JPH11155895A - 携帯用カイロ - Google Patents

携帯用カイロ

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JPH11155895A
JPH11155895A JP9326274A JP32627497A JPH11155895A JP H11155895 A JPH11155895 A JP H11155895A JP 9326274 A JP9326274 A JP 9326274A JP 32627497 A JP32627497 A JP 32627497A JP H11155895 A JPH11155895 A JP H11155895A
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warmer
portable
surface layer
adhesive
fixing
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Hiroko Sugiura
弘子 杉浦
Ayako Makino
綾子 牧野
Tetsuyuki Kigata
哲行 木賀田
Shinsuke Nagahara
進介 長原
Minoru Nakanishi
稔 中西
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 装着中に、ずれたり、脱落したりすることが
ない使い捨てタイプの携帯カイロを提供すること。 【解決手段】 表面層21と裏面層としての粘着面層2
2と該表面層21及び該粘着面層22間に介在された発
熱体23とからなるカイロ本体2、並びに使用時に該カ
イロ本体2の上端縁から外方に延出して衣類に装着しう
るように該カイロ本体に設けられた固定片としてのテー
プ部材3を具備する携帯用カイロ1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に生理痛の緩和
用に適用可能な携帯用カイロに関し、更に詳細には、衣
類への接着性に優れ、ズレや脱落が少ない携帯用カイロ
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】携帯用
カイロは種々提案されており、最近では、表面層と裏面
層と該表面層及び該裏面層間に介在された発熱体とから
なり、扁平形状で、衣類に貼り付けて使用するタイプの
使い捨ての携帯カイロが種々提案されている。
【0003】しかし、従来提案されている使い捨ての携
帯カイロは、単に発熱体を有するカイロ本体に粘着テー
プなどにより形成された粘着部を有するだけのものであ
り、該粘着テープを衣類に貼り付けることにより、衣類
に装着して用いるものであっため、該携帯カイロが、装
着中に、ズレたり、脱落したりするという問題があっ
た。
【0004】従って、本発明の目的は、装着中に、ずれ
たり、脱落したりすることがない使い捨てタイプの携帯
カイロを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、発熱体を有するカイロ
本体に固定片を設けてなる携帯用カイロが上記目的を達
成しうることを知見した。
【0006】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
ので、表面層と裏面層と該表面層及び該裏面層間に介在
された発熱体とからなるカイロ本体、並びに使用時に該
カイロ本体の上端縁から外方に延出させて衣類に装着し
うるように該カイロ本体に設けられた固定片を具備する
ことを特徴とする携帯用カイロを提供するものである。
【0007】また、本発明は、上記裏面層には、カイロ
本体を衣類に固定する貼着面を有する上記携帯用カイ
ロ、及び上記貼着面が粘着面である該携帯用カイロを提
供するものである。また、本発明は、上記固定片が、上
記カイロ本体の周縁から、上記表面層及び/又は裏面層
を延出させて形成されている上記携帯用カイロを提供す
るものである。また、本発明は、上記固定片は、その衣
類と当接する面に該固定片を衣類に固定する貼着部を有
する上記携帯用カイロ、及び上記貼着部が粘着部である
該携帯用カイロを提供するものである。また、本発明
は、上記固定片が、上記カイロ本体の上端縁中央部にお
いて該カイロ本体の周縁から延出されている上記携帯用
カイロを提供するものである。また、本発明は、上記固
定片は、上記カイロ本体とは別体のテープ部材である上
記携帯用カイロ、及び上記テープ部材は、テープをカイ
ロ本体に固着する固着部と、該固着部に連設されてお
り、一面が該固着部に仮接着され且つ他面が剥離処理さ
れている中央部と、該中央部に連設されており、該中央
部の該他面に当接する面が粘着面となされている止着部
とからなり、該固定部、該中央部及び該止着部がそれぞ
れ折り重なるようにZ型に折り重ねられている該携帯用
