JP3496094B1 - 感染性廃棄物の処理方法および処理装置 - Google Patents

感染性廃棄物の処理方法および処理装置

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JP3496094B1 JP2002149508A JP2002149508A JP3496094B1 JP 3496094 B1 JP3496094 B1 JP 3496094B1 JP 2002149508 A JP2002149508 A JP 2002149508A JP 2002149508 A JP2002149508 A JP 2002149508A JP 3496094 B1 JP3496094 B1 JP 3496094B1
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Abstract

【要約】 【課題】オゾン処理設備を大型化することなく、効率的
に感染性破棄物を処理できる感染性廃棄物の処理方法お
よび処理装置を提供する。 【解決手段】医療機関等から廃棄される感染性廃棄物を
含む廃水を二酸化塩素で前処理をし、その後、オゾン処
理をするもので、第1処理槽1と、第2処理槽2と、第
1処理槽1に殺菌消毒剤としての二酸化塩素Cを注入す
る二酸化塩素注入装置3と、感染性廃棄物を含む廃水D
を第1処理槽1に供給する廃水供給装置5と、廃水Dを
第1処理槽1と第2処理槽2との間を循環させる循環装
置7と、循環する廃水中にオゾンを供給するオゾン供給
装置8と、処理した廃水を放出する放流装置9と、を備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば医療機関
における廃水の処理方法および処理装置に関し、特に手
術や解剖時に出る感染性廃棄物の廃水処理方法および処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】手術や解剖時に出る廃棄物の廃水には、
血液が混じっており、病原菌に汚染されている可能性が
高く、下水道や河川に放流する場合には、消毒しておく
必要があり、法令によっても適正処理が定められてい
る。従来の推奨される処理方法は、廃水を80℃に加熱
して加熱殺菌する方法であるが、処理量に対して大規模
で高価な処理設備が必要となり、コスト的に合わず、一
部の大規模医療機関を除き、大部分の医療機関では一般
の雑廃水と一緒に処理され、十分な殺菌処理がなされず
に下水や河川に放流されているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】感染性処理設備が普及
しない理由は高コストにあり、低コストで処理できる処
理設備が社会的な要請となっている。低コストの処理方
法としては、広く普及しているオゾン処理が有望である
が、小型のオゾン処理装置では処理量が追いつかず、処
理設備を大型化しなければならない。また、各種殺菌分
解剤による処理も考えられるが、確実に殺菌するために
は殺菌分解剤の濃度を高める必要がある。そうすると処
理後の廃水中の殺菌分解剤の残留濃度が高くなり、その
まま外部へ放流すると環境への影響が大きい。殺菌分解
剤の濃度によっては二次汚染のおそれがある。したがっ
て、処理後に他の薬剤によって殺菌分解剤の残留分を中
和処理をする必要があり、結局、処理設備が余分に必要
となる結果となる。
【0004】本発明は上記した社会的要請に応じてなさ
れたもので、その目的とするところは、処理設備を大型
化することなく、低コストで効率的に感染性破棄物を処
理できる感染性廃棄物の処理方法および処理装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る感染性廃棄物の処理方法は、医療機関
等から廃棄される感染性廃棄物を含む廃水を二酸化塩素
で前処理をし、その後、オゾン処理をすることにより殺
菌と残留二酸化塩素の分解をすることを特徴とする。
酸化塩素による前処理は、二酸化塩素を注入した後一定
時間攪拌することを特徴とする。
【0006】 オゾン処理は、第1および第2処理槽間
