JPH0961363A - ゴルフボールの外観検査方法及び該検査方法に用いる照明装置 - Google Patents
ゴルフボールの外観検査方法及び該検査方法に用いる照明装置Info
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- JPH0961363A JPH0961363A JP7243684A JP24368495A JPH0961363A JP H0961363 A JPH0961363 A JP H0961363A JP 7243684 A JP7243684 A JP 7243684A JP 24368495 A JP24368495 A JP 24368495A JP H0961363 A JPH0961363 A JP H0961363A
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/84—Systems specially adapted for particular applications
- G01N21/88—Investigating the presence of flaws or contamination
- G01N21/95—Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
- G01N21/951—Balls
-
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゴルフボール表面の検査対象面に外乱を生じ
ることなく均一に照明を施して、撮影を行うことにより
鮮明な画像を得、この画像によりゴルフボール外観検査
を行う。 【解決手段】 表面に微細な凹凸を有する白色の反射拡
散板1で反射させた反射拡散光、表面に微細な凹凸を有
する白色の透過拡散板4を通過させた通過拡散光、又は
上記反射拡散光と通過拡散光との両方をゴルフボールg
表面に照射することにより、外乱の発生を確実に防止し
て撮影を行う。
ることなく均一に照明を施して、撮影を行うことにより
鮮明な画像を得、この画像によりゴルフボール外観検査
を行う。 【解決手段】 表面に微細な凹凸を有する白色の反射拡
散板1で反射させた反射拡散光、表面に微細な凹凸を有
する白色の透過拡散板4を通過させた通過拡散光、又は
上記反射拡散光と通過拡散光との両方をゴルフボールg
表面に照射することにより、外乱の発生を確実に防止し
て撮影を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフボールをカ
メラで撮影して二次元画像を得、この二次元画像からゴ
ルフボール表面に生じた傷や部分的変形を検出するゴル
フボールの外観検査方法及び該検査方法に用いる照明装
置に関する。
メラで撮影して二次元画像を得、この二次元画像からゴ
ルフボール表面に生じた傷や部分的変形を検出するゴル
フボールの外観検査方法及び該検査方法に用いる照明装
置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ゴルフ
ボールを製造する際、該ゴルフボールの表面に傷や部分
的な変形等の不良が生じることがあり、このような不良
は小さなものであってもボール表面に形成されたディン
プルの設計を狂わすこととなり、飛び性能等に影響を及
ぼすこともある。このため、通常は製造したゴルフボー
ルを出荷する前にこのような不良が生じたゴルフボール
を取り除くための外観検査が行われる。
ボールを製造する際、該ゴルフボールの表面に傷や部分
的な変形等の不良が生じることがあり、このような不良
は小さなものであってもボール表面に形成されたディン
プルの設計を狂わすこととなり、飛び性能等に影響を及
ぼすこともある。このため、通常は製造したゴルフボー
ルを出荷する前にこのような不良が生じたゴルフボール
を取り除くための外観検査が行われる。
【0003】従来より、ゴルフボール表面の傷や部分的
変形等の不良を検出する外観検査は、検査装置を用いて
自動化することが望まれているが、特殊な表面形状を有
するゴルフボールにあっては外観検査の自動化が困難で
あり、作業員による目視検査により検査を行っているの
が現状である。
変形等の不良を検出する外観検査は、検査装置を用いて
自動化することが望まれているが、特殊な表面形状を有
するゴルフボールにあっては外観検査の自動化が困難で
あり、作業員による目視検査により検査を行っているの
が現状である。
【0004】即ち、目視検査に代わる外観の自動検査法
としては、検査対象をカメラ等の光学系機器で撮影し、
得られた画像から画像処理装置等を用いて良否の判別を
する方法が種々の製品の外観検査において一般的であ
り、この場合検査対象に照明装置から光を照射して鮮明
な画像を得ることが精度の高い検査を行う上で不可欠で
ある。しかしながら、検査対象が球体である場合には、
単一光源から光を照射した場合、該球体表面の位置によ
り光の照射角度が大きく異なり、球面の撮影面全面に均
一な照明を施すことが困難である。特にゴルフボールの
場合は、その表面に多数のディンプルを有することから
表面が一様ではなく、しかも表面光沢を有する特異的か
つ複雑な表面を有する球体であることから、照明装置に
より光を照射すると多くの外乱が生じ、正常なゴルフボ
ール表面と傷や変形等の不良部分とを明確に識別し得る
良好な画像を取り込むことが困難である。
としては、検査対象をカメラ等の光学系機器で撮影し、
得られた画像から画像処理装置等を用いて良否の判別を
