JP2794434B2 - 食品類の洗浄殺菌装置 - Google Patents

食品類の洗浄殺菌装置

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JP2794434B2 JP2395489A JP2395489A JP2794434B2 JP 2794434 B2 JP2794434 B2 JP 2794434B2 JP 2395489 A JP2395489 A JP 2395489A JP 2395489 A JP2395489 A JP 2395489A JP 2794434 B2 JP2794434 B2 JP 2794434B2
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鈴木  誠
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、食品類特に野菜や果物等の青果類の洗浄、
並びに殺菌に好適に用いられる装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、青果類等の食品を殺菌する方法としては、 次亜塩素酸ナトリウムを用いる方法 紫外線を照射する方法 洗浄槽内の洗浄水中に直接オゾンを散気させる方法 が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来技術の次亜塩素酸ナトリウ
ムを用いる方法にあっては、殺菌に有効な塩素濃度の維
持が困難である。すなわち、有機物と次亜塩素酸ナトリ
ウムとの反応によって殺菌率が低下してしまうので、殺
菌力を維持するためには多量の次亜塩素酸ナトリウムが
必要となる。また、次亜塩素酸ナトリウムを使用する
と、青果類に特有の臭気をもたらし、食品として好まし
くない結果をもたらすので、この臭気を除去するために
多量の水と時間を要する。
の紫外線を照射する方法にあっては、洗浄水に濁り
があると、殺菌効果が低下し、また紫外線のもつエネル
ギーによって、被照射物が劣化しやすく、生鮮度が損な
われ、野菜類には好ましくない。さらに、紫外線ランプ
の寿命はそれほど長くないので、非経済的である、とい
った問題点がある。
そしての洗浄槽内の洗浄水へ直接オゾンを散気させ
る方法にあっては、次のような問題点がある。
すなわち、例えば水温25℃の条件下で気相オゾン濃度
が20mg/(9340ppm)であった場合、ヘンリーの法則に
従えば、溶存オゾン濃度は5.12mg/(5.12ppm)とな
る。また、溶存オゾン濃度は水質、pHによって変化し、
有機物の介在やpHが8を越えたアルカリ水では著しく低
下する。
このように、オゾンは極めて水に難溶性であるため、
オゾン化空気を吹き込む分散器や反応槽中の気液接触面
積、接触時間等の最適条件下でも溶存オゾン濃度は低
く、その大半は大気中へ放出される。
したがって、従来の殺菌装置では洗浄槽内へ直接オゾ
ンを散気させる方法を採用しているので、大気中へ多量
なオゾンを放出させるという欠点をもっている。
ちなみに、ACGIH(米国産業衛生監督官会議)のオゾ
ン基礎濃度はTWA(時間荷重限界平均値)で0.1ppmとさ
れているため、従来の装置ではこの点でも安全性を確保
することは困難である。
また、従来の殺菌装置は槽内にかくはん機構を有して
いないので、目的物に付着している菌の離脱が容易でな
く、殺菌効果は十分とはいえない。
本発明は、オゾンを用いて食品類特に生鮮食品類から
その特性を損なうことなく、付着している雑菌を無菌水
でかくはんして洗浄除去すると共に、洗浄水は槽外にお
いてオゾンにより殺菌し、該無菌水を循環させて連続的
に洗浄を行ない、殺菌に用いたオゾンは分離処理して大
気中への放出を抑制し、安全にかつ短時間に効率良く洗
浄殺菌することのできる装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、かくはん機構を備えた洗浄槽
と、該洗浄槽から導出した洗浄水をオゾン発生器により
生成されたオゾンと混合接触させて洗浄水中の菌を殺菌
する手段と、殺菌後の洗浄水から含有オゾンを分離して
再度前記洗浄槽へ循環せしめると共に洗浄水から分離し
たオゾンを分解して排出する処理手段とを具備した食品
類の洗浄殺菌装置であって、上記課題を解決したもので
ある。
洗浄槽内の水のかくはん機構としては、例えばかくは
ん羽根、又はノズル等があげられ、青果類等に付着した
菌を効果的に離脱させ洗浄水と共に槽外へ導出させる。
導出された未殺菌の洗浄水には、通常エジェクタを介
