JPH11153206A - ネジ送り装置及びその製造方法 - Google Patents

ネジ送り装置及びその製造方法

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JPH11153206A
JPH11153206A JP33347097A JP33347097A JPH11153206A JP H11153206 A JPH11153206 A JP H11153206A JP 33347097 A JP33347097 A JP 33347097A JP 33347097 A JP33347097 A JP 33347097A JP H11153206 A JPH11153206 A JP H11153206A
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JP
Japan
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drive motor
frame
heat absorbing
absorbing portion
screw
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Application number
JP33347097A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Shimura
芳樹 志村
Isamu Harada
勇 原田
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易で安価な構造によって、駆動モータ3の
加熱及びリードスクリュー4の伸縮を防止し、被移動体
10の位置決めを高精度で行うとともに、駆動モータ3
の特性を維持することを可能とする。 【解決手段】 駆動モータ3における本体胴部3bの外
周面に面接触して駆動モータ3に発生した熱を本体フレ
ーム1側に放熱させる周面吸熱部2aを、本体フレーム
1に設けることによって、駆動モータ3に発生した熱を
周面吸熱部2aを通して本体フレーム3側に逃がし、そ
れによって良好な放熱作用を得るように構成したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードスクリュー
を駆動モータにより回転駆動させて被移動部材を往復移
動させるようにしたネジ送り装置及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、小型位置決めユニット等のネジ
送り装置においては、フレームに回転自在に支持された
リードスクリューに対して、テーブル等の被移動体が螺
合状態で装着されており、上記リードスクリューを小型
モータの出力軸に連結して回転駆動させることによっ
て、被移動体を軸方向に往復移動させる構成になされて
いる。
【0003】このようなネジ送り装置では、被移動体を
往復移動させるために、駆動モータの回転方向を正転・
逆転の各方向に頻繁に切り替えることが行われることか
ら、駆動モータからの発熱量が多い。特に、小型のネジ
送り装置では、駆動モータにフィン等の放熱手段を設け
ることができない場合があるため、駆動モータからの発
熱をいかに逃がすかが大きな問題となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の特に
小型のネジ送り装置においては、駆動モータの放熱が十
分に行われないために、以下のような問題を生じてい
る。 駆動モータからの発熱がリードスクリューに伝わっ
てリードスクリューが伸縮してしまい、テーブル等の被
移動体の位置決め精度が低下する。 駆動モータに設けられた駆動マグネットが加熱され
ることにより、磁力作用がある温度から急激に低下して
しまい、磁気回路に悪影響を与えて駆動モータの駆動特
性を損なう。
【0005】そこで、本発明は、安価で、良好な放熱作
用を得ることにより、位置決め精度及びモータ特性を良
好に維持することができるようにしたネジ送り装置及び
その製造方法を提供することを目的とする。
【0006】上記目的を達成するために、請求項1記載
の発明では、被移動部材に螺合して延在するリードスク
リューと、このリードスクリューを出力軸に連結した駆
動モータと、当該駆動モータの本体胴部を支持するフレ
ームと、を備えたネジ送り装置において、上記フレーム
には、前記駆動モータの本体胴部の外周面に面接触して
駆動モータに発生した熱をフレーム側に放熱させる周面
吸熱部が設けられている。
【0007】また、請求項2記載の発明では、上記請求
項1記載の周面吸熱部が、フレームの壁面から一体的に
突出するように設けられ、当該周面吸熱部における駆動
