JPH11154338A - 光情報機器 - Google Patents

光情報機器

Info

Publication number
JPH11154338A
JPH11154338A JP9321054A JP32105497A JPH11154338A JP H11154338 A JPH11154338 A JP H11154338A JP 9321054 A JP9321054 A JP 9321054A JP 32105497 A JP32105497 A JP 32105497A JP H11154338 A JPH11154338 A JP H11154338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser light
laser
recording medium
light
information recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9321054A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyuuichi Konayama
秀一 小名山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP9321054A priority Critical patent/JPH11154338A/ja
Publication of JPH11154338A publication Critical patent/JPH11154338A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 未記録ディスクの記録時及び再生時でも装置
自体の光学系を用いて正確にレンズ位置信号を検出する
ことができ、これによりトラッキングサーボの精度向上
によるアクセスタイムの向上、偏芯ディスク再生能力の
向上、対物レンズの正確な位置制御による記録パワーの
確保等を達成する。 【解決手段】 光情報機器は、対物レンズ6、第一の波
長のレーザ光1a、レーザ光1aにて記録・再生される
情報記録媒体7、第二の波長のレーザ光9a、レーザ光
9aの反射戻り光を受光する2分割のセグメント13
a,13bからなるフォトダイオード13等を備えてい
る。レーザ光9aはファーフィルド光束で情報記録媒体
7へ照射される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD、CD−R、
LD、DVD等の光情報機器に関し、詳しくは、収束光
学系の光軸と当該収束光学系の対物レンズとのずれ(以
下、「レンズシフト」という。)を検出する機能を備え
た光情報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】図11乃至図13は従来の光情報機器の
第一例を示し、図11は全体構成図、図12はトラッキ
ングに用いられるプッシュプル法を示す説明図、図13
はレンズシフトを示す説明図である。以下、これらの図
面に基づき説明する。
【0003】従来の光情報機器は、レーザダイオード1
01、ハーフミラー102、コリメータレンズ104、
対物レンズ106、フォトダイオード110、対物レン
ズ106をフォーカス方向及びトラッキング方向に駆動
するレンズアクチュエータ(図示せず)、これらの構成
要素を保持する筐体部(図示せず)等からなる。
【0004】レーザダイオード101から出力されたレ
ーザ光101aは、ハーフミラー102で約50%が反
射した後、コリメータレンズ104で平行光101bと
なる。この平行光101bは、対物レンズ106で収束
された後、光ディスク107の記録面107aに微小な
スポット101cを形成する。このスポット101cの
光パワーの強弱により、情報の記録及び再生が行われ
る。光ディスク107での反射光101dは、再び同じ
経路でハーフミラー102へ向かい、その約50%がフ
ォトダイオード110へ入射する。フォトダイオード1
10は、例えば2分割又は4分割のセグメントからな
る。記録に要するレーザパワーの問題から、光学系は1
ビーム方式、トラッキングはプッシュプル法が一般に用
いられる。
【0005】図12に示すように、プッシュプル法で
は、トラック溝やピット列に集光した微小なスポット1
01cがトラック溝の中からずれた場合に発生する回折
光の強弱を、2分割のセグメントE,Fからなるフォト
ダイオード110で検出し、その差信号E一Fからトラ
ッキング誤差信号TEを生成している。スポット101
cがトラック中央に位置するとき(図12〔1〕)は、
TE=E一F=0となる。スポット101cがトラック
左側にずれたとき(図12〔2〕)は、TE=E−F<
0となる。
【0006】しかしながら、図13に示すように、対物
レンズ106がトラックを追従することにより光軸から
ずれると、フォトダイオード110上のスポットもシフ
トするため、トラッキング誤差信号TEにDC的なオフ
セットが発生する。すなわち、対物レンズ106がシフ
トしたときのトラッキング誤差信号TEには、純粋なト
ラッキング誤差成分とレンズシフトによって発生するD
Cオフセット成分とが混在することにより、正確なトラ
ッキングサーボが困難となる。そのため、純粋なトラッ
キング誤差成分とDCオフセット成分とを確実に分離す
る手段が必要であった。
【0007】このように、プッシュプル法を採用する光
情報機器の場合、レンズシフトを極力最小限に抑えるサ
ーボ技術が必要となるだけでなく、アクセス時のレンズ
の振れや偏芯ディスクの制御等も大きな問題となってく
る。この問題の対策として、従来よりいろいろな技術が
提案されている。例えば、レンズアクチュエータに外部
