JPH11160204A - 車両運転モード表示装置 - Google Patents

車両運転モード表示装置

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JPH11160204A
JPH11160204A JP9344087A JP34408797A JPH11160204A JP H11160204 A JPH11160204 A JP H11160204A JP 9344087 A JP9344087 A JP 9344087A JP 34408797 A JP34408797 A JP 34408797A JP H11160204 A JPH11160204 A JP H11160204A
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正志 阪口
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宗郎 津村
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誠治 平井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両運転モード表示装置の表示内容を合
理的かつ使い勝手よく表示することにより、各ユーザの
要求に対応できる画面表示を実現できる車両運転モード
表示装置を提供する。 【解決手段】 汎用データDの中から任意に選択してデ
ジタル表示するウィンドウ18a,18b,18c,1
9a、アナログメータ表示するウィンドウ18d,19
b、そしてグラフ表示するウィンドウ18eのうち少な
くとも一つを走行速度パターン8のウィンドウ17と並
列的に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車など車両
をモード運転試験する際に用いる車両運転モード表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車のモード運転試験は、一般
に、次のようにして行われている。すなわち、図13に
示すように、シャシダイナモメータ1のローラ2に例え
ば後輪3を保持させた自動車4の運転席に座ったテスト
ドライバー(図外)が、リモートコントロールスイッチ
5を操作してスタート信号を、試験装置全体を制御する
機能を備えた例えばコンピュータなどのデータ処理装置
6に送る。これによって、データ処理装置6は、自動車
4の外方前方の適宜位置に設けられた車両運転モード表
示装置(ドライバーズエイドともいう)7にスタート信
号を送るとともに、データ採取を開始する。そして、テ
ストドライバーは、車両運転モード表示装置7の表示画
面7A上に表示される走行速度パターン8が示す速度に
合うように運転を行い、そのとき採取されるデータに基
づいて分析を行うのである。
【0003】そして、図13において、9は現在の車速
を表すマーカ、11はデータ処理装置6からの指令にし
たがってシャシダイナモメータ1を制御するダイナモコ
ントローラ、12は自動車4のエンジンから排出される
排ガスを分析する排ガス分析装置で、その出力はデータ
処理装置6に入力される。
【0004】また、自動車4における速度、エンジン回
転数、走行距離、エンジンブースト圧(マニホールド負
圧)などの自動車4に関する入力データや、試験時にお
ける大気圧、周囲温度、湿度などの試験条件に関する入
力データなど所謂汎用データについては、それぞれ自動
車4に設けられた各種のセンサ(図外)や、圧力計、温
度計、湿度計などの計測器によって測定され、それらの
汎用データは、インタフェース13を介してデータ処理
装置6に入力されるが、従来においては、車両運転モー
ド表示装置7に表示させるのではなく、これの近傍に別
体で設けられる複数の表示部14a〜14d(図示例で
は4つしか示してない)を有するデータ表示装置14に
適宜表示するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の表示
部14a〜14dでは、アナログ/デジタルメータをパ
ネルに取り付けたりする必要があるだけでなく、前記汎