を循環する廃水中にオゾンを供給して処理する方法であ
り、二酸化塩素による前処理は一方の第1処理槽で行
い、その後循環させて所定時間オゾン処理を行うことを
特徴とする。第1処理槽の前に廃水を随時受け付ける一
時貯留槽を設け、該一時貯留槽から一定量だけ第1処理
槽に移して処理することが好ましい。
【0007】 また、本発明の感染性廃棄物の処理装置
は、第1処理槽と、第2処理槽と、第1処理槽に二酸化
塩素を注入する二酸化塩素注入手段と、前記第1処理槽
に感染性廃棄物を含む廃水を供給する廃水供給手段と、
廃水を第1処理槽と第2処理槽間を循環させる循環手段
と、循環する廃水中にオゾンを供給して殺菌と残留二酸
化塩素の分解をするオゾン供給手段と、処理した廃水を
放出する放出手段とを備えていることを特徴とする。
【0008】 二酸化塩素が注入された第1処理槽内の
廃水を攪拌する攪拌手段を備えているのが効果的であ
る。廃水供給手段に設けられる異物除去手段と、前記
酸化塩素注入手段から分岐して二酸化塩素の一部を前記
異物除去手段に対して注入する分岐通路とを備えている
ことが好適である。第1処理槽の前に設けられ感染性廃
棄物の廃水を随時受け付ける一時貯留槽と、該一時貯留
槽から廃水を所定量第1処理槽へ供給する供給手段とを
備えていることが好ましい。また、一時貯留槽の前に設
けられる廃水を受けるための受水槽と、該受水槽から前
記一時貯留槽に廃水を供給する供給手段とを備えていて
もよい。使用する二酸化塩素は安定化二酸化塩素が好ま
しい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。 実施の形態1 図1は本発明の実施の形態1に係る感染性廃棄物の処理
装置を示している。すなわち、この処理装置10は、第
1処理槽1と、第2処理槽2と、第1処理槽1に殺菌消
毒剤としての二酸化塩素Cを注入する二酸化塩素注入手
段としての二酸化塩素注入装置3と、感染性廃棄物を含
む廃水Dを第1処理槽1に供給する廃水供給手段として
の廃水供給装置5と、廃水Dを第1処理槽1と第2処理
槽2との間を循環させる循環装置7と、循環する廃水中
にオゾンを供給するオゾン供給装置8と、処理した廃水
を放出するための放出手段としての放出装置9と、を備
えている。
【0010】ここで、感染性廃棄物とは、廃棄物処理法
にれば、解剖・手術等に伴って発生する病理廃棄物(臓
器、組織等)と、解剖・手術等に伴って発生する血液、
血清、血漿、体液(精液を含む)を含む感染性産業廃棄
物に分類されているが、本発明が対象としている感染性
廃棄物は、主として感染性産業廃棄物が該当する。もち
ろん、法令の定義に限定されるものではなく、殺菌の必
要のある医療廃棄物全般に適用可能である。二酸化塩素
としては水溶液の形態で、特に二酸化塩素をアルカリ溶
液中にとかして安定化させた安定化二酸化塩素を用いる
ことが好適である。
【0011】図示例では、第1処理槽1と第2処理槽2
は地下の設備室100内に配置されているが、設備室1
00は地上にあってもよい。設備室100には、設備室
100の空気の入れ換えをするための給気ファン等の吸
気設備101、排気ファン等の排気設備102が設けら
れ、また、清掃時や水漏れ等が生じた場合に水を排水す
るための排水ポンプ103が設けられている。この廃水
は外部に放流することなく、再び第1処理槽1に戻され
る。第1処理槽1は密閉された容器で、第1処理槽1内
部に貯まるガスを排気するための排気パイプ11と、液
面スイッチ12とが設けられている。排気パイプ11は
第1処理槽1上部に設けられ、パイプ途中に脱臭器13
が設けられている。
【0012】第2処理槽2は圧力容器で、上部には減圧
弁21と、内部のガスを排気するための排気通路22が
設けられている。排気通路22には排オゾン吸着器23
が設けられている。また、第2処理槽2内の内圧を計測
する圧力計24が設けられている。二酸化塩素注入装置
3は、二酸化塩素を貯留するタンク31と、このタンク
31と第1処理槽1間を接続する注入路6と、タンク3
1内の二酸化塩素を第1処理槽1に送り出すポンプ33
