JPH11156952A - 樹脂ギヤー及びその製造方法 - Google Patents

樹脂ギヤー及びその製造方法

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JPH11156952A
JPH11156952A JP9324382A JP32438297A JPH11156952A JP H11156952 A JPH11156952 A JP H11156952A JP 9324382 A JP9324382 A JP 9324382A JP 32438297 A JP32438297 A JP 32438297A JP H11156952 A JPH11156952 A JP H11156952A
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resin
resin gear
gear
prepreg
teeth
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JP9324382A
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Masaharu Toyama
正春 遠山
Kazuki Ito
和貴 伊藤
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THERMO SETTA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易で、軽量にして且つ機械強度及び
耐摩耗性に優れた樹脂ギヤーとその製造方法を提供する
こと。 【解決手段】 硬化性樹脂と補強繊維とを主成分とする
抄造シート12を年輪状に巻いてプリプレグとなし、得
られたプリプレグを金型に填めて加熱加圧成形した後、
切断しないでそのまま又は切断し必要であればさらに研
磨する樹脂ギヤー10の製造方法であり、得られた樹脂
ギヤー10は、各歯11を構成する前記抄造シート12
が年輪状に配置されるところにその構造特徴がある。
又、この樹脂ギヤー10の製造方法によれば、内歯樹脂
ギヤーであっても外歯樹脂ギヤーであっても、そして歯
11が平歯形状であってもハス歯形状であってもこれら
を簡単且つ確実に製造でき、これを廉価に提供できる、
という作用効果を奏するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂ギヤー及びそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種工作機械や産業機械の高
速運転による伝導ギヤーより発生する騒音や、潤滑油の
供給困難な機械構造又は油汚染を防止する目的で、樹脂
ギヤーが使用されている。
【0003】従来のかかる樹脂ギヤーとしては、フェノ
ール樹脂と、ガラス繊維、アラミド繊維等の補強繊維
と、カーボン粉末とを混合混練して粒状にした成形材料
を得、この成形材料を射出成形して所定形状に形成した
もの、アスベスト紙等のシート状の基材にフェノール樹
脂ワニスを含浸乾燥して、含浸させた熱硬化性樹脂を半
硬化状態(Bステージ)としたプリプレグを作り、この
プリプレグを所定の厚さになるように重ねて打ち抜き加
工を施し、加熱加圧成形した後に歯切り処理したもの、
及び熱硬化性樹脂粉末と補強繊維とカーボン粉末を必須
成分としてこれらを液中に分散させて抄造し、得られる
抄造シートを所定の厚さになるように重ねて多層シート
状の成形材料とし、これを打ち抜き加工し、ついで、加
熱加圧成形(直圧成形)した後に歯切り処理したもの
(特公平7−20681号公報、特開平5−78500
号公報等)が、公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記射
出成形して所定形状のギヤーを製造する方法によると、
補強繊維をフェノール樹脂と混合混練して成形材料とす
る時に、補強繊維が折れたり切れて短くなってしまうた
め、当初期待した通りの強度をもつ成形品を得難いとい
う問題があった。さらに、射出成形を行なうとき、成形
機のシリンダのスクリューや金型のゲートで補強繊維が
切断されるため、強度の低下が大きくなるという問題が
あった。そして、射出成形したギヤーでは、補強繊維が
配向して成形品の強度に方向性ができてしまうとか、成
形を行なう際にウエルドが発生しやすく、ウエルドが発