用データの必要は、個々のユーザによって異なることが
ある。したがって、必要な汎用データを表示するには、
前記メータを取り替えなければならず多大の手間がかか
るので、必ずしも各ユーザにとって使い勝手が必ずしも
よいとはいえなかった。
【0006】さらに、走行速度パターンの表示について
も、その大きさが一定であり、かつ、1画面に表示され
る走行速度パターンの長さやスクロールスピードも一定
であるので、テストドライバーは規定された大きさ、ス
クロールスピードの走行速度パターンの表示に慣れる必
要があり、不便を感じていた。
【0007】この発明は、上述の事柄を考慮に入れてな
されたものであって、その目的とするところは、車両運
転モード表示装置の表示内容を合理的かつ使い勝手よく
表示することにより、各ユーザの要求に対応できる画面
表示を実現できる車両運転モード表示装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明は、汎用データの中から任意に選択して
デジタル表示する表示部、アナログメータ表示する表示
部、そしてグラフ表示する表示部のうち少なくとも一つ
を走行速度パターンの表示部と並列的に設けたことを特
徴としている。
【0009】したがって、テストドライバーはモード運
転試験を行うときに必要とする汎用データを同一の表示
画面上にデジタル表示、アナログメータ表示、そしてグ
ラフ表示の何れかの表示方法によって表示できる。つま
り、従来のように別途のアナログ/デジタルメータを設
ける必要がなく、ハードウェアコストを低減できるだけ
でなく、各ユーザの要求に対応した見やすい表示画面に
よって、必要とする汎用データだけを表示させることが
できる。加えて、前記各汎用データ表示部および走行速
度パターン表示部の大きさおよび位置を任意に設定可能
とした場合には、前記表示画面のレイアウトを変更でき
るので、表示画面がさらに見やすくなる。
【0010】また、第2の発明は、走行速度パターンの
表示部の1画面に表示する時間を任意に設定し、これに
伴ってスクロールスピードを自動調節することを特徴と
している。
【0011】したがって、テストドライバーは走行速度
パターンの表示部に表示する時間を設定することによ
り、モード運転試験を最も行いやすいスクロールスピー
ドで表示させることができる。同時に、スクロールスピ
ードを走行速度パターンの表示部の1画面をスクロール
する時間的な長さによって設定しているので、テストド
ライバーは全走行速度パターン中のどれだけの時間の走
行をしたかを理解しやすい。
【0012】さらに、第3の発明は、データ処理装置内
に、各汎用データおよび走行速度パターンと共に表示部
に表示される表示部名、ラベル、単位などを表わす文字
列を記憶する設定ファイルを各国語別に設け、この設定
ファイルの切替えにより表示言語を変更可能としたこと
を特徴としている。
【0013】したがって、テストドライバーがどの国籍
の人であっても、各ユーザに合わせた前記設定ファイル
を用いることにより、表示画面を迅速に理解できる表示
にすることができ、その使い勝手を向上する。
【0014】また、データ処理装置が各表示部の設定事
項を記憶する記憶部を有し、前記表示画面がこの記憶部
に記憶された情報に従って形成される場合には、前述の
全ての設定を各モード運転試験の前に行う必要がなく、
より使い勝手がよくなる。
【0015】さらに、前記汎用データの表示部が、走行
速度パターンの表示部内に走行速度パターンと重ならな
いように移動可能に表示される場合には、走行速度パタ
ーンの表示部を大きく表示しながら、必要な汎用データ
を画面上に表示することが可能となり、表示画面のレイ
アウトにより自由度を持たせることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
ながら説明する。図1〜3は、この発明の一つの実施の
形態を示すもので、まず、図3において、15はこの発
明の車両運転モード表示装置である。この車両運転モー
ド表示装置15が従来の車両運転モード表示装置7と大
きく異なる点は、その表示画面16に、走行速度パター
ン8および現在の状態を示すマーカ9のほかに、汎用デ
ータDの中から任意に選択してデジタル表示する表示
