JPH11156468A - 熱間鍛造用金型の予熱装置 - Google Patents
熱間鍛造用金型の予熱装置Info
- Publication number
- JPH11156468A JPH11156468A JP32266597A JP32266597A JPH11156468A JP H11156468 A JPH11156468 A JP H11156468A JP 32266597 A JP32266597 A JP 32266597A JP 32266597 A JP32266597 A JP 32266597A JP H11156468 A JPH11156468 A JP H11156468A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- die
- heating
- mold
- heat
- heating cylinder
- Prior art date
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- Pending
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- General Induction Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の金型を、同時に、かつ均一に予熱す
る。 【解決手段】 金型6が挿入可能な耐熱性の円筒状ケー
ス3よりなり、かつ内周面に高周波加熱コイルを設けた
不動の複数の加熱筒2と、この各加熱筒2の下方に昇降
可能として設けられ、かつ前記金型6を載置して保持す
ることにより、各金型6を前記加熱筒2に下方より挿入
する耐熱性の昇降板5と、この昇降板5を上下動させる
駆動手段7とを設ける。
る。 【解決手段】 金型6が挿入可能な耐熱性の円筒状ケー
ス3よりなり、かつ内周面に高周波加熱コイルを設けた
不動の複数の加熱筒2と、この各加熱筒2の下方に昇降
可能として設けられ、かつ前記金型6を載置して保持す
ることにより、各金型6を前記加熱筒2に下方より挿入
する耐熱性の昇降板5と、この昇降板5を上下動させる
駆動手段7とを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間鍛造において
使用する金型を、所定温度に予熱する装置に関する。
使用する金型を、所定温度に予熱する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱間鍛造においては、加熱したワークを
常温の金型に挿入して鍛造すると、両者の著しい温度差
により、金型が破損したり、亀裂が発生したり、あるい
はワークの温度が低下して品質にばらつきが生じたりす
ることがある。
常温の金型に挿入して鍛造すると、両者の著しい温度差
により、金型が破損したり、亀裂が発生したり、あるい
はワークの温度が低下して品質にばらつきが生じたりす
ることがある。
【0003】これを防止するため、通常、鍛造開始直前
に、金型を所定温度(約200℃)に予熱してから鍛造を行
っている。従来は、ガスバーナ等を用いて金型を予熱し
ていた。
に、金型を所定温度(約200℃)に予熱してから鍛造を行
っている。従来は、ガスバーナ等を用いて金型を予熱し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のようなガスバー
ナ等による予熱では、焔が一個所に集中して加熱むらが
生じ易いため、金型全体を均一に加熱するためには時間
がかかり過ぎ、その間、作業者が付きっきりで居なけれ
ばならず、省力化が図れなかった。また、複数の金型を
同時に予熱することが困難であり、それを行うためには
複数の作業者が必要となる。
ナ等による予熱では、焔が一個所に集中して加熱むらが
生じ易いため、金型全体を均一に加熱するためには時間
がかかり過ぎ、その間、作業者が付きっきりで居なけれ
ばならず、省力化が図れなかった。また、複数の金型を
同時に予熱することが困難であり、それを行うためには
複数の作業者が必要となる。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、複数の金型を同時に、かつ均一に予熱し
うるようにした装置を提供することを目的としている。
されたもので、複数の金型を同時に、かつ均一に予熱し
うるようにした装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、金型が挿入可能な耐熱性の円筒状ケースよりな
り、かつ内周面に高周波加熱コイルを設けた不動の複数
の加熱筒と、この各加熱筒の下方に昇降可能として設け
られ、かつ前記金型を載置して保持することにより、各
金型を前記加熱筒に下方より挿入する耐熱性の昇降板
と、この昇降板を上下動させる駆動手段とを備えること
により解決される。
題は、金型が挿入可能な耐熱性の円筒状ケースよりな
り、かつ内周面に高周波加熱コイルを設けた不動の複数
の加熱筒と、この各加熱筒の下方に昇降可能として設け
られ、かつ前記金型を載置して保持することにより、各
金型を前記加熱筒に下方より挿入する耐熱性の昇降板
と、この昇降板を上下動させる駆動手段とを備えること
により解決される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明の一実施
例を示す。加熱用高周波電源供給機(1)の前面上部に
は、上下方向を向いて側方1列に並ぶ3個の加熱筒(2)
が取付けられている。
例を示す。加熱用高周波電源供給機(1)の前面上部に
は、上下方向を向いて側方1列に並ぶ3個の加熱筒(2)
が取付けられている。
【0008】加熱筒(2)は、円筒状の耐熱性セラミック
スケース(3)の内周面に、高周波電源供給機(1)に電気
的に接続された加熱コイル(図示省略)を内設して形成
されている。
スケース(3)の内周面に、高周波電源供給機(1)に電気
的に接続された加熱コイル(図示省略)を内設して形成
されている。
【0009】加熱筒(2)の下方には、台枠(4)が設置さ
れ、その上板(4a)上には、耐熱性の横長の昇降板(5)が
載置され、昇降板(5)の上面における各加熱筒(2)と対
向する部分には、金型(6)の底部が嵌合しうる有底の支
持孔(5a)が形成されている。
れ、その上板(4a)上には、耐熱性の横長の昇降板(5)が
載置され、昇降板(5)の上面における各加熱筒(2)と対
向する部分には、金型(6)の底部が嵌合しうる有底の支
持孔(5a)が形成されている。
【0010】昇降板(5)の下面中央には、台枠(4)の下
板(4b)の中央に立設したエアシリンダ(7)のピストンロ
ッド(7a)の上端が固着され、また昇降板(5)の下面両端
部に垂設した1対の案内杆(8)は、上板(4a)を遊通して
案内されるようになっている。昇降板(5)は、エアシリ
ンダ(7)の作動により、各加熱筒(2)の直下まで上昇さ
せられる。
板(4b)の中央に立設したエアシリンダ(7)のピストンロ
