JPH1115516A - プラント性能診断装置 - Google Patents
プラント性能診断装置Info
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- JPH1115516A JPH1115516A JP16422497A JP16422497A JPH1115516A JP H1115516 A JPH1115516 A JP H1115516A JP 16422497 A JP16422497 A JP 16422497A JP 16422497 A JP16422497 A JP 16422497A JP H1115516 A JPH1115516 A JP H1115516A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】運転条件の異なる運転データを診断することが
できるプラント性能診断装置を提供すること。 【解決手段】入力された運転データを記憶する運転デー
タ記憶手段2と、運転データ記憶手段2に記憶された運
転データを共通な運転条件によるものに補正して診断用
データとする運転データ変換手段9と、前記診断用デー
タを記憶する診断用データ記憶手段12と、入力された
判定パラメータを記憶する判定パラメータ記憶手段4
と、入力された診断用因果マトリックスを記憶する診断
用因果マトリックス記憶手段6と、診断用データ記憶手
段12の診断用データ、判定パラメータ記憶手段4の判
定パラメータ及び診断用因果マトリックス記憶手段6の
診断用因果マトリックスを用いてプラントの構成機器の
性能を診断する診断手段10と、診断手段10で得られ
た診断結果を出力する出力手段(7、8)と、を具備。
できるプラント性能診断装置を提供すること。 【解決手段】入力された運転データを記憶する運転デー
タ記憶手段2と、運転データ記憶手段2に記憶された運
転データを共通な運転条件によるものに補正して診断用
データとする運転データ変換手段9と、前記診断用デー
タを記憶する診断用データ記憶手段12と、入力された
判定パラメータを記憶する判定パラメータ記憶手段4
と、入力された診断用因果マトリックスを記憶する診断
用因果マトリックス記憶手段6と、診断用データ記憶手
段12の診断用データ、判定パラメータ記憶手段4の判
定パラメータ及び診断用因果マトリックス記憶手段6の
診断用因果マトリックスを用いてプラントの構成機器の
性能を診断する診断手段10と、診断手段10で得られ
た診断結果を出力する出力手段(7、8)と、を具備。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力プラント等
の主要構成機器の性能診断に適用されるプラント性能診
断装置に関する。
の主要構成機器の性能診断に適用されるプラント性能診
断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のこの種のプラント性能診
断装置の構成を示すブロック図である。図6において、
診断装置200はプラントの構成機器の性能を診断する
装置である。運転データ入力手段1は、診断装置200
内に運転データを入力する。運転データ記憶手段2は、
運転データ入力手段1で入力された運転データを記憶す
る。判定パラメータ入力手段3は、診断装置200内に
判定パラメータを入力する。判定パラメータ記憶手段4
は、判定パラメータ入力手段3で入力された判定パラメ
ータを記憶する。
断装置の構成を示すブロック図である。図6において、
診断装置200はプラントの構成機器の性能を診断する
装置である。運転データ入力手段1は、診断装置200
内に運転データを入力する。運転データ記憶手段2は、
運転データ入力手段1で入力された運転データを記憶す
る。判定パラメータ入力手段3は、診断装置200内に
判定パラメータを入力する。判定パラメータ記憶手段4
は、判定パラメータ入力手段3で入力された判定パラメ
ータを記憶する。
【0003】診断用因果マトリックス入力手段5は、診
断装置200内に診断用因果マトリックス(以後、診断
用因果Mと称す)を入力する。診断用因果マトリックス
記憶手段6は、診断用因果マトリックス入力手段5で入
力された診断用因果Mを記憶する。
断装置200内に診断用因果マトリックス(以後、診断
用因果Mと称す)を入力する。診断用因果マトリックス
記憶手段6は、診断用因果マトリックス入力手段5で入
力された診断用因果Mを記憶する。
【0004】診断手段20は、運転データ記憶手段2に
記憶された運転データ、判定パラメータ記憶手段4に記
憶された判定パラメータ、及び診断用因果マトリックス
記憶手段6に記憶された診断用因果Mから、プラントの
構成機器の性能を診断する。診断結果表示手段7は、診
断手段20の診断結果を表示し、診断結果印刷手段8は
診断手段20の診断結果を印刷する。
記憶された運転データ、判定パラメータ記憶手段4に記
憶された判定パラメータ、及び診断用因果マトリックス
記憶手段6に記憶された診断用因果Mから、プラントの
構成機器の性能を診断する。診断結果表示手段7は、診