部、アナログメータ表示する表示部、そしてグラフ表示
する表示部のうち少なくとも一つを走行速度パターン8
と並列して同時に表示できるようにした点である。コン
ピュータ6はCPU6aと、基本プログラムを記憶して
いるROM(不揮発性の記憶部)6b、および各種の情
報を記憶するRAM(書換え可能な記憶部)6cを有し
ている。
【0017】図1に示すように、車両運転モード表示装
置15の表示画面16はコンピュータ6からのソフトウ
ェアによる制御によってその表示位置および大きさ等も
制御している。したがって、表示画面16のレイアウト
は各ユーザが任意に設定できるものであるから、表示画
面16には、各ユーザによって任意に設定される無数の
パターンがある。
【0018】前記表示画面16の詳細は、図2に示すよ
うに構成される。つまり、表示画面16は走行速度パタ
ーン8を表示するためのウィンドウ(表示部)17と、
汎用データDを表示するためのウィンドウ(表示部)1
8とを有している。また、この実施の形態においては、
前記ウィンドウ17には、表示内容として、走行速度パ
ターン8の他にも、汎用データDのうちWOT(Wid
e Open Throttle:スロットル開度)を
別途表示するウィンドウ19を重ねて表示している。
【0019】さらに、表示画面16の最下部にはテスト
ドライバーに対してのガイダンスを表示するステータス
ウィンドウ20と、テストドライバーに対してのメッセ
ージを表示するメッセージウィンドウ21を表示してい
る。
【0020】汎用データDを表示するウィンドウ18
は、例えば5つに区画されている。すなわち、18aは
自動車4から入力した測定値を示す汎用データDを表示
する入力信号ウィンドウであり、例えば、Boost
Pressure(ブースト圧)、Engine Re
v.(エンジン回転数)、Barometric Pr
ess(大気圧)、Dry Temp(乾球温度)、W
et Temp(湿球温度)、WOTなどをテキストに
してデジタル表示する。18bはこれらの測定値を基に
コンピュータ6が計算して得たテスト走行に使用してい
る値を表わす汎用データDをデジタル表示するテストデ
ータウィンドウであり、18cはそのうちのTotal
Time(総時間)、Phease Time(フェ
ーズ時間)などの時間を表わす汎用データDをデジタル
表示する時間ウィンドウである。なお、本例の表示画面
16は一例として英語表示となっている。
【0021】また、18dは汎用データDの中から任意
に選択してアナログメータ表示するメータウィンドウで
あり、この例ではブースト圧とエンジン回転を表示して
いる。18eは汎用データDのうちの全走行速度パター
ンDaをグラフ表示するウィンドウである。この全走行
速度パターンDaはテスト走行の全工程の速度変化を、
未走行の走行速度データaと既に走行済となった走行速
度データbの色分けによって表示することにより、現在
の走行位置Pを瞬時に理解できるようにしている。例え
ば、未走行の走行速度データaは薄い緑色で表示され、
走行済の走行速度データbは濃い緑色で表示される。
【0022】なお、この実施の形態では未走行の部分a
と走行済の部分aの背景を、それぞれ青色と灰色に分け
て表示することで、前記現在の走行位置Pをより明確に
しているが、この発明はこれに限られるものではなく、
全走行速度パターンDaの部分のみ色分けしてもよい。
さらに、全走行速度パターンDaを折れ線グラフによっ
て表示してもよい。なお、この発明は色分けする色を限
定するものではなく、逆にこの色は各ユーザが任意に変
更可能としている。
【0023】前記WOTウィンドウ19はWOTの測定
値Dw(汎用データD)をデジタル表示する表示部19
aと、このWOTデータDwが規定値を超えた時間の累
計を表示する超過時間をアナログメータ表示する表示部
19bとを有している。
【0024】WOTデータDwをデジタル表示する表示
部19aの背景は、WOTが例えば規定値85%を超え
た時に赤色で表示される。また、この超過時間に従っ
て、前記超過時間の表示部19bを左側から順に点灯す
る。前記超過時間の表示部19bは左側から例えば緑色
で表示される4秒間の部分cと、黄色で表示される2秒
間の部分dと、赤色で表示される2秒間の部分eとから