生した部分では強度が低下して割れやすい等の問題もあ
った。
【0005】一方、熱硬化性樹脂を半硬化状態(Bステ
ージ)としたプリプレグを所定の厚さになるように重ね
て打ち抜き加工を施し、ついで、加熱加圧成形した後、
歯切りしたギヤーにあっては、樹脂ワニスに例えばカー
ボン粉末を添加してシート状基材への含浸を行ないたい
のだが、カーボン粉末が樹脂ワニスに均一に分散しない
ので、カーボン粉末を添加して製造することができなか
った。
【0006】また、長尺のシート状基材にフェノール樹
脂ワニスを含浸乾燥し移送する工程で、シート状基材に
は張力がかけられており、この張力が歪みとしてプリプ
レグに残ったまま成形を行なっているため、成形したギ
ヤーに反りやねじれの変形が発生しやすいという問題が
あった。また、強度は保持しているものの、カーボン粉
末のごとき滑り剤を添加していないことから摺動性が悪
いという問題があった。
【0007】さらにまた、抄造シートを所定の厚さにな
るように重ねて多層シート状の成形材料とし、この成形
材料を打ち抜き加工(所謂板取り加工)すると、これら
の作業がまことに面倒でその作業性が悪いことに加え
て、多層シート状の成形材料のロスが多く、かかる無駄
をなくすために一般には再抄造する作業が必要となると
いう問題があった。
【0008】そしてまた、加熱加圧成形した後に歯切り
してなるギヤーはいずれも、耐熱性や機械強度が劣ると
共に線膨張係数が大きく、また吸湿性も高く寸法精度の
維持が困難である等の問題があった。
【0009】本発明はこのような実状に鑑み鋭意創案さ
れたものであって、その目的とするところは、製造が容
易で、軽量にして且つ機械強度及び耐摩耗性に優れた樹
脂ギヤーとその製造方法を提供して、叙上の諸問題を解
消せんとするものである。
【0010】本発明の他の目的とするところは、内歯に
相当する部分を有するプリプレグを成形し、これに加熱
加圧成形処理を施すことにより、内歯樹脂ギヤーを簡単
に製造でき、これを廉価に提供せんとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのために本発明が採用
した手段の要旨とするところは、叙上の特許請求の範囲
に記載の通りである。
【0012】このような構成を採用した本発明の樹脂ギ
ヤーによると、熱硬化性樹脂と補強繊維を含有する抄造
シートを巻取ってその外周面に歯を形成したプリプレグ
の一部ないし全部を、金型に填めて所定形状に加熱加圧
成形させることにより製造されたものであるから、前記
プリプレグの連続生産が可能となり、生産性の向上が図
れる。また、抄造シートを別途作成して保管し、必要に
応じてこれをプリプレグへと成形することができ、最終
製品たる樹脂ギヤーの生産調整が極めて容易になる。
【0013】また、従来の、シート状基材に樹脂ワニス
を含浸乾燥する場合のように、張力が働いておらず、得
られた成形材料に歪みが残らないから、また、補強繊維
が従来の混合混練の場合のように外力で折れることもな
いから、初期の繊維長をそのまま保持させることができ
る。すなわち、補強繊維が切断されることが原因となっ
て、強度の低下が大きくなるとか、射出成形のように補
強繊維が配向して成形品の強度に方向性ができてしまう
とか、ウエルドが発生して強度が低下し割れやすいくな
るとか等、従来のかかる樹脂ギヤーの具有する諸問題を
解消できる。
【0014】また、歯を構成する抄造シートの全てを当
該ギヤーの半径方向に連続させた状態に配向させること
ができ、反りやねじれ等の変形が少なく、強度の方向性
がなく、しかも精度の高い樹脂ギヤーとして提供でき
る。
【0015】さらにまた、前記成形材料を打抜き加工し
て使用する場合とは異なり、打抜き屑が発生しないか
ら、従来のように、打抜き屑を液中に浸漬してほぐし、
再度抄造する必要がない。すなわち、成形材料を無駄な
く利用できるとともにかかる面倒な作業を省けて、人件
費の低減と生産性の向上が図れ、廉価に提供できる。
【0016】特に、請求項3に記載の樹脂ギヤーよる
と、抄造シートに滑り剤(摺動剤、滑動剤)が主成分と
して含まれているため、請求項1乃至2に記載の樹脂ギ
ヤーが具有する作用に加えて、優れた摺動性や滑動性を
有する樹脂ギヤーとなる。
【0017】また、請求項6乃至7に記載の樹脂ギヤー
よると、例えば鋼材製の芯材に抄造シートを巻く構成、
或いは、合成樹脂製の芯材に、熱硬化性樹脂の種類、又