モータの本体胴部に対する接触面が、駆動モータの本体
胴部の外周面に沿った略円弧状の横断面形状に形成され
ている。
【0008】さらに、請求項3記載の発明では、上記請
求項1記載のフレームには、周面吸熱部に 加えて、駆
動モータの本体胴部の軸方向端面に面接触して駆動モー
タに発生した熱をフレーム側に放熱させる端面吸熱部が
設けられている。
【0009】さらにまた、請求項4記載の発明では、上
記請求項1記載の駆動モータにおける本体胴部の外周面
と周面吸熱部との面接触部に樹脂が介在されている。
【0010】請求項5記載の発明では、上記請求項1記
載のフレームが、アルミニウム、マグネシウム、チタ
ン、ジュラルミン、又はそれらの合金により形成されて
いる。
【0011】また、請求項6記載の発明では、上記請求
項1記載のリードスクリューの先端部分が、フレームに
対して軸移動可能に支持されている。
【0012】さらに、請求項7記載の発明では、上記請
求項1記載のフレームには、被移動体を摺動自在に案内
するガイド軸がリードスクリューと略平行に設けられ、
当該ガイド軸の一端部分が、フレームに対して軸移動可
能に支持されている。
【0013】さらにまた、請求項8記載の発明では、上
記請求項1記載の周面吸熱部を、リードスクリューの軸
方向に向かうエンドミル加工によりフレームの開口と同
時に形成するようにしている。
【0014】このような構成を有する請求項1記載の発
明によれば、駆動モータに発生した熱が、フレームの周
面吸熱部を通してフレーム側に逃がされ、それによって
駆動モータの加熱が防止されてリードスクリューの伸縮
が回避され、被移動体の位置決めが高精度で行われると
ともに、駆動モータの加熱による磁気特性の低下が防止
され、駆動モータの特性が良好に維持されるようになっ
ている。
【0015】このとき、請求項2記載の発明のように、
周面吸熱部をフレームの壁面に対して一体的に設けるよ
うにすれば、当該周面吸熱部による熱伝導が良好に行わ
れることとなり、放熱効率が向上される。
【0016】さらに、請求項3記載の発明のように、周
面吸熱部及び端面吸熱部の双方を通して放熱を行うよう
にすれば、駆動モータの放熱作用がさらに高められる。
【0017】さらにまた、請求項4記載の発明のような
シリコン系樹脂を設ければ、熱伝導が良好に行われるこ
ととなり、放熱効率が向上される。
【0018】請求項5記載の発明のように、フレームに
熱伝導性の良い材質を用いることによっても放熱効率が
向上される。
【0019】また、請求項6記載の発明のように、リー
ドスクリューを軸移動可能とすれば、フレームが熱によ
り伸縮した場合であっても、リードスクリューがフレー
ムに引っ張られて伸縮するような事態が回避されること
となり、被移動体の位置決めが一層高精度に行われる。
【0020】さらに、請求項7記載の発明のように、被
移動体を摺動自在に案内するガイド軸を軸移動可能とす
ることによっても、フレームが熱により伸縮した場合に
おける被移動体の位置決め精度が良好に維持されるよう
になっている。
【0021】さらにまた、請求項8記載の発明のよう
に、周面吸熱部をフレームとともにエンドミル加工によ
り形成すれば、周面吸熱部が効率的に成形されるように
なっている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるネジ送り装
置の実施形態を図面に基いて詳細に説明する。図1及び
図2に示されている実施形態にかかるネジ送り装置にお
いて、中空細長状に 延在する箱状の本体フレーム1内
には、当該本体フレーム1の長手方向一端部分(図示左
端部分)に、駆動モータ収容箱2が一体に設けられてお
り、そのモータ収容箱2内にステッピングモータ等から
なる駆動モータ3が固定されている。
【0023】上記駆動モータ3の出力軸には、長尺状の
リードスクリュー4の一端部分が一体に連結されてい
る。上記リードスクリュー4は、前記モータ収容箱2の
仕切壁5を貫通して本体フレーム1の長手方向に沿って
略水平に延びるように配置されており、当該リードスク
リュー4の延出先端部分(図示右端部分)が、前記本体
フレーム1の反対側の終端壁6に埋設されたボールベア
リング7によって回転自在に支承されている。なお、図
1中の符号1a及び3aは、回転位置検出用のエンコー
ダを示している。
【0024】また、上記モータ収容箱2の仕切壁5と、
この仕切壁5に対して長手方向に対面する上記本体フレ
ーム1の終端壁6との間には、本体フレーム1の長手方
向に沿って延在する一対のガイド軸8,8が略水平に固
定されている。これら一対のガイド軸8,8は、前記リ
ードスクリュー4を中央に挟んだ両側に略平行に配置さ
れており、当該一対のガイド軸8,8に対してテーブル
