JPH11156651A - 部品組立ラインのコンベア装置 - Google Patents
部品組立ラインのコンベア装置Info
- Publication number
- JPH11156651A JPH11156651A JP32330197A JP32330197A JPH11156651A JP H11156651 A JPH11156651 A JP H11156651A JP 32330197 A JP32330197 A JP 32330197A JP 32330197 A JP32330197 A JP 32330197A JP H11156651 A JPH11156651 A JP H11156651A
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- Japan
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- conveyor
- assembling
- worker
- jig
- operator
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 搬送コンベアに対して組付け治具を作業者の
部品組付け領域内で作業者側に接近移動可能とし、作業
者の労力軽減と作業性向上を実現できる部品組立ライン
のコンベア装置を提供する。 【解決手段】 組付け治具1に装着されて搬送コンベア
2により搬送されてくるワーク4に作業者3が部品を組
付けていく部品組立ラインのコンベア装置において、組
付け治具1を搬送コンベア2に作業者3の前後方向にス
ライド可能に装着し、作業者3による部品組付け作業領
域の始端側に組付け治具1を搬送コンベア2の中央部か
ら作業者3側に引き出す引き出し用カム手段9を設置
し、かつ、上記作業者3による部品組付け作業領域の終
端側に組付け治具1を搬送コンベア2の中央部へ戻す戻
し用カム手段10を設置した。
部品組付け領域内で作業者側に接近移動可能とし、作業
者の労力軽減と作業性向上を実現できる部品組立ライン
のコンベア装置を提供する。 【解決手段】 組付け治具1に装着されて搬送コンベア
2により搬送されてくるワーク4に作業者3が部品を組
付けていく部品組立ラインのコンベア装置において、組
付け治具1を搬送コンベア2に作業者3の前後方向にス
ライド可能に装着し、作業者3による部品組付け作業領
域の始端側に組付け治具1を搬送コンベア2の中央部か
ら作業者3側に引き出す引き出し用カム手段9を設置
し、かつ、上記作業者3による部品組付け作業領域の終
端側に組付け治具1を搬送コンベア2の中央部へ戻す戻
し用カム手段10を設置した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品組立ラインの
コンベア装置に関するものである。
コンベア装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の部品組立ラインのコンベア装置
は、図3に示すように、組付け治具1を中央部に固着し
たスラットコンベア等の搬送コンベア2の上で作業者3
が組付け治具1に装着されて搬送されてくるワーク4に
部品の組付けを行っている。部品は、作業者3の後側に
配置された部品シュート5から供給されており、部品の
組付けを行うとき、作業者3は後を振り向いて部品シュ
ート5上から部品を取り出して前に向きなおって搬送コ
ンベア2上のワーク4に部品を組付けている。また、従
来、作業者3の安全を図るためのコンベアカバー6が搬
送コンベア2の前後両側に設置されており、このコンベ
アカバー6は、作業者3が作業する前側において床面7
まで垂直に垂下設置されている。
は、図3に示すように、組付け治具1を中央部に固着し
たスラットコンベア等の搬送コンベア2の上で作業者3
が組付け治具1に装着されて搬送されてくるワーク4に
部品の組付けを行っている。部品は、作業者3の後側に
配置された部品シュート5から供給されており、部品の
組付けを行うとき、作業者3は後を振り向いて部品シュ
ート5上から部品を取り出して前に向きなおって搬送コ
ンベア2上のワーク4に部品を組付けている。また、従
来、作業者3の安全を図るためのコンベアカバー6が搬
送コンベア2の前後両側に設置されており、このコンベ
アカバー6は、作業者3が作業する前側において床面7
まで垂直に垂下設置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来では、組付け治具