とを備えている。また、図示しないが、給水路120の
ラインを分岐させてタンク内に給水可能とし、二酸化塩
素濃度を調整可能としてもよい。その場合には、タンク
31内の二酸化塩素を撹拌する攪拌器、タンク31内の
液面を検出する液面計,タンク内に水位が所定量に達す
ると給水を停止するリミットスイッチ等が適宜設けられ
る。
【0013】また、第1処理槽1の上部には洗浄用の散
水器14が配置され、この散水器11に給水パイプ12
0が接続されている。廃水供給装置5は、解剖室等の廃
棄物発生部署からの廃水を流す排水路51と、排水路5
1からの廃水を受けて異物を除去する異物除去具として
の排水桝52と、排水桝52と第1処理槽1間を連通す
る供給路53と、を備えている。排水桝52の位置は第
1処理槽1より高く、廃水は排水桝52から第1処理槽
1に重力によって流入する。廃水供給装置5は、解剖室
等からの廃棄物発生部署から直接第1処理槽1に供給さ
れる場合だけでなく、別にピット等の一時貯留槽を設
け、一時的に貯留槽に貯留するようにしてもよい。
【0014】また、二酸化塩素注入流路6はタンク31
と第1処理槽1とを直接結んでいるが、途中に排水桝5
2に至る分岐通路61が設けられ、二酸化塩素Cを一部
排水桝52に注入している。排水桝52に供給された二
酸化塩素は排水桝52を消毒し、供給路53を通じて供
給路53を消毒しながら第1処理槽1に送られる。した
がって、二酸化塩素Cは、設備タンク31から直接注入
される経路と、排水桝52を介して注入される経路の2
経路を通じて注入されることになり、分岐通路61,排
水桝52および供給路53も殺菌消毒剤である二酸化塩
素の注入手段として機能する。
【0015】循環装置7は、第1処理槽1と第2処理槽
2を結ぶ循環路70と、循環路70に設けられ廃水を第
1,第2処理槽1,2間を循環させる循環ポンプ73と
を備えた構成となっている。循環路70は第1処理槽1
の底部と第2処理槽2の上部とを接続する輸送通路71
と、第2処理槽の底部と第1処理槽1の上部とを接続す
る戻し通路72とを備えている。循環ポンプ73は輸送
通路71に2つ並列に設けられ、一つが予備となってい
る。輸送通路71の循環ポンプ73の上流側にはストレ
ーナ74、さらに、通路を開閉する電動の開閉弁75が
設けられている。オゾン供給装置8は、オゾン発生装置
80と、輸送通路71の第2処理槽2近傍に設けられる
エゼクタ81と、オゾン発生装置8とエゼクタ81間を
接続するオゾン供給路82と、を備えており、エゼクタ
81を通じて循環する廃水中に供給される。
【0016】また、処理した廃水を放流する放流装置9
は、一端が電動の第1切換バルブ93を介して循環路7
0に接続され他端が解放された放出路91と、放出路9
1に設けられる放流ポンプ92とを備えている。この放
流ポンプ92によって、第1,第2処理槽内の廃水を循
環路70を介して放流する。第1処理槽1の底部には戻
し通路72に設けられた電動の第2切換バルブ95に接
続される抜き取り通路94が設けられており、第1処理
槽1からの放流は、この抜き取り通路94,戻し通路7
2および放出路91に至る経路と、第1処理槽1から輸
送路71および第2処理槽2および放出路91を通る経
路の2経路を通じて放流される。第2処理槽1からの放
流経路は、戻し流路72および第1放出流路91を通じ
て放流される。戻し通路72を経由させずに、輸送通路
71のみから放流するようにしてもよいし、場合によっ
ては、抜き取り通路94および戻し通路72のみから放
流するようにしてもよい。また、戻し通路72の第2切
換バルブ95の下流側には、廃水を取り出してサンプリ
ングするためのサンプリング通路130が設けられ、水
質を検査するようになっている。
【0017】上記構成の廃棄物処理装置は、次のように
作動する。まず、解剖室等の廃棄物発生部署から排水路
51を通じて流された廃水は排水桝52を経て廃水供給
流路52に流入し、廃水供給流路52を通じて第1処理
槽1に供給される。一方、廃水が第1処理槽1に流入す
ると同時に、二酸化塩素注入装置3のポンプ33を駆動
して注入路6を通じて二酸化塩素を一定量注入する。二