位置サンサーを搭載し、直接レンズの位置を検出する方
法がある。この場合は、レンズ位置センサー部品が必要
であるので、装置の小型化の妨げとなっていた。そこ
で、図14及び図15に示すように、装置自身の光学系
を利用し、そこから対物レンズの位置信号(以下「レン
ズ位置信号」という。)を生成する方法が実用化されて
いる。
【0008】図14及び図15は従来の光情報機器の第
二例を示し、図14は全体構成図、図15はレンズシフ
トを示す説明図である。以下、これらの図面に基づき説
明する。
【0009】光学構成は図11の第一例と同じである
が、フォーカス誤差信号検出に非点収差法を採用する関
係上、フォトダイオード110が4分割の構成となって
いる。トラッキング誤差信号はTE=(A+B)一(C
+D)にて生成される。本方法は、一般に「トップホー
ルドプッシュプル」と呼ばれ、情報信号RFのピーク値
(ディスクのミラー信号)を逐次ホールドし、情報信号
RFの包絡線を検出するものである。対物レンズ106
が中央に位置している〔イ〕の状態のときは、DC的な
オフセットは発生しないため、(A+B)信号も(C+
D)信号も同じレベルとなる。次に、対物レンズ106
が左側にシフトした〔ア〕の状態のときには、フォトダ
イオード110上のスポット移動によるDCオフセット
が発生するので、(A+B)信号レベルが(C+D)信
号レベルより大きくなる。対物レンズ106が右側にシ
フトした〔ウ〕の状態のときは、逆に(C+D)信号レ
ベルが(A+B)信号レベルより大きくなる。
【0010】このとき、(A+B)信号、(C+D)信
号の中に含まれるピットによる高帯域情報信号成分11
8,119は、ピークホールド回路(図示せず)により
118a,118b,118c,…,119a,119
b,119c,…のように逐次サンプリングされ、情報
信号RFの包絡線(ピークホールド信号120,12
1)として検出される。(A+B)信号と(C+D)信
号とのピークホールド信号120,121は、位相が1
80度ずれているため、この二つの信号の差を採ること
により、レンズ位置信号RSが次式で得られる。
【0011】RS={(A+B)のピーク信号120}
−{(C+D)のピーク信号121}
【0012】このレンズ位置信号RSに所定のゲインを
掛け合わせ、DCオフセットを含んだプッシュプル信号
と演算することにより、DCオフセットのないトラッキ
ング誤差信号を生成することができる。したがって、以
上の方法により、1ビームのプッシュプル法等で従来問
題となっていたレンズシフト時のDCオフセットを、キ
ャンセルすることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には次のような問題があった。
【0014】従来技術では、先に説明したように、レン
ズシフトにより発生するDCオフセットを、情報信号R
Fのピークホールドにより生成する。そのため、信号が
記録されたトラックにしか適用できない。
【0015】図16に示すように、例えば未記録ディス
クの記録時のように、情報ピットの記録されていないト
ラックを追従する場合は、高帯域の情報信号が含まれな
いため、サンプルホールド回路が働かない。そのため、
プッシュプル信号のDCオフセットによるうねりの包絡
線、つまりレンズ位置信号RSを正確に検出できない。
したがって、オフセットのキャンセルができないため、
記録系の装置には効果を発揮しなかった。
【0016】
【発明の目的】本発明は、従来困難であった未記録ディ
スクの記録時及び再生時でも装置自体の光学系を用いて
正確にレンズ位置信号を検出することができ、これによ
りトラッキングサーボの精度向上によるアクセスタイム
の向上、偏芯ディスク再生能力の向上、対物レンズの正
確な位置制御による記録パワーの確保等を達成できると
ともに、複数メデイアを記録再生可能で、小型かつ高性
能な光情報機器を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光情報機
器は、レーザ光を出力するレーザ光源と、このレーザ光
源から出力されたレーザ光を情報記録媒体へ照射する収
束光学系と、この収束光学系によって前記情報記録媒体
へ照射されたレーザ光の反射戻り光に基づきトラッキン
グ誤差信号を検出する検出光学系とを備えた光情報機器
において、前記収束光学系は、前記レーザ光をファーフ
ィルド光束で前記情報記録媒体へ照射することを特徴と
するものである。
【0018】請求項2記載の光情報機器は、第一の波長
の第一のレーザ光を出力する第一のレーザ光源と、第二
の波長の第二のレーザ光を出力する第二のレーザ光源
と、これらの第一及び第二のレーザ光源から出力された
第一及び第二のレーザ光をそれぞれ第一及び第二の情報
記録媒体へ照射する収束光学系と、この収束光学系によ
って前記情報記録媒体へ照射された第一及び第二のレー
ザ光の反射戻り光に基づき情報信号、フォーカス誤差信
号及びトラッキング誤差信号を検出する検出光学系とを
備えた光情報機器において、前記収束光学系は、前記第
一のレーザ光をビームウェストで前記第一の情報記録媒
体に照射するとともに、前記第二のレーザ光をファーフ
ィルド光束で当該第一の情報記録媒体の記録面へ照射
し、前記検出光学系は、前記第一のレーザ光の反射戻り
光に基づき情報信号、フォーカス誤差信号及びトラッキ
ング誤差信号を検出するとともに、前記第二のレーザ光
の反射戻り光に基づき対物レンズの位置信号を検出する
ものである。
【0019】請求項3記載の光情報機器は、第一の波長
の第一のレーザ光を出力する第一のレーザ光源と、この
第一のレーザ光源から出力された第一のレーザ光を反射
及び透過させる第一の反射透過手段と、第二の波長の第
二のレーザ光を出力する第二のレーザ光源と、この第二