は熱硬化性樹脂若しくは補強繊維の含有量が異なる抄造
シートを巻く構成が採用されているから、請求項1〜3
のいずれかに記載の樹脂ギヤーが具有する作用に加え
て、さらに、機械強度等が異なる多層構造を有した樹脂
ギヤーとなる。
【0018】つぎに、このような構成を採用した本発明
の樹脂ギヤーの製造方法によると、熱硬化性樹脂と補強
繊維を含有する抄造シートを巻き、最終製品たる樹脂ギ
ヤーの歯となる部分を有するプリプレグを得、この一部
ないし全部を金型に填めて加熱加圧成形するように構成
されているから、従来のように、樹脂板材を成形して歯
切りする所謂後工程が不要となり、かかる面倒な作業を
省ける。すなわち、プリプレグの連続生産が可能でその
生産性の向上が図れるとともに、人件費の低減が図れ、
しかも、精度の高い樹脂ギヤーを廉価に製造できる。
【0019】また、抄造シートを別途作成して保管する
ことができ、必要に応じてこれを当該プリプレグに成形
できる。すなわち、生産調整が可能となる。
【0020】そしてまた、前記成形材料を打抜き加工し
て使用する場合とは異なり、打抜き屑が発生しないか
ら、従来のように、打抜き屑を液中に浸漬してほぐし、
再度抄造する必要がなくて、成形材料を無駄なく利用で
きる。
【0021】さらにまた、シート状基材に樹脂ワニスを
含浸乾燥する場合のように張力が働いておらず、得られ
た成形材料に歪みが残らない。また、補強繊維が従来の
混合混練の場合のように外力で折れることがないから、
初期の繊維長を殆どそのまま保たせることができる。す
なわち、補強繊維が切断されるため、強度の低下が大き
くなるとか、射出成形のように補強繊維が配向して成形
品の強度に方向性ができてしまうとか、成形を行なう際
にウエルドが発生しやすくウエルドが発生した部分での
強度が低下して割れやすいとか等、従来の製造方法の具
有する諸問題が解消できる。
【0022】特に、このような構成を採用した請求項9
に記載の製造方法にあっては、内歯を有する樹脂ギヤー
が簡単且つ確実に製造できるという作用が得られる。
【0023】このような構成を採用した請求項10に記
載の製造方法にあっては、叙上の樹脂ギヤーの製造方法
が具有する作用に加えて、有害な有機溶媒を使用しない
から、抄造シート、曳いては樹脂ギヤーを安全に製造で
きるという作用が得られる。
【0024】このような構成を採用した請求項11に記
載の製造方法にあっては、抄造シートに滑り剤(摺動
剤、滑動剤)が含まれているため、叙上の作用に加え
て、滑動性や摺動性に優れた歯を備えた樹脂ギヤーを製
造できるという作用が得られる。
【0025】このような構成を採用した請求項12又は
13に記載の製造方法にあっては、例えば鋼材製の芯材
に抄造シートを巻く構成、或いは、樹脂製の芯材に、樹
脂の種類又は熱硬化性樹脂若しくは補強繊維の含有量が
異なる抄造シートを抄造シートを巻くという構成が採用
されているから、叙上の作用に加えて、特には強度等が
異なる多層構造を有する樹脂ギヤーが、簡単且つ確実に
製造できるという作用が得られる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施例
に基づいて詳細に説明する。
【0027】本発明に係る方法を実施するにあたり、熱
硬化性樹脂は、溶媒に分散させることができれば特に限
定するものではないが、フェノール樹脂、エポキシ樹脂
若しくはジアリルフタレート樹脂のごとき、水に対して
分散できる熱硬化性樹脂であると、抄造シートを抄造す
るときに水を溶媒として使用できるから、好適である。
なお、熱硬化性樹脂としてフェノール樹脂を使用する場
合を例にして説明すると、その粉末の粒径は1〜30μ
mが適当である。また、溶媒として有機溶媒を使用して
抄造シートを抄造してもよいが、有機溶媒の安全性等に
問題があるから、できる限り避けたい。
【0028】補強繊維としては、ガラス繊維、ガラスパ
ウダー、アラミド繊維、アラミドパルプ等が例示でき、
これらの単独、或いは2種以上の混合物として使用され
る。
【0029】滑り剤として例えばカーボン粉末を使用す
る場合には、カーボン粉末の粒径は1〜50μmが適当
であるが、抄造するときに分散させることができれば特
に限定するものではない。また、カーボン粉末に代え
て、カーボン繊維、ふっ素樹脂粉末、ふっ素樹脂チップ
のごとき他の滑り剤を使用しても構わないし、抄造に際
しては、他の充填材や添加剤を適宜配合してもよい。
