JP2013210249A - 検体分析装置 - Google Patents

検体分析装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013210249A
JP2013210249A JP2012079927A JP2012079927A JP2013210249A JP 2013210249 A JP2013210249 A JP 2013210249A JP 2012079927 A JP2012079927 A JP 2012079927A JP 2012079927 A JP2012079927 A JP 2012079927A JP 2013210249 A JP2013210249 A JP 2013210249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
measurement
unit
cleaning
blank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012079927A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6085419B2 (ja
Inventor
Masakazu Fukuda
正和 福田
Masamichi Tanaka
政道 田中
Rumi Takada
瑠美 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sysmex Corp
Original Assignee
Sysmex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sysmex Corp filed Critical Sysmex Corp
Priority to JP2012079927A priority Critical patent/JP6085419B2/ja
Priority to CN201910164695.XA priority patent/CN110068697A/zh
Priority to CN2013101042488A priority patent/CN103364314A/zh
Priority to US13/853,619 priority patent/US9989469B2/en
Publication of JP2013210249A publication Critical patent/JP2013210249A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6085419B2 publication Critical patent/JP6085419B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/62Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
    • G01N21/63Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light optically excited
    • G01N21/64Fluorescence; Phosphorescence
    • G01N21/6486Measuring fluorescence of biological material, e.g. DNA, RNA, cells
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/10Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices
    • G01N35/1004Cleaning sample transfer devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/10Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices
    • G01N35/1095Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices for supplying the samples to flow-through analysers

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

【課題】キャリーオーバーの可能性が低いことを確認した上で生体試料の測定を行う一連の操作を、従来に比べて簡略化することができる検体分析装置を提供する。
【解決手段】検体分析装置は、生体から採取された生体試料を検体として測定することが可能であり、検体を送液するための流路と、流路を介して送液された検体に含まれる成分を検出する光学検出部とを有する測定部と、測定部を制御する制御部と備えている。測定部は、検体を流路を介して光学検出部に送液することにより検体の測定を実行するとともに、測定に使用した流路を洗浄することが可能である。制御部は、測定部が検体を測定し、測定に使用した流路の洗浄を行うと、前記洗浄の効果を確認するためのブランク測定を測定部に自動的に行わせる。
【選択図】図5

