JPH11154469A - Tv用ガラスパネルの金属ピンの欠陥検査方法及び装置 - Google Patents

Tv用ガラスパネルの金属ピンの欠陥検査方法及び装置

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JPH11154469A
JPH11154469A JP31865997A JP31865997A JPH11154469A JP H11154469 A JPH11154469 A JP H11154469A JP 31865997 A JP31865997 A JP 31865997A JP 31865997 A JP31865997 A JP 31865997A JP H11154469 A JPH11154469 A JP H11154469A
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JP
Japan
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panel
metal pin
light source
hole
defect
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Pending
Application number
JP31865997A
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English (en)
Inventor
Hisanori Shibazaki
尚則 柴崎
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】TV用ガラスパネルに封着された金属ピンの貫
通孔欠陥を、手鏡又は触手等の外観検査なしに自動検出
する。 【解決手段】TV用ガラスパネル6のスカート部1に封
着された金属ピン7の中心軸Lの延長上において、パネ
ルの内部に散乱光源3、パネルの外部に撮像カメラ2を
配置し、貫通孔欠陥8による透過光を外部からガラス越
しに前記撮像カメラで撮像することにより貫通孔欠陥を
検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TV用ガラスパネ
ルに封着された金属ピンの貫通孔欠陥の検査に関する。
【0002】
【従来の技術】TV用ガラスパネルのスカート部の内面
には、シャドウマスクを支持するためのピンが通常3個
又は4個封着される。通常このピンとしては中空椀状の
金属ピンが用いられ、この金属ピンにはその製造時又は
ガラスパネルへの封着時に小さな貫通孔が明くことがあ
る。この貫通孔が封着された金属ピンの露出部に発生す
ると、陰極線管の製造工程又はその後の陰極線管に悪影
響を与えるため、封着後に外観検査が行われる。
【0003】従来、この外観検査を行う場合、貫通孔欠
陥が死角に入るため目視検査がきわめて困難であり、補
助的手段として手鏡や触手などが用いられる。また、こ
れらに代わる検査方法として、一般に画像処理を応用す
ることが提案されているが、次の理由により実用化が困
難であった。
【0004】すなわち、画像処理による突起形物体の全
周検査は、一般に複数のカメラを直接周囲に配置する
か、カメラ又は被検体の一方を回転させなければならな
いため、いずれも広い装置化スペース又は複雑な回転機
構が必要となり、これをガラスパネル内側の限られた空
間に装置として組み込むことが難しい。また、画像処理
による検査方法は一般に汚れ及び被検体の表面状態の影
響を受けるため、表面の清浄化等の前処理を行ったり、
これらを欠陥と区別して除くための複雑な処理プログラ
ムを必要とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、TV
用ガラスパネルのスカート部の内面に封着された中空椀
状の金属ピンの貫通孔を、目視検査又は触手によらずに
自動検出することであり、さらに従来必要であった複数
のカメラ、又はカメラ若しくは被検体の一方を回転させ
る機構を必要とせずに、被検体外部に固定したカメラで
自動検出しようとするものである。
【0006】本発明の他の目的は、検査の際に金属ピン
の外観画像を必要としないようにして、金属ピンの表面
状態及び汚れの影響を受けることなく検査可能にするこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、TV用ガラス
