JPH11156272A - 設置管の内面ライニング方法とそれに使用する装置 - Google Patents

設置管の内面ライニング方法とそれに使用する装置

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JPH11156272A
JPH11156272A JP32978097A JP32978097A JPH11156272A JP H11156272 A JPH11156272 A JP H11156272A JP 32978097 A JP32978097 A JP 32978097A JP 32978097 A JP32978097 A JP 32978097A JP H11156272 A JPH11156272 A JP H11156272A
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JP
Japan
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pipe
lining
pig
inside surface
installation pipe
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Application number
JP32978097A
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Inventor
Yoshiyuki Kaizu
善行 海津
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HARMAN ENGINEERING KK
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HARMAN ENGINEERING KK
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L58/00Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation
    • F16L58/02Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation by means of internal or external coatings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置管の内面にライニング剤を均一に塗布で
きるとともに、凹部が有っても塗布もれや空気溜まりが
できにくいように塗布できる管内面ライニング方法を提
供する。 【解決手段】 設置管13,14,15の内部に供給ホ
ース8によって供給したライニング剤Bを、回転しなが
ら移動する回転ブラシ1によって管内面に塗布する。こ
の後、ピグ6を挿通させてライニング剤Bの平滑化を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンション、ビル
などの建物、工場、地中に設置された給水管、排水管、
冷暖房管、給湯管、化学配管、ガス管などの設置管の内
部に錆止めとか、スケールの付着防止とかのためのライ
ニング剤を供給し、そのライニング剤を設置管の内周面
に塗布する設置管の内面ライニング方法とその方法に使
用する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば、特公昭60−5519
3号公報に示されるように、塗料の供給口と、この供給
口からの塗料を管内面に分散付着させる回転羽根と、こ
の回転羽根の後側に位置する回転ブラシとが共に管内を
移動し、管内部に供給した塗料を回転羽根と回転ブラシ
とによって管内面に塗布するものがあった。すなわち、
設置管の内部にライニング剤を供給し、そのライニング
剤を、設置管内を回転しながら移動する回転塗布具とし
ての羽根と回転ブラシとで設置管内面に塗布して設置管
の内面ライニングをできるものがあった。また、図7
(イ)に示すように、ライニング剤Bが供給された設置
管13,14,15の内部にピグ6を圧縮空気Aによっ
て挿通させてライニング剤Bを管内面に塗布して設置管
の内面ライニングを行うものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の前者の
場合、塗布具が回転しながら塗布していくことから、ラ
イニング剤の分布が管周方向で不均一になるとか、ライ
ニング層表面が比較的粗くなるという仕上がり面での問
題が発生しやすくなっていた。後者の場合、ピグ6は設
置管の内径よりも小さい外径を備えるものであることか
ら、図7(ロ),(ハ)に示すように、設置管15,1
4,13が管継手17によって接続されているなどに起
