JPH11153553A - 粉剤中の異物の検査装置 - Google Patents

粉剤中の異物の検査装置

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JPH11153553A
JPH11153553A JP25569998A JP25569998A JPH11153553A JP H11153553 A JPH11153553 A JP H11153553A JP 25569998 A JP25569998 A JP 25569998A JP 25569998 A JP25569998 A JP 25569998A JP H11153553 A JPH11153553 A JP H11153553A
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JP
Japan
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container
light source
powder
illumination light
foreign matter
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Application number
JP25569998A
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English (en)
Inventor
Tomoyoshi Matsumoto
智良 松本
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Otsuka Pharmaceutical Factory Inc
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Factory Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容器中の粉剤に含まれる異物を検査する場合
に、陰が見えたり、場所によって濃淡が発生するという
欠点をなくし、粉剤の検査を精度よくかつ効率的に行
う。 【解決手段】容器3中の粉剤を撮像する検査カメラ1
と、容器3煮対して検査カメラ1と同じ側に置かれた第
1の照明光源2a,2bと、容器3に対して検査カメラ
1と反対の側に置かれた第2の照明光源6とを有し、前
記第1の照明光源2a,2bは少なくとも二方から容器
3中の粉剤を照明し、前記第2の照明光源6は容器3中
の粉剤を正面から照明する。容器3中の粉剤は、容器内
に均一に分散させて撮像する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の中に収納さ
れた粉剤に含まれる異物を検査する粉剤中の異物の検査
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】医療現場では、粉末状の薬剤と、溶解液
とを別々の室に入れ、両室を隔てているシール部を破っ
て薬剤を溶解液に混入させる、透明な合成樹脂で作られ
た可撓性複室容器が利用されている(特開平4−364
850号公報参照)。この可撓性複室容器(以下単に
「容器」という)の製造者は、粉末状の薬剤(以下「粉
剤」という)に異物が入っているかどうか検査する際
に、粉剤の入った室を光源で照明し、カメラで撮影する
ことにより行っている。
【0003】前記光源による照明方法としては、通常、
光源とカメラとを容器に対して同じ側に設置して、粉剤
からの反射光をとらえる方法(以下「反射照明法」とい
う)、又は光源とカメラを容器に対して互いに反対側に
設置して、粉剤からの透過光をとらえる方法(以下「透
過照明法」という)が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、反射照明法
又は透過照明法のいずれの照明法を採用しても、一方か
らの光のみで照明するので、白い部分と黒い部分とのコ
ントラストが強くなり過ぎる。また、室内の粉剤の存在
する部分又は粉剤の層の厚い部分と、存在しない部分又
は粉剤の層の薄い部分とで濃淡が発生する。
【0005】このため、粉剤の中に存在する異物の発見
が困難になり、検査効率が悪いという問題があった。そ
こで、本発明は、陰が見えたり、場所によって濃淡が発
生するという欠点をなくし、粉剤の検査を精度よくかつ
効率的に行うことのできる粉剤中の異物の検査装置を実
現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の粉剤中の異物の
検査装置は、容器中の粉剤を撮像する検査カメラと、容
器に対して検査カメラと同じ側に置かれた第1の照明光
源と、容器に対して検査カメラと反対の側に置かれた第
2の照明光源とを有し、前記第1の照明光源は少なくと
も二方から容器中の粉剤を照明する光源であり、前記第
2の照明光源は容器中の粉剤を検査カメラと反対側の正
面から照明する光源である(請求項1)。
【0007】この構成によれば、容器に対して検査カメ
ラと同じ側に置かれた第1の照明光源の光と、検査カメ
ラと反対の側に置かれた第2の照明光源の光とが協働し
て、粉剤の濃淡の発生をなくし、コントラストを少なく
し、異物の発見を容易にすることができる。前記第2の
照明光源は輝度調節可能になっていることが好ましい
(請求項2)。輝度を調節することにより、コントラス
トの最も少ない状態にすることができるからである。
【0008】粉剤の中の磁性体を片寄せる磁石板が付属
していてもよい(請求項3)。磁性体が異物である場合
に、この磁石を利用して、磁性体を粉剤の上に片寄せれ
ば、異物を発見することが容易にできるからである。粉
剤中の異物の検査装置は、検査前に粉剤の入った容器に
回転運動、往復回動、縦衝撃、振動又は揺動を与える運
動手段を有することが好ましい(請求項4)。これらの
運動により、容器中の粉剤の厚みを均一にすることがで
きるからである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明
の粉剤中の異物の検査装置で容器中の粉剤を検査してい
る状態を示す図である。粉剤中の異物の検査装置は、容
器3中の粉剤を撮像する検査カメラ1と、容器3に対し
て検査カメラ1と同じ側に置かれた第1の照明光源2
a,2bと、容器3に対して検査カメラ1と反対の側に
置かれた第2の照明光源6と、容器3を載せる設置台7
と、表示装置10とを有している。
【0010】容器3は、抗生物質などの粉剤と、溶解液
