JPH11156974A - ハニカムサンドイッチパネルの製造方法 - Google Patents

ハニカムサンドイッチパネルの製造方法

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JPH11156974A
JPH11156974A JP32859397A JP32859397A JPH11156974A JP H11156974 A JPH11156974 A JP H11156974A JP 32859397 A JP32859397 A JP 32859397A JP 32859397 A JP32859397 A JP 32859397A JP H11156974 A JPH11156974 A JP H11156974A
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JP
Japan
Prior art keywords
core body
skin material
sandwich panel
honeycomb sandwich
manufacturing
Prior art date
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Pending
Application number
JP32859397A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuaki Ogasa
光明 織笠
Akira Yamashita
亮 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH11156974A publication Critical patent/JPH11156974A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、簡便にして、容易にハニカムサン
ドイッチパネルを製作加工し得るようにすることにあ
る。 【解決手段】コア本体11の一方面にスキン材11aを
接着して所望の形状に成形して、このコア本体11のス
キン材11a面を真空チャックで位置決め固定して切削
機械15に装着し、コア本体11の他方面側を切削加工
して、この切削加工した他方面にスキン材11bを接着
してサンドイッチ構造に形成するように構成したもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば人工衛星
等の宇宙航行体を含む宇宙用構造体や航空機の構造体等
の構造物を形成するのに好適するハニカムサンドイッチ
パネルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハニカムサンドイッチパネル
は、コア本体を例えばアルミニウム合金等でハニカム構
造(蜂の巣形状)に形成する。そして、このコア本体
は、その両方面に、例えばアルミニウムや炭素繊維複合
材料等でシート状に形成されるフェイスシートと称する
スキン材が接着されてパネル状に形成される。
【0003】このようなハニカムサンドイッチパネル
は、軽量で、高い剛性を有する耐熱性に優れた特性を持
つことが知られており、例えば人工衛星等の構造物とし
て、あるいは直接的に電子機器等が設置される構造物と
して用いられる。そして、このハニカムサンドイッチパ
ネルとしては、そのハニカム構造の密度が、製作する構
造物に加わるせん断力に応じて設定される。
【0004】ところで、このようなハニカムサンドイッ
チパネルの製造方法としては、先ずコア本体の一方面に
位置決め部材、例えば両面テープを張付けて所望の形状
に位置決めする。そして、この両面テープを張付けたコ
ア本体は、その両面テープが真空チャック等の固定治具
に位置決め固定されて、フライス盤等の切削機械に装着
され、この切削機械を用いてコア本体の他方面が所望の
寸法に切削加工される。その後、コア本体は、固定治具
及び切削機械から離脱され、さらに、その一方面に張付
けた両面テープが剥され、その後、両方面にスキン材が
接着されて所望の形状のサンドイッチ構造に形成され
る。
【0005】しかしながら、上記製造方法では、そのパ
ネル製造工程が多く、特に一旦、コア本体の一方面に両
面テープを張付けて所望の形状に成形して、その他方面
を切削加工し、切削加工後、両面テープを一方面から取
外して、その位置決め成形を解除し、その後、コア本体
の両方面にスキン材を接着して所望の形状のサンドイッ
チ構造に形成しなければならないために、その製作加工
作業が非常に面倒であるという問題を有する。
【0006】また、この製造方法では、コア本体を切削
機械に確実に位置決め固定して装着するのが困難なため
に、コア本体をCFRP等の堅い材質のものを用いて形
成した場合には、その厚さ寸法を薄く切削加工したり、
コア本体を複雑な形状に切削加工するのが困難であると
いう問題を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のハニカムサンドイッチパネルの製造方法では、その
製作加工に制約を受けるうえ、その製作加工作業が非常
に面倒であるという問題を有する。
【0008】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、容易にして、簡便なパネル製作加工を実現し得る
ようにしたハニカムサンドイッチパネルの製造方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のハニカムサン
ドイッチパネルの製造方法は、ハニカム構造のコア本体
の一方面にスキン材を接着して所望の形状に成形する第
1の工程と、前記コア本体の一方面のスキン材側を固定
治具で位置決め固定して、該コア本体の他方面を切削加
工する第2の工程と、この第2の工程で切削加工された
コア本体の他方面にスキン材を接着してサンドイッチ構
造を形成する第3の工程とを備えて構成したものであ
る。
【0010】上記構成によれば、コア本体は、その一方
面に接着したスキン材により所望の形状に成形され、そ
の成形状態において、固定治具で位置決め固定され、そ
の他方面の切削加工が施され、その後、切削面にスキン
材が接着されてサンドイッチ構造に形成される。これに
より、従来のようなコア本体の切削加工の際に、該コア
本体を仮位置決めする作業がなくなるため、その作業工
程の軽減が図れると共に、コア本体が所望の形状に成形
された状態で、切削加工が行われることにより、高精度
な切削加工が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。図1はこの発明
の一実施の形態に係るハニカムサンドイッチパネルの切
削工程を示すもので、固定治具、例えば真空チャックを
構成する装着部10には、コア本体11が装着される。
【0012】すなわち、コア本体11は、例えばアルミ
