JPH11154964A - Pds構成の光加入者系システム - Google Patents

Pds構成の光加入者系システム

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JPH11154964A
JPH11154964A JP9321190A JP32119097A JPH11154964A JP H11154964 A JPH11154964 A JP H11154964A JP 9321190 A JP9321190 A JP 9321190A JP 32119097 A JP32119097 A JP 32119097A JP H11154964 A JPH11154964 A JP H11154964A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のほぼ半分に削減した加入用スロット長
で新規な光加入者装置が加入できるPDS構成の光加入
者系システムを提供する。 【解決手段】 光加入者装置は、センタ側装置からの加
入コマンドを受け取る際に、受光パワーを基に自装置の
設置距離が短距離であるか長距離であるかを検出手段
と、設置距離が短距離であれば同一フレームの加入用ス
ロットにそのまま応答データを送信して、設置距離が長
距離であれば次フレームの加入用スロットに応答データ
を送信する手段を備える。センタ側装置は、現在の加入
用スロットの加入コマンドに対する光加入者装置からの
応答データが現在の加入スロットにあるかどうかを検出
する応答データ検出手段と、現在の加入用スロットの加
入コマンドに対する光加入者装置からの応答データの遅
延時間を計測して加入者装置の設置距離を求める設置距
離検出手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PDS(Passive D
ouble Star)構成の光加入者系システムに関し、特に、
加入用スロット長を半減したPDS構成の光加入者系シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】PDS構成の光加入者系システムでは、
図4に示すようにセンタ側装置1の光バースト送信部1
1からの光出力は光分岐結合器(以下、スターカプラ2
と称する)にて1:Nに分岐され、各光加入者装置41
nに入力される。また、光加入者装置41nからの光
出力はスターカプラ3にて結合され、センタ側装置1の
光バースト受信部12に入力される。
【0003】図5は、PDS構成の光加入者系システム
で使用されるフレームフォーマットを示す。図5におい
て、1フレーム長は固定長であり、1フレームには光加
入者1〜nに対応したスロットと加入者用スロットがあ
る。下りフレームにはオーバヘッドが追加される。光加
入者装置は、下りフレームフォーマット中の1からnま
でのスロットのうち自分に割り当てられているスロット
のデータのみを受信する。また、上りフレームフォーマ
ット中の1からnまでのスロットのうち自分に割り当て
られているスロットでデータを送信する。上りフレーム
フォーマットはスターカプラ3において形成されなけれ
ばならないが、各々の光加入者装置4からスターカプラ
3までの距離はまちまちであり、これらの間の遅延時間
もまちまちであるので、各光加入者装置4は、自分に割
り当てられたスロットにデータを出力するためのタイミ
ングを調整しなければならない。このタイミングは、各
加入者装置の加入時において、センタ側装置1により指
定される。
【0004】センタ側装置1は、下りフレームフォーマ
ット内の加入用スロットの先頭にバーストデータを入れ
る。これを受信した新規加入の光加入者装置4mは、即
座にバーストデータを返信する。新規加入の光加入者装
置4mから返信されたバーストデータを受信したセンタ
側装置1は、加入用スロットにおけるこのバーストデー
タの時間、即ち往復の遅延時間を遅延測定部182で計
測する。この遅延時間に基づいて、新規加入の光加入者
装置4mのデータを出力する時の応答タイミングがセン
タ側装置1のタイミング生成部182で算出され、この
応答タイミングデータが下りフレームフォーマットの加
入用スロットに送出される。この応答タイミングデータ
を受信した新規加入の光加入者装置4mは、以後は、こ