酸化塩素の大部分は注入路6を通じて直接第1処理槽1
内に注入され、一部は注入路6から分岐通路61を経て
を排水桝52に供給され、排水桝52から供給路53を
経由して第1処理槽1に流入する。排水桝52から供給
路53を流れていく途中廃水が二酸化塩素に接触し、殺
菌されつつ第1処理槽1に流入するので、薬液が廃水に
よく混じり合い、殺菌を促進することができる。この二
酸化塩素の注入は、排水桝52を経由させずに、第1処
理槽1のみに注入するようにしてもよいし、第1処理槽
1に直接注入せず、全量排水桝52を経由させて注入す
るようにしてもよい。
【0018】第1処理槽1に供給される廃水の量が所定
量に達すると廃水の供給を停止する。第1処理槽1にお
ける二酸化塩素の濃度が所定範囲となるようになるよう
に、注入する二酸化塩素Cの量が決定される。濃度があ
まり濃いと、殺菌効果は高いが処理後の二酸化塩素の残
留濃度が高くなってしまう。これは後工程のオゾン処理
とのバランスにもよるが、5ppm程度の濃度でよい結
果が得られた。
【0019】廃水の充填が終了すると、輸送路71の開
閉バルブ75を開くと共に循環ポンプ74を回転駆動し
て廃水を輸送通路71および戻し通路72を通じて第
1,第2処理槽1,2間を循環させる。廃水がエゼクタ
81を通過する際に、オゾンが輸送通路71内に自動的
に吸引され、オゾンが廃水に供給されながら第2処理槽
2に流入する。循環している間、エゼクタ81を通じて
廃水に常時オゾンが供給され続け、廃水はオゾンに曝さ
れながら循環することになり、殺菌、浄化が進行する。
所定時間運転後、サンプリング通路130から廃水を取
水し、水質を検査し、検査基準内に収まっていれば、循
環ポンプ73およびオゾン発生装置8を停止する。
【0020】放流は、第1,第2切換バルブ93,95
を切り換えると共に、放流ポンプ93を駆動する。第2
処理槽2内に残留している廃水は第2放出流路92を通
じて放流される。第1処理槽1内に残留している廃水
は、輸送通路71および第2処理槽2を通じて放流され
る分と、第1放出流路91と戻し通路72を通じて抜か
れる分の2系統の通路を通じて放流される。上記した各
バルブ類の切換およびポンプ類の制御は、電気室104
内に設けられた不図示の制御盤によって自動制御され
る。
【0021】 本発明によれば、前処理工程で二酸化塩
素で殺菌することにより、オゾン処理によって効率的に
廃水を処理できた。オゾン処理単独で達成しようとする
と、処理に時間がかかり、時間を短縮しようとすれば、
大型のオゾン発生器80が必要となり、コストが高くな
る。これに対し、本発明によれば、容量の小さいオゾン
発生器80で、基準内の水質を達成することができた。
また、二酸化塩素単独で処理する場合には、後の中和処
理が必要となるが、本発明の場合には、濃度が低くても
後工程のオゾン処理によって殺菌をし、有機物を分解す
ることができる。さらに、前処理で残留した二酸化塩素
はオゾン処理工程で分解され、二酸化塩素の残留濃度を
適正に押さえることができた。
【0022】次に本発明の他の実施の形態について説明
する。以下の説明では、上記実施の形態と異なる点につ
いてのみ説明するものとし、同一の構成部分については
同一の符号を付してその説明は省略する。 実施の形態2 図2は本発明の実施の形態2に係る感染性廃棄物廃水処
理装置を示している。この実施の形態2では、第1処理
槽1に攪拌手段としての攪拌器15を設け、前処理工程
で第1処理槽1内の廃水を所定時間攪拌するようにした
ものである。攪拌器15は、第1処理槽内に挿入される
撹拌羽15aと、攪拌羽15aを回転駆動するモータ1
5bとを備えている。
【0023】そして、第1処理槽1への廃水の充填が終
了した時点で、攪拌器15を所定時間回転駆動し、攪拌
器15を停止した後、循環ポンプ74を駆動して廃水を
循環させ、廃水にオゾン発生装置80からオゾンを供給
し、オゾンにて殺菌処理をする。このように、二酸化塩
素による前処理工程で所定時間攪拌処理すれば、上記し
た実施の形態1に比べて殺菌消毒が効率的に進行し、後
処理でのオゾン処理時間を短縮化できる。
