JPH11153604A - 自動分析方法および装置 - Google Patents

自動分析方法および装置

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JPH11153604A
JPH11153604A JP31991497A JP31991497A JPH11153604A JP H11153604 A JPH11153604 A JP H11153604A JP 31991497 A JP31991497 A JP 31991497A JP 31991497 A JP31991497 A JP 31991497A JP H11153604 A JPH11153604 A JP H11153604A
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JP
Japan
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water
reaction
sample
washing
reagent
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Application number
JP31991497A
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English (en)
Inventor
Hiroko Fujita
浩子 藤田
Mitsuo Hattori
充雄 服部
Kyoko Imai
恭子 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Instruments Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Instruments Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】試料、試薬又はそれらの反応液と接触する部分
を、化学薬品を原料とする洗浄液を用いることなしに効
果的に洗浄するのに適した自動分析方法および装置を提
供すること。 【解決手段】サンプル容器25内の試料は反応容器4に
注入され、該反応容器にはさらに試薬容器6A、6Bか
ら試薬が注入される。反応容器4内の反応液は多波長光
度計10によって測定される。測定が終了した反応容器
4は洗浄機構11により洗浄される。すなわち、測定済
の反応容器内の液が吸引ノズル12により吸引され、そ
の後、洗浄液タンク13A又は13Bから供給される強
酸性水又は強アルカリ性水からなる洗浄液が注入ノズル
14により空の反応容器に注入され、これを洗浄する。
強酸性水および強アルカリ性水は電解槽59内で微量の
食塩を含む水道水を電気分解することにより生成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動分析方法および
装置、特に試料、試薬又はそれらの反応液と接触する部
分の洗浄に改良を加えた自動分析方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】血液や尿などの生体試料中の無機イオ
ン、たんぱく、含窒素成分、糖、脂質、酵素、ホルモ
ン、薬物などの生化学成分を分析する臨床化学分析の大
部分は、自動分析装置で分析されている。この自動分析
装置のうち、使い捨てのデイスポーザブル反応キュベッ
トを用いる装置以外の装置は、測定後反応キュベット
(反応容器)を洗浄して再使用する方式をとっている。
【0003】血液や尿中には、タンパク質や、脂質など
が含まれ、また、試薬中にも酵素などのタンパク質成分
が含まれるものが特に最近多く見られるようになり、反
応キュベットは汚れが付着しやすい状況にある。
【0004】これらの汚れに対し、従来はテストごとに
水洗浄を、あるいは特別に改良された装置では洗浄剤に
よる自動洗浄を行っている。また、テストごとの自動洗
浄とは別に、メンテナンス機能として別個に反応キュベ
ットの洗浄機能が設けられた製品も知られている。
【0005】特開平5−297006は、反応管やサン
プリングプロ−ブを第1ステップとしてアルカリ性洗浄
液で洗浄し、第2ステップとして酸性洗浄液で洗浄し、
そして第3ステップとして純水又は緩衝液で洗浄するこ
とを教示している。アルカリ性洗浄液及び酸性洗浄液と
しては界面活性剤を含むものが用いられている。
【0006】また、特開平5−16472は、サンプル
の分析に使用された後の反応容器に水を満たし、その反
応容器に関し、多波長光度計によって吸収スペクトルを