1が搬送コンベア2の中央部に設置されているため、作
業者3からワーク4までの距離が遠く、ワーク4に部品
を組付けるには、作業者3が搬送コンベア2上に上半身
及び腕を大きく延ばして作業しなければならず、作業性
が良くない。また、作業者3から見てワーク4の背面側
への部品の組付けは、作業者からの距離が増々遠くなる
ため、このような背面への部品の組付けは、作業者3に
上半身をさらに大きく乗り出して回り込むような作業姿
勢を強いることになり、作業が困難であった。さらに、
従来の搬送コンベア2の幅は、組付け治具1の幅と同一
かやや広めであったため、搬送コンベア2の向こう側
に、部品シュート5を配置すると、作業者3からの距離
が遠くなり、作業者3が部品シュート5から部品をとる
ことができなくなるため、搬送コンベア2の向こう側に
部品シュート5を設置することができず、やむを得ず作
業者3の後側に配置しているのであるが、これでは、作
業者3に振り返り作業を強いることになり、作業者3の
労力を増大させ、工数もアップする不具合がある。な
お、作業者3の振り返り作業を解消するため、部品小出
し箱8を搬送コンベア2の前側に設置することは可能で
あるが、これであると、作業者3の立つ位置がワーク4
からさらに遠くなり、作業性を一層悪化させることにな
る。
1が搬送コンベア2の中央部に設置されているため、作
業者3からワーク4までの距離が遠く、ワーク4に部品
を組付けるには、作業者3が搬送コンベア2上に上半身
及び腕を大きく延ばして作業しなければならず、作業性
が良くない。また、作業者3から見てワーク4の背面側
への部品の組付けは、作業者からの距離が増々遠くなる
ため、このような背面への部品の組付けは、作業者3に
上半身をさらに大きく乗り出して回り込むような作業姿
勢を強いることになり、作業が困難であった。さらに、
従来の搬送コンベア2の幅は、組付け治具1の幅と同一
かやや広めであったため、搬送コンベア2の向こう側
に、部品シュート5を配置すると、作業者3からの距離
が遠くなり、作業者3が部品シュート5から部品をとる
ことができなくなるため、搬送コンベア2の向こう側に
部品シュート5を設置することができず、やむを得ず作
業者3の後側に配置しているのであるが、これでは、作
業者3に振り返り作業を強いることになり、作業者3の
労力を増大させ、工数もアップする不具合がある。な
お、作業者3の振り返り作業を解消するため、部品小出
し箱8を搬送コンベア2の前側に設置することは可能で
あるが、これであると、作業者3の立つ位置がワーク4
からさらに遠くなり、作業性を一層悪化させることにな
る。
【0004】そこで、本発明は、搬送コンベアに対して
組付け治具を作業者の部品組付け領域内で作業者側に接
近移動可能とし、作業者の労力軽減と作業性向上を実現
できる部品組立ラインのコンベア装置を提供することを
目的とする。
組付け治具を作業者の部品組付け領域内で作業者側に接
近移動可能とし、作業者の労力軽減と作業性向上を実現
できる部品組立ラインのコンベア装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明では、組付け治具に装着されて搬送コンベアによ
り搬送されてくるワークに作業者が部品を組付けていく
部品組立ラインのコンベア装置において、組付け治具を
搬送コンベアに作業者の前後方向にスライド可能に装着
し、作業者による部品組付け作業領域の始端側に組付け
治具を搬送コンベアの中央部から作業者側に引き出す引
き出し用カム手段を設置し、かつ、上記作業者による部
品組付け作業領域の終端側に組付け治具を搬送コンベア
の中央部へ戻す戻し用カム手段を設置したものである。
これにより、作業者による部品組付け作業領域では、組
付け治具と共にワークが搬送コンベアの中央部から作業
者側に引き出して搬送され、部品の組付け作業を楽な姿
勢で行うことができ、ワークの背面側への部品の組付け
のための回り込み作業も容易に実施できる。
本発明では、組付け治具に装着されて搬送コンベアによ
り搬送されてくるワークに作業者が部品を組付けていく
部品組立ラインのコンベア装置において、組付け治具を
搬送コンベアに作業者の前後方向にスライド可能に装着
し、作業者による部品組付け作業領域の始端側に組付け
治具を搬送コンベアの中央部から作業者側に引き出す引
き出し用カム手段を設置し、かつ、上記作業者による部
