JPH11152313A - プロピレン系ランダム共重合体並びにそれを用いたフィルム及び積層体 - Google Patents

プロピレン系ランダム共重合体並びにそれを用いたフィルム及び積層体

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JPH11152313A
JPH11152313A JP11037898A JP11037898A JPH11152313A JP H11152313 A JPH11152313 A JP H11152313A JP 11037898 A JP11037898 A JP 11037898A JP 11037898 A JP11037898 A JP 11037898A JP H11152313 A JPH11152313 A JP H11152313A
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random copolymer
propylene
temperature
film
mol
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JP11037898A
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English (en)
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Yasushi Seta
寧 瀬田
Yutaka Minami
裕 南
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温ヒートシール性、アンチブロッキング
性、スリップ性に優れたフィルムを得ることができるプ
ロピレン系ランダム共重合体を提供する。 【解決手段】 プロピレンと炭素数が5以上のα−オレ
フィンとのランダム共重合体であって、昇温クロマト
グラフにより測定した主溶出ピーク温度(Tp)とした
場合(Tp−5)℃〜(Tp+5)℃の範囲で溶出する
成分量が70wt%以上であり、昇温クロマトグラフによ
り測定した0℃以下で溶出する成分量が3 wt% 以下であ
るプロピレン系ランダム共重合。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロピレン系ラン
ダム共重合体並びにそれを用いたフィルムおよび積層体
に関するものである。さらに詳しくは、プロピレンと炭
素数が5以上のα−オレフィンのランダム共重合体並び
にそれを製膜したフィルムおよび該共重合体からなる層
を少なくともその一層とする積層体に関するものであ
る。本発明のプロピレン系ランダム共重合体を製膜して
得たフィルムは非常に優れたヒートシール特性を有し、
かつアンチブロッキング性や剛性にも優れている。
【0002】
【従来の技術】結晶性プロピレン系重合体のフィルム
は、その優れた剛性、透明性及び防湿性等を生かして広
く包装用フィルムとして使用されている。通常、フィル
ムはヒートシールにより製袋され、内容物を充填した後
に袋口は再びヒートシールにより閉じられる。近年、こ
れら一連の製袋包装工程は生産性向上のため高速化が計
られており、性質の異なる樹脂を積層した多層フィルム
が広く用いられている。その最外層に用いられる樹脂フ
ィルムには一連の製袋包装工程を高速化するために低温
ヒートシール性が、また、フィルムの巻き返し工程を支
障なく行うためにスリップ性、及びアンチブロッキング
性が要求されている。
【0003】しかし、プロピレン単独重合体のフィルム
は低温ヒートシール性に難点があるため、その改良を目
的としてエチレンや1−ブテンとの共重合が広く行われ
ている。しかし、充分な低温ヒートシール性改良効果を
得るためには多量のエチレンや1−ブテンを共重合させ
る必要があり、その結果としてべとつき成分を多量に副
成してしまい、例えばアンチブロッキング性が大きく低
下したり、ブリード白化による外観不良が起きたりする
欠点が生じるため、従来技術は実用に耐えるものではな
かった。
【0004】また、この問題の解決方法として、べとつ
き成分を不活性溶媒中に溶解させて除去するという方法
も試みられているが、この際に低温ヒートシール性に寄
与する低温融解性結晶成分も除去されてしまうことは避
けがたく、結局、低温ヒートシール性の改良効果は不十
分なものとなっているというのが現状である。また、エ
チレンや1−ブテン以外のα−オレフィン、例えば1−
ヘキセン、1−オクテン、4−メチル−1−ペンテンな
どとの共重合も試みられてきた。しかし、従来の技術で
