JPH1115408A - 表示装置及びその駆動方法 - Google Patents

表示装置及びその駆動方法

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JPH1115408A
JPH1115408A JP9180590A JP18059097A JPH1115408A JP H1115408 A JPH1115408 A JP H1115408A JP 9180590 A JP9180590 A JP 9180590A JP 18059097 A JP18059097 A JP 18059097A JP H1115408 A JPH1115408 A JP H1115408A
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JP
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light
emitting layer
electrode
row
layer
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JP9180590A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Yamada
裕康 山田
Masaharu Shiotani
雅治 塩谷
Tomoyuki Shirasaki
友之 白嵜
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/10OLED displays
    • H10K59/17Passive-matrix OLED displays

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  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 明るい高画質の画像を表示する表示装置及び
その駆動方法を提供する。 【解決手段】 行電極11に印加する電圧を1/2Vt
(V)とし、選択電極15に印加する電圧を0(V)と
する。両電極間の電圧により両電極間の有機EL層14
が発光し、発光した光が光導波層11bに導かれる。光
導波層11bに導かれた光によって光導電層13が低抵
抗化する。このとき、列電極16に印加された電圧が1
/2Vt(V)であると交点部分の画素は発光しない
が、0(V)であると発光する。次に、行電極11及び
行電極兼導光板12に印加する電圧と選択電極15に印
加する電圧のいずれもVt(V)とすると、発光してい
た画素については光導電層13が低抵抗化しているの
で、電極間の電圧による発光を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置及びその
駆動方法に関し、特に光導電層を用い、光アドレス方式
により駆動するものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、応答特性がよく、視野角が広い平
面型発光表示装置として、有機エレクトロルミネッセン
ス(EL)表示装置が注目されている。マトリクス表示
を行う有機EL表示装置には、アクティブマトリクス方
式のものと単純マトリクス方式のものとがある。
【0003】アクティブマトリクス方式の有機EL表示
装置では、例えば、各画素を構成するマトリクス状に配
設された複数の有機EL素子に、所定期間有機EL素子
に電圧を印加する駆動用トランジスタが接続され、さら
に駆動用トランジスタに画像信号をメモリさせるための
選択用トランジスタが接続されている。そして、駆動用
トランジスタにメモリされた画像信号に従って有機EL
素子を駆動し、所望の画像を発光表示する。
【0004】しかしながら、アクティブマトリクス方式
の有機EL表示装置では、有機EL素子の他にメモリト
ランジスタ及び選択用トランジスタを形成しなければな
らないので、各画素を構成する有機EL素子の面積(開
口率)が小さくなるという問題がある。
【0005】これに対し、単純マトリクス方式の有機E
L表示装置に用いられる有機EL素子6は、例えば、図
11に示すように、基板60上にアノード電極61、有
機EL層62及びカソード電極63が積層されたもので
ある。ここで、アノード電極61とカソード電極63と
は直交して形成されており、各アノード電極61とカソ
ード電極62との交点で画素が形成される。このため、
単純マトリクス方式の有機EL素子では、画素の開口率
を大きくすることができる。
【0006】しかしながら、単純マトリクス方式の有機
EL表示装置では、各画素でのアノード電極61−カソ
ード電極63間に所定の輝度で有機EL層62を発光さ
せるための電圧が印加されるのは1フレーム期間中の選
択期間だけであり、1フレーム期間をすぎると発光した
光が瞬時に減衰し、1フレーム期間発光を保持すること
ができないという欠点があった。また、有機EL層62
の電圧−輝度特性に起因して、クロストークが発生する
という問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解消するためになされたものであり、画素
の発光領域が広い表示装置及びその駆動方法を提供する
ことを目的とする。また、本発明は、所望の期間発光を
維持して、明るい高画質の画像を表示する表示装置及び
その駆動方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る表示装置は、印加される
電圧に応じて発光する第1の発光層と、前記第1の発光
層の一方の面に配置され、前記第1の発光層が発光した
光に対して透過性を示す第1の電極と、前記第1の発光
層の他方の面に前記第1の電極と対向して配置された第
2の電極と、を備える光アドレス部と、印加される電圧
に応じて発光する第2の発光層と、前記第1の発光層が
発光した光に対して透過性を示し、前記第1の電極に接
続され、前記第1の発光層が発光した光を前記第1の電
極を介して導く第3の電極と、前記第2の発光層の一方
の面と前記第3の電極との間に配置され、前記第1の発
光層が発光し、前記第3の電極が導いた光を吸収してキ
ャリアを発生する光導電層と、前記第2の発光層の他方
の面に配置された第4の電極と、を備える表示部と、を
有することを特徴とする。
【0009】上記表示装置では、第1の電極と第2の電
極との間に所定の電圧を印加することにより、光アドレ
ス部の第1の発光層が発光する。この光が第1の電極及
び表示部の第3の電極を介して光導電層に入射する。こ
れにより、励起光が照射されないと絶縁状態である光導
電層が励起し、光導電層がその層圧方向で低抵抗化す
る。こうして光導電層が低抵抗となっているときに第3
の電極と第4の電極との間に所定の電圧を印加すると表
示部の第2の発光層が発光する。一方、光アドレス部の