なっており、全体として例えば8秒間の超過時間を表示
できるように構成している。
【0025】上記のように、表示画面16上にWOTの
測定値Dwを別途走行速度パターンウィンドウ17内に
表示した場合には、テストドライバーはマーカ9から目
を外すことなくWOTを確認することができる。とく
に、WOTが規定値を超えた時は、この数値を表示する
表示部19aの色を変化するようにすることで、テスト
ドライバーは表示部19aに目を移さなくてもWOTが
規定内であるかどうかを確認できる。
【0026】また、WOTの超過時間をアナログメータ
表示する表示部19bを設けているので、テストドライ
バーは今までの走行でどの程度規定値を超えているのか
を感覚的に知ることができる。したがって、WOTが規
定された時間(この例では8秒)の範囲以上に規定値を
超えることがないようにするために、コンピュータ6に
よってシャシダイナモメータ1の負荷が軽減される時に
も、テストドライバーは超過時間の表示部19bが全て
点灯しているのを見ることで負荷が軽減されることを予
測できるので、オーバースピードになることがなく、正
確な速度制御をすることができる。
【0027】とりわけ、超過時間の表示部19bが色分
けして表示することにより、テストドライバーは表示部
19bをあえて見るまでもなく、その色によって超過時
間の長さをおよそ知ることができ、車両運転モード表示
装置15によって言わば警告を受けてから負荷の調整が
される。したがって、テストドライバーは表示部19b
に必要以上の注意を払わなくて負荷が軽減されるときを
およそ知ることができる。すなわち、テストドライバー
の疲労を最小限に抑えることができる。
【0028】なお、WOTデータDwを表示する表示部
19aの色の変化は、背景を赤色に変えることに限られ
るものではなく、WOTデータDwを表示する文字を赤
くしてもよい。また、その色も目立つものであれば赤で
なくてもよく、モノトーンであっても明度によって色の
変化を付けることが可能である。同様に前記超過時間の
表示部19bを構成する各部分c〜eの色も、緑色、黄
色、赤色に限られるものではない。さらに、WOTの規
定値は85%以外にも設定可能であり、その超過時間も
8秒以外に選択可能である。なお、これらの設定は施行
するモード運転試験の規定された値の内容に従って定め
られる。
【0029】WOTウィンドウ19の表示位置は他のウ
ィンドウ17,18の上であっても関係なく配置可能で
あるが、この発明はこれに限られるものではなく、WO
Tウィンドウ19をウィンドウ17,18の外側に設け
てもよい。
【0030】図4〜7は前述の図2に示した例のレイア
ウトを変更した変形例である。なお、これらの図におい
て図2と同一の符号を付した部材は同一または同等の部
材であるので、その詳細な説明を省略する。
【0031】すなわち、図4の表示画面16にはWOT
ウィンドウ19を表示していない。この表示画面16は
WOTの制御を行わないモード運転試験を行なうときに
用いることができる。この例のように、WOTウィンド
ウ19を表示しないようにすれば、その他の表示の邪魔
になることがなく、それだけ走行速度パターンウィンド
ウ17を見やすくすることができる。
【0032】図5に示す表示画面16は入力信号ウィン
ドウ18a、テストデータウィンドウ18bの表示を省
略すると共に、時間ウィンドウ18cを走行速度パター
ンウィンドウ17内に重ねて表示し、かつ、メータウィ
ンドウ18dにブースト圧、WOT、エンジン回転の3
つの汎用データDを大きく表示させた例である。このよ
うに表示することにより、テストドライバーはブースト
圧、WOT、エンジン回転などの汎用データDをより大
きく見慣れたアナログメータ表示で確認できるので、こ
れらを見やすくなる。
【0033】なお、走行速度パターンウィンドウ17内
に重ねて表示された時間ウィンドウ18cが走行速度パ
ターン8に重なる場合にはその表示位置を例えば右上端
に自動的に移動させて走行速度パターン8が隠れること
がないようにしている。また、走行速度パターンウィン
ドウ17内に重ねて表示するウィンドウは時間ウィンド
ウ18cに限られるものではない。つまり、走行速度パ
ターン8の表示に邪魔にならない程度の大きさであるな