は、極めて組成分布の広い樹脂しか得ることができず、
アンチブロッキング性や剛性が劣るなどの欠点が生じて
実用に耐えるものではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリプロピ
レンのフィルムが本来有する好ましい特性を損なうこと
なく、優れた低温ヒートシール性、アンチロッキング
性、スリップ性を発揮し、シーラント用途に好適なプロ
ピレン系ランダム共重合体並びにそれを用いたフィルム
及び該共重合体からなる層を少なくともその一層とする
積層体の提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決しようとする手段】本発明者らは上記課題
につき鋭意検討した結果、プロピレンと炭素数が5以上
のα−オレフィンのランダム共重合体並びにそれを製膜
したフィルムおよび該共重合体からなる層を少なくとも
その一層とする積層体が非常に優れたヒートシール特性
を発揮しかつアンチブロッキング性や剛性にも優れてい
ることを見出して、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、以下のプロピレン系
ランダム共重合体並びにそれを用いたフィルム及び積層
体を提供するものである。 (1)プロピレンと炭素数が5以上のα−オレフィンの
共重合体であって、下記の〜を満足するプロピレン
系ランダム共重合体。 昇温分別クロマトグラフの主溶出ピーク温度をTpと
した場合に(Tp−5)℃〜(Tp+5)℃の温度範囲
において溶出する量が70wt% 以上である 昇温分別クロマトグラフの0℃以下の温度範囲におい
て溶出する量が3wt% 以下である (2)共重合体中の炭素数が5以上のα−オレフィン単
位の含有量が0.1mol% 以上、12mol%以下である(1)に
記載のプロピレン系ランダム共重合体。 (3)昇温分別クロマトグラフにより測定した主溶出ピ
ーク温度(Tp)と主溶出ピーク温度の半値幅(Th)
が下記の関係式を満たす(1)または(2)に記載のプ
ロピレン系ランダム共重合体。
【0008】 Tp≦75℃のとき Th≦34−0.4 Tp・・・(1) Tp>75℃のとき Th≦5 ・・・(2) (4)共重合体の立体規則性指標(P)が85 mol% 以上
である(1)〜(3)のいずれかに記載のプロピレン系
ランダム共重合体。 (5)デカリン中において135℃で測定した極限粘度
( [η] )が0.5 〜 3.0デシリットル/gである(1)〜
(4)のいずれかに記載のプロピレン系ランダム共重合
体。 (6)炭素数が5以上のα−オレフィン単位が1−オク
テン、1−ドデセン、1−デセンのいずれかである
(1)〜(5)のいずれかに記載のプロピレン系ランダ
ム共重合体。 (7)上記の(1)〜(6)のいずれかに記載のプロピ
レン系ランダム共重合体を用いて製膜したフィルム。 (8)上記の(1)〜(6)のいずれかに記載のプロピ
レン系ランダム共重合体を少なくともその一層成分とす
る積層体。 (9)上記の(1)〜(6)のいずれかに記載のプロピ
レン系ランダム共重合体を含む繊維、シートまたは成形
体。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明について、以下に詳細に説
明する。本発明のプロピレン系ランダム共重合体は、プ
ロピレンと炭素数が5以上のα−オレフィンの共重合体
であって、下記の〜を満足するプロピレン系ランダ
ム共重合体である。 昇温分別クロマトグラフの主溶出ピーク温度をTpと
した場合に(Tp−5)℃〜(Tp+5)℃の温度範囲
において溶出する量が70wt% 以上である 昇温分別クロマトグラフの0℃以下の温度範囲におい
て溶出する量が3wt% 以下である ここで、プロピレンランダム共重合体の構成単位として
は炭素数が5以上のα−オレフィン単位を含有すること
が必要である。即ち、プロピレン単独重合体ではヒート
シール性が不充分であり、またプロピレンランダム共重
合体の構成単位としてエチレン単位又は1−ブテン単位
ではポリプロピレンの融点を低くする効率が炭素数5以
上のα−オレフィン単位よりも低く、ヒートシール特性
の改良効果が充分ではないからである。
【0010】また、本発明のプロピレン系ランダム共重
合体は昇温分別クロマトグラフにより求めた主溶出ピー
ク温度をTpとした場合に(Tp−5)℃〜(Tp+
5)℃の温度範囲において溶出する量(Wp)が70wt
% 以上であることが必要である。好ましくは、Wpが7
5wt% 以上であり、さらに好ましくは80wt% 以上であ
る。Wpが70wt% 未満の場合、即ち組成分布が広く、
TREF曲線に主溶出ピーク以外のピークが現れたり、
