JPH11154005A - プログラマブルコントローラにおける出力状態設定方法およびプログラマブルコントローラ - Google Patents
プログラマブルコントローラにおける出力状態設定方法およびプログラマブルコントローラInfo
- Publication number
- JPH11154005A JPH11154005A JP32138597A JP32138597A JPH11154005A JP H11154005 A JPH11154005 A JP H11154005A JP 32138597 A JP32138597 A JP 32138597A JP 32138597 A JP32138597 A JP 32138597A JP H11154005 A JPH11154005 A JP H11154005A
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- JP
- Japan
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- output
- setting
- mode
- programmable controller
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- Pending
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- Safety Devices In Control Systems (AREA)
- Programmable Controllers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 CPUモジュールのストップ時、再スタート
時に出力モジュールの出力状態をオン/オフ混在の最適
値に設定可能なプログラマブルコントローラにおける出
力状態設定方法を提供する。 【解決手段】 プログラミング装置よりCPUモジュー
ルに設定入力を行って、書込まれた出力データを出力モ
ジュールを介し出力することで制御を行うプログラマブ
ルコントローラにおいて、CPUモジュールのストップ
時に、モード設定手段12、13でストップモードによ
り保持モードを選択した場合は出力選択手段14より最
後に出力された状態の出力データ11を出力し、ストッ
プモードで設定値出力を選択した場合は設定値0なら全
点オフの出力を、設定値が最適値設定ならオン/オフ混
在の最適値を出力するものである。
時に出力モジュールの出力状態をオン/オフ混在の最適
値に設定可能なプログラマブルコントローラにおける出
力状態設定方法を提供する。 【解決手段】 プログラミング装置よりCPUモジュー
ルに設定入力を行って、書込まれた出力データを出力モ
ジュールを介し出力することで制御を行うプログラマブ
ルコントローラにおいて、CPUモジュールのストップ
時に、モード設定手段12、13でストップモードによ
り保持モードを選択した場合は出力選択手段14より最
後に出力された状態の出力データ11を出力し、ストッ
プモードで設定値出力を選択した場合は設定値0なら全
点オフの出力を、設定値が最適値設定ならオン/オフ混
在の最適値を出力するものである。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラマブルコ
ントローラにおける出力モジュールの出力状態を設定す
る方法およびそのプログラマブルコントローラに関す
る。
ントローラにおける出力モジュールの出力状態を設定す
る方法およびそのプログラマブルコントローラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来はCPUモジュールがストップ時、
出力モジュールの出力は全点オフの状態か、若しくは最
後に出力された状態を出力(出力保持)するかの何れか
であった。図4は従来のプログラマブルコントローラに
おける出力モジュールのブロック図である。通常状態
(CPUラン中)ではCPUが書込んだ出力データは、
出力データラッチ31にラッチされ出力i/f34を介
して出力される。ここでCPUのストップ時に、出力状
態が全点オフか、出力保持かは、プログラミング装置を
使用して行うシステム構成の設定等で、モジュール毎で
はなくシステム全体として設定されていた。従って、C
PUがストップ時(図4、CPUストップ信号=
“L”)、全点オフの設定(保持モード信号=“L”)
では、モード設定32の出力が“L”となるため、出力
