JPH11158176A - ピコリン化合物の製造方法 - Google Patents

ピコリン化合物の製造方法

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JPH11158176A
JPH11158176A JP33055597A JP33055597A JPH11158176A JP H11158176 A JPH11158176 A JP H11158176A JP 33055597 A JP33055597 A JP 33055597A JP 33055597 A JP33055597 A JP 33055597A JP H11158176 A JPH11158176 A JP H11158176A
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JP
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group
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unsubstituted
amino
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JP33055597A
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English (en)
Inventor
Tadashi Okuma
正 大熊
Takehiko Shimamura
武彦 島村
Hideki Ikuta
英樹 生田
Naoto Ito
尚登 伊藤
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 探傷剤材料やEL材料として優れた色素の中
間体を製造する有用な製造方法を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1) で示される亜鉛化合物と、ナフタルイミド誘導体とを有
機溶媒中反応させた後、無機酸で処理することを特徴と
する下記一般式(3)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光波長域の広い
新規な有機蛍光材料であるピコリン化合物の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一つの励起波長で半値幅の広い発光を示
す蛍光色素は少ない。有機エレクトロルミネッセンス素
子から白色光を得る試みは、薄型光源、液晶ディスプレ
イのバックライトまたはカラーフィルターとの組み合わ
せによるフルカラーディスプレイ等の用途に向けて、現
在盛んに研究されている。
【0003】ところが、これまでの研究例では、青色、
緑色、赤色の三色の発光色素をエレクトロルミネッセン
スにより発光させる方法(宮田等『有機EL素子開発戦
略』サイエンスフォーラム社、1992年)がある。ま
たは、まず短波長の青〜青緑色をエレクトロルミネッセ
ンスにより発光させ、この光を発光層にドーパントした
蛍光色素(特開平9−208946号公報)、あるい
は、発光層の外側に設けた色変換層中の発光色素(特開
平9−213478号公報)に吸収させて、長波長の緑
〜赤色をフォトルミネッセンスにより得る方法等がとら
れている。このように蛍光色素の発光波長域が狭い場合
には、多数の蛍光色素を用いて複雑な製膜操作が必要に
なる困難があった。
【00004】本発明者らは、発光波長域の広い新規な
有機蛍光材料について検討していたところ、下記一般式
(3)
【化4】
【0005】〔式(3)中、R1、R2、R3、R4
5、R6、R7、R8、R9、R10は、各々独立に水素原
子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル
基、アミノ基、置換または無置換のアルキル基、置換ま
たは無置換アリール基、置換または無置換アルコキシ
基、置換または無置換アリールオキシ基、置換または無
置換N−アルキルアミノ基、置換または無置換N,N−
ジアルキルアミノ基、置換または無置換N−アリールア
ミノ基、置換または無置換N,N−ジアリールアミノ
基、置換または無置換N−アルキル−N−アリールアミ
ノ基を表す。但し、R 1〜R4は、隣接した置換基同士で
結合し、置換もしくは無置換の芳香族環を形成してもよ
い。〕で示される化合物が、上記課題を解決できること
を見出した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この蛍光性を持つ色素
は、Liebigs Ann.Chem.,vol.3
15,p.303(1901)、Chem.Ber.,
vol.100,p.2261〜2273(196
7)、特開昭56−147784号公報に記載される方
法に準じて製造することができる。しかしこれらの方法
では、低収率であり、工業的に満足のできる方法ではな
かった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上記一般式(3)で示される化合物の効率的な製造方法
について鋭意検討した結果、下記一般式(1)
【化5】
【0008】〔式(1)中、Y1、Y2、Y3、Y4は、各
々独立に水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ
基、ヒドロキシル基、アミノ基、置換または無置換のア
ルキル基、置換または無置換アリール基、置換または無
置換アルコキシ基、置換または無置換アリールオキシ
基、置換または無置換N−アルキルアミノ基、置換また
は無置換N,N−ジアルキルアミノ基、置換または無置
換N−アリールアミノ基、置換または無置換N,N−ジ
アリールアミノ基、置換または無置換N−アルキル−N
−アリールアミノ基を表す。但し、Y1〜Y4は、隣接し
た置換基同士で結合し、置換もしくは無置換の芳香族環
を形成してもよい。また、X1、X2は、各々独立にハロ
ゲン原子を表す。〕で示される亜鉛化合物と、下記一般
式(2)
【0009】
【化6】 〔式(2)中、Y5、Y6、Y7、Y8、Y10は、各々独立
