JPH11155689A - 物入れ装置 - Google Patents

物入れ装置

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JPH11155689A
JPH11155689A JP34428797A JP34428797A JPH11155689A JP H11155689 A JPH11155689 A JP H11155689A JP 34428797 A JP34428797 A JP 34428797A JP 34428797 A JP34428797 A JP 34428797A JP H11155689 A JPH11155689 A JP H11155689A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 座席の背面ボードに設けられる物入れ装置で
あって、その物入れ袋に容易に小物を入れることがで
き、しかもその小物をワンタッチで取り出すことのでき
る物入れ装置を提案する。 【解決手段】 第1のスペーサ8に、物入れ袋7が取り
付けられた上下の第1及び第2の可撓性部材6,6Aの
一端側10,10Aを固定し、その可撓性部材6,6A
の他端側12,12Aを第2のスペーサ8Aに対して可
動に支持し、スライド部材15を作動させ、第1及び第
2の可撓性部材6,6Aを湾曲変形させて物入れ袋7内
の小物を下方に落下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物入れ袋内に小物
を収納する物入れ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、鉄道車両、自動車、航空機、
船舶又は劇場などに設置される座席の背面や、その他の
取付面に上記形式の物入れ装置を取付け、ここに雑誌や
新聞紙などの小物を収納できるようにしている。このよ
うな物入れ装置に小物を収納するときは、その物入れ袋
の上部を手で手前に引いて当該上部を開き、ここから物
入れ袋内に小物を入れる。物入れ袋内の物を廃棄すると
きも、一方の手で物入れ袋上部を引いてここを開き、そ
の上部から他方の手を入れ、収納した小物を取り出すの
であるが、このような作業は、時に大変煩雑なものとな
る。例えば、鉄道車両内の各座席に取付けられた物入れ
装置から小物を取り出す作業は、専門の清掃作業者によ
り行われるが、このとき作業者は、各物入れ毎に、上述
した作業を行わなければならず、その全作業を完了する
のに多大な時間と手間を必要とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した新
規な認識に基づきなされたものであって、その目的とす
るところは、従来と同様に簡単に物入れ袋内に小物を入
れることができると共に、これを廃棄するときも極く簡
単な操作でその小物を物入れ袋から取り出せるようにし
た物入れ装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、取付面に対向した状態で互いに上下方向に
離間して配置され、かつその長手方向各一端側が取付面
に対して固定されていると共に、その各他端側が取付面
に対して移動可能に支持され、各一端側と各他端側との
間の長手方向中央部が取付面に対してフリー状態となっ
ている第1及び第2の可撓性部材と、第1及び第2の可
撓性部材に取付けられた物入れ袋と、第1及び第2の可
撓性部材の各他端側をその各一端側に接近する向きに移
動させ、当該第1及び第2の可撓性部材の長手方向中央
部を前記取付面から離間する向きに湾曲変形させるため
のスライド部材とを具備して成る物入れ装置を提案する
(請求項1)。
【0005】その際、互いに水平方向に離間して配置さ
れ、かつ前記取付面に対して固定された第1及び第2の
スペーサを具備し、その第1のスペーサに前記第1及び
第2の可撓性部材の各一端側が固定され、かつ第2のス
ペーサに、前記スライド部材が、第1及び第2の可撓性
部材の一端側に対して接近又は離間する方向に移動可能
に支持されていて、上側の第1の可撓性部材は、取付面
から離間し、下側の第2の可撓性部材は取付面に当接し
ていると有利である(請求項2)。
【0006】さらに、上記各構成において、前記第1及
び第2の可撓性部材が板ばねより成ると特に有利である