してオゾン発生器からのオゾンが吸込まれ、更に例えば
スタティックミキサ、ワイヤクロス、多孔版、グラスビ
ーズ等を用いた気液混合器を通って充分混合され、次い
で蓄積槽(バッファタンク)等によりなる装置において
洗浄水とオゾンとを充分接触させることにより確実な殺
菌が行なわれる。この際の洗浄水のオゾン蓄積量(注入
オゾン濃度A−気液分離後の排オゾン濃度B)×100/注
入オゾン濃度Aとして算出)は70%程度まで確保でき
る。
このようにして殺菌された洗浄水は、気液分離槽に送
られ、ここで分離された洗浄水中のオゾンは排出弁を介
して、分離槽上部に設けられたオゾン分解装置例えばヒ
ート、オゾン分解触媒等により燃焼分解、吸着分解せし
められ安全な非オゾン気体として大気中に放散される。
一方オゾンが分離された殺菌済の無菌状態の洗浄水は
再び洗浄槽に戻り洗浄に供される。なお洗浄槽内水面上
でのオゾン濃度は約0.1ppm以下であり安全性は充分確保
されているものであるから、開放状態の洗浄槽が使用で
きる。以下実施例により本発明を更に明らかにする。
〔実施例〕
第1図に本発明装置の一実施例を図示し、その構成及
び作用を併せて説明する。
1は上部が開放し洗浄槽で、この中で洗浄水1aにより
例えば野菜などが洗浄される。2は洗浄水かくはん羽根
であり、2′はかくはんノズルであって洗浄水導出管3a
から導出された洗浄液の一部をポンプ14により導管3dを
経て洗浄槽1内に吹き込み洗浄水のかくはんを行なう。
かくはん装置はかくはん羽根だけでもよいが、このよう
にするとかくはん作用が増強され菌の離脱効果が高くな
るので好ましい。
4は殺菌装置及び気液分離槽を経て洗浄槽1へ洗浄水
1aを循環させるラインポンプである。このポンプ4によ
り導出管3a,導管3b,3cを経た洗浄水はエジェクタ6で、
オゾン発生器5からのオゾンと吸引混合される。7は気
液混合器である。例えばスタティックミキサ、又は内部
にワイヤクロス、多孔板又はグラスビーズを充填した槽
であり、ここをオゾンが吹込まれた洗浄液が通過する
際、オゾンと洗浄液は充分に接触し、洗浄水中の菌は確
実に殺菌され、更に蓄積槽8(バッファタンク)に移
り、ここに滞留する間に一層確実な殺菌が行なわれる。
10は気液分離槽で、殺菌された洗浄液は次いでここに移
りオゾンは洗浄水から分離される。分離されたオゾンは
上部から燃焼ヒータ11及び分解触媒12を通り非オゾン気
体となって大気中に放散される。
一方気液分離槽10でオゾンが分離、除去された殺菌済
の洗浄水は導管13を通って洗浄槽1に戻されて洗浄に供
され、このような循環が連続的に行なわれる。
なお殺菌に当っては、オゾン蓄積量を20〜70%の範囲
とすることが好ましい。
次に本発明装置により、カットきゅうりの洗浄を行な
った場合と次亜塩酸ナトリウムにより殺菌処理(比較
例)をしたときの試験結果を示すと次のとおりである。
〔発明の効果〕 本発明によれば、短時間の水洗で野菜等青果類に付着
している菌を常温で確実に除去して洗浄・殺菌を行なう
ことができ、また開放状態の洗浄槽が使用できるので作
業性もよく、しかも洗浄水は常に無菌状態で循環使用さ
れるので少量の水で処理でき、節水上も有益であり、効
率がよい。そしてオゾンの強力な殺菌力を利用するにも
拘らず極めて安全であり従来のような薬剤を全く用い
ず、無菌水で短時間に確実な菌類の離脱、除去ができる
ので、特に生鮮青果類に適用して損傷したりする惧れも
なく、新鮮な無菌状態で、生食又は調理に供することが
でき、洗浄殺菌装置としての効果は頗る大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す概略図である。 1……洗浄槽、2……かくはん羽根、2′……洗浄水噴
射ノズル、3a……洗浄水導出管、4……ポンプ、5……
オゾン発生器、6……エジェクタ、7……気液混合器、
8……蓄積槽、10……気液分離槽、11……燃焼ヒータ、
12……分解触媒

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】かくはん機構を備えた洗浄槽と、該洗浄槽
    から導出した洗浄水をオゾン発生器により生成されたオ
    ゾンと混合接触させて洗浄水中の菌を殺菌する手段と、
    殺菌後の洗浄水から含有オゾンを分離して再度前記洗浄
    槽へと循環せしめると共に洗浄水から分離したオゾンを
    分解して排出する処理手段とを具備したことを特徴とす
    る食品類の洗浄殺菌装置。
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