の応答タイミングデータに基づいて送信データをセンタ
側装置1に送出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術におい
ては、新規に光加入者装置が加入する場合の方式におい
ては、図5に示すとおり下りフレームフォーマットと上
りフレームフォーマットの各々に加入用スロットを設け
ている。これは、光加入者装置が新規に加入する場合、
遅延制御を受けていない初回の応答データが、加入中の
サービスデータと衝突しないようにするためである。新
規に加入する光加入者装置4mが初回に応答する光バー
ストデータは、遅延制御を受けていないため上りフレー
ムフォーマットの挿入箇所は不定となる。このため光加
入者装置の設置が許容されるセンタ側−加入者側間距離
を考慮した遅延時間に該当する加入用スロット長を確保
する必要があった。
【0006】このため、装置間の最大許容設置距離が大
きいと、その分加入用スロットが長くなり、フレームフ
ォーマット内で運用サービスに使用できるデータ長が短
くなる。すなわち、例えば、許容設置距離が最大10k
mであるとすると、加入用スロット長は、最大10km
の遅延を考慮した長さを確保する必要があるため、回線
収容効率が悪くなるという欠点があった。
【0007】本発明は、従来のほぼ半分に削減した加入
用スロット長で新規な光加入者装置が加入できるPDS
構成の光加入者系システムを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるPDS構成
の光加入者系システムは、少なくとも1つのセンタ側装
置と、複数の光加入者装置と、前記センタ側装置から前
記複数の光加入者装置への下り信号を伝送する下り伝送
路と、前記複数の光加入者装置から前記センタ側装置へ
の上り信号を伝送する伝送路と、前記下り信号を前記複
数の光加入者装置に分配する下り方向スターカプラと、
前記複数の光加入者装置からの上り信号を多重する上り
方向スターカプラと、を備えるPDS構成の光加入者系
システムにおいて、前記センタ側装置は、前記上り方向
スターカプラからの信号を入力する光バースト受信部
と、該光バースト受信部からの信号を入力し遅延時間に
換算する光パワー/遅延時間換算部と、該光パワー/遅
延時間換算部からの信号を入力し、応答フレームを検出
する応答フレーム検出部と、該応答フレーム検出部から
の信号を入力し遅延粗調整を行う遅延粗調整部と、該遅
延粗調整部からの信号を入力し、遅延微調整を行う遅延
微調整部と、前記光パワー/遅延時間換算部からの信号
と前記遅延微調整部からの信号を入力し遅延時間の比較
を行う遅延時間比較部と、該遅延時間比較部からの信号
を入力し各加入者装置の応答タイミングを生成するタイ
ミング生成部と、該タイミング生成部からの信号を入力
し、下り方向のスターカプラを介して各光加入者装置に
バースト信号を出力する光バースト送信部を備え、前記
複数の光加入者装置は、前記センタ側装置が出力する光
バースト信号を下り方向スターカプラを介して入力する
光バースト受信部と、該光バースト受信部からの信号を
入力し光パワーから設置距離を算出する受光パワー算出
部と、該受光パワー算出部からの信号を入力し上りフレ
ームフォーマットにおける加入用スロットの挿入タイミ
ングをカウントするフレームカウンタ部と、該フレーム
カウンタ部からの信号を入力するタイミング生成部と、
該タイミング生成部からの信号を入力し、上り方向スタ
ーカプラを介して前記センタ側装置に光バーストデータ
を出力する光バースト送信部を備えることを特徴とす
る。
【0009】また、本発明によるPDS構成の光加入者
系システムは、少なくとも1つのセンタ側装置と、複数
の光加入者装置と、前記センタ側装置から前記複数の光
加入者装置への下り信号を伝送する下り伝送路と、前記
複数の光加入者装置から前記センタ側装置への上り信号
を伝送する伝送路と、前記下り信号を前記複数の光加入
者装置に分配する下り方向スターカプラと、前記複数の
光加入者装置からの上り信号を多重する上り方向スター
カプラと、を備えるPDS構成の光加入者系システムに
おいて、加入者用スロット時間が、前記伝送路の最大長
を信号が往復する時間よりも短いことを特徴とする。
【0010】更に、本発明によるPDS構成の光加入者
系システムは、上記のPDS構成の光加入者系システム