保持枠10が往復移動自在に装着されている。
【0025】上記テーブル保持枠10は、略直方体状の
ブロック体から形成されており、このテーブル保持枠1
0の幅方向における両側部分には、一対のガイド穴10
a,10aが略平行に穿設されており、これら両ガイド
穴10a,10a内に、前記一対のガイド軸8,8が遊
嵌状態で貫通していることによって、上記テーブル保持
枠10が、本体フレーム1の長手方向に沿って往復移動
自在に支持される構成になされている。
【0026】また、このテーブル保持枠10の幅方向略
中央部分には、上記一対のガイド穴10a,10aと略
平行に延びるようにして、ネジ装着穴10bが貫通形成
されている。このネジ装着穴10b内には、上述したリ
ードスクリュー4のネジ部が螺合するように貫通されて
おり、リードスクリュー4が回転駆動されることによっ
て、テーブル保持枠10の送り動作が行われるようにな
っている。
【0027】次に、図3に示されているように、上記モ
ータ収容箱2の仕切壁5には、駆動モータ3の出力軸
(リードスクリュー4)を挿通させるための開孔5bが
貫通形成されているとともに、この開孔5bを挟むよう
にして、上記一対のガイド軸8,8を支持するための開
孔5cが貫設されている。この仕切壁5は、上記駆動モ
ータ3の前端面が面接触するように配置されており、当
該仕切壁5のモータ接触面5aが、駆動モータ3からの
発熱をフレームに対する端面吸熱部を構成している。
【0028】また、上記仕切壁5に対向する後端壁5d
には、モータ収容箱2内に駆動モータ3を挿入させるた
めの開口2cが、下方から切り欠くようにして形成され
ており、当該開口2cの切欠部に対して電源コネクター
が装着されるとともに、上記開口2cを外側から塞ぐよ
うにして蓋9が装着されている。上記開口2cは、駆動
モータ3における略円筒状本体胴部3bの外周形状に相
当する形状に構成されており、当該開口2cを軸方向に
通すようにして駆動モータ3が、モータ収容箱2内に挿
入されるようになっている。
【0029】このとき、上記蓋9のモータ収容箱2側の
面には、上記開口2cの形状に対応するようにして突部
9aが形成されており、この突部9aが上記開口2cに
対して密着するようにして所定の位置に嵌まり込む構成
になされている。このように、開口2cと突部9aとの
嵌合によって蓋9の取付位置を所定の位置に規制するこ
ととすれば、リードスクリュー4の軸受を蓋9に設ける
場合等において同芯精度を容易に出すことができ都合が
良い。
【0030】さらに、上記本体フレーム1の内壁部のう
ち、前記駆動モータ3の本体胴部3bを両側から挟むよ
うにして立設された両側の壁面部分には、上記駆動モー
タ3における本体胴部3bの外周面に面接触する一対の
周面吸熱部2a,2aが設けられている。これらの一対
の周面吸熱部2a,2aは、駆動モータ3に発生した熱
を本体フレーム1側に放熱させるためのものであって、
上記本体フレーム1からモータ側に突出するようにして
一体に設けられており、駆動モータ3における本体胴部
3bの外周面に接触する面2b,2bを備えている。
【0031】上記接触面2b,2bは、駆動モータ3に
おける本体胴部3bの外周面に沿った略円弧状の横断面
形状に形成されており、上述した仕切壁5の端面吸熱部
5aから後方側に向かって、駆動モータ3における本体
胴部3bと略同一の軸方向長さを備えるように形成され
ている。
【0032】このとき、上記駆動モータ3における本体
胴部3bの外周面と、周面吸熱部2aとの面接触部にお
ける微少隙間には、熱伝導性の良好な樹脂、例えば、シ
リコン系の液体樹脂が注入によって空隙をなくすように
充填されており、上記面接触部における熱伝導性が高め
られるようになっている。上記シリコン系の樹脂として
は、後にモータの取出しを可能とするように、固化する
ことのないゲル状を維持するものを採用することが好ま
しい。
【0033】また本実施形態では、上記本体フレーム1
の材質として、アルミニウム、マグネシウム、チタン、
ジュラルミン、又はそれらの合金等のような熱伝導性の
高い材料が採用されており、本体フレーム1においても
熱伝導が良好に行われる構成になされている。
【0034】このような実施形態にかかる装置において
は、駆動モータ3に発生した熱が、本体フレーム1の周
面吸熱部2a,2aを通して本体フレーム1側に逃がさ
れ、放熱が行われることによって駆動モータ3の加熱が
防止される。その結果、リードスクリュー4の伸縮が回
避されて、被移動体としてのテーブル保持枠10の位置
決めが高精度で行われるとともに、駆動モータ3の加熱
による磁気特性の低下が防止され、モータ特性が良好に
維持されるようになっている。
【0035】このとき、本実施形態では、周面吸熱部2