(請求項3)。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0008】図1は、鉄道車両の客室内に配置された座
席のシートバック1を示し、このシートバック1は、図
示していないシートバックフレーム及びクッション材
と、これらのまわりを覆う表皮材2と、その背面側に設
けられていて、ねじ3によって上記シートバックフレー
ムに固定された背面ボード4とを有している。この背面
ボード4に物入れ装置5が装着され、図示した座席より
も後方に位置する図示していない座席に着座した乗客に
よってその物入れ装置5が使用される。
【0009】図2は上記物入れ装置5の正面図、図3は
その右側面図、図4はその平面図、さらに図5はその一
部の要素を破断して示した分解斜視図である。
【0010】ここに示した物入れ装置5は、上下方向に
互いに離間して位置する第1及び第2の可撓性部材6,
6Aと、これらの可撓性部材6,6Aに取付けられた物
入れ袋7を有し、図示した例では両可撓性部材6,6A
が板ばねによって構成されている。乗客がこの物入れ装
置5の物入れ袋7に、図示していない雑誌や新聞紙など
の小物を入れるときは、上側の第1の可撓性部材6を図
1及び図4に鎖線で示すように手前側に引いてこれを湾
曲変形させ、物入れ袋7の上部を開き、ここから物入れ
袋7内に小物を収容する。このとき、下側の第2の可撓
性部材6Aは、図1に実線で示すように変形せず、背面
ボード4に形成された膨隆部4Aより成る取付面に当接
したままである。このため物入れ袋7内に入れられた小
物は、その物入れ袋内に支障なく収納される。
【0011】物入れ袋7内の小物を廃棄するときは、後
に詳しく説明するように、第1及び第2の可撓性部材
6,6Aを共に図1に鎖線で示すように湾曲変形させ、
物入れ袋7の下部を開き、ここから内部の小物を下方に
落下させる。
【0012】以上が物入れ装置5の概略構成であるが、
以下にその詳細を明らかにする。
【0013】物入れ装置5は、互いに水平方向に離間し
て配置された剛体より成る第1及び第2のスペーサ8,
8Aを有し、これらのスペーサ8,8Aは、互いに平行
に位置していると共に、上下方向に長く延びていて、そ
れぞれねじ9,9Aによって、前述のシートバックフレ
ームに固定されている。この例では、シートバック1の
背面ボード4が物入れ装置5の取付面を構成するが、こ
の背面ボード4はシートバックフレームに固定されてい
るので、第1及び第2のスペーサ8,8Aは、物入れ装
置5の取付面、すなわち背面ボード4に対しても固定さ
れる。
【0014】一方、前述の第1及び第2の可撓性部材
6,6Aは、背面ボード4によって構成された取付面に
対向した状態で互いに平行に延びており、本例の可撓性
部材6,6Aは、細長いばね材を2つ折りにした板ばね
により構成されている。第1及び第2の可撓性部材6,
6Aの一端側10,10Aは、第1の連結片11によっ
て連結されている。その際、上側の第1の可撓性部材6
の一端側10と第1の連結片11の上部は、第1のスペ
ーサ8に前述のねじ9によって固定され、下側の第2の
可撓性部材6Aの一端側10Aと第1の連結片11の下
部も、前述のねじ9によって第1のスペーサ8に固定さ
れている。このようにして、第1のスペーサ8に第1及
び第2の可撓性部材6,6Aの各一端側10,10Aが
固定され、これによって第1及び第2の可撓性部材6,
6Aの長手方向各一端側10,10Aが、背面ボード4
より成る取付面に対して固定される。
【0015】第1及び第2の可撓性部材6,6Aの他端
側12,12Aも、第2の連結片11Aによって連結さ
れていて、両可撓性部材6,6Aと両連結片11,11
Aとに、物入れ袋7の縁部が例えば接着剤によって一体
に取付けられている。このように、連結片11,11A
は、物入れ袋7の縁部を係止するためのものである。ま
た第2の連結片11Aは、例えばゴムシート、ゴムひも
又は軟質合成樹脂シートなどの弾性材ないしは可撓性材
料より成り、第1の連結片11は、剛体、弾性材又は可
撓性材料のいずれから構成されていてもよい。物入れ袋
7は、布、樹脂シートなどの適宜な可撓性材料により構
成され、図示した例では可撓性を有する網体より成る物
入れ袋7が使用されている。
【0016】第2のスペーサ8Aには、前述のねじ9A
によって、剛体より成るホルダ13が固定され、当該ホ
