JPH09192159A - 発熱体構造物 - Google Patents

発熱体構造物

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JPH09192159A
JPH09192159A JP31427096A JP31427096A JPH09192159A JP H09192159 A JPH09192159 A JP H09192159A JP 31427096 A JP31427096 A JP 31427096A JP 31427096 A JP31427096 A JP 31427096A JP H09192159 A JPH09192159 A JP H09192159A
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JP
Japan
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heating element
sheet
adhesive layer
element structure
protective sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP31427096A
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English (en)
Inventor
Eiji Miyashita
永二 宮下
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FELIX KK
Fuji Techno Co Ltd
Original Assignee
FELIX KK
Fuji Techno Co Ltd
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Publication date
Application filed by FELIX KK, Fuji Techno Co Ltd filed Critical FELIX KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時以外には剥がれにくく、使用時には容
易に剥がすことのできる離型性保護シートを備え、且
つ、粘着剤層を袋体の一面の全面に設けることができ被
着体の所定箇所に安定に貼着可能な発熱体構造物を提供
する。 【解決手段】 発熱体組成物2を通気性の袋体3内に収
容し、該袋体の一面に粘着剤層7を設けると共に該粘着
剤層7上に離型性保護シート8を貼着した発熱体構造物
1において、前記粘着剤層7は前記袋体3の一面の全面
に設けられ、前記離型性保護シート8は引張強度が15
kg/mm2 以上の合成樹脂シートであって、該シート
に0.05〜0.5mmごとに切れ目9を入れて形成し
た破断線10に沿ってシート面の水平方向に引き裂き自
在としたことを特徴とする発熱体構造物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は使い捨てカイロ等の
発熱体構造物に関し、更に詳しくは、空気に触れて発熱
する発熱体組成物を通気性の袋体内に収容し、該袋体の
一面に粘着剤層を設けると共に該粘着剤層上に離型性保
護シートを貼着して粘着固定機能を備えるようにした発
熱体構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の粘着固定機能を備えた発
熱体構造物においては、使用時に離型性保護シートを剥
がしやすくする目的で、その中心部に直線状や波線状の
切り込み線が設けられ、使用時にこの直線状や波線状の
切り込み線に沿って分離しながら離型性保護シートを粘
着剤層から剥がすようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の発熱体構造物においては、離型性保護シートが直線
状の切り込み線を有する場合は、粘着剤層からは剥がし
やすいものの、発熱体構造物の使用前に外気と遮断する
ために用いる保護用外装袋に出し入れする際に不用意に
剥がれてしまうという不都合があった。また、波線状の
切り込み線を有する場合には、前者のように不用意な剥
がれは生じないものの、切り込み線の下面に粘着剤が存
在するとこの切り込み線に沿って破断させることが難し
いため、切り込み線の下面には粘着剤を設けることがで
きず、発熱体構造物を被着体の所定箇所に安定に貼着さ
せることができないという不都合があった。そこで、本
発明は、前記従来の不都合を解消し、使用時以外には剥
がれにくく、使用時には容易に剥がすことのできる離型
性保護シートを備え、且つ、粘着剤層を袋体の一面の全
面に設けることができ被着体の所定箇所に安定に貼着可
能な発熱体構造物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の発熱体構造物は
前記課題を達成するべく、発熱体組成物を通気性の袋体
内に収容し、該袋体の一面に粘着剤層を設けると共に該
粘着剤層上に離型性保護シートを貼着した発熱体構造物
において、前記粘着剤層は前記袋体の一面の全面に設け
られ、前記離型性保護シートは引張強度が15kg/m
2 以上の合成樹脂シートであって、該シートに0.0
5〜0.5mmごとに切れ目を入れて形成した破断線に
沿ってシート面の水平方向に引き裂き自在としたことを