因して凹部18が管内面に存在していると、管内面に塗
布されたライニング剤Bと設置管15,14,13との
間に空気溜まり21ができて後にライニング剤Bが剥離
したり、凹部18内にライニング剤Bの付着しない塗布
漏れ22ができたりするライニング不良が発生しやすく
なっていた。本発明の目的は、上記した如き仕上がり面
での問題が発生しにくいとともに、管内面凹部があって
も上記した如きライニング不良が発生しにくいライニン
グ処理ができる方法及び装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】目的達成のために、請求
項1に記載の発明は、冒頭に記した設置管の内面ライニ
ング方法において、設置管の内部に供給したライニング
剤を、設置管の内部を回転しながら移動する回転塗布具
によって設置管内面に塗布し、その塗布後に、設置管の
内部を挿通するピグによって塗布ライニング剤の表面を
平滑化するものである。すなわち、ライニング剤を回転
塗布具によって塗布し、回転塗布具の回転による飛ばし
作用とか塗付け作用とかにより、ライニング剤を管内部
の全体にわたって付着させるとともに、たとえ管内面に
凹部があっても、その凹部内にも漏れなくライニング剤
を付着させる。この後、管内面に付着しているライニン
グ剤にピグを作用させ、回転塗布具による塗布では冒頭
に記した如き塗りむらや粗雑表面ができていたとして
も、ピグがライニング剤を管内面に押し付けながら管内
部を挿通していき、管内面に付着しているライニング剤
の厚さを、ピグ外径と管内径との径差によって決まる厚
さに整えていくとともに、管内面に付着しているライニ
ング剤の表面を平滑化していくというものである。これ
により、ライニング剤が管周方向に比較的均一な厚さで
分布するとともにライニング層表面が比較的滑らかな表
面になり、さらには、たとえ管内面に凹部があっても空
気溜まりや塗り漏れができにくい良好な仕上がり状態に
ライニング処理できる。
【0005】請求項2に記載の発明によれば、前記回転
塗布具として回転ブラシを使用するものである。すなわ
ち、回転ブラシとして設置管の内径より大きい外径のブ
ラシを使用すれば、管内の凹部がない箇所では毛先側が
弾性変形しながら通過していき、凹部が存在する箇所で
は、毛先側が弾性復元力で伸展して凹部内に確実に届
き、その凹部に空気溜まりや塗布もれができにくいよう
にライニング剤を塗り付けていくように塗布処理できる
ものであるから、たとえ管内凹部があっても空気溜まり
や塗布漏れのない良好な仕上がり状態のライニング処理
が一層確実に行える。
【0006】請求項3に記載の発明によれば、前記設置
管が、管継手を介して接続された複数本の設置管から成
り、管接続のために管内凹部が存在する設置管を処理対
象管とするものであるが、その凹部に空気溜まりや塗布
漏れができにくいようにライニング剤を塗布していける
のものであるから、管接続による管内凹部が存在する割
りには空気溜まりや塗布漏れのない良好な仕上がり状態
にライニング処理を行える。
【0007】請求項4に記載の発明によれば、前記回転
塗布具を回転及び移動操作自在に支持する支持具を備え
るとともに、前記ピグを前記回転塗布具に一体移動自在
に連結してあるライニング装置である。すなわち、ライ
ニング剤が供給された管内に回転塗布具を支持具によっ
て回転させながら移動させる。すると、回転塗布具の回
転による飛ばし作用とか塗付け作用とかにより、ライニ
ング剤を管内部の全体にわたって付着させていく。ま
た、たとえ管内面に凹部があっても、その凹部内にも漏
れなくライニング剤を付着させていく。これに伴い、ピ
グが回転塗布具に付いてその後を移動し、回転塗布具が
管内面に付着させていったライニング剤を管内面に押し
付けながら管内部を挿通していき、回転塗布具による塗
布ではたとえ冒頭に記した如き塗りむらや粗雑表面がで
きていても、管内面に付着しているライニング剤の厚さ
を、ピグ外径と管内径との径差によって決まる厚さに整
えていくとともに、管内面に付着しているライニング剤
の表面を平滑化していくというものである。これによ
り、ライニング剤が管周方向に比較的均一な厚さで分布
するとともにライニング層表面が比較的滑らかな表面に
なり、さらには、たとえ管内面に凹部があっても空気溜
まりや塗り漏れができにくい良好な仕上がり状態にライ
ニング処理できる。その上、回転塗布具を移動操作する
ことによってピグをも一挙に移動操作できるものだか
ら、回転塗布具とピグとを一挙に移動させて迅速にライ
ニング作業できる。
【0008】請求項5に記載の発明によれば、前記回転
塗布具を回転及び移動操作自在に支持する支持具と、前
記ピグを圧縮空気によって設置管に挿通させる空気供給
装置とを備えてあるライニング装置である。すなわち、
ライニング剤が供給された管内に回転塗布具を支持具に