とを別々の室に入れたポリエチレン等の透明な合成樹脂
で作られた可撓性複室容器である。この容器を輸液バッ
グなどに利用する。検査カメラ1は、例えばCCDカメ
ラのように信号処理が容易にできるカメラであることが
好ましい。検査カメラ1は、2次元エリアセンサであっ
ても1次元ラインセンサであってもよい。
【0011】第1の照明光源2a,2bは、蛍光灯のよ
うな細長い光源からなり、左右二方から容器中の粉剤を
照明するものである。第2の照明光源6は、4本の細長
い光源6aを平行に並べ、その上にすりガラスなどを介
在させて光を拡散するようにしたものであって、面光源
として機能する。第2の照明光源6は、輝度を変化させ
る調節機構が付いていることが好ましい。
【0012】下押え板5と上押え板4は、多少の空気が
入っている容器3を上下から挟むことによって、容器を
薄く平らにし、異物を発見しやすいようにするためのも
のである。挟むときに、スペーサ11を利用している
が、このスペーサ11を使わずに挟んでもよい。容器3
は、下押え板5と上押え板4との間に挟まれた状態で撮
像される。下押え板5は、設置台7の上に置かれ、設置
台7の下から第2の照明光源6が、下押え板5を通して
容器を正面から照明するようになっている。
【0013】上押え板4は、透明な板であれば、着色し
ていてもしていなくてもよい。下押え板5は、すりガラ
ス板、アクリル板、乳白色フィルムを貼り付けた透明ガ
ラス板などの光拡散板である。下押え板5は、後述する
ように、粉剤の色彩と同色に着色したものが好ましい。
設置台7は、設置台7とは別に用意した回転台(図示
せず)に載せて、容器に遠心力を与える構成としてい
る。しかし、これ以外に、設置台7の任意の位置に回転
軸を垂直に設け、この回転軸を中心にして、ベルト等を
通してモータによって回転されるようにしてもよい。
【0014】図2は、下押え板5、上押え板4、設置台
7及び第2の照明光源6の分解斜視図である(スペーサ
11の図示は省略している)。設置台7の上面には4本
のピン8が立ててあり、これを容器3の孔9に通すこと
によって容器3を位置決めするようになっている。な
お、設置台7は、第2の照明光源6の照明光で容器3を
照らすことができるように、当該照明光が通過する開口
を有している。
【0015】以上の粉剤中の異物の検査装置によって、
容器中の粉剤を検査するときは、設置台7の上面に下押
え板5を置き、この上に容器3を置き、容器3の孔9に
ピン8を通して容器3を位置決めする。そして、上から
上押え板4で覆い、回転台に載せてモータをスイッチオ
ンして、容器3を設置台7ごと回転又は往復回動させ
て、容器中の粉剤に遠心力を及ぼす。これにより、下押
え板5と上押え板4との圧力と相まって、粉剤の厚みを
より薄く均一にすることができる。この後、回転又は往
復回動を止め、第1の照明光源2a,2bと第2の照明
光源6とを点灯し、検査カメラ1の画像を表示装置10
を使って観察する。なお、回転又は往復回動を止めた
後、縦衝撃を加え、その後観察すると、より異物を発見
しやすくなる。縦衝撃を加える手段として、電磁石を利
用した往復動カム又は回転カムにより急激な上下動を与
えることが考えられる。
【0016】第1の照明光源2a,2bで二方から照明
することによって、粉剤の存在する部分又は粉剤の層の
厚い部分と、存在しない部分又は粉剤の層の薄い部分と
の間にできる濃淡や影をなくすことができる。また、第
2の照明光源6を調光することによって、映像のコント
ラストをほとんどなくすことができる。なお、第2の照
明光源6の調光のみではコントラストをなくするのに不
十分なときは、着色した下押え板5を使い、その色彩を
粉剤の色彩と同色にすればよい。この状態で、表示装置
10の画面を観察すると、異物のみが、周囲とはっきり
区別して見えるようになる。
【0017】実際に、回転軸から15mmのところに容
器3を置き、毎分270回転の回転速度で、2.5秒間
回転を与えたところ、粉剤はさらに均一となり、軽い物
(ほこり、毛など)は容器の中心部に移動し粉剤の表面
に集まり、重い物(金属片など)は粉剤の下に沈むとい
う傾向が見られた。粉剤の下に沈む物に対しては、上か
らの検出は困難になる。そこで、磁性体の磁石に吸い付
く性質を利用して、容器の上から磁石をなぞるか、磁石
を当てるようにすれば、鉄やステンレススチールなどの
磁性体を粉剤の上に持ってくることができ検出効率を高
めることができる。また、磁石を使わず、容器3を上下
逆の方向から検査することによっても効率を高めること
ができる。
【0018】なお、本発明は以上の実施の形態に限られ
るものではない。以上の実施形態では第1の照明光源2
a,2bは、左右二方から容器中の粉剤を照明する細長
い光源であったが、二方に限らず、もっと数多く設置し
てもよい。また光源の形状も、細長いものに限らず、例
えば点光源を多数配置してもよい。また、ドーム型反射
面を利用した拡散照明光源であってもよい(例えば日本
FAシステム株式会社製ドーム型完全拡散照明RGCシ
リーズ)。
【0019】また以上の実施形態では、第2の照明光源
6は光拡散光源であり、下押え板5は光拡散板であった
が、第2の照明光源6が光拡散光源であれば、下押え板
5は必ずしも光拡散板でなく透明板であってもよく、下
押え板5が光拡散板であれば第2の照明光源6は光を拡
散しない通常の光源であってもよい。要するにいずれか
が、光を拡散させる機能をもっていればよい。
【0020】また、以上の発明の実施形態では、下押え
板5と上押え板4で容器3を上下から挟み、回転させる
ことによって、粉剤の厚さを均一にしていた。しかし、
回転以外に、ステッピングモータ等を使って自動篩過機
(ふるい機)のような往復回動、揺動などの各種の動き
を与えることも効果的である。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明の粉剤中の異物の検
査装置によれば、容器に対して検査カメラと同じ側に置
かれた第1の照明光源の光と、検査カメラと反対の側に
置かれた第2の照明光源の光との協働により、粉剤の濃
淡の発生をなくし、コントラストを少なくすることがで
きるので、粉剤の検査を精度よくかつ効率的に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査装置で容器中の粉剤を検査してい
る状態を示す図である。
【図2】下押え板5、上押え板4、設置台7及び第2の
照明光源6の分解斜視図である。
【符号の説明】 1 検査カメラ 2a,2b 第1の照明光源 3 容器 4 上押え板 5 下押え板 6 第2の照明光源 7 設置台