第1の発光層が発光していないと、光導電層は絶縁状態
であるため、表示部にクロストークの発生がない高画質
の画像を表示することができる。また、上記表示装置で
は、TFT等のスイッチング素子を表示部の発光領域に
形成しなくてもよいので、画素の発光領域が広いという
効果を奏する。
【0010】上記表示装置において、前記第1の電極と
前記第3の電極は、連続して形成されているものとする
ことができる。この場合、第1の電極と第3の電極とを
同一工程で形成でき、表示装置の製造コストを低くする
ことができる。
【0011】なお、前記第1の電極及び前記第3の電極
は、前記第1の発光層が発光した光に対して透過性を示
す部材のみから構成されていても、前記第1の発光層が
発光した光に対して透過性を示す部材と反射性を示す部
材とから構成されていてもよい。また、前記第1の電極
及び前記第3の電極は、導電性の部材と絶縁性の部材と
から構成されていてもよい。このとき、導電性の部材
が、表示部の光導電層に接触しているように配置する。
【0012】上記表示装置において、前記第1の発光層
と前記第2の発光層とは、連続して形成されているもの
とすることができる。この場合、第1の発光層と第2の
発光層とを同一工程で形成でき、表示装置の製造コスト
を低くすることができる。
【0013】なお、前記第1の発光層と前記第2の発光
層とは、例えば、有機エレクトロルミネッセンス層によ
って構成される。
【0014】また、例えば、前記第1の発光層は、主と
して非可視光(例えば、紫外線)を発光し、前記第2の
発光層は、主として可視光を発光するものとすることが
できる。ここで、「主として」とは、非可視光または可
視光の波長成分の光を主成分として含むことを意味し、
例えば、第2の発光層の発光する光がいくらかの非可視
光を含んでも、光導電層を低抵抗化させるのに十分でな
ければよい。この場合、光導電層は非可視光によって励
起され、1フレーム期間発光層の発光を維持することは
困難であるが、第3の電極と第4の電極との間に印加す
る電圧を制御することによって、多階調の画像を表示す
ることができる。
【0015】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係る表示装置は、印加される電圧に応じて発光す
る第1の発光層と、前記第1の発光層の一方の面に配置
され、前記第1の発光層が発光した光に対して透過性を
示す複数の第1の行電極と、前記第1の発光層の他方の
面に前記第1の電極と対向して配置された選択電極と、
を備える光アドレス部と、印加される電圧に応じて発光
する第2の発光層と、前記第1の発光層が発光した光に
対して透過性を示し、前記第1の行電極に接続され、前
記第1の発光層が発光した光を前記第1の行電極を介し
て導く複数の第2の行電極と、前記第2の発光層の一方
の面と前記複数の第2の行電極との間に配置され、前記
第1の発光層が発光し、前記第2の行電極が導いた光を
吸収してキャリアを発生する光導電層と、前記第2の発
光層の他方の面に前記第2の行電極と交差して配置され
た複数の列電極と、を備える表示部と、前記複数の第1
の行電極と前記複数の選択電極との間に順次所定の電圧
を印加し、対応する前記第1の発光層を順次発光させ、
前記第1の行電極及び前記第2の行電極を介して前記光
導電層に前記第1の発光層が発光した光を照射するアド
レス選択部と、前記アドレス選択部における前記所定の
電圧の印加に応答して、前記複数の第2の行電極と前記
複数の列電極との間に所定の電圧を印加し、前記第2の
発光層を発光または非発光させる表示駆動部と、を有す
ることを特徴とする。
【0016】上記表示装置では、アドレス選択部によっ
て各行毎に光導電層を低抵抗化できるので、光導電層が
低抵抗状態となっている箇所に対応する画素の第2の発
光層を発光または非発光させるための電圧を印加すれ
ば、発光すべき画素が発光する。一方、その他の行の光
導電層は絶縁状態にあるので、その他の行の第2の発光
層には発光させるための電圧が印加されないので、クロ
ストークのない画像の表示が可能となる。
【0017】上記表示装置において、前記第1の発光層
と前記第2の発光層とは、例えば、有機エレクトロルミ
ネッセンス層によって構成される。
【0018】上記表示装置において、前記光導電層は、
前記第2の発光層が発光した光を吸収してキャリアを発
生する性質を有するものとすることができる。この場
合、前記表示駆動部は、前記アドレス選択部における前
記所定の電圧の印加に応答して発光した前記第2の発光
層の発光を実質的に次の光アドレスまでの間維持させる
手段を有し、該発光した光によって対応する光導電層に
キャリアを発生させるものとすることができる。
【0019】これにより、第2の発光層の発光をほぼ1
フレーム期間維持することができるので、明るい画像を
表示することができる。
【0020】このとき、例えば、前記表示駆動部は、前
記アドレス選択部における前記所定の電圧の印加の前
に、対応する前記複数の第2の行電極と前記列電極との
間に前記第2の発光層の閾値より低い電圧を印加する手
段を有するものとすることができ、前記第2の発光層の
閾値より低い電圧を印加する前まで前記第2の発光層の
発光を維持させる。
【0021】また、上記表示装置において、前記第1の
発光層は、主として非可視光(例えば、紫外線)を発光
し、前記第2の発光層は、主として可視光を発光し、前
記光導電層は、前記第1の発光層が発光した光によって
キャリアを発生し、前記第2の発光層が発光した光によ
って実質的にキャリアを発生させない性質を有し、前記
表示駆動部は、前記アドレス選択部における電圧の印加
に対応した前記複数の第2の行電極と前記複数の列電極
との間に外部から供給された画像データに対応する画像
データを印加する手段を有するものとすることができ
る。
【0022】これにより、3階調以上の多階調の画像を
表示することができる。なお、光導電層が実質的にキャ
リアを発生させない性質とは、光導電層をその層厚方向
で十分に低抵抗化することができない性質をいう。
【0023】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係る表示装置の駆動方法は、表示装置の駆動方法
であって、前記表示装置は、印加される電圧に応じて発
光する第1の発光層と、前記第1の発光層の一方の面に
配置され、前記第1の発光層が発光した光に対して透過
性を示す複数の第1の行電極と、前記第1の発光層の他
方の面に前記第1の電極と対向して配置された選択電極
と、を備える光アドレス部と、印加される電圧に応じて
発光する第2の発光層と、前記第1の発光層が発光した
光に対して透過性を示し、前記第1の行電極に接続さ
れ、前記第1の発光層が発光した光を前記第1の行電極
を介して導く第2の行電極と、前記第2の発光層の一方
の面と前記第2の行電極との間に配置され、前記第1の
発光層が発光し、前記第2の行電極が導いた光を吸収し