【0024】実施の形態3 図3には本発明の実施の形態3に係る感染性廃棄物の処
理装置を示している。この実施の形態は、第1処理槽1
に廃水を供給する廃水供給系が異なる。すなわち、この
実施の形態2では、感染性廃棄物としては、解剖室から
の廃水の他に、手術部門、隔離病室、透析部門からの各
廃水を処理するもので、量が多くなる場合もあり、第1
処理槽1の前に一時貯留槽300を設け、各廃棄物発生
部署から廃水を一時貯留しておき、汲み上げポンプ30
1によって第1処理槽1内に所定量ずつ汲み上げて処理
するようにしたものである。もちろん、廃水が出る部署
が一つだけの場合についても適用可能である。
【0025】また、この実施の形態では、二酸化塩素注
入装置3は、給水路120からの第1分岐ライン121
を通じてタンク31内に給水可能とし、二酸化塩素濃度
を調整可能としたものである。タンク31には、タンク
31内の二酸化塩素を撹拌する攪拌器32と、タンク3
1内の液面を検出する液面計34と,タンク31内に水
位が所定量に達すると給水を停止するリミットスイッチ
35が設けられている。給水路120の第1分岐ライン
121の分岐部で分岐した第2分岐ライン122は二酸
化塩素注入路6に接続され、第1処理槽1への給水は二
酸化塩素注入路6を通じて行うようになっている。そし
て、タンク31への給水は第1分岐ライン121に設け
られた電動の第1開閉バルブ121aによって制御さ
れ、第1処理槽1への給水は第2分岐ライン122に設
けられた電動の第2開閉バルブ122aによって制御さ
れ、二酸化塩素の注入路6は電動の第3開閉バルブ6a
によって制御される。各部署からの廃水は排水通路を通
して一時貯留槽300に送られる。排水通路には排水桝
やバスケットスクリーン等のゴミや異物を除去する異物
除去具352が設けられている。異物除去具352に二
酸化塩素注入通路6からの分岐通路61を通じて二酸化
塩素が供給される。分岐通路61は各固分除去具に対し
て3つに分岐している。一時貯留槽300には、汲み上
げポンプ301が予備のために2つ設けられ、この汲み
上げポンプ301から汲み上げ通路302を通じて第1
処理槽1に供給される。一時貯留槽300が接地される
床には、清掃用あるいは一時貯留槽300から溢れた廃
水を汲み上げるポンプ303が設定され、このポンプ3
03によって汲み上げられた廃水は一時処理槽300に
戻されるようになっている。
【0026】この実施の形態2に係る感染性廃棄物処理
装置は、各部署からの廃水は随時一時貯留室300に貯
留され、所定量貯まるとポンプ301が駆動して貯留さ
れた廃水が第1処理槽1に汲み上げられる。同時に殺菌
消毒剤注入装置3のポンプ33が駆動し、二酸化塩素が
所定量第1処理槽1に注入される。二酸化塩素の一部
は、分岐通路61を経由して各部署の排水出口に置かれ
た異物除去具352に注入される。この分岐通路61へ
の注入量は、各分岐通路61に設けられた切換バルブ6
1aを開閉することによって調節可能である。この分岐
通路61を経由して注入された二酸化塩素によって異物
除去具352は殺菌消毒され、さらに、一時貯留槽30
0に流入して、一時貯留槽300に貯留されている廃水
についても殺菌消毒する。この二酸化塩素の濃度は随時
流入する廃水によって希釈化されて薄い濃度であるが、
第1処理槽1の前段階である程度殺菌処理が進む。
【0027】 第1処理槽1に汲み上げられた廃水に注
入設備3から注入される所定量の二酸化塩素が注入され
るので、少なくとも一定濃度以上の二酸化塩素濃度が確
保される。第1処理槽1内に排水量が所定量に達する
と、汲み上げポンプ301および注入ポンプ33が停止
され、撹拌器15が駆動を開始し一定時間撹拌する。一
定時間経過後、撹拌器15が停止し、オゾン処理に移行
する。オゾン処理については上記実施の形態1と全く同
一である。
【0028】実施の形態4 図4は本発明の実施の形態4に係る感染性廃棄物の処理
装置を示している。この処理装置は、廃棄物発生部署か
らの廃水の取水口に個別の受水槽400を設け、この個
別貯留槽400から一時貯留槽300にポンプ401で