特徴とする。また、請求項2記載の発明は、前記合成樹
脂シートがポリエステル樹脂シート或いは延伸ポリプロ
ピレン樹脂シートであることを特徴とする発熱体構造物
である。また、請求項3記載の発明は、前記切れ目が
0.05〜0.25mmごとに入れられたものであるこ
とを特徴とする発熱体構造物である。また、請求項4記
載の発明は、前記切れ目が0.2〜4mmであることを
特徴とする発熱体構造物である。また、請求項5記載の
発明は、前記切れ目が1〜4mmであることを特徴とす
る発熱体構造物である。
【0005】
【発明の実施の形態】前記通気性の袋体内に収容される
発熱体組成物は、鉄粉に酸化促進剤を加えた混合物等、
空気に触れて初めて発熱反応を起こすような発熱体組成
物であれば特に限定されるものではない。
【0006】前記通気性の袋体は、一般には、ポリエチ
レンやポリプロピレン等の有孔処理を施された通気性樹
脂フィルムに、ポリエチレンやポリプロピレン等の有孔
処理を施されてない非通気性樹脂フィルムをヒートシー
ルやホットメルト系接着フィルムの介装等の接着手段に
よって貼着させて通気性の袋体に形成されるものであ
る。尚、前記通気性樹脂フィルム及び非通気性樹脂フィ
ルムには必要に応じ、ナイロン、ビニロン、ポリエステ
ル等の織布、不織布等からなる通気性の補強用シートを
積層させて強度を高めるようにしてもよい。
【0007】前記通気性の袋体の一面に設けられる粘着
剤層は、アクリル系粘着剤やゴム系粘着剤等、任意の粘
着剤により形成されるもので、必要とされる粘着力に応
じ、その種類、塗布厚等を決めればよい。
【0008】前記離型性保護シートは、引張強度が15
kg/mm2 以上の合成樹脂シートである必要がある
が、実験の結果、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)樹脂フィルム等のポリエステルフィルムや延伸ポリ
プロピレンフィルムの使用が引張強度が17〜24kg
/mm2 という適当な引張強度を有し、且つ、適当な引
裂強度を備えるために好ましい。尚、本明細書における
引張強度はASTM D−882により測定した値を示
したものである。また、前記合成樹脂シートの厚味は、
破断線に沿ってシートを水平方向に引き裂ける厚味であ
れば特に限定されるものではないが、12〜100μm
程度の厚味とするのが好ましい。
【0009】前記合成樹脂シートには少なくとも粘着剤
層への貼着面に離型性を持たせる必要があるが、離型剤
処理を施すことにより離型性を持たせるようにすること
が好ましい。
【0010】前記破断線は0.05〜0.5mmごとに
切れ目を入れた破断線にする必要があり、ロールカッタ
ー等の任意の手段により形成される。この破断線を0.
05mm未満ごとに切れ目を入れて形成した場合は、直
線状の切り込み線と同様に容易に切断されて離型性保護
シートが粘着剤層から不用意に剥がれる原因となり、ま
た、0.5mmを越える長さごとに切れ目を入れて形成
した場合には、離型性保護シートを破断線に沿って真っ
直ぐに引き裂けずに斜め切れになってしまう。このよう
な観点から、前記破断線は0.05mm〜0.25mm
ごとに切れ目を入れて形成した破断線であることが好ま
しい。
【0011】前記切れ目は0.2〜4mmの範囲である
ことが好ましく、0.2mm未満であると破断線に沿っ
た真っ直ぐな切断が難しく斜め切れになり、また、4m
mを越えると製造工程において不用意に切断されてしま
う。このような観点から前記切れ目は1〜4mmの範囲
が特に好ましい。
【0012】尚、前記破断線を設ける場所や、本数は特
に限定されるものでないが、離型性保護シートの中心線
に沿って1本設けるようにすれば、発熱体構造物をその
中心線に沿って離型性保護シートの反対面側に折り曲げ
ることにより離型性保護シートがシート面の水平方向に
引き伸ばされることになり、このような折り曲げ動作の
みによって離型性保護シートを簡単に引き裂くことがで
きる。
【0013】前記のように、発熱体構造物の離型性保護
シートを引張強度が15kg/mm 2 以上の合成樹脂フ
ィルムで構成し、該シートに0.05〜0.5mmごと
に切れ目を入れて形成した破断線を設け、この破断線に
沿ってシート面の水平方向に引き裂き自在とすることに
より、粘着剤層を全面に設けて破断線の下面にも粘着剤
が存在するようにしても離型性保護シートを破断線に沿
って水平方向に引き裂くだけで簡単に粘着剤層から剥が
すことができ、しかも、このように引き裂く前は、不用
意に粘着剤層から剥がれることがない。
【0014】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明発熱体構造物
の実施例について比較例と共に説明する。 (実施例1)図中1は発熱体構造物を示し、鉄粉に酸化
促進剤を加えた混合物からなる発熱体組成物2が通気性
の袋体3内に収容されている。この通気性の袋体3は、
有孔処理を施されたポリエチレン樹脂シートからなる通
気性の表シート4と、有孔処理を施されていない非通気
性のポリエチレン樹脂シートからなる裏シート5をヒー
トシールによって貼着し、内部に発熱体組成物2を収容
した通気性の袋体3に形成されており、通気性の表シー
ト4にはポリエステル織布からなる補強用シート6が貼
着され、また、裏シート5にはその露出側全面にアクリ
ル樹脂からなる粘着剤層7が塗布形成され、その粘着剤
層7には、離型性保護シート8が貼着されている。
【0015】以上の構成は、従来の発熱体構造物と特に