てキャリアを発生する光導電層と、前記第2の発光層の
他方の面に前記第2の行電極と交差して配置された列電
極と、を備える表示部と、を有し、前記駆動方法は、前
記複数の第1の行電極と前記複数の選択電極との間に順
次所定の電圧を印加し、対応する前記第1の発光層を順
次発光させ、前記第1の行電極及び前記第2の行電極を
介して前記光導電層に前記第1の発光層が発光した光を
照射する光アドレスステップと、このアドレスステップ
における前記所定の電圧の印加に応答して、前記複数の
第2の行電極と前記複数の列電極との間に所定の電圧を
印加し、前記第2の発光層を発光または非発光させる表
示ステップと、を含む、ことを特徴とする。
【0024】上記表示装置の駆動方法においては、アド
レスステップによって各行毎に光導電層を低抵抗化でき
るので、光導電層が低抵抗状態となっている箇所に対応
する画素の第2の発光層を発光または非発光させるため
の電圧を印加すれば、発光すべき画素が発光する。一
方、その他の行の光導電層は絶縁状態にあるので、その
他の行の第2の発光層には発光させるための電圧が印加
されないので、クロストークのない画像の表示が可能と
なる。
【0025】上記表示装置の駆動方法では、各行毎に発
光される光アドレスステップに従って、各行毎に対応す
る光導電層が低抵抗化するので、前記表示部の第2の発
光層は、光導電層の抵抗に応じて、発光及び非発光が決
定される。ここで一度第2の発光層が発光すると、その
発光が光導電層に照射されることにより光導電層の低抵
抗状態を保持するようにするのが望ましい。また、表示
ステップによって発光した第2の発光層のある行の画素
において、その行の光アドレスステップ時以外でも、す
なわち、他の行の光アドレスステップ時でも、第2の発
光層を光導電層を介して挟む第2の行電極と列電極との
間には、他の行の同列の画素が発光、非発光であって
も、前記ある行の画素が発光する電圧が印加されている
ことが望ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。
【0027】図1は、本発明の実施の形態の有機EL表
示装置の構成を示すブロック図である。図示するよう
に、この有機EL表示装置は、有機EL素子1と、コン
トローラ2と、選択ドライバ3と、行ドライバ4と、列
ドライバ5とから構成される。
【0028】有機EL素子1は、光導電層を用い、光ア
ドレス方式により画像をマトリクス表示する自発光表示
素子であり、選択ドライバ3、行ドライバ4及び列ドラ
イバ5からの信号によって駆動される。図2は、有機E
L素子1の構成を示す平面図、図3は、図2のX−X線
断面図である。
【0029】図示するように、有機EL素子1は、光ア
ドレス部AD及び表示部DPに分けられ、透明なガラス
または樹脂からなる基板10上に積層されて形成された
行電極11と、光導電層13と、有機EL層14と、選
択電極15と、列電極16と、励起光遮蔽膜17とから
構成される。光アドレス部ADは、行電極11の一端部
と、有機EL層14のうちこの一端部上に形成された部
分と選択電極15とで構成される。表示部DPは、行電
極11のうち上記一端部から連続して他端部に至る部分
と、光導電層13と、有機EL層14のうち光導電層1
3上に形成された部分と、列電極16とで構成される。
この有機EL素子1において、行電極11、光導電層1
3、有機EL層14、選択電極15及び列電極16は、
透明樹脂からなる封止部材(図示せず)によって封止さ
れている。
【0030】行電極11は、MgAg、MgInなどの
シート抵抗が低く、光反射性を有する金属または合金か
らなる低抵抗金属層11aと、透明のITO(Indium T
in Oxide)からなる導電性の光導波層11bの2層構造
によって構成される。行電極11は、有機EL素子1の
行方向に並列して複数形成されている。行電極11に
は、後述するように選択駆動信号Y1〜Ynが印加され
る。行電極11の光導波層11bは、選択駆動信号Y1
〜Yn及び後述する選択信号X1〜Xnによって行電極
11と選択電極15との間の有機EL層14で発した光
を導く。また、行電極11は、有機EL素子1の光アド
レス部AD及び表示部DPのアノード電極となる。
【0031】光導電層13は、CdS、増感剤であり、
化1に示すエオシン(eosine)を含むZnOなどの可視
光線(波長:約400nm〜800nm)に分光感度特
性を有する光導電物質によって構成され、行電極11と
直交し、それぞれ並列して複数形成されている。光導電
層13は、可視光線(以下、単に「光」という)を吸収
することによって、光が照射された箇所の内部にキャリ
ア、すなわち正孔と電子が生成され、光導電性を生じて
その層厚方向で低抵抗化する。光導電層13の光を吸収
していない箇所は、抵抗値が高く、その層厚方向で絶縁
状態になっている。
【化1】
【0032】光導電層13は、図4に示すような電気的
特性を示す。図中一点鎖線、波線、実線は、それぞれ光
導電層を励起する波長域のアドレス光の大きさを示すも
のであり、それぞれ1mW/cm2、2mW/cm2、3
mW/cm2の場合を示す。光導電層13は、図示する
ように、印加電圧が1(V)、2(V)のいずれの場合
にも、層内を流れる電流値に大きな差が生じないように
設定されている。
【0033】有機EL層14は、基板10側に形成され
た正孔輸送層14aと基板10の反対側に形成された電
子輸送性発光層14bとから構成される。正孔輸送層1
4aは、化2に示すα−NPDからなる。
【化2】 電子輸送性発光層14bは、化3に示すBebq2から
なる。
【化3】
【0034】有機EL層14は、電極間に電圧を印加
し、電極間を電流が流れて正孔と電子とが再結合するこ
とによって励起されたエネルギーを電子輸送性発光層1
4bが吸収することによって発光する。なお、この有機
EL層14は、電子輸送性発光層14bとしてBebq
2を用いていることにより、緑色の光を発するものであ
る。
【0035】選択電極15は、Mg(マグネシウム)と
Bebq2とが蒸着速度20:1の割合で共蒸着された
電子注入層15aと、その上に形成された透明のITO
層15bとによって構成され、光アドレス部ADのカソ
ード電極として機能する。選択電極15は、行電極11
の一端部に対向して設けられている。選択電極15に
は、後述する選択ドライバ3から出力される選択信号X
1〜Xnが印加される。
【0036】列電極16は、MgとBebq2とが蒸着
速度20:1の割合で共蒸着された電子注入層16a
と、その上に形成された透明のITO層16bとによっ
て構成され、表示部DPのカソード電極として機能す
る。電子注入層16aは、1nm〜5nmの層厚で形成
され、ITO層16bは10nm〜100nmの層厚で
形成されており、列電極16は、可視光に対して透過性
を示す。列電極16には、後述するように列ドライバ5
から出力された画像信号Z1〜Zmが印加される。列電
極16は、それぞれ光導電層13上の有機EL層14を
