JPS6237321B2 - - Google Patents

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JPS6237321B2
JPS6237321B2 JP7940281A JP7940281A JPS6237321B2 JP S6237321 B2 JPS6237321 B2 JP S6237321B2 JP 7940281 A JP7940281 A JP 7940281A JP 7940281 A JP7940281 A JP 7940281A JP S6237321 B2 JPS6237321 B2 JP S6237321B2
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JP
Japan
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resin
surface layer
layer
master model
model
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Application number
JP7940281A
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English (en)
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JPS57196101A (en
Inventor
Takeshi Ishii
Teruo Nakamura
Hitoshi Matsuo
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Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Shatai Co Ltd filed Critical Nissan Shatai Co Ltd
Priority to JP7940281A priority Critical patent/JPS57196101A/ja
Publication of JPS57196101A publication Critical patent/JPS57196101A/ja
Publication of JPS6237321B2 publication Critical patent/JPS6237321B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B3/00Measuring instruments characterised by the use of mechanical techniques
    • G01B3/14Templates for checking contours

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車の部品や外板あるいは内装材
(トリム部品)の精度等を検査するためのゲージ
又は製造工程に配した装置や、治具等の精度基準
となるモデル等に用いられる構造体の構造とその
製造方法に関するものである。
従来、ゲージ及びモデル等に用いられる構造体
においては、第1図に示すように、表面層1と、
該表面層1の裏側にガラスチヨツプやガラステー
プ等を含んだ樹脂により接着された樹脂パイプ又
はハニカムで形成された脚2及び下枠3とからな
る構造部4とから構成され、前記表面層1は剛性
と精度を保つためにガラスクロスを積層(9層程
度)して構成されていた。5はベースである。そ
して、この従来の構造体の製造方法は第2図に示
すように、マスタモデル6の周囲に木枠等で堰7
を作り、ゲルコート樹脂を塗布した後、ガラスク
ロスを積層して表面層1を作る。次にマスタモデ
ル6の上方の必要な寸法を確保した位置に支柱8
及び支え枠9を介して前記下枠3を固定し、さら
に、該下枠3と前記表面層1の裏面となる上面と
の間に前記脚2をガラスチヨツプやガラステープ
等を含んだ樹脂で接着して構造体を作り、然る
後、該構造体をマスタモデル6から離型し、反転
させてさせて完成させ、検査ゲージ等として使用
