JP3616492B2 - 車両運転モード表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車など車両をモード運転試験する際に用いる車両運転モード表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車のモード運転試験は、一般に、次のようにして行われている。すなわち、図13に示すように、シャシダイナモメータ1のローラ2に例えば後輪3を保持させた自動車4の運転席に座ったテストドライバー(図外)が、リモートコントロールスイッチ5を操作してスタート信号を、試験装置全体を制御する機能を備えた例えばコンピュータなどのデータ処理装置6に送る。これによって、データ処理装置6は、自動車4の外方前方の適宜位置に設けられた車両運転モード表示装置(ドライバーズエイドともいう)7にスタート信号を送るとともに、データ採取を開始する。そして、テストドライバーは、車両運転モード表示装置7の表示画面7A上に表示される走行速度パターン8が示す速度に合うように運転を行い、そのとき採取されるデータに基づいて分析を行うのである。
【0003】
そして、図13において、9は現在の車速を表すマーカ、11はデータ処理装置6からの指令にしたがってシャシダイナモメータ1を制御するダイナモコントローラ、12は自動車4のエンジンから排出される排ガスを分析する排ガス分析装置で、その出力はデータ処理装置6に入力される。
【0004】
また、自動車4における速度、エンジン回転数、走行距離、エンジンブースト圧(マニホールド負圧)などの自動車4に関する入力データや、試験時における大気圧、周囲温度、湿度などの試験条件に関する入力データなど所謂汎用データについては、それぞれ自動車4に設けられた各種のセンサ(図外)や、圧力計、温度計、湿度計などの計測器によって測定され、それらの汎用データは、インタフェース13を介してデータ処理装置6に入力されるが、従来においては、車両運転モード表示装置7に表示させるのではなく、これの近傍に別体で設けられる複数の表示部14a〜14d(図示例では4つしか示してない)を有するデータ表示装置14に適宜表示するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の表示部14a〜14dでは、アナログ/デジタルメータをパネルに取り付けたりする必要があるだけでなく、前記汎用データの必要は、個々のユーザによって異なることがある。したがって、必要な汎用データを表示するには、前記メータを取り替えなければならず多大の手間がかかるので、必ずしも各ユーザにとって使い勝手が必ずしもよいとはいえなかった。
【0006】
さらに、走行速度パターンの表示についても、その大きさが一定であり、かつ、1画面に表示される走行速度パターンの長さやスクロールスピードも一定であるので、テストドライバーは規定された大きさ、スクロールスピードの走行速度パターンの表示に慣れる必要があり、不便を感じていた。
【0007】
この発明は、上述の事柄を考慮に入れてなされたものであって、その目的とするところは、車両運転モード表示装置の表示内容を合理的かつ使い勝手よく表示することにより、各ユーザの要求に対応できる画面表示を実現できる車両運転モード表示装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明は、データ処理装置からの汎用データを表示するための表示部と、モード運転の走行速度パターン及び現在の車速状態を示すマーカを表示するための表示部とを一つの表示画面有する車両運転モード表示装置において、前記表示画面内に、テスト走行の全工程の速度変化をグラフにして示す全走行速度データとテスト走行の全工程のうちの現在の走行位置を表示する全走行速度データ表示部が設けられているとともに、前記汎用データの表示部は、汎用データの中から任意に選択したデータをデジタル表示する表示部分とアナログメータ表示する表示部分とに区画され、それら区画された表示部分のうち少なくとも一つに汎用データの中から任意に選択したデータが選択表示可能に構成されていることを特徴としている。
【0009】
したがって、テストドライバーはモード運転試験を行うときに必要とする汎用データを同一の表示画面上にデジタル表示、アナログメータ表示の何れかの表示方法によって表示できる。つまり、従来のように別途のアナログ/デジタルメータを設ける必要がなく、ハードウェアコストを低減できるだけでなく、各ユーザの要求に対応した見やすい表示画面によって、必要とする汎用データだけを表示させることができる。加えて、テストドライバーはテスト走行の全工程のうちどの地点を走行しているのかを明確に理解でき、精神的な疲れをさほど感じることなくテスト走行運転を続行することができる
