JPH11154061A

JPH11154061A - プリンタ制御方法および装置

Info

Publication number: JPH11154061A
Application number: JP9321342A
Authority: JP
Inventors: Katsuya Kojima; 克弥小島
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1997-11-21
Filing date: 1997-11-21
Publication date: 1999-06-08
Anticipated expiration: 2017-11-21
Also published as: JP3591251B2

Abstract

(57)【要約】【課題】ＦＴＰを印刷データを転送するプロトコルとし
て使用し、転送エラーが生じるまでの無駄な時間やネッ
トワーク負荷の増大を生じさせることなく、転送可能な
サイズの印刷データを全て受信することのできるプリン
タ制御方法および装置を提供する。【解決手段】プリンタ制御装置（１）のデータ転送要求
解釈部（１３）でクライアントからの印刷データ転送要
求からその印刷データのサイズを獲得し、容量判別部
（１９）で印刷データのサイズと記憶装置（２０）の空
き容量のサイズを比較し、印刷データの方が大きい場合
には印刷データの転送を拒否する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、プリンタ制御方
法および装置に関し、特に、印刷データの転送用のプロ
トコルとしてＦＴＰを使用するプリンタ制御方法および
装置に関する。

【０００２】

【従来技術】ＬＡＮ等のネットワークにおいては、プロ
トコルとしてＴＣＰ／ＩＰが使用されることが多く、ク
ライアントから遠隔のプリンタ制御装置（プリンタサー
バ）へ印刷データを送信する場合等では、ｌｐｒプロト
コルが使用されるが、ｌｐｒは主としてワークステーシ
ョンに搭載されているプロトコルであり、大型コンピュ
ータやパーソナルコンピュータにはｌｐｒが搭載されて
いないことが多い。

【０００３】一方、各クライアント間またはサーバ・ク
ライアント間でのデータ転送は、プロトコルとしてＦＴ
Ｐが使用されることが多く、ＦＴＰはワークステーショ
ンや大型コンピュータ、パーソナルコンピュータ等の機
種に係わらず多くのクライアントやサーバが搭載してい
る。このため、クライアントからプリンタ制御装置への
印刷データの送信を行う際のプロトコルとして汎用性の
高いＦＴＰを使用することが考えられている。

【０００４】ところが、ＦＴＰはハードディスク間のフ
ァイル転送を本来の目的としているプロトコルであるた
め、ＦＴＰを使用して印刷データの転送を行う場合には
様々な問題が生じることになる。

【０００５】特に、ＦＴＰには転送するデータの大きさ
をサーバに通知する規定がないため、プリンタ制御装置
の記憶装置の空き容量が印刷データよりも小さい場合に
は、記憶装置の空き容量分の印刷データを転送した後に
転送エラーとなる。そのため、クライアントが印刷デー
タの送信を開始してから転送エラーとなるまでの時間が
無駄となるばかりでなく、印刷データの再転送を行う際
には全データを転送する必要があり、ネットワーク負荷
の増大にもなってしまう。

【０００６】これに対して、特開平８−２３４９３４号
公報では記憶装置の空き容量が予定値以下となった場合
に必ず転送を拒否するプリンタ装置が提案されている
が、このプリンタ装置では、記憶装置の空き容量が予定
値以下となると転送が可能なサイズの小さな印刷データ
までもが転送拒否されてしまうという問題がある。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】上述のように、ＦＴＰ
を印刷データを転送するプロトコルとして使用した従来
のプリンタ制御装置においては、プリンタ制御装置が有
する記憶装置の空き容量が印刷データのサイズよりも小
さい場合に、転送エラーが生じるまでの時間の無駄やネ
ットワーク負荷の増大といった問題があり、この問題に
対処した場合には転送が可能なサイズの小さな印刷デー
タまでもが転送拒否されてしまうといった問題点があっ
た。