よって回転させながら移動させる。すると、回転塗布具
が回転による飛ばし作用とか塗付け作用とかにより、ラ
イニング剤を管内部の全体にわたって付着させていく。
また、たとえ管内面に凹部があっても、その凹部内にも
漏れなくライニング剤を付着させていく。この後、設置
管の両端側に工事開口がある場合には、一端側の開口か
ら空気供給装置によって圧縮空気を供給してピグを向け
て管内に挿通させるとともに他端側の開口から抜き出し
て回収することにより、設置管の一端側にしか工事開口
がない場合には、一端側の開口から空気供給装置によっ
て圧縮空気を供給してピグを管内に挿通させ、ピグが他
端側に到達すると、ピグに連結するケーブルによって一
端側に引き戻して抜き出し回収することにより、回転塗
布具が管内面に付着させていったライニング剤を管内面
に押し付けながら管内部を挿通していき、回転塗布具に
よる塗布ではたとえ冒頭に記した如き塗りむらや粗雑表
面ができていても、管内面に付着しているライニング剤
の厚さを、ピグ外径と管内径との径差によって決まる厚
さに整えていくとともに、管内面に付着しているライニ
ング剤の表面を平滑化していくというものである。これ
により、ライニング剤が管周方向に比較的均一な厚さで
分布するとともにライニング層表面が比較的滑らかな表
面になり、さらには、たとえ管内面に凹部があっても空
気溜まりや塗り漏れができにくい良好な仕上がり状態に
ライニング処理できる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に示すように、ナイロンブラ
シで成る回転ブラシ1をフレキシブルシャフト2によっ
て電動モータ3の出力軸3aに連結し、電動モータ3の
支持部3bを支持具に兼用して、回転塗布具の一例とし
ての回転ブラシ1を回転及び移動操作自在に支持しなが
ら作用させるように回転塗布装置4を構成してある。す
なわち、電動モータ3を支持部3bによって支持するこ
とにより、回転ブラシ1を電動モータ3の駆動力によっ
て回転させながら人為的に移動操作できるようにしてあ
る。この回転塗布装置4と、操作ケーブル5が連結して
いるとともに弾性素材の一例としてのスポンジで成る球
形ピグ6と、図3に示す如くライニング剤タンク7を備
えるとともにライニング剤をポンプ(図示せず)によっ
てタンク7から供給ホース8に送り出すように構成した
ライニング剤供給装置9と、コンプレッサー(図示せ
ず)によって圧縮空気を供給ホース10によって供給す
るように構成した空気供給装置11とにより、ライニン
グ装置を構成してある。
【0010】このライニング装置は、主としてマンショ
ン、ビルなどの建物に設置された給水管、排水管 冷暖
房管、給湯管などの設置管の内面に、錆止めとか、スケ
ールの付着防止とかのためのライニング剤を塗布する内
面ライニングを行うものである。詳しくは、ライニング
剤としては主としてエポキシ樹脂など、樹脂ライニング
剤を使用し、図3及び図4に示す内面ライニング方法に
基づいて行うものである。図2に示すように、マンショ
ンやビルの各階に厨房、浴室、洗面所などから排水本管
12に排水するように設置された排水管13,14,1
5をライニング処理する場合を例に説明する。
【0011】各排水管13,14,15の排水本管12
側とは反対側の端部において流し台などの設備との接続
を外して工事開口16を形成し、管内部をサンドブラス
ト処理によってクリーニングし、クリーニング後の洗浄
と乾燥とを行った後に、排水管13,14,15のうち
の枝管14,15を本管13よりも先にライニング処理
する順序で、各排水管13,14,15を次の如くライ
ニング処理する。
【0012】すなわち、図3(イ)に示すように、排水
管13,14,15の内径D1よりも大きい外径D2を
備える回転ブラシ1を、工事開口16から排水管13,
14,15の終端部まで手繰り送り操作によって挿入
し、ライニング剤供給装置9の供給ホース8も排水管1
3,14,15に挿入する。
【0013】供給ホース8の先端の供給口8aが回転ブ
ラシ1の手前近くに到達すると、図3(ロ),(ハ)に
示すように、排水管13,14,15の内径と、形成す
るべきライニング層の厚さとによって決まる設定吐出量
でライニング剤Bを供給口8aから吐出させながら供給
ホース8を工事開口16の方に引き戻し操作するととも
に、回転ブラシ1を300〜500rpmの回転速度で
回転させながら供給ホース8の供給口8aに追従して移
動するように工事開口16の方に引き戻し操作すること
により、排水管13,14,15の内部にライニング剤
Bを供給していき、その後を回転しながら移動していく
回転ブラシ1によってライニング剤Bを管内面に塗布し
ていく。すなわち、排水管13,14,15は管継手1
7を介して接続された複数本の排水管から成り、管内の
所々には管接続による凹部18ができている。図3