品組付け作業領域の終端側に組付け治具を搬送コンベア
の中央部へ戻す戻し用カム手段を設置したものである。
これにより、作業者による部品組付け作業領域では、組
付け治具と共にワークが搬送コンベアの中央部から作業
者側に引き出して搬送され、部品の組付け作業を楽な姿
勢で行うことができ、ワークの背面側への部品の組付け
のための回り込み作業も容易に実施できる。
【0006】また、上記引き出し用カム手段により引き
出した位置と戻し用カム手段により戻した位置とに組付
け治具を位置決め保持する手段を設置し、さらに、上記
組付け治具の位置決め保持手段を位置決め用カム溝を形
成したカム部材とカムローラとで構成したことにより、
組付け治具の安定性が向上し、ワークへの部品の組付け
作業を容易化できる。
出した位置と戻し用カム手段により戻した位置とに組付
け治具を位置決め保持する手段を設置し、さらに、上記
組付け治具の位置決め保持手段を位置決め用カム溝を形
成したカム部材とカムローラとで構成したことにより、
組付け治具の安定性が向上し、ワークへの部品の組付け
作業を容易化できる。
【0007】さらに、搬送コンベアの作業者側のコンベ
アカバーの垂下端に作業者の爪先部の挙動空間を拡大す
るための凹部を設置したことにより、作業者が組付け治
具に十分接近して楽な姿勢で部品の組付け作業を行うこ
とができる。
アカバーの垂下端に作業者の爪先部の挙動空間を拡大す
るための凹部を設置したことにより、作業者が組付け治
具に十分接近して楽な姿勢で部品の組付け作業を行うこ
とができる。
【0008】また、作業者による部品組付け作業領域内
で作業者から見て搬送コンベアの向こう側に部品シュー
トを配置し、特に、部品シュートの終端を組付け治具が
引き出された分だけ搬送コンベア上に突き出させて配置
したことにより、作業者は部品取り出しのための振り向
き動作が不要となり、労力軽減と作業能率の向上が図れ
る。
で作業者から見て搬送コンベアの向こう側に部品シュー
トを配置し、特に、部品シュートの終端を組付け治具が
引き出された分だけ搬送コンベア上に突き出させて配置
したことにより、作業者は部品取り出しのための振り向
き動作が不要となり、労力軽減と作業能率の向上が図れ
る。
【0009】さらに、搬送コンベアの幅を組付け治具の
幅より狭くしたことにより、部品シュートからの部品の
取り出し距離を短縮でき、また、ワークに接近して一層
楽な姿勢で部品の組付け作業を行うことができる。
幅より狭くしたことにより、部品シュートからの部品の
取り出し距離を短縮でき、また、ワークに接近して一層
楽な姿勢で部品の組付け作業を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1の
(A)(B)及び図2を参照して説明する。本発明は、
図1の(A)(B)に示すように、組付け治具1に装着
されて搬送コンベア2により搬送されてくるワーク4に
作業者3が部品を組付けていく部品組立ラインのコンベ
ア装置において、組付け治具1を搬送コンベア2に作業
者3の前後方向にスライド可能に装着し、作業者3によ
る部品組付け作業領域の始端側に組付け治具1を搬送コ
ンベア2の中央部から作業者3側に引き出す引き出し用
カム手段9を搬送コンベア2のコンベアフレーム等の固
定部材に取り付け設置し、かつ、上記作業者3による部
品組付け作業領域の終端側に組付け治具1を搬送コンベ
ア2の中央部へ戻す戻し用カム手段10を同様に設置す
る。
(A)(B)及び図2を参照して説明する。本発明は、
図1の(A)(B)に示すように、組付け治具1に装着
されて搬送コンベア2により搬送されてくるワーク4に
作業者3が部品を組付けていく部品組立ラインのコンベ
ア装置において、組付け治具1を搬送コンベア2に作業
者3の前後方向にスライド可能に装着し、作業者3によ
る部品組付け作業領域の始端側に組付け治具1を搬送コ
ンベア2の中央部から作業者3側に引き出す引き出し用
カム手段9を搬送コンベア2のコンベアフレーム等の固
定部材に取り付け設置し、かつ、上記作業者3による部
品組付け作業領域の終端側に組付け治具1を搬送コンベ
ア2の中央部へ戻す戻し用カム手段10を同様に設置す
る。
【0011】組付け治具1は、通常、ワーク4を部品の
組付けに適する姿勢に位置決め装着できる作業台形状と
され、図2に詳細に示すように、下側の台板1aを搬送
コンベア2のスラット乃至チエーンアタッチメント2a
に直線案内部材11aと摺動部材11bとを介して作業
者3の前後方向へスライド可能に係合載置し、この台板