カイロを提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の携帯用カイロにつ
いて図面を参照して詳細に説明する。ここで、図1は、
本発明の携帯用カイロの1形態を示す平面図であり、図
2は、図1のII-II 断面図であり、図3は、図1に示す
携帯用カイロの使用態様図である。また、図4は、本発
明の携帯用カイロの第2の形態を示す平面図であり、図
5は、本発明の携帯用カイロの第3の形態を示す平面図
である。また、図6は、本発明の携帯用カイロの第4の
形態を示す平面図であり、図7は、図6に示す携帯用カ
イロのVII-VII 断面図であり、図8は、図6に示す携帯
用カイロの使用態様を示す斜視図である。また、図9
は、本発明の携帯用カイロの第5の形態を示す平面図で
あり、図10は、図9に示す携帯用カイロのx-x 断面図
であり、図11は、本発明の携帯用カイロの第6の形態
を示す平面図であり、図12は、図11に示す携帯用カ
イロのXII-XII 断面図である。
【0009】本形態の携帯用カイロ1は、図1及び図2
に示すように、表面層21と裏面層としての粘着面層2
2と該表面層21及び該粘着面層22間に介在された発
熱体23とからなるカイロ本体2、並びに使用時に該カ
イロ本体2の上端縁から外方に延出して衣類に装着しう
るように該カイロ本体に設けられた固定片としてのテー
プ部材3を具備する。
【0010】更に詳述すると、上記カイロ本体2は、上
部が凹んだ楕円形状(豆状)となされている。また、上
記表面層21及び上記粘着面層22は、上部が凹んだ楕
円形状であり、上記カイロ本体2の外形を形成してい
る。上記粘着面層22は、本形態においてはシート材2
2aと、該シート材22aの周縁部を余して粘着剤を塗
布して形成された貼着面としての粘着面22bとからな
る。即ち、本形態においては、裏面にはカイロ本体を衣
類に固定する貼着面が設けられており、該貼着面が粘着
面である。また、上記発熱体23は、上記表面層21よ
りもやや小さくなされており、該発熱体23の周縁にお
いて上記表面層21と上記粘着面層22とは、接着剤を
介するなどして接着されている。
【0011】上記テープ部材3は、細帯状であり、上記
カイロ本体2の上端縁中央部において該カイロ本体2の
周縁から延出されている。即ち、本形態の携帯用カイロ
1は、全体として、豆状のカイロ本体2の上方中央部か
ら帯状のテープ部材3が延出されてなる構造となされて
いる。また、図2に示すように、固定片としての上記テ
ープ部材3は、上記カイロ本体2の周縁である上端縁中
央部分から、上記表面層21及び裏面層としての上記粘
着面層22とをそれぞれ延出させ積層させて形成されて
おり、表層31と貼着部33が形成されてなる貼着層3
2とからなる。該貼着部33は、該貼着層32の略全面
に設けられている。また、上記貼着部33は、粘着剤を
塗布して形成された粘着部である。即ち、上記固定片と
してのテープ部材3は、その衣類と当接する面に該固定
片を衣類に固定する貼着部を有し、該貼着部は粘着部で
ある。上記テープ部材3は、上記表面層21と上記粘着
面層22とを、テープ部材の形状に延出させて形成され
ており、上記カイロ本体2と上記テープ部材3とは一体
的に形成されている。また、上記携帯用カイロ1におけ
る上記カイロ本体2の上記粘着面層22と上記テープ部
材3の上記貼着層32とには、これらを剥離自在にカバ
ーするように、該携帯用カイロの平面形状と同じ形状の
剥離紙4が貼り付けられている。
【0012】上記テープ部材3の長さLは、2.0〜
8.0cm、幅Wは、1.0〜5.0cmとするのが好まし
く、また、上記カイロ本体2の幅W’は、8.0〜2
0.0cmとするのが好ましい。即ち、上記の幅を有する
カイロ本体2を衣類に良好に保持させるには、上記テー
プ部材3の長さ及び幅を上述の範囲内とするのが好まし
い。
【0013】次に、上述した各部材の形成材料について
説明する。上記カイロ本体2における上記表面層21の
形成材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リエチレンテレフタレート、ナイロンあるいはこれらを
2種以上組み合わせた複合繊維等の不織布と発熱温度、
発熱時間を調整するための通気シートから成る多層シー
ト等が挙げられる。また、上記粘着面層22を形成する
上記シート材22aとしては、上記表面層の形成材料と
同様の材料が挙げられ、上記貼着面22bを形成する上
記粘着剤としては、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、
シリコーン系粘着剤等が挙げられる。上記発熱体23と
しては、鉄粉を主成分とするものであれば、特に限定さ
れない。また、上記テープ部材3は、上記表面層21及
び上記粘着面層22と同じ形成材料により形成されてい