において、前記加入者用スロット時間が、前記伝送路の
最大長を信号が往復する時間の約半分であることを特徴
とする。
【0011】本発明による光加入者装置は、PDS構成
の光加入者系システムの光加入者装置において、センタ
側装置からの加入コマンドを受け取る際に、受光パワー
を基に自装置の設置距離が短距離であるか長距離である
かを検出手段と、前記設置距離が短距離であれば同一フ
レームの加入用スロットに応答データを送信して、前記
設置距離が長距離であれば所定時間後に次フレームの前
記加入用スロットに応答データを送信する手段を備える
ことを特徴とする。
【0012】また、本発明による光加入者装置は、上記
の光加入者装置において、前記短距離は前記PDS構成
の加入者系システムの伝送路の最大長の約半分以下の距
離であり、前記長距離は前記PDS構成の加入者系シス
テムの伝送路の最大長の約半分よりも長い距離であるこ
とを特徴とする。
【0013】更に、本発明による光加入者装置は、上記
の光加入者装置において、前記所定時間は現在の加入用
スロットの終点から次の加入用スロットの始点までの時
間であることを特徴とする。
【0014】本発明によるセンタ側装置は、PDS構成
の光加入者系システムのセンタ側装置において、現在の
加入用スロットの加入コマンドに対する光加入者装置か
らの応答データの遅延時間を複数の加入用スロットにわ
たり計測することにより加入者装置の設置距離を求める
第1の設置距離検出手段を備えることを特徴とする。
【0015】本発明によるセンタ側装置は、上記のセン
タ側装置において、更に、現在の加入用スロットの加入
コマンドに対する前記光加入者装置からの応答データが
現在の加入用スロットにあるかどうかを検出する応答デ
ータ検出手段を備え、前記第1の設置距離検出手段は、
前記応答データ検出手段が前記現在の光加入用スロット
に前記応答データがあることを検出した場合には、前記
応答データを検出したときの遅延時間を使用し、前記応
答検出手段が前記現在の光加入用スロットに前記応答デ
ータが無いことを検出した場合には、前記現在の光加入
用スロットから次回の光加入用スロットまでの間は前記
応答データの遅延時間の計測を中断して、前記次回の光
加入用スロットが始まったら計測を再開して、前記応答
データを検出したときの遅延時間を使用することにより
前記光加入者装置の前記設置距離を求めることを特徴と
する。
【0016】更に、本発明によるセンタ側装置は、上記
のセンタ側装置において、前記第1の設置距離検出手段
が、前記遅延時間の概算値を求める手段と、前記概算値
を求める手段の出力を参考にして前記遅延時間の正確な
値を求める手段とを備えることを特徴とする。
【0017】更に、本発明によるセンタ側装置は、上記
のセンタ側装置において、更に、前記第1の設置距離検
出手段の出力に基づいて前記光加入装置の応答タイミン
グを算出する手段と、前記応答タイミングのデータを前
記光加入者装置に送信する手段を備えることを特徴とす
る。
【0018】更に、本発明によるセンタ側装置は、上記
のセンタ側装置において、更に、前記光加入者装置から
の応答データの受光パワーから前記光加入者装置の前記
設置距離を検出する第2の設置距離検出手段と、前記第
1と第2の設置距離検出手段の出力とを比較して伝送路
の異常を検出する手段と、前記異常検出時に前記送信を
中止する手段と、を備えることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。
【0020】図1は、本発明の実施形態によるPDS構
成の光伝送システムの構成を示すブロック図である。
【0021】図1において、本実施形態のPDS構成の
光伝送システムは、ひとつのセンタ側装置1と、N個の
光加入者装置41n、と、センタ側装置1と光加入者装
置41nとを1:Nに接続する上り方向/下り方向のス
ターカプラ2,3を備える。
【0022】センタ側装置1は、上り方向のスターカプ
ラ3からの信号を入力する光バースト受信部12と、光
バースト受信部からの信号を入力し光パワーから遅延時
間を換算する光パワー/遅延時間換算部13と、光パワ
ー/遅延時間換算部13からの信号を入力して応答フレ
ームを検出する応答フレーム検出部14と、応答フレー
ム検出部14からの信号を入力し遅延粗調整を行う遅延