データラッチ31の値に関わらずラッチクリア33の出
力が“L”となり、出力データは全てオフとなる。又、
出力保持の設定(保持モード信号=“H”)では、モー
ド設定32の出力が“H”となり、CPUが最後に書込
んだ出力データが出力データラッチ31に保持されてい
るので、この値が出力となる。
出力モジュールの出力は全点オフの状態か、若しくは最
後に出力された状態を出力(出力保持)するかの何れか
であった。図4は従来のプログラマブルコントローラに
おける出力モジュールのブロック図である。通常状態
(CPUラン中)ではCPUが書込んだ出力データは、
出力データラッチ31にラッチされ出力i/f34を介
して出力される。ここでCPUのストップ時に、出力状
態が全点オフか、出力保持かは、プログラミング装置を
使用して行うシステム構成の設定等で、モジュール毎で
はなくシステム全体として設定されていた。従って、C
PUがストップ時(図4、CPUストップ信号=
“L”)、全点オフの設定(保持モード信号=“L”)
では、モード設定32の出力が“L”となるため、出力
データラッチ31の値に関わらずラッチクリア33の出
力が“L”となり、出力データは全てオフとなる。又、
出力保持の設定(保持モード信号=“H”)では、モー
ド設定32の出力が“H”となり、CPUが最後に書込
んだ出力データが出力データラッチ31に保持されてい
るので、この値が出力となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、全点オフか出力保持かプログラミング
装置の設定により決まっているが、最近ではプログラマ
ブルコントローラ自体も出力モジュール数が増加し多軸
制御が可能なモーションモジュールを備えるといったよ
うに機能が向上する一方で、プログラマブルコントロー
ラを用いたシステムの多様化、ネットワーク化の進行等
に伴い、従来通りCPUモジュールのストップ時に、出
力を全点オフの状態にすることが必ずしも安全とは限ら
ない状況が多く発生している。システムによっては、あ
るパターン(例えばオン/オフ混在した出力状態)の方
が安全な場合があるが、従来技術では不可能であった。
従って、個々の出力モジュール毎に出力状態を設定
し、より自由度を増したシステム構築の実現も、プログ
ラミング装置および出力モジュールがシステム全体とし
ての設定しかできないために、不可能であるという問題
があった。更に、従来の設定ではCPUモジュールが再
スタートする時に、必ず全ての出力が1スキャン以上は
オフになるため、これを防ぐにはラダーにより出力を保
持したい出力モジュールのコイルに、ラッチコイル(出
力保持コイル)を使用しなければならないので不便であ
り、プログラミングの際に注意する必要があった。ま
た、この場合も前設定の保持だけであって、任意の値を
新たに設定して再スタートさせることは不可能であると
いう問題があった。そこで、本発明は上述の問題点を解
決するために、CPUモジュールがストップしている状
態およびCPUモジュールが再スタートする状態におけ
る出力モジュールの状態を、システムに最適な状態に設
定して、システムの安全性の向上とシステムの再起動時
間の短縮を実現できるプログラマブルコントローラにお
ける出力状態設定方法およびそのプログラマブルコント
ローラを提供することを目的としている。
来例においては、全点オフか出力保持かプログラミング
装置の設定により決まっているが、最近ではプログラマ
ブルコントローラ自体も出力モジュール数が増加し多軸
制御が可能なモーションモジュールを備えるといったよ
うに機能が向上する一方で、プログラマブルコントロー
ラを用いたシステムの多様化、ネットワーク化の進行等
に伴い、従来通りCPUモジュールのストップ時に、出
力を全点オフの状態にすることが必ずしも安全とは限ら
ない状況が多く発生している。システムによっては、あ
るパターン(例えばオン/オフ混在した出力状態)の方
が安全な場合があるが、従来技術では不可能であった。
従って、個々の出力モジュール毎に出力状態を設定
し、より自由度を増したシステム構築の実現も、プログ
ラミング装置および出力モジュールがシステム全体とし
ての設定しかできないために、不可能であるという問題
があった。更に、従来の設定ではCPUモジュールが再
スタートする時に、必ず全ての出力が1スキャン以上は
オフになるため、これを防ぐにはラダーにより出力を保
持したい出力モジュールのコイルに、ラッチコイル(出
力保持コイル)を使用しなければならないので不便であ