断手段20の診断結果を表示し、診断結果印刷手段8は
診断手段20の診断結果を印刷する。
【0005】次に、上述した如き構成による従来のプラ
ント性能診断装置における診断の流れを説明する。プラ
ントの運転中に、決められた運転条件のもとで運転デー
タが集められる。そして、運転データ入力手段1により
運転データが診断装置200内に入力され、運転データ
記憶手段2に記憶される。運転データは、例えば1日に
数セット入力される(1セットは約40種のデータから
なる)。
ント性能診断装置における診断の流れを説明する。プラ
ントの運転中に、決められた運転条件のもとで運転デー
タが集められる。そして、運転データ入力手段1により
運転データが診断装置200内に入力され、運転データ
記憶手段2に記憶される。運転データは、例えば1日に
数セット入力される(1セットは約40種のデータから
なる)。
【0006】また、診断手段20における診断時に、下
式(1)により運転データ(圧力P)と比較してデータ
の変化の検出を行なうための判定パラメータ(基準圧力
Pbと、ばらつきεpからなる)が、判定パラメータ入
力手段3から予め運転管理者により入力される。
式(1)により運転データ(圧力P)と比較してデータ
の変化の検出を行なうための判定パラメータ(基準圧力
Pbと、ばらつきεpからなる)が、判定パラメータ入
力手段3から予め運転管理者により入力される。
【0007】 if |P−Pb|≦εp, Pは正常 …(1) また、診断手段20における診断時に、利用される診断
用因果Mが診断用因果マトリックス入力手段5から、予
め運転管理者により入力される。診断用因果Mとは、複
数のデータの変化を説明できる原因候補を列にし、かつ
複数のデータの変化の組み合わせを行にし、それらの因
果関係をマトリックスの格子上に印をつけて示した診断
用知識である。
用因果Mが診断用因果マトリックス入力手段5から、予
め運転管理者により入力される。診断用因果Mとは、複
数のデータの変化を説明できる原因候補を列にし、かつ
複数のデータの変化の組み合わせを行にし、それらの因
果関係をマトリックスの格子上に印をつけて示した診断
用知識である。
【0008】診断手段20による診断は、運転データが
入力される毎に実施され、その診断結果が診断結果表示
手段7及び診断結果印刷手段8により、運転管理者に提
供される。これにより、運転管理者はプラントの運転に
必要な機器の性能低下の兆候を早期に発見することがで
きる。
入力される毎に実施され、その診断結果が診断結果表示
手段7及び診断結果印刷手段8により、運転管理者に提
供される。これにより、運転管理者はプラントの運転に
必要な機器の性能低下の兆候を早期に発見することがで
きる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
運転負荷などプラントの運転条件が異なると運転データ
が変動し、運転条件の異なる運転データを一律に判定パ
ラメータと比較すると、診断の信頼性が確保されないと
いう問題がある。また、判定パラメータの決め方は運転
管理者の経験と勘に頼っているため、客観的根拠が不足
しているという問題がある。
運転負荷などプラントの運転条件が異なると運転データ
が変動し、運転条件の異なる運転データを一律に判定パ
ラメータと比較すると、診断の信頼性が確保されないと
いう問題がある。また、判定パラメータの決め方は運転
管理者の経験と勘に頼っているため、客観的根拠が不足
しているという問題がある。
【0010】本発明の目的は、以下のプラント性能診断
装置を提供することにある。 (1) 運転条件の異なる運転データを診断することができ
るプラント性能診断装置。 (2) 診断に用いる判定パラメータを合理的に決定できる
プラント性能診断装置。
装置を提供することにある。 (1) 運転条件の異なる運転データを診断することができ
るプラント性能診断装置。 (2) 診断に用いる判定パラメータを合理的に決定できる
プラント性能診断装置。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明のプラント性能診断装置は以下
の如く構成されている。 (1)本発明のプラント性能診断装置は、入力された運
転データを記憶する運転データ記憶手段と、この運転デ
ータ記憶手段に記憶された運転データを共通な運転条件
によるものに補正して診断用データとする運転データ変
換手段と、前記診断用データを記憶する診断用データ記
憶手段と、入力された判定パラメータを記憶する判定パ
ラメータ記憶手段と、入力された診断用因果マトリック
スを記憶する診断用因果マトリックス記憶手段と、前記
診断用データ記憶手段の診断用データ、前記判定パラメ
ータ記憶手段の判定パラメータ、及び前記診断用因果マ
トリックス記憶手段の診断用因果マトリックスを用いて
プラントの構成機器の性能を診断する診断手段と、この
診断手段で得られた診断結果を出力する出力手段と、か
ら構成されている。 (2)本発明のプラント性能診断装置は上記(1)に記