汲み上げるようにしたものである。この受水槽400が
一時貯留槽より低い位置にある場合に有効である。この
場合、配管系が複雑になる場合には、図5に示すよう
に、二酸化塩素の分岐通路は無くし、異物除去具352
の消毒は二酸化塩素の散布を手作業で行うようにすれば
よい。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上の構成及び作用を有するも
ので、医療機関等から廃棄される感染性廃棄物を含む廃
水を二酸化塩素で前処理をし、その後、オゾン処理をす
るようにしたので、二酸化塩素で大半の病原菌は死滅あ
るいは弱り、比較的小型のオゾン処理設備で処理するこ
とができる。また、固形分についても分解処理すること
ができる。また、オゾン処理によって前処理工程で使用
した二酸化塩素が分解されるので、特に中和処理等の後
処理を必要せず、二酸化塩素の残留濃度を適正範囲に押
さえることができる。特に、二酸化塩素を用いれば、安
定で殺菌効果が高く、また、他の塩素系の殺菌消毒剤の
ようにトリハロメタンが発生せず、環境に対する影響が
小さい。また、排出されるホルムアルデヒドについても
分解することができる。
【0030】 請求項に記載のように、二酸化塩素
よる前処理を一定時間攪拌すれば、殺菌消毒が効率的に
進行し、オゾン処理時間の短縮化を図ることができる。
また、請求項に記載のように、オゾン処理は第1およ
び第2処理槽間を循環する廃水中にオゾンを供給して処
理する方法であり、二酸化塩素による前処理は一方の第
1処理槽で行い、その後循環させて所定時間オゾン処理
を行うようにすれば、連続して処理することができる。
さらに、請求項に記載のように、第1処理槽の前に廃
水を随時受け付ける一時貯留槽を設け、一時貯留槽から
一定量だけ第1処理槽に移して処理するようにすれば、
排水量が多くなっても、処理を安定して行うことができ
る。
【0031】 本発明の感染性廃棄物の処理装置は、請
求項に記載のように、第1処理槽と、第2処理槽と、
第1処理槽に二酸化塩素を注入する二酸化塩素注入手段
と、前記第1処理槽に感染性廃棄物を含む廃水を供給す
る廃水供給手段と、廃水を第1処理槽と第2処理槽間を
循環させる循環手段と、循環する廃水中にオゾンを供給
するオゾン供給手段と、処理した廃水を放出する放出手
段とを備えた構成としたので、第1処理槽が二酸化塩素
による処理とオゾン処理に共用することができ、装置構
成がコンパクト化される。請求項に記載のように、
酸化塩素が注入された第1処理槽内の廃水を攪拌する攪
拌手段を備えることにより、殺菌消毒を効率的に処理で
きる。
【0032】 また、請求項に記載のように、廃水供
給手段に設けられる異物除去手段と、前記二酸化塩素
入手段から分岐して二酸化塩素の一部を前記異物除去手
段に対して注入する分岐通路とを備えることにより、排
水桝などの異物除去手段の殺菌,消毒を行うことができ
る。請求項に記載の発明によれば、第1処理槽の前に
設けられ感染性廃棄物の廃水を随時受け付ける一時貯留
槽と、一時貯留槽から廃水を所定量第1処理槽へ供給す
る供給手段とを備えた構成としたので、排水量に関わら
ず適正に処理することができる。請求項に記載の発明
によれば、一時貯留槽の上流側に設けられる受水槽と、
受水槽から前記一時貯留槽に廃水を供給する供給手段と
を備えた構成としたので、感染廃棄物の廃水が発生する
部署のフロアが一時貯留槽より低い位置にある場合に有
効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態1に係る感染性廃
棄物の処理装置の構成図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態2に係る感染性廃
棄物の処理装置の構成図である。
【図3】 図3は本発明の実施の形態3に係る感染性廃
棄物の処理装置の構成図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態4に係る感染性廃
棄物の処理装置の構成図である。
【図5】 図5は本発明の実施の形態4の変形例を示す
図である。
【符号の説明】