測定し、スペクトルパターンに基づいて、キュベットの
汚染原因を判定することを教示している。この特開平5
−164762では、汚染原因に適した洗剤が決定さ
れ、選択された洗剤を用いて反応容器が洗浄される。こ
の特開平5−164762に記載された洗剤の種類は、
酸性洗剤、アルカリ性洗剤、およびタンパク分解酵素入
りの洗剤である。洗浄剤の成分の種類としては、アルカ
リ液、酸性液、中性洗剤(界面活性剤)、次亜塩素酸塩剤
などがあげられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】水酸化ナトリウム等の
アルカリ液は脱脂洗浄力が強く、蛋白質、有機物、油脂
類の汚れに対して有効であり、汚れを溶解、分解する。
また、微生物の繁殖を防止する効果がある。中性洗剤は
汚れをエマルジョンにして水に分散させ、また、汚れを
溶解、分解する。有機物、脂質に効果がある。
【0008】酸性液は汚れを溶解、分解し、無機物、有
機物に有効である。硫酸、塩酸などの無機酸は工業洗浄
の分野では重要な洗浄力を発揮するが、激しい化学作用
を持っていたり、毒性の強いものが多い。そこで、一般
には、酸性度が低く毒性もあまり強くない、酒石酸、ク
エン酸などの有機酸が酸性洗剤の成分として使用される
ことが多い。
【0009】次亜塩素酸塩系の洗剤は、汚れを溶解、分
解する。さらに、汚れを酸化させ、また、発泡させるこ
とにより、固化した汚れを剥離、溶解させる効果があ
る。また、微生物の繁殖防止にも高い効果があり、有機
物、無機物、微生物の殺菌などに有効である。以上のよ
うに、汚れの種類によって洗浄剤のそれぞれの成分が有
効であるが、血液や尿中には、蛋白質、脂質その他の種
々の成分が含まれており、また、測定試薬中には色素な
ども含まれているために汚れの種類は一様ではなく、ま
た、その程度も画一ではない。
【0010】汚れの種類や程度により洗浄液の種類を選
択し得ることが望ましいが、自動分析装置の場合、しか
も特にシングルラインで複数項目分析のランダムアクセ
ス方式の自動分析装置の場合は、一つの反応キュベット
(反応容器)にランダムにいろいろな性質の反応液が入
るために、連続分析中にはその汚れに適当な洗浄液を選
択して自動洗浄することが難しい。そのため、多くの自
動分析装置では連続分析中は水洗浄のみ、あるいは単一
成分の洗浄で洗浄しているのが実状である。
【0011】しかし、単なる水洗浄のみ、また、汚れに
対し適切でない界面活性剤の溶液等のみでは、毎回の汚
れを除去しきれず、結局、体積、固化した汚れを連続分
析中とは別個に定期的に次亜塩素酸ナトリウムや酵素洗
剤系の洗浄剤で手動にて、あるいは洗浄の専用機能で落
とすことが必要であり、メンテナンス面で煩雑さが問題
になっていた。
【0012】これに対し、次亜塩素酸ナトリウム系の洗
浄液は、比較的強力な洗浄力を持ち、また殺菌剤として
も有効である。殺菌、消毒液としては、次亜塩素酸塩溶
液、さらし粉溶液、クレゾール、フェノール系消毒剤、
70%エタノール溶液、70%イソプロピルアルコール
溶液、抗生物質、化学療法剤などの抗微生物薬、硫酸銅
などの抗菌力のある金属塩がある。装置の機構が複雑に
ならないこと、短時間で効果があること、耐性菌が出現
しにくいこと、比較的廉価であること、装置を構成する
部品に対して悪影響の少ないこと等の理由から、次亜塩
素酸ナトリウム溶液等は有力な洗浄殺菌剤である。しか
し、次亜塩素酸イオンは光、温度により分解しやすく、
有効濃度を保持することが難しい。また、強力な酸化剤
であるため、反応を阻害するなど、洗剤が残留した場合
のデータへの影響が大きく、連続分析中の自動洗浄用洗
剤には使用できない。そこで、結局、比較的多種類の汚
れに対し最大公約数的に有効である、アルカリ液を装置
に搭載し、連続分析中の洗浄剤として使用する場合が多
かった。
【0013】近年、環境上の問題が注目されるにつれ、
環境排水、すなわち、病院、研究所などの排水について
も規制が厳しくなり、自動分析装置の排水についても考
慮しなければならなくなっている。
【0014】一般に、装置からの廃液は公害や感染など
の原因にならないよう、水質汚濁防止法、下水道処理
法、廃棄物処理法などの法律に従がって適切な処理をす
る必要がある。特に、自動分析装置の廃液は試料が患者
検体であることが多いという性質上、消毒、滅菌処理も
必要である。しかし、問題はこればかりでなく、pHの
管理にもある。すなわち、最近の自動分析装置では上述
したように洗浄剤としてアルカリ液や酸性液を使用する
ことが普通になってきており、廃液のpHに留意する必