粗調整部15と、遅延粗調整部15からの信号を入力
し、遅延微調整を行う遅延微調整部16と、光パワー/
遅延時間換算部13からの信号と遅延微調整部16から
の信号を入力し、遅延時間の比較を行う遅延時間比較部
17と、遅延時間比較部17からの信号を入力し、各光
加入者装置41nの応答タイミングを生成するタイミン
グ生成部18と、タイミング生成部18からの信号を入
力し、下り方向のスターカプラ2を介して各光加入者装
置41nにバースト信号を出力する光バースト送信部1
1を備えている。
【0023】一方、光加入者装置41nは、センタ側装
置1が出力する光バースト信号を下り方向スターカプラ
2を介して入力する光バースト受信部41と、光バース
ト受信部41からの信号を入力し、光パワーから設置距
離を算出する受光パワー算出部42と、受光パワー算出
部42からの信号を入力し、上りフレームフォーマット
における加入用スロットの挿入タイミングをカウントす
るフレームカウンタ部45と、フレームカウンタ部45
からの信号を入力するタイミング生成部44と、タイミ
ング生成部44からの信号を入力し、上り方向スターカ
プラ3を介してセンタ側装置1に光バーストデータを出
力する光バースト送信部43を有している。
【0024】次に、以上のように構成された光伝送シス
テムにおける光加入者装置41nの加入方法に関する動
作について説明する。図2は本発明の特徴を説明するた
めのフレームフォーマットの一例を示す図である。
【0025】光加入者装置4m(m:自然数、m>n≧
0)が新規に加入する場合を、m=1を例に説明する
と、センタ側装置1より、図2(a)に示す下り方向フ
レームフォーマットにおける加入用スロットを使用して
加入コマンドが2フレームに1回だけ送信され、このコ
マンドを該当する光加入者装置4mが光バースト受信部
41にて受信する。受信したコマンドは、受光パワー算
出部42に入力され、ここで受光パワーから自装置4m
とセンタ側装置1との設置距離が概算され、概算値がフ
レームカウンタ部45に入力される。
【0026】最大許容設置距離をLとすると、概算値が
L/2+αより大きいと判断された場合は、図2(b)
に示す上りフレームフォーマットにおける加入用スロッ
ト(1)に対してすぐに応答データを挿入せずに、次フ
レームの加入用スロット(2)に現在の加入用スロット
の終了点の時刻から次の加入用スロットの開始点までの
時間を遅らせたタイミングで応答データを挿入するよう
に、フレームカウンタ部45においてフレームカウンタ
情報が設定される。タイミング生成部44は、フレーム
カウンタ情報に従い、初回の加入用スロット(1)に応
答データを挿入せずに2回目の加入用スロット(2)に
挿入されるようタイミングを設定する。このタイミング
に従って、光バースト送信部43はセンタ側装置1に対
して応答データを送出する。
【0027】ここで、αの値としては、センタ側装置1
と光加入者装置4mとの間の送受信レベル差Aに対する
システムマージンBに対応する値を考慮し、以下の値が
適切である。
【0028】α=L×B/A すなわち、光加入者装置4mが初回フレームで応答せ
ず、L/2の距離に相当する遅延時間で次フレームに応
答を返す場合は、実際の設置距離が確実にL/2以上で
ある必要があるため、その許容される範囲を装置間のシ
ステムマージンの範囲内と考えた。
【0029】一方、センタ側装置1においては前記応答
データを上り方向スターカプラ3を介して光バースト受
信部12によって受信し、光パワー/遅延時間換算部1
3において光パワーを遅延時間の概算値に換算した後、
遅延時間の概算値を応答フレーム検出部14に出力す
る。応答フレーム検出部14は光加入者装置4mからの
応答検出を行うが、初回の加入用スロットに応答データ
が存在しない場合には、次回の加入用スロットに存在す
る応答データを確認し、検出フレーム位置の情報を遅延
粗調整部15に送出する。検出フレーム位置の情報は、
応答データを検出しなかったか、応答データを初回フレ
ームで検出したか、応答データを次フレーム目で検出し
たかを表す情報である。
【0030】遅延粗調整部15は、検出フレーム位置の
情報をもとに初回フレームに応答データが存在しない場
合は一旦カウンタを停止し、次フレームの加入用スロッ
トにて再びタイマを起動して遅延時間を概算する。
【0031】概算値は遅延微調整部16に入力され、微