介した位置に形成されている。行電極11及び行電極兼
導光板12と列電極16とのm×n個(図2では、5×
5個)のマトリクス状に形成された交点(画素)の有機
EL層14が行電極11及び列電極16との間に印加さ
れる電圧に応じた輝度で発光する。なお、この実施の形
態中、有機EL素子1の画素の図2における横方向を
行、縦方向を列と呼ぶ。
【0037】励起光遮蔽膜17は、外光のうち光導電層
が厚さ方向に導電性を示す程度の波長域の光の成分をあ
る程度遮光し、光導電層13が外光により導電性を示す
ことを防止する膜である。励起光遮蔽膜17の外光が入
射する側の面は所定の表面処理が施されており、入射し
た外光を乱反射させて有機EL層14で発した光が視認
しにくくなるのを防ぐものである。
【0038】なお、有機EL素子1において、光導波層
11bの光の屈折率をna、有機EL層14の正孔輸送
層14aの光の屈折率をnb、光導電層13の光の屈折
率をncとするとき、両者には数1の関係が成り立つこ
とが望ましい。
【数1】na≪nb かつ na≒nc あるいは na≫n
b かつ na≒nc これにより、図3中の矢印で示すように、有機EL層1
4のアドレス光のうちほぼ垂直に進行する光は、光導波
層11bとの界面で反射されずに光導電層11b内を透
過し、光導電層11b中を進むアドレス光は、光導波層
11bと正孔輸送層14aとの界面で多重反射し、光導
波層11b内全体の光量がほぼ一定となる。そして、光
導波層11bと光導電層13との界面でアドレス光が透
過され、光導電層13内において正孔及び電子がその厚
さ方向で発生する。
【0039】また、表示部DPの有機EL素子1は、光
導電層13が光を吸収していないときに図5(A)に示
す電圧−輝度特性を示し、光導電層13が光を吸収して
いるときに図5(B)に示す電圧−輝度特性を示す。こ
こで、アノード電極11からカソード電極16への正の
電圧を順バイアスとしている。すなわち、光導電層13
に光が注入され、行電極11及び行電極兼導光板12と
列電極16との間に印加された電圧が1/2Vt(V)
以上Vt(V)以下(但し、Vtは正の値)であると、
有機EL素子1の輝度は飽和状態で、有機EL層14は
ほぼ同じ輝度の光を発する。一方、光導電層13に光が
注入されていないときには、有機EL素子1の閾値電圧
VthはVtよりも高く、電極間の電圧が0(V)から
Vt(V)間での間のとき、有機EL層14は発光しな
い。また、光アドレス部ADにおいては、すなわち光導
電層13が設けられていない選択電極15と行電極11
及び行電極兼導光板12の間では、印加電圧が0(V)
では発光せず、1/2Vt(V)でアドレス光を発光す
るように設定されている。
【0040】図1のコントローラ2は、外部から供給さ
れたビデオ信号中の輝度信号に基づいて多階調(この実
施の形態中では、明または暗の2階調)の画像信号IM
Gを抽出し、列ドライバ5に供給する。コントローラ2
は、また、ビデオ信号中の水平同期信号及び垂直同期信
号に基づいて、選択ドライバ3を制御するための選択制
御信号SCONT、行ドライバ4を制御するための行制
御信号LCONT、列ドライバ5を制御するための列制
御信号CCONTを生成する。コントローラ2は、生成
した選択制御信号SCONT、行制御信号LCONT及
び列制御信号CCONTを画像信号IMGの出力タイミ
ングに合わせて所定タイミングでそれぞれ選択ドライバ
3、行ドライバ4或いは列ドライバ5に供給する。
【0041】選択ドライバ3は、コントローラ1から供
給される選択制御信号SCONTに従って、0(V)ま
たはVt(V)の選択信号X1〜Xnを出力して選択電
極15に印加する。選択信号X1〜Xnは、1フレーム
中の選択期間で1行毎に0(V)となり、非選択期間で
は、Vt(V)となる。また、各選択期間において、選
択された行以外の選択信号X1〜Xnは、Vt(V)と
なる。
【0042】行ドライバ4は、コントローラ1から供給
される行制御信号LCONTに従って、0、1/2Vt
またはVt(V)の選択駆動信号Y1〜Ynを行電極1
1に印加する。選択駆動信号Y1〜Ynは1行毎に選択
期間直前に0(V)となる。従って、光アドレス部AD
の選択電極15と行電極11との間には逆バイアスがか
かるとともに、表示部DPの行電極11と列電極16と
の間には0(V)または−1/2Vt(V)の逆バイア
スがかかるので、表示部DPの有機EL層14が前のフ
レーム期間からの発光を維持している場合、それが消失
される。選択駆動信号Y1〜Ynは、0(V)印加の直
後の選択期間に1/2Vt(V)となり、後述する列ド
ライバ5からの画像信号Z1〜Zmに応じて当該行の画
素を発光/非発光させる。
【0043】列ドライバ5は、コントローラ1から供給
される列制御信号CCONTに従って、コントローラ1
から供給された画像信号IMGを順次取り込む。列ドラ
イバ5は、1ライン分の画像信号IMGを取り込むと、
コントローラ1から供給される列制御信号CCONTに
従って取り込んだ1ライン分の画像信号IMGを0
(V)または1/2Vt(V)にレベル変換した画像信
号Z1〜Zmを出力して列電極16に印加する。後述す
る有機EL素子1の電圧−輝度特性から、列電極16に
印加する画像信号Z1〜Zmのレベルは、発光時が0
(V)、非発光時が1/2Vt(V)となる。
【0044】以下、この実施の形態の有機EL表示装置
における有機EL素子1の駆動方法について説明する。
この実施の形態の有機EL表示装置は、インターレース
走査を行わず、1フレームを1フィールドとして有機E
L素子1を駆動するものとする。
【0045】図6は、この実施の形態の有機EL表示装
置の動作を示すタイミングチャートである。1フレーム
期間が開始する前の期間t0において、選択ドライバ3
は、コントローラ1から供給される選択制御信号SCO
NTに従って第1行目の選択電極15に印加する選択信
号X1をVt(V)とする。一方、行ドライバ4は、コ
ントローラ1から供給される行制御信号LCONTに従
って第1行目の行電極11に印加する選択駆動信号Y1
を0(V)とする。
【0046】この期間はその前の行(ここでは第n行)
の選択期間であるので、第n行の同列の画素が発光であ
れば列電極16に0(V)、非発光であれば1/2Vt
(V)が印加されている。これにより、光アドレス部A
Dの第1行目の選択電極15と行電極11との間には逆
バイアスがかかるとともに、表示部DPの第1行目の行
電極11と列電極16との間には、第n行の同列の画素
が発光であれば0(V)、非発光であれば逆バイアス−
1/2Vt(V)が印加される。これにより、第1行の
画素が前のフレームにおける発光を維持しているときは
その発光を消失し、前のフレームにおいて非発光状態で
あるときはそのまま非発光状態を維持する。
【0047】コントローラ1は、期間t0、すなわち1
フレーム期間開始直前において、外部から供給されたビ