要が生じてきている。通常、国のpH規制は5.8〜
8.6の範囲であるが、たとえば0.1N−NaOH
(pH約13)を含む洗浄液を使用した場合、淡排水
(装置内の各部位の洗浄水およびすすぎ水を含む)1リ
ットル中には水酸化ナトリウム換算で0.1〜1.0m
mol/リットルのアルカリが含まれる計算となる。実
際に淡排水のpH測定を行ってみると、水洗浄などによ
り多少希釈されるものの、廃液のpHは10〜11程度
であり、規制範囲を超えて入る。
【0015】一般に、化学分析を行ったり分析装置を所
有する施設や工場、研究所などでは、実験廃液処理のた
めの中和設備を持つのが通常である。
【0016】また、医療関連機関など、感染のおそれの
ある排水を排出する可能性のある施設では、施設内で、
消毒、滅菌設備を設けている。
【0017】しかし、自動分析装置に関していえば、小
規模な病院や検診センターなど、廃液処理設備を持たな
い施設の場合は、自動分析装置の排水専用の中和槽を設
置して中和処理を行ったり、また、排水タンクに一時的
に保溜し、人手により薬品を投入して中和した後に排水
している。さらに、感染の恐れのある廃水については、
タンクに薬品を投入したり、高圧滅菌等の処理を施した
後、排出する流路配管をしているのが現状である。
【0018】しかし、専用の中和槽の設置には、自動分
析装置の設置のたびに行う工事の煩雑さや、設置のスペ
ースが必要であるという問題がある。また、人手により
中和する場合には、pH指示薬を用いてpHを調整しな
がら酸あるいはアルカリを注入する必要があり、非常に
作業が大変であり、また、危険も伴う。
【0019】また、施設全体の排水を処理する中和設備
をもっている施設の場合でも、自動分析装置の設置のた
めに施設全体の中和設備の維持管理作業が膨大になるな
どの問題がある。
【0020】また、pH以外にも、洗剤の成分である酸
やアルカリの成分が、ある特定の測定試薬中の成分と反
応し、不溶解性の塩を生成し、流路を詰まらせるなどの
問題を起こし得る。
【0021】また、上述したような、汚れに対しての特
別な対策機能を有する自動分析装置では、pHの問題以
外にも、複数種類の洗浄剤、殺菌剤をセットするスペー
ス上の問題、それらの洗浄剤を使用する上での機構の複
雑さ、洗浄機構を動作する上でのソフトウエア上の複雑
さ、ランニングコストの問題が考慮されていない。さら
に、複数種類の洗浄剤や殺菌剤が反応キュベット内や試
薬ピぺッティング機構内で混合された場合の測定データ
への影響が問題となっている。
【0022】さらに、消毒、滅菌の面では、施設全体の
廃液に微生物が必要以上に拡散してしまうこと、および
施設全体の廃水を消毒、滅菌しなければならないことが
問題である。これに伴い、消毒剤が希釈されすぎ、効力
が落ちる問題がある。特に、大部分の消毒剤は有機物質
などの存在で効力が低下するため、施設全体の廃水の消
毒、滅菌となると、効力の維持が困難であり、事実上、
実施困難である。特に、自動分析装置内における、患者
検体を含む反応液の接する部分、即ち、試料用ピペッタ
や反応容器、廃液流路の消毒、滅菌は、消毒剤の残存に
よるデータへの悪影響、連続分析中に洗浄液の他に消毒
液を使用することに伴う装置上の複雑さ、処理能力の低
下等の問題がある。
【0023】本発明の目的は、試料、試薬又はそれらの
反応液と接触する部分を、化学薬品を原料とする洗浄液
を用いることなしに効果的に洗浄するのに適した自動分
析方法および装置を提供することにある。
【0024】本発明の他の目的は、試料、試薬又はそれ
らの反応液と接触する部分を効果的に洗浄した後の廃液
のpH処理を省くのに適した自動分析方法および装置を
提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明では、反応容器に
は試料が注入されると共に試薬が注入され、それに基づ
いてそれらの反応液が生成される。その生成された反応
液が測定され、その測定された反応液は前記反応容器か
ら排出される。また、前記試料、試薬又は反応液と接触
する部分は前記試料注入から前記反応液の排出までの間
に洗浄液を用いて洗浄される。さらに、強酸性水及び強
アルカリ性水が生成され、その少なくとも一方は前記洗
浄水として用いられる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施例によれば、微量の
食塩を含む水道水が電気分解され、これによって、強酸
性水および強アルカリ性水が生成される。試料、試薬又
はこれらの反応液と接触する部分である被洗浄部は洗浄
液を用いて洗浄される。その洗浄液としては、生成され