のレーザ光源から出力された第二のレーザ光を反射及び
透過させる第二の反射透過手段と、前記第一及び第二の
反射透過手段を反射又は透過した第一及び第二のレーザ
光のどちらか一方を反射させるとともに他方を透過させ
る波長選択手段と、この波長選択手段を反射又は透過し
た前記第一のレーザ光をビームウェストで情報記録媒体
に照射するとともに、この波長選択手段を反射又は透過
した前記第二のレーザ光をファーフィルド光束で当該情
報記録媒体へ照射する対物レンズと、前記情報記録媒体
からの前記第一のレーザ光の反射戻り光を前記対物レン
ズ、前記波長選択手段及び前記第一の反射透過手段を介
して受光するとともに、当該反射戻り光に基づき情報信
号、フォーカス誤差信号及びトラッキング誤差信号を検
出する第一の受光手段と、前記情報記録媒体からの前記
第二のレーザ光の反射戻り光を前記対物レンズ、前記波
長選択手段及び前記第二の反射透過手段を介して受光す
るとともに、当該反射戻り光に基づき前記対物レンズの
位置信号を検出する第二の受光手段とを備えたものであ
る。
【0020】更に具体的に換言すると、本発明は、第一
の波長の第一のレーザ光を出力する第一のレーザダイオ
ードと、第一のレーザ光を反射及び透過させるハーフミ
ラーと、第二の波長の第二のレーザ光を出力する第二の
レーザダイオードと、第二のレーザ光を反射及び透過さ
せるビームスプリッタと、第一のレーザ光を透過させる
とともに第二のレーザ光を反射させる波長選択手段と、
コリメータレンズと、第一及び第二のレーザ光を透過さ
せる円形開口部及び第一のレーザ光を反射させ第二のレ
ーザ光を透過させる周辺領域部からなる開口制限手段
と、第一及び第二のレーザ光をそれぞれ第一及び第二の
情報記録媒体の記録面に集光する対物レンズと、第一の
レーザ光の反射戻り光を検出する第一のフォトダイオー
ドと、第二のレーザ光の反射戻り光を検出する第二のフ
ォトダイオードと、フォーカス誤差検出手段と、トラッ
キング方向光量差検出手段と、前記対物レンズを保持し
フォーカス方向及びトラッキング方向の2軸に駆動する
レンズアクチュエータと、前記光学素子及びレンズアク
チュエータ等を保持し情報記録媒体の半径方向に移動可
能な構造を持つ筐体部分と、第一及び第二のフォトダイ
オードの出力信号から情報信号、トラッキング誤差信
号、フォーカス誤差信号及び対物レンズの位置信号を生
成する演算回路等からなる。そして、第一のレーザ光で
第一の情報記録媒体を記録再生する場合に、第二のレー
ザ光を収束点ではなくファーフィルド光束で第一の情報
記録媒体へ照射し、その反射戻り光を第二のフォトダイ
オードで受光する。第二のフォトダイオードは例えばト
ラッキング方向に少なくとも2分割されており、そのフ
ォトダイオードの出力信号の差信号に基づき演算回路に
よって対物レンズの位置信号が生成される。
【0021】本発明により、未記録ディスクの記録及び
再生時においても正確なレンズ位置信号を検出すること
が可能である。これにより、プッシュプル法のトラッキ
ング誤差信号に含まれるレンズシフトによるDCオフセ
ットをキャンセルし、アクセスタイムの短縮や偏芯ディ
スクの再生性能向上、対物レンズの正確な位置制御によ
る記録パワーの確保等を達成する。
【0022】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明に係る光
情報機器の第一実施形態を示す説明図である。図3は、
図1及び図2の光情報機器におけるレンズ位置信号を示
すグラフである。
【0023】図1には、対物レンズ6、第一の波長のレ
ーザ光1a、レーザ光1aにて記録・再生される情報記
録媒体7、第二の波長のレーザ光9a、レーザ光9aの
反射戻り光を受光する2分割のセグメント13a,13
bからなるフォトダイオード13等が示されている。図
1は対物レンズ6がほぼ光軸中心に位置している状態、
図2は対物レンズ6が図において左側にシフトしている
状態を示している。
【0024】いま、レーザ光1aにて、情報記録媒体7
(例えばt0.6mm)に記録動作を行っているものと
する。フォーカスサーボ及びトラッキングサーボは、レ
ーザ光1aの反射戻り光に基づき検出光学系(図示せ
ず)が実行する。例えば、フォーカス方向は非点収差
法、トラッキング方向はプッシュプル法等が一般的に用
いられる。
【0025】このとき、レーザ光9aを同時に発光させ
る。本来、レーザ光9aに対しては、厚さの違う(例え
ばt1.2mm)情報記録媒体(図示せず)の記録面に
微小なスポット(ビームウェスト)を結ぶように、光学
系が構成されている。したがって、レーザ光9aは、情
報記録媒体7の記録面7aに、デフォーカス状態のファ
ーフィルド光束9cとして照射される。ファーフィルド
光束9cのスポット径は、情報記録媒体7の記録用溝幅
やピット幅及び長さに比べて十分に大きい。そのため、
ファーフィルド光束9cの反射光は、記録用溝のピッチ
による反射回折を起こして対物レンズ6へと戻る。この
とき、反射光量として最も大きな0次の反射光は、反射
戻り光9dとなってフォトダイオード13側へと戻って
いく。フォトダイオード13には、その途中の光学系に
より所定の光束に絞られた戻り光スポット9eが照射さ
れる。セグメント13a,13bの出力信号を13
a’,13b’とすると、フォトダイオード13からは
レンズ位置信号RSが次式によって検出される。
【0026】RS=13a’−13b’
【0027】図1に示すように対物レンズ6が光軸中央
に位置している場合、レンズ位置信号RSは、「0」す
なわち図3のイの状態である。先に述べたように、情報
記録媒体7の記録面7a上のレ一ザー光9aのスポット
径は、情報記録媒体7の記録用溝幅やピット幅及び長さ
に比べて十分大きく設定されており、さらにレーザ光1