していた。
しかしながら、この従来の構造体では、表面層
1が、ガラスクロスを積層して作るために工数が
掛るだけではなく、該積層は通常9層程度重ねる
が、樹脂硬化温度の関係上、4〜5枚重ねた後、
10数時間の間をおいて4〜5枚重ねるため、1日
おいて2日に分けて行うなど日数が掛るだけでは
なく、構造部4の脚2の組付けにも工数が掛り、
しかも、該脚2の組付けには表面層1と下枠3と
の寸法に合せて樹脂パイプを切断し、樹脂で接着
しなければならないため、該樹脂パイプの切断寸
法に精度がでていないと表面層1を歪ませること
になり、又、脚2の取付ける位置により全体を歪
ませることにもなる。又、接着に用いる樹脂の量
が多くなると、硬化熱等により表面層1に凹みが
発生する虞れがある等該作業が非常に困難で熟練
を要するため、作業者に個人差が出て精度を確保
することが大変であるという問題もあり、さらに
精造部4を樹脂パイプ構造としているのではある
が、前記表面層1をバツクアツプするために、前
記脚2の他、筋かい10等を多数使用しなければ
ならないため、意外に重量が嵩むだけではなく、
材料費や加工費が高くなり、コスト高になるとい
う問題もあつた。
前記従来の問題点を解決するために、第3図に
示すようにマスタモデル11の周囲及び上方に堰
12を作り、樹脂材13を発泡して構造部を作る
方法も考えられるが、この方法でも、重量を軽減
させ表面層14のガラスクロスの積層は3層程度
ですむので、そのための作業日数は減少させるこ
とができるのであるが、堰12を樹脂材13の発
泡圧に耐えるような強固なものであつて、かつ、
密閉された構造のものにしなければならないた
め、該堰12の製作に多大の工数を必要とし、
又、樹脂材13の注入量、配合比率及び温度管理
等に技術を要し、かつ、発泡体の品質管理が困難
で煩わしい等の問題があり、さらに、表面では発
泡が終つたように見えても内部では発泡体の特徴
である後発泡が長時間に亘つて進行している場合
が多く、マスタモデル11から構造体(検査ゲー
ジ等)を早目に脱型すると狂いが生じ、又、発泡
温度が高くなりすぎると構造体(検査ゲージ等)
の表面の出来が悪くなり、そのための仕上げ工数
が大となる等の問題もある。15はベースであ
る。
そこで本願出人は前記従来の問題を解消するた
めに、第4図に示すように「ゲルコート樹脂を硬
化して表層部16とし、該表層部16の裏面にエ
ポキシ樹脂とガラスチヨツプを主材とした樹脂練
もの17を硬化して表面層18を構成すると共
に、予じめマスタモデルに略合せてカツトした樹
脂硬質発泡体ブロツクを接合して形成した構造部
19を、前記表面層18の裏面に、該表面層18
の全面をバツクアツプするようにして一体形成し
て構成した構造体。」(特願昭55―178838号参照)
を提供して、製作工数及び製作日程の削減、製作
作業性の向上、製作コストの低減、構造体の軽量
化等を図つたのである。20はペースである。
本発明は前記発明にさらに改良を加えたもの
で、大型の検査ゲージ等に用いても扱いやすいよ
うにさらに重量の軽減を図るとか、又、マスタモ
デルの中央部等の奥の方の加工でもさらに作業性
を良くするべく、樹脂を盛りすぎないように塗布
する量に注意しなければならないとか、あるい
は、樹脂が厚くならないように樹脂硬質発泡体ブ
ロツクをカツトする際、より精度よくカツトする
といつた作業をできる限り少なくし、製作をさら
に容易にしようとするものであり、さらに又、大
型検査ゲージやモデル等の製作時に発生する樹脂
硬化熱による発泡構造体の溶解欠損、表面層の荒
れやうねり等の防止を図り、かつ、材料の低減を
図ることができる構造体とその製造方法を提供す
ることを目的とするものであつて、このため本発
明では第1に表面層を構成する中層部の樹脂練も
のの中に粒状のスチレン1次発泡品を混入させ
て、該樹脂練ものの層が比較的厚くなつても樹脂
の量をそれ程増やさないようになし、第2に構造
部層を構成する樹脂硬質発泡体ブロツクを適宜中
抜きされた支持枠体状に形成し、必要に応じて該
中抜きした部分に比較的肉薄に形成され、かつ、
熱放散用透孔を穿設した表面層支持体を嵌込む等
して、軽量化と樹脂硬化熱の放散を図り、第3に
構造体を構成する表面層と構造部層を中抜き構造
