JPH11159141A - ハーフメッシュ材を用いたコンクリート打設用鉄筋網組み上げ方法 - Google Patents
ハーフメッシュ材を用いたコンクリート打設用鉄筋網組み上げ方法Info
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- JPH11159141A JPH11159141A JP9342194A JP34219497A JPH11159141A JP H11159141 A JPH11159141 A JP H11159141A JP 9342194 A JP9342194 A JP 9342194A JP 34219497 A JP34219497 A JP 34219497A JP H11159141 A JPH11159141 A JP H11159141A
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Abstract
避け、該鉄筋の組上げ作業を迅速かつ簡単に行えるコン
クリート打設用鉄筋網の組み上げ方法を提供するにあ
る。 【解決手段】 鉄筋コンクリート製家屋のス
ラブ、壁、庇、塀等の平面部分のコンクリート打設用鉄
筋網(HS)を組み上げる方法であって、所定数の配筋用鉄
筋(1a)を略平行に並べ、これらと略直交する方向で組合
わされる少なくとも2本の棒材(12a)にて仮止めして形
成したハーフメッシュ材(1a)を、所定間隔(t2)をあけて
一層に配置し、該層の一方の側に所定数の上記ハーフメ
ッシュ材(1b)をその配筋用鉄筋(11b)が一層目の配筋用
鉄筋(11a)と交差するように重ね合わせ、これらの交差
部分を適宜固定し、配筋用鉄筋(11a)(11b)を網状に組合
わせることからせなる。
Description
するコンクリート打設用鉄筋網を組み上げる方法に関す
る。さらに詳しくはその改良に関する。
やビルを建設するに際してスラブや壁等の平面部分での
鉄筋組付けは、下地(B)上に個々の鉄筋(f)を現場にて網
状に配筋し、交差部分を適宜結束又は溶接して組み上げ
るというものであった(図4参照)。しかしながら、こ
のような配筋・組み上げ方法では、時間と手間がかかる
上結束する熟練工も必要とする。
め網目に組まれかつ交差部が溶接された鉄筋網を用いて
鉄筋組付けすることが行われている。例えば壁部を構成
する場合は図5に示すように、スラブ(S)に埋設されて
いる支柱(W)に鉄筋網(U)を結束して立設する等により組
み上げられていた。
げは予め網目に組まれているので、網目の大きさが固定
されており、従って、図5に示すようにスラブ予定部に
既に柱を立設するための鉄筋(W)が埋設されている場
合、この埋設鉄筋(W)が鉄筋網の網目と干渉して鉄筋網
を思うように配設できなく、組み上げ作業が煩雑となる
という問題がある。
の点から大きさが制約されることとなり、従って現場で
は1つのスラブや壁部等を組み上げる場合、鉄筋網を数
枚、接続して用いる必要があるが、この接続は、通常各
鉄筋網端部をそれぞれ重ね合わせ、この重ね合わせ部分
を結束又は溶接するものであるが(図5参照)、接続部
分(J)で双方から網状構造同士を重ね合わせるので鉄筋
材料が非常に無駄となっている。
ら大きさが制約されていても、鉄筋を網状に組んでいる
ので、重量が大きく、作業者が手で運搬することができ
ず、クレーン等を必要とするので、鉄筋組上げ作業を迅
速に行うことはできないものである。
うな鉄筋の無駄遣いを極力避けかつ鉄筋の組上げ作業を
迅速かつ簡単に行えるコンクリート打設用鉄筋網の組み
上げ方法を提供するにある。
1』にかかる発明によれば、『所定数の配筋用鉄筋(11)
を略平行に並べ、これらと略直交する方向で組合わされ
る少なくとも2本の棒材(12)にて仮止めして形成したハ
ーフメッシュ材(1)を用いて、家屋の平面部分を構成す
るコンクリート打設用鉄筋網を組み上げることからな
り、上記ハーフメッシュ材(1)の所定数を所定間隔(t2)
をあけて一層に配置し、該層の一方の側に所定数のハー
フメッシュ材(1)をその配筋用鉄筋(11b)が一層目の配筋
用鉄筋(11a)と交差するように重ね合わせてこれらの交
差部分を適宜結束することにより、配筋用鉄筋(11a)(11
b)を網状に組み上げることを特徴とするハーフメッシュ
材を用いたコンクリート打設用鉄筋網組み上げ方法』が
提供される。
ハーフメッシュ材(1)は、所定数の配筋用鉄筋(11)を略
平行に並べ、これらと略直交する方向で組合わされる少
なくとも2本の仮止め用棒材(12)とから形成される。上
記配筋用鉄筋(11)の間隔は任意なものであるが、略等間
隔(t1)であることが均一な配筋を構成できる点で好まし
い。上記配筋用鉄筋(11)は当該分野で通常用いられるも
のをそのまま利用することができる。
筋(11)を用いてもよく、また、これよりも細い鉄筋を用
いてもよい。ハーフメッシュ材の重量を小さく押さえる
点から、後者のものが好ましい。仮止め用棒材(12)によ
る仮止めは、結束であってもよくまた溶接であってもよ