調整が行われる。微調整は概算値の近傍において行われ
る。微調整を行う際に、再度上記のセンタ側装置1と光
加入者装置4mとの間の信号の授受が行われる。微調整
が行われた結果得られた遅延時間は遅延時間比較部17
において、光パワー/遅延時間換算部13で得られた遅
延時間換算値と比較され、比較誤差がシステムマージン
に相当する遅延時間の誤差範囲内である場合には、遅延
微調整部16での測定結果がタイミング生成部18に入
力され、光加入者装置41に対する応答タイミングが生
成される。
【0032】なお、遅延粗調整部15と遅延微調整部1
6とをビット数が多くて1度に遅延時間を測定できる遅
延調整部とすることもできる。
【0033】また、遅延調整部を、応答フレーム検出部
14が検出する検出フレーム位置を利用せずに独自に複
数加入用スロットにわたる応答データの遅延時間を検出
するような構成にすることもできる。例えば、光バース
ト送信部11が応答遅延時間測定のための光バーストデ
ータを加入用スロットに入れて送信するときにカウンタ
による遅延時間の計測を開始して、光加入者装置4m
ら応答データが来るまでのカウント値により遅延時間を
計測することができる。但し、この場合、光バーストデ
ータを送信した加入用スロット内に応答データが無い場
合には、現在の加入用スロットが終了した時点でカウン
タの動作を一時停止して、次の加入用スロットが開始し
た時点でカウンタの動作を再開するようにしなければな
らない。そして、次の加入用スロットに応答データがあ
る場合にはそれまでのカウント値を使用することにより
遅延時間を計測することができる。このようにして、次
の加入用スロットに応答データが入っている場合でも新
規の加入者装置4mの設置距離を検出することができ
る。
【0034】以上により加入用スロットを、設置距離の
値によって分割して使用することによって加入用スロッ
トを短くすることが可能となる。
【0035】図3は、遅延時間の測定を説明するための
図である。時間T1、T2は、設置距離がL/2+αよ
り短く、応答データが加入用スロット(1)に入る場合
の応答データの遅延時間であるものである。この場合に
は、計測した時間T1、T2をそのまま設置距離に対応
する遅延データとして使えばよい。時間T3、T4は、
設置距離がL/2+α以上であり、応答データが加入用
スロット(2)に入る場合の応答データの遅延時間であ
る。この場合には、加入者側装置4mで、時間ΔTだけ
応答タイミングが遅れているので、測定した時間T3、
T4から時間ΔTを差し引いた時間を設置距離に対応す
る遅延データとして使えばよい。
【0036】また、万一、光伝送路の障害等によって設
置距離を誤算出する場合は、この結果で加入してしまう
と既設回線の光バーストデータと衝突する恐れがあるた
め、センタ側装置が受信する光パワーレベルから換算し
た遅延時間の概算値と、応答タイミングから算出した設
置距離(遅延時間)との比較一致を見ることにより、一
致しない場合には区間内の光伝送路等に異常があると判
断し、加入を中止する。
【0037】このようにして加入用フレームを分割して
加入用フレーム長を短くできると共に、光伝送路等の異
常による遅延測定の誤算出によって既設回線を破壊する
ことを防ぎ、既設サービスの安全性を確保することが可
能となる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
レーム構成における加入用スロットを、設置距離の値に
よって分割して使用することによって加入用スロットを
従来の約半分に短くすることが可能となる。
【0039】また本発明によれば、万一、光伝送路の障
害等によって設置距離を誤算出する場合は、この結果で
加入してしまうと既設回線の光バーストデータと衝突す
る恐れがあるため、センタ側装置が受信する光パワーレ
ベルから換算した遅延時間の概算値と、応答タイミング
から算出した設置距離(遅延時間)との比較一致を見る
ことにより、一致しない場合には区間内の光伝送路等に
異常があると判断し、加入を中止する。
【0040】このようにして加入用フレームを分割して
加入用フレーム長を短くできると共に、光伝送路等の異
常による遅延測定の誤算出によって既設回線を破壊する