Description

本発明は、検体として、脳脊髄液や胸水などの生体から採取された生体試料を測定可能な検体分析装置に関する。
一般に、血液等の検体を吸引し、吸引した検体をフローセル等の流路に流して測定する検体分析装置では、測定後に測定に使用した流路を洗浄することで、血球等の成分が流路に残留して、次の検体の測定結果に影響を与えること(キャリーオーバー)を防止している。特に、脳脊髄液や胸水などの体液は、通常は細胞をほとんど含有しないため、これらの体液を測定するときに僅かでも流路に成分が残留していると、測定結果が大きく変動する。そのため、脳脊髄液や胸水などの体液を測定する場合には、キャリーオーバーを低減することが極めて重要になる。脳脊髄液や胸水といった体液を測定する場合のキャリーオーバーを低減する技術として、特許文献1に記載されたものが提案されている。
この検体分析装置は、体液検体を測定したときの測定結果が所定値以上である場合、次の体液検体の測定結果に影響するおそれがあることを通知するために、ブランクチェック測定を促すメッセージを画面上に表示するようになっている。このメッセージにしたがってユーザがブランクチェック測定の実行を指示すると、体液検体を含有しないブランク試料を用いて測定が行われ、バックグラウンドに所定値以上の細胞が計数されたか否かが判定される。
特開2011−237461号公報
特許文献1に記載された検体分析装置では、検体測定部による測定結果が所定値以上であるか否かに基づいて、ブランクチェック測定の要否を判断している。これは、測定結果が所定値未満である場合は、測定後の洗浄で十分に流路を洗浄できると考えられるからである。
しかし、ユーザによっては、慎重を期するために、先に測定した検体の測定結果にかかわらず、検体が測定されて洗浄が終了した後に毎回ブランクチェック測定を行い、流路が十分に洗浄されたことを確認した上で、次の体液検体を測定する運用を行っているユーザも存在する。このような運用を行うには、体液検体の測定後に毎回ブランク測定を指示する操作を行う必要がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、キャリーオーバーの可能性が低いことを確認した上で生体試料の測定を行う一連の操作を、従来に比べて簡略化することができる検体分析装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するための本発明の検体分析装置は、生体から採取された生体試料を検体として測定することが可能な検体分析装置であって、検体を送液するための流路と、流路を介して送液された検体に含まれる成分を検出する検出部とを有する検体測定部と、前記検体測定部を制御する制御部と、備え、前記検体測定部は、検体を流路を介して前記検出部に送液することにより検体の測定を実行するとともに、測定に使用した流路を洗浄することが可能であり、前記制御部は、前記検体測定部が検体を測定し、測定に使用した流路の洗浄を行うと、前記洗浄の効果を確認するためのブランク測定を前記検体測定部に自動的に行わせることを特徴としている。
本発明によれば、検体測定部が検体を測定した後、測定に使用した流路を自動的に洗浄し、その洗浄の効果を確認するためのブランク測定を自動的に行うため、使用者は、洗浄後の流路に成分が残留していないことを確認するために煩雑な操作を行う必要がなく、次の体液検体の測定をスムーズに開始することができる。
前記制御部は、前記検体測定部が検体から調製した試料を前記検出部で検出している間に、前記検出部への送液に使用した流路の洗浄を前記検体測定部に開始させることが好ましい。
この場合、検出部での検出と、検出部への送液に使用した流路の洗浄とが並行して行われるため、検体の処理能力を向上することができる。
前記制御部は、前記検体測定部が前記検出部を洗浄している間に、ブランク測定に使用する試料の準備を前記検体測定部に開始させることが好ましい。
この場合、検出部の洗浄とブラック測定に使用する試料の準備とが並行して行われるため、検体の処理能力を向上することができる。
前記制御部は、前記検体測定部が検体を測定し、測定に使用した流路の洗浄を行うと、前記検体測定部に前記ブランク測定を複数回行わせ、前記検体測定部が先のブランク測定をしている間に、前記検体測定部に次のブランク測定に使用する試料の準備を開始させることが好ましい。
この場合、先のブランク測定と次のブランク測定に使用する試料の準備とが並行して行われるため、検体の処理能力をさらに向上することができる。
前記制御部は、ブランク測定の結果に基づいて、前記洗浄がキャリーオーバーを抑制するのに十分であったか否かを判定することが好ましい。
この場合、ブランク測定の結果に基づいて判定しているため、測定に使用した流路に残留する成分が少ない状態で判定を行うことができる。
前記検体分析装置は、表示部をさらに備え、前記制御部は、前記洗浄が不十分であると判定した場合、使用者に対して再度のブランク測定を促す旨のメッセージを前記表示部に表示させることが好ましい。
この場合、使用者は、表示部に出力されたメッセージを確認することにより、再度のブランク測定が必要であることを容易に把握することができる。
前記制御部は、前記メッセージとともに、前記再度のブランク測定の指示を受け付けるための受付部を表示させることが好ましい。
前記制御部は、ブランク測定の結果として閾値を超える数の細胞が検出された場合、前記洗浄が不十分であったと判定することが好ましい。
前記生体試料は、脳脊髄液、胸水、腹水、心嚢液、関節液、腹膜透析液、腹腔内洗浄液、又は尿であることが好ましい。
他の観点からみた本発明は、生体から採取された生体試料を検体として測定することが可能な検体分析装置であって、検体を送液するための流路と、流路を介して送液された検体に含まれる成分を検出する検出部とを有する検体測定部と、前記検体測定部を制御する制御部と、第1の種類の検体を前記検体測定部により測定する第1モードと、第2の種類の検体を前記検体測定部により測定する第2モードとを選択的に設定するモード設定部とを備えた検体分析装置であって、前記検体測定部は、検体を流路を介して前記検出部に送液することにより検体の測定を実行するとともに、測定に使用した流路を洗浄することが可能であり、前記制御部は、前記第1モードが設定されている場合、前記検体測定部が検体の測定をした後、測定に使用した流路の洗浄を前記検体測定部に行わせ、前記検体測定部による次の検体を測定可能な状態とし、前記第2モードが設定されている場合、前記検体測定部が検体を測定し、測定に使用した流路を洗浄すると、前記洗浄の効果を確認するためのブランク測定を前記検体測定部に自動的に行わせることを特徴とする。
本発明によれば、第2モードでは、検体測定部が第2の種類の検体を測定した後、測定に使用した流路を自動的に洗浄し、その洗浄の効果を確認するためのブランク測定を自動的に行うため、使用者は、洗浄後の流路に成分が残留していないことを確認するために煩雑な操作を行う必要がなく、次の体液検体の測定をスムーズに開始することができる。
また、第1モードでは、検体測定部が第1の種類の検体を測定した後、測定に使用した流路を自動的に洗浄し、検体測定部による次の検体を測定可能な状態とし、第2モードのようにブランク測定を行わないため、検体の処理能力が低下することはない。
本発明の検体分析装置によれば、キャリーオーバーの可能性が低いことを確認した上で生体試料の測定を行う一連の操作を、従来に比べて簡略化することができる。
本発明の一実施形態に係る検体分析装置を示す斜視図である。 検体分析装置の全体構成を示すブロック図である。 システム制御部のブロック図である。 測定部における装置機構部の流体回路図である。 検体分析装置の処理手順を示すフローチャートである。 検体測定シーケンスの処理手順を示すフローチャートである。 第1ブランク測定シーケンスの処理手順を示すフローチャートである。 第2ブランク測定シーケンスの処理手順を示すフローチャートである。 検体分析装置の処理手順を示すタイムチャートである。 表示部に表示される画面を示し、(a)はスタンバイ画面、(b)はエラー画面である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る検体分析装置を示す斜視図である。図1に示すように、本実施形態の検体分析装置1は、例えば尿分析装置によって構成されている。この検体分析装置1は、搬送部11と、検体の測定等を行う測定部(検体測定部)12と、この測定部12に接続され、測定結果の分析等を行うシステム制御部13とを備え、搬送部11によって移送されたラック31の試験管32から検体としての尿を吸引し、この尿から赤血球、白血球などの有形成分や細菌等の粒子の情報を、検出及び分析するようになっている。
また、検体分析装置1は、尿だけでなく、体液の測定を行うことも可能である。ここで、本明細書において「体液」とは、体腔内に存在する体腔液をいう。具体的には、脳脊髄液(髄液、CSF:脳室とくも膜下腔に満たされている液)、胸水(胸膜液、PE:胸膜腔に溜まった液)、腹水(腹膜腔に溜まった液)、心嚢液(心膜腔に溜まった液)、関節液(滑液:関節、滑液嚢、腱鞘に存在する液)などをいう。また、腹膜透析(CAPD)の透析液や腹腔内洗浄液なども体液の一種として含まれる。
図2は、検体分析装置1の全体構成を示すブロック図である。図2に示すように、検体分析装置1の測定部12は、尿や体液の吸引及び定量等を行う装置機構部14と、装置機構部14で定量された試料中の有形成分や細菌等を検出し、検出された粒子の特徴に応じた電気信号をアナログ信号処理回路16へ出力する光学検出部(検出部)15と、光学検出部15からの出力の増幅やフィルタ処理等を行うアナログ信号処理回路16と、アナログ信号処理回路16の出力をディジタル信号に変換するA/Dコンバータ17と、ディジタル信号に対して所定の波形処理を行うディジタル信号処理回路18と、ディジタル信号処理回路18と接続されたマイクロコンピュータ20と、マイクロコンピュータ20に接続されたLANアダプタ21とを備えている。
