの含有量は、共重合体100重量部
に対して0.1〜20重量部であることが好ましく、更
に好ましくは1.0〜10重量部とされる。
【0026】銅イオンを主成分とするイオン性金属成分
を前記共重合体に含有させる方法としては特に限定され
るものではないが、好ましい方法として、以下の2通り
の方法を挙げることができる。
【0027】(1)混合単量体のラジカル重合を行う前
に、当該混合単量体中に、前記金属塩を添加して溶解含
有させる方法。この方法によって前記金属塩を含有さ
せ、当該金属塩、特定のリン酸基含有単量体および共重
合性単量体よりなる単量体混合物とし、この単量体混合
物をラジカル重合させることにより、前記イオン性金属
成分が含有された共重合体(光学フィルター材料)が得
られる。この光学フィルター材料は、そのままで、或い
は、目的とする形状に成形加工することにより、光学フ
ィルターとして用いることができる。
【0028】(2)混合単量体のラジカル重合を行って
得られた共重合体中に、前記金属塩を添加して混合する
方法。この場合において、前記金属塩の添加方法として
は、 共重合体を加熱溶融させて添加する方法、
共重合体を有機溶剤に溶解させ、この溶液中に添加する
方法等を用いることができる。
【0029】上記(1)および(2)のような方法によ
り、銅イオンを主成分とするイオン性金属成分が含有さ
れた光学フィルター材料を得ることができる。この光学
フィルター材料を、目的、用途に応じて、板状、円柱
状、レンズ状等の形状に成形、研磨することにより本発
明の光学フィルターを製造することができる。このよう
にして製造される本発明の光学フィルターは、近赤外領
域の波長光を効率よくにカットすることができ、しか
も、ガラス製のものと比べて格段に軽量である。さら
に、本発明の光学フィルターは、従来公知の光学フィル
ターよりも、耐湿性および耐水性に優れ、高温・高湿環
境などで使用しても、経時的な白化・失透現象が発生し
にくい。
【0030】本発明の光学フィルターは、カメラの測光
部における受光素子(例えばシリコンフォトダイオード
からなる光電変換素子)のための視感度補正フィルター
として好適に用いることができる。ここに、本発明の光
学フィルターからなる『視感度補正フィルター』には、
受光素子に至る光路中に単独で配置される視感度補正フ
ィルターのほか、集光レンズなどが含まれるものとす
る。本発明の光学フィルターを搭載してなるカメラ(本
発明のカメラ)によれば、受光素子(シリコンフォトダ
イオード)への入射光を、実質的に可視領域の光に限定
することができ、この結果、正確な測光(露出操作)を
行なうことができる。
【0031】本発明の光学フィルターは、撮像装置にお
けるCCD(例えばシリコンフォトダイオードからなる
光電変換素子)のための視感度補正フィルターとして好
適に用いることができる。ここに、本発明の光学フィル
ターからなる『視感度補正フィルター』には、CCDに
至る光路中に単独で配置される視感度補正フィルターの
ほか、リッド、レンズおよび保護板などが含まれるもの
とする。また、CCDを搭載する撮像装置としては、例
えばビデオカメラ、デジタルカメラ、ボードカメラ、カ
ラースキャナ、カラーファックス、カラー複写機、カラ
ーテレビ電話装置などを挙げることができる。本発明の
光学フィルターを搭載してなる撮像装置(本発明の撮像
装置)によれば、CCD(シリコンフォトダイオード)
への入射光を、実質的に可視領域の光に限定することが
でき、この結果、正確な測光(露出操作)を行なうこと
ができ、しかも、赤色成分の再現およびカラーバランス
にも支障を来すことはない。
【0032】本発明の光学フィルターは、赤外線通信装
置(850〜950nmの光を媒体とする通信装置)が
使用される環境におけるノイズカットフィルターとして
好適に用いることができる。ここに、本発明の光学フィ
ルターからなる『ノイズカットフィルター』によって近
赤外線の発生源(例えば自動ドア、リモコン)をカバー
し、当該発生源からの赤外線を遮断することにより、通
信中におけるノイズの発生を確実に防止することができ
る。
【0033】また、本発明の光学フィルターを、プラズ
マディスプレイ装置のパネルの前面に配置することによ
り、当該パネルから照射される近赤外線を効率よくカッ
トすることができる。この結果、当該プラズマディスプ
レイ装置の周囲において、近赤外線に起因するリモコン
の誤動作などを生じさせることはない。
【0034】本発明の光学フィルターは、熱線吸収フィ
ルターとして、具体的には、家屋、ビル等の建築物にお
ける窓材、自動車、電車の車輛等の窓材、温室の透光部
材、照明用カバーなどとして好適に用いることができ
る。
【0035】本発明の光学フィルターは、光ファイバー
の構成材料として好適に用いることができる。また、本
発明の光学フィルターを光ファイバーの採光部に設けて