ことを防ぎ、既設サービスの安全性を確保することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるPDS構成の光伝送シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態によるPDS構成の光伝送シ
ステムのフレームフォーマットである。
【図3】本発明の実施形態による、遅延時間の測定を説
明するための図である。
【図4】従来例によるPDS構成の光伝送システムの構
成を示すブロック図である。
【図5】従来例によるPDS構成の光伝送システムのフ
レームフォーマットである。
【符号の説明】
1 センタ側装置 2,3 スターカプラ 41n 光加入者装置 11,43 光バースト送信部 12,41 光バースト受信部 13 光パワー/遅延時間換算部 14 応答フレーム検出部 15 遅延粗調整部 16 遅延微調整部 17,44 タイミング生成部 42 受光パワー算出部 45 フレームカウンタ部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのセンタ側装置と、複数
    の光加入者装置と、前記センタ側装置から前記複数の光
    加入者装置への下り信号を伝送する下り伝送路と、前記
    複数の光加入者装置から前記センタ側装置への上り信号
    を伝送する伝送路と、前記下り信号を前記複数の光加入
    者装置に分配する下り方向スターカプラと、前記複数の
    光加入者装置からの上り信号を多重する上り方向スター
    カプラと、を備えるPDS構成の光加入者系システムに
    おいて、 前記センタ側装置は、前記上り方向スターカプラからの
    信号を入力する光バースト受信部と、該光バースト受信
    部からの信号を入力し遅延時間に換算する光パワー/遅
    延時間換算部と、該光パワー/遅延時間換算部からの信
    号を入力し、応答フレームを検出する応答フレーム検出
    部と、該応答フレーム検出部からの信号を入力し遅延粗
    調整を行う遅延粗調整部と、該遅延粗調整部からの信号
    を入力し、遅延微調整を行う遅延微調整部と、前記光パ
    ワー/遅延時間換算部からの信号と前記遅延微調整部か
    らの信号を入力し遅延時間の比較を行う遅延時間比較部
    と、該遅延時間比較部からの信号を入力し各加入者装置
    の応答タイミングを生成するタイミング生成部と、該タ
    イミング生成部からの信号を入力し、下り方向のスター
    カプラを介して各光加入者装置にバースト信号を出力す
    る光バースト送信部を備え、 前記複数の光加入者装置は、前記センタ側装置が出力す
    る光バースト信号を下り方向スターカプラを介して入力
    する光バースト受信部と、該光バースト受信部からの信
    号を入力し光パワーから設置距離を算出する受光パワー
    算出部と、該受光パワー算出部からの信号を入力し上り
    フレームフォーマットにおける加入用スロットの挿入タ
    イミングをカウントするフレームカウンタ部と、該フレ
    ームカウンタ部からの信号を入力するタイミング生成部
    と、該タイミング生成部からの信号を入力し、上り方向
    スターカプラを介して前記センタ側装置に光バーストデ
    ータを出力する光バースト送信部を備えることを特徴と
    するPDS構成の光加入者系システム。
  2. 【請求項2】少なくとも1つのセンタ側装置と、複数の
    光加入者装置と、前記センタ側装置から前記複数の光加
    入者装置への下り信号を伝送する下り伝送路と、前記複
    数の光加入者装置から前記センタ側装置への上り信号を
    伝送する伝送路と、前記下り信号を前記複数の光加入者
    装置に分配する下り方向スターカプラと、前記複数の光
    加入者装置からの上り信号を多重する上り方向スターカ
    プラと、を備えるPDS構成の光加入者系システムにお
    いて、 加入者用スロット時間が、前記伝送路の最大長を信号が
    往復する時間よりも短いことを特徴とするPDS構成の
    光加入者系システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のPDS構成の光加入者
    系システムにおいて、前記加入者用スロット時間が、前
    記伝送路の最大長を信号が往復する時間の約半分である