変わるところはないが、本実施例の発熱体構造物におい
ては、前記離型性保護シート8としてシリコーン系の離
型剤処理を施した厚味38μmのPET樹脂シートから
なる引張強度が22kg/mm2 の合成樹脂シートを用
いると共に、その長手方向の中心線に沿って、図4に示
すように、0.1mmごとに長さ2mmの切れ目9を入
れて形成した破断線10を設け、この破断線10に沿っ
てシート面の水平方向に引き裂き自在に形成されてい
る。
【0016】前記発熱体構造物1の離型性保護シート8
をその破断線10に沿って、水平方向に左右に引っ張っ
てみたところ、破断線10に沿って簡単に破断され、し
かも破断部の離型性保護シート10は粘着剤層7から完
全に剥がれていた。また、前記発熱体構造物1を保護用
外装袋に出し入れしてみたところ、離型性保護シート8
が粘着剤層7が剥がれるようなことはなかった。
【0017】(比較例1)次に、前記離型性保護シート
として、PET樹脂シートに代えて引張強度が2.5k
g/mm2 のポリエチレン樹脂シートを使用したこと以
外は前記実施例1と同様にして発熱体構造物を作成し、
前記実施例1と同様にして離型性保護シートを水平方向
に引き裂こうとしたところ、離型性保護シートが引っ張
り方向に伸びてしまい、破断させることができなかっ
た。
【0018】(比較例2)また、前記実施例の離型性保
護シートに代え、同じPET樹脂シートに0.55mm
ごとに長さ0.35mmの切れ目9を入れて形成した破
断線10を設けた離型性保護シートを用いたこと以外は
前記実施例1と同様にして発熱体構造物を作成し、前記
実施例1と同様にして離型性保護シートを水平方向に引
き裂こうとしたところ、破断線は破断せず、粘着剤層に
対して垂直方向に引き剥がしてようやく破断させること
ができた。しかしながら、ゆっくり丁寧に引き裂かない
と斜め切りとなり、実用的でなかった。
【0019】
【発明の効果】このように、本発明によれば、使用時以
外には剥がれにくく、使用時には容易に剥がすことので
きる離型性保護シートを備え、且つ、粘着剤層を袋体の
一面の全面に設けることができ被着体の所定箇所に安定
に貼着可能な発熱体構造物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明発熱体構造物の裏面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】前記発熱体構造物の離型性保護シートの破断状
体を示す裏面図
【図4】図1のB−B線拡大断面図
【符号の説明】
1 発熱体構造物 2 発熱体組成物 3 袋体 4 表シート 5 裏シート 6 保護用シート 7 粘着剤層 8 離型性保護シート 9 切れ目 10 破断線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体組成物を通気性の袋体内に収容
    し、該袋体の一面に粘着剤層を設けると共に該粘着剤層
    上に離型性保護シートを貼着した発熱体構造物におい
    て、前記粘着剤層は前記袋体の一面の全面に設けられ、
    前記離型性保護シートは引張強度が15kg/mm2
    上の合成樹脂シートであって、該シートに0.05〜
    0.5mmごとに切れ目を入れて形成した破断線に沿っ
    てシート面の水平方向に引き裂き自在としたことを特徴
    とする発熱体構造物。
  2. 【請求項2】 前記合成樹脂シートはポリエステル樹脂
    シート或いは延伸ポリプロピレン樹脂シートであること
    を特徴とする請求項1記載の発熱体構造物。
  3. 【請求項3】 前記切れ目は0.05〜0.25mmご
    とに入れられたものであることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の発熱体構造物。
  4. 【請求項4】 前記切れ目は0.2〜4mmであること
    を特徴とする請求項3記載の発熱体構造物。
  5. 【請求項5】 前記切れ目は1〜4mmであることを特
    徴とする請求項4記載の発熱体構造物。
JP31427096A 1995-11-10 1996-11-11 発熱体構造物 Pending JPH09192159A (ja)

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JP7-317426 1995-11-10
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11155895A (ja) * 1997-11-27 1999-06-15 Kao Corp 携帯用カイロ
JP2000038557A (ja) * 1998-07-23 2000-02-08 Ferikku Kk 粘着性シート、又はこれを用いた医療用テープ・シート或いは発熱体並びに外用材
KR20190013445A (ko) * 2017-07-31 2019-02-11 이민희 아로마테라피 기능성 발열팩 및 그 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000038557A (ja) * 1998-07-23 2000-02-08 Ferikku Kk 粘着性シート、又はこれを用いた医療用テープ・シート或いは発熱体並びに外用材
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