システム制御部13を構成するパソコン(PC)13は、LANアダプタ21を介して測定部12とLAN接続されており、このパソコン13により、測定部12で取得したデータの解析が行われる。アナログ信号処理回路16、A/Dコンバータ17、及びディジタル信号処理回路18は、光学検出部5が出力する電気信号を処理するための信号処理部22を構成している。
図3は、システム制御部13のブロック図である。図3に示すように、システム制御部13は、パーソナルコンピュータ等よりなり、装置機構部14等の制御を行う制御部本体(制御部)71と、表示部72と、入力部73と、出力デバイス74とから主構成されている。制御部本体71は、CPU71aと、ROM71bと、RAM71cと、ハードディスク71dと、読出装置71eと、入出力インターフェース71fと、画像出力インターフェース71gと、通信インターフェース71iとから主構成されている。これらの間は、バス71hによって通信可能に接続されている。
システム制御部13には、測定部12の信号処理部22で処理された前方散乱光信号、側方散乱光信号、及び側方蛍光信号がマイクロコンピュータ20によってLANアダプタ21を介して送信される。システム制御部13では、前方散乱光信号、側方散乱光信号、及び側方蛍光信号に基づいて、試料中の粒子が赤血球、白血球、上皮細胞、円柱、細菌等に分類される。また、システム制御部13は、尿中の粒子(有形成分)を分析するためのスキャッタグラムやヒストグラムを作成し、このスキャッタグラム及びヒストグラムは表示部72に表示される。また、システム制御部13は、表示部72及び入力部73を操作することで、第1の種類の検体である尿検体を測定する第1モードと、第2の種類の検体である体液検体を測定する第2モードとに選択的に設定することができるモード設定部としての機能を有している。本実施形態では、ユーザ(使用者)が、システム制御部13の表示部72に表示されるモード切替ボタン72c(図10(a)参照)を操作することにより、第1モードから第2モードへの切り替えと、第2モードから第1モードへの切り替えをシステム制御部13に指示することができる。
図4は、測定部12における装置機構部14の流体回路図である。図4に示すように、装置機構部14は、吸引ピペット41と、シリンジポンプ42〜44と、サンプリングバルブ45と、ダイヤフラムポンプ46,47と、反応槽48と、ジェットノズル49と、フローセル50と、希釈液容器51、染色液容器52と、シース液容器53と、廃液チャンバー54と、洗浄液容器55と、バルブ56〜63と、洗浄部64とを備えている。
吸引ピペット41は、シリンジポンプ42により、体液検体が入ったマイクロチューブ33、又は尿が入った試験管32(図1参照)から検体を吸引し、その検体をサンプリングバルブ45へ送出する。サンプリングバルブ45は、定量機構として常用されているものであり、切換アーム45aを切り換え動作することで、検体を定量するようになっている。定量された検体は、ダイヤフラムポンプ46により、希釈液容器51から導かれた希釈液とともに、反応槽48へ分注される。また、反応槽48には、ダイヤフラムポンプ47により染色液容器52から染色液が分注され、攪拌翼48aを攪拌させることで、検体が蛍光染色される。
反応槽48で蛍光染色された検体は、バルブ56及びバルブ57を開けた状態で、シリンジポンプ43により、反応槽48からバルブ56とバルブ57との間に導かれる。両バルブ56,57間に導かれた検体は、バルブ56,57を閉じた状態で、シリンジポンプ44により押し出され、ジェットノズル49からフローセル50内に吐出される。この吐出と同時に、バルブ58を開けることでシース液容器53からシース液が陽圧により押し出され、フローセル50内において、検体はシース液に包まれた細い流れ(シースフロー)を形成する。これにより、検体中の細胞類は、一列に一個ずつ並んでフローセル50の中心を流れる。フローセル50を通過した検体及びシース液は、廃液チャンバー54に排出される。
フローセル50内で形成されたシースフローの細胞列にはレーザ光が照射され、光学検出部15により、細胞の大きさ等の情報を有する散乱光や、細胞核の情報を有する蛍光が検出される。これらの検出信号は、電気信号に変換されて解析用のシステム制御部(PC)13(図2参照)に送信される。システム制御部13では、各細胞の個々の信号に基づいて、試料中の粒子が白血球、赤血球、細菌等に分類されて計数され、その計数結果が表示部72(図3参照)に表示される。システム制御部13は、受信した信号に基づいてスキャッタグラムやヒストグラムを作成し、計数結果とともに表示部72に表示する。
本実施形態では、吸引ピペット41、サンプリングバルブ45及び反応槽48等の検体通過流路は、検体の測定を阻害しないタイミングで、前後半の2回に分けて洗浄が行われる。前半の洗浄(以下、この洗浄を「洗浄A」という。)では、上述のように染色液容器52から染色液の分注が開始されると同時に、検体の吸引及び定量に用いられた検体通過流路の洗浄が行われる。具体的には、吸引ピペット41が図4の破線で示した位置まで移動し、洗浄部64の内部に挿入される。サンプリングバルブ45の切換アーム45aを元の位置に切り換え動作させた後、洗浄液容器55側のバルブ59及びシリンジポンプ42側のバルブ60を開ける。これにより、洗浄液容器55内の洗浄液が、陽圧によりシリンジポンプ42、サンプリングバルブ45及び吸引ピペット41を通過して洗浄部64内に排出され、前記検体通過流路の洗浄が行われる。また、洗浄部64は挿入された吸引ピペット41に対して洗浄液を吐出することにより、吸引ピペット41の外周を洗浄できるようになっている。シリンジポンプ42および吸引ピペット41は、この洗浄後に、次の検体を吸引することができるように元の位置に戻る。
後半の洗浄(以下、この洗浄を「洗浄B」という。)では、上述のようにシステム制御部13において光学検出部15から送られた電気信号に基づいて分析が開始されると同時に、検体を両バルブ56,57間から廃液チャンバー54へ排出するまでの検体通過流路の洗浄が行われる。具体的には、バルブ56,57を閉じた状態で、洗浄液容器55側のバルブ59及びシリンジポンプ44側のバルブ61を開ける。これにより、洗浄液容器55内の洗浄液が、陽圧によりシリンジポンプ44、両バルブ56,57の間、ジェットノズル49、及びフローセル50を通過して廃液チャンバー54に排出される。その数秒後に、バルブ57を開くことで、ジェットノズル16内及び両バルブ56,57間に残った洗浄液が、バルブ57を通過して廃液チャンバー54に排出される。
また、洗浄液容器55と反応槽48との間のバルブ63を開けると、洗浄液容器55から反応槽48内に洗浄液が吐出され、攪拌翼48aにより洗浄液を攪拌させることで反応槽48内の洗浄が行われる。洗浄後は、バルブ56,57を開けることで、反応槽48内の洗浄液はバルブ56,57を通過して廃液チャンバー54に排出される。このようにして、検体を両バルブ56,57間から廃液チャンバー54へ排出するまでの検体通過流路の洗浄が行われる。
以上のように、装置機構部14は、尿や体液の検体通過流路を洗浄する機能を有している。
次に、本実施形態の検体分析装置1の動作について、図5〜図9を参照しながら説明する。
図5は、検体分析装置1がオペレータによる測定開始の指示を受け付けた場合の動作を示すフローチャートである。オペレータが測定開始ボタン23(図1参照)を押すと処理が開始する。図5に示すように、まず、システム制御部13は、尿検体を測定する第1モード及び体液検体を測定する第2モードのうち、いずれのモードに設定されているかを判定する(ステップS1)。第1モードが設定されている場合、システム制御部13は、尿検体を測定する尿測定シーケンスを実行する(ステップS2)。
図6は、尿測定シーケンスの処理を示すフローチャートである。図4及び図6に示すように、測定部12は、搬送部11によってラック31を搬送し、吸引ピペット41によって、試験管32に入った尿検体の吸引を開始する(ステップS31)。吸引された尿検体は、サンプリングバルブ45により定量された後、希釈液とともに反応槽48へ分注される(ステップS32)。そして、反応槽48には、染色液が分注され、攪拌翼48aを攪拌させて尿検体が蛍光染色される(ステップS33)。
また、染色液により尿検体の染色が開始されると同時に、ステップS31,S32で用いられた検体通過流路の洗浄Aが開始される。すなわち、洗浄液容器55内の洗浄液が、シリンジポンプ42、サンプリングバルブ45及び吸引ピペット41を通過して排出される(ステップS34)。洗浄A及び尿検体の染色が終了すると、染色された尿検体は、反応槽48からバルブ56とバルブ57との間に導かれる(ステップS35)。
次に、両バルブ56,57間に導かれた尿検体の測定が行われる。この測定では、シリンジポンプ44により両バルブ56,57間の尿検体が押し出され、ジェットノズル49からフローセル50内に吐出される。この吐出と同時にシース液が押し出され、フローセル50内において形成された尿検体のシースフローにレーザ光を照射することで、光学検出部15が尿中有形成分を検出し、その検出信号は電気信号に変換されてシステム制御部13に送信される(ステップS36)。
システム制御部13では、前記電気信号に基づいて、スキャッタグラムやヒストグラムを作成した後、白血球、赤血球や細菌を分画して計数した分析結果を、表示部72に表示する解析が行われる(ステップS37)。また、システム制御部13の解析が開始されると同時に、装置機構部14におけるステップS35,S36で用いられた検体通過流路の洗浄Bが開始される。すなわち、洗浄液容器55内の洗浄液が、シリンジポンプ44、両バルブ56,57の間、ジェットノズル49、及びフローセル50を通過して廃液チャンバー54に排出される。また、洗浄液容器55から反応槽48内に吐出された洗浄液を攪拌翼48aにより攪拌させることで、反応槽48内の洗浄が行われる(ステップS38)。以上のように、洗浄A及び洗浄Bは、尿検体の測定及び解析と並行して行われるため、検体の処理能力を向上することができる。