り、プログラミングの際に注意する必要があった。ま
た、この場合も前設定の保持だけであって、任意の値を
新たに設定して再スタートさせることは不可能であると
いう問題があった。そこで、本発明は上述の問題点を解
決するために、CPUモジュールがストップしている状
態およびCPUモジュールが再スタートする状態におけ
る出力モジュールの状態を、システムに最適な状態に設
定して、システムの安全性の向上とシステムの再起動時
間の短縮を実現できるプログラマブルコントローラにお
ける出力状態設定方法およびそのプログラマブルコント
ローラを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載のプログラマブルコントローラにお
ける出力状態設定方法の発明は、プログラミング装置よ
りCPUモジュールに設定入力を行って、書込まれた出
力データを出力モジュールを介し出力することで制御を
行うプログラマブルコントローラにおける出力状態設定
方法において、CPUモジュールのストップ時に、スト
ップモードにより保持モードを選択した場合には最後に
出力された状態の出力データを出力し、前記ストップモ
ードにより設定値出力を選択した場合には設定値が0な
ら出力状態は全点オフとなり、設定値が最適値設定であ
ればオン/オフ混在の最適値出力とすることを特徴とし
ている。この構成によれば、CPUモジュールのストッ
プ時に、ストップモードの保持モードを選択すれば出力
データの出力となり、ストップモードで設定値出力を選
択すれば、設定値が0の場合は全点オフの出力を、設定
値が最適値設定の場合は任意のオン/オフ混在の設定出
力とすることができる。更に、請求項2に記載の発明
は、プログラミング装置よりCPUモジュールに設定入
力を行って、書込まれた出力データを出力モジュールを
介し出力することで制御を行うプログラマブルコントロ
ーラにおける出力状態設定方法において、CPUモジュ
ールの再スタート時に、通常モードを選択した場合は出
力状態が全点オフとなり、拡張モードを選択してかつス
トップモードで保持モードを選択した場合は最後に出力
された状態の出力データの出力を行い、前記ストップモ
ードで設定値出力を選択し設定値が最適値設定の時は出
力状態をオン/オフ混在の最適値出力とし、前記設定値
出力の設定値が0の時は出力状態を全点オフとすること
を特徴としている。この構成によれば、CPUモジュー
ルの再スタート時に通常モードを選択すれば出力状態は
全点オフとなり、拡張モードを選択した場合には、更に
ストップモードの選択設定状態を参照して、ストップモ
ードが保持モードの時は出力データを出力し、ストップ
モードが設定値出力で設定値が最適値の場合はオン/オ
フ混在の最適値出力を、設定値が0なら全点オフの出力
状態にすることができる。更に、請求項3に記載の発明
は、前記プログラマブルコントローラにおける出力状態
設定方法において、前記全点オフ出力とオン/オフ混在
の最適値出力状態を選択する設定および出力制御は、複
数の出力モジュール毎に全ての出力モジュールに対して
行われることを特徴としている。この構成によれば、複
数の出力モジュール全てにストップモードおよび通常モ
ード、拡張モードによる設定を行うことで、出力モジュ
ール毎にCPUモジュールのストップ時、再スタート時
の出力状態の設定が可能となる。更に、請求項4に記載
のプログラマブルコントローラの発明は、プログラミン
グ装置よりCPUモジュールに設定入力を行って、書込
まれた出力データを複数の出力モジュールを介し出力す
ることで制御を行うプログラマブルコントローラにおい
て、CPUモジュールのストップ時の出力状態を出力デ
ータ出力と全点オフを含むオン/オフ混在の最適値出力
とに切換えるストップモードの設定および前記CPUモ
ジュールの再スタート時に出力状態を通常モードと前記
ストップモードによる設定となる拡張モードに切換える
設定を行うモード設定手段と、前記モード設定手段の設
定による前記CPUモジュールのストップ時の設定出力
と前記CPUモジュールからの出力データを切換えて出
力する出力選択手段と、から成る出力状態設定装置を備
えたことを特徴としている。この構成によれば、プログ
ラマブルコントローラにおいてCPUモジュールのスト
ップ時は、モード設定手段によりストップモードを設定
して、出力選択手段により保持モードか設定値出力によ
る出力を行い、CPUモジュールの再スタート時は、モ
ード設定手段により通常モードか拡張モードかの設定を
