JPH11154188A

JPH11154188A - 自動取引システム

Info

Publication number: JPH11154188A
Application number: JP32113297A
Authority: JP
Inventors: Atsushi Otsuki; 篤大槻
Original assignee: Oki Electric Industry Co Ltd
Current assignee: Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date: 1997-11-21
Filing date: 1997-11-21
Publication date: 1999-06-08

Abstract

(57)【要約】【課題】顧客が通帳を用いた取引を自動化機器で行っ
ているときに通帳繰越が発生した際、窓口側で新しい通
帳を自動的に発行できるようにする。【解決手段】自動化機器１に取り込んだ通帳で繰越が
発生すると、該自動化機器１は通帳発行装置４に対して
新しい通帳の発行依頼を行い、通帳発行装置４はホスト
５から該当する口座の通帳発行に必要なデータをもらっ
て新しい通帳を発行する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、顧客の操作により
取引が行われる自動化機器を備えた自動取引システムに
おける通帳繰越処理に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、顧客が通帳を用いる取引を自動化
機器を操作して行っている時に通帳の繰越が発生した場
合、自動化機器での取引終了後、繰り越すべき通帳を窓
口営業時間中に窓口に持参し、通帳繰越を依頼して新し
い通帳を発行してもらうことになっていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は自動化機器操作中に通帳繰越が発生した場合、自動化
機器での取引終了後に窓口に行き、行員に通帳繰越の依
頼をして新しい通帳を発行してもらわなければならず、
顧客にとって面倒なものであった。また、窓口営業時間
外では、窓口営業時間中に再度来店する必要があり、尚
更面倒なものであった。

【０００４】さらに、通帳繰越の依頼を行員に行うた
め、金融機関側の事務作業の増加となっていた。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、顧客の操作により取引が行われる自動
化機器と、口座毎の取引履歴等を記憶するホストと、通
帳の発行を行う通帳発行装置とを備えた自動取引システ
ムにおいて、前記自動化機器に取り込んだ通帳で繰越が
発生すると、該自動化機器は通帳発行装置に対して新し
い通帳の発行依頼を行い、通帳発行装置はホストから該
当する口座の通帳発行に必要なデータをもらって新しい
通帳を発行することを特徴とする。

【０００６】そして、前記自動化機器に取り込んだ通帳
で繰越が発生すると、新しい通帳を窓口で受け取るか郵
送で受け取るかを選択させ、窓口での受け取りが選択さ
れると、通帳発行装置は新しい通帳の発行依頼を受ける
毎に該通帳の発行を行い、郵送での受け取りが選択され
ると、任意のタイミングで新しい通帳の発行を行うこと
とする。

【０００７】

【発明の実施の形態】図１は本発明の自動取引システム
の実施の形態の一例を示すブロック図である。図におい
て、１は顧客の操作により取引が行われる自動化機器で
ある。自動化機器１は、顧客の通帳を取り込み、磁気ス
トライプに対するデータの読み書きおよび紙面に印字を
行う通帳処理装置、顧客のカードを取り込み、磁気スト
ライプに対するデータの読み書きおよび明細票に印字を
行い発行するカードリーダライタ、現金の入出金を行う
紙幣入出金機や硬貨入出金機、ディスプレイとタッチパ
ネル等から構成され、顧客に対して操作誘導を行うとと
もに顧客の操作を受け付ける顧客操作部等から構成され
る。

【０００８】２はＬＡＮ３を介して前記自動化機器１と
接続される窓口端末で、制御部、ディスプレイ、キーボ
ード等から構成され、各種事務処理を行う。４はＬＡＮ
３を介して前記自動化機器１および窓口端末２と接続さ
れる通帳発行装置で、通帳を収納しておき、該通帳の表
紙、見返し、明細部と行った紙面に対する印字や、磁気
ストライプに対するデータの読み書きを行い、新しい通
帳を発行する。ここで、前記自動化機器１は営業店のキ
ャッシュサービスコーナに設置され、窓口端末２と通帳
発行装置４は営業店の窓口に設置されるものとする。

【０００９】５はＷＡＮ６および前記ＬＡＮ３を介して
自動化機器１、窓口端末２、通帳発行装置４と接続され
るホストである。図２〜図９は通帳繰越時に自動化機器
１のディスプレイに表示される操作誘導画面の遷移を示
す説明図で、以下に本実施の形態の動作を説明する。図
２は取引選択画面を示し、顧客がこの取引選択画面で通
帳を使用した取引、例えば「記帳」取引を選択したとす
る。