(ロ)に示すように、凹部18がない箇所では、回転ブ
ラシ1は毛先側が弾性変形する状態で移動して、回転に
よる持ち上げ作用と塗り付け作用とによってライニング
剤Bを管内面の全体に塗り付けていき、図3(ハ)に示
すように、凹部18を通る際には、毛先側が伸展側に弾
性復元して凹部18の内部まで塗り付け作用したり、飛
ばし作用したりすることにより、管内の周方向での一部
に纏めて供給されるライニング剤Bを回転ブラシ1が排
水管と管継手17とで成る管内部の全体にわたって付着
させていく。つまり、図3(ニ)に示す如く凹部18の
内部にも塗布漏れや空気溜まりができにくいようにライ
ニング剤Bを付着させていく。
【0014】供給ホース8及び回転ブラシ1が排水管1
3,14,15から抜け出て、排水管13,14,15
の全長にわたる回転ブラシ1による塗布が終えると、そ
の後、図4(イ)に示すように、排水管13,14,1
5の内径D1よりも小さい直径D3を備えるピグ6を工
事開口16にセットし、空気供給装置11の供給ホース
10を接続具10aによって排水管13,14,15に
接続して圧縮空気Aを送り込むことにより、この圧縮空
気Aによってピグ6を排水管13,14,15に出口側
に向けて挿通させる。すると、図4(ロ)に示すよう
に、ピグ6は、回転ブラシ1が管内面に付着していった
ライニング剤Bを管内面に押し付けながら排水管13,
14,15を挿通していき、管内面に付着しているライ
ニング剤Bの厚さを、ピグ6の直径D3と管内径D1と
の径差によって決まる厚さに整えていくとともに、管内
面に付着しているライニング剤Bの表面を平滑化してい
く。この場合、ピグ6が2個、可撓性ケーブルで連結し
た2連ピグを使用すると有利である。すなわち、2個の
ピグ6,6のうちの先行する方のピグ6が排水管13,
14,15の出口から出て排水本管12又は本管13に
入り込み、後続のピグ6が排水管13,14,15の出
口付近で止まるようにピグ6の送り込みを行う。する
と、先行するピグ6が排水管13,14,15の終端ま
で確実に作用し、ライニング剤Bを排水管終端まで確実
に平滑化できる。しかも、ピグ6を引き戻す際、ピグ6
どうしを連結するケーブルが排水管13,14,15の
端に引っ掛かりにくく、ピグ6をスムーズに引き戻すこ
とができる。
【0015】図4(ハ)に示すように、ピグ6が排水管
13,14,15の出口に到達すると、圧縮空気Aによ
るピグ6の送り込みを停止し、図4(ニ)に示すよう
に、操作ケーブル5を引き寄せ操作することにより、ピ
グ6を排水管13,14,15に工事開口16に向けて
挿通させる。すると、ピグ6は、先の挿通時に管内面に
押し付けていったライニング剤Bを再度、管内面に押し
付けながら排水管13,14,15を挿通していき、ラ
イニング剤Bの厚さを再度整えていくとともに、ライニ
ング剤Bの表面を再度平滑化していく。そして、ピグ6
が排水管13,14,15から抜け出ると、ライニング
処理が完了する。
【0016】〔別実施形態〕図5及び図6は、別の実施
形態を備えるライニング装置を示す。すなわち、弾性素
材の一例としてのスポンジで成る球形ピグ6と、ナイロ
ンブラシで成る回転ブラシ1とを、ワイヤなどの可撓性
索状体で成るとともに回転継手部19aが存在する連結
部材19によって相対回転及び一体移動自在に連結する
とともに、回転ブラシ1のピグ6が連結している側とは
反対側をフレキシブルシャフト2によって電動モータ3
の出力軸3aに連結して、電動モータ3の支持部を3b
支持具に兼用して、回転塗布具の一例としての回転ブラ
シ1を回転及び移動操作自在に支持しながら作用させる
ように、かつ、ピグ6を回転ブラシ1に追従して移動さ
せるように塗布装置20を構成してある。つまり、電動
モータ3を支持部3bによって支持することにより、回
転ブラシ1を電動モータ3の駆動力によって回転させな
がら人為的に移動操作できるようにしてある。さらに、
回転ブラシ1を移動操作することにより、回転ブラシ1
の回転にかかわらずピグ6が回転しないようにしながら
ピグ6をも移動操作できるようにしてある。この塗布装
置20と、図3のライニング剤供給装置9と同様のライ
ニング剤供給装置9とにより、ライニング装置を構成し
てある。
【0017】このライニング装置は、設置管を図6に示
す内面ライニング方法に基づいてライニング処理するも
のである。図2に示す排水管13,14,15をライニ
ング処理する場合を例に説明する。
【0018】図1及び図3に示すライニング装置の場合
と同様に、各排水管13,14,15の排水本管12側
とは反対側の端部に工事開口16を形成し、管内部をサ
ンドブラスト処理によってクリーニングし、クリーニン
グ後の洗浄と乾燥とを行った後に、排水管13,14,
15のうちの枝管14,15を本管13よりも先にライ
ニング処理する順序で、各排水管13,14,15を次
の如くライニング処理する。