aによってトラッキング及びフォーカス共にサーボがか
かった状態であるため、トラック溝の微小なずれや記録
ピットの有無によるレンズ位置信号RSへの影響は無視
できる。
【0028】次に、対物レンズ6が図2〔2〕に示すよ
うに左側にシフトした場合、記録面7a上でのファーフ
ィルド光束9c’は図2〔1〕のごとく左側にシフトす
る。対物レンズ6と記録面7aの光学的な相対関係は図
1の場合と同じであるため、記録面7aからの反射0次
光は反射戻り光9d’となってフォトダイオード13へ
と戻る。対物レンズ6が左へシフトした場合、フォトダ
イオード13上のスポット9e’は、図2〔3〕のごと
くフォトダイオード13の左側にシフトする。したがっ
て、レンズ位置信号RSは、RS=13a’−13b’
>0となり、図3のアの位置となる。逆に対物レンズ6
が右へシフトした場合、レンズ位置信号RSは、RS=
13a’−13b’<0となり、図3のウの位置とな
る。
【0029】以上のように本発明の特徴であるファーフ
ィルド光束によるレンズ位置信号検出法により、従来困
難であったトラッキング誤差信号とレンズシフトによっ
て発生するDCオフセットを完全に分離することがで
き、正確なレンズ位置信号の検出による、トラッキング
サーボの精度向上と偏芯ディスク再生能力の向上が図れ
る。
【0030】図4は、本発明に係る光情報機器の第二実
施形態を示す構成図である。図5は、図4の光情報機器
におけるホログラム素子とフォトダイオードとの関係を
示す説明図である。
【0031】本実施形態の光情報機器は、第一の波長
(例えば650nm)のレーザ光1aを出力するレーザ
ダイオード1と、レーザ光1aを約50%の割合で反射
及び透過させるハーフミラー2と、レーザ光1aを透過
し、後述するレーザ光9aを反射する波長選択手段であ
る波長選択プリズム3と、コリメータレンズ4と、レー
ザ光1a,9aを高効率で透過する円形開口部5bとレ
ーザ光1aを反射しレーザ光9aを高効率で透過する周
辺領域部5aとからなる開口制限手段である波長フィル
タ5と、レーザ光1a,9aをそれぞれ情報記録媒体
7,8の記録面7a,8aに集光する対物レンズ6と、
レーザ光1aの反射戻り光を受光するフォトダイオード
10と、第二の波長(例えば780nm)のレーザ光9
aを出力するレーザダイオード9と、レーザ光9aを約
50%で反射及び透過させるビームスプリッタ11と、
フォーカス誤差検出機能とトラッキング方向光量差検出
用のパターンを持つホログラム素子12と、レーザ光9
aの反射戻り光を検出するフォトダイオード13と、対
物レンズ6を保持するとともにフォーカス方向及びトラ
ッキング方向の2軸に駆動する図示しないレンズアクチ
ュエータと、前記光学素子及びレンズアクチュエータ等
を保持し情報記録媒体7,8の半径方向に移動可能な構
造を持つ図示しない筐体部分と、フォトダイオード1
0,13の出力信号から情報信号、トラッキング誤差信
号、フォーカス誤差信号及び対物レンズ位置信号を生成
する図示しない演算回路等とからなる。
【0032】レーザ光1aにて情報記録媒体7の記録再
生を行う場合、レーザ光1aはハーフミラー2で約50
%反射され波長選択プリズム3に入射する。波長選択プ
リズム3の反射面3aは、いわゆる誘電体多層膜により
構成され波長帯域により反射率を制御された素子であ
り、従来の技術にて容易に作成可能である。波長選択プ
リズム3は650nm帯域の光を高効率で透過させるよ
うに設計されているため、レーザ光1aはそのほとんど
が波長選択プリズム3を透過しコリメータレンズ4へ向
かう。そのレーザ1aは、コリメータレンズ4で平行光
となり波長フィルタ5の円形開口部5b及び周辺領域部
5aを高効率で透過する。円形開口部5bの開口径は、
レーザ光9aが情報記録媒体8に最少の収差状態で入射
できるように予め設計されている。円形開口部5b内
は、レーザ光1a,9aとも効率よく透過するように設
計及び製造される。周辺領域部5aは、レーザ光1aを
効率よく透過させ、かつレーザ光9aを効率よく反射さ
せるような、波長帯域による透過率の制限を、例えば誘
電体多層膜等によって可能としている。
【0033】波長フィルタ5を効率よく透過したレーザ
光1aは、対物レンズ6で集光され情報記録媒体7の記
録面7aに微小なスポット1bを形成する。スポット1
bの光量を制御することで、記録面7aへの情報の記録
及び再生が行われる。記録面7aの反射光は、再び同じ
経路でレーザダイオード1側へと戻り、波長選択プリズ
ム3を透過したのち、ハーフミラー2で約50%のレー
ザ光1aが透過しフォトダイオード10へ入射する。フ
ォトダイオード10は、4分割のセグメント(A〜D)
を有し、ハーフミラー2の透過で発生する非点収差と4
分割セグメントのうちTR方向に2分割されたセグメン
トの差動信号によりそれぞれ、フォーカス誤差信号とト
ラッキング誤差信号を検出する。これは一般的に良く知
られたサーボ方式であり、各セグメントの出力信号をA
〜Dとすると、トラッキング誤差信号TE、フォーカス
誤差信号FE、情報信号RFは次式で与えられる。
【0034】TE=(A+B)−(C+D) FE=(A+C)−(B+D) RF=A+B+C+D
【0035】本実施形態の光情報機器は、複数の記録再
生メデイアを記録再生できることを特徴としており、例
えばDVDとCD、CD−Rとの記録、再生互換を実現
するための構成となっている。レーザダイオード1は、
波長が650nmであるため、主にDVDの記録再生用
として用いる。CD、CD−Rの再生及び記録に於いて
は、特にCD−Rの波長依存性の問題から780nmの
波長のレーザダイオード9での再生が必要となる。した
がって、一つの対物レンズ6を用いて2種類の情報記録
媒体7,8を記録再生するためには、すなわち厚さ0.