デオ信号から2階調の画像信号IMGを抽出して、列ド
ライバ5に供給する。列ドライバ5は、コントローラ1
から供給された列制御信号CCONTに従って、画像信
号IMGを順次取り込んでいき、期間t0の終了までに
1行目の画像信号IMGの1行分を取り込む。
【0048】次に、第1行の選択期間t1において、選
択ドライバ3は、コントローラ1から供給される選択制
御信号SCONTに従って1行目の選択電極15に印加
する選択信号X1を0(V)とする。一方、行ドライバ
4は、コントローラ1から供給される行選択信号LCO
NTに従って1行目の行電極11に印加する選択駆動信
号Y1を1/2Vt(V)とする。これにより、選択電
極15と行電極11との間の有機EL層14に順バイア
ス電圧がかかり、選択電極15と行電極11との間の光
アドレス部ADの有機EL層14が発光する。このアド
レス光は、第1行目の光導波層11bに導かれ、第1行
目の画素に対応する光導電層13が低抵抗化する。
【0049】この期間t1において、列ドライバ5は、
コントローラ1から供給される列制御信号CCONTに
従って、期間t0で取り込んだ1行目の画像信号IMG
に対応する画像信号Z1〜Zmを列電極16にそれぞれ
印加する。列電極16に印加する画像信号Z1〜Zm
は、0(V)または1/2Vt(V)である。ここで、
図7(A)に示すように、列電極16に印加された画像
信号Z1〜Zmが0(V)のときは、表示部DPの第1
行目に対応する画素の列電極16と行電極11との間に
順バイアス電圧がかかり、第1行目の画素に対応する光
導電層13が低抵抗化しているので、対応する画素の有
機EL層14が発光する。一方、列電極16に印加され
た画像信号Z1〜Zmが1/2Vt(V)のときは、1
行目の対応する画素の列電極16と行電極11との間の
電圧は、0(V)であるため、対応する画素の有機EL
層14は発光しない。
【0050】また、期間t1において、コントローラ1
は、後述するように第2行目の画素の有機EL層14の
発光を消去するのと並行して、外部から供給されたビデ
オ信号から2階調の画像信号IMGを抽出して、列ドラ
イバ5に供給する。列ドライバ5は、コントローラ1か
ら供給された列制御信号CCONTに従って、画像信号
IMGを順次取り込んでいき、期間t1の終了までに2
行目の画像信号IMGの1行分を取り込む。
【0051】次に、1ライン期間が終了した期間t2
おいて、選択ドライバ3は、コントローラ1から供給さ
れる選択制御信号SCONTに従って第2行目の選択電
極15に印加する選択信号X2を0(V)とする。一
方、行ドライバ4は、コントローラ1から供給される行
選択信号LCONTに従って第2行目の行電極11に印
加する選択駆動信号Y2を1/2Vt(V)とする。こ
れにより、選択電極15と行電極11との間の有機EL
層14に順バイアス電圧がかかり、選択電極15と行電
極11との間の有機EL層14がアドレス光を発光す
る。このアドレス光は、第1行目の光導波層11bに導
かれ、第1行目の画素に対応する光導電層13が低抵抗
化する。
【0052】この期間t2において、列ドライバ5は、
コントローラ1から供給される列制御信号CCONTに
従って、期間t1で取り込んだ第2行目の画像信号IM
Gに対応する画像信号Z1〜Zmを列電極16にそれぞ
れ印加する。ここで、列電極16に印加する画像信号Z
1〜Zmは、0(V)または1/2Vt(V)である。
ここで、図7(A)に示すように、列電極16に印加さ
れた画像信号Z1〜Zmが0(V)のときは、第2行目
の対応する画素の列電極16と行電極11との間に順バ
イアス電圧がかかり、第1行目の画素に対応する光導電
層13が低抵抗化しているので、対応する画素の有機E
L層14が発光する。一方、列電極16に印加された画
像信号Z1〜Zmが1/2Vt(V)のときは、1行目
の対応する画素の列電極16と行電極11との間の電圧
は、0(V)であるため、対応する画素の有機EL層1
4は発光しない。
【0053】この期間t2において、また、選択ドライ
バ3は、コントローラ1から供給される選択制御信号S
CONTに従って第1行目の選択電極15に印加する選
択信号X1をVt(V)とする。一方、行ドライバ4
は、コントローラ1から供給される行選択信号LCON
Tに従って第1行目の行電極11に印加する選択駆動信
号Y1をVt(V)とする。これにより、選択電極15
と行電極11との間の電圧が0(V)となり、アドレス
部ADの選択電極15と行電極11との間の有機EL層
14は発光しなくなる。
【0054】この期間t2において、図7(B)に示す
ように、列電極16にはそれぞれ第2行目の各画素の発
光、非発光に応じて、0(V)または1/2Vt(V)
のいずれかの画像信号Z1〜Zmが印加されている。こ
れに対し、第1行目の行電極11には、Vt(V)の選
択駆動信号Y1が印加されているため、第1行目の画素
に対応する有機EL層14には、1/2Vt(V)また
はVt(V)のいずれか順バイアス電圧がかけられてい
る。
【0055】ここで、第1行目の同列の画素が発光の場
合、その画素の表示光が表示側(励起光遮蔽膜17の
側)に照射すると同時に、その反対側にある光導電層1
3にも帰還光として照射される。従って、対応する光導
電層13を励起して再び電子及び正孔を再発生させ、光
導電層13は低抵抗に維持される。このため、表示部D
Pの行電極11及び列電極16に印加された順バイアス
電圧Vt(V)に基づいて、第1行の同列の画素の発光
状態が維持される。この状態は、次の選択期間直前の期
間t0まで続く。
【0056】そして、第1行目の同列の画素が非発光の
場合、表示光及び帰還光は発生しないので、第2行目の
選択期間t2に第1行の同列の画素の行電極に順バイア
ス電圧1/2Vt(V)が印加されていても、第1行目
の選択期間から続いて光導電層13は高抵抗状態のまま
であるので、第1行目の同列の画素は非発光状態が続
く。これは、第x行目の選択期間において、第x行目以
外のすべての行について上記第1行目と同様に動作す
る。
【0057】以下、3行目以降についても、それぞれの
期間で同様の動作を続けていき、画像信号Z1〜Zmに
従って各行の画素の有機EL層14を順次発光させてい
く。
【0058】1フレーム期間の最後の期間tnにおい
て、第n行の画素の有機EL層14の発光または非発光
を選択させるのと並行して、図7(C)に示すように、
選択ドライバ3は、コントローラ1から供給される選択
制御信号SCONTに従って1行目の選択電極15に印
加する選択信号X1をVt(V)のまま保持する。一
方、行ド第ライバ4は、コントローラ1から供給される
行選択信号LCONTに従って第1行目の行電極11に
印加する選択駆動信号Y1を0(V)とする。これによ
り、1行目の画素に対応する有機EL層14に0(V)
の電圧または−1/2Vt(V)の逆バイアス電圧が印
加される。これにより、第1行目の画素に対応する有機