【0019】すなわち、図6(イ)に示すように、排水
管13,14,15の内径D1よりも大きい外径D2を
備える回転ブラシ1と、排水管13,14,15の内径
D1よりも小さい直径D3を備えるピグ6とを、工事開
口16から排水管13,14,15の終端部まで手繰り
送り操作によって挿入し、ライニング剤供給装置9の供
給ホース8も排水管13,14,15に挿入する。
【0020】供給ホース8の先端の供給口8aが回転ブ
ラシ1の手前近くに到達すると、図6(ロ)に示すよう
に、排水管13,14,15の内径と、形成するべきラ
イニング層の厚さとによって決まる設定吐出量でライニ
ング剤Bを供給口8aから吐出させながら供給ホース8
を工事開口16の方に引き戻し操作するとともに、回転
ブラシ1を300〜500rpmの回転速度で回転させ
ながら供給ホース8の供給口8aに追従して移動するよ
うに工事開口16の方に引き戻し操作することにより、
排水管13,14,15の内部にライニング剤Bを供給
していき、その後を回転しながら移動していく回転ブラ
シ1によってライニング剤Bを管内面に塗布していき、
さらに、回転ブラシ1がライニング剤Bを塗布した後の
排水管13,14,15にピグ6を挿通させていく。
【0021】すなわち、図6(ロ)に示すように、凹部
18がない箇所では、回転ブラシ1は毛先側が弾性変形
する状態で移動して、回転による持ち上げ作用と塗り付
け作用とによってライニング剤Bを管内面の全体に塗り
付けていき、図6(ハ)に示すように、凹部18を通る
際には、毛先側が伸展側に弾性復元して凹部18の内部
まで塗り付け作用したり、飛ばし作用したりする。これ
により、管内の周方向での一部に纏めて供給されるライ
ニング剤Bを回転ブラシ1が排水管と管継手17とで成
る管内部の全体にわたって付着させていく。つまり、凹
部18の内部にも塗布漏れや空気溜まりができにくいよ
うにライニング剤Bを付着させていく。
【0022】図6(ロ),(ハ)に示すように、ピグ6
は、回転ブラシ1が管内面に付着していったライニング
剤Bを管内面に押し付けながら排水管13,14,15
を挿通していき、管内面に付着しているライニング剤B
の厚さを、ピグ6の直径D3と管内径D1との径差によ
って決まる厚さに整えていくとともに、管内面に付着し
ているライニング剤Bの表面を平滑化していく。
【0023】そして、回転ブラシ1及びピグ6が排水管
13,14,15から抜け出ると、ラインニング処理が
完了する。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転塗布装置とピグの側面図
【図2】排水管の説明図
【図3】ライニング要領の説明図
【図4】ライニング要領の説明図
【図5】塗布装置の側面図
【図6】ライニング要領の説明図
【図7】従来のライニング方法の説明図
【符号の説明】
1 回転塗布具 3b 支持具 6 ピグ 11 空気供給装置 13,14,15 設置管 17 管継手 B ライニング剤

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設置管の内部にライニング剤を供給し、
    そのライニング剤を設置管の内周面に塗布する設置管の
    内面ライニング方法であって、 設置管の内部に供給したライニング剤を、設置管の内部
    を回転しながら移動する回転塗布具によって設置管内面
    に塗布し、その塗布後に、設置管の内部を挿通するピグ
    によって塗布ライニング剤の表面を平滑化する設置管の
    内面ライニング方法。
  2. 【請求項2】 前記回転塗布具として回転ブラシを使用
    する請求項1記載の設置管の内面ライニング方法。
  3. 【請求項3】 前記設置管が、管継手を介して接続され
    た複数本の設置管から成る請求項1又は2記載の設置管
    の内面ライニング方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の内
    面ライニング方法に使用するライニング装置であって、 前記回転塗布具を回転及び移動操作自在に支持する支持
    具を備えるとともに、前記ピグを前記回転塗布具に一体
    移動自在に連結してあるライニング装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の内
    面ライニング方法に使用するライニング装置であって、 前記回転塗布具を回転及び移動操作自在に支持する支持
    具と、前記ピグを圧縮空気によって設置管に挿通させる
    空気供給装置とを備えてあるライニング装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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