もよい。
【0036】本発明の光学フィルターは、眼鏡レンズと
して好適に用いることができる。かかる眼鏡レンズ(本
発明の眼鏡レンズ)によれば、白内障発症の原因である
熱線や近赤外線から眼を保護することができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、本発明
がこれらによって限定されるものではない。なお、以下
において、「部」は「重量部」を意味する。
【0038】〔実施例1〕表1に示す処方に従って、下
記化3で表される特定のリン酸基含有単量体〔上記一般
式中、p=3,m=5,n=1:以下「単量体(D)」
ともいう。〕49部と、下記化4で表される特定のリン
酸基含有単量体〔上記一般式中、p=3,m=5,n=
2:以下「単量体(M)」ともいう。〕21部と、メチ
ルメタクリレート10部と、1,6−ヘキサンジオール
ジメタクリレート20部とを良く混合して混合単量体を
調製した。この混合単量体に、無水安息香酸銅24部
(混合単量体100部に対する銅の含有量が5.0部)
を添加し、60℃で攪拌混合することによって十分に溶
解させ、無水安息香酸銅が混合単量体中に溶解されてな
る単量体混合物を得た。
【0039】
【化3】
【0040】
【化4】
【0041】以上のようにして調製された単量体混合物
に、t−ブチルパーオキシピバレート2.0部を添加
し、この単量体混合物をガラスモールド中に注入し、4
5℃で16時間、60℃で8時間、90℃で3時間と順
次異なる温度で加熱して注型重合を行うことにより、銅
イオンが含有された架橋重合体よりなる厚さ1mmの光
学フィルター(本発明の光学フィルター)を得た。この
光学フィルターの比重は1.29と小さく、屈折率は
1.511であった。
【0042】〔実施例2〕表1に示す処方に従って、単
量体(D)7部と、単量体(M)3部と、メチルメタク
リレート60部と、1,6−ヘキサンジオールジメタク
リレート20部と、フェノキシエチルメタクリレート1
0部とを良く混合して混合単量体を調製した。この混合
単量体に、無水安息香酸銅5部(混合単量体100部に
対する銅の含有量が1.0部)とを添加し、60℃で攪
拌混合することによって十分に溶解させ、安息香酸銅が
混合単量体中に溶解されてなる単量体混合物を得た。以
上のようにして調製された単量体混合物を用い、実施例
1と同様にして注型重合を行うことにより、銅イオンが
含有された架橋重合体よりなる厚さ1mmの光学フィル
ター(本発明の光学フィルター)を得た。この光学フィ
ルターの比重は1.25と小さく、屈折率は1.501
であった。
【0043】〔比較例1〕表1に示す処方に従って、下
記化5で表される比較用のリン酸基含有単量体〔以下
「単量体(d)」ともいう。〕31.25部と、下記化
6で表される比較用のリン酸基含有単量体〔以下「単量
体(m)」ともいう。〕18.75部と、メチルメタク
リレート20部と、1,6−ヘキサンジオールジメタク
リレート20部と、フェノキシエチルメタクリレート1
0部とを良く混合して混合単量体を調製した。この混合
単量体に、無水安息香酸銅24部(混合単量体100部
に対する銅の含有量が5.0部)を添加し、60℃で攪
拌混合することによって十分に溶解させ、無水安息香酸
銅が混合単量体中に溶解されてなる単量体混合物を得
た。
【0044】
【化5】
【0045】
【化6】
【0046】以上のようにして調製された単量体混合物
を用い、実施例1と同様にして注型重合を行うことによ
り、銅イオンが含有された架橋重合体よりなる厚さ1m
mの光学フィルター(比較用の光学フィルター)を得
た。この光学フィルターの比重は1.28と小さく、屈
折率は1.510であった。
【0047】<光学フィルターの性能評価> (1)耐湿性および耐水性:実施例1〜2および比較例
1で得られた光学フィルター(各例あたり3つを用意し
た。)を80℃で5時間乾燥した後、当該光学フィルタ
ーの各々について、 23℃の水中に24時間浸漬したときの吸水率を測
定し、 温度50℃,相対湿度95%に設定された恒
温恒湿槽内に24時間放置したときの吸水率を測定し、
温度50℃,相対湿度90%に設定された恒温恒湿
槽内に100時間放置した後における白化・失透現象の
発生の有無を評価した。結果を下記表1に示す。なお、
吸水率(%)は、浸漬前もしくは放置前における重量w
1 (g)および浸漬後もしくは放置後における重量w2
(g)から、次式により求めた。
【0048】
【数1】式):W=(w2 −w1 )/w1 ×100
(%)
【0049】
【表1】
【0050】表1に示す結果から明らかなように、実施
例1〜2で得られた光学フィルターは、比較例1で得ら
れた光学フィルターよりも吸水率が低く、耐水性および
耐湿性に優れていることが理解される。
【0051】(2)光吸収特性:実施例1〜3および比