する方法が種々の製品の外観検査において一般的であ
り、この場合検査対象に照明装置から光を照射して鮮明
な画像を得ることが精度の高い検査を行う上で不可欠で
ある。しかしながら、検査対象が球体である場合には、
単一光源から光を照射した場合、該球体表面の位置によ
り光の照射角度が大きく異なり、球面の撮影面全面に均
一な照明を施すことが困難である。特にゴルフボールの
場合は、その表面に多数のディンプルを有することから
表面が一様ではなく、しかも表面光沢を有する特異的か
つ複雑な表面を有する球体であることから、照明装置に
より光を照射すると多くの外乱が生じ、正常なゴルフボ
ール表面と傷や変形等の不良部分とを明確に識別し得る
良好な画像を取り込むことが困難である。
【0005】この点につき更に詳述すると、図5に示し
たように、ゴルフボールの上方に設置した単一の光源か
ら該ゴルフボール表面に光13を照射すると、この光1
3は広がりながらゴルフボールの表面に到達するが、こ
のときゴルフボールは球体であるため、その頂点部分
(光源に最も近い表面部分)ではほぼ直角に光が照射さ
れて照度が高くなる一方、この頂点部分から離れたゴル
フボールの表面では光13が斜めに照射されることとな
り照度が低くなる。従って、検査対象面に均一に光を照
射することができずに上記過剰照度の部分が所謂「てか
り」となり、鮮明な画像が得られない。この場合、光の
照射角度とカメラによる撮影角度との関係を調節するこ
とにより、反射光が直接カメラに入らないようにして
「てかり」の発生を防止することが考えられるが、ゴル
フボールの場合はその表面に形成された多数のディンプ
ルにより個々の反射面が不確定に多数存在することから
「てかり」の発生位置を特定することができない。ま
た、光13がほぼ直角に照射される上記頂点部分のディ
ンプル14aでは該ディンプル14aの全面に光を照射
することができるが、頂点部分から離れた位置にあるデ
ィンプル14b,14cでは光が斜めから当たるため陸
部(ゴルフボール表面のディンプルを有さない部分)1
5の陰16が生じることとなる。このように、ゴルフボ
ールの場合には、照明を施すと上記「てかり」や陰15
といった外乱が生じ、得られた画像からこれらの外乱と
表面に生じた傷や部分的変形とを判別することは極めて
困難である。
たように、ゴルフボールの上方に設置した単一の光源か
ら該ゴルフボール表面に光13を照射すると、この光1
3は広がりながらゴルフボールの表面に到達するが、こ
のときゴルフボールは球体であるため、その頂点部分
(光源に最も近い表面部分)ではほぼ直角に光が照射さ
れて照度が高くなる一方、この頂点部分から離れたゴル
フボールの表面では光13が斜めに照射されることとな
り照度が低くなる。従って、検査対象面に均一に光を照
射することができずに上記過剰照度の部分が所謂「てか
り」となり、鮮明な画像が得られない。この場合、光の
照射角度とカメラによる撮影角度との関係を調節するこ
とにより、反射光が直接カメラに入らないようにして
「てかり」の発生を防止することが考えられるが、ゴル
フボールの場合はその表面に形成された多数のディンプ
ルにより個々の反射面が不確定に多数存在することから
「てかり」の発生位置を特定することができない。ま
た、光13がほぼ直角に照射される上記頂点部分のディ
ンプル14aでは該ディンプル14aの全面に光を照射
することができるが、頂点部分から離れた位置にあるデ
ィンプル14b,14cでは光が斜めから当たるため陸
部(ゴルフボール表面のディンプルを有さない部分)1
5の陰16が生じることとなる。このように、ゴルフボ
ールの場合には、照明を施すと上記「てかり」や陰15
といった外乱が生じ、得られた画像からこれらの外乱と
表面に生じた傷や部分的変形とを判別することは極めて
困難である。
【0006】このため、ゴルフボールの外観検査は、上
述のように、作業員が目視による検査を行っているのが
現状であるが、目視による検査は、作業員に多大なる負
担を課すことになると共に、多くのディンプルが存在す
るゴルフボール表面上で僅かな変形や傷を判別すること
は非常に困難な作業であり、目視検査においてもこのよ
うな傷や変形は見落としが生じ易い。
述のように、作業員が目視による検査を行っているのが
現状であるが、目視による検査は、作業員に多大なる負
担を課すことになると共に、多くのディンプルが存在す
るゴルフボール表面上で僅かな変形や傷を判別すること
は非常に困難な作業であり、目視検査においてもこのよ
うな傷や変形は見落としが生じ易い。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、ゴルフボール表面の検査対象面に外乱を生じること
なく均一に照明を施して撮影を行うことにより鮮明な画
像を得ることができ、これにより得られた画像からゴル
フボール表面に生じた傷や部分的変形を確実に検出する
ことができるゴルフボールの外観検査方法、及び該外観
検査方法に用いられる照明装置を提供することを目的と
する。
で、ゴルフボール表面の検査対象面に外乱を生じること
なく均一に照明を施して撮影を行うことにより鮮明な画
像を得ることができ、これにより得られた画像からゴル
フボール表面に生じた傷や部分的変形を確実に検出する
ことができるゴルフボールの外観検査方法、及び該外観
検査方法に用いられる照明装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため鋭意検討を行った結果、ゴルフボールに照