図5に戻り、ステップS2における尿検体を測定する尿測定シーケンスが終了すると、次の尿検体を測定可能なスタンバイ状態となる(ステップS3)。このスタンバイ状態になると、図10(a)に示すように、システム制御部13の表示部72にスタンバイ状態となったことを示すメッセージ72aが表示される。なお、メッセージ72aは、上記以外の他の文字や図形による表記や特定の色彩で表記するなど、使用者がスタンバイ状態であることを把握することができる表示であればよい。
一方、ステップS1において、第2モードが設定されている場合、システム制御部13は、体液検体を測定する体液測定シーケンス(ステップS4)を実行する。
ここで、体液検体を測定する場合の操作について説明する。第2モードが設定されている場合、図1に示すように、吸引ピペット41は装置の手前に突出して配置される。ユーザは、体液検体を収容したマイクロチューブ33を持って吸引ピペット41に対して下から持ち上げるようにして、吸引ピペット41をマイクロチューブ33に挿入し、この状態で測定開始ボタン23を押す。これにより、体液測定シーケンスが開始し、吸引ピペット41によってマイクロチューブ33から体液検体が吸引される。
体液検体を測定する体液測定シーケンスは、図6の検体吸引(ステップS31)においてマイクロチューブ33から体液検体を吸引すること以外は、前述の尿検体を測定する尿測定シーケンス(ステップS31〜S38)と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
体液検体を測定する体液測定シーケンスが行われると、検体通過流路の洗浄を伴うブランク測定が自動的に2回実行される。すなわち、第1ブランク測定シーケンス(ステップS5)及び第2ブランク測定シーケンス(ステップS6)が順次、自動的に実行される。
ブランク測定とは、細胞を含有しないブランク試料を検体の代わりとして測定することである。本実施形態では、ブランク試料として洗浄液を測定する。このブランク測定の結果、細胞が大量に検出されれば、流路に細胞が残留しており、流路の洗浄が不十分であることがわかる。なお、本実施形態では、ブランク試料として洗浄液を用いているが、細胞を含有しない液体であれば種々のものを用いることができ、例えば、希釈液や水であってもよい。
図7は、第1ブランク測定シーケンスの処理を示すフローチャートである。図7に示すように、第1ブランク測定シーケンスは、検体の替わりに洗浄液をブランク試料として用いて、尿測定シーケンスにおける検体吸引(ステップS31)及び解析(ステップS37)を除く処理が実行されるものである。図4及び図7に示すように、まず、バルブ59,60を開いて、洗浄液容器55からシリンジポンプ42を介してサンプリングバルブ45に送出された洗浄液は、サンプリングバルブ45により定量された後、希釈液とともに反応槽48へ分注される(ステップS51)。そして、反応槽48には、染色液が分注され、攪拌翼48aを攪拌させることにより、洗浄液と染色液が混合される(ステップS52)。
また、洗浄液の染色処理が開始されると同時に、ステップS51で用いられた検体通過流路を洗浄する洗浄Aが開始される(ステップS53)。この洗浄Aは、検体測定シーケンスの洗浄A(ステップS34)と同様であるため、その詳細な説明は省略する。洗浄A及び洗浄液の染色処理が終了すると、染色処理された洗浄液は、反応槽48からバルブ56とバルブ57との間に導かれる(ステップS54)。
次に、シリンジポンプ44により両バルブ56,57間の洗浄液が押し出され、ジェットノズル49からフローセル50に供給される(ステップS55)。これにより、フローセル50内に残留する細胞がフローセル50から外に押し出され、フローセル50が洗浄される。
洗浄液の供給が終了すると、ステップS54で用いられた検体通過流路を洗浄する洗浄Bが行われる(ステップS56)。この洗浄Bは、検体測定シーケンスの洗浄B(ステップS38)と同様であるため、その詳細な説明は省略する。この洗浄Bが終了すると、図5に示すように、第2ブランク測定シーケンスが自動的に実行される。
図8は、第2ブランク測定シーケンスの処理を示すフローチャートである。図8に示すように、第2ブランク測定シーケンスは、検体の替わりに洗浄液をブランク試料として用いて、尿測定シーケンスにおける検体吸引(ステップS31)を除く処理が実行されるものである。図4及び図8に示すように、まず、第1ブランク測定シーケンスと同様に、サンプリングバルブ45により洗浄液が定量された後、希釈液とともに反応槽48へ分注され(ステップS71)、反応槽48に分注された染色液と洗浄液とが混合される(ステップS72)。
また、洗浄液の染色処理が開始されると同時に、ステップS71で用いられた検体通過流路を洗浄する洗浄Aが開始される(ステップS73)。この洗浄Aも、尿測定シーケンスの洗浄A(ステップS34)と同様であるため、その詳細な説明は省略する。洗浄A及び洗浄液の染色処理が終了すると、染色処理された洗浄液は、反応槽48からバルブ56とバルブ57との間に導かれる(ステップS74)。
次に、両バルブ56,57間に導かれた洗浄液の測定が行われる。この測定では、シリンジポンプ44により両バルブ56,57間の洗浄液が押し出され、ジェットノズル49からフローセル50内に吐出される。この吐出と同時にシース液が押し出され、フローセル50内において形成された洗浄液のシースフローにレーザ光を照射することで、光学検出部15が洗浄液に含まれる成分を検出し、その検出信号は電気信号に変換されてシステム制御部13に送信される(ステップS75)。
システム制御部13では、前記電気信号に基づいて、フローセルを流れた赤血球、白血球、および細菌の数を計数し(ステップS76)、計数結果を表示部72に表示する。これにより、サンプリングバルブ45、及び反応槽48からジェットノズル49までの検体通過流路に残留している細胞の影響によるバックグラウンドを測定することができる。また、システム制御部13の解析が開始されると同時に、装置機構部14におけるステップS74,S75で用いられた検体通過流路を洗浄する洗浄Bが開始される(ステップS77)。この洗浄部Bも、尿測定シーケンスの洗浄B(ステップS38)と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
以上のように、本実施形態において、第1モードでは、尿測定シーケンスで行われる洗浄のみで終了するのに対して、第2モードでは、体液測定シーケンスで行われる洗浄に加えて、ブランク測定時に第1ブランク測定シーケンス及び第2ブランク測定シーケンスの2回の洗浄が行われる。すなわち、第2モードで行われる洗浄は、第1モードで行われる洗浄よりも、ブランク測定の洗浄を行う分だけ洗浄液の流量が多いため、検体通過流路の洗浄効果を高めることができる。これにより、第2モードにおける体液検体の測定を高精度に行うことができる。
なお、本実施形態では、第2モードで行われる洗浄を、第1モードで行われる洗浄よりも洗浄効果を高めるために、洗浄液の流量を多くしているが、第2モードで行われる洗浄方法を変更することで洗浄効果を高めるようにしてもよい。例えば、検体通過流路に流す洗浄液の流速を速くしたり、洗浄液の流れる方向を逆向きにしたり、検体通過流路の壁際の流速が洗浄液よりも速くなる空気を、洗浄液と交互に流したりしてもよい。
図9は、検体分析装置1の処理手順を示すタイムチャートである。図9に示すように、本実施形態では、体液測定シーケンス、第1ブランク測定シーケンス及び第2ブランク測定シーケンスを連続して行う際に、先のシーケンスの処理動作中に次のシーケンスの処理動作が開始されるように構成されている。すなわち、本実施形態では、複数の連続するシーケンスの処理動作が互いにオーバーラップするように構成されている。
具体的には、体液測定シーケンスにおいて測定の処理動作が行われている間に、第1ブランク測定シーケンスの洗浄液定量の処理動作が開始されており、体液測定シーケンスの解析及び洗浄Bが終了するまで、体液測定シーケンスの処理動作の一部と第1ブランク測定シーケンスの処理動作の一部とがオーバーラップしている。これにより、体液測定シーケンスが終了してから第1ブランク測定シーケンスが終了するまでの時間T1を短縮することができる。
また、第1ブランク測定シーケンスにおいて測定の処理動作が行われている間に、第2ブランク測定シーケンスの洗浄液定量の処理動作が開始されており、第1ブランク測定シーケンスの洗浄Bが終了するまで、第1ブランク測定シーケンスの処理動作の一部と第2ブランク測定シーケンスの処理動作の一部とがオーバーラップしている。これにより、第1ブランク測定シーケンスが終了してから第2ブランク測定シーケンスが終了するまでの時間T2を短縮するようになっている。
以上の構成により、体液測定シーケンスが終了してから第2ブランク測定シーケンスが終了するまでの時間(T1+T2)を短縮することができる。
図5に戻り、ステップS6において、第2ブランク測定シーケンスが終了すると、システム制御部13は、第2ブランク測定シーケンスの解析(ステップS76)により計数された、検体通過流路に残留している白血球、赤血球及び細菌の各個数がいずれも閾値(例えば、5個/μL)以下であるか否かを判定する(ステップS7)。各個数がいずれも閾値以下の場合は、次の体液検体を測定可能なスタンバイ状態となる(ステップS3)。このスタンバイ状態になると、上述のように、図10(a)に示すスタンバイ画面72aが表示される。
一方、ステップS7における判定の結果が否定的である場合、すなわち、第2ブランク測定シーケンスにおける計数結果が閾値以下でない場合、流路の洗浄が十分でなく、キャリーオーバーの可能性が高い。そこで、この場合は、図10(b)に示すように、システム制御部13の表示部72にエラー画面72bが表示される(ステップS8)。このエラー画面72bでは、画面上部72b1に、例えば「CarryOver High」と文字表記され、次の検体の測定にキャリーオーバーの影響が生じる旨のメッセージが表示されるとともに、画面下部72b2に、使用者に対して再度のブランク測定を促す旨のメッセージを表示する。なお、エラー画面72bは、上記以外の他の文字や図形による表記や特定の色彩で表記するなど、使用者に対して再度のブランク測定を促すことができる表示であればよい。