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器中の粉剤に含まれる異物を検査する装
    置であって、 容器中の粉剤を撮像する検査カメラと、容器に対して検
    査カメラと同じ側に置かれた第1の照明光源と、容器に
    対して検査カメラと反対の側に置かれた第2の照明光源
    とを有し、 前記第1の照明光源は少なくとも二方から容器中の粉剤
    を照明する光源であり、前記第2の照明光源は容器中の
    粉剤を検査カメラと反対側の正面から照明する光源であ
    ることを特徴とする粉剤中の異物の検査装置。
  2. 【請求項2】第2の照明光源は輝度調節可能になってい
    ることを特徴とする請求項1記載の粉剤中の異物の検査
    装置。
  3. 【請求項3】粉剤の中の磁性体を片寄せる磁石板が付属
    していることを特徴とする請求項1記載の粉剤中の異物
    の検査装置。
  4. 【請求項4】検査前に粉剤の入った容器に回転運動、往
    復回動、縦衝撃、振動又は揺動を与える運動手段を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の粉剤中の異物の検査
    装置。
JP25569998A 1997-09-17 1998-09-09 粉剤中の異物の検査装置 Pending JPH11153553A (ja)

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JP25172597 1997-09-17
JP9-251725 1997-09-17
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006053033A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Daiichi Jitsugyo Viswill Co Ltd 粉粒体検査装置
JP2008541007A (ja) * 2005-06-03 2008-11-20 株式会社前川製作所 食品の異物検出装置
JP2014006186A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Fuji Electric Co Ltd 異物検査装置

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