主溶出ピークの裾が高温側、もしくは低温側に大きく延
びている場合である。この場合以下の理由により、好ま
しい範囲から外れる。即ち、主溶出ピークの裾が高温側
に延びている場合もしくは主溶出ピークの高温側に副ピ
ークが現れる場合は、ヒートシール特性が不充分になり
易い。また、主溶出ピークの裾が低温側に延びている場
合もしくは主溶出ピークの低温側に副ピークが現れる場
合は、フィルム、繊維、シート、成形体がべとつき、好
ましくない。
【0011】また、本発明のプロピレン系ランダム共重
合体は昇温分別クロマトグラフの0℃以下の温度範囲に
おいて溶出する量(W0 )が3wt% 以下であることが必
要である。好ましくは2wt% 以下である。さらに好まし
くは1.5wt% 以下である。3wt% を越えるとフィル
ム、繊維、シート、成形体がべとつき、好ましくない。
また、本発明のプロピレン系ランダム共重合体は炭素数
が5以上のα−オレフィン単位の含有量が0.1mol% 以上
でありかつ12mol%以下であることが好ましい。さらに好
ましくは、0.2mol% 以上でありかつ11mol%以下である。
最も好ましいのは、0.3mol% 以上でありかつ10mol%以下
である。0.1mol% 未満では、ヒートシール特性の改良効
果が不充分となる。また、12mol%を越えると共重合体の
結晶性が低下し、剛性が劣る。
【0012】また、本発明のプロピレン系ランダム共重
合体は、昇温分別クロマトグラフの主溶出ピーク温度
(Tp)と主溶出ピーク温度の半値幅(Th)が下記の
関係式を満たすことが好ましい。
【0013】 Tp≦75℃のとき Th≦34−0.4 Tp・・・(1) Tp>75℃のとき Th≦5 ・・・(2) さらに、好ましくは、 Tp≦75℃のとき Th≦33−0.4 Tp・・・(1)' Tp>75℃のとき Th≦4 ・・・(2)' であり、特に好ましくは、 Tp≦75℃のとき Th≦32−0.4 Tp・・・(1)" Tp>75℃のとき Th≦3 ・・・(2)" である。TpとThが上記の関係式の範囲から外れる場
合はヒートシール特性が不充分となる。
【0014】また、本発明のプロピレン系ランダム共重
合体は、13C−NMRで測定したトライアッド単位のア
イソタクチック分率である立体規則性指標(P)が85 m
ol%以上であることが好ましい。さらに好ましくは、9
0 mol% 以上である。特に、好ましくは、95 mol% 以
上である。85 mol% 未満では、共重合体の結晶性が低下
し、剛性が劣る。なお、プロピレン系ランダム共重合体
の立体規則性指標(P)の求め方については実施例の項
において詳細に説明した。
【0015】また、本発明のプロピレン系ランダム共重
合体はデカリン中において135℃で測定した極限粘度
([η])が0.5 〜 3.0デシリットル/gであることが好まし
い。[η] がこの範囲を外れると成形不良現象が起きや
すい。また、本発明のプロピレン系ランダム共重合体は
その融点150℃以下であることが好ましい。さらに好
ましくは、140℃以下である。特に好ましくは130
℃以下である。プロピレン系ランダム共重合体の融点が
この範囲を外れるとヒートシール特性が不充分となる。
さらに、炭素数が5以上のα−オレフィンの含量(α)
を考慮するとTm≦140かつTm≦160−7αの関
係を満たすことが好ましい。より好ましくは、Tm≦1
30かつTm≦155−7αである。さらに好ましく
は、Tm≦120かつTm≦150−7αである。特に
好ましくは、Tm≦115かつTm≦145−7αであ
る。
【0016】上記のプロピレン系ランダム共重合体は、
ポリプロピレンのフィルムが本来有する好ましい特性を
損なうことなく優れたヒートシール特性、アンチブロッ
キング性、スリップ性を発揮し、かつ剛性にも優れシー
ラント用途に好適である。上記のプロピレン系ランダム
共重合体は、実施例に示すような製造方法で重合して得
られるが、これに限定されるものではなく、上記のプロ
ピレン系ランダム共重合体が得られる製造方法であれば
特に制限はない。
【0017】製造に使用する触媒は、メタロセン系遷移
金属化合物に有機アルミニウム化合物あるいはホウ素化
合物等を組み合わせたいわゆるメタロセン触媒が好適で
ある。ここで、メタロセン系遷移金属化合物としては、
例えばIVB族から選ばれる遷移金属化合物、即ちチタニ
ウム、ジルコニウム、ハフニウムに、シクロペンタジエ
ニル基、置換シクロペンタジエニル基、インデニル基、
置換インデニル基、テトラヒドロインデニル基、置換テ
トラヒドロインデニル基、フルオレニル基、または置換
フルオレニル基が1ないし2個結合しているか、あるい