較例1で得られた光学フィルターの各々について、分光
光度計を用いて分光透過率曲線(250〜1000n
m)を測定した。結果を下記表2に示す。
【0052】
【表2】
【0053】表2に示す結果から明らかなように、実施
例1〜2および比較例1で得られた光学フィルターは、
近赤外領域(700〜1000nm)の波長光を効率よ
く吸収していることが理解される。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明の光学フィルター
は、特定のリン酸基含有単量体と、共重合性単量体とよ
りなる混合単量体の共重合体である樹脂成分と、この樹
脂成分中に分散された銅イオンを主成分とするイオン性
金属成分とを含有してなるので、近赤外領域の波長を効
率よくにカットすることができる。更に、十分に軽量化
が図られ、成形・切削・研磨等の加工が容易で生産性に
優れたものである。
【0055】しかも、本発明の光学フィルターは、特定
のリン酸基含有単量体におけるアルキレンオキサイド基
(−Cp 2pO−)の炭素数が3〜18であることによ
り、十分な機械的強度を有するとともに、耐湿性および
耐水性に優れ、高温・高湿環境などで使用しても、経時
的な白化・失透現象が発生しにくい。
【0056】本発明のカメラによれば、受光素子への入
射光を実質的に可視領域の光に限定することができ、正
確な測光(露出操作)を行なうことができる。本発明の
撮像装置によれば、CCDへの入射光を実質的に可視領
域の光に限定することができ、この結果、正確な測光
(露出操作)を行なうことができ、しかも、赤色成分の
再現性にも優れている。本発明の赤外線通信環境整備装
置によれば、通信中におけるノイズを確実に防止するこ
とができる。本発明のプラズマディスプレイ装置によれ
ば、その周囲において、近赤外線に起因するリモコンの
誤動作などを生じさせることはない。本発明の熱線吸収
フィルターによれば、室内等における温度上昇を確実に
抑制することができる。本発明の光ファイバーによれ
ば、当該光ファイバーにより導かれて放射される光の中
に熱線(近赤外線)が殆ど含まれないので、光の放射部
位付近(装置内・室内)における温度上昇を抑制するこ
とができる。本発明の眼鏡レンズによれば、白内障発症
の原因である熱線、近赤外線から眼を保護することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/238 H04N 5/238 Z (72)発明者 町田 克一 福島県いわき市錦町落合16 呉羽化学工業 株式会社錦工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式で表される単量体およびこれ
    と共重合可能な単量体よりなる混合単量体を共重合して
    得られる樹脂成分と、 この樹脂成分に溶解された、銅イオンを主成分とするイ
    オン性金属成分とを含有してなることを特徴とする光学
    フィルター。 【化1】
  2. 【請求項2】 受光素子のための視感度補正フィルター
    として、請求項1に記載の光学フィルターが搭載されて
    いることを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 CCDのための視感度補正フィルターと
    して、請求項1に記載の光学フィルターが搭載されてい
    ることを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 ノイズカットフィルターとして、請求項
    1に記載の光学フィルターを有してなることを特徴とす
    る赤外線通信環境整備装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の光学フィルターがパネ
    ル前面に配置されてなることを特徴とするプラズマディ
    スプレイ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の光学フィルターからな
    ることを特徴とする熱線吸収フィルター。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の光学フィルターからな
    ることを特徴とする光ファイバー。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の光学フィルターが採光
    部に設けられていることを特徴とする光ファイバー。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の光学フィルターからな
    ることを特徴とする眼鏡レンズ。
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