載の装置であり、かつプラントの過去の複数の診断用デ
ータから選択的に診断用データを選び、それらを統計処
理し、その処理結果に基づいて判定パラメータを編集す
る判定パラメータ編集手段を備えた。
達成するために、本発明のプラント性能診断装置は以下
の如く構成されている。 (1)本発明のプラント性能診断装置は、入力された運
転データを記憶する運転データ記憶手段と、この運転デ
ータ記憶手段に記憶された運転データを共通な運転条件
によるものに補正して診断用データとする運転データ変
換手段と、前記診断用データを記憶する診断用データ記
憶手段と、入力された判定パラメータを記憶する判定パ
ラメータ記憶手段と、入力された診断用因果マトリック
スを記憶する診断用因果マトリックス記憶手段と、前記
診断用データ記憶手段の診断用データ、前記判定パラメ
ータ記憶手段の判定パラメータ、及び前記診断用因果マ
トリックス記憶手段の診断用因果マトリックスを用いて
プラントの構成機器の性能を診断する診断手段と、この
診断手段で得られた診断結果を出力する出力手段と、か
ら構成されている。 (2)本発明のプラント性能診断装置は上記(1)に記
載の装置であり、かつプラントの過去の複数の診断用デ
ータから選択的に診断用データを選び、それらを統計処
理し、その処理結果に基づいて判定パラメータを編集す
る判定パラメータ編集手段を備えた。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
るプラント性能診断装置の構成を示すブロック図であ
る。図1において、図6と同一な部分には同一符号を付
し、説明を省略する。図1において、運転データ変換手
段9は、運転データ記憶手段2に記憶された運転条件が
異なる運転データを補正し、共通な運転条件の運転デー
タすなわち診断用データに変換する。診断用データ記憶
手段12は、運転データ変換手段9で得られた診断用デ
ータを記憶する。
るプラント性能診断装置の構成を示すブロック図であ
る。図1において、図6と同一な部分には同一符号を付
し、説明を省略する。図1において、運転データ変換手
段9は、運転データ記憶手段2に記憶された運転条件が
異なる運転データを補正し、共通な運転条件の運転デー
タすなわち診断用データに変換する。診断用データ記憶
手段12は、運転データ変換手段9で得られた診断用デ
ータを記憶する。
【0013】判定パラメータ編集手段11は、診断用デ
ータ記憶手段12に記憶された当該プラントの過去の複
数の診断用データから選択的に診断用データを選び、そ
の平均値や標準偏差などの統計量を計算して表示し、そ
れらに基づいて判定パラメータを編集する。診断手段1
0は上記診断手段20と同様な手段であり、診断用デー
タ記憶手段12に記憶された診断用データ、判定パラメ
ータ記憶手段4に記憶された判定パラメータ、及び診断
用因果マトリックス記憶手段6に記憶された診断用因果
Mから、プラントの構成機器の性能を診断する。
ータ記憶手段12に記憶された当該プラントの過去の複
数の診断用データから選択的に診断用データを選び、そ
の平均値や標準偏差などの統計量を計算して表示し、そ
れらに基づいて判定パラメータを編集する。診断手段1
0は上記診断手段20と同様な手段であり、診断用デー
タ記憶手段12に記憶された診断用データ、判定パラメ
ータ記憶手段4に記憶された判定パラメータ、及び診断
用因果マトリックス記憶手段6に記憶された診断用因果
Mから、プラントの構成機器の性能を診断する。
【0014】図2は、運転データ変換手段9の構成を示
すブロック図である。図2において、感度解析手段91
は、運転データ記憶手段2に記憶された複数の運転デー
タ(圧力P、温度T、熱出力Q、流量F)のセットを用
いて、圧力Pに対する感度係数(温度感度ΔT、熱出力
感度ΔQ、流量感度ΔF)を得る。設計データ記憶手段
93は、プラントの設計時に基準とした設計データ(圧
力Pd、温度Td、熱出力Qd、流量Fd)を記憶して
いる。
すブロック図である。図2において、感度解析手段91
は、運転データ記憶手段2に記憶された複数の運転デー
タ(圧力P、温度T、熱出力Q、流量F)のセットを用
いて、圧力Pに対する感度係数(温度感度ΔT、熱出力
感度ΔQ、流量感度ΔF)を得る。設計データ記憶手段
93は、プラントの設計時に基準とした設計データ(圧
力Pd、温度Td、熱出力Qd、流量Fd)を記憶して
いる。
【0015】運転データ/診断用データ変換手段92
は、運転データ記憶手段2に記憶された運転条件が異な
る運転データ、すなわち補正前圧力Piについて、設計
データ記憶手段93に記憶されている設計データを用
い、下式(2)に示す補正を施し、設計条件に応じた運
転データすなわち補正後圧力Poへ変換する。
は、運転データ記憶手段2に記憶された運転条件が異な
る運転データ、すなわち補正前圧力Piについて、設計
データ記憶手段93に記憶されている設計データを用
い、下式(2)に示す補正を施し、設計条件に応じた運
転データすなわち補正後圧力Poへ変換する。