【００１０】「記帳」取引が選択されると、自動化機器
１のディスプレイは図３に示す通帳の挿入を促す画面に
切り替わり、自動化機器１の通帳処理装置に通帳が挿入
されるのを待つ。通帳が挿入されると、該通帳の磁気ス
トライプから読み取ったデータより口座を特定して、ホ
スト５から未記帳データを受け、印字を行う。このと
き、画面は図４に示す処理中であることを通知する画面
に切り替わる。

【００１１】そして、未記帳データを印字するのに必要
な行数が通帳残行より多く、繰越が発生する場合、窓口
営業時間中であれば、自動化機器１は図５に示す操作誘
導画面に切り替える。すなわち、自動化機器１を使用し
ての取引中に、通帳繰越が発生した場合、窓口営業時間
中であれば、図５に示す新しい通帳の発行依頼およびこ
の新しい通帳の窓口での受け取りを行うか否かの選択を
促す画面を表示する。図５の画面で「終了」キーが押さ
れた場合は、印字可能な行全ての印字および磁気ストラ
イプのデータの更新が終了した通帳を返却し、取引を終
了する。このとき、画面は図６に示す通帳の受け取りを
促す画面に切り替わる。そして、通帳の繰越が必要なの
で、後日窓口に出向くように促す文言も合わせて表示す
る。

【００１２】図５に示す新しい通帳の発行依頼を行うか
否かの選択を促す画面で、「発行希望」キーが押された
場合は、自動化機器１は印字可能な行全ての印字および
磁気ストライプのデータの更新が終了した繰り越すべき
通帳の返却および通帳発行を希望した旨と取引履歴を明
細票に印字して発行するとともに、ホスト５に繰越が発
生した口座に対して新しい通帳の発行を依頼する。

【００１３】このとき、画面は図７に示す通帳および明
細票の受け取りを促し、かつ、新しい通帳を発行するの
で上述した繰り越すべき通帳および明細票を持って窓口
に出向くように促す画面に切り替わる。ホスト５は、窓
口営業時間内に繰越による新しい通帳の発行依頼を受け
ると、繰越が発生した口座に対して新しい通帳を発行す
るために必要なデータを通帳発行を依頼した自動化機器
１と同じ営業店内の通帳発行装置４に送る。

【００１４】通帳発行装置４は、ホスト５から受けたデ
ータにより、取引種別、口座番号、顧客名、繰越が発生
した通帳に印字できなかった未記帳データ等を新しい通
帳に印字し、発行する。このとき、窓口端末２に、自動
化機器１からの依頼で繰越による新しい通帳の発行を行
い処理が終了した旨の通知を行うようにしてもよい。顧
客が窓口に来ると、行員は顧客から繰り越すべき通帳を
預かり、通帳発行措置４から取り出した新しい通帳との
間で印鑑シールの貼り替え等の手続きを行った後、両通
帳を顧客に渡す。このとき、上述した明細票は通帳発行
を希望した証拠となるとともに、取引履歴ともなる。

【００１５】自動化機器１を使用しての取引中に、通帳
繰越が発生した場合、窓口営業時間外であれば、図８に
示す新しい通帳の発行依頼およびこの新しい通帳の郵送
での受け取りを行うか否かの選択を促す画面を表示す
る。「終了」キーが押された場合は、印字可能な行全て
の印字および磁気ストライプのデータの更新が終了した
通帳を返却し、取引を終了する。このとき、画面は図６
に示す通帳の受け取りを促す画面に切り替わる。そし
て、通帳の繰越が必要なので、後日窓口に出向くように
促す文言も合わせて表示する。

【００１６】図８に示す新しい通帳の発行依頼を行うか
否かの選択を促す画面で、「郵送希望」キーが押された
場合は、自動化機器１は印字可能な行全ての印字および
磁気ストライプのデータの更新が終了した繰り越すべき
通帳の返却を行うとともに、ホスト５に繰越が発生した
口座に対して新しい通帳の発行を依頼する。このとき、
画面は図９に示す通帳の受け取りを促し、かつ、新しい
通帳を郵送する旨の画面に切り替わる。

【００１７】ホスト５は、窓口営業時間外に繰越による
新しい通帳の発行依頼を受けると、繰越が発生した口座
に対して新しい通帳の発行依頼が有った旨のデータをデ
ータベース等に蓄積する。その後、ホスト５は、窓口端
末２からの指示を受けると、通帳発行装置４に繰越が発
生した口座に対して新しい通帳を発行するために必要な
データを送る。