ニウム合金等でハニカム構造(蜂の巣形状)に形成され
ており、第1の工程において、図2に示すように所望の
形状寸法に切断した後、その一方面に例えばアルミニウ
ムや炭素繊維複合材料等でシート状に形成されるフェイ
スシートと称するスキン材11aが接着されて所望の形
状に成形される。
【0013】そして、第2の工程(切削工程)におい
て、図1に示すように一方面にスキン材11aが接着さ
れて所望の形状に成形されたコア本体11が、そのスキ
ン材11aを上記装着部10に対向させて装着される。
【0014】装着部10には、複数の透孔10aが形成
され、この透孔10aの基端は、チャンバ12に連結さ
れる。そして、チャンバ12には、真空ポンプ13が配
管14を介して連結され、その内部が真空ポンプ13を
介して吸引される。これに連動して、装着部10は、そ
透孔10aから外部の空気を吸引し、該装着部10に装
着されるコア本体11のスキン材11a面が装着部方向
(矢印方向)に吸引され、コア本体11が装着部10上
に位置決め固定される。
【0015】上記装着部10は、例えばフライス盤等の
切削機械15に装着される。ここで、真空ポンプ13が
駆動され、チャンバ12内が配管14を介して吸引され
ると、装着部10は、その透孔10aからコア本体11
のスキン材11aを吸引する如く吸着して該コア本体1
1を位置決め固定する。この位置決め固定状態におい
て、切削機械15が駆動され、コア本体11の他方面が
所望の形状に切削加工される。そして、切削加工が完了
すると、真空ポンプ13が停止されて、装着部10への
コア本体11の位置決め固定が解除され、コア本体11
が切削機械15から取出される。
【0016】次に、第3の工程において、図3に示すよ
うにコア本体11は、切削加工の完了した他方面にスキ
ン材11bが接着されてサンドイッチ構造に形成され
る。このように、上記ハニカムサンドイッチパネルの製
造方法は、コア本体11の一方面にスキン材11aを接
着して所望の形状に成形して、このコア本体11のスキ
ン材11a面を真空チャックで位置決め固定して切削機
械15に装着し、コア本体11の他方面側を切削加工し
て、この切削加工した他方面にスキン材11bを接着し
てサンドイッチ構造に形成するように構成した。
【0017】これによれば、従来のようなコア本体11
の切削加工の際に、該コア本体11を両面テープを用い
て仮位置決めする作業がなくなるため、その作業工程の
軽減が図れる。そして、コア本体11をスキン材11a
で所望の形状に成形した状態で、コア本体11の切削加
工が行われることにより、コア本体11の材質に影響さ
れることなく、高精度な切削加工が簡単に実現できる。
【0018】なお、上記実施の形態で、コア本体のスキ
ン材11aを真空チャックを用いて位置決め固定するよ
うに構成した場合で説明したが、これに限ることなく、
例えば図4に示すようにスキン材11aをコア本体11
の外周より延出させた鍔状に接着形成して、この鍔状部
20を機械的に固定する固定治具を用いて位置決め固定
し、この固定治具を切削機械15に装着して切削加工す
るように構成することも可能である。
【0019】また、この発明は、上記実施の形態に限る
ことなく、例えば図5に示すようにコア本体11内にヒ
ートパイプ等の各種の配管21を埋設するハニカムサン
ドイッチパネル構造のものにおいても同様に有効であ
る。よって、この発明は上記実施の形態に限ることな
く、その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の
変形を実施し得ることは勿論のことである。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、容易にして、簡便なパネル製作加工を実現し得るよ
うにしたハニカムサンドイッチパネルの製造方法をを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るハニカムサンド
イッチパネルの製造方法の切削工程を示した図。
【図2】第1の工程の製作状態を示した図。
【図3】第3の工程の製作状態を示した図。
【図4】この発明の他の実施の形態を説明するために示
した図。
【図5】この発明の他の実施の形態を説明するために示
した図。
【符号の説明】
10…装着部。 10a…透孔。 11…コア本体。 11a,11b…スキン材。 12…チャンバ。 13…真空ポンプ。 14…配管。 15…切削機械。 20…鍔状部。 21…配管。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハニカム構造のコア本体の一方面にスキ
    ン材を接着して所望の形状に成形する第1の工程と、 前記コア本体の一方面のスキン材側を固定治具で位置決
    め固定して、該コア本体の他方面を切削加工する第2の
    工程と、 この第2の工程で切削加工されたコア本体の他方面にス
    キン材を接着してサンドイッチ構造を形成する第3の工
    程とを具備したハニカムサンドイッチパネルの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 コア本体は、その一方面のスキン材がコ
    ア本体に対して鍔状に延出されて形成され、その鍔状部
    が位置決め固定されて切削加工されることを特徴とする
    請求項1記載のハニカムサンドイッチパネルの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記固定治具は、真空チャックであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のハニカムサンド
    イッチパネルの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記コア本体には、配管が埋設されるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のハニ
    カムサンドイッチパネルの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記コア本体及びスキン材は同材料で形
    成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載のハニカムサンドイッチパネルの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102275342A (zh) * 2011-06-08 2011-12-14 沈阳飞机工业(集团)有限公司 蜂窝夹芯件预灌封成型工装及其工艺方法
CN107160215A (zh) * 2017-05-23 2017-09-15 成都飞机工业(集团)有限责任公司 一种基于超声波机床的小尺寸蜂窝芯零件固持方法

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