6mmのDVDと厚さ1.2mmのCD、CD−Rとを
再生するには、ディスク厚の違い、波長の違いにより発
生する球面収差、色収差を補正した光学系が必要とな
る。
【0036】先に述べた波長フィルタ5による開口制限
も、レーザ光9a(780nm)で1.2mm厚のディ
スクを再生する際に発生する特に球面収差を補正するた
めの手段である。CD、CD−Rの再生、記録の際に
は、レーザダイオード9を発したレーザ光9aがビーム
スプリッタ11で約50%透過し波長選択プリズム3へ
向かう。波長選択プリズム3の反射面3aでは、前述の
とおりレーザ光9a(780nm)が効率よく反射され
コリメータレンズ4へ入射する。この際、レーザダイオ
ード9の発光点位置91は、コリメータレンズ4の前側
焦点位置4aに対し所定の距離Sだけコリメータレンズ
4側に接近した位置となっている。これは、レーザ光1
aと情報記録媒体7との条件で最適設計された対物レン
ズ6を用いてレーザ光9aで厚さの違う情報記録媒体8
を同じ対物レンズ6で再生する際に発生する球面収差を
補正するための手段であり、シミュレーションにより最
適な物点移動量Sを算出することができる。このため、
レーザ光9aはコリメータレンズ4を透過後も平行光と
はならず若干の発散光にて波長フィルタ5へ入射する。
続いて、既に説明したように、レーザ光9aは、波長フ
ィルタ5の円形開口部5bと周辺領域部5aとで所定の
開口径に制限され、対物レンズ6へ入射する。対物レン
ズ6は、レーザ光9aを集光し厚さ1.2mmの情報記
録媒体8の記録面上8aに、微小なスポット9bを形成
する。スポット9bの光量を制御することで、記録面8
aへの情報の記録及び再生が行われる。
【0037】一方、レーザ光9aの記録面7aでの反射
光は、再び同じ経路でレーザダイオード9側へと戻り、
再び波長選択プリズム3で反射され、ビームスプリッタ
11で約50%が反射し、ホログラム12で回折されフ
ォトダイオード13へ入射する。ホログラム素子12
は、図5のようなパターンをなしており、以下に示す光
学仕様を満足するように干渉パターン設計がなされてい
る。
【0038】ホログラム素子12に入射する戻り光のレ
ーザ光9aの光束径は、ホログラム領域12a,12b
の外径より小さい。そのため、情報記録媒体8の再生、
記録の時には、ホログラム領域12aに入射したレーザ
光9aはセグメントA,Bの分割線上に、ホログラム領
域12bに入射したレーザ光9aはセグメントC,Dの
分割線上にそれぞれホログラムの一次回折光を集光す
る。また、両ホログラム領域の0次回折光はそのまま透
過しセグメントGに入射する。ホログラム領域12a,
12bの分割線はディスクの接線方向となっているた
め、トラッキング誤差信号TEはプッシュプル法、フォ
ーカス誤差信号FEはフーコー法にて検出され、次の演
算式にて各誤差信号と情報信号とが得られる。
【0039】FE=(A+C)−(B+D) TE=(A+B)−(C+D) RF=A+B+C+D+G(Gは必ずしも必要ではな
い)
【0040】以上の説明が、複数の情報記録媒体7,8
をそれぞれ別の波長のレーザ光1a,9aにて記録再生
する際の動作である。次に、本実施形態の特徴であるレ
ーザ光1aで記録再生を行うとともにレーザ光9aで対
物レンズ6の位置を検出する技術について説明する。
【0041】本実施形態では、レーザ光1aで情報記録
媒体7を記録再生する際も、レーザ光9aを同時に発光
させる。レーザ光1a(650nm)でDVDディスク
の未記録ディスクを記録する場合、レーザ光9a(78
0nm)は情報記録媒体8の記録再生のときと同様に対
物レンズ6で集光される。ただしこの場合、情報記録媒
体7は厚さ0.6mmであるため、レーザ9aの集光ス
ポットは微小スポットではなくファーフィルド光束9c
となる。ファーフィルド光束9cは、往路とは違った反
射戻り光9dとなってレーザダイオード9側へ反射す
る。情報記録媒体7側の物点がレーザ9aの収束光学系
の焦点位置より対物レンズ6側となるため、レーザ光9
aのフォトダイオード9側への反射戻り光光束は情報記
録媒体8の記録再生時よりも大きくなる。したがって、
ホログラム素子12に入射する反射戻り光9dはホログ
ラム領域12a,12b全体に入射することとなる。こ
のとき、ホログラム領域12c,12dは、反射戻り光
9dをフォトダイオード13のセグメントE,Fに集光
スポットを結ぶように設計されている。したがって、次
式のように、セグメントE,Fの差動をとることでレン
ズ位置信号RSを検出することができる。
【0042】RS=E−F
【0043】このときの反射戻り光9dのフォトダイオ
ード9側の焦点位置は、情報記録媒体8の記録再生時よ
りも大きく外れている。そのため、ホログラム領域12
a,12bによる1次回折光はフォトダイオード13の
セグメントE,F上で大きくぼやけた状態となるので、
レンズ位置信号RSへの影響は小さく問題とはならな
い。以上の構成により、複数の情報記録媒体7,8の記
録再生に対応し、一方の情報記録媒体7の記録再生時に
他方のレーザ光9aによる正確なレンズ位置検出が可能
となるので、装置の高速アクセス化や偏芯ディスク等の
再生能力向上が実現できる。
【0044】図6は、本発明に係る光情報機器の第三実
施形態を示す構成図である。図7及び図8は、図6の光
情報機器におけるホログラムレーザモジュールを示す概
略側面図及び概略斜視図である。図9及び図10は、図
6の光情報機器におけるホログラム素子とフォトダイオ