に水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒド
ロキシル基、アミノ基、置換または無置換のアルキル
基、置換または無置換アリール基、置換または無置換ア
ルコキシ基、置換または無置換アリールオキシ基、置換
または無置換N−アルキルアミノ基、置換または無置換
N,N−ジアルキルアミノ基、置換または無置換N−ア
リールアミノ基、置換または無置換N,N−ジアリール
アミノ基、置換または無置換N−アルキル−N−アリー
ルアミノ基を表す。〕で示されるナフタルイミド誘導体
とを有機溶媒中反応させ、その後無機酸で処理すること
により、下記一般式(3)
【0010】
【化7】 〔式(3)中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7
8、R9、R10は、前記と同じ意味を示す。〕で示され
るピコリン化合物およびその互変異性体が製造できるこ
とを見出し、本発明を完成した。
【0011】即ち、本発明は、蛍光探傷剤やエレクトロ
ルミネッセンス素子の発光層に用いるのに適したピコリ
ン化合物およびその互変異性体の製造方法に関するもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の具体的な態様を示せば、例えば一般式(1)で
示される亜鉛化合物を、一般式(2)で示されるナフタ
ルイミド誘導体と有機溶媒中で反応させ、その後無機酸
で処理することにより、一般式(3)のピコリン化合物
およびその互変異性体を得ることができる。
【0013】本発明方法の一般式(1)、(2)、
(3)で示される化合物の置換基Y1、Y2、Y3、Y4
5、Y6、Y7、Y8、Y9、Y10、R1、R2、R3
4、R5、R6、R7、R8、R9、R10は、各々独立に水
素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキ
シル基、アミノ基、置換または無置換のアルキル基、置
換または無置換アリール基、置換または無置換アルコキ
シ基、置換または無置換アリールオキシ基、置換または
無置換N−アルキルアミノ基、置換または無置換N,N
−ジアルキルアミノ基、置換または無置換N−アリール
アミノ基、置換または無置換N,N−ジアリールアミノ
基、置換または無置換N−アルキル−N−アリールアミ
ノ基を表す。但し、Y1〜Y4、R1〜R4は、隣接した置
換基同士で結合し、置換もしくは無置換の芳香族環を形
成してもよい。X1、X2は各々独立にハロゲン原子を表
す。
【0014】ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素
原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
【0015】置換または無置換のアルキル基の例として
は、炭素数1〜20の直鎖、分岐又は環状のアルキル
基、例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチ
ル基、tert−ブチル基、sec−ブチル基、n−ペ
ンチル基、iso−ペンチル基、tert−ペンチル
基、sec−ペンチル基、シクロペンチル基、n−ヘキ
シル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル
基、3−メチルペンチル基、4−メチルペンチル基、
1,1−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブチル
基、1,3−ジメチルブチル基、2,3−ジメチルブチ
ル基、1,1,2−トリメチルプロピル基、1,2,2
−トリメチルプロピル基、1−エチルブチル基、2−エ
チルブチル基、1−エチル−2−メチルプロピル基、シ
クロヘキシル基、メチルシクロペンチル基、n−ヘプチ
ル基、1−メチルヘキシル基、2−メチルヘキシル基、
3−メチルヘキシル基、4−メチルヘキシル基、5−メ
チルヘキシル基、1,1−ジメチルペンチル基、1,2
−ジメチルペンチル基、1,3−ジメチルペンチル基、
1,4−ジメチルペンチル基、2,2−ジメチルペンチ
ル基、2,3−ジメチルペンチル基、2,4−ジメチル
ペンチル基、3,3−ジメチルペンチル基、3,4−ジ
メチルペンチル基、1−エチルペンチル基、2−エチル
ペンチル基、3−エチルペンチル基、1,1,2−トリ
メチルブチル基、1,1,3−トリメチルブチル基、
1,2,3−トリメチルブチル基、1,2,2−トリメ
チルブチル基、1,3,3−トリメチルブチル基、2,
3,3−トリメチルブチル基、1−エチル−1−メチル
ブチル基、1−エチル−2−メチルブチル基、1−エチ
ル−3−メチルブチル基、2−エチル−1−メチルブチ
ル基、2−エチル−3−メチルブチル基、1−n−プロ
ピルブチル基、1−iso−プロピルブチル基 1−i
so−プロピル−2−メチルプロピル基、メチルシクロ
ヘキシル基、n−オクチル基、1−メチルヘプチル基、
2−メチルヘプチル基、3−メチルヘプチル基、4−メ
チルヘプチル基、5−メチルヘプチル基、6−メチルヘ
プチル基、1,1−ジメチルヘキシル基、1,2−ジメ
チルヘキシル基、1,3−ジメチルヘキシル基、1,4
−ジメチルヘキシル基、1,5−ジメチルヘキシル基、
2,2−ジメチルヘキシル基、2,3−ジメチルヘキシ
ル基、2,4−ジメチルヘキシル基、2,5−ジメチル
ヘキシル基、3,3−ジメチルヘキシル基、3,4−ジ
メチルヘキシル基、3,5−ジメチルヘキシル基、4,
4−ジメチルヘキシル基、4,5−ジメチルヘキシル
基、1−エチルヘキシル基、2−エチルヘキシル基、3
−エチルヘキシル基 4−エチルヘキシル基、1−n−
プロピルペンチル基、2−n−プロピルペンチル基、1
−iso−プロピルペンチル基、2−iso−プロピル
ペンチル基、1−エチル−1−メチルペンチル基、1−
エチル−2−メチルペンチル基、1−エチル−3−メチ
ルペンチル基、1−エチル−4−メチルペンチル基、2
−エチル−1−メチルペンチル基、2−エチル−2−メ
チルペンチル基、2−エチル−3−メチルペンチル基、
2−エチル−4−メチルペンチル基、3−エチル−1−
メチルペンチル基、3−エチル−2−メチルペンチル
基、3−エチル−3−メチルペンチル基、3−エチル−
4−メチルペンチル基、1,1,2−トリメチルペンチ