行い、出力選択手段により設定に基づいた出力を行うこ
とができる。
め、請求項1に記載のプログラマブルコントローラにお
ける出力状態設定方法の発明は、プログラミング装置よ
りCPUモジュールに設定入力を行って、書込まれた出
力データを出力モジュールを介し出力することで制御を
行うプログラマブルコントローラにおける出力状態設定
方法において、CPUモジュールのストップ時に、スト
ップモードにより保持モードを選択した場合には最後に
出力された状態の出力データを出力し、前記ストップモ
ードにより設定値出力を選択した場合には設定値が0な
ら出力状態は全点オフとなり、設定値が最適値設定であ
ればオン/オフ混在の最適値出力とすることを特徴とし
ている。この構成によれば、CPUモジュールのストッ
プ時に、ストップモードの保持モードを選択すれば出力
データの出力となり、ストップモードで設定値出力を選
択すれば、設定値が0の場合は全点オフの出力を、設定
値が最適値設定の場合は任意のオン/オフ混在の設定出
力とすることができる。更に、請求項2に記載の発明
は、プログラミング装置よりCPUモジュールに設定入
力を行って、書込まれた出力データを出力モジュールを
介し出力することで制御を行うプログラマブルコントロ
ーラにおける出力状態設定方法において、CPUモジュ
ールの再スタート時に、通常モードを選択した場合は出
力状態が全点オフとなり、拡張モードを選択してかつス
トップモードで保持モードを選択した場合は最後に出力
された状態の出力データの出力を行い、前記ストップモ
ードで設定値出力を選択し設定値が最適値設定の時は出
力状態をオン/オフ混在の最適値出力とし、前記設定値
出力の設定値が0の時は出力状態を全点オフとすること
を特徴としている。この構成によれば、CPUモジュー
ルの再スタート時に通常モードを選択すれば出力状態は
全点オフとなり、拡張モードを選択した場合には、更に
ストップモードの選択設定状態を参照して、ストップモ
ードが保持モードの時は出力データを出力し、ストップ
モードが設定値出力で設定値が最適値の場合はオン/オ
フ混在の最適値出力を、設定値が0なら全点オフの出力
状態にすることができる。更に、請求項3に記載の発明
は、前記プログラマブルコントローラにおける出力状態
設定方法において、前記全点オフ出力とオン/オフ混在
の最適値出力状態を選択する設定および出力制御は、複
数の出力モジュール毎に全ての出力モジュールに対して
行われることを特徴としている。この構成によれば、複
数の出力モジュール全てにストップモードおよび通常モ
ード、拡張モードによる設定を行うことで、出力モジュ
ール毎にCPUモジュールのストップ時、再スタート時
の出力状態の設定が可能となる。更に、請求項4に記載
のプログラマブルコントローラの発明は、プログラミン
グ装置よりCPUモジュールに設定入力を行って、書込
まれた出力データを複数の出力モジュールを介し出力す
ることで制御を行うプログラマブルコントローラにおい
て、CPUモジュールのストップ時の出力状態を出力デ
ータ出力と全点オフを含むオン/オフ混在の最適値出力
とに切換えるストップモードの設定および前記CPUモ
ジュールの再スタート時に出力状態を通常モードと前記
ストップモードによる設定となる拡張モードに切換える
設定を行うモード設定手段と、前記モード設定手段の設
定による前記CPUモジュールのストップ時の設定出力
と前記CPUモジュールからの出力データを切換えて出
力する出力選択手段と、から成る出力状態設定装置を備
えたことを特徴としている。この構成によれば、プログ
ラマブルコントローラにおいてCPUモジュールのスト
ップ時は、モード設定手段によりストップモードを設定
して、出力選択手段により保持モードか設定値出力によ
る出力を行い、CPUモジュールの再スタート時は、モ
ード設定手段により通常モードか拡張モードかの設定を
行い、出力選択手段により設定に基づいた出力を行うこ
とができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に
係る出力モジュールのブロック図である。図2は本発明
の実施の形態に係るプログラミング装置の出力モジュー
ル設定画面である。図1において、出力データラッチ1
1はプログラマブルコントローラのCPUモジュールに
設定されている出力データをラッチする回路であり、設
定値ラッチ12には新たな設定データを予めセットして
置く。モード設定13ではCPUモジュールのストッブ
時の具体的なストップモードの設定を行い、セレクタ1