る。また、上記剥離紙4としては、通常、使い捨ての携
帯用カイロにおいて、粘着部保護用として用いられる剥
離紙を特に制限なく用いることができる。
【0014】上記携帯用カイロ1は、以下のようにして
使用することができる。上記剥離紙4を剥がして、図3
に示すように、上記カイロ本体2における上記粘着面層
22における粘着面22bを露出させて下着Uの表面側
に貼り付けると共に、上記テープ部材3における上記貼
着層32における貼着部33を下着U側に向けて折り曲
げて下着Uの裏面側に貼り付ける。これにより、該カイ
ロ本体2と該テープ部材3とにより衣類である下着Uを
挟持して装着し、使用に供することができる。尚、使用
前においては、上記テープ部材3は、上記カイロ本体2
の粘着面層22側に折り曲げて、コンパクトな形態とし
て携帯することができる。そして、本形態の携帯用カイ
ロ2は、このようにして衣類に装着して使用することが
できるため、使用中にカイロがずれたり、外れて脱落す
ることがなく、好適に使用できるものである。このた
め、本形態の携帯用カイロは、特に、女性の生理痛緩和
用の携帯用カイロ等として用いることができる。
【0015】本形態の携帯用カイロは、下記の如くして
製造することができる。即ち、表面層形成用の不織布の
連続体(表面層の連続体)と裏面層としての粘着面層形
成用のシート材の連続体(粘着面層の連続体)とで、所
定形状の発熱体を挟持し、次いで、図1に示すようなカ
イロの形状となるように、発熱体の周縁部において切り
出し、所定箇所に粘着剤を塗布し、最終に剥離紙を貼り
付けて粘着剤が塗布された面を保護して、本形態の携帯
用カイロを得ることができる。尚、通常は、発熱体が発
熱しないように、更に袋詰めして密封して販売などされ
る。
【0016】次いで、本発明の携帯用カイロの第2及び
3の形態について図4及び5を参照してそれぞれ説明す
る。尚、特に詳述しない点については、上述した第1形
態の説明が適宜適用される。第2の形態の携帯用カイロ
1は、図4に示すように、カイロ本体2が、下方の中央
部に凹状部24が形成された凹状形状となされており、
テープ部材3が、該カイロ本体2の上方中央部で裏面層
としての粘着面層と表面層とを延出させて形成されて、
山型の凸状形状となされている。そして、上記凹状部2
4と上記テープ部材3とは、それぞれ対応した形状とな
されており、上記カイロ本体2形成のために、表面層の
連続体及び粘着面層の連続体を上記凹状部24の形状に
切断すると、同時に上記テープ部材3が形成される。上
記の点以外の点については、上述した第1の形態と同じ
であり、上述した第1の形態の携帯用カイロと同様に使
用される。
【0017】そして、本形態の携帯用カイロ1は、上述
の如く形成されているので、上述した第一の形態の携帯
用カイロが奏する効果に加えて、更に、連続的に製造す
ることができ、材料の無駄が生じないという効果が奏さ
れる。
【0018】第3形態の携帯用カイロ1は、図5に示す
ように、カイロ本体2の下方及び上方のいずれもが円弧
状となるように湾曲形成されており、テープ部材3が、
該カイロ本体2の上方両側部で裏面層としての粘着面層
と表面層とを延出させて形成されて、山型の凸状形状と
なされている。そして、携帯用カイロ1の上方部分と下
方部分とは、それぞれ対応した形状となされており、上
記カイロ本体2形成のために、表面層の連続体及び粘着
面層の連続体を円弧状に切断すると、カイロ本体2の上
端縁と下端縁とが同時に形成されると共に上記テープ部
材3が形成される。上記の点以外の点については、上述
した第1の形態と同じであり、上述した第1の形態の携
帯用カイロと同様に使用される。
【0019】そして、本形態の携帯用カイロ1は、上述
の如く形成されているので、上述した第一の形態の携帯
用カイロが奏する効果に加えて、更に、連続的に製造す
ることができ、材料の無駄が生じないという効果が奏さ
れる。
【0020】次いで、本発明の携帯用カイロの第4の形
態について図6〜8を参照して説明する。尚、特に詳述
しない点については、上述した第1形態の説明が適宜適
用されるので、特に変更しない部材については第1の形
態と同じ番号を付す。第4の形態の携帯用カイロ101
においては、図6及び7に示すように、カイロ本体2
は、上述した第一の形態の携帯用カイロにおけるカイロ
本体と同様に形成されている。そして、本形態において
は、固定片としてのテープ部材103は、上記カイロ本
体2とは別体のテープ部材であり、上記カイロ本体2の
上記表面層21側に設けられている。上記テープ部材1
03は、テープをカイロ本体2に固着する固着部131
と、該固着部131に連設されており、一面132aが
該固着部131に仮接着され且つ他面132bが剥離処
理されている中央部132と、該中央部132に連設さ
れており、該中央部132の該他面132bに当接する