ードとの関係を示す説明図である。
【0045】本実施形態の光情報機器は、図4に示す第
二実施形態におけるレーザダイオード9、ビームスプリ
ッタ11、ホログラム素子12、フォトダイオード13
等をホログラムレーザモジュール14に一体化した構成
である。レーザダイオード1から出力されたレーザ光1
aによる情報記録媒体7の記録再生動作については、第
二実施形態で説明した通りであるので省略する。
【0046】ホログラムレーザモジュール14は、レー
ザ光14aを出力するレーザダイオードチップ141、
ホログラム素子143、ホログラム素子143の回折光
を受光するフォトダイオード142、これらを一体で保
持する筐体部分等からなる。ホログラム素子143は、
一方の面にトラッキング誤差検出用の3ビームを生成す
るための回折格子143a、他方の面にフォーカス誤差
検出用のホログラムパターン143b,143c及びレ
ンズ位置検出用のホログラムパターン143d,143
eを有する。
【0047】ホログラムレーザモジュール14で情報記
録媒体8の記録再生を行う時は、レーザダイオードチッ
プ141から出力されたレーザ光14aが、回折格子1
43aで回折され、メインビームの0次光、トラッキン
グ制御用のサブビーム±1次光が第二実施形態と同じ経
路で情報記録媒体8の記録面8aに微小なスポット14
bを形成する。その反射光も同じ経路でホログラムレー
ザモジュール14へ再度入射する。
【0048】図9に示すように、情報記録媒体8の記録
再生時のホログラム素子143におけるレーザ有効径1
4e’は、フォーカス誤差検出用のホログラムパターン
143b,143cより小さい。そのため、全てホログ
ラムパターン143c,143dにて回折され、それぞ
れフォトダイオード142上の所定の位置ア,イに収束
する。同様に、回折格子143aによるトラッキング用
のサブビームも、位置ウ,エ,オ,カにそれぞれ収束す
る。このとき、フォーカスエラー信号FEは、ホログラ
ムパターン143b,143cによるダブルナイフエッ
ジ法(フーコー法)で、トラッキングはセグメントE,
Fの差動による、いわゆる3ビーム法で検出され、それ
ぞれ次式にて演算される。
【0049】FE=(A+C)−(B+D) TE=E一F RF=A+B+C+D
【0050】次に、ホログラムレーザモジュール14に
て対物レンズ6の位置検出を行う場合について説明す
る。
【0051】レーザダイオード1から出力されたレーザ
光1aにて、第二実施形態のように情報記録媒体7の記
録再生を行っているとき、ホログラムレーザモジュール
14から出力されたレーザ光14aも第二実施形態のよ
うに情報記録媒体7の記録面7aにファーフィルド光束
14cで照射される。したがって、トラック溝や情報ピ
ットの有無に影響されないレンズ位置信号情報を含む反
射戻り光14dが、ホログラムレーザモジュール14へ
入射する。図11に示すように、反射戻り光14dは、
レーザ有効径14eとして示されるように、ホログラム
素子143の全体に入射する。レンズ位置検出用のホロ
グラムパターン143d,143eは、反射戻り光14
dがフォトダイオード142の所定の位置に集光スポッ
トを結ぶように設計されている。すなわち、ホログラム
パターン143eに入射した反射戻り光14dのホログ
ラム+1次回折光は、図10のフォトダイオード142
のアの位置に集光する。ホログラムパターン143eに
入射したトラッキング用のサブビーム14d’,14
d”は、それぞれイ、ウの位置に集光する。同様にホロ
グラムパターン143dに入射した反射戻り光14dの
ホログラム+1次回折光も、フォトダイオード142の
エの位置に集光する。ホログラム143eに入射したト
ラッキング用のサブビーム14d’,14d”は、それ
ぞれオ,カの位置に集光する。
【0052】このとき、フォーカス検出用のホログラム
パターン143b、143cにも反射戻り光14dは入
射する。しかし、ホログラムパターン143b,143
cは、情報記録媒体8の記録面8aからの反射戻り光の
みをフォトダイオード142の所定の位置に集光するよ
うに設計されている。そのため、情報記録媒体7からの
反射戻り光14dに対するフォトダイオード142への
回折光は、セグメントA〜F上で焦点を結ばずにフォト
ダイオード142全体に散乱する。したがって、レンズ
位置信号RSの検出には何ら影響が及ばない。以上の構
成により、レンズ位置信号RSは次式にて得られる。
【0053】RS=E−F
【0054】
【発明の効果】本発明は、記録用溝幅やピット幅及び長
さに比べ十分大きいファーフィルド光束を利用してレン
ズ位置検出を行うところに特徴がある。そのため、本発
明の構成によって、従来困難であった未記録ディスクの
記録再生時でも装置自体の光学系を用いて正確にレンズ
位置信号を検出することができる。これにらり、トラッ
キングサーボの精度向上によるアクセスタイムの向上や
偏芯ディスク再生能力の向上、レンズ位置の正確な制御
による記録パワーの確保が図れる。
【0055】さらにレーザダイオード、ホログラム素
子、フォトダイオードなどの一体化によって装置の小型
軽量化も期待でき、複数メディアの記録再生可能で、小
型高性能な光情報機器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光情報機器の第一実施形態であ
り、図1〔1〕は情報記録媒体の記録面におけるスポッ
ト位置を示す平面図、図1〔2〕は情報記録媒体及び対