EL層14は、第1行の選択期間から同フレーム期間の
期間tn-1までの期間で発光を保持していたか発光して
いなかったかに関わらず、発光が停止される。また、2
行目以降の画素に対応する有機EL層14も同様に選択
発光させる前の期間で発光が停止される。
【0059】なお、以上の有機EL素子1の駆動動作に
おいて、各画素の有機EL層14が発する光の輝度は実
際には経時的に若干減衰し、いずれかのタイミングで光
導電層13が高抵抗化するが、1フレーム期間は普通1
/30秒と短く、また帰還光による光導電層13の最励
起のため、各画素の有機EL層14が発する光の輝度の
減衰は無視することができる。
【0060】以上説明したように、この実施の形態の有
機EL表示装置によれば、アドレス光により所定行の光
導電層13のみを低抵抗化し、表示部DPの有機EL層
14を飽和領域で発光させ、非発光時には光導電層が高
抵抗化し、有機EL層14に閾値電圧以上の電圧が印加
されないようにしているので、行電極11と列電極16
との間の印加電圧に関わらずクロストークが発生せず、
高画質の画像を表示することができる。
【0061】また、この実施の形態の有機EL表示装置
では、各画素における有機EL層14の発光によって光
導電層13を低抵抗に保つことができるので、ほぼ1フ
レーム期間有機EL層14を発光させ続けることができ
る。このため、明るい表示が可能となる。
【0062】また、この実施の形態の有機EL表示装置
で用いている有機EL素子1は、アクティブマトリクス
方式の有機EL素子のように駆動用トランジスタを基板
上に形成する必要がないので、画素の面積(開口率)を
大きくすることができる。このため、明るい表示が可能
となる。
【0063】さらに、この実施の形態の有機EL素子1
では、アドレス部AD及び表示部DPの構成部材におい
て、表示部DPにのみ形成される光導電層13を除い
て、アノード電極としての行電極11、有機EL層1
4、並びにカソード電極としての選択電極15及び列電
極16を同一工程で一括して形成することができる。こ
のため、光アドレスを行うために、さらに別の有機EL
表示素子などの表示素子を形成する必要がないので、製
造工程が単純になり、製造コストを抑えることができ
る。
【0064】上記の実施の形態では、基板10の上に行
電極11、光導電層13、有機EL層14、選択電極1
5及び列電極が順に積層されて形成され、有機EL層1
4が発した光は、基板10の反対側に放射されていた。
しかしながら、基板の上に積層する順序を逆にして、有
機EL層が発した光を基板側に放射するようにしてもよ
い。この場合は、基板にはガラスなどからなる透明基板
を使用する必要がある。
【0065】上記の実施の形態では、光導波路としてと
して行電極も兼ねるITOによって構成された光導波層
11bを使用していた。しかしながら、光導波層11b
がが行電極を兼ねるものでなくてもよい。この場合は、
図8に示すように、アドレス光に対して透過性を示し、
絶縁性の材料からなる光導波路21の上にアドレス光に
対して透過性を示す透明電極22を形成すればよい。こ
こで、光導波路21の屈折率と透明電極22の屈折率と
が近似していて、基板10の屈折率と透明電極22の屈
折率とに反射しやすい程度に差がある方が望ましい。ま
た、光反射性を有する金属または合金からなる低抵抗金
属層11aを用いず、光導波層11bのみで行電極11
を構成してもよい。この場合、光導波路11bの屈折率
と基板10との間に反射しやすい程度に差がある方が望
ましい。
【0066】上記の実施の形態では、選択電極15は、
Mgと有機EL層14の電子輸送性発光層14bと同一
材料であるBebq2とが20:1の割合で共蒸着され
た電子注入層15aと、その上に形成された透明のIT
O層15bによって構成されていた。このため、電子輸
送性発光層14bを蒸着により成膜後、有機EL層14
の電子輸送性発光層14bの蒸着源を替えることなく連
続して、同材料とMg等の教条着荷より電子注入層15
aを形成することができるので、生産性が高い。また、
電子注入層15aは、有機EL層14と接触する部位の
材料と同一材料を含まず、異なる材料のみで構成しても
よい。また、選択電極15がアドレス光に対して透過性
を示せば、選択電極15上または間接的に選択電極15
の上方に、アドレス光に対して遮光性の材料を設け、ア
ドレス光の光導波層11bへの照射効率の向上及び視認
側での光アドレス部ADのアドレス光が見えなくて済む
という効果をもたらす。
【0067】上記の実施の形態では、有機EL層14
は、基板10のほぼ全面に形成されていた。しかしなが
ら、有機EL層は、行電極11と選択電極15との交差
部分並びに行電極11と列電極16との交差部分に形成
されていれば、全面に形成されていなくてもよい。この
ように基板10上のほぼ全面に有機EL層を形成しない
場合は、有機EL層の形成工程において所定のメタルマ
スクを用いるか、フォトリソグラフィーによりパターン
ニングすればよい。
【0068】上記の実施の形態では、光導電層13は、
列電極16に対応して列毎に形成されていた。しかしな
がら、光導電層は、行電極11と列電極16との交点部
分(画素)のみに対応してそれぞれ形成してもよい。ま
た、光導電層は、光アドレス部ADの行電極11と選択
電極15との間に形成されないようにすれば、表示部D
P前面の光導波層11bの上に一面で形成してもよい。
【0069】上記の実施の形態では、有機EL素子1に
入射する外光を遮断し、有機EL層14で発した光を外
部に透過させるために表面処理を施した励起光遮蔽膜1
7を用いていた。しかしながら、有機EL素子1に入射
する外光の遮断と有機EL層14で発した光の透過が可
能であれば、他のタイプのフィルターなども使用するこ
とができる。また、このような手段は、有機EL層14
と列電極16との間に設けてもよい。
【0070】上記実施の形態の有機EL素子1は、図2
に示すように、横方向に行電極11を並列して設け、縦
方向に列電極16を並列して設けていた。しかしなが
ら、縦方向に行電極、横方向に列電極を設ける構成にす
ることもできる。また、特殊用途の表示パネルに適用す
る場合には、行電極及び列電極がそれぞれ斜め方向で交
わる形にもすることができる。
【0071】上記の実施の形態では、選択信号X1〜X
n、選択駆動信号Y1〜Yn、画像信号Z1〜Zmの値
は、0、1/2Vt、Vt(V)のいずれかであった。
しかしながら、これらの電圧の値は、各画素の有機EL
層14を非発光または飽和輝度で発光させることができ
るのであれば、いずれの値としてもよい。
【0072】上記の実施の形態では、各行毎に選択駆動
信号Y1〜Ynをほぼ1フレーム期間Vt(V)として
おり、帰還光画像信号Z1〜Zmに応じて有機EL層1
4をほぼ1フレーム期間発光させていた。しかしなが
ら、有機EL層14の発光期間は任意に制御することが
できる。
【0073】上記の実施の形態の有機EL表示装置で