面が粘着面133aとなされている止着部133とから
なり、該固着部131、該中央部132及び該止着部1
33がそれぞれ折り重なるようにZ型に折り重ねられて
いる。そして、上記固着部131は、上記カイロ本体の
上方中央部における上記表面層21に接着されて固定さ
れている。尚、上記の仮接着や剥離処理は、従来よりこ
の種のテープ部材において用いられている手法を特に制
限なく用いて行うことができる。
【0021】そして、使用に際しては、図8に示すよう
に、剥離紙4を取り外して粘着面層22を露出させ、カ
イロ本体2を衣類である下着の表面に貼り付けた後、止
着部133及び中央部132を引き剥がしてテープ部材
103を伸ばして、該中央部132における固着部13
1側の部分でカイロ本体2の粘着面層22側に折り返
し、止着部133を衣類である下着Uの裏面側に貼り付
けることにより、カイロ本体2とテープ部材103とで
衣類を挟持するようにして装着して使用することができ
る。
【0022】次いで、本発明の携帯用カイロの第5及び
6の形態について図9〜12を参照してそれぞれ説明す
る。尚、特に詳述しない点については、上述した第1形
態の説明が適宜適用されるので、特に変更しない部材に
ついては第1の形態と同じ番号を付す。
【0023】第5の形態の携帯用カイロ1においては、
図9及び10に示すように、カイロ本体2は、上述した
第1の形態と同じ形状である。そして、本形態において
は、固定片としての上記テープ部材203は、上記カイ
ロ本体2とは別体のテープ部材であり、上記カイロ本体
2の上記表面層21側に設けられている。上記テープ部
材203は、テープをカイロ本体2に固着する固着部2
31と、固着部23に連設されており、表面232aが
剥離処理されており、裏面232bがカイロ本体2の表
面層21に仮接着されている中央部232と、該中央部
232に連設されており、該中央部232の該表面23
2aに当接する面が粘着面233aとなされている止着
部233とからなり、該止着部233は該中央部232
上に折り重ねられている。そして、上記固着部231
は、上記カイロ本体2の上端縁中央部において、該カイ
ロ本体2の周縁2a(発熱体23が存在せず表面層21
と粘着面層22とが接着されている部分)における上記
表面層21に接着されて固定されている。上記の点以外
の点については、上述した第1の形態と同じである。
尚、上記の仮接着や剥離処理は、従来よりこの種のテー
プ部材において用いられている手法を特に制限なく用い
て行うことができる。
【0024】そして、使用に際しては、剥離紙4を取り
外してカイロ本体2の粘着面層22を露出させ、カイロ
本体2を衣類である下着の表面に貼り付けた後、止着部
233及び中央部232を引き剥がしてテープ部材を伸
ばして、該中央部232における固着部231側の部分
で折り返し、止着部233を下着の裏面側に貼り付ける
ことにより、カイロ本体2とテープ部材203とで衣類
を挟持するように装着して使用することができる。
【0025】第6の形態の携帯用カイロは、図11及び
12に示すように、カイロ本体2が、上述した第一の形
態と同じ形状である。そして、本形態においては、固定
片としての上記テープ部材303は、上記カイロ本体2
とは別体のテープ部材であり、上記カイロ本体2の上記
表面層21側に設けられている。上記テープ部材303
は、テープをカイロ本体2に固着する固着部331と、
該固着部331に連設されており、表面が粘着面332
aとされており、裏面がカイロ本体2の表面層21に仮
接着されている止着部332とからなり、該止着部33
2の表面には粘着面332a保護のための剥離紙304
が設けられている。そして、上記固着部331は、上記
カイロ本体2の上端縁中央部にて、該カイロ本体2の周
縁2a(発熱体23が存在せず表面層21と粘着面層2
2とが接着されている部分)に位置し且つ上記表面層2
1に接着されて固定されている。上記の点以外の点につ
いては、上述した第一の形態と同じである。尚、上記の
仮接着は、従来より、この種のテープ部材において用い
られている手法を制限なく用いて行うことができる。
【0026】そして、使用に際しては、剥離紙4を取り
外してカイロ本体2の粘着面層22を露出させ、カイロ
本体2を衣類である下着の表面に貼り付けた後、止着部
332の剥離紙304を剥がして止着部332の粘着面
332aを露出させ、該止着部332を下着の裏面側に
折り返し、該止着部332を下着の裏面側に貼り付ける
ことにより、カイロ本体2とテープ部材303とで衣類
を挟持するように装着して使用することができる。
【0027】尚、本発明は、上述した形態に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
更可能である。例えば、第1の形態において、貼着面は
粘着剤を塗布して形成した粘着面とせずに、機械的ファ