ル基、1,1,3−トリメチルペンチル基、1,1,4
−トリメチルペンチル基、1,2,2−トリメチルペン
チル基、1,2,3−トリメチルペンチル基、1,2,
4−トリメチルペンチル基、1,3,4−トリメチルペ
ンチル基、2,2,3−トリメチルペンチル基、2,
2,4−トリメチルペンチル基、2,3,4−トリメチ
ルペンチル基、1,3,3−トリメチルペンチル基、
2,3,3−トリメチルペンチル基、3,3,4−トリ
メチルペンチル基、1,4,4−トリメチルペンチル
基、2,4,4−トリメチルペンチル基、3,4,4−
トリメチルペンチル基、1−n−ブチルブチル基、1−
iso−ブチルブチル基、1−sec−ブチルブチル
基、1−tert−ブチルブチル基、2−tert−ブ
チルブチル基、1−n−プロピル−1−メチルブチル
基、1−n−プロピル−2−メチルブチル基、1−n−
プロピル−3−メチルブチル基、1−iso−プロピル
−1−メチルブチル基、1−iso−プロピル−2−メ
チルブチル基、1−iso−プロピル−3−メチルブチ
ル基、1,1−ジエチルブチル基、1,2−ジエチルブ
チル基、1−エチル−1,2−ジメチルブチル基、1−
エチル−1,3−ジメチルブチル基、1−エチル−2,
3−ジメチルブチル基、2−エチル−1,1−ジメチル
ブチル基、2−エチル−1,2−ジメチルブチル基、2
−エチル−1,3−ジメチルブチル基、2−エチル−
2,3−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルシクロヘ
キシル基、1,3−ジメチルシクロヘキシル基、1,4
−ジメチルシクロヘキシル基、エチルシクロヘキシル
基、n−ノニル基、3,5,5−トリメチルヘキシル
基、n−デシル基等の炭素数1〜10の直鎖、分岐又は
環状のアルキル基、フルオロメチル基、トリフルオロメ
チル基、クロロメチル基、ジクロロメチル基、トリクロ
ロメチル基、ブロモメチル基、ジブロモメチル基、トリ
ブロモメチル基、フルオロエチル基、クロロエチル基、
ブロモエチル基、トリフルオロエチル基、ペンタフルオ
ロエチル基、テトラクロロエチル基、ヘキサフルオロ−
iso−プロピル基等のハロゲン原子が1〜21個置換
した炭素数1〜10の直鎖、分岐又は環状のハロゲン化
アルキル基、メトキシメチル基、エトキシメチル基、プ
ロポキシメチル基、ブトキシメチル基、ペントキシメチ
ル基、ヘキシルオキシメチル基、シクロヘキシルオキシ
メチル基、メトキシエチル基、エトキシエチル基、プロ
ポキシエチル基、ブトキシエチル基、ペントキシエチル
基、ヘキシルオキシエチル基、シクロヘキシルオキシエ
チル基、メトキシエトキシエチル基、メトキシプロピル
基、エトキシプロピル基、プロポキシプロピル基、ブト
キシプロピル基、ペントキシプロピル基、ヘキシルオキ
シプロピル基、シクロヘキシルオキシプロピル基、メト
キシエトキシプロピル基等の炭素数1〜10の直鎖、分
岐又は環状のアルコキシ基が置換したアルキル基、メチ
ルチオメチル基、エチルチオメチル基、プロピルチオメ
チル基、ブチルチオメチル基、ペンチルチオメチル基、
ヘキシルチオメチル基、シクロヘキシルチオメチル基、
メチルチオエチル基、エチルチオエチル基、プロピルチ
オエチル基、ブチルチオエチル基、ペンチルチオエチル
基、ヘキシルチオエチル基、シクロヘキシルチオエチル
基、メトキシエチルチオエチル基、メチルチオプロピル
基、エチルチオプロピル基、プロピルチオプロピル基、
ブチルチオプロピル基、ペンチルチオプロピル基、ヘキ
シルチオプロピル基、シクロヘキシルチオプロピル基、
メトキシエチルチオプロピル基等の炭素数1〜10の直
鎖、分岐又は環状のアルキルチオ基が置換したアルキル
基、N−メチルアミノメチル基、N,N−ジメチルアミ
ノメチル基、N−エチルアミノメチル基、N,N−ジエ
チルアミノメチル基、N−プロピルアミノメチル基、
N,N−ジプロピルアミノメチル基、N−メチル−N−
エチルアミノメチル基、N−メチルアミノエチル基、
N,N−ジメチルアミノエチル基、N−エチルアミノエ
チル基、N,N−ジエチルアミノエチル基、N−プロピ
ルアミノエチル基、N,N−ジプロピルアミノエチル
基、N−メチル−N−エチルアミノエチル基、N−メチ
ルアミノプロピル基、N,N−ジメチルアミノプロピル
基、N−エチルアミノプロピル基、N,N−ジエチルア
ミノプロピル基、N−プロピルアミノプロピル基、N,
N−ジプロピルアミノプロピル基、N−エチル−N−ブ
チルアミノプロピル基等の炭素数1〜10の直鎖、分岐
又は環状のアルキルアミノ基又はジアルキルアミノ基が
置換したアルキル基が挙げられる。
【0016】置換又は無置換のアリール基の例として
は、フェニル基、ナフチル基、アンスラニル基、2−メ
チルフェニル基、及び3−メチルフェニル基、4−メチ
ルフェニル基、2,3−ジメチルフェニル基、2,4−
ジメチルフェニル基、2,5−ジメチルフェニル基、
2,6−ジメチルフェニル基、3,4−ジメチルフェニ
ル基、3,5−ジメチルフェニル基、3,6−ジメチル
フェニル基、2,3,4−トリメチルフェニル基、2,
3,5−トリメチルフェニル基、2,3,6−トリメチ
ルフェニル基、2,4,5−トリメチルフェニル基、
2,4,6−トリメチルフェニル基、3,4,5−トリ
メチルフェニル基、2−エチルフェニル基、プロピルフ
ェニル基、ブチルフェニル基、ヘキシルフェニル基、シ
クロヘキシルフェニル基、オクチルフェニル基、2−メ
チル−1−ナフチル基、3−メチル−1−ナフチル基、
4−メチル−1−ナフチル基、5−メチル−1−ナフチ
ル基、6−メチル−1−ナフチル基、7−メチル−1−
ナフチル基、8−メチル−1−ナフチル基、1−メチル
−2−ナフチル基、3−メチル−2−ナフチル基、4−
メチル−2−ナフチル基、5−メチル−2−ナフチル
基、6−メチル−2−ナフチル基、7−メチル−2−ナ
フチル基、8−メチル−2−ナフチル基、2−エチル−
1−ナフチル基等の炭素数1〜10の直鎖、分岐又は環
状のアルキル基が置換したアリール基、3−メトキシフ
ェニル基、4−メトキシフェニル基、2,3−ジメトキ
シフェニル基、2,4−ジメトキシフェニル基、2,5
−ジメトキシフェニル基、2,6−ジメトキシフェニル
基、3,4−ジメトキシフェニル基、3,5−ジメトキ
シフェニル基、3,6−ジメトキシフェニル基、2,