【0030】図1は、第一実施例の樹脂ギヤーの製造方
法を示すフローチャートであり、図2は、この製造方法
で製造された樹脂ギヤーの部分平面図で、特には最終製
品たる樹脂ギヤー10の歯11の部分における抄造シー
ト12の配向が模式的に示されている。
【0031】まず、フェノール樹脂粉末(粒径1〜20
μm)とアラミド繊維(径5〜20μm、繊維長2〜6
mm)を重量比で35/65の割合で水に分散させ、こ
れを抄造して抄造シートAとし、直ちに芯材13の上に
巻取りながら所望する所定の厚さを有する筒体14と
し、さらにこの筒体14の上に、図3に示すように、最
終製品たる樹脂ギヤー10の歯11となる部分に対応す
る所定の寸法形状に形成された押圧歯16aを有する押
圧ローラ16で押圧しながら前記抄造シートAを巻き付
けてプリプレグ15を成形する。
【0032】次に、このプリプレグ15を所定サイズの
金型内に移し、長手方向に圧力700kg/cm2以上
で押圧した状態のまま、200℃で10分間、加熱加圧
成形(直圧成形)を施し、ついで、室温に戻した後、カ
ッターで切断し、さらに必要であれば表面全体を研磨し
て、最終製品たる樹脂ギヤー10を得た。この樹脂ギヤ
ー10の特性を表1に示す。
【0033】なお、前記筒体14上に巻き付けする抄造
シート12が、フェノール樹脂粉末(粒径1〜20μ
m)とアラミド繊維(径5〜20μm、繊維長2〜6m
m)とカーボン粉末(粒径1〜20μm)を重量比で3
5/55/10の割合で水に分散させ、これを抄造して
なる抄造シートBであると、カーボン粉末が滑り剤とし
て機能するから、滑動性や摺動性により優れた歯を備え
た樹脂ギヤーが製造できるので、好ましい。
【0034】次に、第二実施例の樹脂ギヤー20の製造
方法は、図4にフローチャートで示すように、前記筒体
14の上に、押圧歯16aを有する押圧ローラ16で押
圧しつつ抄造シートBを巻き付けるのではなく、前記抄
造シートAを巻いて成形した筒体14の上に前記抄造シ
ートBを巻いて所定の筒体14’を成形したその後に、
図5に模式的に示すように、この筒体14’の外周面
を、押圧ローラ16を回転させながらこの押圧ローラ1
6に備えた押圧歯16aで押圧することによりプリプレ
グ15を成形する点を除き、他は第一実施例の製造方法
と実質的に同一の工程からなるものである。
【0035】この第二実施例の製造方法で、第一実施例
の製造方法で製造された樹脂ギヤーと同一の寸法形状を
有する樹脂ギヤー20を得た。この樹脂ギヤー20の特
性を表1に示す。
【0036】なお、第一、第二実施例の樹脂ギヤーの製
造方法において、前記筒体14(14’)を加熱加圧成
形(直圧成形)する前に、前記プリプレグ15をカッタ
ー等で切断して所定厚の樹脂ギヤープリプレグ15’を
形成し、この樹脂ギヤープリプレグ15’を加熱加圧成
形(直圧成形)し、必要であれば表面全体を研磨して、
最終製品たる樹脂ギヤーを製造しても構わない。
【0037】このように構成された第一、第二実施例の
樹脂ギヤーの製造方法によれば、抄造シート12を直ち
に巻取ってプリプレグ15とし、その一部ないし全部が
加熱加圧成形される構成であるから、このプリプレグ1
5を連続的に生産でき、曳いてはかかる樹脂ギヤー生産
効率の向上が図れる。
【0038】また、シート状基材に樹脂ワニスを含浸乾
燥する場合のように張力が働いておらず、得られたプリ
プレグに歪みが残らない。また、補強繊維は、初期の繊
維長を殆どそのまま保っているから、補強繊維の切断に
よる強度の低下が大きくなるとか、射出成形のように補
強繊維が配向して成形品の強度に方向性ができてしまう
とか、ウエルドが発生し易くウエルドが発生した部分の
強度が低下して割れ易い等、従来の製造方法の具有する
諸問題が解消できる。
【0039】また、抄造シート12を樹脂ギヤーの中心
部を中心とする略渦巻状若しくは同心円状に配向させる
ことができる。すなわち、例えば樹脂ギヤーに含まれる
補強繊維の全てを均質に含有させることができ、反りや
ねじれの変形が発生し難く、また、強度の方向性や変形
がなくなるとともに、ウエルドが発生し難く、ウエルド
が発生した部分で強度が低下することがないから、割れ
難い。
【0040】そしてまた、前記成形材料を打抜き加工し
て使用する場合とは異なり、打抜き屑が発生しないか
ら、従来のように、打抜き屑を液中に浸漬してほぐし、
再度抄造する必要がない。すなわち、かかる面倒な作業
を省けて人件費の低減が図れ、成形材料を無駄なく利用