はこれらのうちの二つの基が共有結合で架橋したものが
結合しており、他に水素原子、酸素原子、ハロゲン原
子、アルキル基、アルコキシ基、アリール基、アセチル
アセトナート基、カルボニル基、窒素、酸素、硫黄、
燐、珪素を含む配位子を有するものが挙げられる。
【0018】また、有機アルミニウム化合物としては各
種アルミノキサン化合物が用いられる。特にメチルアル
ミノキサンが好適である。その他にトリメチルアルミニ
ウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミ
ニウム、ジエチルアルミニウムジクロリド等の有機アル
ミニウム化合物と組み合わせて使用してもよい。
【0019】また、イオン化剤としてホウ素化合物が好
適に用いることができる。ホウ素化合物としては、トリ
エチルアンモニウムテトラフェニルボレートのようなト
リアルキル置換アンモニウム塩、あるいはN,N−ジメ
チルテトラフェニルボレートのようなN,N−ジアルキ
ルアニリウム塩、トリスペンタフルオロフェニルホウ素
のようなフェニルホウ素化合物が挙げられる。
【0020】これらのメタロセン触媒及び/又は有機ア
ルミニウム化合物は何らかの担体に担持させて使用する
こともできる。この場合、担体としてはスチレン等の有
機化合物やシリカ、アルミナ等の無機化合物が挙げられ
る。また、予め少量のα−オレフィン、例えばエチレ
ン、プロピレン、1−ブテン、さらには炭素数5以上の
α−オレフィン等で予備重合を行ってから使用すること
もできる。
【0021】プロピレンと炭素数が5以上のα−オレフ
ィンとの共重合は、特に制限されることはなく、塊状重
合、溶液重合、気相重合、懸濁重合等いずれの方法でも
よいし、バッチ式、連続式のいずれでもよい。反応系へ
の各モノマーの供給方法は特に制限されることはなく、
様々な方法で行うことが出来る。反応系中の各モノマー
量比は必ずしも経時的に一定である必要はなく、例え
ば、各モノマーを一定の混合比で供給する方法で行うこ
ともできるし、供給するモノマーの混合比を経時的に変
化させる方法で行うこともできる。また、共重合反応性
比を考慮してモノマーのいずれかを分割添加する方法で
行うこともできる。また、モノマーの量比が一定の混合
ガスを連続的に反応系内に導入し、余剰のガスを排出弁
にて連続的に排出することで反応系中の各モノマーの量
比を一定に保つ方法で行うこともできる。さらに、分子
量調節剤として水素を用いて行うこともできる。
【0022】重合条件は、特に制限されることはなく、
公知の方法と同様の条件を用いることができる。例え
ば、重合温度は通常、−50〜250℃の温度であり、
好ましくは0〜150℃である。重合圧力は常圧から3
00 kg/cm2 G の範囲である。また、重合時間は1分か
ら10時間程度である。本発明のプロピレン系ランダム
共重合体には、常用される酸化防止剤、中和剤、スリッ
プ剤、アンチブロッキング剤または耐電防止剤などを必
要に応じて配合することができる。
【0023】また、本発明のプロピレン系ランダム共重
合体は、溶融押出成形法によりフィルムに製膜できる。
例えば、Tダイキャスト製膜法において、引取速度が50
m/minまたはこれ以上の高速製膜条件においても、厚み
が 10 〜500 μm のフィルムの製膜に好適に使用でき
る。また、前述した好ましい特性を有することから、共
押出製膜法による積層フィルムの製造に際して、その少
なくとも一層としても好適に使用できる。
【0024】製膜法は大型製膜機により高速製膜が実施
されるTダイキャスト製膜法が好ましいが、特にこれに
限らず、溶融押出成形法によりフィルムを製造する方法
であれば、どのような製膜法においても本発明のプロピ
レン系ランダム共重合体は好適に使用できる。以下実施
例にて詳細に説明する。
【0025】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をさらに具
体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。まず、樹脂特性の評価方法、フィルム
の製膜方法及びフィルムの品質の評価方法について、説
明する。 (ア)樹脂特性の評価方法 1) 共重合体中の1−オクテン単位の含有量(α(mol
%)) 及び立体規則性指標(P(mol%)) 共重合体中の1−オクテン単位の含有量(α(mol%))
は、13C−NMRで測定したスペクトルから下記の
(3)式により求めた。
【0026】
【数1】
【0027】また、下記の(4)式により共重合体の立
体規則性指標(P(mol%))を求めた。
【0028】
【数2】
【0029】ここで、、・・・等は、プロピレンと