3,4−トリメトキシフェニル基、2,3,5−トリメ
トキシフェニル基、2,3,6−トリメトキシフェニル
基、2,4,5−トリメトキシフェニル基、2,4,6
−トリメトキシフェニル基、3,4,5−トリメトキシ
フェニル基、2−エトキシフェニル基、プロポキシフェ
ニル基、ブトキシフェニル基、ヘキシルオキシフェニル
基、シクロヘキシルオキシフェニル基、オクチルオキシ
フェニル基、2−メトキシ−1−ナフチル基、3−メト
キシ−1−ナフチル基、4−メトキシ−1−ナフチル
基、5−メトキシ−1−ナフチル基、6−メトキシ−1
−ナフチル基、7−メトキシ−1−ナフチル基、8−メ
トキシ−1−ナフチル基、1−メトキシ−2−ナフチル
基、3−メトキシ−2−ナフチル基、4−メトキシ−2
−ナフチル基、5−メトキシ−2−ナフチル基、6−メ
トキシ−2−ナフチル基、7−メトキシ−2−ナフチル
基、8−メトキシ−2−ナフチル基、2−エトキシ−1
−ナフチル基等の炭素数1〜10の直鎖、分岐又は環状
のアルコキシ基が置換したアリール基、クロロフェニル
基、ジクロロフェニル基、トリクロロフェニル基、ブロ
モフェニル基、ジブロモフェニル基、ヨードフェニル
基、フルオロフェニル基、ジフルオロフェニル基、トリ
フルオロフェニル基、テトラフルオロフェニル基、ペン
タフルオロフェニル基等のハロゲン原子が置換したアリ
ール基、トリフルオロメチルフェニル基等のハロゲン化
アルキル基が置換したアリール基、N,N−ジメチルア
ミノフェニル基、N,N−ジエチルアミノフェニル基、
N−フェニル−N−メチルアミノフェニル基、N−トリ
ル−N−エチルアミノフェニル基、N−クロロフェニル
−N−シクロヘキシルアミノフェニル基、N,N−ジト
リルアミノフェニル基等のN−モノ置換アミノ置換アリ
ール基、N,N−ジ置換アミノアリール基が挙げられ、
他にメチルチオフェニル基、エチルチオフェニル基、メ
チルチオナフチル基、フェニルチオフェニル基等のアル
キルチオアリール基、アリールチオアリール基等が挙げ
られる。
【0017】置換又は無置換アルコキシ基の例として
は、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ
基、ペントキシ基、1−メチルブトキシ基、2−メチル
ブトキシ基、3−メチルブトキシ基、1,1−ジメチル
ブトキシ基、1,2−ジメチルブトキシ基、2,2−ジ
メチルブトキシ基、1−エチルプロポキシ基、2−エチ
ルプロポキシ基、ヘキシルオキシ基、シクロヘキシルオ
キシ基、ヘプチルオキシ基、メチルシクロヘキシルオキ
シ基、オクチルオキシ基、エチルシクロヘキシル基、ジ
メチルシクロヘキシルオキシ基、ノニルオキシ基、2−
エチルヘキシルオキシ基、3,5,5−トリメチルヘキ
シルオキシ基、デシルオキシ基等の直鎖、分岐または環
状の炭素数1〜10のアルコキシ基、フルオロメトキシ
基、トリフルオロメトキシ基、フルオロエトキシ基、ト
リフルオロエトキシ基、ヘキサフルオロエトキシ基、フ
ルオロプロポキシ基、トリフルオロプロポキシ基、ヘキ
サフルオロプロポキシ基、クロロメトキシ基、トリクロ
ロメトキシ基、クロロエトキシ基、トリクロロエトキシ
基等のハロゲン原子が1〜21個置換した直鎖、分岐ま
たは環状の炭素数1〜10のハロゲン化アルコキシ基、
メトキシメトキシ基、エトキシメトキシ基、プロポキシ
メトキシ基、ブトキシメトキシ基、シクロヘキシルオキ
シメトキシ基、メトキシメトキシメトキシ基、メトキシ
エトキシ基、エトキシエトキシ基、プロポキシエトキシ
基、ブトキシエトキシ基、シクロヘキシルオキシエトキ
シ基、メトキシエトキシエトキシ基、エトキシエトキシ
エトキシ基、プロポキシエトキシエトキシ基、ブトキシ
エトキシエトキシ基、メトキシメチルエトキシ基、エト
キシメチルエトキシ基、プロポキシメチルエトキシ基、
ブトキシメチルエトキシ基、シクロヘキシルオキシメチ
ルエトキシ基、メトキシエトキシメチルエトキシ基、エ
トキシエトキシメチルエトキシ基、プロポキシエトキシ
メチルエトキシ基、ブトキシエトキシメチルエトキシ
基、2−〔(2’−メトキシ)プロポキシ〕プロポキシ
基、メトキシプロポキシ基、エトキシプロポキシ基、エ
トキシプロポキシ基等の直鎖、分岐または環状の炭素数
1〜10のアルコキシアルコキシ基、アルコキシアルコ
キシアルコキシ基、N−メチルアミノメトキシ基、N,
N−ジメチルアミノメトキシ基、N−エチルアミノメト
キシ基、N,N−ジエチルアミノメトキシ基、N−メチ
ルアミノエトキシ基、N,N−ジメチルアミノエトキシ
基、N−エチルアミノエトキシ基、N,N−ジエチルア
ミノエトキシ基、N−メチルアミノプロポキシ基、N,
N−ジブチルアミノプロポキシ基、N−メチルアミノブ
トキシ基等の直鎖、分岐または環状の炭素数1〜10の
アルキルアミノアルコキシ基、メチルチオメトキシ基、
エチルチオメトキシ基、プロピルチオメトキシ基、メチ
ルチオエトキシ基、エチルチオエトキシ基、プロピルチ
オエトキシ基等の直鎖、分岐または環状の炭素数1〜1
0のアルキルチオアルコキシ基、フェノキシエトキシ
基、ナフチルオキシエトキシ基、トリルオキシエトキシ
基、エチルフェノキシエトキシ基等のアリールオキシア
ルコキシ基が挙げられる。
【0018】置換又は無置換アリールオキシ基の例とし
ては、フェニルオキシ基、ナフチルオキシ基、アンスラ
ニルオキシ基、2−メチルフェニルオキシ基、及び3−
メチルフェニルオキシ基、4−メチルフェニルオキシ
基、2,3−ジメチルフェニルオキシ基、2,4−ジメ
チルフェニルオキシ基、2,5−ジメチルフェニルオキ
シ基、2,6−ジメチルフェニルオキシ基、3,4−ジ
メチルフェニルオキシ基、3,5−ジメチルフェニルオ
キシ基、3,6−ジメチルフェニルオキシ基、2,3,
4−トリメチルフェニルオキシ基、2,3,5−トリメ
チルフェニルオキシ基、2,3,6−トリメチルフェニ
ルオキシ基、2,4,5−トリメチルフェニルオキシ
基、2,4,6−トリメチルフェニルオキシ基、3,
4,5−トリメチルフェニルオキシ基、2−エチルフェ
ニルオキシ基、プロピルフェニルオキシ基、ブチルフェ
ニルオキシ基、ヘキシルフェニルオキシ基、シクロヘキ
シルフェニルオキシ基、オクチルフェニルオキシ基、2
−メチル−1−ナフチルオキシ基、3−メチル−1−ナ