は、インターレース走査を行わず、1フレームを1フィ
ールドで構成していた。しかしながら、1フレームが複
数フィールドで構成される場合にも本発明を適用するこ
とができる。この場合、有機EL層の発光を1フィール
ド毎に強制消去することも1フレーム毎に強制消去する
こともできる。
【0074】上記の実施の形態では、光導電層13を励
起させるアドレス光として可視光を適用したが、紫外線
などの非可視光を適用してもよい。この場合、例えば、
光アドレス部ADの有機EL層14を紫外光(波長40
0nm未満)を主として発光する発光層とし、表示部D
Pの有機EL層14を光アドレス部14に用いたPVC
zとドーパント材料との共蒸着によって主として可視光
を発光する発光層とする。
【0075】また、光導電層13を、ZnOのように紫
外光の波長域のみで実質的に厚さ方向に導電性を示す材
料を適用する。このとき、可視光である表示光により光
導電層13を励起しないので、表示光が選択しない画素
をアドレスすることはない。また、このとき、励起光遮
蔽膜17が紫外光を遮光し、可視光を透過するような材
料(例えば、UVフィルタ)に設定すれば、効率よく表
示光を照射することができ、高いコントラスト比を得る
ことができる。
【0076】ここで、光導電層13に用いられているZ
nOは、400nm以上で光起電力がない。このため、
表示部DPの有機EL層14が可視光のみで紫外光の波
長域を含んでいなければ光導電層13に帰還光が発生し
ない。1フレーム期間発光を維持することは困難である
が、表示部DPの有機EL層14に閾値電圧Vth’か
ら飽和電圧Vt’までの電圧を制御して印加することに
よって、3階調以上の多階調の画像を表示することがで
きる。
【0077】この場合、図10に示すように、列ドライ
バ5からの画像信号Z1〜Zmを−Vth’(V)から
−Vth’−Vt’(V)までの間で変化させることに
よって、この画像信号Z1〜Zmに応じた輝度で各画素
を発光させることができ、多階調制御を行うことができ
る。すなわち、図10(A)に示すように、第1行目が
選択されて行電極11にアドレス光が導光しており、第
1行目に対応する光導電層13が低抵抗化しているとき
は、列ドライバ5からの画像信号Z1〜Zmの電圧に対
応する輝度で第1行目に対応する画素の有機EL層14
が発光する(図中、☆の数は輝度を表す)。このとき、
第1行目以外の他の行に対応する光導電層13が実質的
に絶縁状態であるため、第1行目以外の他の行に対応す
る画素の有機EL層14は発光しない。
【0078】次に、図10(B)に示すように、第2行
目が選択されて行電極11にアドレス光が導光してお
り、第2行目に対応する光導電層13が低抵抗化してい
るときは、列ドライバ5からの画像信号Z1〜Zmの電
圧に対応する輝度で第2行目に対応する画素の有機EL
層14が発光する(図中、☆の数は輝度を表す)。この
とき、第2行目以外の他の行に対応する光導電層13が
実質的に絶縁状態であるため、第2行目以外の他の行に
対応する画素の有機EL層14は発光しない。なお、こ
のとき、1フレーム期間中の各画素の見かけ上の発光輝
度は、ほぼフレーム期間全体でなく選択期間の瞬間発光
輝度で決定される。
【0079】なお、このように紫外光によって光アドレ
スする場合、階調制御することができるため、表示部D
Pの有機EL層14にドーパントする材料をそれぞれ赤
(R)、緑(G)、青(B)の3色を発光するように画
素毎に所定の順序で替えるか、または所定の波長域の光
を吸収し、R、G、Bの3色を発光する光変換層を用い
てもよい。また、有機EL層14をR、G、Bのすべて
の波長成分の光を含む白色光を発するものとし、R、
G、Bのカラーフィルタを用いてもよい。
【0080】上記の実施の形態では、本発明を有機EL
表示素子(装置)に適用した場合について説明した。し
かしながら、本発明は無機EL表示素子(装置)など、
光導電層を用い、光アドレス方式によってマトリクス表
示を行う他の自発光表示素子(装置)にも適用すること
ができる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画素の発光領域が広く、明るい画像を表示することがで
きる。
【0082】また、光導電層を第2の発光層からの帰還
光に従って励起状態としておくことによって所望の期間
発光を維持することができ、ほぼ1フレーム期間発光を
維持することもできる。さらには、クロストークの発生
も抑えることができる。このため、明るい高画質の画像
を表示することが可能となる。
【0083】また、光導電層を紫外線などの非可視光に
よって励起する場合には、行電極と第4の電極または列
電極との間の各画素の第2の発光層に印加する電圧を制
御することによって、3階調以上の多階調の画像を表示
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の有機EL表示装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の有機EL表示装置に用いられる有機EL
素子の構成を示す平面図である。
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】光導電層にアドレス光を照射したときの電圧−
電流特性を示す図である。
【図5】図2の有機EL素子の電圧−輝度特性を示す図
であり、(A)は光導電層が光を吸収していないとき
の、(B)は光導電層が光を吸収しているときの、特性
をそれぞれ示す。
【図6】本発明の実施の形態の有機EL表示装置におけ
る動作を示すタイミングチャートである。
【図7】(A)〜(C)は、本発明の実施の形態の有機
EL表示装置における動作を模式的に示す図である。
【図8】図1の有機EL表示装置に用いられる有機EL
素子の変形例の構成を示す断面図である。
【図9】本発明の実施の形態の変形例の有機EL表示装
置に用いられる光アドレス部の有機EL層の光学特性を
示す図である。
【図10】(A)、(B)は、本発明の実施の形態の変
形例の有機EL表示装置における動作を模式的に示す図
である。
【図11】従来例の単純マトリクス方式の有機EL素子
の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・有機EL素子、2・・・コントローラ、3・・・選択ド
ライバ、4・・・行ドライバ、5・・・列ドライバ、10・・・
基板、11・・・行電極、13・・・光導電層、14・・・有機
EL層、14a・・・正孔輸送層、14b・・・電子輸送性発
光層、15・・・選択電極、16・・・列電極、17・・・励起
光遮蔽膜

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印加される電圧に応じて発光する第1の発
    光層と、前記第1の発光層の一方の面に配置され、前記
    第1の発光層が発光した光に対して透過性を示す第1の