【０００８】そこで、この発明は、ＦＴＰを印刷データ
を転送するプロトコルとして使用し、転送エラーが生じ
るまでの無駄な時間やネットワーク負荷の増大を生じさ
せることなく、転送可能なサイズの印刷データを全て受
信することのできるプリンタ制御方法および装置を提供
することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項１の発明では、クライアントからファイル
転送プロトコルを使用して転送される印刷データを記憶
装置に格納し、該記憶した印刷データに基づいて印刷を
行うプリンタ制御方法において、クライアントが送信す
る印刷データ転送要求を受信し、該受信した印刷データ
転送要求から前記クライアントが転送しようとする印刷
データの大きさを取得し、該取得した印刷データの大き
さと前記記憶装置の空き容量とを比較し、前記印刷デー
タの方が小さい場合にのみ前記印刷データの転送を受け
入れることを特徴とする。

【００１０】また、請求項２の発明では、請求項１の発
明において、前記印刷データを受け入れる場合には、前
記記憶装置に前記印刷データを格納する領域を確保して
から該印刷データを受け入れることを特徴とする。

【００１１】また、請求項３の発明では、請求項１の発
明において、前記印刷データの大きさは、予め設定され
た文字列形式に基づいて、前記データ転送要求の文字列
から取得することを特徴とする。

【００１２】また、請求項４の発明では、請求項３の発
明において、前記文字列形式は、ファイルに記述するこ
とで設定されることを特徴とする。

【００１３】また、請求項５の発明では、請求項１また
は２の発明において、前記記憶装置の空き容量は、前記
クライアントからの空き容量獲得要求に応じて、該クラ
イアントに通知されることを特徴とする。

【００１４】また、請求項６の発明では、請求項５の発
明において、前記空き容量獲得要求は、前記クライアン
トから送信される要求と予め設定された文字列との比較
により、空き情報獲得要求であると判定されることを特
徴とする。

【００１５】また、請求項７の発明では、クライアント
からファイル転送プロトコルを使用して転送される印刷
データを記憶装置に格納し、該記憶した印刷データに基
づいて印刷を行うプリンタ制御装置において、クライア
ントが送信する印刷データ転送要求を受信するとともに
該印刷データ転送要求から前記クライアントが転送しよ
うとする印刷データの大きさを取得するデータ転送要求
解釈手段と、該データ転送要求解釈手段により取得され
た前記印刷データの大きさと前記記憶装置の空き容量と
を比較する容量判別手段と、該容量判別手段により前記
印刷データの方が小さいと判別された場合にのみ前記印
刷データの転送を受け入れる印刷データ受付手段とを具
備することを特徴とする。

【００１６】また、請求項８の発明では、請求項７の発
明において、前記容量判別手段は、前記印刷データを受
け入れる場合には、前記記憶装置に前記印刷データを格
納する領域を確保してから前記印刷データ受付手段に前
記印刷データの受け入れを許可することを特徴とする。

【００１７】また、請求項９の発明では、請求項７の発
明において、前記データ転送要求解釈手段は、予め設定
された文字列形式に基づいて、前記データ転送要求の文
字列から取得することを特徴とする。

【００１８】また、請求項１０の発明では、請求項９の
発明において、前記文字列形式をファイルに記述するこ
とで設定する文字列形式設定手段をさらに具備すること
を特徴とする。

【００１９】また、請求項１１の発明では、請求項７ま
たは８の発明において、前記クライアントからの空き容
量獲得要求に応じて、前記記憶装置の空き容量を前記ク
ライアントに通知するファイル情報獲得要求解釈手段を
さらに具備することを特徴とする。

【００２０】また、請求項１２の発明では、請求項１１
の発明において、前記ファイル情報獲得要求解釈手段
は、前記クライアントから送信される要求と予め設定さ
れた文字列との比較により、該要求が空き情報獲得要求
であると判定することを特徴とする。