1−オクテンのランダム共重合体について13C−NMR
により測定したスペクトルのシグナルである。また、I
、I・・・等は各シグナルの強度である。プロピレ
ンと1−オクテンのランダム共重合体について13C−N
MRにより測定したスペクトルのシグナルは、表1に示
した。
【0030】なお、PP連鎖Sαβ炭素のシグナル
は、PP連鎖Tαβ炭素のシグナルと重なって分離が
困難なためPP連鎖Sαβ炭素のシグナル強度で代用
した。13C−NMRスペクトルは日本電子社製のJNM-EX
400 型NMR 装置を用い以下の条件で測定した。 試料濃度:220mg/NMR溶媒 3ml NMR 溶媒 1、2 、4-トリクロロベンゼン/ベンゼン
-d6 (90/10 vol%) 測定音頭 130℃ パルス幅 45 ℃ パルス繰り返し時間 4 秒 積算回数 4000 回 2) 共重合体中の1−ドデセン単位の含有量(β(mol
%)) 及び立体規則性指標(P(mol%)) 共重合体中の1−ドデセン単位の含有量(β(mol%)) は
13C−NMRで測定したスペクトルから下記の(5)式
により求めた。
【0031】
【数3】
【0032】また、下記の(6)式より共重合体の立体
規則性指標(P(mol%))を求めた。
【0033】
【数4】
【0034】ここで、、・・・等は、プロピレンと
1−ドデセンのランダム共重合体について13C−NMR
により測定したスペクトルのシグナルである。また、I
、I・・・等は各シグナルの強度である。プロピレ
ンと1−ドデセンのランダム共重合体について13C−N
MRにより測定したスペクトルのシグナルは、表2に示
した。
【0035】なお、PP連鎖Sαβ炭素のシグナル
は、PP連鎖Tαβ炭素のシグナルとまたPP連鎖
Sαβ炭素のシグナルは1−ドデセン単位の側鎖メチレ
ン炭素のシグナルと重なって分離が困難なためPP
鎖Sαα炭素のシグナル強度で代用した。 3) 共重合体中の1−デセン単位の含有量(γ(mol%))
及び立体規則性指標(P(mol%)) 共重合体中の1−デセン単位の含有量(γ(mol%)) 及び
立体規則性指標(P(mol%))は、表2の代わりにプロピ
レンと1−デセンのランダム共重合体について 13C−N
MRで測定したスペクトルのシグナルを示した表3を用
いたこと以外は2)と同じにして求めた。
【0036】なお、PP連鎖Sαβ炭素のシグナル
は、PP連鎖Tαβ炭素のシグナルまたPP連鎖S
αβ炭素のシグナルは1−デセン単位の側鎖メチレン炭
素のシグナルと重なって分離が困難なためPP連鎖S
αα炭素のシグナル強度で代用した。 4) 共重合体中のエチレン単位の含有量(δ(mol%)) 及
び立体規則性指標(P(mol%)) 共重合体中のエチレン単位の含有量(δ(mol%)) は、13
C−NMRで測定したスペクトルから下記の(7)式に
より求めた。
【0037】
【数5】
【0038】ここで、S及びEはそれぞれ、 S=IEPE + IPPE + IEEE + IPPP + IPEE + IPEP E=IEEE + 2/3(IPEE + IEPE ) + 1/3(IPPE + I
PEP ) であり、また IEPE =I(12) IPPE =I(15) +I(11) +(I(14)−I
(11))/2 +I(10) IEEE =I(18)/2+ I(17)/4 IPPP =I(19) +(I(6) +I(7))/2 +I
(3) +I(13) +I(11) +(I(14)−I
(11))/2 IPEE =I(20) IPEP =(I(8)+I(9)−2 ×I(11))/4 +
I(21) である。また、下記の(8)式より共重合体の立体規則
性指標(P(mol%))を求めた。
【0039】
【数6】
【0040】ここで、Im及びIはそれぞれ、 Im=I(22) I =I(22) +I(23) +I(24)−{( I
(8)+I(9))/2 + I(10) +3/2 ×I(11)
+I(12) +I(13) +I(15)} である。
【0041】ここで、(1)、(2)・・・等は、プロ
ピレンとエチレンのランダム共重合体について13C−N
MRにより測定したスペクトルのシグナルである。ま
た、I(1)、I(2)・・・等は各シグナルの強度で
ある。プロピレンとエチレンのランダム共重合体につい
13C−NMRにより測定したスペクトルのシグナル
は、表4に示した。
【0042】5) 共重合体中の1−ブテン単位の含有量
(δ(mol%)) 及び立体規則性指標(P(mol%)) 共重合体中の1−ブテン単位の含有量(δ(mol%)) は、
13C−NMRで測定したスペクトルから下記の(9)式
により求めた。