フチルオキシ基、4−メチル−1−ナフチルオキシ基、
5−メチル−1−ナフチルオキシ基、6−メチル−1−
ナフチルオキシ基、7−メチル−1−ナフチルオキシ
基、8−メチル−1−ナフチルオキシ基、1−メチル−
2−ナフチルオキシ基、3−メチル−2−ナフチルオキ
シ基、4−メチル−2−ナフチルオキシ基、5−メチル
−2−ナフチルオキシ基、6−メチル−2−ナフチルオ
キシ基、7−メチル−2−ナフチルオキシ基、8−メチ
ル−2−ナフチルオキシ基、2−エチル−1−ナフチル
オキシ基等の炭素数1〜10の直鎖、分岐又は環状のア
ルキル基が置換したアリールオキシ基等が挙げられ、ま
た、3−メトキシフェニルオキシ基、4−メトキシフェ
ニルオキシ基、2,3−ジメトキシフェニルオキシ基、
2,4−ジメトキシフェニルオキシ基、2,5−ジメト
キシフェニルオキシ基、2,6−ジメトキシフェニルオ
キシ基、3,4−ジメトキシフェニルオキシ基、3,5
−ジメトキシフェニルオキシ基、3,6−ジメトキシフ
ェニルオキシ基、2,3,4−トリメトキシフェニルオ
キシ基、2,3,5−トリメトキシフェニルオキシ基、
2,3,6−トリメトキシフェニルオキシ基、2,4,
5−トリメトキシフェニルオキシ基、2,4,6−トリ
メトキシフェニルオキシ基、3,4,5−トリメトキシ
フェニルオキシ基、2−エトキシフェニルオキシ基、プ
ロポキシフェニルオキシ基、ブトキシフェニルオキシ
基、ヘキシルオキシフェニルオキシ基、シクロヘキシル
オキシフェニルオキシ基、オクチルオキシフェニルオキ
シ基、2−メトキシ−1−ナフチルオキシ基、3−メト
キシ−1−ナフチルオキシ基、4−メトキシ−1−ナフ
チルオキシ基、5−メトキシ−1−ナフチルオキシ基、
6−メトキシ−1−ナフチルオキシ基、7−メトキシ−
1−ナフチルオキシ基、8−メトキシ−1−ナフチルオ
キシ基、1−メトキシ−2−ナフチルオキシ基、3−メ
トキシ−2−ナフチルオキシ基、4−メトキシ−2−ナ
フチルオキシ基、5−メトキシ−2−ナフチルオキシ
基、6−メトキシ−2−ナフチルオキシ基、7−メトキ
シ−2−ナフチルオキシ基、8−メトキシ−2−ナフチ
ルオキシ基、2−エトキシ−1−ナフチルオキシ基等の
炭素数1〜10の直鎖、分岐又は環状のアルコキシ基が
置換したアリールオキシ基等が挙げられ、クロロフェニ
ルオキシ基、ジクロロフェニルオキシ基、トリクロロフ
ェニルオキシ基、ブロモフェニルオキシ基、ジブロモフ
ェニルオキシ基、ヨードフェニルオキシ基、フルオロフ
ェニルオキシ基、ジフルオロフェニルオキシ基、トリフ
ルオロフェニルオキシ基、テトラフルオロフェニルオキ
シ基、ペンタフルオロフェニルオキシ基等のハロゲン原
子が置換したアリールオキシ基、トリフルオロメチルフ
ェニルオキシ基等のハロゲン化アルキル基が置換したア
リールオキシ基等が挙げられ、N,N−ジメチルアミノ
フェニルオキシ基、N,N−ジエチルアミノフェニルオ
キシ基、N−フェニル−N−メチルアミノフェニルオキ
シ基、N−トリル−N−エチルアミノフェニルオキシ
基、N−クロロフェニル−N−シクロヘキシルアミノフ
ェニルオキシ基、N,N−ジトリルアミノフェニルオキ
シ基等のN−モノ置換アミノアリールオキシ基、N,N
−ジ置換アミノアリールオキシ基が挙げられ、メチルチ
オフェニルオキシ基、エチルチオフェニルオキシ基、メ
チルチオナフチルオキシ基、シクロヘキシルチオフェニ
ルオキシ基等のアルキルチオアリールオキシ基、フェニ
ルチオフェニルオキシ基、ナフチルチオフェニルオキシ
基、フェニルチオナフチルオキシ基等のアリールチオア
リールオキシ基等が挙げられる。
【0019】置換又は無置換N−アルキルアミノ基の例
としては、メチルアミノ基、エチルアミノ基、n−プロ
ピルアミノ基、iso−プロピルアミノ基、n−ブチル
アミノ基、iso−ブチルアミノ基、sec−ブチルア
ミノ基、n−ペンチルアミノ基、1−メチルブチルアミ
ノ基、2−メチルブチルアミノ基、3−メチルブチルア
ミノ基、1,1−ジメチルブチルアミノ基、1,2−ジ
メチルブチルアミノ基、2,2−ジメチルブチルアミノ
基、1−エチルプロピルアミノ基、2−エチルプロピル
アミノ基、n−ヘキシルアミノ基、シクロヘキシルアミ
ノ基、n−ヘプチルアミノ基、メチルシクロヘキシルア
ミノ基、n−オクチルアミノ基、2−エチルヘキシルア
ミノ基、エチルシクロヘキシルアミノ基、ジメチルシク
ロヘキシルアミノ基、n−ノニルアミノ基、3,5,5
−トリメチルヘキシルアミノ基、n−デシルアミノ基等
の炭素数1〜10の直鎖、分岐または環状のアルキルア
ミノ基、メトキシメチルアミノ基、エトキシメチルアミ
ノ基、メトキシエチルアミノ基、エトキシエチルアミノ
基、n−プロポキシエチルアミノ基、iso−プロポキ
シエチルアミノ基、n−ブトキシエチルアミノ基、is
o−ブトキシエチルアミノ基、tert−ブトキシエチ
ルアミノ基、n−ヘキシルオキシ−エチルアミノ基、シ
クロヘキシルオキシエチルアミノ基、2−メトキシプロ
ピルアミノ基、メトキシ−iso−プロピルアミノ基、
2−エトキシプロピルアミノ基、エトキシ−iso−プ
ロピルアミノ基、2−プロポキシプロピルアミノ基、プ
ロポキシ−iso−プロピルアミノ基等の炭素数1〜1
0の直鎖、分岐または環状のアルコキシアルキルアミノ
基、メチルチオメチルアミノ基、エチルチオメチルアミ
ノ基、メチルチオエチルアミノ基、エチルチオエチルア
ミノ基、n−プロピルチオエチルアミノ基、iso−プ
ロピルチオエチルアミノ基、n−ブチルチオエチルアミ
ノ基、iso−ブチルチオエチルアミノ基、tert−
ブチルチオエチルアミノ基、n−ヘキシルチオエチルア
ミノ基、シクロヘキシルチオエチルアミノ基、2−メチ
ルチオプロピルアミノ基、メチルチオ−iso−プロピ
ルアミノ基、2−エチルチオプロピルアミノ基、エチル
チオ−iso−プロピルアミノ基、2−プロピルチオプ
ロピルアミノ基、プロピルチオ−iso−プロピルアミ
ノ基、メチルチオエトキシエチルアミノ基、エチルチオ
エチルチオエチルアミノ基等の炭素数1〜10の直鎖、
分岐または環状のアルキルチオアルキルアミノ基、N−
メチルアミノメチルアミノ基、N−メチルアミノエチル
アミノ基、N−エチルアミノメチルアミノ基、N−エチ
ルアミノエチルアミノ基、N,N−ジメチルアミノメチ
ルアミノ基、N,N−ジエチルアミノメチルアミノ基、