明を施してこれを撮影する際、光源から直接ゴルフボー
ル表面に光を照射するのではなく、反射光又はフィルタ
ーを通過させた間接光をゴルフボールに照射すると共
に、該間接光を表面に微小な凹凸を有する白色の反射拡
散板により反射させた反射拡散光や表面に微小な凹凸を
有する白色の透過拡散板を透過させた透過拡散光とする
ことにより、ゴルフボール表面の検査対象面に「てか
り」や陰を生じることなく均一な照明を施すことがで
き、これによりゴルフボール表面に生じた傷や部分的な
変形を明確に判別することができる鮮明な画像を確実に
得ることができ、良好かつ確実にゴルフボールの外観検
査を行い得ることを見い出した。
達成するため鋭意検討を行った結果、ゴルフボールに照
明を施してこれを撮影する際、光源から直接ゴルフボー
ル表面に光を照射するのではなく、反射光又はフィルタ
ーを通過させた間接光をゴルフボールに照射すると共
に、該間接光を表面に微小な凹凸を有する白色の反射拡
散板により反射させた反射拡散光や表面に微小な凹凸を
有する白色の透過拡散板を透過させた透過拡散光とする
ことにより、ゴルフボール表面の検査対象面に「てか
り」や陰を生じることなく均一な照明を施すことがで
き、これによりゴルフボール表面に生じた傷や部分的な
変形を明確に判別することができる鮮明な画像を確実に
得ることができ、良好かつ確実にゴルフボールの外観検
査を行い得ることを見い出した。
【0009】従って、本発明は、ゴルフボール表面をカ
メラで撮影して二次元画像を得、該二次元画像からゴル
フボール表面に生じた傷や変形を検出するゴルフボール
の外観検査方法において、表面に微細な凹凸を有する白
色の反射拡散板で反射させた反射拡散光、表面に微細な
凹凸を有する白色の透過拡散板を通過させた通過拡散
光、又は上記反射拡散光と通過拡散光との両方をゴルフ
ボール表面に照射して上記撮影を行うことを特徴とする
ゴルフボールの外観検査方法を提供する。
メラで撮影して二次元画像を得、該二次元画像からゴル
フボール表面に生じた傷や変形を検出するゴルフボール
の外観検査方法において、表面に微細な凹凸を有する白
色の反射拡散板で反射させた反射拡散光、表面に微細な
凹凸を有する白色の透過拡散板を通過させた通過拡散
光、又は上記反射拡散光と通過拡散光との両方をゴルフ
ボール表面に照射して上記撮影を行うことを特徴とする
ゴルフボールの外観検査方法を提供する。
【0010】また、本発明者は、上記本発明の検査方法
を実施するに当たり、好適に使用される照明装置につき
鋭意検討を行った結果、表面に微細な凹凸を有する白色
の拡散板でボール収容体を形成し、該ボール収容体内に
ゴルフボールを収容して該ボール収容体内に配設した光
源からの光を収容体の内面で反射拡散させて反射拡散光
をゴルフボールに照射すると共に、ボール収容体内の光
源とゴルフボールとの間にも拡散板を配設して光源から
の光をこの拡散板を透過させた透過拡散光としてゴルフ
ボールに照射することにより、良好な照明を施すことが
できること、また、同様のボール収容体内の外側に配置
した光源からボール収容体に光を照射して該収容体の周
壁を透過させた透過拡散光を内部に収容されたゴルフボ
ールに照射することによっても良好な照明を施すことが
できることを見い出した。
を実施するに当たり、好適に使用される照明装置につき
鋭意検討を行った結果、表面に微細な凹凸を有する白色
の拡散板でボール収容体を形成し、該ボール収容体内に
ゴルフボールを収容して該ボール収容体内に配設した光
源からの光を収容体の内面で反射拡散させて反射拡散光
をゴルフボールに照射すると共に、ボール収容体内の光
源とゴルフボールとの間にも拡散板を配設して光源から
の光をこの拡散板を透過させた透過拡散光としてゴルフ
ボールに照射することにより、良好な照明を施すことが
できること、また、同様のボール収容体内の外側に配置
した光源からボール収容体に光を照射して該収容体の周
壁を透過させた透過拡散光を内部に収容されたゴルフボ
ールに照射することによっても良好な照明を施すことが
できることを見い出した。
【0011】従って、本発明は、上記本発明の外観検査
方法の実施に用いられる照明装置として、表面に微細な
凹凸を有する白色の反射拡散板で形成したボール収容体
内の底部に光源を配設すると共に、該光源と所定間隔離
間してボール支持柱を立設し、かつ上記光源と上記ボー
ル支持柱上端部との間に、表面に微細な凹凸を有する白
色の透過拡散板を配設すると共に、上記ボール収容体の
周壁に少なくとも1つの撮影用透孔を形成してなり、上
記ボール支持柱の上端部にゴルフボールを保持し、上記
光源を点灯させることにより、その光をボール収容体の
周壁を構成する上記反射拡散板で反射させて反射拡散光
として上記ゴルフボール表面に照射すると共に、上記透
過拡散板を通過させた透過拡散光を上記ゴルフボール表
面に照射しながら、上記撮影用透孔を通してボール収容
体の外側からゴルフボールを撮影し、ゴルフボールの外
観検査を行うように構成したことを特徴とするゴルフボ
ール外観検査用の照明装置、及び表面に微細な凹凸を有
する白色の透過拡散板で形成したボール収容体の外側に
光源を配設すると共に、該ボール収容体内にボール保持
部を形成し、かつ上記ボール収容体の周壁に少なくとも
1つの撮影用透孔を形成してなり、上記ボール保持部に
ゴルフボールを保持し、上記光源を点灯させてその光を
ボール収容体の周壁を構成する上記透過拡散板を通過さ
せた透過拡散光として上記ゴルフボール表面に照射しな