【0010】
前記汎用データの表示部およびモード運転の走行速度パターンの表示部の大きさおよび位置を任意に設定可能とした場合には、前記表示画面のレイアウトを変更できるので、表示画面がさらに見やすくなる。
【0011】
また、前記モード運転の走行速度パターンの表示部の1画面に表示する時間を任意に設 定し、これに伴ってスクロールスピードを自動調節するように構成する場合には、テストドライバーは走行速度パターンの表示部に表示する時間を設定することにより、モード運転試験を最も行いやすいスクロールスピードで表示させることができる。同時に、スクロールスピードを走行速度パターンの表示部の1画面をスクロールする時間的な長さによって設定しているので、テストドライバーは全走行速度パターン中のどれだけの時間の走行をしたかを理解しやすい。
【0012】
さらに、前記データ処理装置内に、各汎用データおよび走行速度パターンの表示部に表示される表示部名、ラベル、単位などを表わす文字列を記憶する設定ファイルを各国語別に設け、この設定ファイルの切替えにより表示言語を変更可能に構成する場合は、テストドライバーがどの国籍の人であっても、各ユーザに合わせた前記設定ファイルを用いることにより、表示画面を迅速に理解できる表示にすることができ、その使い勝手を向上する。
【0013】
【0014】
また、データ処理装置が各表示部の設定事項を記憶する記憶部を有し、前記表示画面がこの記憶部に記憶された情報に従って形成される場合には、前述の全ての設定を各モード運転試験の前に行う必要がなく、より使い勝手がよくなる。
【0015】
さらに、前記汎用データの表示部が、走行速度パターンの表示部内に走行速度パターンと重ならないように移動可能に表示される場合には、走行速度パターンの表示部を大きく表示しながら、必要な汎用データを画面上に表示することが可能となり、表示画面のレイアウトにより自由度を持たせることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1〜3は、この発明の一つの実施の形態を示すもので、まず、図3において、15はこの発明の車両運転モード表示装置である。この車両運転モード表示装置15が従来の車両運転モード表示装置7と大きく異なる点は、その表示画面16に、走行速度パターン8および現在の状態を示すマーカ9のほかに、汎用データDの中から任意に選択してデジタル表示する表示部、アナログメータ表示する表示部のうち少なくとも一つと、全走行速度データDa及び現在の走行位置Pを表示する表示部を走行速度パターン8と並列して同時に表示できるようにした点である。コンピュータ6はCPU6aと、基本プログラムを記憶しているROM(不揮発性の記憶部)6b、および各種の情報を記憶するRAM(書換え可能な記憶部)6cを有している。
【0017】
図1に示すように、車両運転モード表示装置15の表示画面16はコンピュータ6からのソフトウェアによる制御によってその表示位置および大きさ等も制御している。したがって、表示画面16のレイアウトは各ユーザが任意に設定できるものであるから、表示画面16には、各ユーザによって任意に設定される無数のパターンがある。
【0018】
前記表示画面16の詳細は、図2に示すように構成される。つまり、表示画面16は走行速度パターン8を表示するためのウィンドウ(表示部)17と、汎用データDを表示するためのウィンドウ(表示部)18と、全走行速度データDaとテスト走行の全工程のうちの現在の走行位置Pを表示するウィンドウ18eとを有している。また、この実施の形態においては、前記ウィンドウ17には、表示内容として、走行速度パターン8の他にも、汎用データDのうちWOT(Wide Open Throttle:スロットル開度)を別途表示するウィンドウ19を重ねて表示している。
【0019】
さらに、表示画面16の最下部にはテストドライバーに対してのガイダンスを表示するステータスウィンドウ20と、テストドライバーに対してのメッセージを表示するメッセージウィンドウ21を表示している。
【0020】
汎用データDを表示するウィンドウ18は、例えばつに区画されている。すなわち、18aは自動車4から入力した測定値を示す汎用データDを表示する入力信号ウィンドウであり、例えば、Boost Pressure(ブースト圧)、Engine Rev.(エンジン回転数)、Barometric Press(大気圧)、Dry Temp(乾球温度)、Wet Temp(湿球温度)、WOTなどをテキストにしてデジタル表示する。18bはこれらの測定値を基にコンピュータ6が計算して得たテスト走行に使用している値を表わす汎用データDをデジタル表示するテストデータウィンドウであり、18cはそのうちのTotal Time(総時間)、Phease Time(フェーズ時間)などの時間を表わす汎用データDをデジタル表示する時間ウィンドウである。なお、本例の表示画面16は一例として英語表示となっている。