【0043】
【数7】
【0044】また、下記の(10)式より共重合体の立
体規則性指標(P(mol%))を求めた。
【0045】
【数8】
【0046】ここで、、・・・等は、プロピレンと
1−ブテンのランダム共重合体について13C−NMRに
より測定したスペクトルのシグナルである。また、I
、I・・・等は各シグナルの強度である。プロピレ
ンと1−ブテンのランダム共重合体について13C−NM
Rにより測定したスペクトルのシグナルは、表5に示し
た。
【0047】なお、PP連鎖Sαβ炭素のシグナルは
P連鎖Sαβ炭素のシグナル強度で代用した。 6) 昇温分別クロマトグラフ(TREF)の主溶出ピー
ク温度(Tp)、主溶出ピーク温度の半値幅(Th)、
0℃における溶出量(W0 )及び(Tp−5)℃〜(T
p+5)℃の温度範囲において溶出する量(WP ) プロピレンランダム共重合体について下記の装置、操作
法及び測定条件により測定して得た昇温分別クロマトグ
ラフ(TREF)から求めた。 Tp:溶出曲線における主溶出ピークのピークトップ温
度 Th:主溶出ピークにおいて、Tpより高温側でTpに
おける溶出量の1/2の溶出量になる温度T1 とTpよ
り低温側でTpにおける溶出量の1/2の溶出量になる
温度T2 の差 W0 : カラム温度が0℃において充填剤に吸着されない
で溶出する成分の全体に対する重量分率(%) WP : (Tp−5)℃〜(Tp+5)℃の温度範囲にお
いて溶出する成分の全体に対する重量分率(%)ア )操作方法 試料溶液を温度135℃に調節したTREFカラムに導
入し、ついで速度5℃/hrにて徐々に0℃まで降温
し、試料を充填剤に吸着させる。その後カラムを速度4
0℃/hrにて135℃まで昇温し、溶出曲線を得た。イ )装置 TREFカラム :GLサイエンス社製 シリカゲルカラム(4.6 φ×150mm) フローセル :GLサイエンス社製 光路長 1 mm KBr セル 送液ポンプ :センシュウ科学社製 SSC-3100ポンプ バルブオーブン :GLサイエンス社製 MODEL554オーブン TREFオーブン:GLサイエンス社製 二系列温調器 :理学工業社製 REX-C100温調器 検出器 :液体クロマトグラフィー用赤外検出器 FOXBORO社製 MIRAN 1A CVF 10方バルブ :バルコ社製 電動バルブ ループ :バルコ社製 500μリットルループ ウ )測定条件 溶媒 :o−ジクロルベンゼン 試料濃度 :7.5g/リットル 注入量 :500μリットル ポンプ流量 :2.0ミリリットル/min 検出波数 :3.41μm カラム充填剤 :クロモソルブP(30〜60メッシュ) カラム温度分布 :±0.2℃以内 7) デカリン中において135℃で測定した共重合体の
極限粘度([η〕デシッリトル/g) (株)理合社のVMR−053型自動粘度計を用いデカ
リン溶媒中135℃にて測 定した。 8) 示差走査型熱量計で測定した共重合体の融点(Tm
( ℃)) 示差走査型熱量計(パーキンエルマー社製 DSC7)
を用いて、あらかじめ試料 10 mgを窒素雰囲気下230 ℃
で3 min 溶融した後、 10 ℃/minで 0 ℃まで降温す
る。この温度で3 min 保持した後、 10 ℃/minで昇温さ
せて得られた融解吸熱カーブの最大ピークのピークトッ
プを融点とした。 (イ)フィルムの製膜方法 以下の実施例及び比較例で得たプロピレン系ランダム共
重合体及びプロピレン重合体のペレットから、塚田樹機
製作所製 20 mmφ成形機を用い、膜厚 30 μmのフィル
ムを以下の成形条件で製膜した。
【0048】 T ダイ出口樹脂温度:192 ℃ チルロール温度 : 28 ℃ 引取速度 :6.0 m/min (ウ)フィルムの品質の評価方法 フィルムの品質は製膜後、40°C ×24時間のエージング
処理を行ってから、温度23±2 ℃、湿度50±10%で、 1
6 時間以上状態調節した後、同じ温度、湿度条件下に
て、測定を行った。 1) ヒートシール特性 JIS K−1707に準拠して測定した。融着条件を
以下に記す。なお、ヒートシールバーの温度は表面温度
計により較正されている。シール後、室温で一昼夜放置
し、その後室温で剥離速度を 200 mm/min にしてT型剥
離法で剥離強度を測定した。ヒートシール温度は剥離強
度が300 g/15mmになる温度をシール温度−剥離強度曲線
から計算して求めた。
【0049】 シール時間:1 sec シール面積:15mm×10 mm シール圧力:2.0 kg/cm2 シール温度:ヒートシール温度を内挿できるように数
点。 2)アンチブロッキング性 長方形(30cm x 15cm) のフィルムを接着面積が10cm x 1