できるとともに生産性の向上が図れる。
【0041】さらにまた、熱硬化性樹脂と補強繊維とカ
ーボン粉末を主成分とする抄造シートから成形されたプ
リプレグを加熱加圧成形すると、硬度が高く、機械的強
度に優れるとともに、摺動性や滑動性に格別優れた樹脂
ギヤーが簡便かつ確実に製造できる。
【0042】第三実施例の樹脂ギヤー30の製造方法
は、フェノール樹脂粉末(粒径1〜20μm)とアラミ
ド繊維(径5〜20μm、繊維長2〜6mm)を重量比
で35/65の割合で水に分散させ、これを抄造して抄
造シートAとし、この抄造シートAを乾燥して水分を除
去した。尚、この乾燥は、フェノール樹脂の硬化反応が
進まない温度範囲(常温)で行なった。ついで、水分を
除去した抄造シートAを、押圧ローラ16に備えた押圧
歯16aで押圧しながら芯材の上に巻取り、芯材を抜き
取ってプリプレグ15を得、以下は、第一実施例の製造
方法と同様の後加工を施した。このようにして、上記第
一実施例の製造方法で製造された樹脂ギヤー10と同一
の寸法形状を有する樹脂ギヤー30を得た。この樹脂ギ
ヤーの特性を表1に示す。
【0043】第三実施例の製造方法及び該製造方法で製
造された樹脂ギヤー30の具有する作用効果は、前記第
一実施例1の製造方法及び該製造方法で製造された樹脂
ギヤー10の具有する作用効果に加えて、抄造シート状
を別途作成して保管し、必要に応じてこれを巻き取って
プリプレグを成形することができるため、小ロットの製
造に好都合となるとともに、生産調整が極めて容易にな
るという優れた作用効果が得られる。
【0044】従来例1 フェノール樹脂とガラス繊維(径9μm、繊維長1〜2
mm)を重量比で45/55の配合割合で混合混練し、
粒状の成形材料とした。これを射出成形して第一実施例
の製造方法で製造された樹脂ギヤーと同一の寸法形状を
有する樹脂ギヤーを得た。この樹脂ギヤーの特性を表1
に示す。
【0045】従来例2 フェノール樹脂とアラミド繊維(径5〜20μm、繊維
長3mm)を重量比で45/55の割合で水に分散さ
せ、これを抄造して抄造シートとし、直ちに芯材の上に
巻取りながら所望する所定の厚さを有するプリプレグを
成形し、ついで、このプリプレグを所定サイズの金型内
に移し、長手方向に圧力700kg/cm 2以上で押圧
した状態のまま、200℃で10分間、加熱加圧成形
(直圧成形)を施し、室温に戻した。カッターで半径方
向に切断した後に歯切り処理し、上記第一実施例の製造
方法で製造された樹脂ギヤーと同一の寸法形状を有する
樹脂ギヤーを得た。この樹脂ギヤーの特性を表1に示
す。
【0046】 表1 歯元強度 曲げ強度 たわみ量 (kgf) (kgf/mm2) (mm/100kgf) 従来例1 137 17.0 0.28 従来例2 230 25.0 0.52 213 24.8 0.49 205 25.3 0.51 第一実施例 395 40.5 0.49 第二実施例 370 36.5 0.55 第三実施例 385 38.9 0.48
【0047】ところで、上述した各実施例の樹脂ギヤー
の製造方法及び該製造方法によって作成された樹脂ギヤ
ーは、本発明の代表的な実施態様として述べたものであ
り、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本
発明を実施する場合には、この発明の趣旨から逸脱しな
い範囲で、例えば樹脂ギヤーの全体形状、歯の寸法形
状、熱硬化性樹脂や強化繊維等の種類とその配合割合等
を設計変更するとか、偏芯タイプの樹脂ギヤーを製造す
るとか、歯の形状を平歯ではなくてハス歯に成形すると
か等、適宜設計変更して実施できる。
【0048】前記抄造シート12を巻いて所定の筒体1
4(14’)を成形したその後に、図6に模式的に示す
ように、内壁面に所望する所定の寸法形状に形成された
押圧歯17aを有する成形型17の中に、この成形型1
7若しくは筒体14(14’)のいずれかを所定速度で
回転させながら又は両方を回転させないで強制圧入し、
これにより、前記樹脂ギヤーの歯11(外歯41)とな
る部分を有するプリプレグ15(15’)を得、これを
加熱加圧成形した後に、上述した後工程を施しても構わ
ない。
【0049】また、図7に模式的に示すように、前記抄
造シート12を、所望する寸法形状の押圧歯18aを有
する成形芯18に、押圧歯16aを有する押圧ローラ1
6で強制押圧しながら巻いて、当該樹脂ギヤー40の歯