とすることにより該中抜き部に対応するマスタモ
デルに複雑な面や、断面等の急変部があつても、
それに関係なく容易に製作できるようして、前記
目的を達成するようにしたものである。
以下、本発明を図示せる実施例に随つて説明す
る。
第1実施例(第5図、第6図参照) aは検査ゲージ・モデル等の構造体であつて、
表面層21と、該表面層21を支える構造部層2
2から構成され、表面層21はエポキシ樹脂を主
材としたゲルコート樹脂を硬化して形成した表層
部23と、エポキシ樹脂とガラスチヨツプを主材
とした樹脂練もの24aと、粒状のスチレン1次
発泡品を予じめ混入したエポキシ樹脂を主材とし
た樹脂練もの24bをそれぞれ硬化して2層に形
成した中層部24とが層状になつて接合状態で形
成され、かつ、表層部23の表面は後述するマス
タモデルbの上面に合致するように形成されてい
る。構造部層22は公知の樹脂硬質発泡体ブロツ
ク25を接合して構成され、その上面は予じめ、
後述するマスタモデルbの上面に略合せてカツト
され、前記中層部24の裏面に該中層部24と接
合状態で一体に形成され、前記表面層21の全面
をバツクアツプするようになされている。26は
前記構造部層22の下面に取付けられたベースで
ある。
次に前記構造体aの製造方法について説明す
る。
先ず断面ゲージ、カーブ定規等でマスタモデル
bの上面の形状を取り、それを樹脂硬質発泡体ブ
ロツク25に、カツト線27としてマーキングし
て、カツトする。(第7図イ参照)該カツトの方
法は機械鋸や電熱線を用いる他、スチレン硬質発
泡体等においては、マスタモデルbとの間に有機
溶剤を入れ、溶解によつて行つてもよい。次にカ
ツトされた樹脂硬質発泡体ブロツク25をエポキ
シ系接着剤等により接着して接合し、構造部層2
2を形成する。(第7図ロ参照)尚、この場合必
要に応じて前記表面層21側をならすカツトをす
るとか、裏面をそろえるため、定盤(図示せず)
上で作る。
然る後、前記マスタモデルbの周囲に堰28を
作り、該マスタモデルbの上面に離型剤29を塗
布する。尚、該離型剤29はフツソ系、シリコン
系、ワツクス系等でよく、又、検査等の内容によ
つて、板厚分を減じて構造体aを作る必要がある
場合には、該離型剤29を塗布する前に、該マス
タモデルb上面に、該板厚に相当する分のシート
ワツクス30を貼る。次に表層部23となるエポ
キシ樹脂を主材としたゲルコート樹脂31を塗布
した後、中層部24となるエポキシ樹脂とガラス
チヨツプ(又は繊維チヨツプ)等を主材とした樹
脂練もの24aと、粒状のスチレン1次発泡品を
予じめ混入したエポキシ樹脂を主材とした樹脂練
もの24bを層状に塗布する。(第7図ハ参照)
尚、前記スチレン1次発泡品を混入したのは、該
樹脂練もの24b層が比較的厚くなつても、エポ
キシ樹脂の量をそれ程増やさないようにするため
であり、又、該実施例では1次発泡品にφ3mm程
度の粒状のものを用いた。該球状のものを用いる
ことにより、樹脂の流動性や分散を良くするため
である。
前記樹脂練もの24a,24bをマスタモデル
b上面に塗布したゲルコート樹脂31上に塗布す
る作業と同時に前記構造部層22の、表面層21
に接合する側にも、前記一方の樹脂練もの24a
と同様の樹脂練もの(エポキシ樹脂+ガラスチヨ
ツプ)を塗布する。(第7図ニ参照)これは、該
構造部層22を表面層21に合せる工程で、該合
せ部に巣が入りにくくするためと、該作業をより
楽にするためである。然る後、前記樹脂練もの2
4a,24b等を塗布したマスタモデルb上に前
記構造部層22を被せて接合させてから、該構造
部層22の下面(現時点では上方に位置してい
る。)に基準面となるベース26を取付け、樹脂
硬化後該ベース26をフエイスカツター等で削
り、寸法の精度を出す。(第7図ホ参照)尚、必
要に応じて、該構造部層22の側面にも被検査物
を固定するクランプ等を取付ける取付ベース(図
示せず)を取付けたり、あるいは、該構造部層2
2の表面全体に樹脂又はアルミはくを貼り付ける
とかゲルコート樹脂32を塗布することもある。
最後にマスタモデルbより離型し、反転させ構造
体aを完成させる。(第7図ヘ参照)尚、シート
ワツクス30は離型後剥し、堰28を外す。