0cm の治具にそれぞれ固定し以下の条件で密着させた後
の引剥強度により評価した。
【0050】密着条件1 温度:60℃、時間:3時間、荷
重:36 g/cm2 、面積:10cm x 10cm 密着条件2 温度:50℃、時間:1週間、荷重:15 g/cm
2 、面積:10cm x 10cm 引剥試験の条件は次のとおりで
ある。
【0051】 テストスピード : 20 mm/min ロードセル : 2 kg 3)スリップ性 フィルムを張ったスレットを、フィルムを張ったガラス
板の上に静置した後、ガラス板を傾けていきスレットが
滑り出したときの傾き角θのtanで評価する。東洋精
機製作所製の摩擦角測定機を用い、以下の条件にて測定
した。
【0052】 測定面 :金属ロール面/金属ロール面 傾斜速度 :2.7 °/sec スレッド重量 :1 kg スレッド断面積:65 cm2 面間圧力 :15 g/cm2 4)透明性(ヘイズ) JIS K7105に従い測定した。 5)引張弾性率 JIS K7127に準拠した引張試験により以下の条
件にて測定した。
【0053】 クロスヘッド速度:500mm/分 ロードセル :10Kg 測定方向 :マシン方向(MD) 〔実施例1〕内容積 10 リットルのステンレス製オートクレ
ーブにn−ヘプタン 5.0 リットル 、トリイソブチルアルミ
ニウム 6mmol 、1−オクテン 500 ミリリットルを投入し、
テトラキスペンタフルオロフェニルボレートジメチルア
ニリニウム塩 40μmol 、及びラセミ−ジメチルシリル
−ビス−2 −エチル− 4,5−ベンゾインデニルジルコニ
ウムジクロライド 20 μmol を仕込み、40℃に昇温し、
全圧で8 .0Kg/cm2-Gまでプロピレンガスを導入し、重を
開始した。重合中に圧力が一定になるように調圧器によ
りプロピレンを供給した。3 時間後、内容物を取り出
し、減圧下、乾燥することにより共重合体を得た。
【0054】上記のようにして得たプロピレン系共重合
体パウダーに以下の添加剤を処方し、混練機にて押出造
粒した。 1) 酸化防止剤 チバガイギー社製のイルガノックス1010:1000 ppm 及びチバガイギー社製のイルガフォス168:1000 ppm 2) 中和剤・・・・・・・・・ステアリン酸カルシウム:1000 ppm 3) アンチブロッキング剤・・・・・・・・ シリカ系:1800 ppm 4) スッリプ剤・・・・・・・・・・ エルカ酸アミド: 500 ppm こうして得たプロピレン系ランダム共重合体ペレットの
樹脂特性を上記の(ア)の方法で評価した。また、上記
の(イ)の方法で製膜し、そのフィルム品質は(ウ)の
方法で評価した。その結果は表6に示す。 〔実施例2〕重合温度を40℃から50℃に変更し、さらに
n−ヘプタンの代わりにトルエンを使用した以外は全て
実施例1と同じにして行った。結果を表6に示した。 〔実施例3〕1−オクテンの代わりに1−ドデセンを50
0 ミリリットルを投入して重合した以外は実施例1と同じにし
て行った。結果を表6に示した。 〔実施例4〕1−オクテンの代わりに1−デセンを500
ミリリットルを投入して重合した以外は実施例1と同じにして
行った。結果を表6に示した。 〔比較例1〕1−オクテンの代わりに1−ブテンを500
ミリリットルを投入し、さらに重合温度を40℃から50℃に変更
して重合した以外は実施例1と同じにして行った。結果
を表6に示した。 〔比較例2〕内容積 10 リットルのステンレス製オートクレ
ーブにトルエン 6.0 リットル 、トリイソブチルアルミニウ
ム 6mmol 、テトラキスペンタフルオロフェニルボレー
トジメチルアニリニウム塩 20μmol を仕込み、50℃に
昇温し、容量比でエチレン/プロピレン=10/100 の混合
ガスを全圧で7 .0Kg/cm2-Gまで導入した。
【0055】ここで(1、2'- エチレン)(2 、1'- エチレ
ン)-ビス( インデニル ) ハフニウムジクロライド 5 μ
mol を加え、重合を開始した。重合中に圧力が一定にな
るように調圧器によりプロピレンを供給した。3 時間
後、内容物を取り出し、減圧下、乾燥することにより共
重合体を得た。共重合体の製造以外は全て実施例1と同
じに行った。結果を表6に示した。 〔比較例3〕エチレン/ プロピレン混合ガスの組成比
(容量比)をエチレン/ プロピレン=6/100 とした以外
は全て比較例2と同じに共重合体の製造を行った。共重
合体の製造以外は全て実施例1と同じに行った。結果を
表6に示した。 〔参考例〕市販されているLL(出光モアテックV03
98CN)に実施例1と全く同じ添加剤処方を行い、実