【0016】 補正後圧力Po=補正前圧力Pi×(1+ΔT×(T−Td) +ΔQ×(Q−Qd)+ΔF×(F−Fd)) …(2) そして、これら変換された運転データが診断用データ記
憶手段12に記憶される。
憶手段12に記憶される。
【0017】図3の(a)〜(b)及び図4は、判定パ
ラメータ編集手段11の機能を説明するための図であ
る。図3の(a)に示す31は、当該プラントにおける
過去の複数の診断用データ(開始日と終了日は、予め指
定されている)から、ループ毎に選択的に診断用データ
を選び、その平均値や標準偏差を計算した結果を示して
いる。
ラメータ編集手段11の機能を説明するための図であ
る。図3の(a)に示す31は、当該プラントにおける
過去の複数の診断用データ(開始日と終了日は、予め指
定されている)から、ループ毎に選択的に診断用データ
を選び、その平均値や標準偏差を計算した結果を示して
いる。
【0018】図3の(b)に示す32は、予め運転管理
者により入力されている判定パラメータの各値を示して
いる。新たに判定パラメータを設定する場合は、運転管
理者により入力される。図4に示す33は、31に示さ
れた値に基づいて、入力される判定パラメータの項目を
示している。
者により入力されている判定パラメータの各値を示して
いる。新たに判定パラメータを設定する場合は、運転管
理者により入力される。図4に示す33は、31に示さ
れた値に基づいて、入力される判定パラメータの項目を
示している。
【0019】図5の(a),(b)は、診断結果表示手
段7の表示例を示す図である。図5の(a)に示す41
では、診断用因果M上に結果が色付け(図では斜線で示
す)で示されている。この例では流量が適正であり、診
断結果が「正常」であることが示されている。図5の
(b)に示す42は、診断の対象とした日付のデータを
含めた診断用データのトレンドグラフを示している。
段7の表示例を示す図である。図5の(a)に示す41
では、診断用因果M上に結果が色付け(図では斜線で示
す)で示されている。この例では流量が適正であり、診
断結果が「正常」であることが示されている。図5の
(b)に示す42は、診断の対象とした日付のデータを
含めた診断用データのトレンドグラフを示している。
【0020】以下具体例として、運転条件が異なり負荷
95%である運転データに対する診断を行なう場合につ
いて述べる。運転データ記憶手段2に記憶された運転条
件が異なる運転データすなわち負荷95%の運転データ
について、運転データ変換手段9にて感度解析手段91
と設計データ記憶手段93を利用し、運転データ/診断
用データ変換手段92により補正が施され、設計時に基
準とした100%負荷時の運転条件の診断用データへ変
換される。この変換された診断用データは、診断用デー
タ記憶手段12に記憶される。
95%である運転データに対する診断を行なう場合につ
いて述べる。運転データ記憶手段2に記憶された運転条
件が異なる運転データすなわち負荷95%の運転データ
について、運転データ変換手段9にて感度解析手段91
と設計データ記憶手段93を利用し、運転データ/診断
用データ変換手段92により補正が施され、設計時に基
準とした100%負荷時の運転条件の診断用データへ変
換される。この変換された診断用データは、診断用デー
タ記憶手段12に記憶される。
【0021】そして診断手段10では、診断用データ記
憶手段12に記憶された診断用データと判定パラメータ
記憶手段4に記憶された判定パラメータとが比較され、
診断結果表示手段7及び診断結果印刷手段8により、診
断の信頼性を確保したプラントの性能診断を運転管理者
へ提供することができる。
憶手段12に記憶された診断用データと判定パラメータ
記憶手段4に記憶された判定パラメータとが比較され、
診断結果表示手段7及び診断結果印刷手段8により、診
断の信頼性を確保したプラントの性能診断を運転管理者
へ提供することができる。
【0022】次に、すでに設定されている判定パラメー
タを参照しながら、新たに判定パラメータを編集する場
合について述べる。判定パラメータ編集手段11によ
り、診断用データ記憶手段12に記憶されている当該プ
ラントの過去の複数の診断用データから選択的に、開始
日と終了日が指定され診断用データを選ばれると、図3
の(a)に示されるように、その平均値や標準偏差が計
算され、表示される。すなわち、判定パラメータ編集手
段11を当該プラントの過去の運転実績に応じた判定パ
ラメータの作成根拠を示す手段として用いることができ
る。
タを参照しながら、新たに判定パラメータを編集する場
合について述べる。判定パラメータ編集手段11によ
り、診断用データ記憶手段12に記憶されている当該プ
ラントの過去の複数の診断用データから選択的に、開始
日と終了日が指定され診断用データを選ばれると、図3
の(a)に示されるように、その平均値や標準偏差が計
算され、表示される。すなわち、判定パラメータ編集手
段11を当該プラントの過去の運転実績に応じた判定パ
ラメータの作成根拠を示す手段として用いることができ
る。
【0023】そして運転管理者は、図3の(b)に示さ
れる参照用の判定パラメータのセットを参照しながら、