N,N−ジメチルアミノエチルアミノ基、N,N−ジエ
チルアミノエチルアミノ基等の炭素数1〜10の直鎖、
分岐または環状のN−アルキルアミノアルキルアミノ
基、N,N−ジアルキルアミノアルキルアミノ基等を挙
げることができる。
【0020】置換又は無置換のN,N−ジアルキルアミ
ノ基としては、例としてN,N−ジメチルアミノ基、
N,N−ジエチルアミノ基、N,N−ジ(n−プロピ
ル)アミノ基、N,N−ジ(iso−プロピル)アミノ
基、N,N−ジ(n−ブチル)アミノ基、N,N−ジ
(iso−ブチル)アミノ基、N,N−ジ(sec−ブ
チル)アミノ基、N,N−ジ(n−ペンチル)アミノ
基、N,N−ジ(1−メチルブチル)アミノ基、N,N
−ジ(2−メチルブチル)アミノ基、N,N−ジ(3−
メチルブチル)アミノ基、N,N−ジ(1,1−ジメチ
ルブチル)アミノ基、N,N−ジ(1,2−ジメチルブ
チル)アミノ基、N,N−ジ(2,2−ジメチルブチ
ル)アミノ基、N,N−ジ(1−エチルプロピル)アミ
ノ基、N,N−ジ(2−エチルプロピル)アミノ基、
N,N−ジ(n−ヘキシル)アミノ基、N,N−ジ(シ
クロヘキシル)アミノ基、N,N−ジ(n−ヘプチル)
アミノ基、N,N−ジ(メチルシクロヘキシル)アミノ
基、N,N−ジ(n−オクチル)アミノ基、N,N−ジ
(2−エチルヘキシル)アミノ基、N,N−ジ(ジメチ
ルシクロヘキシル)アミノ基、N,N−ジ(n−ノニ
ル)アミノ基、N,N−ジ(3,5,5−トリメチルヘ
キシル)アミノ基、N,N−ジ(n−デシル)アミノ
基、N−メチル−N−エチルアミノ基、N−プロピル−
N−エチルアミノ基、N−ヘキシル−N−エチルアミノ
基、N−オクチル−N−エチルアミノ基、N−(シクロ
ヘキシル)−N−エチルアミノ基等の炭素数1〜10の
直鎖、分岐または環状のアルキルジ置換アミノ基、N,
N−ジ(メトキシメチル)アミノ基、N,N−ジ(エト
キシメチル)アミノ基、N,N−ジ(メトキシエチル)
アミノ基、N,N−ジ(エトキシエチル)アミノ基、
N,N−ジ(n−プロポキシエチル)アミノ基、N,N
−ジ(iso−プロポキシエチル)アミノ基、N,N−
ジ(n−ブトキシエチル)アミノ基、N,N−ジ(is
o−ブトキシエチル)アミノ基、N,N−ジ(tert
−ブトキシエチル)アミノ基、N,N−ジ(n−ヘキシ
ルオキシエチル)アミノ基、N,N−ジ(シクロヘキシ
ルオキシエチル)アミノ基、N,N−ジ(2−メトキシ
プロピル)アミノ基、N,N−ジ(メトキシ−iso−
プロピル)アミノ基、N,N−ジ(2−エトキシプロピ
ル)アミノ基、N,N−ジ(エトキシ−iso−プロピ
ル)アミノ基、N,N−ジ(2−プロポキシプロピル)
アミノ基、N,N−ジ(プロポキシ−iso−プロピ
ル)アミノ基、N,N−ジ(メトキシエトキシエチル)
アミノ基、N,N−ジ(エトキシエトキシエチル)アミ
ノ基、N−メチル−N−(メトキシエチル)アミノ基、
N−(プロピルオキシエチル)−N−エチルアミノ基、
N−ヘキシルオキシエチル−N−エチルアミノ基、N−
(エトキシエトキシエチル)−N−エチルアミノ基、N
−(シクロヘキシルオキシエチル)−N−エチルアミノ
基等の炭素数1〜10の直鎖、分岐または環状のアルコ
キシ基で置換されたジアルキルアミノ基、N,N−ジ
(メチルチオメチル)アミノ基、N,N−ジ(エチルチ
オメチル)アミノ基、N,N−ジ(メチルチオエチル)
アミノ基、N,N−ジ(エチルチオエチル)アミノ基、
N,N−ジ(n−プロピルチオエチル)アミノ基、N,
N−ジ(iso−プロピルチオエチル)アミノ基、N,
N−ジ(n−ブチルチオエチル)アミノ基、N,N−ジ
(iso−ブチルチオエチル)アミノ基、N,N−ジ
(tert−ブチルチオエチル)アミノ基、N,N−ジ
(n−ヘキシルチオエチル)アミノ基、N,N−ジ(シ
クロヘキシルチオエチル)アミノ基、N,N−ジ(2−
メチルチオプロピル)アミノ基、N,N−ジ(メチルチ
オ−iso−プロピル)アミノ基、N,N−ジ(2−エ
チルチオプロピル)アミノ基、N,N−ジ(エチルチオ
−iso−プロピル)アミノ基、N,N−ジ(2−プロ
ピルチオプロピル)アミノ基、N,N−ジ(プロピルチ
オ−iso−プロピル)アミノ基、N,N−ジ(メチル
チオエトキシエチル)アミノ基、N,N−ジ(エチルチ
オエチルチオエチル)アミノ基等の炭素数1〜10の直
鎖、分岐または環状のアルキルチオ基が置換したN,N
−ジアルキルチオアルキルアミノ基、N,N−ジ(N−
メチルアミノメチル)アミノ基、N,N−ジ(N−メチ
ルアミノエチル)アミノ基、N,N−ジ(N−エチルア
ミノメチル)アミノ基、N,N−ジ(N−エチルアミノ
エチル)アミノ基、N,N−ジ(N,N−ジメチルアミ
ノメチル)アミノ基、N,N−ジ(N,N−ジエチルア
ミノメチル)アミノ基、N,N−ジ(N,N−ジメチル
アミノエチル)アミノ基、N,N−ジ(N,N−ジエチ
ルアミノエチル)アミノ基等の炭素数1〜10の直鎖、
分岐または環状のN,N−ジ(N−アルキルアミノアル
キル)アミノ基、N,N−ジ(N,N−ジアルキルアミ
ノアルキル)アミノ基等が挙げられる。
【0021】置換又は無置換N−アリールアミノ基とし
ては、例として、N−フェニルアミノ基、N−トリルア
ミノ基、N−クロロフェニルアミノ基、N−トリフルオ
ロフェニルアミノ基、N−ナフチルアミノ基、N−メチ
ルナフチルアミノ基、N−クロロナフチルアミノ基等が
挙げられる。
【0022】置換又は無置換N,N−ジアリールアミノ
基の例としては、N,N−ジフェニルアミノ基、N,N
−ジトリルアミノ基、N,N−ジクロロフェニルアミノ
基、N,N−ジトリフルオロフェニルアミノ基、N,N
−ジナフチルアミノ基、N,N−ジメチルナフチルアミ
ノ基、N,N−ジクロロナフチルアミノ基等が挙げられ
る。
【0023】置換又は無置換N−アルキル−N−アリー
ルアミノ基の例としては、N−メチル−N−フェニルア
ミノ基、N−エチル−N−トリルアミノ基、N−メトキ
シエチル−N−クロロフェニルアミノ基、N−エチル−
N−トリフルオロフェニルアミノ基、N−シクロヘキシ
ル−N−ナフチルアミノ基、N−エチル−N−ナフチル
アミノ基、N−2−エチルヘキシル−N−メチルナフチ
ルアミノ基、N−メチル−N−クロロナフチルアミノ基
等が挙げられる。
【0024】隣接した置換基同士で結合して形成する置