施例1と同じに評価した。結果を表6に示した。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】
【表3】
【0059】
【表4】
【0060】
【表5】
【0061】
【表6】
【0062】
【表7】
【0063】
【表8】
【0064】
【発明の効果】本発明により、ポリプロピレンのフィル
ムが本来有する好ましい特性を損なうことなく、特に低
温ヒートシール性、アンチブロッキング性、スリップ性
に優れたィルムを得ることができるプロピレン系ランダ
ム共重合体を提供することができる。また、これを用い
てなるフィルムは、上記の好ましい特性を有することか
ら、ラミネートや共押出した積層フィルムのシーラント
層として好適に使用可能である。さらに、繊維、発砲体
や各種の成形体用途にも好ましく使用できる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロピレンと炭素数が5以上のα−オレ
    フィンの共重合体であって、下記の〜を満足するプ
    ロピレン系ランダム共重合体。 昇温分別クロマトグラフの主溶出ピーク温度をTpと
    した場合に(Tp−5)℃〜(Tp+5)℃の温度範囲
    において溶出する量が70wt% 以上である 昇温分別クロマトグラフの0℃以下の温度範囲におい
    て溶出する量が3wt% 以下である
  2. 【請求項2】 共重合体中の炭素数が5以上のα−オレ
    フィン単位の含有量が0.1mol% 以上、12mol%以下である
    請求項1に記載のプロピレン系ランダム共重合体。
  3. 【請求項3】 昇温分別クロマトグラフにより測定した
    主溶出ピーク温度(Tp)と主溶出ピーク温度の半値幅
    (Th)が下記の関係式を満たす請求項1または請求項
    2に記載のプロピレン系ランダム共重合体。 Tp≦75℃のとき Th≦34−0.4 Tp・・・(1) Tp>75℃のとき Th≦5 ・・・(2)
  4. 【請求項4】 共重合体の立体規則性指標(P)が85 m
    ol% 以上である請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    プロピレン系ランダム共重合体。
  5. 【請求項5】 デカリン中において135℃で測定した
    極限粘度([η])が0.5 〜 3.0デシリットル/gである
    請求項1〜請求項4のいずれかに記載のプロピレン系ラ
    ンダム共重合体。
  6. 【請求項6】 炭素数が5以上のα−オレフィン単位が
    1−オクテン、1−ドデセン、1−デセンのいずれかで
    ある請求項1〜請求項5のいずれかに記載のプロピレン
    系ランダム共重合体。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
    プロピレン系ランダム共重合体を用いて製膜したフィル
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
    プロピレン系ランダム共重合体を少なくともその一層成
    分とする積層体。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
    プロピレン系ランダム共重合体を含む繊維、シートまた
    は成形体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011093259A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Mitsui Chemicals Tohcello Inc 二軸延伸積層ポリプロピレンフィルム
US8188189B2 (en) 2008-04-24 2012-05-29 Sumitomo Chemical Company, Limited Resin composition
JP2014019858A (ja) * 2012-07-24 2014-02-03 Mitsubishi Plastics Inc 粘着シート基材用樹脂フィルム及び粘着シート

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JP2011093259A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Mitsui Chemicals Tohcello Inc 二軸延伸積層ポリプロピレンフィルム
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