【0021】
また、18dは汎用データDの中から任意に選択してアナログメータ表示するメータウィンドウであり、この例ではブースト圧とエンジン回転を表示している。また、ウィンドウ18eに表示される全走行速度データDaはテスト走行の全工程の速度変化をグラフにして示すもので、未走行の走行速度データaと既に走行済となった走行速度データbの色分けによって表示することにより、現在の走行位置Pを瞬時に理解できるようにしている。例えば、未走行の走行速度データaは薄い緑色で表示され、走行済の走行速度データbは濃い緑色で表示される。
【0022】
なお、この実施の形態では未走行の部分aと走行済の部分aの背景を、それぞれ青色と灰色に分けて表示することで、前記現在の走行位置Pをより明確にしているが、この発明はこれに限られるものではなく、全走行速度データDaの部分のみ色分けしてもよい。さらに、全走行速度データDaを折れ線グラフによって表示してもよい。なお、この発明は色分けする色を限定するものではなく、逆にこの色は各ユーザが任意に変更可能としている。
【0023】
前記WOTウィンドウ19はWOTの測定値Dw(汎用データD)をデジタル表示する表示部19aと、このWOTデータDwが規定値を超えた時間の累計を表示する超過時間をアナログメータ表示する表示部19bとを有している。
【0024】
WOTデータDwをデジタル表示する表示部19aの背景は、WOTが例えば規定値85%を超えた時に赤色で表示される。また、この超過時間に従って、前記超過時間の表示部19bを左側から順に点灯する。前記超過時間の表示部19bは左側から例えば緑色で表示される4秒間の部分cと、黄色で表示される2秒間の部分dと、赤色で表示される2秒間の部分eとからなっており、全体として例えば8秒間の超過時間を表示できるように構成している。
【0025】
上記のように、表示画面16上にWOTの測定値Dwを別途走行速度パターンウィンドウ17内に表示した場合には、テストドライバーはマーカ9から目を外すことなくWOTを確認することができる。とくに、WOTが規定値を超えた時は、この数値を表示する表示部19aの色を変化するようにすることで、テストドライバーは表示部19aに目を移さなくてもWOTが規定内であるかどうかを確認できる。
【0026】
また、WOTの超過時間をアナログメータ表示する表示部19bを設けているので、テストドライバーは今までの走行でどの程度規定値を超えているのかを感覚的に知ることができる。したがって、WOTが規定された時間(この例では8秒)の範囲以上に規定値を超えることがないようにするために、コンピュータ6によってシャシダイナモメータ1の負荷が軽減される時にも、テストドライバーは超過時間の表示部19bが全て点灯しているのを見ることで負荷が軽減されることを予測できるので、オーバースピードになることがなく、正確な速度制御をすることができる。
【0027】
とりわけ、超過時間の表示部19bが色分けして表示することにより、テストドライバーは表示部19bをあえて見るまでもなく、その色によって超過時間の長さをおよそ知ることができ、車両運転モード表示装置15によって言わば警告を受けてから負荷の調整がされる。したがって、テストドライバーは表示部19bに必要以上の注意を払わなくて負荷が軽減されるときをおよそ知ることができる。すなわち、テストドライバーの疲労を最小限に抑えることができる。
【0028】
なお、WOTデータDwを表示する表示部19aの色の変化は、背景を赤色に変えることに限られるものではなく、WOTデータDwを表示する文字を赤くしてもよい。また、その色も目立つものであれば赤でなくてもよく、モノトーンであっても明度によって色の変化を付けることが可能である。同様に前記超過時間の表示部19bを構成する各部分c〜eの色も、緑色、黄色、赤色に限られるものではない。さらに、WOTの規定値は85%以外にも設定可能であり、その超過時間も8秒以外に選択可能である。なお、これらの設定は施行するモード運転試験の規定された値の内容に従って定められる。
【0029】
WOTウィンドウ19の表示位置は他のウィンドウ17,18,18eの上であっても関係なく配置可能であるが、この発明はこれに限られるものではなく、WOTウィンドウ19をウィンドウ17,18,18eの外側に設けてもよい。