【００２１】

【発明の実施の形態】以下、この発明に係わるプリンタ
制御方法および装置の一実施例を添付図面を参照して詳
細に説明する。

【００２２】図１は、プリンタ制御装置の構成を示すブ
ロック図である。

【００２３】図１において、プリンタ制御装置１はＦＴ
Ｐ（ファイル転送プロトコル）に基づいてデータの入出
力を行うＦＴＰサーバ部１１、ＦＴＰサーバ部１１から
入力されたクライアントの要求を解釈するクライアント
要求解釈部１２、クライアントの要求が印刷データの転
送要求であった場合にこれを解釈するデータ転送要求解
釈部１３、データ転送要求解釈部１３が転送される印刷
データのサイズを取得するのに必要なことが記述されて
いる印刷データサイズ指定形式設定ファイル１４、クラ
イアントの要求がファイル情報の獲得要求であった場合
にこれを解釈するファイル情報獲得要求解釈部１５、フ
ァイル情報獲得要求部１５がファイル情報を獲得するの
に必要な情報が記述されている空き容量獲得要求文字列
設定ファイル１６、プリンタ制御装置１からクライアン
トへの通知を発行する通知部１７、ＦＴＰサーバ部１１
から入力される印刷データを受け付ける印刷データ受付
部１８、印刷データ等を記憶する記憶装置２０とその空
き容量を判別する容量判別部１９、記憶装置２０に記憶
された印刷データを印刷する印刷部２２とその制御を行
う印刷制御部２１を具備して構成される。

【００２４】ところで、この図１に示したプリンタ制御
装置１は実際には図２に示すように構成される。図２は
プリンタ制御装置の実際の構成を示すブロック図であ
る。

【００２５】さて、図２においてプリンタ制御装置１′
は、データ等の送受信を行うために必要な回路である通
信Ｉ／Ｆ（インタフェース）３１、プログラムに基づき
各処理を行わせるＣＰＵ３２、プログラムや定数等を格
納したプログラム用メモリ３３、プリンタ制御装置１′
の制御時に一時的に必要とする記憶領域を提供する作業
用メモリ３４、クライアント２から転送される印刷デー
タ等を格納する記憶装置３５、印刷時に印刷データを展
開したビットマップデータを格納する画像用メモリ３
６、画像用メモリ３６に格納されたビットマップデータ
を印刷部３９に転送するタイミングを制御する回路や印
刷部３９の状態を示す情報等を受信する回路等で構成さ
れる出力制御装置３７、データ等の各部間の伝送路であ
るバス３８、画像メモリ３６から転送されるビットマッ
プデータを印刷出力する印刷部３９を具備して構成され
る。

【００２６】なお、プリンタ制御装置１′には、この他
にオペレータの指示を入力する入力部、印刷部３９の動
作状態表示やエラー表示、紙やトナー等の消耗品の補給
を促す表示等を行う表示部等を具備してもよく、画像用
メモリ３６と出力制御装置３７と印刷部３９または印刷
部３９を別装置として構成してケーブル等で接続して使
用することもできる。

【００２７】この図２に示したプリンタ制御装置１′を
図１に示したプリンタ制御装置１と比較すると、ＦＴＰ
サーバ部１１は通信Ｉ／Ｆ３１とＣＰＵ３２、プログラ
ム用メモリ３３、作業用メモリ３４で構成され、クライ
アント要求解釈部１２、データ転送要求解釈部１３、フ
ァイル情報獲得要求解釈部１５、通知部１７、印刷デー
タ受付部１８、容量判別部１９、印刷制御部２１の各部
はＣＰＵ３２とプログラム用メモリ３３、作業用メモリ
３４で構成される。また、印刷データサイズ指定形式設
定ファイル１４と空き容量獲得要求文字列設定ファイル
１６はプログラム用メモリ３３または記憶装置３５に形
成され、印刷部２２は画像用メモリ３６、出力制御装置
３７、印刷部３９で構成される。

【００２８】また、プリンタ制御装置１′の各部はバス
３８で接続され、プリンタ制御装置１′とクライアント
２（２−１、２−２）はネットワーク３を介して接続さ
れる。

【００２９】次に、図１と図３を参照してプリンタ制御
装置１の動作を説明する。図３は、プリンタ制御装置１
の動作の流れを示すフローチャートである。

【００３０】プリンタ制御装置１は、ＦＴＰサーバ部１
１がクライアントからの要求等を受信すると処理を開始
し（ステップ１０１）、クライアント要求解釈部１２が
解釈した要求がデータ転送要求であった場合には（ステ
ップ１０２でＹＥＳ）、データ転送要求解釈部１３が後
述する印刷データサイズ指定形式設定ファイル１４を参
照してクライアントが転送しようとしている印刷データ
のサイズを獲得する（ステップ１０３）。データ転送要
求解釈部１３が獲得した印刷データのサイズは、容量判
別部１９へ渡され、容量判別部１９はこの印刷データの
サイズと記憶装置２０の空き容量を比較する（ステップ
１０４）。