エラー画面72bにおいて、使用者がOKボタン(受付部)72b3を押すと(ステップS9:YES)、図5に示すように、システム制御部13は、処理をステップS6に戻して、検体通過流路の洗浄を伴う再度のブランク測定を実行する。すなわち、本実施形態における再度のブランク測定は、第1ブランク測定シーケンスを行わずに第2ブランク測定シーケンスのみを行うことで、体液検体の測定後に自動的に行われるブランク測定の洗浄時間よりも、再度のブランク測定の洗浄時間を短くしている。再度のブランク測定における第2ブランク測定シーケンスの処理動作は、検体の測定後に自動的に行われる第2ブランク測定シーケンスの処理動作と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
再度のブランク測定における第2ブランク測定シーケンスが終了すると、その第2ブランク測定シーケンスの測定の結果に基づいて、再び、計数結果が閾値以下であるか否かの判定が行われ(ステップS7)、判定の結果が肯定的な場合はスタンバイ状態となり(ステップS3)、判定の結果が否定的な場合は再びエラー画面72bが表示される(ステップS8)。このように、本実施形態では、ブランク測定の結果が閾値を下回るまで、使用者に対して再度のブランク測定を促す旨のメッセージが繰り返し表示される。
なお、ステップS8において、再度のブランク測定を促す旨のメッセージが表示されているにもかかわらず、使用者がキャンセルボタン72b4を押すと、スタンバイ状態となる。ただし、次の体液検体の測定結果には、キャリーオーバーの可能性がある旨のフラグが付される。一方、ステップS8において、使用者がリセットボタン72b5を押すと、次の測定にフラグが付されることなく、スタンバイ状態となる。
以上のように構成された本実施形態の検体分析装置1によれば、第2モードでは、測定部12が体液検体を測定した後、測定に使用した流路を自動的に洗浄し、その洗浄の効果を確認するためのブランク測定を自動的に行うため、ユーザは、洗浄後の流路に細胞が残留していないことを確認するために煩雑な操作を行う必要がなく、次の体液検体の測定をスムーズに開始することができる。
また、第1モードでは、測定部12が尿検体の検体を測定したときに、検体通過流路の洗浄を行った後、測定部12による次の尿検体を測定可能な状態とし、第2モードのように次の検体の測定可否を判定しないため、尿検体の処理能力が低下することはない。
また、第2モードにおいて、検体測定シーケンスの処理動作が行われている間に、検体通過流路の洗浄を伴う第1ブランク測定シーケンスの処理動作が開始されるため、検体測定シーケンスの処理動作の一部と第1ブランク測定シーケンスの処理動作の一部とを並行して行うことができる。これにより、検体測定シーケンスが終了してから第1ブランク測定シーケンスが終了するまでの時間T1を短縮することができる。その結果、先の体液検体の測定が終了してから次の体液検体の測定が開始されるまでの時間を短縮することができるため、体液検体の処理能力を向上することができる。
また、第2モードにおいて、第1ブランク測定シーケンスの処理動作が行われている間に、第2ブランク測定シーケンスの処理動作が開始されるため、第1ブランク測定シーケンスの処理動作の一部と第2ブランク測定シーケンスの処理動作の一部とを並行して行うことができる。これにより、第1ブランク測定シーケンスが終了してから第2ブランク測定シーケンスが終了するまでの時間T2を短縮することができ、ひいては、検体測定シーケンスが終了してから第2ブランク測定シーケンスが終了するまでの時間(T1+T2を短縮することができる。その結果、先の体液検体の測定が終了してから次の体液検体の測定が開始されるまでの時間をさらに短縮することができるため、体液検体の処理能力をさらに向上することができる。
また、第2モードにおいて、次の体液検体の測定を適切に行える状態であるか否かの判定の結果が否定的である場合、使用者に対して再度のブランク測定を促す旨のメッセージを、システム制御部13の表示部72に表示するため、使用者は、表示部72に表示されたメッセージを確認することにより、再度のブランク測定が必要であることを容易に把握することができる。
また、第2モードにおいて、再度のブランク測定を行うときに、検体の測定後に自動的に行われるブランク測定よりも洗浄時間を短くしているため、再度のブランク測定を行ことに起因して、体液検体の処理能力が低下するのを抑制することができる。
また、光学検出部15は、フローセル50を流れる検体から所定の成分を検出しているため、その検出を高速で行うことができる。これにより、検体の処理能力をさらに向上させることができる。
また、第2モードで行われる洗浄を、第1モードで行われる洗浄よりも洗浄効果を高めているため、第2モードの洗浄後に行われる判定の結果が否定的になるのを低減することができる。これにより、使用者が検体の測定後にブランク測定を行う操作をさらに低減することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態における検体分析装置1は、第1モードにおいて第1の種類の検体として尿を測定しているが、血液を第1の種類の検体として測定してもよい。
また、本実施形態における検体分析装置1は、尿検体及び体液検体をそれぞれ測定することができるが、体液検体のみを測定するものであってもよい。
さらに、第2モードの検体測定シーケンスにおいて洗浄(洗浄A及び洗浄B)を行っているが、ブランク測定の洗浄により十分洗浄することができる場合には、検体測定シーケンスの洗浄は必ずしも行う必要はない。
また、第2モードにおけるブランク測定は、第1ブランク測定シーケンス及び第2ブランク測定シーケンスの合計2回行っているが、少なくとも1回のブランク測定を行えばよい。例えば、ブランク測定を1回だけ行う場合は、第1ブランク測定シーケンスを行うことなく第2ブランク測定シーケンスを1回行えばよい。また、ブランク測定を3回以上行う場合は、第1ブランク測定シーケンスを2回以上繰り返した後に、第2ブランク測定シーケンスを1回行えばよい。なお、ブランク測定を所定回数(複数回)行う場合は、洗浄液容器55内の洗浄液が不足する場合もあるため、所定回数に達する前に洗浄液が不足したときに、自動的に判定工程に移行するようにしてもよい。
また、本実施形態では、第2モードにおいて、検体測定シーケンスと第1ブランク測定シーケンスとをオーバーラップするとともに、第1ブランク測定シーケンスと第2ブランク測定シーケンスとをオーバーラップさせているが、いずれか一方のオーバーラップだけでもよい。また、これらのオーバーラップは必ずしも行う必要はない。この場合、検体測定シーケンスにおける洗浄は、前後半の2回(洗浄Aと洗浄B)に分けて行わずに、測定終了後にまとめて行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、自動的にブランク測定を行った後、検出した細胞の数が閾値以下であるか否かを判定し、閾値以下であれば装置をスタンバイ状態に遷移させ、閾値を超える場合はキャリーオーバーの可能性が高いことを示すメッセージを出力しているが、検出した細胞の数を表示する形態であってもよい。
また、本実施形態では、第1モードにおいて洗浄後に自動ブランク測定を行っていないが、第1モードにおいても自動的にブランク測定を行ってもよい。
尿は、健常者から採取された場合にはほとんど細胞を含有しないため、血液に比べて正常/異常の判定に用いる閾値が低く設定される。そのため、尿検体においてもキャリーオーバーが測定結果に及ぼす影響は大きい。
そこで、尿検体についても洗浄後に自動的にブランク測定を行うようにすることで、より正確に尿検体を測定できるようになる。
また、本実施形態では、体液を測定するモードにおいて洗浄後の自動ブランク測定を行う例を示したが、本発明は、検体として小児血などの微量検体を測定する場合にも、好適に適用できる。
微量検体を測定する場合は、通常の検体よりも高い希釈倍率で検体を希釈して測定し、測定された結果を希釈前の濃度に換算する。そのため、キャリーオーバーが生じると、最終的な測定結果に大きく影響する。
そこで、微量検体を測定するための微量検体モードを設定可能な検体分析装置において、検体の洗浄後に自動的にブランク測定を行うようにすることで、より正確に微量検体を測定できるようになる。
より具体的な例を挙げると、検体分析装置は次のように構成され得る。すなわち、検体分析装置は、微量検体を測定するための微量検体モードと通常検体を測定するための通常検体モードとを選択的に設定可能に構成される。この例では、通常検体モードが上記実施形態の第1モードに相当し、微量検体モードが第2モードに相当する。
検体分析装置は、検体を吸引し、吸引した検体を希釈液で希釈し、希釈した検体を流路を介して検出部に送液することで、検体を測定するように構成される。検体分析装置は、微量検体モードが設定されると、通常検体モードが設定されている場合よりも少ない量の検体を吸引し、通常検体モードが設定されている場合と同じかそれ以上の量の希釈倍率で検体を希釈する。これにより、通常検体モードが設定されている場合よりも高い希釈倍率で、微量検体が希釈される。
検体分析装置は、通常検体モードが設定されている場合、検体の測定後に洗浄を行ってスタンバイ状態となる。一方、検体分析装置は、微量検体モードが設定されている場合、検体の測定後に洗浄を行い、それから自動的にブランク測定を行う。このような微量検体モードを備えた検体分析装置としては、特開2009−36530号公報に記載のものが例として挙げられる。
なお、ここでは、微量検体モードとして、検体分析装置が自動的に高倍率に検体を希釈する例を示したが、これに代えて、ユーザがあらかじめマニュアルで高倍率に希釈した検体を測定する希釈測定モードを設定できるようにしてもよい。
1 検体分析装置
12 測定部(検体測定部)
15 光学検出部(検出部)
71 制御部本体(制御部)
72 表示部