【００１８】通帳発行装置４は、ホスト５から受けたデ
ータにより、取引種別、口座番号、顧客名、繰越が発生
した通帳に印字できなかった未記帳データ等を新しい通
帳に印字し、発行する。そして、この発行された通帳は
後日登録されている住所に郵送される。なお、窓口営業
時間外に新しい通帳の発行依頼を受けると、発行依頼が
有った旨のデータを蓄積せず、その都度通帳発行装置４
に繰越が発生した口座において新しい通帳を発行するた
めに必要なデータを送り、通帳を発行するようにしても
よい。

【００１９】上述した実施の形態では、通帳の発行依頼
を自動化機器１からホスト５を経由して通帳発行装置４
に通知するようにしたが、自動化機器１から通帳発行装
置４に通知し、通帳発行装置４とホスト５との間でデー
タのやり取りを行うこととしてもよい。ここで、窓口営
業時間内に通帳繰越が発生して図５に示す新しい通帳の
発行依頼を行うか否かの選択を促す画面を表示する段階
で、通帳発行装置４が通帳を発行可能な状態であるかを
通帳発行装置４やホスト５に問い合わせる処理を追加し
てもよく、この場合、通帳の発行が可能な状態であれば
図５に示す画面を表示して通帳を即時発行する形態と
し、通帳の発行が不可能な状態であれば図８に示す画面
を表示して後日発行する形態にする。

【００２０】なお、上述した実施の形態は、自動化機器
１が有人店舗に設置されている場合について説明した
が、自動化機器１が無人店舗に設置されている場合でも
適用可能である。この場合は、通帳繰越が発生した場
合、新しい通帳は全て郵送で発行することとするため、
通帳繰越が発生すると、時間帯によらず図８に示す画面
を表示し、郵送で新しい通帳を発行するか否か選択させ
ることとする。

【００２１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、自動化
機器に取り込んだ通帳で繰越が発生すると、該自動化機
器は通帳発行装置に対して新しい通帳の発行依頼を行
い、通帳発行装置はホストから該当する口座の通帳発行
に必要なデータをもらって新しい通帳を発行することと
したもので、繰越が発生した際、新しい通帳を窓口で受
け取るか郵送で受け取るかを選択させ、窓口での受け取
りが選択されると、通帳発行装置は新しい通帳の発行依
頼を受ける毎に該通帳の発行を行い、郵送での受け取り
が選択されると、任意のタイミングで新しい通帳の発行
を行うこととしたものである。

【００２２】したがって、顧客は通帳繰越が発生した場
合、窓口で新しい通帳の発行依頼を行う必要がなく、ま
た、顧客自身が行っている自動化機器での取引と平行し
て通帳発行装置で新しい通帳の発行処理が行われるの
で、待ち時間も短縮でき、顧客利便性が向上する。ま
た、郵送での発行を選択できるようにすることで、無人
店舗であっても後日通帳が自動的に発行できるようにな
り、近くに営業店舗が無い場合でも、自動的に新しい通
帳が送られてくるので、顧客にとって尚更利便性が向上
するものである。

【００２３】さらに、行員を介さず新しい通帳の発行処
理を行うので、窓口業務の負担を軽減でき、個々の自動
化機器が通帳発行機能を備える必要もないので、コスト
の増加を招くことはない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の自動取引システムの実施の形態の一例
を示すブロック図

【図２】操作誘導画面の遷移を示す説明図

【図３】操作誘導画面の遷移を示す説明図

【図４】操作誘導画面の遷移を示す説明図

【図５】操作誘導画面の遷移を示す説明図

【図６】操作誘導画面の遷移を示す説明図

【図７】操作誘導画面の遷移を示す説明図

【図８】操作誘導画面の遷移を示す説明図

【図９】操作誘導画面の遷移を示す説明図

【符号の説明】

１自動化機器２窓口端末４通帳発行装置５ホスト

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】顧客の操作により取引が行われる自動化
機器と、口座毎の取引履歴等を記憶するホストと、通帳の発行を行う通帳発行装置とを備えた自動取引シス
テムにおいて、前記自動化機器に取り込んだ通帳で繰越が発生すると、
該自動化機器は通帳発行装置に対して新しい通帳の発行
依頼を行い、通帳発行装置はホストから該当する口座の
通帳発行に必要なデータをもらって新しい通帳を発行す
ることを特徴とする自動取引システム。
【請求項２】請求項１において、前記自動化機器に取り込んだ通帳で繰越が発生すると、
新しい通帳を窓口で受け取るか郵送で受け取るかを選択
させ、窓口での受け取りが選択されると、通帳発行装置
は新しい通帳の発行依頼を受ける毎に該通帳の発行を行
い、郵送での受け取りが選択されると、任意のタイミン
グで新しい通帳の発行を行うことを特徴とする自動取引
システム。