【００３１】ここで、印刷データサイズが記憶装置２０
の空き容量よりも大きければ（ステップ１０４でＹＥ
Ｓ）、容量判別部１９は通知部１７へその旨を伝え、通
知部１７は印刷データの転送を拒否するための拒否通知
をＦＴＰサーバ部１１を介してクライアント２へ送信し
て（ステップ１０５）、処理を終了する（ステップ１１
５）。

【００３２】一方、容量判別部１９は、印刷データサイ
ズが記憶装置２０の空き容量以下であると判別すると
（ステップ１０４でＮＯ）、記憶装置２０にその印刷デ
ータを格納するための領域を確保し（ステップ１０
６）、領域を確保した旨を印刷データ受付部１８へ通知
するとともに、通知部１７を介してクライアント２に印
刷データの転送を許可する旨を通知する（ステップ１０
７）。領域確保の通知を受けた印刷データ受付部１８
は、ＦＴＰサーバ１１を介してクライアントから送られ
る印刷データを記憶装置２０へ格納する（ステップ１０
８）。印刷データ受付部１８は、クライアントから転送
された印刷データを記憶装置２０へ格納し終えると、完
了情報を印刷制御部２１へ渡す。印刷制御部２１は完了
情報を受信すると（ステップ１０９でＹＥＳ）、記憶装
置２０に格納された印刷データを印刷部２２へ渡し、印
刷部２２がこれを印刷する（ステップ１１０）。印刷部
２２が正常に印刷を終えると印刷制御部２１は記憶装置
２０に格納されている印刷データを削除し（ステップ１
１１）、処理を終了する（ステップ１１５）。

【００３３】なお、印刷制御部２１は、記憶装置２０に
格納された複数の印刷データの印刷順序の管理等の処理
も行う。

【００３４】ところで、クライアント要求解釈部１２が
解釈した要求がデータ転送要求でなかった場合には（ス
テップ１０２でＮＯ）、この要求はファイル情報獲得要
求解釈部１５へ渡され、ファイル情報獲得要求解釈部が
この要求と後述する空き容量獲得要求文字列設定ファイ
ル１６の内容を比較する（ステップ１１２）。この比較
の結果、文字列が一致しなければ（ステップ１１２でＮ
Ｏ）、クライアント２からの要求はファイル情報獲得要
求ではないので、この要求を拒否する旨を通知する拒否
通知を通知部１７を介してクライアント２へ送信して
（ステップ１０５）、処理を終了する（ステップ１１
５）。

【００３５】一方、ステップ１１２での比較の結果、文
字列が一致すれば（ステップ１１２でＹＥＳ）、クライ
アント２からの要求はファイル情報獲得要求であるの
で、これを容量判別部１９へ通知し、容量判別部１９は
記憶装置２０の空き容量を獲得し（ステップ１１３）、
これを通知部１７を介してクライアント２へファイル情
報として通知して（ステップ１１４）、処理を終了する
（ステップ１１５）。

【００３６】次に、印刷データサイズ指定形式設定ファ
イル１４について説明する。図４は、ＦＴＰにおいてフ
ァイル転送を行う際に入力するコマンドの一例を示した
図である。

【００３７】図４において、ライン５１はＦＴＰサーバ
への接続コマンドであり、ライン５２はファイル転送要
求、ライン５３はＦＴＰサーバとの切断コマンド、ライ
ン５４は次のコマンドの入力待ちの状態を示している。

【００３８】ファイルの転送は、クライアントがＦＴＰ
サーバに接続されている状態で（ライン５２の“ｐｃｐ
＞”がこれを示す）クライアントからＦＴＰサーバへの
ファイル転送要求“ｐｕｔ”に転送したいファイル名
“ｘｘｘｘｘ”を続けて入力する。このように、ＦＴＰ
サーバへのファイル転送要求は、所定の方法で行わなけ
ればならない。