がら、上記撮影用透孔を通してボール収容体の外側から
このゴルフボールを撮影し、ゴルフボールの外観検査を
行うように構成したことを特徴とするゴルフボール外観
検査用の照明装置を提供する。
方法の実施に用いられる照明装置として、表面に微細な
凹凸を有する白色の反射拡散板で形成したボール収容体
内の底部に光源を配設すると共に、該光源と所定間隔離
間してボール支持柱を立設し、かつ上記光源と上記ボー
ル支持柱上端部との間に、表面に微細な凹凸を有する白
色の透過拡散板を配設すると共に、上記ボール収容体の
周壁に少なくとも1つの撮影用透孔を形成してなり、上
記ボール支持柱の上端部にゴルフボールを保持し、上記
光源を点灯させることにより、その光をボール収容体の
周壁を構成する上記反射拡散板で反射させて反射拡散光
として上記ゴルフボール表面に照射すると共に、上記透
過拡散板を通過させた透過拡散光を上記ゴルフボール表
面に照射しながら、上記撮影用透孔を通してボール収容
体の外側からゴルフボールを撮影し、ゴルフボールの外
観検査を行うように構成したことを特徴とするゴルフボ
ール外観検査用の照明装置、及び表面に微細な凹凸を有
する白色の透過拡散板で形成したボール収容体の外側に
光源を配設すると共に、該ボール収容体内にボール保持
部を形成し、かつ上記ボール収容体の周壁に少なくとも
1つの撮影用透孔を形成してなり、上記ボール保持部に
ゴルフボールを保持し、上記光源を点灯させてその光を
ボール収容体の周壁を構成する上記透過拡散板を通過さ
せた透過拡散光として上記ゴルフボール表面に照射しな
がら、上記撮影用透孔を通してボール収容体の外側から
このゴルフボールを撮影し、ゴルフボールの外観検査を
行うように構成したことを特徴とするゴルフボール外観
検査用の照明装置を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、本発明につき具
体例を参照しながら説明する。本発明の、ゴルフボール
の外観検査方法は、上述したように、ゴルフボール表面
をカメラで撮影して二次元画像を得る際に、表面に微細
な凹凸を有する白色の拡散板で反射させた反射拡散光、
同拡散板を通過させた透過拡散光又はその両方の拡散光
をゴルフボールに照射することにより照明を施して、撮
影を行うものであり、具体的には、例えば図1に示した
装置により照明を施してゴルフボールの撮影を行うこと
ができる。
体例を参照しながら説明する。本発明の、ゴルフボール
の外観検査方法は、上述したように、ゴルフボール表面
をカメラで撮影して二次元画像を得る際に、表面に微細
な凹凸を有する白色の拡散板で反射させた反射拡散光、
同拡散板を通過させた透過拡散光又はその両方の拡散光
をゴルフボールに照射することにより照明を施して、撮
影を行うものであり、具体的には、例えば図1に示した
装置により照明を施してゴルフボールの撮影を行うこと
ができる。
【0013】即ち、図1は、本発明の外観検査方法を実
施するための照明装置の一例を示すもので、表面に微細
な凹凸を有する白色の反射拡散板で形成された中空ドー
ム状のボール収容体1の底壁内面にリング状の光源2を
配設すると共に、この光源2内の中心部に存してボール
支持柱3を立設し、表面に微細な凹凸を有する白色の透
過拡散板4を上記ボール支持柱3の上部に支持させるこ
とにより、該透過拡散板4をボール収容体1の底壁と平
行に配設したものである。この場合、上記透過拡散板4
は上記ボール収容体1の下端部内径よりも小径の円盤状
に形成され、該透過拡散板4の周端縁とボール収容体1
の内周面との間には間隙5が設けられている。また、上
記ボール収容体1の上端部には、カメラcで内部に収容
したゴルフボールgを撮影するための撮影用透孔6が設
けられている。
施するための照明装置の一例を示すもので、表面に微細
な凹凸を有する白色の反射拡散板で形成された中空ドー
ム状のボール収容体1の底壁内面にリング状の光源2を
配設すると共に、この光源2内の中心部に存してボール
支持柱3を立設し、表面に微細な凹凸を有する白色の透
過拡散板4を上記ボール支持柱3の上部に支持させるこ
とにより、該透過拡散板4をボール収容体1の底壁と平
行に配設したものである。この場合、上記透過拡散板4
は上記ボール収容体1の下端部内径よりも小径の円盤状
に形成され、該透過拡散板4の周端縁とボール収容体1
の内周面との間には間隙5が設けられている。また、上
記ボール収容体1の上端部には、カメラcで内部に収容
したゴルフボールgを撮影するための撮影用透孔6が設
けられている。
【0014】この照明装置を用いてゴルフボールgの外
観検査を行う場合は、上記ボール収容体1内のボール支
持柱3上に検査対象のゴルフボールgを保持し、上記光
源2を点灯してゴルフボールgを照明しながら、上記撮
影用透孔6を通してカメラcでこのゴルフボールcを撮
影し、得られた映像からゴルフボールgの表面に生じた
傷や部分的変形を検出するものである。
観検査を行う場合は、上記ボール収容体1内のボール支
持柱3上に検査対象のゴルフボールgを保持し、上記光
源2を点灯してゴルフボールgを照明しながら、上記撮
影用透孔6を通してカメラcでこのゴルフボールcを撮
影し、得られた映像からゴルフボールgの表面に生じた
傷や部分的変形を検出するものである。
【0015】この場合、上記光源2からの光は上記間隙
5を通ってボール収容体1の内周面に照射され、該ボー
ル収容体1を形成する上記反射拡散板の内表面で反射拡
散され、その反射拡散光が更にボール収容体1の内面や