11(内歯42)なる部を有するプリプレグ45を得、
或いは、図8に模式的に示すように、抄造シート12を
巻き終えてなる中空筒体14(14’)の中空部14a
の中に、外壁面に所望する所定の寸法形状に形成された
押圧歯19aを有する成形型19を、この成形型19若
しくは筒体14(14’)のいずれかを所定速度で回転
させながら又は両方を回転させないで強制圧入し、これ
により、当該樹脂ギヤー50の歯11(内歯42)とな
る部分を有するプリプレグ55を得た後、これを加熱加
圧成形し、必要に応じて後加工を施すと、内歯42を備
えた樹脂ギヤー40、50が製造できる。この実施の態
様は、特には、請求項9に記載の発明に対応するもので
ある。
【0050】なお、これらの製造方法において、前記成
形型若しくは前記筒体のいずれかを所定速度で回転させ
ながら強制圧入し、ついで回転させながら抜き取りされ
ると、外歯はハス歯となる。成形型と筒体の両方を回転
させずに強制圧入し、ついで回転させないでそのまま抜
き取りされると、外歯は平歯となる。この実施の態様
は、特には、請求項14に記載の発明に対応するもので
ある。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、本発明になる樹脂ギ
ヤーの製造方法はいずれも、これら樹脂ギヤーを構成す
る抄造シートが、当該樹脂ギヤーの略中心部を中心とす
る略渦巻状若しくは略同心円状に配置されるとともに、
樹脂ギヤーの歯においても年輪状に抄造シートが配置さ
れているところに構成特徴を有するものであるから、こ
の製造方法により製造された樹脂ギヤーによると、つぎ
に示す優れた作用効果が得られる。
【0052】(1) プリプレグは抄造シートの巻取りによ
り作られている。したがって、シート状基材に樹脂ワニ
スを含浸乾燥する場合のように張力が働いていないか
ら、得られたプリプレグに歪みが残っていない。そし
て、このプリプレグは、補強繊維の繊維長も当所の長さ
を保持したままであるから、寸法精度に極めて優れる。
また、補強繊維の切断による強度の低下が大きくなると
か、射出成形のように補強繊維が配向して成形品の強度
に方向性ができてしまうとか、ウエルドが発生しやすく
てウエルドが発生した部分では強度が低下して割れやす
いとか、という従来の製造方法の具有する諸問題の全て
が解消できる。
【0053】(2) 前記抄造シートは初期の繊維長を殆ど
そのまま保たせたままの状態で、特には樹脂ギヤーの歯
の部分においても年輪状に配置させることができるた
め、プリプレグに歪みが残らないから最終製品たる樹脂
ギヤーの変形が小さく、かつ、優れた強度を有する歯を
備えた樹脂ギヤーが製造でき、提供できる。
【0054】(3) つぎに、成形材料を打抜き加工して使
用する従来技術とは異なり、打抜き屑が発生しないか
ら、打抜き屑を液中に浸漬してほぐし、再度抄造する必
要がない。したがって、かかる面倒な作業を省け、人件
費の低減が図れるとともに、生産性の向上が図れるか
ら、樹脂ギヤーの製造コストの低減が図れ、これを廉価
に提供できる。
【0055】(4) 前記抄造シートが、熱硬化性樹脂と補
強繊維とを主成分として抄造されている場合には、硬度
が高く、機械的強度に優れた樹脂ギヤーを、簡便かつ確
実に製造でき、提供できる。そして、前記抄造シート
が、熱硬化性樹脂と補強繊維とカーボン粉末のごとき滑
り剤とを主成分として抄造されて、樹脂ギヤーの歯を構
成する部分に使用されている場合には、滑り剤が含まれ
ているので、摺動性と滑動性に優れた樹脂ギヤーを簡便
且つ確実に製造でき、提供できる。
【0056】(5) 特に、請求項9に記載の樹脂ギヤーの
製造方法によると、今まで簡単には成形できなかった
「内歯となる部分を有するプリプレグ」を簡単且つ確実
に成形できて「内歯樹脂ギヤー」へと加熱加圧成形する
ことができる。すなわち、内歯が平歯であるとかハス歯
であるとかには関係なく、これらを確実に製造できて、
廉価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、第一実施例の樹脂ギヤーの製造方法
を概略的に示すフローチャートである。
【図2】 図2は、本発明になる一樹脂ギヤーの部分平
面図であり、特には、外歯の周辺部における抄造シート
の配向が模式的に示されている。
【図3】 図3は、最終製品たる樹脂ギヤーの歯となる
部分に対応する所定の寸法形状に形成された押圧歯を有