ルダ13も背面ボード4より成る取付面に対して固定さ
れている。ホルダ13の上部と下部は、互いに対向する
向きに曲折形成され、ここに上下のガイド溝14,14
Aが形成され、かかるガイド溝14,14Aには、スラ
イド部材15の上部と下部、及び前述の第1及び第2の
可撓性部材6,6Aの各他端側12,12Aが、それぞ
れ当該可撓性部材6,6Aの一端側10,10Aに対し
て接近又は離間する方向に移動可能に保持されている。
【0017】上述のようにして、スライド部材15は、
ホルダ13を介して、第2のスペーサ8Aに、第1及び
第2の可撓性部材6,6Aの一端側10,10Aに対し
て接近又は離間する方向に移動可能に支持されている。
同様に、第1及び第2の可撓性部材6,6Aの各他端側
12,12Aが、背面ボード4より成る取付面に対し
て、その一端側10,10Aに対して接近又は離間する
方向に移動可能に支持されている。しかも、第1及び第
2の可撓性部材6,6Aの各一端側10,10Aと各他
端側12,12Aとの間の長手方向中央部25,25A
は、背面ボード4より成る取付面に対してフリー状態と
なっている。その際、湾曲変形していないときの上側の
第1の可撓性部材6は、背面ボード4より成る取付面か
ら、わずかな間隔をあけて離間し、同じく湾曲変形して
いない下側の第2の可撓性部材6Aは、背面ボード4の
膨隆部4Aより成る取付面に当接している。
【0018】スライド部材15は、剛体により構成され
ていて、板材より成る基部16と、その基部16に固着
された取手17を有している。基部16の上部と下部に
は、ピン18,18Aより成る加圧片がそれぞれ突設さ
れ、その各ピン18,18Aは、第1及び第2の可撓性
部材6,6Aの各他端側12,12Aに穿設された長孔
19,19Aにそれぞれ摺動自在に嵌合している。各長
孔19,19Aは、第1及び第2の可撓性部材6,6A
の長手方向、すなわち水平方向に長く延びている。第1
及び第2の可撓性部材6,6Aが湾曲変形していない状
態で、各ピン18,18Aは、各可撓性部材6,6Aの
一端側10,10Aに近い方の長孔端部20,20Aに
当接している。
【0019】また、第2のスペーサ8Aとホルダ13に
は、ねじ21,21Aによって上下一対の円筒状のスト
ッパ22,22Aがそれぞれ固定され、これらのストッ
パ22,22Aは、スライド部材15に形成された上下
の各切欠23,23Aにそれぞれ相対摺動自在に嵌合し
ている。
【0020】物入れ袋7に小物を収容するときは、前述
のように、図1に示した座席の後方の座席に着座した乗
客が上側の第1の可撓性部材6を手前側、すなわち背面
ボード4から後方に離間する向きに引く。これによっ
て、第1の可撓性部材6の他端側12がその一端側10
に近づく向きに移動する。しかも、その一端側10は背
面ボード4に対して固定されているので、第1の可撓性
部材6は、図1及び図4に鎖線で示すように、その長手
方向中央部25が背面ボード4から離間する向きに湾曲
変形する。このとき、スライド部材15が作動すること
はなく、これに突設されたピン18が第1の可撓性部材
6に形成された長孔19に対して相対的に摺動し、第1
の可撓性部材6の他端側12は支障なく移動する。
【0021】上述のようにして物入れ袋7の上部が開く
ので、後方座席の乗客は、その開放した上部の口から新
聞紙などの小物を物入れ袋7内に収容することができ
る。このとき、第2の連結片11Aは軟質な弾性ないし
は可撓性材料より成るので、第1の可撓性部材6の他端
側12が作動しても、第2の連結片11Aは変形するだ
けで、第1の可撓性部材6の動きを第2の可撓性部材6
Aに伝えることはない。よって、第2の可撓性部材6A
の他端側12Aが作動することはない。このように、下
側の第2の可撓性部材6Aは変形せず、背面ボード4の
膨隆部4Aに当接したままであるため、物入れ袋7内の
小物が下方に落下することはない。乗客が第1の可撓性
部材6から手を離せば、その可撓性部材6は板ばねより
成るため、その弾性によって当該可撓性部材6は自動的
に元の状態に戻り、物入れ袋内の小物を保持する。
【0022】ここで、清掃作業者が物入れ袋7内の小物
を取り出すときは、スライド部材15の取手17を手で
掴んで、これを第1及び第2の可撓性部材6,6Aの一
端側10,10Aに接近する向き(図2の矢印P方向)