上記透過拡散板4で反射拡散され、ボール収容体1内が
反射拡散光で一様に照明される。また、光源2から上記
透過拡散板4に直接照射された光は、この透過拡散板4
を透過して透過拡散光となり、同様に収容体1内に分散
する。
5を通ってボール収容体1の内周面に照射され、該ボー
ル収容体1を形成する上記反射拡散板の内表面で反射拡
散され、その反射拡散光が更にボール収容体1の内面や
上記透過拡散板4で反射拡散され、ボール収容体1内が
反射拡散光で一様に照明される。また、光源2から上記
透過拡散板4に直接照射された光は、この透過拡散板4
を透過して透過拡散光となり、同様に収容体1内に分散
する。
【0016】これにより、ボール収容体1内に収容され
た上記ゴルフボールgには光源2から直接光が照射され
ることはなく、あらゆる方向から上記反射拡散光及び透
過拡散光により照明され、ゴルフボールgの表面に所謂
「てかり」や陰等の外乱が生じることがない。即ち、図
2に示したように、ゴルフボールgの表面には、上記反
射拡散光及び透過拡散光があらゆる方向から均一に照射
され、部分的に照度が高くなったり低くなったりするこ
となく、ゴルフボールgの検査対象面(カメラcにより
撮影さるれる面)が均一の照度に照明され、ゴルフボー
ルgの表面に「てかり」を生じることがない。また、ゴ
ルフボールgのいずれの位置においてもあらゆる方向か
ら反射拡散光及び透過拡散光が均一に照射されるので、
どの位置のディンプルであってもその内面が一様に照明
され、ゴルフボールgの表面に一切陰を生じることがな
い。
た上記ゴルフボールgには光源2から直接光が照射され
ることはなく、あらゆる方向から上記反射拡散光及び透
過拡散光により照明され、ゴルフボールgの表面に所謂
「てかり」や陰等の外乱が生じることがない。即ち、図
2に示したように、ゴルフボールgの表面には、上記反
射拡散光及び透過拡散光があらゆる方向から均一に照射
され、部分的に照度が高くなったり低くなったりするこ
となく、ゴルフボールgの検査対象面(カメラcにより
撮影さるれる面)が均一の照度に照明され、ゴルフボー
ルgの表面に「てかり」を生じることがない。また、ゴ
ルフボールgのいずれの位置においてもあらゆる方向か
ら反射拡散光及び透過拡散光が均一に照射されるので、
どの位置のディンプルであってもその内面が一様に照明
され、ゴルフボールgの表面に一切陰を生じることがな
い。
【0017】このように、この照明装置によりゴルフボ
ールgを照明して撮影することにより、「てかり」や陰
等の外乱を生じることがなく、またカメラcがボール収
容体1の外側に配設されているので、光源2からの直接
光がカメラcに入射することもなく、鮮明な画像を確実
に得ることができ、ゴルフボールgの表面に生じた傷や
部分的な変形を確実に検出して精度の高い外観検査を行
うことができる。更にこの場合、得られた映像を適宜な
手段で画像処理して自動的に傷や変形等の不良を検出す
るようにすることにより、外観検査を容易に自動化する
ことができる。
ールgを照明して撮影することにより、「てかり」や陰
等の外乱を生じることがなく、またカメラcがボール収
容体1の外側に配設されているので、光源2からの直接
光がカメラcに入射することもなく、鮮明な画像を確実
に得ることができ、ゴルフボールgの表面に生じた傷や
部分的な変形を確実に検出して精度の高い外観検査を行
うことができる。更にこの場合、得られた映像を適宜な
手段で画像処理して自動的に傷や変形等の不良を検出す
るようにすることにより、外観検査を容易に自動化する
ことができる。
【0018】ここで、上記ボール収容体1を形成する反
射拡散板は、上述のように表面に微細な凹凸を有する白
色のもので、照射された光を良好に反射拡散させること
ができるものであればよく、具体的には白色表面を有す
る紙、布、又は荒れた表面を有する板体に白色塗装を施
したものなどが好適に使用される。
射拡散板は、上述のように表面に微細な凹凸を有する白
色のもので、照射された光を良好に反射拡散させること
ができるものであればよく、具体的には白色表面を有す
る紙、布、又は荒れた表面を有する板体に白色塗装を施
したものなどが好適に使用される。
【0019】また、上記透過拡散板4は、上述のように
表面に微細な凹凸を有する白色のもので、照射された光
が透過して拡散光を生じるものであればよく、上記反射
拡散板と同様に、白色表面を有する紙、布、又は光が透
過可能な荒れた表面を有する板体に白色塗装を施したも
のなどを挙げることができる。なお、上記図1の照明装
置では、このような透過拡散板4を用いることがゴルフ
ボールgに均一な拡散光を与える点で好ましいが、この
透過拡散板4に代えて、光が透過しない反射拡散板を同
様に配設することもでき、この反射拡散板で光源2から
の光を遮って、光が直接ゴルフボールgに当たらないよ
うにしてもよく、更に拡散板以外の単なる遮蔽板を用い
て光がゴルフボールgに直接当たらないようにするだけ
でもよい。
表面に微細な凹凸を有する白色のもので、照射された光
が透過して拡散光を生じるものであればよく、上記反射
拡散板と同様に、白色表面を有する紙、布、又は光が透
過可能な荒れた表面を有する板体に白色塗装を施したも
のなどを挙げることができる。なお、上記図1の照明装
置では、このような透過拡散板4を用いることがゴルフ
ボールgに均一な拡散光を与える点で好ましいが、この
透過拡散板4に代えて、光が透過しない反射拡散板を同
様に配設することもでき、この反射拡散板で光源2から
の光を遮って、光が直接ゴルフボールgに当たらないよ