1aの一部に前記カム手段9、10に対応するカムフォ
ロア1bを装着している。そして、上側の台板1cの上
面中央部にワーク4の芯出し位置決めピン1dを設け、
この上側の台板1c上にワーク4を位置決め装着するよ
うにしている。この組付け治具1は、搬送コンベア2の
搬送方向に等間隔等の適宜の間隔で設置される。
組付けに適する姿勢に位置決め装着できる作業台形状と
され、図2に詳細に示すように、下側の台板1aを搬送
コンベア2のスラット乃至チエーンアタッチメント2a
に直線案内部材11aと摺動部材11bとを介して作業
者3の前後方向へスライド可能に係合載置し、この台板
1aの一部に前記カム手段9、10に対応するカムフォ
ロア1bを装着している。そして、上側の台板1cの上
面中央部にワーク4の芯出し位置決めピン1dを設け、
この上側の台板1c上にワーク4を位置決め装着するよ
うにしている。この組付け治具1は、搬送コンベア2の
搬送方向に等間隔等の適宜の間隔で設置される。
【0012】搬送コンベア2に対する組付け治具1の引
き出し距離Lは、組付け治具1の重心を通る中央部が搬
送コンベア2の作業者3側の端部にかかる程度とし、搬
送コンベア2上での組付け治具1及びワーク4が不安定
とならないようにしている。
き出し距離Lは、組付け治具1の重心を通る中央部が搬
送コンベア2の作業者3側の端部にかかる程度とし、搬
送コンベア2上での組付け治具1及びワーク4が不安定
とならないようにしている。
【0013】また、上記引き出し用カム手段9及び戻し
用カム手段10によってスライド移動させた位置で組付
け治具1を位置決め保持させるために、位置決め保持手
段を設置している。この位置決め保持手段は、図2に示
すように、搬送コンベア2のスラット乃至チエーンアタ
ッチメント2aに、前記組付け治具1の引き出し距離L
だけ離隔した位置に位置決め用カム溝12a、12bを
形成したカム部材12を固設し、これと対応するカムロ
ーラ13を組付け治具1の下側の台板1aにアーム14
を介して上下方向に揺動可能に取り付け、常時、ばね1
5により下向きに付勢させたものである。ばね15の付
勢力は、調整ノブ16により調整可能としている。
用カム手段10によってスライド移動させた位置で組付
け治具1を位置決め保持させるために、位置決め保持手
段を設置している。この位置決め保持手段は、図2に示
すように、搬送コンベア2のスラット乃至チエーンアタ
ッチメント2aに、前記組付け治具1の引き出し距離L
だけ離隔した位置に位置決め用カム溝12a、12bを
形成したカム部材12を固設し、これと対応するカムロ
ーラ13を組付け治具1の下側の台板1aにアーム14
を介して上下方向に揺動可能に取り付け、常時、ばね1
5により下向きに付勢させたものである。ばね15の付
勢力は、調整ノブ16により調整可能としている。
【0014】さらに、図1の(A)に示すように、搬送
コンベア2の作業者3側のコンベアカバー6の垂下端に
作業者3の爪先部3aの挙動空間を拡大するための凹部
6aを設置している。
コンベア2の作業者3側のコンベアカバー6の垂下端に
作業者3の爪先部3aの挙動空間を拡大するための凹部
6aを設置している。
【0015】また、作業者3による部品組付け作業領域
内で作業者3から見て搬送コンベア2の向こう側に部品
シュート5を配置し、特に、部品シュート5の終端を組
付け治具1が引き出された分だけ搬送コンベア2上に突
き出させて配置している。部品シュート5には、ワーク
4に組付けるべき部品が傾斜面を利用して適宜の容器等
に収容された状態で供給されている。
内で作業者3から見て搬送コンベア2の向こう側に部品
シュート5を配置し、特に、部品シュート5の終端を組
付け治具1が引き出された分だけ搬送コンベア2上に突
き出させて配置している。部品シュート5には、ワーク
4に組付けるべき部品が傾斜面を利用して適宜の容器等
に収容された状態で供給されている。
【0016】本発明にかかる部品組立ラインのコンベア
装置は、以上の構成からなり、次にその動作を説明す
る。搬送コンベア2の始端側では、組付け治具1上にワ
ーク4が順次装着される。そして、引き出し用カム手段
9の位置を通過するとき、組付け治具1が作業者3側に
引き出される。そして、その状態で作業者3による部品
組付け作業領域に送られる。この作業領域に来ると、作
業者3は、前方の部品シュート5から必要な部品を取り
出してワーク4に組付けを行う。組付けが終了すると、