図4に示すように判定パラメータを入力する。これによ
り、従来判定パラメータの決め方は運転管理者の経験と
勘に頼っていたため客観的根拠が不足していたが、判定
パラメータの合理的な決め方を提供することができる。
れる参照用の判定パラメータのセットを参照しながら、
図4に示すように判定パラメータを入力する。これによ
り、従来判定パラメータの決め方は運転管理者の経験と
勘に頼っていたため客観的根拠が不足していたが、判定
パラメータの合理的な決め方を提供することができる。
【0024】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施でき
る。本発明は、原子力プラント以外のプラントにも適用
できる。
されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施でき
る。本発明は、原子力プラント以外のプラントにも適用
できる。
【0025】(実施の形態のまとめ)実施の形態に示さ
れた構成および作用効果をまとめると次の通りである。 [1]実施の形態に示されたプラント性能診断装置は、
入力された運転データを記憶する運転データ記憶手段2
と、この運転データ記憶手段2に記憶された運転データ
を共通な運転条件によるものに補正して診断用データと
する運転データ変換手段9と、前記診断用データを記憶
する診断用データ記憶手段12と、入力された判定パラ
メータを記憶する判定パラメータ記憶手段4と、入力さ
れた診断用因果マトリックスを記憶する診断用因果マト
リックス記憶手段6と、前記診断用データ記憶手段12
の診断用データ、前記判定パラメータ記憶手段4の判定
パラメータ、及び前記診断用因果マトリックス記憶手段
6の診断用因果マトリックスを用いてプラントの構成機
器の性能を診断する診断手段10と、この診断手段10
で得られた診断結果を出力する出力手段(7、8)と、
から構成されている。
れた構成および作用効果をまとめると次の通りである。 [1]実施の形態に示されたプラント性能診断装置は、
入力された運転データを記憶する運転データ記憶手段2
と、この運転データ記憶手段2に記憶された運転データ
を共通な運転条件によるものに補正して診断用データと
する運転データ変換手段9と、前記診断用データを記憶
する診断用データ記憶手段12と、入力された判定パラ
メータを記憶する判定パラメータ記憶手段4と、入力さ
れた診断用因果マトリックスを記憶する診断用因果マト
リックス記憶手段6と、前記診断用データ記憶手段12
の診断用データ、前記判定パラメータ記憶手段4の判定
パラメータ、及び前記診断用因果マトリックス記憶手段
6の診断用因果マトリックスを用いてプラントの構成機
器の性能を診断する診断手段10と、この診断手段10
で得られた診断結果を出力する出力手段(7、8)と、
から構成されている。
【0026】このように上記プラント性能診断装置にお
いては、運転条件の異なる運転データを診断することが
できるので、診断の信頼性を確保したプラントの性能診
断を運転管理者へ提供することができる。 [2]実施の形態に示されたプラント性能診断装置は上
記[1]に記載の装置であり、かつプラントの過去の複
数の診断用データから選択的に診断用データを選び、そ
れらを統計処理し、その処理結果に基づいて判定パラメ
ータを編集する判定パラメータ編集手段11を備えた。
いては、運転条件の異なる運転データを診断することが
できるので、診断の信頼性を確保したプラントの性能診
断を運転管理者へ提供することができる。 [2]実施の形態に示されたプラント性能診断装置は上
記[1]に記載の装置であり、かつプラントの過去の複
数の診断用データから選択的に診断用データを選び、そ
れらを統計処理し、その処理結果に基づいて判定パラメ
ータを編集する判定パラメータ編集手段11を備えた。
【0027】このように上記プラント性能診断装置にお
いては、過去の運転実績に応じた判定パラメータを作成
するので、診断に用いる判定パラメータを合理的に決定
できる。
いては、過去の運転実績に応じた判定パラメータを作成
するので、診断に用いる判定パラメータを合理的に決定
できる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、以下のプラント性能診
断装置を提供できる。 (1) 運転条件の異なる運転データを診断することができ
るプラント性能診断装置。 (2) 診断に用いる判定パラメータを合理的に決定できる
プラント性能診断装置。
断装置を提供できる。 (1) 運転条件の異なる運転データを診断することができ
るプラント性能診断装置。 (2) 診断に用いる判定パラメータを合理的に決定できる
プラント性能診断装置。
【図1】本発明の実施の形態に係るプラント性能診断装
置の構成を示すブロック図。
置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の実施の形態に係る運転データ変換手段
の構成を示すブロック図。
の構成を示すブロック図。
【図3】本発明の実施の形態に係る判定パラメータ編集