うにしてもよく、更に拡散板以外の単なる遮蔽板を用い
て光がゴルフボールgに直接当たらないようにするだけ
でもよい。
【0020】また、上記光源2としては、通常のリング
状蛍光灯を好適に使用することができ、図示したように
リング状の光源2を用いることがゴルフボールgに均一
な拡散光を与える点で好ましいが、電球状の光源を1つ
又は複数個を均等に配置して用いることもできる。
状蛍光灯を好適に使用することができ、図示したように
リング状の光源2を用いることがゴルフボールgに均一
な拡散光を与える点で好ましいが、電球状の光源を1つ
又は複数個を均等に配置して用いることもできる。
【0021】なお、上記ボール収容体1や透過拡散板4
の形状は適宜変更することができ、例えば、図3の
(A)〜(C)に示したように、ボール収容体1はフラ
スコ状((A)図)、四角箱型((B)図)、多面体ド
ーム状((C)図)等に形成することもでき、また透過
拡散板4は、図3の(D)図に示したようにロート状に
形成したり、(E)図に示したように円筒状に形成して
ゴルフボールgを覆うようにしてもよい。
の形状は適宜変更することができ、例えば、図3の
(A)〜(C)に示したように、ボール収容体1はフラ
スコ状((A)図)、四角箱型((B)図)、多面体ド
ーム状((C)図)等に形成することもでき、また透過
拡散板4は、図3の(D)図に示したようにロート状に
形成したり、(E)図に示したように円筒状に形成して
ゴルフボールgを覆うようにしてもよい。
【0022】更に、図3(F)に示したように、複数の
カメラc(図では2台のカメラ)を用いてゴルフボール
g表面の複数の検査対象面を同時に撮影し、外観検査の
効率化を図ることもできる。この場合、本発明の照明装
置によれば、ゴルフボールgのいずれの撮影面(検査対
象面)も均一に照明されているので、光源2を調節する
などの作業を要することなく、いずれのカメラcにおい
ても鮮明な画像を確実に得ることができ、良好な外観検
査を効率よく確実に行うことができる。なお、2台のカ
メラc,cを用いた図3(F)の装置にあっては、水平
方向に対するカメラc,cの撮影角度θが30゜となる
ように設定することが好ましい。
カメラc(図では2台のカメラ)を用いてゴルフボール
g表面の複数の検査対象面を同時に撮影し、外観検査の
効率化を図ることもできる。この場合、本発明の照明装
置によれば、ゴルフボールgのいずれの撮影面(検査対
象面)も均一に照明されているので、光源2を調節する
などの作業を要することなく、いずれのカメラcにおい
ても鮮明な画像を確実に得ることができ、良好な外観検
査を効率よく確実に行うことができる。なお、2台のカ
メラc,cを用いた図3(F)の装置にあっては、水平
方向に対するカメラc,cの撮影角度θが30゜となる
ように設定することが好ましい。
【0023】次に、図4(A)は、本発明の外観検査方
法を実施するための照明装置の他の例を示すものであ
り、この照明装置は、ボール収容体7を微細な凹凸を有
する白色の透過拡散板で形成し、リング状の光源2を該
ボール収容体7の外側上方に配設すると共に、該光源2
とボール収容体7との間に上記図1の装置と同様の透過
拡散板4を配設したものである。また、この照明装置で
は、上記ボール収容体7の外側に配設したボール支持柱
3でゴルフボールgを保持し、そのゴルフボールgの半
球部分をボール収容体7内に挿入するように該ボール収
容体7の底壁にボール保持部が設けられている。更に、
上記ボール収容体7、透過拡散板4及び光源2の周囲
は、円筒形の外筒体8で覆われている。そして、この照
明装置は、上記光源2の中心部から透過拡散板4及びボ
ール収容部7の撮影用透孔9,6を通して内部に収容さ
れたゴルフボールgをカメラで撮影するようになってい
る。
法を実施するための照明装置の他の例を示すものであ
り、この照明装置は、ボール収容体7を微細な凹凸を有
する白色の透過拡散板で形成し、リング状の光源2を該
ボール収容体7の外側上方に配設すると共に、該光源2
とボール収容体7との間に上記図1の装置と同様の透過
拡散板4を配設したものである。また、この照明装置で
は、上記ボール収容体7の外側に配設したボール支持柱
3でゴルフボールgを保持し、そのゴルフボールgの半
球部分をボール収容体7内に挿入するように該ボール収
容体7の底壁にボール保持部が設けられている。更に、
上記ボール収容体7、透過拡散板4及び光源2の周囲
は、円筒形の外筒体8で覆われている。そして、この照
明装置は、上記光源2の中心部から透過拡散板4及びボ
ール収容部7の撮影用透孔9,6を通して内部に収容さ
れたゴルフボールgをカメラで撮影するようになってい
る。
【0024】この照明装置でゴルフボールgを照明する
と、光源2からの光が透過拡散板4を透過して透過拡散
光となり、これがボール収容体7に照射されて該ボール
収容体7を透過し、更に拡散された透過拡散光となって
ボール収容体7内が一様に照明される。これにより、ゴ
ルフボールg表面の検査対象面にあらゆる方向から拡散
光が照射されて均一に照明され、「てかり」や陰のない
鮮明な画像が得られるものである。
と、光源2からの光が透過拡散板4を透過して透過拡散
光となり、これがボール収容体7に照射されて該ボール
収容体7を透過し、更に拡散された透過拡散光となって
ボール収容体7内が一様に照明される。これにより、ゴ
ルフボールg表面の検査対象面にあらゆる方向から拡散
光が照射されて均一に照明され、「てかり」や陰のない