尚、上記実施例では構造部層22を構成する樹
脂硬質発泡体ブロツク25を直接接合したが、こ
れを第8図に示すように、該接合部にハニカム板
33を介装して構成することもある。この実施例
によれば、比較的大型の構造体、もしくは特別に
強度を要求される構造体に有利である。又、該ハ
ニカム板33には樹脂ハニカムを用いるが、他の
材質でよく、又、該ハニカム板33の替りに樹脂
板を用いたり、ガラスクロスを積層してもよい。
又、上記実施例では中層部24をエポキシ樹脂と
ガラスチヨツプを主材とした樹脂練もの24a
と、エポキシ樹脂とスチレン1次発泡品を主材と
した樹脂練もの24bの2層で成したが、これを
エポキシ樹脂とガラスチヨツプ及びスチレン1次
発泡品の3つを主材として樹脂練もの1層で構成
してもよい。
第2実施例(第9図、第10参照) この実施例の構造体a′は、表面層21がマスタ
モデルbの全面に合致した形状になされ、構造部
層22は樹脂硬質発泡体ブロツク25を適宜枠組
して形成された中抜き状の支持枠体で構成され、
該中抜き部22aに、該構造部層22と同材料
(樹脂硬質発泡体ブロツク)もしくはそれに代る
材料により、その上面を予じめマスタモデルbの
上面に略合せてカツトされた比較的肉薄に形成さ
れた表面支持体34が嵌込まれて構成されてい
る。35は前記表面支持体34に複数個穿設され
た熱放散用透孔である(第11図参照) 次に、該構造体a′の製造方法について説明す
る。
先ず、マスタモデルbの上面に合せてゲージ、
カーブ定規等で形状を取り、それを樹脂硬質発泡
体ブロツク25にカツト線27としてマーキング
して、カツトする。(第12図イ参照)次にカツ
トされた樹脂硬質発泡体ブロツク25を枠組して
エポキシ系接着剤により接合して中抜き状の支持
枠体を形成し、構造部層22とする。((第12図
ロ参照)又、中抜き部22dに略合う大きさの表
面層支持体34をマスタモデルbの上面に合わせ
てカツトすると共に、該表面層支持体34には熱
放散用透孔35をあける。次に、マスタモデルb
の周囲に堰28を作り、該マスタモデルbの上面
全面に離型剤29を塗布する。尚、検査等の内容
によつて板厚分を減じて該構造体a′を作る必要が
ある場合には、該離型材29を塗布する前に、該
マスタモデルb上面に、該板厚分に相当する分の
シートワツクス30を貼る。次に表層部23とな
るエポキシ樹脂を主材としたゲルコート樹脂31
を塗布した後、中層部24となるエポキシ樹脂と
ガラスチヨツプ(又は繊維チヨツプ)等を主材と
した樹脂練もの24aと、粒状のスチレン1次発
泡品を予じめ混入したエポキシ樹脂を主材とした
樹脂練もの24bを層状に塗布する。(第12図
ハ参照)前記塗布作業と同時に、構造部層22
の、表面層21に接合する側にも前記一方の樹脂
練もの24aと同様の樹脂練もの(エポキシ樹脂
+ガラスチヨツプ)を塗布する。(第12図ニ参
照) 然る後、構造部層22を、前記樹脂練もの24
a,24b等を塗布したマスタモデルbに被せて
接合させ、さらに、前記表面層支持体34を構造
部層22の中抜き部22aに嵌込んで、同様に樹
脂練もの24a,24b等を塗布したマスタモデ
ルbに接合させる。尚、この場合にも該接合面に
樹脂練もの24aを塗布する。次に前記構造部層
22の下面に基準面となるベース26を取付け、
かつ必要に応じて該構造部層22の表面全体にア
ルミはくや樹脂等を接着又はゲルコート樹脂32
等を塗布する。樹脂硬化後該ベース26をフエイ
スカツター等で削り寸法の精度を出す。(第12
図ホ参照)最後にマスタモデルbより離型し、反
転して構造体a′を完成させる。(第12図ヘ参
照) 尚、上記実施例では構造部層22の中抜き部2
2aに表面層支持体34を嵌込んで表面層21全
体をバツクアツプする構造としたが、該表面層支
持体34は必ずしも必要なものはなく、第13図
に示すように、該表面層支持体を省5略した構造
とすることもある。
第3実施例(第14図、第15図参照) この実施例の構造体a″は、表面層21と構造部
層22が共に中抜きされた構造となつているもの
であつて、その材質及び構成は前記2つの実施例
と同様である。
次に、該構造体a″の製造方法について説明す
る。
先ず、マスタモデルbの上面に合わせ断面ゲー