いが、搬送・運搬・配筋作業等により簡単に変形・破損
されることを防止する点から、溶接することが好まし
い。上記仮止め用棒材(12)は少なくとも2本あればよい
が、ハーフメッシュ材(1)の大きさに応じてその形状を
保持するに十分な数が適宜選択される。
ーフメッシュ材(1)の隣接するもの同士においては、所
定間隔(t2)をあけて配されるが、この間隔(t2)としては
各ハーフメッシュ材(1)における配筋用鉄筋(11)間の間
隔とほぼ同等であることが、組み上げられたときに形成
される網目がほぼ均一となる点で好ましい。しかし、別
段これに限定されない。
シュ材(1a)(1b)同士は、それぞれの配筋用鉄筋(11a)(11
b)が互いに交差するように重ね合わされる。この交差は
略直交するものが好ましいが、別段これに限定されず、
現場の状況に応じて適宜選択される。また、網目を形成
する配筋用鉄筋(11a)(11b)同士の交差部分は適宜箇所で
固定されるが、この適宜箇所とは、コンクリート打設ま
での間、構成された鉄筋網の網目を保持するに十分な最
低限の箇所であってよい。上記固定は結束や溶接にて行
われる。
ラブ、壁、庇、塀等の平面部分をコンクリートで形成す
るに際して、この平面部分に、まず、ハーフメッシュ材
(1a)を並設又は立設して一層目を形成する。このとき、
隣接するハーフメッシュ材(1a)同士は、所定間隔(t2)を
あけて配置される。
に二層目のハーフメッシュ材(1b)を配するが、このと
き、一層目のハーフメッシュ材(1a)の配筋用鉄筋(11a)
と二層目のハーフメッシュ材(1b)の配筋用鉄筋(11b)と
は互いに交差して網目を形成するように重ねられる。ま
たこのとき、二層目における隣接するハーフメッシュ材
(11b)同士も例えば間隔(t2)をあけて配される。その
後、この交差部分の適宜箇所を固定することにより、全
体に配筋用鉄筋が網状に組合わされたコンクリート打設
用鉄筋網が組み上げられることとなる。
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 図1は、本発明のコンクリート打設用鉄筋網組み上げ方
法の一例を、スラブを構成する際に適用したときの工程
を示す斜視図、図2はスラブ構成用鉄筋網の一部が組み
上げられた状態を示す斜視図である。なお、同図におけ
るBは基礎を示す。これらの図において、ハーフメッシ
ュ材(1)は、等間隔(t1)を保持して平行に配されている
4本の配筋用鉄筋(11)と、これらと略直交してこれらと
溶接により固定される2本の仮止め用棒材(12)とから構
成されている。なお、上記のように等間隔(t1)としなく
てもよい。このように非常に簡素に構成されているの
で、重量が小さくなり(例えば30kg程度)、2人で簡単
に持ち運びできるものとなっている。
構成用の鉄筋網を組み上げる工程について説明するが、
一層目に用いるハーフメッシュ材についてはその部材に
添え字aを付し、二層目のハーフメッシュ材については
その部材に添え字bを付すこととする。
(B)上に所定数のハーフメッシュ材(1a)を、隣接するも
の同士では所定間隔(t2)をあけて敷設し、一層目を作り
上げる。なお、上記間隔(t2)は、配筋用鉄筋(11a)の間
隔(t1)と等しく設定されることが好ましい。次いで、こ
の一層目の上から二層目を構成するハーフメッシュ材(1
b)を一層目のハーフメッシュ材(1a)とは略直交するよう
に重ね合わせる。このときも、隣接するハーフメッシュ
材(1b)同士は、間隔(t2)をあけて配される。この間隔(t
2)もその配筋用鉄筋(11b)の間隔(t1)と同等にすること
が好ましい。
成された鉄筋網(HS)が形成されることとなる(図2参
照)。このとき、例えば同図に示すように所定の部位に
柱用の埋設鉄筋(W)が数本立設されていて、これらと配
筋用鉄筋(11a)(11b)とがかちあっても、ハーフメッシュ
材(1a)(1b)を適当にずらせばこれらは互いに干渉するこ
となくスムースに配設し、組み上げることができる。な
お、各ハーフメッシュ材(1a)(1b)を構成する仮止め用棒
材(12a)(12b)は鉄筋網(HS)に組み入れられる。以上の作
業は、ハーフメッシュ材(1a)(1b)が軽いのですべて作業
者が手作業で運搬・配設でき、どんな場所でも迅速・簡
単に鉄筋網を構成する事ができる。
を用いて、壁面部のコンクリート打設用鉄筋網を組み上
げる例である(但し、添え字cは一層目に用いるハーフ
メッシュ材についての部材を示し、添え字dは二層目の
ハーフメッシュ材についての部材を示す)。
はスラブに埋設して立設されている埋設支柱(P)に対し
て、一層目のハーフメッシュ材(1c)をその配筋用鉄筋(1
1c)が横方向となるように配し、適宜箇所で埋設鉄筋(P)
に結束して立設する。
ッシュ材(1c)の一方側から、二層目のハーフメッシュ材
(1d)を互いに配筋用鉄筋(11c)(11d)同士が略直交するよ
うに重ね合わせ、これらの交差部の適宜箇所で結束して
固定する。このようにして、壁部のコンクリート打設予
定域には、格子状網目を有する鉄筋網(HW)が簡単に組み