a,2aを本体フレーム1の壁面に対して一体的に設け
るとともに、周面吸熱部2a,2aの駆動モータ3に対
する面接触部分に熱伝導性の良好なシリコン系樹脂が充
填されているので、周面吸熱部2a,2aによる熱伝導
が良好に行われることとなり、放熱効率が向上されるよ
うになっている。
【0036】さらに、本実施形態では、上述した周面吸
熱部2aに加えて、端面吸熱部5aを通しても同様な放
熱作用が行われるので、駆動モータ3の放熱作用がさら
に高められるようになっている。
【0037】さらにまた、本実施形態では、本体フレー
ム1自体にも熱伝導性の良い材質が用いられているの
で、放熱効率はさらに向上されるようになっている。
【0038】一方、図4に示されている実施形態では、
リードスクリュー4の先端部分が本体フレーム1の終端
壁6に対して軸移動可能に支持されているとともに、上
記リードスクリュー4の先端部分には、軸方向に押圧す
るバネ部材(図示省略)が装着されている。また、前記
ガイド軸8,8の終端部分は、本体フレーム1の仕切壁
5に対して軸移動可能に支持されている。
【0039】このような実施形態によれば、本体フレー
ム1が熱により伸縮した場合であっても、リードスクリ
ュー4及びガイド軸8,8が本体フレーム1に引っ張ら
れて伸縮するような事態が回避されることとなり、被移
動体としてのテーブル保持枠10の位置決めが一層高精
度に行われる。
【0040】一方、上述した実施形態にかかる本体フレ
ーム1のモータ収容箱2を形成するにあたっては、周面
吸熱部2aを本体フレーム1とともにエンドミル加工す
ることが好ましい。すなわち、本体フレーム1の後端側
から、エンドミルを軸方向に押し込むようにして加工を
行えば、当該エンドミル加工によって、本体フレーム1
の開口2cが形成された後に周面吸熱部2aが形成さ
れ、さらに、エンドミルの先端部分によって仕切壁5の
端面吸熱部が同時一体的に加工されることとなり、これ
によって、本体フレーム1のモータ収容箱2が効率的に
成形されることとなる。
【0041】以上、本発明者によってなされた発明の実
施の形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変形可能であるというのは言うまでもない。
【0042】例えば、上記実施形態では、本体フレーム
1の材質としては、上述した実施形態のものに限定され
ることはなく、熱伝導性が良好で熱容量の小さいもので
あれば、同様に採用することが可能である。また、駆動
モータと周面吸熱部との間に充填したシリコン樹脂の代
わりに、他の熱伝導性の良い材料を介在させることも可
能である。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
は、モータ本体胴部の外周面に面接触して、駆動モータ
に発生した熱をフレーム側に放熱させる周面吸熱部をフ
レームに設けることによって、駆動モータに発生した熱
を周面吸熱部を通してフレーム側に逃がし、それによっ
て良好な放熱作用を得るように構成したものであるか
ら、簡易で安価な構造によって、駆動モータの加熱及び
リードスクリューの伸縮を防止し、被移動体の位置決め
を高精度で行うとともに、駆動モータの特性を維持する
ことができ、ネジ送り装置の信頼性を飛躍的に向上させ
ることができる。
【0044】請求項2記載の発明は、周面吸熱部をフレ
ームの壁面に対して一体的に設けることによって周面吸
熱部の熱伝導を良好にしたものであるから、上述した請
求項1記載の効果を一層高めることができる。
【0045】さらに、請求項3記載の発明は、周面吸熱
部及び端面吸熱部の双方を通して放熱を行うことによっ
て、駆動モータの放熱作用をさらに高めるようにしたも
のであるから、上述した請求項1記載の効果を一層高め
ることができる。
【0046】さらにまた、請求項4記載の発明は、駆動
モータと周面吸熱部との面接触部分に樹脂を介在させて
熱伝導を良好に行わせ、放熱効率を高めるように構成し
たものであるから、請求項1記載の効果を一層向上させ
ることができる。
【0047】請求項5記載の発明は、フレームの材質と
して熱伝導性の良い材質を用いることによって放熱効率
を向上させるようにしたものであるから、請求項1記載
の効果をさらに向上させることができる。
【0048】また、請求項6又は7記載の発明は、リー
ドスクリュー又はガイド軸を軸移動可能に支持すること
により、フレームが熱により伸縮した場合であっても、
被移動体の位置決めを一層高精度に行うように構成した
ものであるから、被移動体の位置決め精度をさらに向上
させることができる。
【0049】さらにまた、請求項8記載の発明は、周面
吸熱部を、フレームの加工と同時にエンドミル加工によ
り形成して周面吸熱部を効率的に成形するようにしたも