ジ、カーブ定規等で形状を取り、それを樹脂硬質
発泡体ブロツク25にカツト線27としてマーキ
ングして、カツトする。(第16図イ参照)次に
カツトされた樹脂硬質発泡体ブロツク25を枠組
してエポキシ系接着剤により接合して中抜き状の
支持枠体を形成し、構造部層22とする。(第1
6図ロ参照) 次にマスタモデルbの周囲に堰28を作ると共
に、該マスタモデルb上面の表面層21の必要な
部分に堰35を作り該堰28,35の間に離型剤
29を塗布する。尚、検査等の内容によつて板厚
分を減じて該構造体a″を作る必要がある場合に
は、該離型剤29を塗布する前に、該マスタモデ
ルb上面に、雅板厚分に相当する分のシートワツ
クス30を貼る。次に表層部23となるエポキシ
樹脂を主材としたゲルコート樹脂を塗布した後、
中層部24となるエポキシ樹脂とガラスチヨツプ
(又は繊維チヨツプ)等を主材とした樹脂練もの
24aと、粒状のスチレン1次発泡品を予じめ混
入したエポキシ樹脂を主材とした樹脂練もの24
bを層状に塗布する。(第16図ハ参照)前記塗
布作業と同時に、構造部層22の表面層21に接
合する側にも前記一方の樹脂練もの24aと同様
の樹脂練もの(エポキシ樹脂+ガラスチヨツプ)
を塗布する。(第16図ニ参照) 然る後、構造部層22を、前記樹脂練もの24
a,24b等を塗布したマスタモデルbに被せて
接合させ、次に前記構造部層22の下面に基準面
となるベース26を取付け、かつ、必要に応じて
該構造部層22の表面全体にアルミはくや樹脂等
を接着、又はゲルコート樹脂32等を塗布し、樹
脂硬化後前記ベース26をフエイスカツター等で
削り寸法の精度を出す。(第16図ホ参照)最後
にマスタモデルbより離型し、反転して構造体
a″を完成させる。(第16図ヘ参照) 尚、前記実施例ではマスタモデルbの上面に堰
35を設けて表面層21を中抜き状に形成した
が、該堰35を設けずに表面層21を全体的に形
成し、樹脂硬化後、該中抜き状部をカツトするよ
うにしてもよい。
以上述べた実施例による中抜き状の構造体
a″は、例えば自動車の内装部品を検査する検査ゲ
ージ等に用いられる。(自動車の内装部品の検査
では、車体取付部、例えば取付孔の位置等が正確
にでていればよいので、表面層21全部をマスタ
モデルbに合致させる必要がないためである。) 又、前記第2実施例及び第3実施例では説明を
省略したが、スチレン1次発泡品の形状、樹脂硬
化発泡体ブロツクのカツトの方法は第1実施例と
同様であり、又、樹脂硬化発泡体ブロツクを第8
図に示すような構造にしたり、クランプ取付用ベ
ースを取付ける等の実施例においても同様であ
る。
以上述べたように本発明によれば、構造体の表
面層を構成する中層部の樹脂練ものの中に、粒状
のスチレン1次発泡品を混入させたので、表層部
と構造部層との間の中層部に樹脂練ものを比較的
多く塗布しても、樹脂そのものの量は相対的に減
らすことができ、したがつて、樹脂硬化熱を低く
抑えることができ、よつて、構造部層となる樹脂
硬質発泡体ブロツクの溶解欠損を防止し、表面層
の荒れ、うねり等を防止することができた。又、
本発明によれば、前記したように樹脂硬化熱の上
昇を防ぐため、樹脂練ものの量を少なくしていた
従来のものと異なり、粒状のスチレン1次発泡品
を混入させた樹脂練ものにより樹脂硬化熱の上昇
をあまり考慮する必要がなくなつたので、樹脂練
ものの量を多くすることができる。このため、樹
脂硬質発泡体ブロツクのカツトを比較的ラフに行
つても、表層部と構造部層との間に生じる誤差を
樹脂練ものでうめることができる。したがつて、
樹脂硬質発泡体ブロツクのカツト作業が比較的ラ
フにできるので該作業が容易に行なえるようにな
つた。
さらに、本発明に使用したスチレン1次発泡品
は比較的硬く、しかも、粒状で無方向性であるた
め、まわりの樹脂練ものとよく混り合つて、表層
部と構造部層との間にスチレン1次発泡品が介在
しても、該スチレン1次発泡品間に樹脂練ものが
入り、表層部と構造部層とが強固に結合される。
又、未硬化の樹脂の中でベアリング効果を生じ、
樹脂の流動性や分散を良くし、樹脂の硬化中に発
生する歪を少なくし、かつ、均一に分散させるこ
とができる。よつて、表面層の樹脂硬化後の残留
応力を無くすことができた。