上げられていくこととなる。この例においても、実施例
1と同様に、ハーフメッシュ材(1c)(1d)が軽いのですべ
て作業者が手作業で運搬・配設でき、どんな場所の壁部
でも迅速・簡単に鉄筋網を構成する事ができる。
家屋のスラブ、壁、庇、塀等の平面部分のコンクリート
打設用鉄筋網が、軽いハーフメッシュ材を用いて、クレ
ーン等を必要とせずに人手にて運搬・搬送でき、簡単か
つ迅速に組み上げることができる。また、ハーフメッシ
ュ材を少なくとも二層に重ねて用いるので、強度は十分
に確保することができる。その上、一層に配されるハー
フメッシュ材同士は重ならないので、配筋用鉄筋が無駄
にならない。従って、材料費や工費の低減が図れる。ま
たさらに、ハーフメッシュ材の重ね合わせにより網目を
構成するので、予め立設されている埋設鉄筋等と網目と
の干渉を簡単に避けることができる。
用したときの一工程についての斜視図
図
したときの工程説明斜視図
図
図
Claims (2)
- 【請求項1】 所定数の配筋用鉄筋を略平行に並
べ、これらと略直交する方向で組合わされる少なくとも
2本の棒材にて仮止めして形成したハーフメッシュ材を
用いて、家屋の平面部分を構成するコンクリート打設用
配筋を組み上げることからなり、 上記ハーフメッシュ材の所定数を所定間隔をあけて一層
に配置し、該層の一方の側に所定数の上記ハーフメッシ
ュ材をその配筋用鉄筋が一層目の配筋用鉄筋と交差する
ように重ね合わせてこれらの交差部分を適宜固定するこ
とにより、配筋用鉄筋を網状に組合わせることを特徴と
するハーフメッシュ材を用いたコンクリート打設用鉄筋
網組み上げ方法。 - 【請求項2】 家屋の平面部分が、スラブ、壁、
庇、塀のいずれかである請求項1記載の鉄筋網組み上げ
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9342194A JPH11159141A (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | ハーフメッシュ材を用いたコンクリート打設用鉄筋網組み上げ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9342194A JPH11159141A (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | ハーフメッシュ材を用いたコンクリート打設用鉄筋網組み上げ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11159141A true JPH11159141A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18351852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9342194A Pending JPH11159141A (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | ハーフメッシュ材を用いたコンクリート打設用鉄筋網組み上げ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11159141A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108411779A (zh) * | 2018-04-03 | 2018-08-17 | 中交路桥建设有限公司 | 一种桥梁护栏钢筋的施工方法 |
CN113878070A (zh) * | 2021-09-30 | 2022-01-04 | 山东中恒建设集团有限公司 | 一种钢筋网片制作装置及其制作方法 |
CN113878070B (zh) * | 2021-09-30 | 2024-04-30 | 山东中恒建设集团有限公司 | 一种钢筋网片制作装置及其制作方法 |
-
1997
- 1997-11-26 JP JP9342194A patent/JPH11159141A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108411779A (zh) * | 2018-04-03 | 2018-08-17 | 中交路桥建设有限公司 | 一种桥梁护栏钢筋的施工方法 |
CN108411779B (zh) * | 2018-04-03 | 2019-07-05 | 中交路桥建设有限公司 | 一种桥梁护栏钢筋的施工方法 |
CN113878070A (zh) * | 2021-09-30 | 2022-01-04 | 山东中恒建设集团有限公司 | 一种钢筋网片制作装置及其制作方法 |
CN113878070B (zh) * | 2021-09-30 | 2024-04-30 | 山东中恒建设集团有限公司 | 一种钢筋网片制作装置及其制作方法 |
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