手段の機能を説明するための図。
手段の機能を説明するための図。
【図4】本発明の実施の形態に係る判定パラメータ編集
手段の機能を説明するための図。
手段の機能を説明するための図。
【図5】本発明の実施の形態に係る診断結果表示手段の
表示例を示す図。
表示例を示す図。
【図6】従来例に係るプラント性能診断装置の構成を示
すブロック図。
すブロック図。
1…運転データ入力手段 2…運転データ記憶手段 3…判定パラメータ入力手段 4…判定パラメータ記憶手段 5…診断用因果マトリックス入力手段 6…診断用因果マトリックス記憶手段 7…診断結果表示手段 8…診断結果印刷手段 9…運転データ変換手段 10…診断手段 11…判定パラメータ編集手段 12…診断用データ記憶手段 91…感度解析手段 92…運転データ/診断用データ変換手段 93…設計データ記憶手段 100…診断装置 200…診断装置
Claims (2)
- 【請求項1】入力された運転データを記憶する運転デー
タ記憶手段と、 この運転データ記憶手段に記憶された運転データを共通
な運転条件によるものに補正して診断用データとする運
転データ変換手段と、 前記診断用データを記憶する診断用データ記憶手段と、
入力された判定パラメータを記憶する判定パラメータ記
憶手段と、 入力された診断用因果マトリックスを記憶する診断用因
果マトリックス記憶手段と、 前記診断用データ記憶手段の診断用データ、前記判定パ
ラメータ記憶手段の判定パラメータ、及び前記診断用因
果マトリックス記憶手段の診断用因果マトリックスを用
いてプラントの構成機器の性能を診断する診断手段と、 この診断手段で得られた診断結果を出力する出力手段
と、 を具備したことを特徴とするプラント性能診断装置。 - 【請求項2】プラントの過去の複数の診断用データから
選択的に診断用データを選び、それらを統計処理し、そ
の処理結果に基づいて判定パラメータを編集する判定パ
ラメータ編集手段を備えたことを特徴とする請求項1に
記載のプラント性能診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16422497A JPH1115516A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | プラント性能診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16422497A JPH1115516A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | プラント性能診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1115516A true JPH1115516A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15789040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16422497A Withdrawn JPH1115516A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | プラント性能診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1115516A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002073156A (ja) * | 2000-09-04 | 2002-03-12 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | ガスタービン運転状態診断方法および診断装置 |
JP2008088961A (ja) * | 2006-10-05 | 2008-04-17 | Hitachi Ltd | ガスタービンの性能診断システムと診断方法及び表示画面 |
-
1997
- 1997-06-20 JP JP16422497A patent/JPH1115516A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002073156A (ja) * | 2000-09-04 | 2002-03-12 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | ガスタービン運転状態診断方法および診断装置 |
JP2008088961A (ja) * | 2006-10-05 | 2008-04-17 | Hitachi Ltd | ガスタービンの性能診断システムと診断方法及び表示画面 |
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Date | Code | Title | Description |
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