する押圧ギヤーで押圧しながら(白抜き矢印)抄造シー
トを巻いている様子を模式的に示す斜視図である。
【図4】 図4は、第二実施例の樹脂ギヤーの製造方法
を概略的に示すフローチャートである。
【図5】 図5は、押圧歯を有する押圧ギヤーを回転さ
せながらこの押圧歯で筒体の外周面を押圧してプリプレ
グを成形している様子を模式的に示す斜視図である。
【図6】 図6は、抄造シートを巻いてなる筒体を、内
壁面に所望する所定の寸法形状に形成された押圧歯を有
する成形型の中に強制圧入し、これにより、前記樹脂ギ
ヤーの外歯となる部分を有するプリプレグを成形してい
る様子を説明するために模式的に示す正面図である。但
し、成形型のみが断面図で示されている。
【図7】 図7は、押圧歯を有する成形芯に押圧ローラ
で抄造シートを押圧しながら巻いて当該樹脂ギヤーの内
歯となる部分を有するプリプレグを成形している様子を
説明するために模式的に示す一部破断斜視図である。
【図8】 図8は、抄造シートを巻き終えてなる中空の
筒体の中に、外壁面に押圧歯を有する成形型を強制圧入
して、当該樹脂ギヤーの内歯となる部分を有するプリプ
レグを成形している様子を説明するために模式的に示す
正面図である。但し、成形型の枠体部分は断面図で示さ
れている。
【符号の説明】
10…樹脂ギヤー 11…歯 12…抄造シート 13…芯材 14…筒体 14’…筒体 14a…中空部 15…プリプレグ 15’…樹脂ギヤープリプレグ 16…押圧ローラ 16a…押圧歯 17…成形型 17a…押圧歯 18…成形芯 18a…押圧歯 19…成形型 19a…押圧歯 20…樹脂ギヤー 30…樹脂ギヤー 40…樹脂ギヤー 41…外歯 42…内歯 45…プリプレグ 50…樹脂ギヤー 55…プリプレグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 105:08 105:16 B29L 15:00

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性樹脂と補強繊維とを主成分とす
    る抄造シートを巻いて得られるプリプレグを一部ないし
    全部としてこれを加熱加圧成形してなる樹脂ギヤーであ
    って、 該樹脂ギヤーの歯を構成する前記抄造シートが、年輪状
    に配置されていることを特徴とする樹脂ギヤー。
  2. 【請求項2】 前記樹脂ギヤーにおいて、 前記熱硬化性樹脂が、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、
    ジアリルフタレート樹脂に代表される水分散可能な樹脂
    であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂ギヤー。
  3. 【請求項3】 前記樹脂ギヤーにおいて、 前記抄造シートに、カーボン粉末、カーボン繊維、ふっ
    素樹脂粉末、ふっ素樹脂チップ、又はチタン酸カリウム
    ウイスカのうちのいずれかが、滑り剤としてさらに含ま
    れていることを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂
    ギヤー。
  4. 【請求項4】 前記樹脂ギヤーにおいて、 該樹脂ギヤーの歯が、ハス歯であることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の樹脂ギヤー。
  5. 【請求項5】 前記樹脂ギヤーにおいて、 該樹脂ギヤーの歯が、内歯であることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載の樹脂ギヤー。
  6. 【請求項6】 前記樹脂ギヤーにおいて、 前記抄造シートが、芯材に巻かれていることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂ギヤー。
  7. 【請求項7】 前記樹脂ギヤーにおいて、 前記芯材が、前記熱硬化性樹脂の種類、又は前記熱硬化
    性樹脂若しくは前記補強繊維の含有量が異なる抄造シー
    トを使用して作られたものであることを特徴とする請求
    項6に記載の樹脂ギヤー。
  8. 【請求項8】 硬化性樹脂と補強繊維とを主成分とする
    抄造シートを年輪状に巻いてプリプレグとなし、得られ
    たプリプレグを金型に填めて加熱加圧成形する樹脂ギヤ