ッド(7a)の上端が固着され、また昇降板(5)の下面両端
部に垂設した1対の案内杆(8)は、上板(4a)を遊通して
案内されるようになっている。昇降板(5)は、エアシリ
ンダ(7)の作動により、各加熱筒(2)の直下まで上昇さ
せられる。
【0011】高周波電源供給機(1)の前面上端には、矢
印方向に回動して、金型(6)の予熱時に加熱筒(2)と昇
降板(5)を覆うカバー(9)が枢着されている。
印方向に回動して、金型(6)の予熱時に加熱筒(2)と昇
降板(5)を覆うカバー(9)が枢着されている。
【0012】上記実施例の装置において、下降させた昇
降板(5)の各支持孔(5a)に金型(6)を載置したのち、エ
アシリンダ(7)を作動させて昇降板(5)を上昇させれ
ば、各金型(6)は、各加熱筒(2)内に遊嵌される。
降板(5)の各支持孔(5a)に金型(6)を載置したのち、エ
アシリンダ(7)を作動させて昇降板(5)を上昇させれ
ば、各金型(6)は、各加熱筒(2)内に遊嵌される。
【0013】この状態で加熱筒(2)に所定時間通電すれ
ば、各金型(6)は同時に適温に加熱される。
ば、各金型(6)は同時に適温に加熱される。
【0014】なお、上記実施例においては、3個の金型
を加熱する場合について説明したが、加熱筒(2)を増設
すれば、3個以上の金型を同時に加熱することもでき
る。また、加熱するワークは金型とは限らず、類似する
他のワークも効果的に加熱することができる。
を加熱する場合について説明したが、加熱筒(2)を増設
すれば、3個以上の金型を同時に加熱することもでき
る。また、加熱するワークは金型とは限らず、類似する
他のワークも効果的に加熱することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明の装置によれば、昇降板に載置し
た複数の金型を加熱筒内に挿入するのみで、各金型は高
周波電源により均一に加熱される。しかも、複数の金型
を1人の作業者により同時に予熱しうるので、省力化が
図れ、かつ生産性が著しく向上する。
た複数の金型を加熱筒内に挿入するのみで、各金型は高
周波電源により均一に加熱される。しかも、複数の金型
を1人の作業者により同時に予熱しうるので、省力化が
図れ、かつ生産性が著しく向上する。
【図1】本発明装置の側面図である。
【図2】同じく、昇降板上昇時の正面図である。
(1)高周波電源供給機 (2)加熱筒 (3)ケース (4)台枠 (4a)上板 (4b)下板 (5)昇降板 (5a)支持孔 (6)金型 (7)エアシリンダ (7a)ピストンロッド (8)案内杆 (9)カバー
Claims (1)
- 【請求項1】 金型が挿入可能な耐熱性の円筒状ケース
よりなり、かつ内周面に高周波加熱コイルを設けた不動
の複数の加熱筒と、この各加熱筒の下方に昇降可能とし
て設けられ、かつ前記金型を載置して保持することによ
り、各金型を前記加熱筒に下方より挿入する耐熱性の昇
降板と、この昇降板を上下動させる駆動手段とを備える
ことを特徴とする熱間鍛造用金型の予熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32266597A JPH11156468A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 熱間鍛造用金型の予熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32266597A JPH11156468A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 熱間鍛造用金型の予熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11156468A true JPH11156468A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18146244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32266597A Pending JPH11156468A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 熱間鍛造用金型の予熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11156468A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002361353A (ja) * | 2001-06-11 | 2002-12-17 | Honda Motor Co Ltd | 金型加熱装置および金型加熱方法 |
JP2008308745A (ja) * | 2007-06-15 | 2008-12-25 | Daido Steel Co Ltd | 熱間鍛造金型及びその製造方法 |
JP2013212533A (ja) * | 2012-04-04 | 2013-10-17 | Kobe Steel Ltd | 鍛造用金型装置及び金型着脱方法 |
JP2014100719A (ja) * | 2012-11-19 | 2014-06-05 | Kobe Steel Ltd | 鍛造用金型装置及び金型着脱方法 |
KR101444872B1 (ko) * | 2014-06-30 | 2014-09-30 | 주식회사 동서 | 열간 단조용 선택형 고주파 가열 시스템 |
-
1997
- 1997-11-25 JP JP32266597A patent/JPH11156468A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002361353A (ja) * | 2001-06-11 | 2002-12-17 | Honda Motor Co Ltd | 金型加熱装置および金型加熱方法 |
JP4578724B2 (ja) * | 2001-06-11 | 2010-11-10 | 本田技研工業株式会社 | 金型加熱装置および金型加熱方法 |
JP2008308745A (ja) * | 2007-06-15 | 2008-12-25 | Daido Steel Co Ltd | 熱間鍛造金型及びその製造方法 |
JP2013212533A (ja) * | 2012-04-04 | 2013-10-17 | Kobe Steel Ltd | 鍛造用金型装置及び金型着脱方法 |
JP2014100719A (ja) * | 2012-11-19 | 2014-06-05 | Kobe Steel Ltd | 鍛造用金型装置及び金型着脱方法 |
KR101444872B1 (ko) * | 2014-06-30 | 2014-09-30 | 주식회사 동서 | 열간 단조용 선택형 고주파 가열 시스템 |
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