鮮明な画像が得られるものである。
【0025】このように、この照明装置では、ボール収
容体7の外側に配設した光源2から光を該ボール収容体
7を形成する透過拡散板を透過させて透過拡散光を得、
この透過拡散光をゴルフボールgに照射するようにした
ものである。従って、ボール収容体7を形成する透過拡
散板は上記図1の照明装置の場合と同様に白色表面を有
する紙、布、荒れた表面を有する板体に白色塗装を施し
たものなどを用いることができるが、照射された光が確
実に透過して透過拡散光を得ることができるものが用い
られる。
容体7の外側に配設した光源2から光を該ボール収容体
7を形成する透過拡散板を透過させて透過拡散光を得、
この透過拡散光をゴルフボールgに照射するようにした
ものである。従って、ボール収容体7を形成する透過拡
散板は上記図1の照明装置の場合と同様に白色表面を有
する紙、布、荒れた表面を有する板体に白色塗装を施し
たものなどを用いることができるが、照射された光が確
実に透過して透過拡散光を得ることができるものが用い
られる。
【0026】また、光源2からの直接光が透孔6を通っ
てボール収容体7内に侵入するのを防止するため、上記
透過拡散板4はできる限り設けることが好ましいが、場
合によっては省略することもできる。更に、上記外筒体
8は、反射拡散光が得られる反射拡散板で構成すること
が好ましいが、単なる遮蔽板としてもよく、更にはこの
外筒体8自体を省略することも可能である。更にまた、
図4(A)に示す実施例においては、光源2からの光は
透過拡散板4を透過した拡散光となってボール収容体7
に入射するようになっているので、ボール収容体7は必
ずしも微細な凹凸を有するものから形成されている必要
はない。
てボール収容体7内に侵入するのを防止するため、上記
透過拡散板4はできる限り設けることが好ましいが、場
合によっては省略することもできる。更に、上記外筒体
8は、反射拡散光が得られる反射拡散板で構成すること
が好ましいが、単なる遮蔽板としてもよく、更にはこの
外筒体8自体を省略することも可能である。更にまた、
図4(A)に示す実施例においては、光源2からの光は
透過拡散板4を透過した拡散光となってボール収容体7
に入射するようになっているので、ボール収容体7は必
ずしも微細な凹凸を有するものから形成されている必要
はない。
【0027】なお、その他の構成及び作用効果について
は、上記図1の照明装置と同様である。また、ボール収
容体7の形状等も上記図1の照明装置と同様に種々変更
することができ、例えば図4(B)に示したように、ボ
ール収容体7の底壁をロート状に形成し、その中心部に
ゴルフボールgを保持するようにしてもよく、更に収容
体7の上壁を上記図3(A)〜(C)と同様にフラスコ
状、四角箱状、多面体ドーム状等、種々の形状とするこ
とができる。
は、上記図1の照明装置と同様である。また、ボール収
容体7の形状等も上記図1の照明装置と同様に種々変更
することができ、例えば図4(B)に示したように、ボ
ール収容体7の底壁をロート状に形成し、その中心部に
ゴルフボールgを保持するようにしてもよく、更に収容
体7の上壁を上記図3(A)〜(C)と同様にフラスコ
状、四角箱状、多面体ドーム状等、種々の形状とするこ
とができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明の外観検査方法及
び照明装置によれば、ゴルフボール表面の検査対象面に
外乱を生じることなく均一に照明を施して撮影を行うこ
とができ、これによりゴルフボール表面の鮮明な画像が
確実に得られ、得られた画像からゴルフボール表面に生
じた傷や部分的変形を確実に検出することができるもの
である。
び照明装置によれば、ゴルフボール表面の検査対象面に
外乱を生じることなく均一に照明を施して撮影を行うこ
とができ、これによりゴルフボール表面の鮮明な画像が
確実に得られ、得られた画像からゴルフボール表面に生
じた傷や部分的変形を確実に検出することができるもの
である。
【図1】本発明の一実施例にかかる外観検査方法及び照
明装置を示す概略図である。
明装置を示す概略図である。
【図2】同外観検査方法及び照明装置を用いた場合のゴ
ルフボール表面の照明状態を説明する説明図である。
ルフボール表面の照明状態を説明する説明図である。
【図3】(A)〜(F)はそれぞれ同外観検査方法及び
照明装置の変形例を示す概略図である。
照明装置の変形例を示す概略図である。
【図4】(A)は本発明の他の実施例にかかる外観検査
方法及び照明装置を示す概略図であり、(B)はその変
形例である。
方法及び照明装置を示す概略図であり、(B)はその変
形例である。
【図5】従来の観検査方法及び照明装置を用いた場合の
ゴルフボール表面の照明状態を説明する説明図である。
ゴルフボール表面の照明状態を説明する説明図である。
1,7 ボール収容体 2 光源 3 ボール支持柱 4 透過拡散板 5 間隙 6 撮影用透孔 8 外筒体 9 撮影用透孔 c カメラ g ゴルフボール
Claims (8)
- 【請求項1】 ゴルフボール表面をカメラで撮影して二
次元画像を得、該二次元画像からゴルフボール表面に生
じた傷や変形を検出するゴルフボールの外観検査方法に
おいて、表面に微細な凹凸を有する白色の反射拡散板で
反射させた反射拡散光、表面に微細な凹凸を有する白色
の透過拡散板を通過させた通過拡散光、又は上記反射拡
散光と通過拡散光との両方をゴルフボール表面に照射し
て上記撮影を行うことを特徴とするゴルフボールの外観