    ーの製造方法であって、 ア)前記抄造シートを、所望する寸法形状の押圧歯を有
    する押圧ローラで押圧しながら巻いて前記樹脂ギヤーの
    外歯となる部分を有するプリプレグを成形する工程、 イ)前記抄造シートを巻き終えてなるプリプレグの外面
    を、所望する寸法形状の押圧歯を有する押圧ローラで押
    圧処理し、これにより、前記樹脂ギヤーの外歯となる部
    分を成形する工程、 ウ)前記抄造シートを巻き終えてなるプリプレグを、内
    壁面に所望する所定の寸法形状に形成された押圧歯を有
    する成形型の中に強制圧入し、これにより、前記樹脂ギ
    ヤーの外歯となる部分を成形する工程、 のいずれかを含み構成されていることを特徴とする樹脂
    ギヤーの製造方法。
  9. 【請求項9】硬化性樹脂と補強繊維とを主成分とする抄
    造シートを年輪状に巻いてプリプレグとなし、得られた
    プリプレグを金型に填めて加熱加圧成形する樹脂ギヤー
    の製造方法であって、 エ)前記抄造シートを、所望する寸法形状の押圧歯を有
    する成形芯に、押圧ローラで押圧しながら巻いて、前記
    樹脂ギヤーの内歯となる部分を有するプリプレグを成形
    する工程、 オ)前記抄造シートを巻き終えてなる中空のプリプレグ
    の中に、外壁面に所望する所定の寸法形状に形成された
    押圧歯を有する成形型を強制圧入し、これにより、前記
    樹脂ギヤーの内歯となる部分を成形する工程、 のいずれかを含み構成されていることを特徴とする樹脂
    ギヤーの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記樹脂ギヤーの製造方法において、 前記熱硬化性樹脂が、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、
    ジアリルフタレート樹脂に代表される水分散可能な樹脂
    であることを特徴とする請求項8又は9に記載の樹脂ギ
    ヤーの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記樹脂ギヤーの製造方法において、 前記抄造シートに、カーボン粉末、カーボン繊維、ふっ
    素樹脂粉末、ふっ素樹脂チップ、又はチタン酸カリウム
    ウイスカのうちのいずれかが、滑り剤としてさらに含ま
    れていることを特徴とする請求項8〜10のいずれかに
    記載の樹脂ギヤーの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記樹脂ギヤーの製造方法において、 前記抄造シートが、芯材に巻かれていることを特徴とす
    る請求項8、10、又は11のいずれかに記載の樹脂ギ
    ヤーの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記樹脂ギヤーの製造方法において、 前記芯材が、前記熱硬化性樹脂の種類、又は前記熱硬化
    性樹脂若しくは前記補強繊維の含有量が異なる抄造シー
    トを使用して作られたものであることを特徴とする請求
    項12に記載の樹脂ギヤーの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記樹脂ギヤーの製造方法において、 該樹脂ギヤーの歯が、ハス歯であることを特徴とする請
    求項8〜13のいずれかに記載の樹脂ギヤー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7452926B2 (en) 2002-08-29 2008-11-18 Jtekt Corporation Resin pulley formed of a resin composition having a phenol resin, an inorganic powder , a reinforcing fiber, and a lubricant
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JP2019177612A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 日本ガスケット株式会社 繊維強化樹脂の成形方法と成形装置

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