スナーのオス材(例えば、「マジックテープ」登録商
標、クラレ社製)等を用いて形成した係合面とすること
もできる。また、貼着面及び貼着部を設けずに、折り曲
げた形態を保持しうる固定片を、裏面層側に折り曲げ
て、下着等の衣類の内方に押し込んで装着できる形態と
してもよい。この際、上記固定片は、剛性の高い材料に
より形成することができ、紙、プラスチックシート、ア
ルミ製の金属シート等が使用できる。尚、本発明の説明
に際しては、便宜上、下着に装着した際に下着に当接す
る方を裏面層(粘着層を有する場合は粘着面層)、その
反対側を表面層と称したが、カイロ本体に貼着部がない
形態では、表面層及び裏面層は特に差がないものとする
こともできる。
【0028】
【発明の効果】本発明の携帯用カイロは、装着中に、ず
れたり、脱落したりすることがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の携帯用カイロの1形態を示す
平面図である。
【図2】図2は、図1のII-II 断面図である。
【図3】図3は、図1に示す携帯用カイロの使用態様図
である。
【図4】図4は、本発明の携帯用カイロの第2の形態を
示す平面図である。
【図5】図5は、本発明の携帯用カイロの第3の形態を
示す平面図である。
【図6】図6は、本発明の携帯用カイロの第4の形態を
示す平面図である。
【図7】図7は、図6に示す携帯用カイロのVII-VII 断
面図である。
【図8】図8は、図6に示す携帯用カイロの使用態様を
示す斜視図である。
【図9】図9は、本発明の携帯用カイロの第5の形態を
示す平面図である。
【図10】図10は、図9に示す携帯用カイロのx-x 断
面図である。
【図11】図11は、本発明の携帯用カイロの第6の形
態を示す平面図である。
【図12】図12は、図11に示す携帯用カイロのXII-
XII 断面図である。
【符号の説明】
1 携帯用カイロ 2 カイロ本体 21 表面層 22 粘着面層(裏面層) 23 発熱体 3 テープ部材(固定片) 31 表層 32 粘着層 33 粘着部 4 剥離紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長原 進介 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 中西 稔 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面層と裏面層と該表面層及び該裏面層
    間に介在された発熱体とからなるカイロ本体、並びに使
    用時に該カイロ本体の上端縁から外方に延出させて衣類
    に装着しうるように該カイロ本体に設けられた固定片を
    具備することを特徴とする携帯用カイロ。
  2. 【請求項2】 上記裏面層には、カイロ本体を衣類に固
    定する貼着面を有することを特徴とする請求項1記載の
    携帯用カイロ。
  3. 【請求項3】 上記貼着面が粘着面であることを特徴と
    する請求項2記載の携帯用カイロ。
  4. 【請求項4】 上記固定片は、上記カイロ本体の周縁か
    ら、上記表面層及び/又は裏面層を延出させて形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の携帯用カイロ。
  5. 【請求項5】 上記固定片は、その衣類と当接する面に
    該固定片を衣類に固定する貼着部を有することを特徴と
    する請求項1記載の携帯用カイロ。
  6. 【請求項6】 上記貼着部が粘着部であることを特徴と
    する請求項5記載の携帯用カイロ。
  7. 【請求項7】 上記固定片は、上記カイロ本体の上端縁
    中央部において該カイロ本体の周縁から延出されている
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯用カイロ。
  8. 【請求項8】 上記固定片は、上記カイロ本体とは別体
    のテープ部材であることを特徴とする請求項1記載の携
    帯用カイロ。
  9. 【請求項9】 上記テープ部材は、テープをカイロ本体
    に固着する固着部と、該固着部に連設されており、一面
    が該固着部に仮接着され且つ他面が剥離処理されている
    中央部と、該中央部に連設されており、該中央部の該他
    面に当接する面が粘着面となされている止着部とからな
    り、該固定部、該中央部及び該止着部がそれぞれ折り重
    なるようにZ型に折り重ねられていることを特徴とする
    請求項8記載の携帯用カイロ。
JP32627497A 1997-11-27 1997-11-27 携帯用カイロ Expired - Lifetime JP3957377B2 (ja)

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