換もしくは無置換の芳香族環の具体例としては、ベンゼ
ン環、ナフタレン環、アントラセン環などが挙げられ
る。
【0025】Y1〜Y10、R1〜R10の好ましい例として
は、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、メチ
ル基、エチル基、トリフルオロメチル基、フェニル基、
アミノ基、ニトロ基、ベンゼン環、ナフタレン環が挙げ
られる。
【0026】本発明の方法において、一般式(1)の亜
鉛化合物は、下記一般式(5)
【化8】
【0027】〔式(5)中、Y11、Y12、Y13、Y
14は、各々独立に水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、
シアノ基、ヒドロキシル基、アミノ基、置換または無置
換のアルキル基、置換または無置換アリール基、置換ま
たは無置換アルコキシ基、置換または無置換アリールオ
キシ基、置換または無置換N−アルキルアミノ基、置換
または無置換N,N−ジアルキルアミノ基、置換または
無置換N−アリールアミノ基、置換または無置換N,N
−ジアリールアミノ基、置換または無置換N−アルキル
−N−アリールアミノ基を表す。〕で示されるピコリン
誘導体と下記一般式(6)
【0028】
【化9】 〔式(6)中、X3、X4は、各々独立にハロゲン原子を
表す。〕で示されるハロゲン化亜鉛を、有機溶媒中、加
熱処理することにより合成することができる。
【0029】本発明の方法において、一般式(3)のピ
コリン化合物およびその互変異性体は、下記一般式
(7)
【化10】
【0030】〔式(7)中、R11、R12、R13、R14
15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R
23、R24、R25、R26、R27、R28、R29、R30は、各
々独立に水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ
基、ヒドロキシル基、アミノ基、置換または無置換のア
ルキル基、置換または無置換アリール基、置換または無
置換アルコキシ基、置換または無置換アリールオキシ
基、置換または無置換N−アルキルアミノ基、置換また
は無置換N,N−ジアルキルアミノ基、置換または無置
換N−アリールアミノ基、置換または無置換N,N−ジ
アリールアミノ基、置換または無置換N−アルキル−N
−アリールアミノ基を表す。但し、R11〜R14、R21
24は、隣接した置換基同士で結合し、置換もしくは無
置換の芳香族環を形成してもよい。X5、X6は、各々独
立にハロゲン原子を表す。〕で示されるハロゲン化亜鉛
錯体およびその互変異性体を経由して生成しているもの
と考えられる。
【0031】本発明の方法において、有機溶媒の具体的
な例としては、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジ
エチルアニリン、N−メチルアニリン、N−エチルアニ
リン等のアニリン類、ピリジン等のピリジン類、キノリ
ン、メチルキノリン、イソキノリン等のキノリン類、ジ
アザビシクロウンデセン、ジアザビシクロノネン、N−
エチルモルホリン等の環状アミン類、o−ジクロロベン
ゼン、クロロベンゼン等のハロゲン化芳香族炭化水素類
が挙げられる。好ましくは、N,N−ジメチルアニリ
ン、N,N−ジエチルアニリン、N−メチルアニリン、
N−エチルアニリン等のアニリン類、ピリジン等のピリ
ジン類、キノリン、メチルキノリン、イソキノリン等の
キノリン類である。特に好ましくは、N,N−ジメチル
アニリン、N,N−ジエチルアニリンである。これら
は、単独または2種以上の混合で用いてもよい。その使
用量は、一般式(1)の亜鉛化合物に対して1〜50重
量部であり、好ましくは、4〜21重量部である。
【0032】本発明の方法において、一般式(2)で示
されるナフタルイミド誘導体の使用量は、一般式(1)
で示される亜鉛化合物に対して通常0.2〜10モル比
であり、好ましくは、0.5〜5モル比、さらに好まし
くは1〜3モル比である。
【0033】本発明の方法において、有機溶媒中での亜
鉛化合物とナフタルイミド誘導体の反応温度は、通常2
0〜250℃である。好ましくは、100〜200℃、
更に好ましくは、140〜180℃である。その反応時
間は、通常、0.5〜50時間、好ましくは、1〜30
時間、更に好ましくは、5〜10時間である。
【0034】本発明の方法の反応は脱水縮合であり、系
内に塩化亜鉛、臭化亜鉛等の脱水剤を添加しておくと反
応の進行を促進することができる。あるいは、窒素等の
不活性ガスを系内にフローイングさせることによって水
を留去させてもよい。
【0035】本発明の方法において、使用する無機酸の
具体的な例としては、塩酸、臭化水素酸、硫酸、燐酸で
ある。好ましくは、塩酸、硫酸である。
【0036】本発明の方法において、使用する無機酸の
濃度は、無機酸の種類により異なるが、通常8重量%以
上のものを用いる。無機酸が塩酸である場合、その濃度
は8〜35重量%、好ましくは8〜30重量%である。
無機酸が硫酸である場合、8〜50重量%、好ましくは
8〜40重量%である。その使用量は、一般式(1)の
ハロゲン化亜鉛化合物に対して通常5〜200モル比、
好ましくは7〜50モル比である。
【0037】反応系中に、無機酸と塩を形成する塩基性
化合物が存在する場合、更にその塩を形成する分だけ過
剰に無機酸が必要である。また、撹拌等の操作性を良く
するために、所定濃度の無機酸水溶液の重量は、一般式
(1)のハロゲン化亜鉛化合物1部に対し、通常3〜1
00重量部用いる。
【0038】本発明の方法において、無機酸での処理温
度は、20〜100℃、好ましくは80〜98℃であ
る。その反応時間は、通常0.1〜10時間である。
【0039】反応終了後の処理としては、析出した固体
をそのまま濾取し、洗浄、乾燥する。輝度が低い場合に
は、再度、無機酸による熱スラッジングを行い、析出し
た固体をそのまま濾取し、洗浄、乾燥することにより、
輝度が高くなることがある。
【0040】一般式(3)で示される化合物を用いてエ
レクトロルミネッセンス表示素子を作製する方法として
は、特開昭58−194393号公報;J.Appl.