【0030】
図4〜7は前述の図2に示した例のレイアウトを変更した変形例である。なお、これらの図において図2と同一の符号を付した部材は同一または同等の部材であるので、その詳細な説明を省略する。
【0031】
すなわち、図4の表示画面16にはWOTウィンドウ19を表示していない。この表示画面16はWOTの制御を行わないモード運転試験を行なうときに用いることができる。この例のように、WOTウィンドウ19を表示しないようにすれば、その他の表示の邪魔になることがなく、それだけ走行速度パターンウィンドウ17を見やすくすることができる。
【0032】
図5に示す表示画面16は入力信号ウィンドウ18a、テストデータウィンドウ18bの表示を省略すると共に、時間ウィンドウ18cを走行速度パターンウィンドウ17内に重ねて表示し、かつ、メータウィンドウ18dにブースト圧、WOT、エンジン回転の3つの汎用データDを大きく表示させた例である。このように表示することにより、テストドライバーはブースト圧、WOT、エンジン回転などの汎用データDをより大きく見慣れたアナログメータ表示で確認できるので、これらを見やすくなる。
【0033】
なお、走行速度パターンウィンドウ17内に重ねて表示された時間ウィンドウ18cが走行速度パターン8に重なる場合にはその表示位置を例えば右上端に自動的に移動させて走行速度パターン8が隠れることがないようにしている。また、走行速度パターンウィンドウ17内に重ねて表示するウィンドウは時間ウィンドウ18cに限られるものではない。つまり、走行速度パターン8の表示に邪魔にならない程度の大きさであるなら、ウィンドウ18〜21の種類に係わりなく走行速度パターンウィンドウ17内に重ねて表示してもよい。
【0034】
また、図6に示す表示画面16はメータウィンドウ18dを大きく表示すると共に、その他の汎用データを表示するウィンドウ18a〜18cをステータスウィンドウ20およびメッセージウィンドウ21と、走行速度パターンウィンドウ17との間に表示させた例である。このようにレイアウトすることにより、テストドライバーはブースト圧、WOT、エンジン回転などの汎用データDを大きくアナログメータ表示すると共に、各ユーザが選択した入力信号(ブースト圧、エンジン回転、WOTを例示)と、テストデータ(エラー総時間、全走行距離、実車速を例示)と、時間データ(総時間、フェーズ時間)とをデジタル表示させることができる。
【0035】
次に、図7に示す表示画面16は、図4に示す表示画面16のウィンドウ17〜21に表示されるウィンドウ名W、ラベルL、単位U、表示メッセージMを表わす文字列を日本人に分かりやすい日本語の表現(日本において常用される単位)にして表示している。すなわち、上述の文字列を集めてその一覧を一つの文書として設定する設定ファイル(図外)を作成し、この設定ファイルを表示画面16を制御するコンピュータ6のRAM6cに記憶している。
【0036】
前記設定ファイルは日本語用と英語用だけでなく、ドイツ語やフランス語など必要とされる各国の言語の数だけ用意して、この設定ファイルを切換え設定することにより表示言語を変更可能とする。このようにすることにより、テストドライバーにとって、馴染みやすくより分かりやすい表示画面16を得ることができる。
【0037】
なお、表示画面16を各国語表示することは、そのレイアウトに影響されることなく行うことができる。すなわち、この明細書に記した図2,4,5,6と、後述する図10,11においても全く同様に設定ファイルを用いて各国語による表示を行うことができる。
【0038】
図8,9は各ウィンドウ17,18を表示するためのウィンドウの位置や大きさを変えた状態を示すものであって、図8は主に汎用データDを表示するウィンドウ18a〜18の位置や大きさを変えた例を示し、図9は走行速度パターンウィンドウ17の位置や大きさを変えた例を示している。これらの図に示すように、上述した例における、各ウィンドウ18a〜18,19およびここでは図示を省略しているウィンドウ20,21の配置および大きさ(面積)は単なる一例に過ぎず、これらは固定的なものではない。すなわち、ウィンドウのドラッグ操作およびドロップ操作によって、それらの配置関係や大きさをユーザが任意に設定できる。また、前記各ウィンドウ18a〜18に表示する表示項目(内容)も詳細設定ウィンドウを開くことによって自在に設定できる。
【0039】
また、ウィンドウ18の配置および大きさに伴ってウィンドウ17の配置および大きさも変更する。なお、ユーザが好むのであれば、ウィンドウ17〜21の間に隙間が生じてもよい。さらに、図9にウィンドウ17にウィンドウ18を重ねた場合と、ウィンドウ19を重ねた場合を一点鎖線および2点鎖線によって示しているように、各ウィンドウ17〜21同士が重なりあうように設定してもよい。