た強酸性水および強アルカリ性水の少なくとも一方が用
いられる。すなわち、被洗浄部はその汚れの種類や程度
に応じて強酸性水又は強アルカリ性水のどちらか一方を
用いて、又はその両方を時間をずらして用いて洗浄され
る。これによれば、被洗浄部の効果的な洗浄が期待され
る。また、強酸性水および強アルカリ性水の原料は微量
の食塩を含む水道水であって、化学薬品をその原料とす
る必要がない。また、生成された強酸性水および強アル
カリ性水は放置あるいは水道水との混合によりすぐにも
との水に戻る。このため、廃液の処理が全く必要ない。
さらに、強酸性水が生成されるときは有効塩素も生成さ
れるため、これにより殺菌、すなわち菌の除去ないしは
抑制が図られる。
【0027】被洗浄部の典型例は反応容器(これをその
まま測定容器として用いられることが多い)である。こ
の反応容器には試料が注入され、さらに試薬が注入され
る。反応容器内では試料と試薬の両者が反応するように
攪拌され、その反応した反応液は測定され、その測定さ
れた反応液は反応容器から排出される。反応液が排出さ
れた反応容器はその汚れの種類や程度に応じて強酸性水
又は強アルカリ性水のどちらか一方を用いて、又はその
両方を時間をずらして用いて洗浄される。前述のよう
に、強酸性水および強アルカリ性水は微量の食塩を含む
水道水を電気分解することによって生成される。
【0028】水の電気分解は、電解槽(隔膜をはさんで
陽および陰の電極がセットされた箱)の中で行われる。
陽極では水は、式(1)のように水素イオン(H+)と
酸素(O2)に分解される。
【0029】 2H2O→4H++1/2 O2+4e- (1) この分解が起こると、水素イオン(H+)が多くなるの
で、pHが低くなり、酸性を示す(pH2.4〜3.0
程度)。
【0030】微量添加された食塩(NaCl)のうち塩
素イオン(Cl-)は陽極で電子(e-)を奪われて塩素
(Cl2)となり、さらに種々の塩素関連物質を生成す
る。結果として、陽極からは酸素、塩素ガスおよびそれ
らを溶存した強酸性水を生成する。
【0031】陰極では、式(2)のように、水は電子
(e-)を奪って水素(H2)と水酸イオン(OH-)と
になる。
【0032】 2H2O+4e-→H2+2OH- (2) この反応が進むと、水酸イオン( OH-)が多くなるの
で、pHが高くなり、アルカリ性を示す(pH11〜1
2程度)。
【0033】食塩(NaCl)のうちナトリウムイオン
(Na+)は隔膜を通過し、陰極に集まり、他の金属イ
オン(Ca2+、Mg2+)も陰極に集まる。結果として、
陰極からは水素ガスおよび強アルカリ水を生成する。
【0034】以上のようにして生成された強酸性水は酸
性度が強く、酸化力が大きい。また、塩素および塩素関
連物質が生成されることから有効塩素量も多く、強い除
菌作用を持つ。すなわち、有効塩素の大部分は次亜塩素
酸(HClO)であり、菌体と接触すると活性の強い酸
素を放出し、きわめて強い酸化力を発揮し、除菌作用を
生み出す。これを化学式で示すと、式(3)、式(4)
のようになる。有効塩素の大部分は次亜塩素酸(HCl
O)の形で強酸性水の中に存在する。
【0035】 Cl2+H2O→HCl+HClO(次亜塩素酸) (3) 次亜塩素酸は菌体と接触すると下記のように活性の強い
酸素が発生し、これが強い酸化力を発揮し、除菌効果を
生み出す。
【0036】 以上のように、反応容器の洗浄に使用される強酸性水お
よび強アルカリ性水は、水道水の電気分解により生成さ
れ、それぞれの特性を生かすように使用される。すなわ
ち、タンパク汚れを溶解、分解するにはアルカリ液が有
効であり、また、固化するような汚れには強酸性水が有
効である。さらに、強酸性水は殺菌効果があるため、患
者由来の試料を殺菌することができる。このため、単独
成分の洗剤やただの水洗浄と比較して強力な洗浄力、殺
菌力が生まれる。従って、むやみに洗浄液濃度を高くす
る必要がなくなり、測定データへの影響の心配も無用と
なる。また、アルカリ洗剤等で測定試薬中の成分と反応
して不溶性の塩を生成し、流路を詰まらせる等のトラブ
ルの起こる心配もない。また、一般の化学薬品と異な
り、薬物の残留性もない。さらに、原料は食塩水であ
り、数種類の洗浄剤をセットするスペース、それを動作
させる機構も不要である。また、ランニングコストもお
さえることができる。
【0037】生成される強酸性水およびアルカリ性水
は、十分な洗浄力があり、しかも測定データへの影響が
全くないため、連続分析中の自動洗浄液として使用する
ことができ、洗浄の完全自動化を図ることができ、メン
テナンスの簡略化にも貢献することができる構成の自動