4にはAポートに出力データをBポートに設定データを
入力して、モード設定13の設定状態によって切換え
て、出力インターフェース(出力if)15より制御対
象へ出力する。ここで、設定値ラッチ12とモード設定
13がモード設定手段を、セレクタ14が出力選択手段
を意味することになる。つぎに動作について説明する。
先ず、プログラマブルコントローラのCPUモジュール
がストップ時に、出力させたいデータを設定値ラッチ1
2にラッチして置く。この設定値は図2で設定するもの
である。図2に示す出力モジュールの設定画面では、四
角の中に数値を入力して設定を行う。CPUモジュール
のストップ時の出力状態の設定は、図2のストップモー
ドによって選択する。ストップモードで「“0”:設定
値出力」を選択すると、下に設定値を入力する四角が表
示される。四角の中には任意の値を記入することが可能
で、“0000”と0の設定を行うと従来通りの全点オ
フの状態設定となる。又、システムに応じたオン/オフ
混在となるような最適値(例えば、図2のように“12
3F”)を四角に記入すると、電源投入時にCPUモジ
ュールが、該当する出力モジュールの設定値ラッチ12
に、これらの設定値を書き込み、設定値が予めラッチさ
れることになる。このように、CPUモジュールのスト
ップ時に出力状態が「0:設定値出力」に設定された場
合、図1に示す「ストップモード信号=“L”」とな
り、モード設定13の出力は“H”となって、セレクタ
14の出力はBポートに入力する設定値ラッチ12の値
となるため、出力データとして設定値ラッチ12の設定
値が出力される。次に、図2においてストップモードを
「“1”:保持モード」に設定した場合は、出力状態は
出力保持モードとなり、この場合は図1の回路では、
「ストップモード信号=“H”」となり、モード設定1
3の出力は“L”となるため、セレクタ14の出力には
Aポートに入力する出力データラッチ11の値が出力デ
ータとなり、出力保持モードが実現される。図1に示す
ような出力モジュールはプログラマブルコントローラに
おいては実際には多数配置されているので、実際に配置
された出力モジュール全てに図2に示したような設定を
行うことによって、出力モジュール毎にCPUモジュー
ルのストップ時の出力状態を設定することが可能にな
る。図3は本発明の実施の形態に係るプログラミング装
置のモード設定画面である。CPUモジュールが再スタ
ートする場合には、図3のようにプログラミング装置の
システム構成の設定画面に、「“1”:通常モード」
と、「“0”:拡張モード」の設定項目を準備する。通
常モードを選んだ時には、従来通り1スキャン目の出力
サービスで、全点オフのデータを出力データラッチ11
に書き込む。拡張モードを選んだ時は、図2に示したス
トップモードとリンクして、「“0”:設定値出力」の
場合はプログラミング装置で設定した値を出力とする。
ストップモードが「“1”:保持モード」の場合は、C
PUモジュール内にある最後に書込んだ出力データ値
を、1スキャン目の出力サービスで出力データラッチ1
1に書込む。なお、拡張モードとストップモードのリン
クは、図示はしていないが、例えば、図1のモード設定
13のCPUストップ入力側に、もう1段ゲート回路を
追加するか、あるいはソフトウェア等によるものでも、
いずれでもよい。
て図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に
係る出力モジュールのブロック図である。図2は本発明
の実施の形態に係るプログラミング装置の出力モジュー
ル設定画面である。図1において、出力データラッチ1
1はプログラマブルコントローラのCPUモジュールに
設定されている出力データをラッチする回路であり、設
定値ラッチ12には新たな設定データを予めセットして
置く。モード設定13ではCPUモジュールのストッブ
時の具体的なストップモードの設定を行い、セレクタ1
4にはAポートに出力データをBポートに設定データを
入力して、モード設定13の設定状態によって切換え
て、出力インターフェース(出力if)15より制御対
象へ出力する。ここで、設定値ラッチ12とモード設定
13がモード設定手段を、セレクタ14が出力選択手段
を意味することになる。つぎに動作について説明する。
先ず、プログラマブルコントローラのCPUモジュール
がストップ時に、出力させたいデータを設定値ラッチ1
2にラッチして置く。この設定値は図2で設定するもの
である。図2に示す出力モジュールの設定画面では、四
角の中に数値を入力して設定を行う。CPUモジュール