物レンズの構成図、図1〔3〕はフォトダイオードにお
けるスポット位置を示す平面図である。
【図2】図1の光情報機器においてレンズシフトが発生
した場合であり、図2〔1〕は情報記録媒体の記録面に
おけるスポット位置を示す平面図、図2〔2〕は情報記
録媒体及び対物レンズの構成図、図2〔3〕はフォトダ
イオードにおけるスポット位置を示す平面図である。
【図3】図1及び図2の光情報機器におけるレンズ位置
信号を示すグラフである。
【図4】本発明に係る光情報機器の第二実施形態を示す
構成図である。
【図5】図4の光情報機器におけるホログラム素子とフ
ォトダイオードとの関係を示す説明図である。
【図6】本発明に係る光情報機器の第三実施形態を示す
構成図である
【図7】図6の光情報機器におけるホログラムレーザモ
ジュールを示す概略側面図である。
【図8】図6の光情報機器におけるホログラムレーザモ
ジュールを示す概略斜視図である。
【図9】図6の光情報機器におけるホログラム素子とフ
ォトダイオードとの関係を示す説明図である。
【図10】図6の光情報機器におけるホログラム素子と
フォトダイオードとの関係を示す説明図である。
【図11】従来の光情報機器の第一例を示す全体構成図
である。
【図12】図11の光情報機器においてトラッキングに
用いられるプッシュプル法を示す説明図であり、図12
〔1〕はスポットがトラックに一致している場合であ
り、図12〔2〕はスポットがトラックから外れた場合
である。
【図13】図11の光情報機器においてレンズシフトを
示す説明図であり、図13〔1〕はレンズシフトが無い
場合の構成図、図13〔2〕はレンズシフトが有る場合
の構成図、図13〔3〕はトラッキング誤差信号のレン
ズシフト依存性を示すグラフである。
【図14】従来の光情報機器の第二例を示し、図14
〔ア〕は対物レンズが左にシフトした場合、図14
〔イ〕はレンズシフトが無い場合、図14〔ウ〕は対物
レンズが右にシフトした場合である。
【図15】図14の光情報機器におけるレンズ位置信号
の算出方法を示すグラフであり、図15〔1〕は(A+
B)信号、図15〔2〕は(C+D)信号、図15
〔3〕はレンズ位置信号である。
【図16】従来技術の問題点を示す説明図であり、図1
6〔1〕は情報記録媒体の記録面を示す平面図、図16
〔2〕は(A+B)信号のグラフ、図16〔3〕は(C
+D)信号のグラフ、図16〔4〕はレンズ位置信号の
グラフである。
【符号の説明】
1 第一のレーザダイオード 1a 第一のレーザ光 2 ハーフミラー 3 波長選択プリズム 4 コリメータレンズ 5 波長フィルタ 6 対物レンズ 7 第一の情報記録媒体 8 第二の情報記録媒体 9 第二のレーザダイオード 9a 第二のレーザ光 10 第一のフォトダイオード 11 ビームスプリッタ 12 誤差検出用のホログラム素子 13 第二のフォトダイオード 14 ホログラムレーザモジュール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を出力するレーザ光源と、この
    レーザ光源から出力されたレーザ光を情報記録媒体へ照
    射する収束光学系と、この収束光学系によって前記情報
    記録媒体へ照射されたレーザ光の反射戻り光に基づきト
    ラッキング誤差信号を検出する検出光学系とを備えた光
    情報機器において、 前記収束光学系は、前記レーザ光をファーフィルド光束
    で前記情報記録媒体へ照射することを特徴とする光情報
    機器。
  2. 【請求項2】 第一の波長の第一のレーザ光を出力する
    第一のレーザ光源と、第二の波長の第二のレーザ光を出
    力する第二のレーザ光源と、これらの第一及び第二のレ
    ーザ光源から出力された第一及び第二のレーザ光をそれ
    ぞれ第一及び第二の情報記録媒体へ照射する収束光学系
    と、この収束光学系によって前記情報記録媒体へ照射さ
    れた第一及び第二のレーザ光の反射戻り光に基づき情報
    信号、フォーカス誤差信号及びトラッキング誤差信号を
    検出する検出光学系とを備えた光情報機器において、 前記収束光学系は、前記第一のレーザ光をビームウェス
    トで前記第一の情報記録媒体に照射するとともに、前記
    第二のレーザ光をファーフィルド光束で当該第一の情報
    記録媒体の記録面へ照射し、 前記検出光学系は、前記第一のレーザ光の反射戻り光に
    基づき情報信号、フォーカス誤差信号及びトラッキング
    誤差信号を検出するとともに、前記第二のレーザ光の反
    射戻り光に基づき対物レンズの位置信号を検出する、 ことを特徴とする光情報機器。
  3. 【請求項3】 第一の波長の第一のレーザ光を出力する
    第一のレーザ光源と、 この第一のレーザ光源から出力された第一のレーザ光を
    反射及び透過させる第一の反射透過手段と、 第二の波長の第二のレーザ光を出力する第二のレーザ光
    源と、 この第二のレーザ光源から出力された第二のレーザ光を
    反射及び透過させる第二の反射透過手段と、 前記第一及び第二の反射透過手段を反射又は透過した第
    一及び第二のレーザ光のどちらか一方を反射させるとと
    もに他方を透過させる波長選択手段と、 この波長選択手段を反射又は透過した前記第一のレーザ
    光をビームウェストで情報記録媒体に照射するととも
    に、この波長選択手段を反射又は透過した前記第二のレ
