JPH11157692A - 搬送用粘着ロ−ル - Google Patents

搬送用粘着ロ−ル

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Publication number
JPH11157692A
JPH11157692A JP32675097A JP32675097A JPH11157692A JP H11157692 A JPH11157692 A JP H11157692A JP 32675097 A JP32675097 A JP 32675097A JP 32675097 A JP32675097 A JP 32675097A JP H11157692 A JPH11157692 A JP H11157692A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
conveyance
adhesive roller
rubber layer
adhesive roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32675097A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahiro Inagaki
忠弘 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokushin Industries Corp
Hokushin Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokushin Industries Corp
Hokushin Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokushin Industries Corp, Hokushin Industry Co Ltd filed Critical Hokushin Industries Corp
Priority to JP32675097A priority Critical patent/JPH11157692A/ja
Publication of JPH11157692A publication Critical patent/JPH11157692A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 優れた粘着性を長期に亘って有し、交換など
の手間をかけることなく、長期に亘って使用することが
できる搬送用粘着ロールを提供する。 【解決手段】 表面にゴム層10を有する搬送用粘着ロ
ールであって、前記ゴム層は、ゴム硬度がJIS Aで
10〜30度のイソブチレン−イソプロピレン共重合体
からなり、表面が粘着性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面に粘着性を有
し、クリーニング機能を有する搬送用粘着ロールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】テレホンカード、プリペイドカード、キ
ャッシュカード等のカード類、あるいは紙幣、切符等を
搬送しながら印刷を行うカード類印刷機、または一般的
なプリンタ、電子写真複写機等には、被印刷物を搬送す
るための搬送用粘着ロールが用いられている。また、こ
のような搬送用粘着ロールで搬送される被印刷物は、静
電気等により表面に埃等が付着し易く、印刷品質が低下
するという問題を解消するために、被印刷物の表面に付
着したゴミ、埃等をクリーニングしながら搬送するクリ
ーニング機能付き搬送用粘着ロールが用いられるように
なってきた。
【0003】従来のクリーニング機能付き搬送ロールと
しては、ゴム硬度が、JIS Aで30〜50度のポリ
ウレタンゴム、シリコーンゴム等で成形して表面を研磨
したもの、または、クロロプレンゴム(CR)、EPD
M等のゴム層の表面にポリウレタンゴム、シリコーンゴ
ム等をコーティングして粘着性を付与したものが知られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たクリーニング機能付き搬送用粘着ロールは、粘着性が
低く、クリーニング性能が十分でないという問題があ
る。また、表面にコーティング層を有するものは、製造
コストが高く、また、層間剥離が生じやすいという問題
がある。さらに、このような問題から、搬送用粘着ロー
ルを頻繁に交換する必要が生じるため、さらに手間やコ
ストがかかるという問題がある。
【0005】また、粘着性を付与するための充填剤を添
加した清掃部材も提案されているが、粘着性の面で現実
的には使用されていない。
【0006】そこで、本発明は、このような事情に鑑
み、優れた粘着性を長期に亘って有し、交換などの手間
をかけることなく、長期に亘って使用することができる
搬送用粘着ロールを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明は、表面にゴム層を有する搬送用粘着ロールであっ
て、前記ゴム層は、ゴム硬度がJIS Aで10〜30
度のイソブチレン−イソプレン共重合体(以下、ブチル
ゴムという)からなり、表面が粘着性を有することを特
徴とする搬送用粘着ロールにある。
【0008】本発明は、従来、搬送用粘着ロールには利
用されていない、JIS Aで10〜30度という低硬
度のブチルゴムでゴム層を用いることにより、優れた粘
着性を有する搬送用粘着ロールを得た。また、このよう
な低硬度のゴム層は、形状保持が難しいということか
ら、搬送用粘着ロールには用いられないというのが、当
業者の一般的な認識であったが、上述したような用途の
搬送用粘着ロールでは、搬送の際にロール自体に大きな
力がかからないことから、叙述したような低硬度のゴム
層であっても十分に搬送用粘着ロールとして使用できる
ということを知見した。
【0009】また、ゴムの配合は、一般的なもので、粘
着性を付与するための充填剤等は添加する必要はない。
