JPH11154796A - トップテープ - Google Patents

トップテープ

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JPH11154796A
JPH11154796A JP9319553A JP31955397A JPH11154796A JP H11154796 A JPH11154796 A JP H11154796A JP 9319553 A JP9319553 A JP 9319553A JP 31955397 A JP31955397 A JP 31955397A JP H11154796 A JPH11154796 A JP H11154796A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top tape
electrification prevention
tape
carrier tape
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9319553A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Suzuki
智 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd, Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority to JP9319553A priority Critical patent/JPH11154796A/ja
Publication of JPH11154796A publication Critical patent/JPH11154796A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】帯電防止効果を持ちながらシール強度のバラツ
キが小さく、常に剥離強度が一定していて作業性に優れ
たトップテープを提供する。 【解決手段】電子部品を個別に収納するための収納部が
多数連設された形状のキャリアテープ6の蓋材として用
いられるトップテープ1であって、キャリアテープ6と
の貼合面以外の表面に、好ましくは表面抵抗値が107
1012Ω/□である、帯電防止層3、5を設けたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の電子部品、
精密部品などの微細部品(以下、電子部品で代表して説
明する)を個別に収納して搬送・保管・実装などに供す
る、収納部が多数連設された形状のキャリアテープに、
蓋材として用いられるトップテープに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ICを始めとして抵抗やコンデン
サー、トランジスターなどの電子部品は、上記キャリア
テープ収納部に収納した後、その開口端をヒートシール
タイプまたは粘着タイプのトップテープで封止包装され
て輸送・保管などに供されていた。電子部品の使用に際
しては、トップテープが剥離されて、収納部から自動的
に取り出され、回路基板に表面実装される。この剥離の
際の静電気によって電子部品がトップテープに吸着され
て収納部から飛び出したり、自動実装機の振動によりト
ップテープ内面と電子部品との摩擦で発生した静電気に
よって、電子部品がキャリアテープに吸着されて取り出
せない、というトラブルを防止するために、さらには電
子部品の静電気による破壊、劣化を防止するために、従
来はトップテープ用の基材やキャリアテープとの接着剤
に帯電防止剤を練り込んだり、トップテープの表面に帯
電防止剤を塗布していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、基材に帯電防
止剤を練り込んだものではトップテープ表面への帯電防
止剤のブリードアップによって、またトップテープの表
面に帯電防止剤を塗布したものでは塗布量のバラツキに
よって、いずれの場合も、キャリアテープに電子部品を
収納してトップテープをヒートシールしたときのシール
強度のバラツキが大きくなり、帯電防止処理を施してい
ないトップテープに比べてシール条件を管理するのが困
難であった。このため、シール条件によってはシール性
が不安定になり、接着の強い部分と弱い部分とが発生し
易く、接着の強い部分はトップテープ剥離時に断裂(デ
ラミネーション)を起し、接着の弱い部分は経時的に剥
がれが生じて、キャリアテープ収納部内の電子部品が飛
び出して脱落したり、剥離強度のバラツキも大きくな
り、自動実装時のジャンピングトラブルによる電子部品
の脱落の原因にもなっていた。粘着タイプのトップテー
プにおいても同様なトラブルが発生していた。
【0004】本発明は、帯電防止効果を持ちながらシー
ル強度のバラツキが小さく、常に剥離強度が一定してい
て作業性に優れたトップテープの提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子部品を個
別に収納するための収納部が多数連設された形状のキャ
リアテープの蓋材として用いられるトップテープであっ
て、キャリアテープとの貼合面以外の表面に、好ましく
は表面抵抗値が107 〜1012Ω/□である、帯電防止層を
設けたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を例示
した図1〜図3に基づいて説明する。図1は本発明のト
ップテープの縦断面図、図2は本発明のトップテープを
キャリアテープに接着したときの状態を示す縦断面図、
図3は本発明のトップテープの製造工程を示す説明図で
ある。
【0007】図1及び図2に示すように、トップテープ
1は、基材2の上面に帯電防止層3が設けられ、基材2
の下面に接着剤層4が設けられ、この接着剤層4のキャ
リアテープ6との貼合面以外の表面に帯電防止層5が設
けられている。
【0008】基材2は、2軸延伸のポリエステルフィル
ム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、
ポリアミドフィルムなどをベースフィルムとした単層構
造となっているか、もしくはこれらベースフィルムに補
強フィルムをラミネートした多層構造としてもよい。こ
の補強フィルムの材質には無延伸のポリエチレンフィル
ム、ポリプロピレンフィルムあるいはベースフィルムと
同じ材質のものを使用してもよい。基材2の厚さは10〜
100μm、特には25〜60μmが好ましい。厚さが10μm
未満ではトップテープ剥離時に断裂したり、ヒートシー
ル時にしわが発生し易く、60μmを超えるとヒートシー
ル時の熱伝導性が悪くシール条件の設定が非常に困難と
なる。
【0009】基材2の下面全体には接着剤が均一に塗布
または噴霧されて接着剤層4を形成している。接着剤層
4の厚さは2〜60μmが好ましく、材質はポリアミド、
ポリエステル、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)、ポリウレタンなどの熱可塑性樹脂をベースとした