又、本発明の第2実施例によれば、樹脂硬質発
泡ブロツク体を中抜きした支持枠体で構造部層を
構成し、該中抜き部には熱放散用透孔を複数個穿
設した比較的肉薄の表面層支持体を嵌込んで表面
層をバツクアツプするようにしたので、大巾に軽
量化することができただけではなく、樹脂硬化熱
を上方へ逃がすことができるので前記樹脂硬質発
泡体ブロツクの溶解欠損を防止し、表面層の荒
れ、うねり等を防止することができるという効果
をより一層発揮させることができた。
さらに本発明の第3実施例によれば、表面層も
中抜き構造としたので前記効果の他、該中抜き部
に対応するマスタモデルに複雑な面や、断面等の
急変部があつても、これを避けて製作できるので
作業性がさらに向上し、しかも、樹脂等の塗布部
分が少なくなつたのでより一層材料費の低減や、
製作工数の低減を図ることができるとう効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の構造体の構造を示す斜視図、第
2図は同上の製造方法を示す側面図、第3図は本
発明に至る改良案を示す構造体の製造方法を示す
側断面図、第4図は本発明に係る基本発明の構造
体を示す部分拡大側断面図、第5図は本発明の第
1実施例の構造体を示す斜視図、第6図は第5図
のA―A線拡大断面図、第7図イ〜ヘは第1実施
例の構造体の製造工程を示す斜視図、第8図は構
造部層の他の実施例を示す第5図のA―A線に相
当する拡大断面図、第9図は本発明の第2実施例
の構造を示す斜視図、第10図は第9図のB―B
線拡大断面図、第11図は表面層支持体の拡大斜
視図、第12図イ〜ヘは第2実施例の構造体の製
造工程を示す斜視図、第13図は表面層支持体を
省略した状態の第2実施例による構造体を示す第
9図のB―B線に相当する拡大断面図、第14図
は本発明の第3実施例の構造体を示す斜視図、第
15図は第14図のC―C線拡大断面図、第16
図イ〜ヘは第3実施例の構造体の製造工程を示す
斜視図である。 aは構造体、21は表面層、22は構造部層、
23は表層部、24は中層部、24a,24bは
樹脂練もの、34は表面層支持体、bはマスタモ
デル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ゲルコート樹脂を硬化した表層部が形成さ
    れ、該表層部の裏面には、樹脂練りものを硬化し
    た中層部が前記表層部と接合状態で形成され、該
    中層部と前記表層部とで表面層が形成されている
    と共に、該表面層をバツクアツプする構造部層が
    前記中層部の裏面に該中層部と接合状態で一体に
    形成され、前記構造部層は樹脂硬質発泡体ブロツ
    クを接合して形成され、さらに、前記中層部の樹
    脂練りものの中には、粒状のスチレン1次発泡品
    が混入されていることを特徴とする検査ゲージ・
    モデル等の構造体。 2 前記構造部層を形成する樹脂硬質発泡体ブロ
    ツクの接合部に、ハニカム板又は樹脂板が介装さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の検査ゲージ・モデル等の構造体。 3 ゲルコート樹脂を硬化した表層部が形成さ
    れ、該表層部の裏面には、樹脂練りものを硬化し
    た中層部が前記表層部と接合状態で形成され、該
    中層部と前記表層部とで表面層が形成されている
    と共に、該表面層をバツクアツプする構造部層が
    前記中層部の裏面に該中層部と接合状態で一体に
    形成され、前記構造部層は樹脂硬質発泡体ブロツ
    クを適宜枠組して接合されて中抜き状に形成され
    た支持枠体で構成され、さらに、前記中層部の樹
    脂練りものの中には、粒状のスチレン1次発泡品
    が混入されていることを特徴とする検査ゲージ・
    モデル等の構造体。 4 前記構造部層を構成する樹脂硬質発泡体ブロ
    ツクの接合部に、ハニカム板又は樹脂板が介装さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第3項
    に記載の検査ゲージ・モデル等の構造体。 5 前記構造部層の中抜きされた部分には比較的