検査方法。 - 【請求項2】 表面に微細な凹凸を有する白色の反射拡
散板で形成したボール収容体内に光源を配設し、このボ
ール収容体内にゴルフボールを配置すると共に、該ゴル
フボールと上記光源との間に表面に微細な凹凸を有する
白色の透過拡散板を介在させて、上記光源を点灯するこ
とにより、ボール収容体の内面で反射させた反射拡散光
及び上記透過拡散板を通過させた透過拡散光をゴルフボ
ール表面に照射するようにした請求項1記載のゴルフボ
ールの外観検査方法。 - 【請求項3】 表面に微細な凹凸を有する白色の透過拡
散板で形成したボール収容体内にゴルフボールを収容
し、ボール収容体の外側に配置した光源から該ボール収
容体を構成する上記透過拡散板を通した透過拡散光をボ
ール収容体内のゴルフボールに照射するようにした請求
項1記載のゴルフボールの外観検査方法。 - 【請求項4】 表面に微細な凹凸を有する白色の反射拡
散板で形成したボール収容体内の底部に光源を配設する
と共に、該光源と所定間隔離間してボール支持柱を立設
し、かつ上記光源と上記ボール支持柱上端部との間に、
表面に微細な凹凸を有する白色の透過拡散板を配設する
と共に、上記ボール収容体の周壁に少なくとも1つの撮
影用透孔を形成してなり、上記ボール支持柱の上端部に
ゴルフボールを保持し、上記光源を点灯させることによ
り、その光をボール収容体の周壁を構成する上記反射拡
散板で反射させて反射拡散光として上記ゴルフボール表
面に照射すると共に、上記透過拡散板を通過させた透過
拡散光を上記ゴルフボール表面に照射しながら、上記撮
影用透孔を通してボール収容体の外側からゴルフボール
を撮影し、ゴルフボールの外観検査を行うように構成し
たことを特徴とするゴルフボール外観検査用の照明装
置。 - 【請求項5】 光源としてリング状の光源を用いると共
に、ボール支持柱を該リング状光源の内側中心部に存し
て立設した請求項4記載の照明装置。 - 【請求項6】 表面に微細な凹凸を有する白色の透過拡
散板で形成したボール収容体の外側に光源を配設すると
共に、該ボール収容体内にボール保持部を形成し、かつ
上記ボール収容体の周壁に少なくとも1つの撮影用透孔
を形成してなり、上記ボール保持部にゴルフボールを保
持し、上記光源を点灯させてその光をボール収容体の周
壁を構成する上記透過拡散板を通過させた透過拡散光と
して上記ゴルフボール表面に照射しながら、上記撮影用
透孔を通してボール収容体の外側からこのゴルフボール
を撮影し、ゴルフボールの外観検査を行うように構成し
たことを特徴とするゴルフボール外観検査用の照明装
置。 - 【請求項7】 光源としてリング状の光源を用いると共
に、ボール収容体を構成する周壁の、上記リング状光源
の内側中心部に相対する位置に撮影用透孔を設け、上記
リング状光源の内側を通して上記撮影用透孔からボール
収容体内に収容されたゴルフボールを撮影するように構
成した請求項6記載のゴルフボール外観検査用の照明装
置。 - 【請求項8】 中央部に撮影用透孔を形成した表面に微
細な凹凸を有する白色の透過拡散板をリング状光源とボ
ール収容体との間に配設した請求項7記載のゴルフボー
ル外観検査用の照明装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7243684A JPH0961363A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | ゴルフボールの外観検査方法及び該検査方法に用いる照明装置 |
US08/705,261 US5777244A (en) | 1995-08-29 | 1996-08-29 | Method for inspecting the outer appearance of a golf ball and illuminating means used therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7243684A JPH0961363A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | ゴルフボールの外観検査方法及び該検査方法に用いる照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0961363A true JPH0961363A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=17107455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7243684A Pending JPH0961363A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | ゴルフボールの外観検査方法及び該検査方法に用いる照明装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5777244A (ja) |
JP (1) | JPH0961363A (ja) |
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WO2024042933A1 (ja) * | 2022-08-24 | 2024-02-29 | 株式会社サキコーポレーション | 検査装置 |
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