ホットメルト系接着剤が使用される。
【0010】基材2の上面全体には帯電防止剤が均一に
塗布または噴霧されて帯電防止層3を形成している。他
方、基材2の下面、上記接着剤層4のキャリアテープ6
との貼合面以外の表面の少なくとも一部に、帯電防止剤
が均一に塗布または噴霧されて帯電防止層5を形成して
いる。
【0011】帯電防止層3、5の材質にはアニオン活性
剤、カチオン活性剤、両性活性剤、非イオン活性剤など
の界面活性剤が使用される。帯電防止層3、5の厚さは
それぞれ 0.1〜 0.4μm、表面抵抗値は 107〜1012Ω/
□が好ましい。このように本発明のトップテープ1では
キャリアテープ6との貼合面に帯電防止層を形成してい
ないため、シール性が向上し、安定した剥離強度が得ら
れる。
【0012】次に本発明のトップテープの製造方法を図
3に基づいて説明する。図3において、所定の幅にスリ
ットされ下面全体に接着剤層が形成された基材10は、ガ
イドロール11を経て帯電防止処理室12に導かれる。帯電
防止処理室12では、基材10の接着剤層形成面側のキャリ
アテープのフランジ部に対応する部分が処理領域変更自
在のマスキング治具13で被覆された状態で、基材10の上
下両面に帯電防止剤を塗布またはスプレーノズル14によ
って噴霧した後、ガイドロール11を経て乾燥部15に導
き、そこで温風を吹き付けて乾燥させ帯電防止層を形成
し本発明のトップテープとする。このように本発明では
処理領域変更自在のマスキング治具を採用したことによ
って、トップテープ表面の任意の領域に選択的に帯電防
止層5を形成することができる。なお、トップテープ上
面の帯電防止層3は、スリット前またはスリット後の基
材10の上面全体に、予め帯電防止剤を塗布または噴霧し
て乾燥することで形成した後、帯電防止処理室12に導入
して帯電防止層5を形成するようにしてもよい。
【0013】
【実施例】5.5mm幅のトップテープ(信越ポリマー社
製)を図3に示したのと同様の帯電防止処理室に導き、
下面側のキャリアテープとの貼合部に相当する幅 0.5mm
の部分のみをマスキング治具で被覆した状態で、上下両
面よりカチオン系帯電防止剤:SAT5(日本純薬社製商品
名)をスプレーノズルで噴霧し、温風乾燥して基材の上
面側に厚さ 0.2μmの、下面側の接着剤層に厚さ 0.2μ
mの帯電防止層をそれぞれ形成した。得られたトップテ
ープの上下両面の帯電防止層の表面抵抗値は、いずれも
6〜9×107 Ω/□であった。
【0014】次に、このトップテープを、幅8mmのポリ
スチレン製の信越キャリアテープにシールして(シール
温度 150℃、コテ幅 0.5mm、ダブルスタンプ)剥離試験
を行ったところ、剥離強度は16〜32gfと安定した結果が
得られた、経時によるトップテープの剥がれも確認され
なかった。またキャリアテープに電子部品を挿入して本
発明のトップテープで封止して自動実装機による実装テ
ストを行ったところ、電子部品が静電気によってトップ
テープに吸着されて脱落したり、トップテープ内面と電
子部品との摩擦で静電気が発生し、吸着取り出しができ
なくなるというトラブルは起きなかった。
【0015】
【発明の効果】本発明のトップテープでは、キャリアテ
ープとの接着面側において接着シール部分以外に選択的
に帯電防止層が形成されることによって、シール条件の
管理を容易にし、かつトップテープの剥がれが原因で部
品が脱落するなどのトラブルが発生しなくなる。また帯
電防止剤の影響を受けることなく安定した剥離強度が得
られるので、自動実装時においてトップテープ剥離時の
デラミネーションによる実装機の停止やジャンピングト
ラブルによる部品脱落が発生しなくなる。さらに帯電防
止効果も備えているので、静電気によって電子部品がト
ップテープに吸着されたり、トップテープと電子部品と
の摩擦による静電気で吸着取り出しができなくなるトラ
ブルも解消され、部品収納作業や搬送工程、または部品
実装工程の効率化、コストダウンに多大な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトップテープの縦断面図である。
【図2】本発明のトップテープをキャリアテープに接着
したときの状態を示した縦断面図である。
【図3】本発明のトップテープの製造工程を示す説明図
である。
【符号の説明】
1…トップテープ、 2…基材、3…帯電
防止層、 4…接着剤層、5…帯電防止
層、 6…キャリアテープ、10…基材、
11…ガイドロール、12…帯電防
止処理室、 13…マスキング治具、14…スプ
レーノズル、 15…乾燥部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品を個別に収納するための収納部が
    多数連設された形状のキャリアテープの蓋材としてのト
    ップテープであって、キャリアテープとの貼合面以外の
    表面に、帯電防止層を設けたことを特徴とするトップテ
    ープ。
  2. 【請求項2】帯電防止層は表面抵抗値が107 〜1012Ω/
    □である請求項1記載のトップテープ。
JP9319553A 1997-11-20 1997-11-20 トップテープ Pending JPH11154796A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9319553A JPH11154796A (ja) 1997-11-20 1997-11-20 トップテープ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9319553A JPH11154796A (ja) 1997-11-20 1997-11-20 トップテープ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11154796A true JPH11154796A (ja) 1999-06-08

Family

ID=18111554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9319553A Pending JPH11154796A (ja) 1997-11-20 1997-11-20 トップテープ

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JP (1) JPH11154796A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100551095B1 (ko) * 2002-04-23 2006-02-09 안영하 부품이송용 캐리어테이프의 상면차폐용 카바테이프
JP2012151242A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Tdk Corp 電磁ノイズ対策部材及びこれを用いた電磁ノイズ対策方法

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