分析装置が提供される。洗浄液の成分が測定試薬中の成
分と反応することもなく、薬物の残留性もない。
【0038】次に、本発明を採用した実施例について説
明する。図1にシングルマルチタイプの自動分析装置の
概略構成図を示す。図1において、3は反応ディスクで
あり、この反応ディスク3の外周上には、たとえば12
0個というような、多数の反応容器(測定容器)4が設
けられている。また、反応ディスク3の全体は、恒温槽
によって、所定の温度に保持されている。サンプルディ
スク1には血清または尿のごとき生体試料を収容したサ
ンプル容器25が配置されている。各サンプル容器25
内の試料はピペットノズルを有する血清サンプリング機
構2によって反応ライン上の反応容器4へ分注(注入)
される。試薬ディスク5A、5Bにはそれぞれ多数の分
析項目のための試薬容器6A、6Bが収納されている。
一対の試薬分注機構7A、7Bは、ピペットノズル内
に、分析すべき項目に応じた試薬を吸入し、反応ライン
上の反応容器4へ吐出、注入する。反応ディスク3の付
近には攪拌機構8、多波長光度計10、反応容器洗浄機
構11等が配置されている。
【0039】反応容器4の列は、光源26からの光束を
横切るように反応ディスク3の回転によって移動され
る。反応容器を通った光は多波長光度計10へ導かれ
る。反応容器洗浄機構11は測定済みの反応液が入って
いる反応容器を次々と洗浄する。19はマイクロコンピ
ュータ、23はインターフェース、18は対数変換器お
よびA/D変換器、17は試薬用ピペッタポンプ、16
は洗浄水供給ポンプ、12は吸引ノズル、13は洗浄液
タンク、14は注入ノズル、15はサンプルピペッタポ
ンプである。また、20はプリンタ、21はCRT、2
2は記憶装置としてのフロッピーディスク、24は操作
パネルである。
【0040】上述の構成において、操作者は操作パネル
24を用いて分析すべき各試料に関する分析依頼情報の
入力を行う。入力された分析依頼情報は、マイクロコン
ピュータ19内のメモリに記憶される。サンプル容器2
5に入れられ、サンプルディスク1の所定の位置にセッ
トされた試料は、マイクロコンピュータ19のメモリに
記憶された分析依頼情報に従ってサンプリング機構2の
ピペットノズルにより反応容器4に所定量分注(注入)
される。
【0041】120個の反応容器4が設置されている反
応ディスク3は、マシンサイクル(20秒)ごとに1周
と1反応容器分(121個分)回転する。試料が分注さ
れた反応容器4には試薬ディスク5A、5Bに配置され
た試薬容器6A、6Bのうち、記憶されている分析依頼
情報に従って、所定の試薬容器6A又は6Bが選択さ
れ、試薬分注機構7A又は7Bのノズルを用いてピペッ
タポンプ17により反応容器4に所定量が分注(注入)
され、攪拌機構8により攪拌、混合される。反応容器4
内における試料と試薬との反応の過程は一定時間ごとに
多波長光度計10によって測光され、分析項目に応じて
それぞれ設定された2つの波長を用いて混合液の吸光度
が測定される。測定された吸光度を表す信号は対数変換
器およびA/D変換器18、インターフェース23を介
してマイクロコンピュータ19に取り込まれる。
【0042】取り込まれた吸光度信号は濃度値に変換さ
れ、各分析項目の濃度値がフロッピーディスク22に保
存されるとともに、プリンタ20に出力される。また、
CRT21に検査結果のデータを表示させることもでき
る。
【0043】測定が終了した反応容器4は洗浄機構11
により洗浄される。すなわち、測定済の反応容器内の液
が吸引ノズル12により吸引され、その後、洗浄液タン
ク13から供給される強酸性水あるいは強アルカリ性水
であるどちらかの洗浄液が注入ノズル14により空の反
応容器に注入される。もちろん、強酸性水および強アル
カリ性水の両方を時間をずらして注入してもよい。洗浄
液(強酸性水および強アルカリ性水の少なくとも一方)
の排出後、洗浄水供給ポンプ16から送られる蒸留水を
反応容器に注入し、これを吸引排出する。蒸留水の注
入、吸引を数回繰り返すことにより、水洗浄(水すす
ぎ)が行われ、洗浄が終了する。洗浄の終了した反応容
器は反応ライン上で次の分析に供される。
【0044】図2に図1の自動分析装置における廃液の
流路系統図を示す。図2において、蒸留水のタンク27
内の洗浄水28は送水ポンプ29により給水電磁弁3
0、31を経て各々分岐管32、シリンジ33に供給さ
れる。分岐管32によって分配された洗浄水28は注水
ノズル56を介して反応容器4内に注入される。一方、
廃液系については、吸入ノズル12は濃廃液びん37に
接続してあり、吸入ノズル35および吸入ノズル36は