パネルのスカート部の内面に封着された中空椀状の金属
ピンの貫通孔を検出する検査方法であって、該金属ピン
の中心軸の延長上において、前記パネルの内部に金属ピ
ンを投射できるように散乱光源を設け、かつパネルの外
部に金属ピンと相対向して撮像カメラを配置し、金属ピ
ンの貫通孔を通って集光する前記光源からの投射光をパ
ネル外部から該撮像カメラで撮像することにより、金属
ピンの貫通孔を検出することを特徴とするTV用ガラス
パネルの金属ピンの欠陥検査方法を提供する。
【0008】さらに、本発明はTV用ガラスパネルのス
カート部の内面に封着された中空椀状の金属ピンの貫通
孔を検出する検査装置であって、前記パネルの内部に金
属ピンを投射できるように設けた散乱光源とパネルの外
部に金属ピンと相対向して配置した撮像カメラとを具備
し、これら散乱光源と撮像カメラは前記金属ピンの中心
軸と光学的に整列されており、金属ピンの貫通孔を通っ
て集光する前記光源からの投射光を該撮像カメラでパネ
ル外部から撮像することにより、金属ピンの貫通孔を検
出するように構成したことを特徴とするTV用ガラスパ
ネルの金属ピンの欠陥検査装置を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の検査方法を、図1に示す
実施例に従って具体的に説明する。図1は金属ピンを封
着したTV用ガラスパネル(以下パネルとする)を、本
発明の検査装置にセットした状態における金属ピン部分
の断面図である。
【0010】図示するように被検査パネル6は、台5に
設けた位置決めガイド4により位置決めされ、スカート
部1を下にした状態でセットされる。このパネル6の前
記スカート部1の内面には、通常3個又は4個の金属ピ
ン7がインダクション加熱又はガス加熱により封着され
ている。
【0011】パネル6の内部にはこの金属ピンを内側か
ら投射又は照射するための散乱光源3が、またパネル6
の外部には金属ピンと相対向して撮像カメラ2がそれぞ
れ設置されており、これら散乱光源3と撮像カメラ2
は、パネル6が供給された状態で金属ピン7の中心軸L
の延長上に位置して、該中心軸Lと光学的に整列されて
いる。この場合、散乱光源3と撮像カメラ2は通常は金
属ピン7の中心軸Lと一致するように配置されるが、目
的が達成できれば必ずしも完全に一致していなくてもよ
い。
【0012】上記散乱光源3としては、パネル6に封着
された金属ピン7の露出部すべてをできるだけ均一に照
射できるように、指向性の小さい散乱光源が有効であ
る。このため、散乱光源3は例示のように金属ピン7に
対し凹面状に形成するのが望ましい。また、撮像カメラ
2としては通常CCDカメラが多用されるが、後述する
ように金属ピンの貫通孔を通ってピン内部に集光する散
乱光源3からの透過光を、パネル6の外部から検出でき
るものであれば、適宜使用できる。
【0013】次に、金属ピン7の貫通孔欠陥を実際に検
出する方法について説明する。パネル6に封着された金
属ピン7に貫通孔欠陥8が存在する場合、散乱光源3か
ら投射される散乱光の一部がここを通過して金属ピン7
の開口端を封ずるガラス面に照射され、貫通孔欠陥8の
大きさにほぼ比例した集光9を生ずる。この場合、集光
位置は常に金属ピン開口端11の輪郭部の作る範囲内に
制限されるので、撮像カメラ2はパネル外部に固定した
ままでこの集光9を撮像可能となる。
【0014】一方、集光9の面積は、貫通孔欠陥8の大
きさ、位置、金属ピン径及び散乱光源3の入射角などに
依存することが実験上確かめられている。しかし、散乱
光源3は前記したように金属ピン7に対しやや凹面を持
ち、かつ指向性の少ない散乱光であるため、前記貫通孔
欠陥8の大きさ、位置、金属ピン径等の影響は、欠陥検
査として実用上無視できる程度に低減される。この集光
9を撮像カメラ2にて撮像後、通常は画像処理装置10
により画像処理プログラムを実施し、欠陥有無の識別を
行う。
【0015】図2のa、b、c、dは、この画像処理プ
ログラムの一例と処理順序を示す。aはカメラ画像の一
例を示し、金属ピン開口端11の輪郭部画像15及び貫
通孔欠陥画像12を含んでいる。bはカメラ画像aを2
値化、ラベリング処理後、重心位置13を求め、これを
基準に検査エリア14を設定したものである。
【0016】普通この検査エリア14は、金属ピン開口
端11の輪郭部画像面積から金属ピンの厚みと金属ピン