Claims (10)

  1. 生体から採取された生体試料を検体として測定することが可能な検体分析装置であって、
    検体を送液するための流路と、流路を介して送液された検体に含まれる成分を検出する検出部とを有する検体測定部と、
    前記検体測定部を制御する制御部と、備え、
    前記検体測定部は、検体を流路を介して前記検出部に送液することにより検体の測定を実行するとともに、測定に使用した流路を洗浄することが可能であり、
    前記制御部は、前記検体測定部が検体を測定し、測定に使用した流路の洗浄を行うと、前記洗浄の効果を確認するためのブランク測定を前記検体測定部に自動的に行わせることを特徴とする検体分析装置。
  2. 前記制御部は、前記検体測定部が検体から調製した試料を前記検出部で検出している間に、前記検出部への送液に使用した流路の洗浄を前記検体測定部に開始させる請求項1に記載の検体分析装置。
  3. 前記制御部は、前記検体測定部が前記検出部を洗浄している間に、ブランク測定に使用する試料の準備を前記検体測定部に開始させる請求項2に記載の検体分析装置。
  4. 前記制御部は、前記検体測定部が検体を測定し、測定に使用した流路の洗浄を行うと、前記検体測定部に前記ブランク測定を複数回行わせ、前記検体測定部が先のブランク測定をしている間に、前記検体測定部に次のブランク測定に使用する試料の準備を開始させる請求項1〜3のいずれか一項に記載の検体分析装置。
  5. 前記制御部は、ブランク測定の結果に基づいて、前記洗浄がキャリーオーバーを抑制するのに十分であったか否かを判定する請求項1〜4のいずれか一項に記載の検体分析装置。
  6. 表示部をさらに備え、
    前記制御部は、前記洗浄が不十分であると判定した場合、使用者に対して再度のブランク測定を促す旨のメッセージを前記表示部に表示させる請求項5に記載の検体分析装置。
  7. 前記制御部は、前記メッセージとともに、前記再度のブランク測定の指示を受け付けるための受付部を表示させる請求項6に記載の検体分析装置。
  8. 前記制御部は、ブランク測定の結果として閾値を超える数の細胞が検出された場合、前記洗浄が不十分であったと判定する請求項5〜7のいずれか一項に記載の検体分析装置。
  9. 前記生体試料は、脳脊髄液、胸水、腹水、心嚢液、関節液、腹膜透析液、腹腔内洗浄液、又は尿である請求項1〜8のいずれか一項に記載の検体分析装置。
  10. 生体から採取された生体試料を検体として測定することが可能な検体分析装置であって、
    検体を送液するための流路と、流路を介して送液された検体に含まれる成分を検出する検出部とを有する検体測定部と、
    前記検体測定部を制御する制御部と、
    第1の種類の検体を前記検体測定部により測定する第1モードと、第2の種類の検体を前記検体測定部により測定する第2モードとを選択的に設定するモード設定部とを備えた検体分析装置であって、
    前記検体測定部は、検体を流路を介して前記検出部に送液することにより検体の測定を実行するとともに、測定に使用した流路を洗浄することが可能であり、
    前記制御部は、
    前記第1モードが設定されている場合、前記検体測定部が検体の測定をした後、測定に使用した流路の洗浄を前記検体測定部に行わせ、前記検体測定部による次の検体を測定可能な状態とし、
    前記第2モードが設定されている場合、前記検体測定部が検体を測定し、測定に使用した流路を洗浄すると、前記洗浄の効果を確認するためのブランク測定を前記検体測定部に自動的に行わせることを特徴とする検体分析装置。
JP2012079927A 2012-03-30 2012-03-30 検体分析装置 Active JP6085419B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012079927A JP6085419B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 検体分析装置
CN201910164695.XA CN110068697A (zh) 2012-03-30 2013-03-28 样本分析装置
CN2013101042488A CN103364314A (zh) 2012-03-30 2013-03-28 样本分析装置
US13/853,619 US9989469B2 (en) 2012-03-30 2013-03-29 Sample analyzer and method for controlling a sample analyzer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012079927A JP6085419B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 検体分析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013210249A true JP2013210249A (ja) 2013-10-10
JP6085419B2 JP6085419B2 (ja) 2017-02-22