Phys.Lett.,51(12),913(198
7);J.Appl.Phys.,65(9)3610
(1989);Japan Journal ofAp
plyed Physics vol 27 No.2
L269(1988)、vol 27 No.4 L
713(1988)等の公知の文献記載の方法が利用で
きる。
【0041】
【実施例】以下、実験例により本発明を更に説明する
が、本発明はその要旨を越えないかぎり、以下の実験例
に限定されるものではない。 実験例1(亜鉛化合物の合成例) 室温で、反応器にo−ジクロロベンゼン50.2gに塩
化亜鉛13.6g(0.10モル)を入れ、撹拌しなが
ら95℃に加熱した。この懸濁液に、予めo−ジクロロ
ベンゼン11.2gに溶解させた2−ピコリン4.6g
(0.049モル)を4時間かけて滴下した。93〜9
5℃を保ちながら2時間撹拌した。30℃に冷却後、結
晶部を濾取し、トルエン洗浄した。結晶部を室温で水8
0gに加え、30分間撹拌し、濾過した。水洗浄後、乾
燥させると、下記式(8)
【0042】
【化11】 の亜鉛化合物5.4gを得た。亜鉛分25.2%であっ
た。
【0043】実施例1(ピコリン化合物の合成例) 実験例1で得た式(8)の亜鉛化合物4.5g(0.0
14モル)、ナフタレン−1,8−ジカルボキシイミド
3.0g(0.015モル)、塩化亜鉛2.0g(0.
015モル)、N,N−ジメチルアニリン150.0g
を反応器に装入した。180℃に昇温し、温度を保ちな
がら14時間撹拌した後、室温に冷却した。これを10
%塩酸水溶液97.6gを反応器に装入し、95℃で1
時間加熱撹拌した。室温に冷却後、濾過、水洗浄した。
濾塊を取り出し、乾燥すると、下記式(9)
【0044】
【化12】 のピコリン化合物を2.5g得た。純度は93%であっ
た。純度換算収率は、亜鉛錯体に対して61%であっ
た。
【0045】
【発明の効果】本発明により、一般式(1)の亜鉛化合
物から、高品質の一般式(3)のピコリン化合物を製造
できる。即ち、本発明は、探傷剤材料やEL材料として
優れた色素を製造する有用な製造方法を提供するもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 尚登 福岡県大牟田市浅牟田町30番地 三井化学 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 〔式(1)中、Y1、Y2、Y3、Y4は、各々独立に水素
    原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ
    ル基、アミノ基、置換または無置換のアルキル基、置換
    または無置換アリール基、置換または無置換アルコキシ
    基、置換または無置換アリールオキシ基、置換または無
    置換N−アルキルアミノ基、置換または無置換N,N−
    ジアルキルアミノ基、置換または無置換N−アリールア
    ミノ基、置換または無置換N,N−ジアリールアミノ
    基、置換または無置換N−アルキル−N−アリールアミ
    ノ基を表す。但し、Y1〜Y4は、隣接した置換基同士で
    結合し、置換もしくは無置換の芳香族環を形成してもよ
    い。また、X1、X2は、各々独立にハロゲン原子を表
    す。〕で示される亜鉛化合物と、下記一般式(2) 【化2】 〔式(2)中、Y5、Y6、Y7、Y8、Y10は、各々独立
    に水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ヒド
    ロキシル基、アミノ基、置換または無置換のアルキル
    基、置換または無置換アリール基、置換または無置換ア
    ルコキシ基、置換または無置換アリールオキシ基、置換
    または無置換N−アルキルアミノ基、置換または無置換
    N,N−ジアルキルアミノ基、置換または無置換N−ア
    リールアミノ基、置換または無置換N,N−ジアリール
    アミノ基、置換または無置換N−アルキル−N−アリー
    ルアミノ基を表す。〕で示されるナフタルイミド誘導体
    とを有機溶媒中反応させた後、無機酸で処理することを
    特徴とする下記一般式(3) 【化3】 〔式(3)中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7
    8、R9、R10は、各々独立に水素原子、ハロゲン原
    子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、アミノ基、
    置換または無置換のアルキル基、置換または無置換アリ
    ール基、置換または無置換アルコキシ基、置換または無
    置換アリールオキシ基、置換または無置換N−アルキル
    アミノ基、置換または無置換N,N−ジアルキルアミノ
    基、置換または無置換N−アリールアミノ基、置換また
    は無置換N,N−ジアリールアミノ基、置換または無置
    換N−アルキル−N−アリールアミノ基を表す。但し、
    1〜R4は、隣接した置換基同士で結合し、置換もしく
    は無置換の芳香族環を形成していてもよい。〕で示され
    るピコリン化合物およびその互変異性体の製造方法。
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