のであるから、本発明にかかるネジ送り装置を容易かつ
効率的に製造することができ、生産性の向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるネジ送り装置の一実施形態にお
ける構造を表した平面説明図である。
【図2】図1に表したネジ送り装置の側面説明図であ
る。
【図3】本発明の要部構造を表したものであって、
(a)は駆動モータ収容箱の外観斜視説明図、(b)は
(a)におけるB−B線矢視図、(c)は(a)におけ
るC−C線矢視図である。
【図4】本発明にかかるネジ送り装置の他の実施形態に
おける構造を表した部分平面説明図である。
【符号の説明】
2 モータ収容箱 2a 周面吸熱部 3 駆動モータ 4 リードスクリュー 5 仕切壁 5a 端面吸熱部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被移動部材に螺合して延在するリードス
    クリューと、このリードスクリューを出力軸に連結した
    駆動モータと、当該駆動モータの本体胴部を支持するフ
    レームと、を備えたネジ送り装置において、 上記フレームには、前記駆動モータの本体胴部の外周面
    に面接触して駆動モータに発生した熱をフレーム側に放
    熱させる周面吸熱部が設けられていることを特徴とする
    ネジ送り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の周面吸熱部が、フレーム
    の壁面から一体的に突出するように設けられ、当該周面
    吸熱部における駆動モータの本体胴部に対する接触面
    が、駆動モータの本体胴部の外周面に沿った略円弧状の
    横断面形状に形成されていることを特徴とするネジ送り
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のフレームには、周面吸熱
    部に加えて、駆動モータの本体胴部の軸方向端面に面接
    触して駆動モータに発生した熱をフレーム側に放熱させ
    る端面吸熱部が設けられていることを特徴とするネジ送
    り装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の駆動モータにおける本体
    胴部の外周面と周面吸熱部との面接触部に樹脂が介在さ
    れていることを特徴とするネジ送り装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のフレームが、アルミニウ
    ム、マグネシウム、チタン、ジュラルミン、又はそれら
    の合金により形成されていることを特徴とするネジ送り
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のリードスクリューの先端
    部分が、フレームに対して軸移動可能に支持されている
    ことを特徴とするネジ送り装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のフレームには、被移動体
    を摺動自在に案内するガイド軸がリードスクリューと略
    平行に設けられ、当該ガイド軸の一端部分が、フレーム
    に対して軸移動可能に支持されていることを特徴とする
    ネジ送り装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の周面吸熱部を、リードス
    クリューの軸方向に向かうエンドミル加工によりフレー
    ムの開口と同時に形成するようにしたことを特徴とする
    ネジ送り装置の製造方法。
JP33347097A 1997-11-18 1997-11-18 ネジ送り装置及びその製造方法 Pending JPH11153206A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010039405A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Nikon Corp レンズ鏡筒および撮像装置
ES2440080A1 (es) * 2012-07-27 2014-01-27 Shuton, S.A. Módulo de enfriamiento para un dispositivo de movimiento lineal y husillo de bolas
KR101583427B1 (ko) * 2014-08-21 2016-01-07 이동석 리니어 가이드

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