    ことを特徴とするPDS構成の光加入者系システム。
  4. 【請求項4】 PDS構成の光加入者系システムの光加
    入者装置において、センタ側装置からの加入コマンドを
    受け取る際に、受光パワーを基に自装置の設置距離が短
    距離であるか長距離であるかを検出手段と、前記設置距
    離が短距離であれば同一フレームの加入用スロットに応
    答データを送信して、前記設置距離が長距離であれば所
    定時間後に次フレームの前記加入用スロットに応答デー
    タを送信する手段を備えることを特徴とする光加入者装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の光加入者装置におい
    て、前記短距離は前記PDS構成の加入者系システムの
    伝送路の最大長の約半分以下の距離であり、前記長距離
    は前記PDS構成の加入者系システムの伝送路の最大長
    の約半分よりも長い距離であることを特徴とする光加入
    者装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の光加入者装置に
    おいて、前記所定時間は現在の加入用スロットの終点か
    ら次の加入用スロットの始点までの時間であることを特
    徴とする光加入者装置。
  7. 【請求項7】 PDS構成の光加入者系システムのセン
    タ側装置において、 現在の加入用スロットの加入コマンドに対する光加入者
    装置からの応答データの遅延時間を複数の加入用スロッ
    トにわたり計測することにより前記光加入者装置の設置
    距離を求める第1の設置距離検出手段を備えることを特
    徴とするセンタ側装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のセンタ側装置におい
    て、 更に、現在の加入用スロットの加入コマンドに対する前
    記光加入者装置からの応答データが現在の加入用スロッ
    トにあるかどうかを検出する応答データ検出手段を備
    え、 前記第1の設置距離検出手段は、前記応答データ検出手
    段が前記現在の光加入用スロットに前記応答データがあ
    ることを検出した場合には、前記応答データを検出した
    ときの遅延時間を使用し、前記応答検出手段が前記現在
    の光加入用スロットに前記応答データが無いことを検出
    した場合には、前記現在の光加入用スロットから次回の
    光加入用スロットまでの間は前記応答データの遅延時間
    の計測を中断して、前記次回の光加入用スロットが始ま
    ったら計測を再開して、前記応答データを検出したとき
    の遅延時間を使用することにより前記光加入者装置の前
    記設置距離を求めることを特徴とするセンタ側装置。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8に記載のセンタ側装置に
    おいて、前記第1の設置距離検出手段が、前記遅延時間
    の概算値を求める手段と、前記概算値を求める手段の出
    力を参考にして前記遅延時間の正確な値を求める手段と
    を備えることを特徴とするセンタ側装置。
  10. 【請求項10】 請求項7乃至9のいずれか1項に記載
    のセンタ側装置において、更に、前記第1の設置距離検
    出手段の出力に基づいて前記光加入装置の応答タイミン
    グを算出する手段と、前記応答タイミングのデータを前
    記光加入者装置に送信する手段を備えることを特徴とす
    るセンタ側装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のセンタ側装置にお
    いて、更に、前記光加入者装置からの応答データの受光
    パワーから前記光加入者装置の前記設置距離を検出する
    第2の設置距離検出手段と、前記第1と第2の設置距離
    検出手段の出力とを比較して伝送路の異常を検出する手
    段と、前記異常検出時に前記送信を中止する手段と、を
    備えることを特徴とするセンタ側装置。
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