戻しカム手段10の方へ送られ、ここを通過するとき、
組付け治具1は、搬送コンベア2の中央部に戻される。
そして、部品の組付けの終了したワーク4は搬送コンベ
ア2の組付け治具1から取り出されて次工程へ搬送され
る。搬送コンベア2に取り付けられた各組付け治具1に
ついて、順次同様な動作が行われるものである。
装置は、以上の構成からなり、次にその動作を説明す
る。搬送コンベア2の始端側では、組付け治具1上にワ
ーク4が順次装着される。そして、引き出し用カム手段
9の位置を通過するとき、組付け治具1が作業者3側に
引き出される。そして、その状態で作業者3による部品
組付け作業領域に送られる。この作業領域に来ると、作
業者3は、前方の部品シュート5から必要な部品を取り
出してワーク4に組付けを行う。組付けが終了すると、
戻しカム手段10の方へ送られ、ここを通過するとき、
組付け治具1は、搬送コンベア2の中央部に戻される。
そして、部品の組付けの終了したワーク4は搬送コンベ
ア2の組付け治具1から取り出されて次工程へ搬送され
る。搬送コンベア2に取り付けられた各組付け治具1に
ついて、順次同様な動作が行われるものである。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、作業者による部品組付
け作業領域では、組付け治具と共にワークが搬送コンベ
アの中央部から作業者側に偏倚して搬送され、部品の組
付け作業を楽な姿勢で行うことができ、ワークの背面側
への部品の組付けのための回り込み作業も容易に実施で
きる。また、組付け治具の引き出し位置及び戻し位置で
の位置決め保持手段を設置しているため、組付け治具の
安定性が向上し、ワークへの部品の組付け作業を容易化
できる。
け作業領域では、組付け治具と共にワークが搬送コンベ
アの中央部から作業者側に偏倚して搬送され、部品の組
付け作業を楽な姿勢で行うことができ、ワークの背面側
への部品の組付けのための回り込み作業も容易に実施で
きる。また、組付け治具の引き出し位置及び戻し位置で
の位置決め保持手段を設置しているため、組付け治具の
安定性が向上し、ワークへの部品の組付け作業を容易化
できる。
【0018】さらに、搬送コンベアの作業者側のコンベ
アカバーの垂下端に作業者の爪先部の挙動空間を拡大す
るための凹部を設置したことにより、作業者が組付け治
具に十分接近して楽な姿勢で部品の組付け作業を行うこ
とができる。
アカバーの垂下端に作業者の爪先部の挙動空間を拡大す
るための凹部を設置したことにより、作業者が組付け治
具に十分接近して楽な姿勢で部品の組付け作業を行うこ
とができる。
【0019】また、作業者による部品組付け作業領域内
で作業者から見て搬送コンベアの向こう側に部品シュー
トを配置し、特に、部品シュートの終端を組付け治具が
引き出された分だけ搬送コンベア上に突き出させて配置
したことにより、作業者は部品取り出しのための振り向
き動作が不要となり、労力軽減と作業能率の向上が図れ
る。
で作業者から見て搬送コンベアの向こう側に部品シュー
トを配置し、特に、部品シュートの終端を組付け治具が
引き出された分だけ搬送コンベア上に突き出させて配置
したことにより、作業者は部品取り出しのための振り向
き動作が不要となり、労力軽減と作業能率の向上が図れ
る。
【0020】さらに、搬送コンベアの幅を組付け治具の
幅より狭くしたことにより、部品シュートからの部品の
取り出し距離を短縮でき、また、ワークに接近して一層
楽な姿勢で部品の組付け作業を行うことができる。
幅より狭くしたことにより、部品シュートからの部品の
取り出し距離を短縮でき、また、ワークに接近して一層
楽な姿勢で部品の組付け作業を行うことができる。
【図1】(A)は本発明に係る部品組立ラインのコンベ
ア装置の概略側面図、(B)はその概略平面図。
ア装置の概略側面図、(B)はその概略平面図。
【図2】本発明のコンベア装置の要部拡大側面図。
【図3】従来の部品組立ラインのコンベア装置の概略側
面図。
面図。
1 組付け治具 2 搬送コンベア 3 作業者 4 ワーク 5 部品シュート 6 コンベアカバー 7 床面 9 引き出し用カム手段 10 戻し用カム手段 11a 直線案内部材 11b 摺動部材 12a、12b 位置決め用カム溝 12 カム部材 13 カムローラ 14 アーム 15 ばね 16 調整ノブ 1b カムフォロア 6a 凹部
Claims (6)
- 【請求項1】 組付け治具に装着されて搬送コンベアに
より搬送されてくるワークに作業者が部品を組付けてい