10 処理装置 1 第1処理槽、2 第2処理槽 3 二酸化塩素注入装置 31 タンク、32 ポンプ、6 注入路 5 廃棄物供給装置 52 排水桝、53 供給路 7 循環装置 70 循環路、71 輸送通路、72 戻し通路、73
循環ポンプ、 75 バルブ 8 オゾン供給装置 80 オゾン発生器、81 エゼクタ、82 オゾン供
給路 9 放流装置。 91 放出路、92 放流ポンプ、93 第1放流バル
ブ、94 抜き取り通路、95 第2放流バルブ 130 サンプリング通路 15 攪拌器 300 一時貯留槽 301 ポンプ 303 ポンプ 352 異物除去具 400 受水槽 401 ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C02F 1/78 ZAB C02F 1/78 ZAB (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/50 C02F 1/58 C02F 1/78

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感染性廃棄物を含む廃水を二酸化塩素で前
    処理をし、その後、オゾン処理をすることにより殺菌と
    残留二酸化塩素の分解をすることを特徴とする感染性廃
    棄物の処理方法。
  2. 【請求項2】前記二酸化塩素による前処理は、二酸化塩
    を注入した後一定時間攪拌することを特徴とする請求
    項1に記載の感染性廃棄物の処理方法。
  3. 【請求項3】オゾン処理は、第1および第2処理槽間を
    循環する廃水中にオゾンを供給して処理する方法であ
    り、二酸化塩素による前処理は一方の第1処理槽で行
    い、その後循環させて所定時間オゾン処理を行うことを
    特徴とする請求項1又は2に記載の感染性廃棄物の処理
    方法。
  4. 【請求項4】第1処理槽の前に廃水を随時受け付ける一
    時貯留槽を設け、該一時貯留槽から一定量だけ第1処理
    槽に移して処理することを特徴とする請求項1乃至
    いずかの項に記載の感染性廃棄物の処理方法。
  5. 【請求項5】 第1処理槽と、第2処理槽と、第1処理
    槽に二酸化塩素を注入する二酸化塩素注入手段と、前記
    第1処理槽に感染性廃棄物を含む廃水を供給する廃水供
    給手段と、廃水を第1処理槽と第2処理槽間を循環させ
    る循環手段と、循環する廃水中にオゾンを供給して殺菌
    と残留二酸化塩素の分解をするオゾン供給手段と、処理
    した廃水を放出する放出手段とを備えていることを特徴
    とする感染性廃棄物の処理装置。
  6. 【請求項6】二酸化塩素が注入された第1処理槽内の廃
    水を攪拌する攪拌手段を備えている請求項に記載の感
    染性廃棄物の処理装置。
  7. 【請求項7】廃水供給手段に設けられる異物除去手段
    と、前記二酸化塩素注入手段から分岐して二酸化塩素
    一部を前記異物除去手段に対して注入する分岐通路とを
    備えている請求項5又は6に記載の感染性廃棄物の処理
    装置。
  8. 【請求項8】第1処理槽の前に設けられ感染性廃棄物の
    廃水を随時受け付ける一時貯留槽と、該一時貯留槽から
    廃水を所定量第1処理槽へ供給する供給手段とを備えて
    いる請求項乃至のいずれかの項に記載の感染性廃棄
    物の処理装置。
  9. 【請求項9】一時貯留槽の前に廃水を受けるために設け
    られる受水槽と、該受水槽から前記一時貯留槽に廃水を
    供給する供給手段とを備えている請求項に記載の感染
    性廃棄物の処理装置。
  10. 【請求項10】二酸化塩素は安定化二酸化塩素である請
    求項1乃至4のいずれかの項に記載の感染性廃棄物の処
    理方法。
  11. 【請求項11】二酸化塩素は安定二酸化塩素である請求
    項5乃至9のいずれかの項に記載の感染性廃棄物の処理
    装置。
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