のストップ時の出力状態の設定は、図2のストップモー
ドによって選択する。ストップモードで「“0”:設定
値出力」を選択すると、下に設定値を入力する四角が表
示される。四角の中には任意の値を記入することが可能
で、“0000”と0の設定を行うと従来通りの全点オ
フの状態設定となる。又、システムに応じたオン/オフ
混在となるような最適値(例えば、図2のように“12
3F”)を四角に記入すると、電源投入時にCPUモジ
ュールが、該当する出力モジュールの設定値ラッチ12
に、これらの設定値を書き込み、設定値が予めラッチさ
れることになる。このように、CPUモジュールのスト
ップ時に出力状態が「0:設定値出力」に設定された場
合、図1に示す「ストップモード信号=“L”」とな
り、モード設定13の出力は“H”となって、セレクタ
14の出力はBポートに入力する設定値ラッチ12の値
となるため、出力データとして設定値ラッチ12の設定
値が出力される。次に、図2においてストップモードを
「“1”:保持モード」に設定した場合は、出力状態は
出力保持モードとなり、この場合は図1の回路では、
「ストップモード信号=“H”」となり、モード設定1
3の出力は“L”となるため、セレクタ14の出力には
Aポートに入力する出力データラッチ11の値が出力デ
ータとなり、出力保持モードが実現される。図1に示す
ような出力モジュールはプログラマブルコントローラに
おいては実際には多数配置されているので、実際に配置
された出力モジュール全てに図2に示したような設定を
行うことによって、出力モジュール毎にCPUモジュー
ルのストップ時の出力状態を設定することが可能にな
る。図3は本発明の実施の形態に係るプログラミング装
置のモード設定画面である。CPUモジュールが再スタ
ートする場合には、図3のようにプログラミング装置の
システム構成の設定画面に、「“1”:通常モード」
と、「“0”:拡張モード」の設定項目を準備する。通
常モードを選んだ時には、従来通り1スキャン目の出力
サービスで、全点オフのデータを出力データラッチ11
に書き込む。拡張モードを選んだ時は、図2に示したス
トップモードとリンクして、「“0”:設定値出力」の
場合はプログラミング装置で設定した値を出力とする。
ストップモードが「“1”:保持モード」の場合は、C
PUモジュール内にある最後に書込んだ出力データ値
を、1スキャン目の出力サービスで出力データラッチ1
1に書込む。なお、拡張モードとストップモードのリン
クは、図示はしていないが、例えば、図1のモード設定
13のCPUストップ入力側に、もう1段ゲート回路を
追加するか、あるいはソフトウェア等によるものでも、
いずれでもよい。
【0006】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
CPUモジュールのストップ時には、ストツプモードの
設定によって保持モードとオン/オフ混在の最適値出力
を行う設定値出力を可能にし、CPUモジュールの再ス
タート時には拡張モードの選択によって、ストップモー
ドの設定が可能なように構成したので、CPUモジュー
ルがストップしている状態およびCPUモジュールが再
スタートする状態における出力モジュールの出力状態
を、システムに最適な状態に設定することが可能にな
り、システムの安全性の向上とシステムの再起動時間を
短縮する効果がある。
CPUモジュールのストップ時には、ストツプモードの
設定によって保持モードとオン/オフ混在の最適値出力
を行う設定値出力を可能にし、CPUモジュールの再ス
タート時には拡張モードの選択によって、ストップモー
ドの設定が可能なように構成したので、CPUモジュー
ルがストップしている状態およびCPUモジュールが再
スタートする状態における出力モジュールの出力状態
を、システムに最適な状態に設定することが可能にな
り、システムの安全性の向上とシステムの再起動時間を
短縮する効果がある。
【図1】本発明の実施の形態に係る出力モジュールのブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るプログラミング装置
の出力モジュール設定画面である。
の出力モジュール設定画面である。
【図3】本発明の実施の形態に係るプログラミング装置
のモード設定画面である。
のモード設定画面である。
【図4】従来の出力モジュールのブロック図である。
11 出力データラッチ 12 設定値ラッチ 13 モード設定 14 セレクタ 15 出力インターフェース