淡廃液びん38に吸上電磁弁39を介して接続してあ
る。さらに、濃廃液びん37と淡廃液びん38には真空
ポンプ40に接続された真空タンク53と廃液電磁弁4
1、42が接続されている。
【0045】真空ポンプ40により真空タンク53内は
減圧状態にされるので、反応容器4内の濃廃液43は吸
入ノズル12で濃廃液びん37に吸い上げられ、淡廃液
44は吸入ノズル35で淡廃液びん38に吸い上げられ
る。次いで独立の流路を経て配水管45、46に排出さ
れる。最終段階の吸入ノズル36で吸い上げられた廃液
は淡廃液びん38に同様に吸い上げられる。廃液の吸い
上げ時にはノズルアーム34を下降させ、吸上げ電磁弁
39および真空電磁弁47を開き、廃液電磁弁41、4
2を閉じることにより、反応容器4内の廃液吸引を行
い、その後、逆の動作にて廃液をびんの外へ排出する。
この廃液排出動作と同期して反応容器4への洗浄水の注
入を行う。このとき、反応容器4よりオーバーフローし
た洗浄水を吸引するため、オーバーフローノズル48が
設けられている。
【0046】一方、反応容器4へ洗浄液(強酸性水およ
び強アルカリ水)を供給する場合には給水電磁弁31を
閉め、洗剤電磁弁49を酸性洗浄液50Aあるいはアル
カリ性洗浄液50Bの入っているタンク13とシリンジ
33の導通流路側とし、シリンジ33を下降動作させる
ことにより、規定量の酸性洗浄液50Aあるいはアルカ
リ性洗浄液50Bをシリンジ側に吸引する。その後、シ
リンジ33を上昇動作させると同時に給水電磁弁31を
開く。このとき、洗剤電磁弁49は混合びん51側流路
と導通する側に切り替えることにより、流路内に吸引さ
れていた酸性洗浄液50Aあるいはアルカリ性洗浄液5
0Bは蒸留水28と共に混合びん51に導入され、均一
化された後、洗剤注入ノズル14により反応容器4に注
入される。以上のような動作により反応液および洗浄廃
液は排水管45および排水管46を経て装置外に排出さ
れる。
【0047】図3に本発明において使用される強酸性水
および強アルカリ性水の生成機構原理を含む詳細を示
す。塩水タンク57内の食塩水は塩水ポンプ72により
電解槽73に送られる。電解槽73には、陽イオン交換
膜からなる隔膜63をはさんで陽極60、陰極61の電
極、および直流電源62がセットされている。食塩水を
電気分解すると、食塩水は水素イオン(H+)と酸素
(O2)に分解され、水素イオン(H+)が多くなるの
で、pHが低くなり、酸性を示す(pH2.4〜3.0
程度)。微量添加された食塩(NaCl)のうち塩素イ
オン(Cl-)は陽極60で電子(e-)を奪われて塩素
(Cl2)となり、さらに種々の塩素関連物質を生成す
る。結果として、陽極60からは酸素、塩素ガスおよび
それらを溶存した強酸性水を生成する。陰極61では、
水は電子(e)を奪って水素(H2)と水酸イオン(O
-)とになる。この反応が進むと水酸イオン(OH-
が多くなるのでpHが高くなり、アルカリ性を示す(p
H11〜12程度)。
【0048】食塩(NaCl)のうちナトリウムイオン
(Na+)は隔膜68を通過し、陰極61に集まり、他
の金属イオン(Ca2+、Mg2+)も陰極61に集まる。
結果として陰極61からは水素ガスおよび強アルカリ性
水が生成される。結局、陽極室64からは活性の高い発
生期の酸素と塩素が発生し、高い水素イオン濃度(低p
H)の強酸性イオン水が生成される。また、陰極室65
からは水素が発生し、高い水素イオン濃度(高pH)の
強アルカリイオン水が生成される。生成された強酸性水
は送水ポンプ66により洗浄液タンク13Aに溜めら
れ、酸性洗浄液50Aとなる。また、生成された強アル
カリ性水は送水ポンプ81により洗浄液タンク13Bに
溜められ、アルカリ性洗浄液50Bとなる。
【0049】操作者は、操作パネル24を用いて分析す
べき各試料と使用する試薬の混合反応液に対し使用すべ
き洗浄液の種類等の情報入力を行う。入力された洗浄情
報はマイクロコンピュータ19内のメモリに記憶され、
反応容器の洗浄時、強酸性水および強アルカリ性水の少
なくとも一方が、すなわちそれらのうちのいずれか又は
両方が自動的に選択され、自動洗浄される。もちろん、
両方が選択される場合はその使用順序も決められる。
【0050】図4に連続分析中の自動洗浄用の洗浄剤と
して、従来の水を用い、分析項目としての中性脂肪(T
G)とリパーゼを同一装置で測定した結果を示す。汚れ
のない反応容器の場合は、リパーゼに関する10回の測
定平均値は18.2IU/リットルであり、単独測定時
の再現性ばらつきは1.0IU/リットル程度である。
ところが、中性脂肪(TG)を測定した後に同じ容器で