ら、ウィンドウ18〜21の種類に係わりなく走行速度
パターンウィンドウ17内に重ねて表示してもよい。
【0034】また、図6に示す表示画面16はメータウ
ィンドウ18dを大きく表示すると共に、その他の汎用
データを表示するウィンドウ18a〜18cをステータ
スウィンドウ20およびメッセージウィンドウ21と、
走行速度パターンウィンドウ17との間に表示させた例
である。このようにレイアウトすることにより、テスト
ドライバーはブースト圧、WOT、エンジン回転などの
汎用データDを大きくアナログメータ表示すると共に、
各ユーザが選択した入力信号(ブースト圧、エンジン回
転、WOTを例示)と、テストデータ(エラー総時間、
全走行距離、実車速を例示)と、時間データ(総時間、
フェーズ時間)とをデジタル表示させることができる。
【0035】次に、図7に示す表示画面16は、図4に
示す表示画面16のウィンドウ17〜21に表示される
ウィンドウ名W、ラベルL、単位U、表示メッセージM
を表わす文字列を日本人に分かりやすい日本語の表現
(日本において常用される単位)にして表示している。
すなわち、上述の文字列を集めてその一覧を一つの文書
として設定する設定ファイル(図外)を作成し、この設
定ファイルを表示画面16を制御するコンピュータ6の
RAM6cに記憶している。
【0036】前記設定ファイルは日本語用と英語用だけ
でなく、ドイツ語やフランス語など必要とされる各国の
言語の数だけ用意して、この設定ファイルを切換え設定
することにより表示言語を変更可能とする。このように
することにより、テストドライバーにとって、馴染みや
すくより分かりやすい表示画面16を得ることができ
る。
【0037】なお、表示画面16を各国語表示すること
は、そのレイアウトに影響されることなく行うことがで
きる。すなわち、この明細書に記した図2,4,5,6
と、後述する図10,11においても全く同様に設定フ
ァイルを用いて各国語による表示を行うことができる。
【0038】図8,9は各ウィンドウ17,18を表示
するためのウィンドウの位置や大きさを変えた状態を示
すものであって、図8は主に汎用データDを表示するウ
ィンドウ18a〜18eの位置や大きさを変えた例を示
し、図9は走行速度パターンウィンドウ17の位置や大
きさを変えた例を示している。これらの図に示すよう
に、上述した例における、各ウィンドウ18a〜18
e,19およびここでは図示を省略しているウィンドウ
20,21の配置および大きさ(面積)は単なる一例に
過ぎず、これらは固定的なものではない。すなわち、ウ
ィンドウのドラッグ操作およびドロップ操作によって、
それらの配置関係や大きさをユーザが任意に設定でき
る。また、前記各ウィンドウ18a〜18eに表示する
表示項目(内容)も詳細設定ウィンドウを開くことによ
って自在に設定できる。
【0039】また、ウィンドウ18の配置および大きさ
に伴ってウィンドウ17の配置および大きさも変更す
る。なお、ユーザが好むのであれば、ウィンドウ17〜
21の間に隙間が生じてもよい。さらに、図9にウィン
ドウ17にウィンドウ18を重ねた場合と、ウィンドウ
19を重ねた場合を一点鎖線および2点鎖線によって示
しているように、各ウィンドウ17〜21同士が重なり
あうように設定してもよい。
【0040】また、前述の図2において詳述したWOT
ウィンドウ19の形態も、図9における19Aに示すよ
うに、WOTデータDwをデジタル表示するだけでもよ
い。また、19Bに示すようにWOTデータDwが規定
値を超えた超過時間の累計をアナログメータ表示する表
示部19bを設け、表示部19aの表示色を変更しない
ようにしてもよい。
【0041】図10〜12はこの発明の車両運転モード
表示装置15をさらに見やすくするための表示画面16
の構成を説明する図である。なお、図1〜9と同じ符号
が付された部材は同一または同等の部材である。この例
の車両運転モード表示装置15は走行速度パターン8を
表示するウィンドウ17の1画面に表示する時間T(以
下、表示時間という)を任意に設定し、これに伴ってス
クロールスピードを自動調節するように構成している。
【0042】図10は表示時間Tを例えば40秒に設定
した場合の表示画面16の例を示すものであり、図4に