に移動させる。ストッパ22,22Aが、スライド部材
15に形成された切欠23,23Aの端部24,24A
に当ったところでスライド部材15は停止する。
【0023】この動作により、スライド部材15に突設
された上下のピン18,18Aが、第1及び第2の可撓
性部材6,6Aに形成された長孔19,19Aの端部2
0,20Aを加圧し、しかも第1及び第2の可撓性部材
6,6Aの一端側10,10Aは背面ボード4に対して
固定されているので、先にも説明したように、第1及び
第2の可撓性部材6,6Aの長手方向中央部25,25
Aが、図1及び図4に鎖線で示す如く、背面ボード4か
ら離間する向きに湾曲変形し、物入れ袋7の上部と下部
が開く。このため、その下部の開口から物入れ袋内の小
物を下方に落下させ、或いはこの下部開口から物入れ袋
7内の小物を容易に取り出すことができる。
【0024】このように、スライド部材15は、第1及
び第2の可撓性部材6,6Aの各他端側12,12Aを
その各一端側10,10Aに接近する向きに移動させ、
第1及び第2の可撓性部材6,6Aの長手方向中央部2
5,25Aを背面ボード4より成る取付面から離間する
向きに湾曲変形させる用をなす。
【0025】物入れ袋内の小物を下部開口から取り出し
た後、スライド部材15から手を離せば、板ばねより成
る可撓性部材6,6Aの弾性によって、その可撓性材料
6,6Aとスライド部材15は元の状態に復帰する。
【0026】上述のように、本例の物入れ装置5は、背
面ボード4より成る取付面に対向した状態で互いに上下
方向に離間して配置され、かつその長手方向各一端側1
0,10Aが取付面に対して固定されていると共に、そ
の各他端側12,12Aが取付面に対して移動可能に支
持され、各一端側10,10Aと各他端側12,12A
との間の長手方向中央部25,25Aが取付面に対して
フリー状態となっている第1及び第2の可撓性部材6,
6Aと、第1及び第2の可撓性部材6,6Aに取付けら
れた物入れ袋7と、第1及び第2の可撓性部材6,6A
の各他端側12,12Aをその各一端側10,10Aに
接近する向きに移動させ、当該第1及び第2の可撓性部
材6,6Aの長手方向中央部25,25Aを取付面から
離間する向きに湾曲変形させるためのスライド部材15
とを具備しており、かかる構成により、従来と全く同様
に、物入れ袋7に小物を入れることができ、しかもその
小物をワンタッチ操作で物入れ袋7から取り出すことが
できる。客室内に多数の物入れ装置5が設けられていて
も、短時間でその清掃作業を行うことができる。
【0027】また図示した物入れ装置5においては、互
いに水平方向に離間して配置され、かつ取付面に対して
固定された第1及び第2のスペーサ8,8Aを具備し、
その第1のスペーサ8に第1及び第2の可撓性部材6,
6Aの各一端側10,10Aが固定され、かつ第2のス
ペーサ8Aに、スライド部材15が、第1及び第2の可
撓性部材6,6Aの一端側10,10Aに対して接近又
は離間する方向に移動可能に支持されていて、上側の第
1の可撓性部材6は、取付面から離間し、下側の第2の
可撓性部材6Aは取付面に当接している。このように、
第1及び第2のスペーサ8,8Aを背面ボード4より成
る取付面に対して固定することによって、変形していな
いときの第1の可撓性部材6の長手方向中央部を取付面
から所定の間隔をあけて対置させている。これにより、
乗客は、上側の第1の可撓性部材6に容易に指を掛け、
これを手前側に引くことができる。このとき、下側の可
撓性部材6Aは取付面に接触しているので、前述の如
く、物入れ袋7に収容された小物が下方に落下すること
を阻止できる。
【0028】さらに、本例の物入れ装置5は、取付面に
対して固定されていて、スライド部材15の上部と下
部、及び第1及び第2の可撓性部材6,6Aの各他端側
12,12Aを、当該可撓性部材6,6Aの一端側1
0,10Aに対して接近又は離間する方向に移動可能に
保持するホルダ13を具備しているので、第1及び第2
の可撓性部材6,6Aの他端側12,12Aとスライド
部材15を、簡単な構成によって確実に取付面に対して
移動可能に保持することができる。
【0029】また第1及び第2の可撓性部材6,6A
は、ゴム、軟質合成樹脂、又は皮革などの適宜な可撓性
材料によって構成することもできるが、これらの第1及