次にリパーゼを測定するとリパーゼの測定平均値は3
1.4IU/リットルと、13.4IU/リットルも高
値になり、正しく測定されない。かつ、ばらつきが非常
に大きくなっている。これは、中性脂肪(TG)測定試
薬中に含まれる、リポプロテインリパーゼを洗浄しきれ
ず、反応容器に残存したためである。
【0051】図5に連続分析中の自動洗浄用の洗浄液と
して、本発明に基づく強酸性イオン水の酸性洗浄液を用
い、図4の例と同様に中性脂肪(TG)とリパーゼを同
一分析装置で測定した結果を示す。汚れのない反応容器
の状態では、リパーゼの測定平均値は14.4IU/リ
ットルであった。中性脂肪(TG)を測定した反応容器
で次にリパーゼを測定しても、リパーゼの測定平均値は
14.2IU/リットルと、中性脂肪(TG)の影響を
受けずに正しく測定され、本発明に基づく洗浄液の洗浄
効果が確認できた。
【0052】また、図5の洗浄後に排出される廃液は、
水道水との混合、放置により中性の水にもどるため、p
Hの中和処理が全く不要であり、このための付属処理や
施設維持費も全く不要である。さらに、手作業による中
和処理に伴う危険や煩雑さも不要である。
【0053】以上までの説明は反応容器の洗浄に本発明
を適用した例について行ったが、この種の洗浄液および
洗浄液生成方法は、自動分析装置の試料用ピペットノズ
ル、試薬用ピペットノズル、攪拌棒などの洗浄に対して
も適用され得る。これらについても、不十分な洗浄、試
薬類の残り、汚れなどによりデータ不良が引き起こされ
ることは、反応容器の場合と同様である。
【0054】表1に、強酸性水と他の殺菌用薬品との菌
の除去、抑制効果について本発明例と従来例との比較結
果を示す。初期個数が2万〜800万個の菌が除去され
るまでの所要時間を測定し、比較した。表1に示したよ
うに、強酸性水は次亜塩素酸ナトリウムと同等以上の除
去、抑制効果を持つことが確認された。
【0055】
【表1】
【0056】また、強酸性水を排水後のpHについて調
べた結果を図6に示す。一般の水道水で2倍程度に希釈
するとpHは5以上、3倍希釈ではほぼ中性となった。
実際には、他の洗浄すすぎ水等が混入し、さらに希釈さ
れると思われるため、排水管に排水される廃液は、この
ように特別な中和処理を行うことなく、そのままの排水
で全く問題のないことが確認された。
【0057】なお、実施例では、強酸性水の性質上、腐
食の可能性があることから、配管、弁、ポンプについて
は、接続部がポリプロピレン(塩化ビニル、ポリエチレ
ンなどの樹脂製であれば可)のものを用いた。しかし、
金属製のものでも強酸性水で洗浄後、水道水で再び洗浄
し、洗い流すことで使用可能であり、すべてが樹脂製で
ある必要はない。
【0058】本発明の実施例によれば、被洗浄部を、化
学薬品ではなく、単に微量の食塩を含む水道水を原料と
して生成される強酸性水又は強アルカリ性水を用いて洗
浄することにより、従来のアルカリ液や水等の洗浄に比
べて優れた洗浄力が得られる。それゆえ従来困難とされ
ていた互いに影響しあう項目をも順次分析することがで
きる。このため、分析項目のために正確な測定結果が得
られ、洗浄不良によるデータ不良をなくすことができる
ばかりでなく、処理スピードを落とすことなく測定する
ことが可能である。また、洗浄の完全自動化を可能にし
たため、定期的に行うメンテナンスの煩雑さから開放さ
れ得る。さらに、高い洗浄効果が得られるので、ランニ
ングコストを低減できる。さらに、洗浄液の残存による
測定データへの影響もない。また、洗浄力と同時に、高
い殺菌効果を有するため、試料の接触流路の殺菌が可能
である。
【0059】また、排出後の廃液は、アルカリや酸な
ど、特別な薬品を使用していないため、水道水による希
釈、放置で簡単にもとの水に戻り、pHの中和処理が不
要であり、このための付属処理や施設維持費も不要であ
る。さらに、手作業による処理に伴う危険や煩雑さも不
要である。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、試料、試薬又はそれら
の反応液と接触する部分を、化学薬品を原料とする洗浄
液を用いることなしに効果的に洗浄するのに適した自動
分析方法および装置が提供される。
【0061】本発明によればまた、試料、試薬又はそれ
らの反応液と接触する部分を効果的に洗浄した後の廃液
のpH処理を省くのに適した自動分析方法および装置が
提供される。
【0062】本発明によれば更に、試料等の接触部を殺
菌するのに適した自動分析方法及び装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく一実施例を示す自動分析装置の