Family

ID=49235540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012079927A Active JP6085419B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 検体分析装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9989469B2 (ja)
JP (1) JP6085419B2 (ja)
CN (2) CN110068697A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015158426A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 株式会社日立ハイテクノロジーズ 分析装置及びその方法
JP2017015544A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 シスメックス株式会社 塗抹標本作製装置、血液検体処理システム、および、塗抹標本作製装置における血液処理部の洗浄方法
JP2017125865A (ja) * 2017-04-27 2017-07-20 シスメックス株式会社 塗抹標本作製装置、血液検体処理システム、および、塗抹標本作製装置における血液処理部の洗浄方法
WO2021015148A1 (ja) 2019-07-25 2021-01-28 株式会社日立ハイテク 検体分析装置
US12025626B2 (en) 2019-07-25 2024-07-02 Hitachi High-Tech Corporation Specimen analyzer

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014017186A1 (ja) * 2012-07-25 2014-01-30 ソニー株式会社 微小粒子測定装置及び微小粒子測定装置における送液方法
CN105699636B (zh) * 2015-05-17 2018-01-05 青岛市妇女儿童医院 医用尿液分析仪器
CN109212247A (zh) * 2017-06-30 2019-01-15 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 供液装置、样本分析仪及供液装置的供液方法
CN108362865B (zh) * 2017-12-29 2020-06-02 迪瑞医疗科技股份有限公司 一种测试分泌物的方法及液路系统
CN108828131B (zh) * 2018-05-28 2024-04-16 湖南三德科技股份有限公司 用于元素分析仪的落料机构及落料方法
CN108717115B (zh) * 2018-05-29 2020-12-04 温州广立生物医药科技有限公司 一种医学生化检测仪的检测装置
CN114791502B (zh) * 2022-06-13 2022-10-28 深圳市帝迈生物技术有限公司 一种样本检测方法以及样本分析仪
CN115078324B (zh) * 2022-06-30 2023-03-10 嘉兴市唯真生物科技有限公司 一种高通量流式荧光检测方法、智能终端及存储介质