【００３９】このため、図１に示したプリント制御装置
１へ転送する印刷データのサイズを通知する際には、ク
ライアント印刷データのサイズを印刷データのファイル
名の一部としてファイル転送要求を送信する。例えば、
７０５６バイトのｐｒｉｎｔというファイルを転送する
際には、サイズをファイル名の直前のパスで示し、“／
７０５６／ｐｒｉｎｔ”を図４のライン５２の“ｘｘｘ
ｘｘ”と置き換えて送信する。また、ファイルのサイズ
をファイル名の拡張子で示し“ｐｒｉｎｔ．７０５６”
をライン５２の“ｘｘｘｘｘ”と置き換えて送信するこ
ともできる。

【００４０】転送する印刷データのサイズを印刷データ
のファイル名の一部として転送する際には、サイズ指定
の方法は多種多様となるため、印刷データサイズ指定形
式設定ファイル１４に、どのような方法で印刷データの
サイズを通知してくるかを記述しておき、データ転送要
求解釈部１３はこれを参照して印刷データ転送要求から
転送が要求されている印刷データのサイズを取得するこ
とができる。

【００４１】次に、空き容量獲得要求文字列設定ファイ
ル１６について説明する。図５は、ＦＴＰにおいてファ
イル情報（空き容量）を獲得する際に入力するコマンド
の一例を示した図である。

【００４２】図５において、ライン６１はＦＴＰサーバ
への接続コマンドであり、ライン６２はファイル情報獲
得要求、ライン６３および６４はファイル情報獲得要求
に対する答え、ライン６５はＦＴＰサーバとの切断コマ
ンド、ライン６６は次のコマンドの入力待ちの状態を示
している。

【００４３】このように、ファイル情報の獲得は、“ｌ
ｉｓｔ／ｓｐｏｏｌ／ｆｒｅｅ”のように所定のコマ
ンドを入力することで行われるため、空き容量獲得要求
文字列設定ファイル１６に文字列“ｌｉｓｔ／ｓｐｏ
ｏｌ／ｆｒｅｅ”を格納しておき、ファイル情報獲得要
求解釈部１５がこれとクライアントからの要求を比較す
ることで、その要求がファイル情報獲得要求であるか否
かを判定することができる。

【００４４】なお、印刷データサイズ指定形式設定ファ
イル１４や空き容量獲得要求文字列設定ファイル１６
は、他の方法で記述してもよく、両者の内容を予めプロ
グラムで設定してあればファイルで設定しなくともよ
い。

【００４５】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、汎用性のあるプロトコルを使用して印刷データ等の
転送を行うとともに、プリンタ制御装置はクライアント
からの印刷データ転送要求からその印刷データのサイズ
を獲得し、印刷データのサイズが記憶装置の空き容量よ
りも大きい場合には印刷データの転送を拒否するように
構成したので、印刷データの転送開始後の記憶装置の空
き容量不足による転送エラーを生じさせることがなく、
時間の無駄を省き、ネットワーク負荷の軽減を図ること
ができる。

【００４６】また、プリンタ制御装置は、印刷データを
受信する際には、予めその印刷データを格納する領域を
確保するように構成したため、複数のクライアントから
の同時の印刷データ転送要求に対しても印刷データの転
送開始後の記憶装置の空き容量不足による転送エラーを
生じさせることはない。

【００４７】さらに、クライアントは印刷データを転送
する前にプリンタ制御装置の記憶装置の空き容量を知る
ことができるように構成したため、印刷データの転送の
可否を事前に判断することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】プリンタ制御装置の構成を示すブロック図。