動作原理図。
【図2】本発明に基づく一実施例を示す自動分析装置に
おける廃液の流路系統図。
【図3】図2の本発明に係る部分の一実施例の詳細図。
【図4】従来例による中性脂肪(TG)とリパーゼの測
定結果を示すグラフ。
【図5】本発明例による中性脂肪とリパーゼの測定結果
を示すグラフ。
【図6】強酸性水の希釈倍率とpHの関係を示すグラ
フ。
【符号の説明】
1:サンプルディスク機構、2:血清サンプリング機
構、3:反応ディスク、4:反応容器、5:試薬ディス
ク機構、6:試薬容器、7:試薬ピペッティング機構、
8:攪拌機構、10:多波長光度計、11:洗浄機構、
12:吸引ノズル、13:洗浄液タンク、14:洗浄液
注入ノズル、15:血清用ピペッタ、16:洗浄水ポン
プ、17:試薬用ピペッタ、18:対数変換器およびA
/D変換器、19:マイクロコンピュータ、20:プリ
ンタ、21:CRT、22:フロッピーディスク、2
3:インターフェース、24:操作パネル、25:試料
容器、26:光源、27:給水タンク、28:洗浄水、
29:送水ポンプ、30、31:給水電磁弁、32:分
岐管、33:シリンジ、34、35、36:吸入ノズ
ル、37:濃廃液びん、38:淡廃液びん、39:吸上
げ電磁弁、40:真空ポンプ、41、42:廃液電磁
弁、43:濃廃液、44:淡廃液、45、46:排水
管、47:真空電磁弁、48:オーバーフローノズル、
49:洗剤電磁弁、50A:酸性洗浄液、50B:アル
カリ性洗浄液、51:洗浄液びん、52:洗浄液ノズ
ル、53:真空タンク、56:洗浄水注入ノズル、5
7:塩水タンク、58:塩水ポンプ、59:電解槽、6
0:陽極、61:陰極、62:直流電流、63:隔膜、
64:陽極室、65:陰極室、66、67:送水ポン
プ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 充雄 茨城県ひたちなか市堀口字長久保832番地 2 日立計測エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 今井 恭子 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反応容器に試料を注入すると共に試薬を注
    入してそれらの反応液を生成し、その生成された反応液
    を測定し、その測定された反応液を前記反応容器から排
    出し、前記試料注入から前記反応液の排出までの間に前
    記試料、試薬又は反応液と接触する部分を洗浄液を用い
    て洗浄することのステップを含む自動分析方法におい
    て、強酸性水及び強アルカリ性水を生成するステップを
    含み、その生成された強酸性水および強アルカリ性水の
    少なくとも一方を前記洗浄水として用いることを特徴と
    する自動分析方法。
  2. 【請求項2】前記強酸性水および強アルカリ性水は食塩
    を含む水を電気分解することによって生成されることを
    特徴とする請求項1に記載された自動分析方法。
  3. 【請求項3】前記水は水道水であることを特徴とする請
    求項2に記載された自動分析方法。
  4. 【請求項4】前記強酸性水は消毒又は殺菌成分を含むこ
    とを特徴とする請求項2又は3に記載された自動分析方
    法。
  5. 【請求項5】反応容器に試料を注入すると共に試薬を注
    入してそれらの反応液を生成する手段と、その生成され
    た反応液を測定する手段と、その測定した反応液を前記
    反応容器から排出する手段と、前記試料の注入から前記
    反応液の排出までの間に前記試料、試薬又は反応液と接
    触する部分を洗浄液を用いて洗浄する手段とを備えた自
    動分析装置において、強酸性水および強アルカリ性水を
    生成する手段を含み、その生成された強酸性水および強
    アルカリ性水の少なくとも一方を前記洗浄液として用い
    ることを特徴とする自動分析装置。
  6. 【請求項6】前記強酸性水および強アルカリ性水生成手
    段は食塩を含む水を電気分解する手段を含むことを特徴
    とする請求項5に記載された自動分析装置。
  7. 【請求項7】前記水は水道水であることを特徴とする請
    求項6に記載された自動分析装置。
  8. 【請求項8】前記強酸性水は消毒又は殺菌成分を含むこ
    とを特徴とする請求項6又は7に記載された自動分析装
    置。
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