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0232581A (ja) * 1988-07-22 1990-02-02 Oki Electric Ind Co Ltd 集積型半導体レーザ装置
JPH0280962A (ja) * 1988-09-16 1990-03-22 Hitachi Ltd 自動分析装置
JPH05209822A (ja) * 1992-01-30 1993-08-20 Hitachi Ltd 粒子計数装置
JPH06324053A (ja) * 1993-05-13 1994-11-25 Hitachi Ltd 化学自動分析装置
JPH11153604A (ja) * 1997-11-20 1999-06-08 Hitachi Ltd 自動分析方法および装置
JPH11242032A (ja) * 1998-02-26 1999-09-07 Hitachi Ltd 試料分析装置および試料分析方法
JP2001242181A (ja) * 2000-02-29 2001-09-07 Shimadzu Corp オートインジェクタ
JP2003232797A (ja) * 2001-12-05 2003-08-22 Sysmex Corp 生体試料分析装置
JP2008031202A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Jsr Corp 高次シラン化合物及び薄膜形成方法
JP2008209386A (ja) * 2007-02-01 2008-09-11 Sysmex Corp 血球分析装置および体液分析方法
JP2008209383A (ja) * 2007-02-01 2008-09-11 Sysmex Corp 検体分析装置
JP2010169455A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Hitachi High-Technologies Corp オートサンプラ,液体クロマトグラフ、及びバルブ
JP2011179825A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006011531A1 (ja) * 2004-07-27 2006-02-02 Mitsubishi Kagaku Iatron, Inc. 被検試料の自動判別方法
JP4593404B2 (ja) * 2005-08-29 2010-12-08 シスメックス株式会社 液体試料吸引監視方法及び装置、並びに液体試料分析装置
EP1953527B2 (en) 2007-02-01 2024-01-03 Sysmex Corporation Sample analyzer and computer program product
JP2009031202A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析装置
CN105181407B (zh) * 2008-03-31 2020-06-30 希森美康株式会社 制样装置与制样方法以及细胞分析装置与细胞分析方法
JP5208675B2 (ja) * 2008-10-30 2013-06-12 シスメックス株式会社 検体処理装置

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0232581A (ja) * 1988-07-22 1990-02-02 Oki Electric Ind Co Ltd 集積型半導体レーザ装置
JPH0280962A (ja) * 1988-09-16 1990-03-22 Hitachi Ltd 自動分析装置
JPH05209822A (ja) * 1992-01-30 1993-08-20 Hitachi Ltd 粒子計数装置
JPH06324053A (ja) * 1993-05-13 1994-11-25 Hitachi Ltd 化学自動分析装置
JPH11153604A (ja) * 1997-11-20 1999-06-08 Hitachi Ltd 自動分析方法および装置
JPH11242032A (ja) * 1998-02-26 1999-09-07 Hitachi Ltd 試料分析装置および試料分析方法
JP2001242181A (ja) * 2000-02-29 2001-09-07 Shimadzu Corp オートインジェクタ
JP2003232797A (ja) * 2001-12-05 2003-08-22 Sysmex Corp 生体試料分析装置
JP2008031202A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Jsr Corp 高次シラン化合物及び薄膜形成方法
JP2008209386A (ja) * 2007-02-01 2008-09-11 Sysmex Corp 血球分析装置および体液分析方法
JP2008209383A (ja) * 2007-02-01 2008-09-11 Sysmex Corp 検体分析装置
JP2010169455A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Hitachi High-Technologies Corp オートサンプラ,液体クロマトグラフ、及びバルブ
JP2011179825A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015158426A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 株式会社日立ハイテクノロジーズ 分析装置及びその方法
JP2017015544A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 シスメックス株式会社 塗抹標本作製装置、血液検体処理システム、および、塗抹標本作製装置における血液処理部の洗浄方法
US10948388B2 (en) 2015-06-30 2021-03-16 Sysmex Corporation Smear preparation apparatus, blood sample processing system, and method of washing blood processing unit of the smear preparation apparatus
JP2017125865A (ja) * 2017-04-27 2017-07-20 シスメックス株式会社 塗抹標本作製装置、血液検体処理システム、および、塗抹標本作製装置における血液処理部の洗浄方法
WO2021015148A1 (ja) 2019-07-25 2021-01-28 株式会社日立ハイテク 検体分析装置
US12025626B2 (en) 2019-07-25 2024-07-02 Hitachi High-Tech Corporation Specimen analyzer

Also Published As

Publication number Publication date
CN103364314A (zh) 2013-10-23
CN110068697A (zh) 2019-07-30
JP6085419B2 (ja) 2017-02-22
US20130260415A1 (en) 2013-10-03
US9989469B2 (en) 2018-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6085419B2 (ja) 検体分析装置
CN105181407B (zh) 制样装置与制样方法以及细胞分析装置与细胞分析方法
JP6220575B2 (ja) 試料処理装置および試料処理装置の異常検出方法
US20200174241A1 (en) Automated microscopic cell analysis
US9217750B2 (en) Sample processing apparatus and cleaning method
US9243993B2 (en) Sample analyzer and sample analyzing method
US8663559B2 (en) Sample analyzer, sample analyzing method, and computer program product
JP5513040B2 (ja) 自動分析装置
US8821791B2 (en) Monitoring method, monitoring apparatus and liquid sample analyzer
CN101529243B (zh) 用于在自动分析仪中吸出和分配液体的装置
US7727769B2 (en) Measurement result correction method, urine analysis system, and urine analyzer
EP2233910A2 (en) Blood analyzer, blood analyzing method, and computer program product
CN104020282B (zh) 尿分析装置、样本分析方法及尿分析装置用控制系统
EP1466985A2 (en) Methods for measuring bacteria, bacteria measuring apparatuses, and storage media for storing computer-executable programs for analyzing bacteria
CN107525758B (zh) 控制血液分析仪测定血小板的方法
CN109959549A (zh) 样本检测方法及样本分析仪
CN108982337B (zh) 尿分析装置及尿分析方法
CN110967322A (zh) 血细胞分析仪及血细胞分析方法
JP2005110629A (ja) 細菌分析装置および方法
EP3663760A1 (en) Method of determining quality of cell separation and particle separation apparatus
KR20220018000A (ko) 라인 부피 캘리브레이션 시스템 및 방법
JP2000199763A (ja) 試料処理装置
KR101762877B1 (ko) 혈액과 시약의 혼합장치
JP5806514B2 (ja) 自動分析装置
JP5888885B2 (ja) 測定装置、測定方法、測定プログラム、および測定システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6085419

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250