【図２】プリンタ制御装置の実際の構成を示すブロック
図。

【図３】プリンタ制御装置の動作の流れを示すフローチ
ャート。

【図４】ＦＴＰにおいてファイル転送を行う際に入力す
るコマンドの一例を示した図。

【図５】ＦＴＰにおいてファイル情報（空き容量）を獲
得する際に入力するコマンドの一例を示した図。

【符号の説明】

１、１′ プリンタ制御装置２、２−１、２−２クライアント３ネットワーク１１ＦＴＰサーバ部１２クライアント要求解釈部１３データ転送要求解釈部１４印刷データサイズ指定形式設定ファイル１５ファイル情報獲得要求解釈部１６空き容量獲得要求文字列設定ファイル１７通知部１８印刷データ受付部１９容量判別部２０記憶装置２１印刷制御部２２印刷部３１通信Ｉ／Ｆ（インタフェース）３２ＣＰＵ３３プログラム用メモリ３４作業用メモリ３５記憶装置３６画像用メモリ３７出力制御装置３８バス３９印刷部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】クライアントからファイル転送プロトコ
ルを使用して転送される印刷データを記憶装置に格納
し、該記憶した印刷データに基づいて印刷を行うプリン
タ制御方法において、クライアントが送信する印刷データ転送要求を受信し、
該受信した印刷データ転送要求から前記クライアントが
転送しようとする印刷データの大きさを取得し、該取得
した印刷データの大きさと前記記憶装置の空き容量とを
比較し、前記印刷データの方が小さい場合にのみ前記印
刷データの転送を受け入れることを特徴とするプリンタ
制御方法。
【請求項２】前記印刷データを受け入れる場合には、前記記憶装置に前記印刷データを格納する領域を確保し
てから該印刷データを受け入れることを特徴とする請求
項１記載のプリンタ制御方法。
【請求項３】前記印刷データの大きさは、予め設定された文字列形式に基づいて、前記データ転送
要求の文字列から取得することを特徴とする請求項１記
載のプリンタ制御方法。
【請求項４】前記文字列形式は、ファイルに記述することで設定されることを特徴とする
請求項３記載のプリンタ制御方法。
【請求項５】前記記憶装置の空き容量は、前記クライアントからの空き容量獲得要求に応じて、該
クライアントに通知されることを特徴とする請求項１ま
たは２記載のプリンタ制御方法。
【請求項６】前記空き容量獲得要求は、前記クライアントから送信される要求と予め設定された
文字列との比較により、空き情報獲得要求であると判定
されることを特徴とする請求項５記載のプリンタ制御方
法。
【請求項７】クライアントからファイル転送プロトコ
ルを使用して転送される印刷データを記憶装置に格納
し、該記憶した印刷データに基づいて印刷を行うプリン
タ制御装置において、クライアントが送信する印刷データ転送要求を受信する
とともに該印刷データ転送要求から前記クライアントが
転送しようとする印刷データの大きさを取得するデータ
転送要求解釈手段と、該データ転送要求解釈手段により取得された前記印刷デ
ータの大きさと前記記憶装置の空き容量とを比較する容
量判別手段と、該容量判別手段により前記印刷データの方が小さいと判
別された場合にのみ前記印刷データの転送を受け入れる
印刷データ受付手段とを具備することを特徴とするプリ
ンタ制御装置。
【請求項８】前記容量判別手段は、前記印刷データを受け入れる場合には、前記記憶装置に
前記印刷データを格納する領域を確保してから前記印刷
データ受付手段に前記印刷データの受け入れを許可する
ことを特徴とする請求項７記載のプリンタ制御装置。
【請求項９】前記データ転送要求解釈手段は、予め設定された文字列形式に基づいて、前記データ転送
要求の文字列から取得することを特徴とする請求項７記
載のプリンタ制御装置。
【請求項１０】前記文字列形式をファイルに記述する
ことで設定する文字列形式設定手段をさらに具備するこ
とを特徴とする請求項９記載のプリンタ制御装置。
【請求項１１】前記クライアントからの空き容量獲得
要求に応じて、前記記憶装置の空き容量を前記クライアントに通知する
ファイル情報獲得要求解釈手段をさらに具備することを
特徴とする請求項７または８記載のプリンタ制御装置。
【請求項１２】前記ファイル情報獲得要求解釈手段
は、前記クライアントから送信される要求と予め設定された
文字列との比較により、該要求が空き情報獲得要求であ
ると判定することを特徴とする請求項１１記載のプリン
タ制御装置。