7の近傍部を除いた領域であり、多くの経験から前記輪
郭部画像面積の70〜80%を検査エリアとして選べ
ば、貫通孔欠陥による透過光はこの領域に集光する。c
で貫通孔欠陥画像12の強調処理を行う。dは識別処理
を示し、検査エリア14に貫通孔欠陥画像12を重ね合
わせて、欠陥有無の識別処理をする。
【0017】図1の光学系において、撮像カメラ2から
パネル6の外面までを70mm、パネル内面から散乱光
源3までを10mmに固定し、撮像カメラ2による撮影
及び画像処理装置10で画像処理を行った後、占有画素
数をしきい値として識別させた結果、プログラム処理時
間1秒、S/N比2.5以上で、0.5mmφ程度の貫
通孔まで検出できた。
【0018】なお、これまではパネル6に封着された一
つの金属ピンの貫通孔欠陥の検出について説明したが、
台5にこれと同じ検査装置を封着されている金属ピンの
数及びそれらの封着位置に合わせて設ければ、すべての
金属ピンを同時に検査できる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、金属ピンに封着された
金属ピンの貫通孔欠陥を簡便な光学系で自動検査できる
ので、金属ピンが封着されて間もない高温状態にあるパ
ネルにも適用できる。その結果、製造工程の比較的上流
で検査することで、設備異常の早期発見及び連続欠陥の
早期対策が可能になり、歩留まり向上に大きく貢献し経
済的メリットが得られる。
【0020】さらに、本発明は従来の手鏡及び触手など
による補助的検査手段が一切不要となり、一台の撮像カ
メラで短時間に検査できるので、パネルの全数検査に容
易に対応できる。また、金属ピンの表面状態及び汚れな
どの影響を受けることなく、精度の良い検査が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による検査方法の一例を説明するための
断面説明図。
【図2】図1で得られた画像の画像処理プログラムの一
例を示す説明図(a:カメラ画像、b:検査エリア算
出、c:強調処理、d:欠陥有無識別処理)。
【符号の説明】
1:スカート部 2:撮像カメラ 3:散乱光源 4:位置決めガイド 5:台 6:パネル 7:金属ピン 8:貫通孔欠陥 9:集光 10:画像処理装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】TV用ガラスパネルのスカート部の内面に
    封着された中空椀状の金属ピンの貫通孔を検出する検査
    方法であって、該金属ピンの中心軸の延長上において、
    前記パネルの内部に金属ピンを投射できるように散乱光
    源を設け、かつパネルの外部に金属ピンと相対向して撮
    像カメラを配置し、金属ピンの貫通孔を通って集光する
    前記光源からの投射光を該撮像カメラでパネル外部から
    撮像することにより、金属ピンの貫通孔を検出すること
    を特徴とするTV用ガラスパネルの金属ピンの欠陥検査
    方法。
  2. 【請求項2】TV用ガラスパネルのスカート部の内面に
    封着された中空椀状の金属ピンの貫通孔を検出する検査
    装置であって、前記パネルの内部に金属ピンを投射でき
    るように設けた散乱光源とパネルの外部に金属ピンと相
    対向して配置した撮像カメラとを具備し、これら散乱光
    源と撮像カメラは前記金属ピンの中心軸と光学的に整列
    されており、金属ピンの貫通孔を通って集光する前記光
    源からの投射光を該撮像カメラでパネル外部から撮像す
    ることにより、金属ピンの貫通孔を検出するように構成
    したことを特徴とするTV用ガラスパネルの金属ピンの
    欠陥検査装置。
JP31865997A 1997-11-19 1997-11-19 Tv用ガラスパネルの金属ピンの欠陥検査方法及び装置 Pending JPH11154469A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100336204B1 (ko) * 1998-11-12 2002-06-20 서두칠 음극선관용 패널의 핀융착장치와 그 제어방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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