    ーザ光をファーフィルド光束で当該情報記録媒体へ照射
    する対物レンズと、 前記情報記録媒体からの前記第一のレーザ光の反射戻り
    光を前記対物レンズ、前記波長選択手段及び前記第一の
    反射透過手段を介して受光するとともに、当該反射戻り
    光に基づき情報信号、フォーカス誤差信号及びトラッキ
    ング誤差信号を検出する第一の受光手段と、 前記情報記録媒体からの前記第二のレーザ光の反射戻り
    光を前記対物レンズ、前記波長選択手段及び前記第二の
    反射透過手段を介して受光するとともに、当該反射戻り
    光に基づき前記対物レンズの位置信号を検出する第二の
    受光手段と、 を備えた光情報機器。
JP9321054A 1997-11-21 1997-11-21 光情報機器 Pending JPH11154338A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9321054A JPH11154338A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 光情報機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9321054A JPH11154338A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 光情報機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11154338A true JPH11154338A (ja) 1999-06-08

Family

ID=18128292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9321054A Pending JPH11154338A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 光情報機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11154338A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003506810A (ja) * 1999-07-28 2003-02-18 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 光学走査装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003506810A (ja) * 1999-07-28 2003-02-18 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 光学走査装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11306579A (ja) ビームスプリッタ及び光ピックアップ装置
JP2002092932A (ja) 光ヘッド、受発光素子、及び光記録媒体記録再生装置
JP2000030288A (ja) 光ピックアップ素子
JP2007207381A (ja) 光学的情報記録再生装置
JP2001222825A5 (ja)
US6633530B1 (en) Optical pickup apparatus with light source unit including first light source and common light receiving section
JP2001222825A (ja) 光検出器、光ピックアップ及びそれを用いた光学的情報再生装置
JP3715443B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2004095115A (ja) 光ピックアップ装置
JP2002197713A (ja) 光学ヘッドおよびそれを用いた光ディスク装置
JP3455675B2 (ja) 光ピックアップ装置
JPH11154338A (ja) 光情報機器
JP4557862B2 (ja) 光ピックアップ装置および情報記録再生装置
KR100624851B1 (ko) 광 픽업장치
JP3389416B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP4250865B2 (ja) 光ヘッド、受発光素子、及び光記録媒体記録再生装置
JP2003317308A (ja) 光学ヘッド及び光ディスク装置
JP2912305B2 (ja) 光ピックアップ
JP4501275B2 (ja) 光ヘッド、受発光素子、及び光記録媒体記録再生装置、ならびにトラック判別信号検出方法
US8488425B2 (en) Optical pickup device and optical disc apparatus
JP2002216368A (ja) 光ピックアップ装置及び光学ディスク装置
JPH10289473A (ja) 光学ヘッドおよび光ドライブ装置
JP2005310298A (ja) 光ピックアップおよび光情報処理装置
JPH05342613A (ja) 光ディスクの傾き検出方法
JP2005108279A (ja) 光学ヘッドおよび光ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990826