【0040】
また、前述の図2において詳述したWOTウィンドウ19の形態も、図9における19Aに示すように、WOTデータDwをデジタル表示するだけでもよい。また、19Bに示すようにWOTデータDwが規定値を超えた超過時間の累計をアナログメータ表示する表示部19bを設け、表示部19aの表示色を変更しないようにしてもよい。
【0041】
図10〜12はこの発明の車両運転モード表示装置15をさらに見やすくするための表示画面16の構成を説明する図である。なお、図1〜9と同じ符号が付された部材は同一または同等の部材である。この例の車両運転モード表示装置15は走行速度パターン8を表示するウィンドウ17の1画面に表示する時間T(以下、表示時間という)を任意に設定し、これに伴ってスクロールスピードを自動調節するように構成している。
【0042】
図10は表示時間Tを例えば40秒に設定した場合の表示画面16の例を示すものであり、図4に示した表示時間Tが20秒に設定された表示画面16とは走行速度パターン8の表示範囲が異なっている。表示時間Tを短くすれば走行速度パターン8をより詳細に表示できるが、スクロールスピードが速くなる。逆に、表示時間Tを長くすれば、スクロールスピードを遅くして走行速度パターン8の変化を十分前もって知ることができるが、細かい走行速度パターン8を表示できなくなる。本発明はスクロールスピードを任意に設定できるようにすることにより、テストドライバーにとって両方の長所を得ることができるスクロールスピードを設定可能とする。
【0043】
図11は前記表示時間Tの設定を行なう設定ウィンドウ22を示している。このウィンドウ22では表示時間Tの設定を1秒単位で入力できるようにすると共に、マーカ9の種類や変速指示を示すマーカ9s(図10参照)の長さ、走行速度パターン8の速度0の表示位置の設定などの各種設定も行うことができる。コンピュータ6は、ウィンドウ17内の縦方向のドット数を、入力された表示時間Tで除算することにより、一定時間にスクロールするドット数を計算する。
【0044】
したがって、テストドライバーは図12に示すように、モード運転試験を最も楽に行うことができる任意の速度で走行速度パターン8のウィンドウ17内をスクロールさせることができ、モード運転試験に伴う疲れを最小限に抑えることができる。また、コンピュータ6が表示画面16のスクロールスピードを表示時間Tから計算しているので、テストドライバーはウィンドウ17の大きさにかかわらず思いどおりのスピードの設定を簡単に行うことができる。
【0045】
なお、この例では表示時間Tの設定を1秒単位で任意に設定することができるが、0.1秒単位などより細かく設定できるようにしてもよいことは言うまでもない。
【0046】
また、以上に説明した各種の設定は、全てコンピュータ6内のRAMに記憶されるので、自動車4のモード運転試験を行なう度に設定しなおす必要はない。
【0047】
前記車両運転モード表示装置15の表示画面16は、LCD(液晶ディスプレイ)が用いられるが、これに限られるものではなく、CRTディスプレイであっても、また、ELD(エレクトロルミネッセンスを用いたディスプレイ)であってもよい。
【0048】
そして、前記表示画面16における走行速度パターン8や汎用データDの表示項目や表示形態については、コンピュータ6におけるプログラムにしたがって任意に設定できるので、ユーザの使用に最適の状態で表示項目や表示形態を設定することができ、従来に比べて使い勝手が大幅に向上するとともに、必要な項目のみを無駄なく表示でき、表示のためのハードウェアコストを低減することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、テストドライバーはモード運転試験を行うときに必要とする汎用データを同一の表示画面上にデジタル表示、アナログメータ表示の何れかの見やすい表示方法を任意に選択して表示できる。つまり、別途のアナログ/デジタルメータを設ける必要がなく、ハードウェアコストを低減できるだけでなく、各ユーザに合わせて編成された見やすい表示画面によって、必要とする汎用データを表示させることができる。加えて、テストドライバーはテスト走行の全工程のうちどの地点を走行しているのかを明確に理解でき、精神的な疲れを軽減することができる
【0050】
また、表示画面のレイアウトを変更する場合には、表示画面がさらに見やすくなる。
【0051】