    電極と、前記第1の発光層の他方の面に前記第1の電極
    と対向して配置された第2の電極と、を備える光アドレ
    ス部と、 印加される電圧に応じて発光する第2の発光層と、前記
    第1の発光層が発光した光に対して透過性を示し、前記
    第1の電極に接続され、前記第1の発光層が発光した光
    を前記第1の電極を介して導く第3の電極と、前記第2
    の発光層の一方の面と前記第3の電極との間に配置さ
    れ、前記第1の発光層が発光し、前記第3の電極が導い
    た光を吸収してキャリアを発生する光導電層と、前記第
    2の発光層の他方の面に配置された第4の電極と、を備
    える表示部と、 を有することを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】前記第1の電極と前記第3の電極は、連続
    して形成されている、 ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】前記第1の発光層と前記第2の発光層と
    は、連続して形成されている、 ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】前記第1の発光層と前記第2の発光層と
    は、有機エレクトロルミネッセンス層である、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載
    の表示装置。
  5. 【請求項5】前記第1の発光層は、主として非可視光を
    発光し、 前記第2の発光層は、主として可視光を発光する、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    の表示装置。
  6. 【請求項6】印加される電圧に応じて発光する第1の発
    光層と、前記第1の発光層の一方の面に配置され、前記
    第1の発光層が発光した光に対して透過性を示す複数の
    第1の行電極と、前記第1の発光層の他方の面に前記第
    1の電極と対向して配置された選択電極と、を備える光
    アドレス部と、 印加される電圧に応じて発光する第2の発光層と、前記
    第1の発光層が発光した光に対して透過性を示し、前記
    第1の行電極に接続され、前記第1の発光層が発光した
    光を前記第1の行電極を介して導く複数の第2の行電極
    と、前記第2の発光層の一方の面と前記複数の第2の行
    電極との間に配置され、前記第1の発光層が発光し、前
    記第2の行電極が導いた光を吸収してキャリアを発生す
    る光導電層と、前記第2の発光層の他方の面に前記第2
    の行電極と交差して配置された複数の列電極と、を備え
    る表示部と、 前記複数の第1の行電極と前記複数の選択電極との間に
    順次所定の電圧を印加し、対応する前記第1の発光層を
    順次発光させ、前記第1の行電極及び前記第2の行電極
    を介して前記光導電層に前記第1の発光層が発光した光
    を照射するアドレス選択部と、 前記アドレス選択部における前記所定の電圧の印加に応
    答して、前記複数の第2の行電極と前記複数の列電極と
    の間に所定の電圧を印加し、前記第2の発光層を発光ま
    たは非発光させる表示駆動部と、 を有することを特徴とする表示装置。
  7. 【請求項7】前記第1の発光層と前記第2の発光層と
    は、有機エレクトロルミネッセンス層である、 ことを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 【請求項8】前記光導電層は、前記第2の発光層が発光
    した光を吸収してキャリアを発生する性質を有し、 前記表示駆動部は、前記アドレス選択部における前記所
    定の電圧の印加に応答して発光した前記第2の発光層の
    発光を実質的に次の光アドレスまでの間維持させる手段
    を有し、該発光した光によって対応する光導電層にキャ
    リアを発生させる、 ことを特徴とする請求項6または7に記載の表示装置。
  9. 【請求項9】前記表示駆動部は、前記アドレス選択部に
    おける前記所定の電圧の印加の前に、対応する前記複数
    の第2の行電極と前記列電極との間に前記第2の発光層
    の閾値より低い電圧を印加する手段を有し、前記第2の
    発光層の閾値より低い電圧を印加する前まで前記第2の
    発光層の発光を維持させる、ことを特徴とする請求項8
    に記載の表示装置。
  10. 【請求項10】前記第1の発光層は、主として非可視光
    を発光し、 前記第2の発光層は、主として可視光を発光し、 前記光導電層は、前記第2の発光層が発光した光によっ
    て実質的にキャリアを発生させない性質を有し、 前記表示駆動部は、前記アドレス選択部における電圧の
    印加に対応した前記複数の第2の行電極と前記複数の列
    電極との間に外部から供給された画像データに対応する
    画像データを印加する手段を有する、 ことを特徴とする請求項6または7に記載の表示装置。
  11. 【請求項11】表示装置の駆動方法であって、 前記表示装置は、 印加される電圧に応じて発光する第1の発光層と、前記
    第1の発光層の一方の面に配置され、前記第1の発光層
    が発光した光に対して透過性を示す複数の第1の行電極
    と、前記第1の発光層の他方の面に前記第1の電極と対
    向して配置された選択電極と、を備える光アドレス部
    と、 印加される電圧に応じて発光する第2の発光層と、前記
    第1の発光層が発光した光に対して透過性を示し、前記
    第1の行電極に接続され、前記第1の発光層が発光した
    光を前記第1の行電極を介して導く第2の行電極と、前
    記第2の発光層の一方の面と前記第2の行電極との間に
    配置され、前記第1の発光層が発光し、前記第2の行電
    極が導いた光を吸収してキャリアを発生する光導電層
    と、前記第2の発光層の他方の面に前記第2の行電極と
    交差して配置された列電極と、を備える表示部と、を有
    し、 前記駆動方法は、 前記複数の第1の行電極と前記複数の選択電極との間に
    順次所定の電圧を印加し、対応する前記第1の発光層を
    順次発光させ、前記第1の行電極及び前記第2の行電極
    を介して前記光導電層に前記第1の発光層が発光した光
    を照射する光アドレスステップと、 このアドレスステップにおける前記所定の電圧の印加に
    応答して、前記複数の第2の行電極と前記複数の列電極
    との間に所定の電圧を印加し、前記第2の発光層を発光
    または非発光させる表示ステップと、を含む、ことを特
    徴とする表示装置の駆動方法。
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