Claims (4)
- 【請求項1】 プログラミング装置よりCPUモジュー
ルに設定入力を行って、書込まれた出力データを出力モ
ジュールを介し出力することで制御を行うプログラマブ
ルコントローラにおける出力状態設定方法において、 CPUモジュールのストップ時に、ストップモードによ
り保持モードを選択した場合には最後に出力された状態
の出力データを出力し、前記ストップモードにより設定
値出力を選択した場合には設定値が0なら出力状態は全
点オフとなり、 設定値が最適値設定であればオン/オフ混在の最適値出
力とすることを特徴とするプログラマブルコントローラ
における出力状態設定方法。 - 【請求項2】 プログラミング装置よりCPUモジュー
ルに設定入力を行って、書込まれた出力データを出力モ
ジュールを介し出力することで制御を行うプログラマブ
ルコントローラにおける出力状態設定方法において、 CPUモジュールの再スタート時に、通常モードを選択
した場合は出力状態が全点オフとなり、拡張モードを選
択してかつストップモードで保持モードを選択した場合
は最後に出力された状態の出力データの出力を行い、前
記ストップモードで設定値出力を選択し設定値が最適値
設定の時は出力状態をオン/オフ混在の最適値出力と
し、 前記設定値出力の設定値が0の時は出力状態を全点オフ
とすることを特徴とするプログラマブルコントローラに
おける出力状態設定方法。 - 【請求項3】 前記プログラマブルコントローラにおけ
る出力状態設定方法において、前記全点オフ出力とオン
/オフ混在の最適値出力状態を選択する設定および出力
制御は、複数の出力モジュール毎に全ての出力モジュー
ルに対して行われることを特徴とする請求項1又は2記
載のプログラマブルコントローラにおける出力状態設定
方法。 - 【請求項4】 プログラミング装置よりCPUモジュー
ルに設定入力を行って、書込まれた出力データを複数の
出力モジュールを介し出力することで制御を行うプログ
ラマブルコントローラにおいて、 CPUモジュールのストップ時の出力状態を出力データ
出力と全点オフを含むオン/オフ混在の最適値出力とに
切換えるストップモードの設定および前記CPUモジュ
ールの再スタート時に出力状態を通常モードと前記スト
ップモードによる設定となる拡張モードに切換える設定
を行うモード設定手段と、 前記モード設定手段の設定による前記CPUモジュール
のストップ時の設定出力と前記CPUモジュールからの
出力データを切換えて出力する出力選択手段と、から成
る出力状態設定装置を備えたことを特徴とするプログラ
マブルコントローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32138597A JPH11154005A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | プログラマブルコントローラにおける出力状態設定方法およびプログラマブルコントローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32138597A JPH11154005A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | プログラマブルコントローラにおける出力状態設定方法およびプログラマブルコントローラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11154005A true JPH11154005A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=18131972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32138597A Pending JPH11154005A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | プログラマブルコントローラにおける出力状態設定方法およびプログラマブルコントローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11154005A (ja) |
-
1997
- 1997-11-21 JP JP32138597A patent/JPH11154005A/ja active Pending
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