示した表示時間Tが20秒に設定された表示画面16と
は走行速度パターン8の表示範囲が異なっている。表示
時間Tを短くすれば走行速度パターン8をより詳細に表
示できるが、スクロールスピードが速くなる。逆に、表
示時間Tを長くすれば、スクロールスピードを遅くして
走行速度パターン8の変化を十分前もって知ることがで
きるが、細かい走行速度パターン8を表示できなくな
る。本発明はスクロールスピードを任意に設定できるよ
うにすることにより、テストドライバーにとって両方の
長所を得ることができるスクロールスピードを設定可能
とする。
【0043】図11は前記表示時間Tの設定を行なう設
定ウィンドウ22を示している。このウィンドウ22で
は表示時間Tの設定を1秒単位で入力できるようにする
と共に、マーカ9の種類や変速指示を示すマーカ9s
(図10参照)の長さ、走行速度パターン8の速度0の
表示位置の設定などの各種設定も行うことができる。コ
ンピュータ6は、ウィンドウ17内の縦方向のドット数
を、入力された表示時間Tで除算することにより、一定
時間にスクロールするドット数を計算する。
【0044】したがって、テストドライバーは図12に
示すように、モード運転試験を最も楽に行うことができ
る任意の速度で走行速度パターン8のウィンドウ17内
をスクロールさせることができ、モード運転試験に伴う
疲れを最小限に抑えることができる。また、コンピュー
タ6が表示画面16のスクロールスピードを表示時間T
から計算しているので、テストドライバーはウィンドウ
17の大きさにかかわらず思いどおりのスピードの設定
を簡単に行うことができる。
【0045】なお、この例では表示時間Tの設定を1秒
単位で任意に設定することができるが、0.1秒単位な
どより細かく設定できるようにしてもよいことは言うま
でもない。
【0046】また、以上に説明した各種の設定は、全て
コンピュータ6内のRAMに記憶されるので、自動車4
のモード運転試験を行なう度に設定しなおす必要はな
い。
【0047】前記車両運転モード表示装置15の表示画
面16は、LCD(液晶ディスプレイ)が用いられる
が、これに限られるものではなく、CRTディスプレイ
であっても、また、ELD(エレクトロルミネッセンス
を用いたディスプレイ)であってもよい。
【0048】そして、前記表示画面16における走行速
度パターン8や汎用データDの表示項目や表示形態につ
いては、コンピュータ6におけるプログラムにしたがっ
て任意に設定できるので、ユーザの使用に最適の状態で
表示項目や表示形態を設定することができ、従来に比べ
て使い勝手が大幅に向上するとともに、必要な項目のみ
を無駄なく表示でき、表示のためのハードウェアコスト
を低減することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、テストドライバーはモード運転試験を行うときに必
要とする汎用データを同一の表示画面上にデジタル表
示、アナログメータ表示、そしてグラフ表示の何れかの
見やすい表示方法を任意に選択して表示できる。つま
り、別途のアナログ/デジタルメータを設ける必要がな
く、ハードウェアコストを低減できるだけでなく、各ユ
ーザに合わせて編成された見やすい表示画面によって、
必要とする汎用データを表示させることができる。加え
て、表示画面のレイアウトを変更する場合には、表示画
面がさらに見やすくなる。
【0050】また、第2の発明によれば、テストドライ
バーは走行速度パターンを、モード運転試験を最も行い
やすいスクロールスピードで表示させることができ、モ
ード運転試験に伴う疲れを最小限に抑えることができ
る。同時に、スクロールスピードを走行速度パターンの
表示部の1画面をスクロールする時間的な長さによって
設定しているので、テストドライバーは全走行速度パタ
ーン中のどれだけの時間の走行をしたかを理解しやす
い。
【0051】さらに、第3の発明によれば、テストドラ
イバーがどの言語を使う人であっても、各ユーザの言語
に合わせた前記設定ファイルを用いることにより、表示
画面を迅速に理解できる表示にすることができ、その使
い勝手を向上できる。
【0052】また、データ処理装置が各表示部の設定事
項を記憶する記憶部を有し、前記表示画面がこの記憶部