    肉薄に形成された表面層支持体が設けられている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第3項もしくは
    第4項に記載の検査ゲージ・モデル等の構造体。 6 前記表面層支持体には熱放散用透孔が複数個
    穿設されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第5項に記載の検査ゲージ・モデル等の構造体。 7 ゲルコート樹脂を硬化した表層部が形成さ
    れ、該表層部の裏面には、樹脂練りものを硬化し
    た中層部が前記表層部と接合状態で形成され、該
    中層部と前記表層部とで表面層が形成され、か
    つ、該表面層は適宜中抜き状に形成されていると
    共に、該表面層をバツクアツプする構造部層が前
    記中層部の裏面に該中層部と接合状態で一体に形
    成され、前記構造部層は樹脂硬質発泡体ブロツク
    を適宜枠組して接合されて中抜き状に形成された
    支持枠体で構成され、さらに、前記中層部の樹脂
    練りものの中には、粒状のスチレン1次発泡品が
    混入されていることを特徴とする検査ゲージ・モ
    デル等の構造体。 8 前記構造部層を構成する樹脂硬質発泡体ブロ
    ツクの接合部に、ハニカム板又は樹脂板が介装さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第7項
    に記載の検査ゲージ・モデル等の構造体。 9 樹脂硬質発泡体ブロツクをマスタモデルに略
    合せてカツトし、該カツトしたブロツクを直接、
    あるいはハニカム板等を介して接合させて構造部
    層を作ると共に、マスタモデル表面全面にわたつ
    て合致する表面層を作るべく、該マスタモデル表
    面全面に離型処理を行い、その上に表層部となる
    ゲルコート樹脂を塗布し、さらにその上に中層部
    となる、粒状のスチレン1次発泡品を予じめ混入
    した樹脂練ものを塗布し、然る後、前記構造部層
    を表面層となる樹脂等を塗布したマスタモデル上
    に被せ、前記樹脂等が硬化した後離型して作つた
    ことを特徴とする検査ゲージ・モデル等の構造体
    の製造方法。 10 樹脂硬質発泡体ブロツクをマスタモデルに
    略合せてカツトし、該カツトしたブロツクを中抜
    き状態に枠組し、直接あるいはハニカム板等を介
    して接合させて構造部層を構成する支持枠体を作
    ると共に、マスタモデル表面全面にわたつて合致
    する表面層を作るべく、該マスタモデル表面全面
    に離型処理を行い、その上に表層部となるゲルコ
    ート樹脂を塗布し、さらにその上に中層部となる
    粒状のスチレン1次発泡品を予じめ混入した樹脂
    練ものを塗布し、然る後、前記支持枠体を表面層
    となる樹脂等を塗布したマスタモデル上に被せ、
    かつ、前記中抜き部に、予じめマスタモデル表面
    に略合せて形成した表面支持体を嵌込んでマスタ
    モデル上に接合させ、前記樹脂等が硬化した後離
    型して作つたことを特徴とする検査ゲージ・モデ
    ル等の構造体の製造方法。 11 樹脂硬質発泡体ブロツクをマスタモデルに
    略合せてカツトし、該カツトしたブロツクを中抜
    き状態に枠組し、直接あるいはハニカム板等を介
    して接合させて構造部層を構成する支持枠体を作
    ると共に、マスタモデル表面に表面層を中抜き状
    に形成すべく堰を作り、然る後、該マスタモデル
    の表面層を作る面に離型処理を行い、その上に表
    層部となるゲルコート樹脂を塗布し、さらにその
    上に中層部となる粒状のスチレン1次発泡品を予
    じめ混入した樹脂練ものを塗布し、然る後、前記
    支持枠体を表面層となる樹脂等を中抜き状に塗布
    したマスタモデル上に被せ、前記樹脂等が硬化し
    た後離型して作つたことを特徴とする検査ゲー
    ジ・モデル等の構造体の製造方法。
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