【0010】このような本発明の搬送用粘着ロールは、
前記ゴム層が、45度に傾斜させたガラス板上に静置可
能な程度の粘着性を有し、クリーニング機能付き搬送用
粘着ロールとして優れたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づいて
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0012】(実施例1)ブチルゴム100重量部、亜
鉛華5重量部、加工助剤20重量部、および各種老化防
止剤からなる、ゴム硬度がJIS Aで15度のブチル
ゴムを、170℃で10分間電熱プレス成形し、図1に
示すような円筒状のゴム成形体10を得た。
【0013】このゴム成形体10に、軸20を挿入し
て、搬送用粘着ロールとした。
【0014】(比較例1)実施例1と同様の筒状のゴム
成形体を得た後、表面を、表面粗さ30μm以内に研磨
した。
【0015】(比較例2)HTVシリコーンゴム170
℃で10分間電熱プレス成形して筒状のゴム成形体を
得、その表面を研磨して比較例1のゴム層とした。この
ゴム層のゴム硬度は、JIS Aで40度であった。
【0016】(比較例3)比較例1と同様にゴム成形体
を成形した後、表面に、粘度を5ポイズに調整したシリ
コーンゴム(KE−1380AおよびBの混合物(10
0:100);信越化学工業(株)製)をディッピング
法にて厚さ100μmにコーティングし、加硫すること
により、ゴム硬度JIS Aで20度の粘着層を有する
搬送用粘着ロールを形成した。
【0017】(試験例)上述した実施例および各比較例
の搬送用粘着ロール用のゴム成形体を、図2に示すよう
に、ガラス基板30上に載せてガラス基板30を傾け、
各搬送用粘着ロールが転がり落ちる角度を測定し、粘着
性の比較を行った。
【0018】実施例1のゴム成形体10は、ガラス基板
30を50度まで傾け、30秒以上静止しても、転がり
落ちなかった。
【0019】一方、比較例1のゴム成形体は、10度傾
けたところで転がり落ちてしまった。また、従来から使
用されている比較例2および3のゴム成形体は、30〜
40度で転がり落ちた。
【0020】これらの結果から、本発明の搬送用粘着ロ
ールは、比較例2および3に示すような従来の搬送用粘
着ロールと比較して粘着性が優れており、且つ製造コス
トが非常に安いということが判った。また、本発明の粘
着性は、表面を研磨することにより、失われることも判
った。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コーティング、研磨、2次加硫などの工程を必要とする
ことなく、単に成形するだけで製造でき、且つ優れた粘
着性を有しており、安価で、耐久性に優れたクリーニン
グ機能付き搬送用粘着ロールが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る搬送用粘着ロールで
ある。
【図2】本発明の試験例を説明する説明図である。
【符号の説明】
10 ゴム成形体 20 軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にゴム層を有する搬送用粘着ロール
    であって、前記ゴム層は、ゴム硬度がJIS Aで10
    〜30度のイソブチレン−イソプレンゴム共重合体から
    なり、表面が粘着性を有することを特徴とする搬送用粘
    着ロール。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ゴム層は、加硫
    成形後、研磨またはコーティングしていないことを特徴
    とする搬送用粘着ロール。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記ゴム層
    は、粘着性を付与するための充填剤を含有していないこ
    とを特徴とする搬送用粘着ロール。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記粘
    着性は、前記ゴム層が、45度に傾斜させたガラス板上
    に静置可能な程度であることを特徴とする搬送用粘着ロ
    ール。
JP32675097A 1997-11-27 1997-11-27 搬送用粘着ロ−ル Pending JPH11157692A (ja)

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JP32675097A JPH11157692A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 搬送用粘着ロ−ル

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JPH11157692A true JPH11157692A (ja) 1999-06-15

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ID=18191273

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JP32675097A Pending JPH11157692A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 搬送用粘着ロ−ル

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JP (1) JPH11157692A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8105440B2 (en) 2001-01-22 2012-01-31 Canon Anelva Corporation Method of cleaning a CVD device

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