く部品組立ラインのコンベア装置において、組付け治具
を搬送コンベアに作業者の前後方向にスライド可能に装
着し、作業者による部品組付け作業領域の始端側に組付
け治具を搬送コンベアの中央部から作業者側に引き出す
引き出し用カム手段を設置し、かつ、上記作業者による
部品組付け作業領域の終端側に組付け治具を搬送コンベ
アの中央部へ戻す戻し用カム手段を設置したことを特徴
とする部品組立ラインのコンベア装置。 - 【請求項2】 引き出し用カム手段により引き出した位
置と戻し用カム手段により戻した位置とに組付け治具を
位置決め保持する手段を設置したことを特徴とする請求
項1に記載の部品組立ラインのコンベア装置。 - 【請求項3】 搬送コンベアの作業者側のコンベアカバ
ーの垂下端に作業者の爪先部の挙動空間を拡大するため
の凹部を設置したことを特徴とする請求項1または2記
載の部品組立ラインのコンベア装置。 - 【請求項4】 作業者による部品組付け作業領域内で作
業者から見て搬送コンベアの向こう側に部品シュートを
配置し、特に、部品シュートの終端を組付け治具が引き
出された分だけ搬送コンベア上に突き出させて配置した
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の部品組立
ラインのコンベア装置。 - 【請求項5】 搬送コンベアの幅を組付け治具の幅より
狭くしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
載の部品組立ラインのコンベア装置。 - 【請求項6】 組付け治具の位置決め保持手段を位置決
め用カム溝を形成したカム部材とカムローラとで構成し
たことを特徴とする請求項2記載の部品組立ラインのコ
ンベア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32330197A JP3478470B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 部品組立ラインのコンベア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32330197A JP3478470B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 部品組立ラインのコンベア装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11156651A true JPH11156651A (ja) | 1999-06-15 |
JP3478470B2 JP3478470B2 (ja) | 2003-12-15 |
Family
ID=18153262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32330197A Expired - Fee Related JP3478470B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 部品組立ラインのコンベア装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3478470B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5634633B1 (ja) * | 2014-05-26 | 2014-12-03 | 株式会社ハウスギア | 接合金物の供給制御システムとその制御プログラムと記録媒体 |
-
1997
- 1997-11-25 JP JP32330197A patent/JP3478470B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5634633B1 (ja) * | 2014-05-26 | 2014-12-03 | 株式会社ハウスギア | 接合金物の供給制御システムとその制御プログラムと記録媒体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3478470B2 (ja) | 2003-12-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030917 |
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