び第2の可撓性部材6,6Aを、弾性部材、特に図示し
た例のように板ばねにより構成すると、スライド部材1
5を作動させて可撓性部材6,6Aを湾曲変形させた
後、スライド部材15から手を離せば、その可撓性部材
6,6Aの弾性によって、当該可撓性部材6,6Aとス
ライド部材15を自動的に初期状態に戻すことができ、
スライド部材15を手で初期位置に戻す操作を不要なも
のにすることができる。
【0030】本発明は、鉄道車両の客室内に配置された
座席に限らず、その他のいずれの個所に設けられる物入
れ装置にも適用できるものである。
【0031】
【発明の効果】請求項1に記載の物入れ装置によれば、
従来と全く同様に、物入れ袋に小物を入れることがで
き、しかもその小物をワンタッチ操作で物入れ袋から取
り出すことができる。多数の物入れ装置が設けられてい
ても、短時間でその清掃作業を行うことができる。
【0032】請求項2に記載の物入れ装置によれば、第
1及び第2のスペーサを取付面に対して固定することに
よって、変形していないときの第1の可撓性部材の長手
方向中央部を取付面から所定の間隔をあけて対置させる
ことができ、これにより、上側の第1の可撓性部材に容
易に指を掛け、これを手前側に引くことができる。この
とき、下側の可撓性部材は取付面に接触しているので、
物入れ袋に収容された小物が下方に落下することを阻止
できる。
【0033】請求項3に記載の物入れ装置によれば、ス
ライド部材を作動させて可撓性部材を湾曲変形させた
後、スライド部材から手を離せば、その可撓性部材の弾
性によって、当該可撓性部材とスライド部材を自動的に
初期状態に戻すことができ、スライド部材を手で初期位
置に戻す操作は不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】物入れ装置が取付けられたシートバックを示す
斜視図である。
【図2】物入れ装置の正面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】図2の平面図である。
【図5】物入れ装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
6 第1の可撓性部材 6A 第2の可撓性部材 7 物入れ袋 8 第1のスペーサ 8A 第2のスペーサ 10 一端側 10A 一端側 12 他端側 12A 他端側 15 スライド部材 25 中央部 25A 中央部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B64D 11/06 B64D 11/06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付面に対向した状態で互いに上下方向
    に離間して配置され、かつその長手方向各一端側が取付
    面に対して固定されていると共に、その各他端側が取付
    面に対して移動可能に支持され、各一端側と各他端側と
    の間の長手方向中央部が取付面に対してフリー状態とな
    っている第1及び第2の可撓性部材と、第1及び第2の
    可撓性部材に取付けられた物入れ袋と、第1及び第2の
    可撓性部材の各他端側をその各一端側に接近する向きに
    移動させ、当該第1及び第2の可撓性部材の長手方向中
    央部を前記取付面から離間する向きに湾曲変形させるた
    めのスライド部材とを具備して成る物入れ装置。
  2. 【請求項2】 互いに水平方向に離間して配置され、か
    つ前記取付面に対して固定された第1及び第2のスペー
    サを具備し、その第1のスペーサに前記第1及び第2の
    可撓性部材の各一端側が固定され、かつ第2のスペーサ
    に、前記スライド部材が、第1及び第2の可撓性部材の
    一端側に対して接近又は離間する方向に移動可能に支持
    されていて、上側の第1の可撓性部材は、取付面から離
    間し、下側の第2の可撓性部材は取付面に当接している
    請求項1に記載の物入れ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の可撓性部材が板ばね
    より成る請求項1又は2に記載の物入れ装置。
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