に記憶された情報に従って形成される場合には、前述の
全ての設定を各モード運転試験の前に行う必要がなく、
より使い勝手がよくなる。さらに、前記汎用データの表
示部が、走行速度パターンの表示部内に走行速度パター
ンと重ならないように移動可能に表示される場合には、
走行速度パターンの表示部を大きく表示しながら、必要
な汎用データを画面上に表示することが可能となり、表
示画面を自由にレイアウトできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の車両運転モード表示装置の要部を示
す図である。
【図2】前記表示装置における表示画面の一例を示す図
である。
【図3】前記表示装置を用いた車両のモード運転試験装
置の構成の一例を概略的に示す図である。
【図4】表示画面の他の例を示す図である。
【図5】表示画面のさらに他の例を示す図である。
【図6】表示画面のさらに別の例を示す図である。
【図7】表示画面のさらに別の例を示す図である。
【図8】汎用データの表示部の他の例を概略的に示す図
である。
【図9】走行速度パターンの表示部の他の例を概略的に
示す図である。
【図10】表示画面の他の例を示す図である。
【図11】表示画面のスクロールスピードを設定するた
めの画面を示す図である。
【図12】スクロールスピードを変えて表示した例を示
す図である。
【図13】従来の車両のモード運転試験装置の構成を概
略的に示す図である。
【符号の説明】
6…データ処理装置、6c…記憶部、8…走行速度パタ
ーン、15…表示装置、16…表示画面、18…汎用デ
ータの表示部、18a〜18c,19a…デジタル表示
する表示部、18d,19b…アナログメータ表示する
表示部、18e…グラフ表示する表示部、19…スロッ
トル開度を示す値を表示する表示部、D…汎用データ、
L…ラベル、T…1画面に表示する時間、U…単位、W
…表示部名。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ処理装置からの汎用データと、モ
    ード運転の走行速度パターンとを表示する表示画面を有
    する車両運転モード表示装置において、汎用データの中
    から任意に選択してデジタル表示する表示部、アナログ
    メータ表示する表示部、そしてグラフ表示する表示部の
    うち少なくとも一つを走行速度パターンの表示部と並列
    的に設けたことを特徴とする車両運転モード表示装置。
  2. 【請求項2】 前記各汎用データ表示部および走行速度
    パターン表示部の大きさおよび位置を任意に設定可能と
    した請求項1に記載の車両運転モード表示装置。
  3. 【請求項3】 データ処理装置からの汎用データと、モ
    ード運転の走行速度パターンとを表示する表示画面を有
    する車両運転モード表示装置において、走行速度パター
    ンの表示部の1画面に表示する時間を任意に設定し、こ
    れに伴ってスクロールスピードを自動調節することを特
    徴とする車両運転モード表示装置。
  4. 【請求項4】 データ処理装置からの汎用データと、モ
    ード運転の走行速度パターンとを表示する表示画面を有
    する車両運転モード表示装置において、データ処理装置
    内に、各汎用データおよび走行速度パターンと共に表示
    部に表示される表示部名、ラベル、単位などを表わす文
    字列を記憶する設定ファイルを各国語別に設け、この設
    定ファイルの切替えにより表示言語を変更可能としたこ
    とを特徴とする車両運転モード表示装置。
  5. 【請求項5】 データ処理装置が各表示部の設定事項を
    記憶する記憶部を有し、前記表示画面がこの記憶部に記
    憶された情報に従って形成される請求項1〜4の何れか
    に記載の車両運転モード表示装置。
  6. 【請求項6】 前記汎用データの表示部が、走行速度パ
    ターンの表示部内に走行速度パターンと重ならないよう
    に移動可能に表示される請求項1〜5の何れかに記載の
    車両運転モード表示装置。
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