また、請求項3の発明によれば、テストドライバーは走行速度パターンを、モード運転試験を最も行いやすいスクロールスピードで表示させることができ、モード運転試験に伴う疲れを最小限に抑えることができる。同時に、スクロールスピー度パターンの表示部の1画面をスクロールする時間的な長さによって設定しているので、テストドライバーは全走行速度パターン中のどれだけの時間の走行をしたかを理解しやすい。
【0052】
さらに、請求項4の発明によれば、テストドライバーがどの言語を使う人であっても、各ユーザの言語に合わせた前記設定ファイルを用いることにより、表示画面を迅速に理解できる表示にすることができ、その使い勝手を向上できる。
【0053】
また、データ処理装置が各表示部の設定事項を記憶する記憶部を有し、前記表示画面がこの記憶部に記憶された情報に従って形成される場合には、前述の全ての設定を各モード運転試験の前に行う必要がなく、より使い勝手がよくなる。さらに、前記汎用データの表示部が、走行速度パターンの表示部内に走行速度パターンと重ならないように移動可能に表示される場合には、走行速度パターンの表示部を大きく表示しながら、必要な汎用データを画面上に表示することが可能となり、表示画面を自由にレイアウトできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の車両運転モード表示装置の要部を示す図である。
【図2】前記表示装置における表示画面の一例を示す図である。
【図3】前記表示装置を用いた車両のモード運転試験装置の構成の一例を概略的に示す図である。
【図4】表示画面の他の例を示す図である。
【図5】表示画面のさらに他の例を示す図である。
【図6】表示画面のさらに別の例を示す図である。
【図7】表示画面のさらに別の例を示す図である。
【図8】汎用データの表示部の他の例を概略的に示す図である。
【図9】走行速度パターンの表示部の他の例を概略的に示す図である。
【図10】表示画面の他の例を示す図である。
【図11】表示画面のスクロールスピードを設定するための画面を示す図である。
【図12】スクロールスピードを変えて表示した例を示す図である。
【図13】従来の車両のモード運転試験装置の構成を概略的に示す図である。
【符号の説明】
6…データ処理装置、6c…記憶部、8…走行速度パターン、15…表示装置、16…表示画面、18…汎用データの表示部、18a〜18c,19a…デジタル表示する表示部、18d,19b…アナログメータ表示する表示部、18e…全走行速度データの表示部、19…スロットル開度を示す値を表示する表示部、D…汎用データ、L…ラベル、T…1画面に表示する時間、U…単位、W…表示部名。

Claims (6)

  1. データ処理装置からの汎用データを表示するための表示部と、モード運転の走行速度パターン及び現在の車速状態を示すマーカを表示するための表示部とを一つの表示画面有する車両運転モード表示装置において、前記表示画面内に、テスト走行の全工程の速度変化をグラフにして示す全走行速度データとテスト走行の全工程のうちの現在の走行位置を表示する全走行速度データ表示部が設けられているとともに、前記汎用データの表示部は、汎用データの中から任意に選択したデータをデジタル表示する表示部分とアナログメータ表示する表示部分とに区画され、それら区画された表示部分のうち少なくとも一つに汎用データの中から任意に選択したデータが選択表示可能に構成されていることを特徴とする車両運転モード表示装置。
  2. 前記汎用データ表示部およびモード運転の走行速度パターンの表示部の大きさおよび位置を任意に設定可能とした請求項1に記載の車両運転モード表示装置。
  3. 前記モード運転の走行速度パターンの表示部の1画面に表示する時間を任意に設定し、これに伴ってスクロールスピードを自動調節するように構成されている請求項1または2に記載の車両運転モード表示装置。
  4. 前記データ処理装置内に、各汎用データおよび走行速度パターンの表示部に表示される表示部名、ラベル、単位などを表わす文字列を記憶する設定ファイルを各国語別に設け、この設定ファイルの切替えにより表示言語変更可能とされている請求項1〜3のいずれかに記載の車両運転モード表示装置。
  5. データ処理装置が各表示部の設定事項を記憶する記憶部を有し、前記表示画面がこの記憶部に記憶された情報に従って形成される請求項1〜4の何れかに記載の車両運転モード表示装置。
  6. 前記汎用データの表示部が、走行速度パターンの表示部内に走行速度パターンと重ならないように移動可能に表示される請求項1〜5の何れかに記載の車両運転モード表示装置。
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